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元スレ音無「やべ、煙草切らしちまったぜ」
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音無「後さっきの話だが俺はもう天使とは関わらない」
大山「えっ、彼女って音無くんの仲間じゃないの?」
音無「ヴァーカ、独りで可哀想だったから生徒会長に復帰するまで仲間にしてやってただけだっての、なぁ?」
椎名「…む(それは悪態か?本音なのか?)」
日向「うわっ、ひっでぇ!ひっでぇよお前!」
音無「今更何言ってんだテメェ?」
ゆり「…(本当かしら?何か、怪しいわね)」
音無「(悪いが俺はお前らを成仏させるつもりは毛頭ねぇ。幸せは自分で見つけなタコ共)」
音無「(生徒会長に復帰するまでは手伝ってやった。コイツらをどう成仏させるかはテメー次第だぜ、奏)」
コンコン
コンコン
大山「ん?誰かな?」
ゆり「日向くん開けてあげて」
日向「えー何で俺がー!?」
ゆり「ほら、早く」
日向「しっかたねーなぁ」ガタッ
音無「(やべっ、教師共なら煙草が見つかったら面倒だな)」
音無「ちょっとまて日向」ガシッ
日向「ん?」
音無「俺が開けてやるから座ってろ。ついでにこの煙草持ってろ」ポイ
日向「うわっ、火ぃついてるし!」
ガララッ
音無「誰だ?」
ユイ「はーい、ユイにゃんでーす!」
ピシャッ!
日向「ん?誰だったんだ?」
音無「悪いな…煙草の吸いすぎか、幻覚か何かが見えた」
ユイ「ゴルァァァァ!何で閉めんじゃーいぃぃ!」ガラガラカラ
音無「何だよ、ここはテメェのような犯罪とは無縁のちんちくりんが来る場所じゃねぇぞ?」
ユイ「みんな何の犯罪したんですか?」
大山「別に犯罪ってほどじゃ…」
音無「んで何か用事かよ?」
ユイ「そうそう、先輩に用事があるんですよ」
音無「は?俺にか?」
ユイ「ちょっと来てください」グイグイ
音無「お前ら反省文進んでる?」スタスタ
ユイ「ちょっとちょっと!」ズルズル
音無「あんだよ、まだ居たのかよ?はよ体育館行けよ?」
ユイ「だからあんたに用があるんじゃぁっ!」
音無「テメェの用なんてロクな用じゃねーだろ、日向連れてけよ」
日向「今反省文書いてますから!」カリカリ
ユイ「いや別に先輩じゃくてもいいことはいいんですけど…」
音無「校長室にバカとかJKとか藤…何とかもいるだろ?」
ゆり「それ野田くんとTKと藤巻くんのこと?」カリカリ
ユイ「あの人達じゃ絶対不安なんですよー」グイグイ
音無「しつけーなぁ、諦めろよ」
ゆり「行ってやったらどう?」
音無「はぁ?」
ゆり「どうせ暇なんでしょう?」
音無「暇だけどよ…どうせ『私のギターと歌を聞いてっ☆』とか言い出すに決まってらぁ」
ユイ「私の声だ!」
日向「(その強面でユイの声はヤメロっ!)」ゾクッ
ゆり「分かってるなら話は早いでしょ」
大山「この中で唯一手が空いてるのは君だけなんだ」
音無「あぁ?それなら椎名も…」
椎名「すまない、子犬達に餌をあげる時間なんだ」シャッ
日向「うお、逃げたっ!」
音無「餌もクソもよ…その子犬とやらはぬいぐるみじゃねぇのか椎名ゴルァ!」
―学習練A・空き教室―
ひさ子「で、何でコイツなんだよ」
音無「俺だってテメェらの歌を聞きたくて来たわけじゃねぇし!」
ひさ子「何だとぉ?!」
関根「わー、音無さんだー」ピコピコ
入江「…しおりん、その頭のアンテナどうなってんの?」
ユイ「まぁまぁ、ひさ子先輩落ち着いてくださいよ。音無さんも」
ひさ子「お前のギターがヨレヨレなのを認めないから他の奴に聞いてもらうってことになったんだが」
関根「音無さん音楽分かるんですか?」
音無「いや、全く分からん。この尻尾女にに無理やり連れてこられた」グイッ
ユイ「ちょ、尻尾引っ張らないでください!この人セクハラです!」
音無「チッ」パッ
ユイ「うう…。で、でも先輩前に屋上で岩沢さんのギター弾いてましたよね?」
ひさ子「ん?お前ギター弾けるのか?」
音無「バレた?俺さ、実は弾ける……わけねーだろ」
ユイ「うそですよ!前に弾いてたの見ましたよ私ー」
音無「あんな弾いた内に入るか。ただ単に岩沢の真似をしただけにすぎねぇ」
ひさ子「…いや、岩沢の真似をできるだけで充分凄いんだけどさ」
音無「早い話とりあえず聞けゃいいんだろ?じゃあ早く弾いた弾いた」
ユイ「ふー。ったく、やっと聞く気になったか」
音無「あぁ?」ガシッ
ユイ「嘘です。すいませんでした。だから尻尾を引っこ抜こうとしないでください」
ひさ子「スタンバイオーケー」ザッ
ユイ「それじゃあ、いきますよ!」
~♪~♪
~♪~♪~♪
音無「(さてはて、ひさ子はユイのギターがヨレヨレと言ってるが俺には全く分からん)」
音無「(て言うかト音記号さえも岩沢に会うまでは知らんかったし)」
ジャジャーン♪
ユイ「どうでしたか先輩?良かったですか?」
音無「ん?あ…(やべぇ、まともに聞いてなかったから応えようがねぇ)」
ひさ子「どうなんだよ?」
音無「相変わらず殺人的なりふ捌きだ」
ひさ子「あたしじゃなくてユイにだよ」
音無「…まぁ、アレだ。お前ギター向いてねーんじゃねーの?」
ユイ「えぇー!何で何で!?」
ひさ子「ほら見ろ、コイツもそう言ってる」
関根「へー、やっぱり音無さん音楽分かるんだね」
入江「(本当にそうかなぁ?適当に言っただけのような…)」ジー
音無「100年たったら出直してきな。そしたらまた見てやるよ」
ユイ「わかりましたよっ!ユイにゃんは帰って頭冷やしてきます!」ダッダッ
関根「あっ、ユイ!」
音無「(あらま、風格見せるつもりがマジで帰りやがったよ)」
ひさ子「ほっとけほっとけ。また明日になったらいつもみたいになってるさ」
関根「だよね」
入江「でもボーカルのユイがいないとバンド成り立たないよ?」
ひさ子「まぁ、そうだが。今日は天気も良くないし、あんま気分が乗らないから解散しとくか」
関根「やりぃ!」
入江「そうですね。また明日にでも調整していましょう」
関根「音無さん、これからご飯でも…ってあれ?」
入江「音無さんならユイを追いかけてったよ」
関根「あーあ、これからみんなでご飯でもと思ったのに」ガックリ
ひさ子「何だお前、そんなにあのバカ丸だしのヤンキーに入れ込んでるのか?」
関根「え?だって他の人よりカッコいいじゃないですか」
ひさ子「お前の感性がわからない」
―学習練B・廊下―
ユイ「音無さんのバカやろー!ろくでなしー!」ダダダ
音無「おい待て、さっきの話だが…。それに人の悪口言いながら走るな」シュタタ
ユイ「うわ来たっ!」ダダダ
音無「にゃろう…俺から逃げ切れると思うなよ!」シュバババ
―夕方・グラウンド階段―
カァー
カァーカァー
音無「くそっ、あのバカに付き合ってたらもう夕方かよ。雨があがったのはいいがユイの奴どこに行きやがった?」
ガシッ
音無「…?」
ユイ「ぬぐぐぐ!」グイグイ
音無「…なにやってんだお前」
ユイ「いや、音無さんにジャーマンスープレックス決めようと」グイグイ
音無「いや無理あんだろ」
ユイ「ダメかぁ、ここで音無さんに一矢報いることができると思ったのに」パッ
音無「仮にできたとしてもその後俺がお前にジャイアントスイングしてたからな。命拾いしたぞお前」
ユイ「はいはい…で、私に何か用事があったんですよね?」
音無「そーだよ。ったくちょこまかと逃げやがって」
ユイ「ギターの説教ならもう聞きましたけど?」
音無「いや、あれ実はわかんなかったから全部適当に言ったことだし」
ユイ「はいは…い?」
ユイ「はぁっ!?」
音無「あの状況で聞いてませんでしたーとか言えなかったしよ」ポリポリ
ユイ「なんだ、私本当にそこまでギターの才能無いのかと思って内心ショックだったんですよ」
音無「才能があると言ったわけじゃねーよ。少なくともひさ子の言っていたことは本当だろ」
ユイ「でもでも!岩沢さんはギターもボーカルもできてましたよ!」
音無「アホ、岩沢は生前からずっと音楽に打ち込んでたクチだからだろ?それともお前も音楽でもしてたのか?」
ユイ「……ったよ」
音無「あ?」
ユイ「…できなかったよ、音楽なんて」
音無「…あー、やっぱりお前も家庭の事情とか言うヤツ?」
ユイ「いいえ、私の家族はどこにでもあるような家庭の一つでしたよ…私を除いては」
音無「お前を除いては?」
ユイ「小さい頃に交通事故にあっちゃって…身体が自由に動かなくなっちゃったんだ」
音無「え?(とてもそんな暗い過去があったようには見えなかったぞ)」
ユイ「お母さんに自分の世話をしてもらうだけで精一杯だったから。とてもじゃないけど音楽なんてできなかった…」
音無「…悪い。過去を聞くつもりはなかった」
ユイ「大丈夫!…じゃなかっけど、身体は動かせなくてもテレビとかで音楽番組はよく見てましたから!」
音無「じゃあ、死ぬ前はバンドに憧れてたのか」
ユイ「いえ。バンドは生前にやりたいことの一つでした」
音無「?」
ユイ「この世界に来たとき、岩沢さんの演奏を聞かせてもらってすっごい感動したんです」
音無「そうだろうな」
ユイ「それでまず、この世界で真っ先にバンドをやろうって思ったんです」
音無「そんであん時はガルデモの追っかけやってたわけか」
ユイ「岩沢さんといつかツインボーカルしたいなぁ、とか思ってたんですけど…流石にそれは贅沢すぎですから」
音無「ガルデモに入れただけで満足だったってか?」
ユイ「そうですね。あの時は嬉しくてたまりませんでしたよ」
音無「ほぅ、満腹になったら消えかねないこの世界においてよく成仏しないですんだな」
ユイ「そりゃまだまだ、たーくさんやりたいこと残ってますから!」
音無「身体が動かせんかった分、気持ちは分からんでもないが…例えば?」
ユイ「スポーツ!」
音無「スポーツ?野球とかサッカー?」
ユイ「野球ではホームラン、サッカーではマラドーナの5人抜きが夢なんだ」
音無「そうは言ってもお前運動神経ゼロだろ。多分その夢はかなわないぜ」
ユイ「むー」
音無「そうむくれるな。つまりそれまでお前はどんなに幸せな気分になっても消えないってことなんだからよ」
ユイ「スポーツの他にもプロレスとかの格闘技もありますよ」
音無「お前…自分のこと、もう一度よく見直した方がいい」
ユイ「パーフェクトなユイにゃんのどこを見直せと?」
音無「仮にテメェが生前身体を動かせていたとしても、プロレスはお前の体系を考えて常識的に『ムリ』だ」
音無「まぁ、女子プロのビギナーコースならなんとかなったんじゃね?」
ユイ「目指してるのはそんなチャチなプロレスじゃありませんよ!さっきみたいなジャーマンスープレックスの応酬…」
音無「無理なもんは無理!ジャーマンスープレックスを使える奴と戦うことになった時点でお前は既に死んでいる」
ユイ「私もジャーマンスープレックスを使えれば勝機はありますよ」
音無「さっき俺を相手にできなかったじゃねぇか…しかも不意打ちという」
ユイ「音無さんは背が高いからやりにくいんですよ」
音無「(高くなかったらマジで投げてたのか…)」
ep9からep10にそのまま入る形となりました。
描写不足のとこがあったらご指摘願います(.. )
描写不足のとこがあったらご指摘願います(.. )
ABって本当にいらつくな。過去自慢アニメだろ?アフリカの子供に謝れカス
なんでアフリカに話が広がるのか分からんがABはキャラ人気が大半なんだろうな
もともと、ギャルゲーでいう共通ルートから天使ルートと考えれば他のキャラの過去の話しはないのは当然。
確か作者も最初からそのつもりで作ったみたいな
確か作者も最初からそのつもりで作ったみたいな
音無「気長に頑張れや」ザッ
ユイ「ちょっ、どこ行くんですか!」
音無「疲れた。帰る」ザッザッ
ユイ「ジャーマンスープレックスは?」
音無「気長にやれって言っただろ」
ユイ「そんなこと言っても一人でどうしろっていうんですかっ!」
音無「あ?木でも引っこ抜いて練習してろよ」
ユイ「そんな力があるならとっくに音無さんを投げれてますから」
音無「一つ言っていいか?」
ユイ「はい?」
音無「だいたいお前のやりたいことを一個一個消して行ってたらお前いつか消えちまうんだぜ?」
ユイ「うっ…」
音無「その点分かってるか?」
ユイ「そりゃあ…ユイにゃんだって馬鹿じゃありませんし分かってますよ」
音無「いや馬鹿だろ」
ユイ「その辺は置いといて、私だってまだ成仏したくないですよ」
音無「なら…」
ユイ「確かにまだガルデモで演奏したいし先輩達とワッショイしたいです。でもやりたいことをずっとやれないのは…」
音無「苦痛か?」
ユイ「…ちょっと」
音無「バンドだけじゃダメなのかよ」
ユイ「バンドはやりたいことの一つでしたから」
音無「ふー…言っちゃ悪いがワガママだよなぁ、お前」
ユイ「そんなの私が一番分かってます」
ユイ「お母さんには本当に迷惑かけたなー」
音無「本当にそうだな」
ユイ「えっ?」
音無「お前さ、どうせ飯を食わせてもらっては寝るの繰り返しだったんだろ?」
ユイ「そうですけど、そんな言い方…」
音無「答えろ、お前は何のために生きてたんだよ?」
ユイ「それは…生きてれば楽しいことが見つかるかもしれないじゃないですか」
音無「外出するどころか身の回りの世話さえ自分でやれない身体で?」
ユイ「…さっきから何が言いたいんですか?」
音無「はっきり言ってやろうか?ようするにお前は『お荷物』だったんだよ」
ユイ「…っ!」
音無「これは流石のお前でも意味が分かるよな?」
ユイ「先輩の人でなしっ、先輩のかバカぁぁぁぁっ!」ダダダッ
音無「……」
音無「(あー、これで流石にもう俺には近づかないだろ)」
音無「(あいつと居るとあいつのやりたいことをこなしていっちまって結果的にユイを成仏させかねんからな)」
音無「まぁ、もう大丈夫だろ」
?「おいっ!」
音無「あ?誰だよ」クルッ
日向「お前、ユイに何を言ったんだよ…?」
音無「何だお前ずっと居たのかよ?盗み聞きでもしてたのか?」
日向「質問してるのはこっちだ!ユイに何を言ったんだ?…あいつ泣きながら走ってったんだぞ?」
音無「冷たく突き放してやった。以上」
日向「冷たくって…音無、ユイがお前になついてるの知ってたよな?」
音無「知るかそんなモン。五月蝿いのが居なくなってセーセーしたわ」
日向「テメェっ!」ガッ
音無「…俺とやる気か?」
日向「ああ!ぶっ飛ばしてやるよ!」
音無「そうか」クリンッ
日向「うおわっ!」グルンッ
ドシャアッ!
日向「つって…」
音無「じゃ、後百年したら来いよ」スタスタ
日向「ま…待てよ!」ザッ
音無「ま、しつけーのは嫌いじゃねーが…」クルッ
日向「音無ぃ!」
音無「容赦しねーぞ」バキイッ
日向「ぐはっ!」フラッ
ゴロゴロゴロゴロ
ドサッ!
音無「おー、見事に階段落ちてったな」
音無「来いよ。まだやれんだろ」クイクイ
日向「くそっ!やってやんよ!」バッ
奏「何してるの?あなた達」
音無「!」
日向「天使っ!?」
奏「下校時間はとっくに過ぎてるわ。それとも喧嘩でもしてるの?」
音無「テメェには関係ねーよ。失せろ」
奏「生徒同士の喧嘩を止めるのも私の仕事だから」
日向「別に喧嘩じゃねーよ。ちょっとした口論だ」
奏「口論でそんな傷作るのかしら?」
音無「コイツが階段からずっこけたんだよ」
奏「それ、本当?」
日向「ああ」
奏「…分かったわ。じゃあ下校時間過ぎてる早く帰ってね」
音無「お前もな」
日向「おい音無!」
音無「あぁ?」
日向「また話聞きに行くからよ」
音無「ハッ」
日向「あばよ…」ザッ
音無「お前は帰らねーのか?」
奏「結弦を見送ってから帰る」
音無「オイオイ、そこまでおせっかいされなくても大丈夫だっつの」
奏「ダメ」ガシッ
音無「おい掴みむって」
奏「もう日が暮れるから」グイグイ
音無「前から思ってたんだが何でお前こんなに力強ぇの?」ズルズル
奏「…オーバードライブはパッシブだから」
音無「わけわかんねぇこと言いやがって。離せっ!」バッ
奏「…」ピタ
音無「自分のことぐらいできらぁ。んじゃ、あばよ」
>>694
気のせいやろッッッ
気のせいやろッッッ
―夜―
音無「寮に帰ってもやることねーしなー。かと言って誰かと会いたくはねーし」
鈴虫A「リ-ンリンリン」
鈴虫B「リ-ンリンリン」
音無「…うぜぇ」
鈴虫C「リ-ンリンリン」
鈴虫D「リ-ンリンリン」
音無「だぁーっ!ちくしょっ!待ってろゴミ共が!」ダダッ
十分後――
音無「ははははっ!食らえ!」ドサドサッ
音無「爆竹100連発!」シュボッ
シューーー
シューー
シュー
ドパン!ドパパパパパパン!!
音無「ひゃーほう!ひれ伏せゴミ共!」
ゆり「ちょっとちょっと」
音無「何だ?苦情なら生徒会長のトコ行けよ」
ゆり「何らしくないことやってんの」
音無「お前かよ。真夜中だしとっとと帰れよタコ助」
ゆり「この世界に痴漢は居ないわ…多分ね」
音無「女を襲うことは万に一つもないから安心しろよ」
ゆり「まさかあなたって…」
音無「安心したまえ」グイッ
ゆり「ちょっ!」
音無「そっちの気はないからよ」
ゆり「(顔、近いんだけど)…ん?」
音無「っていうわけだ。にしてもお前、あんだけ動き回ってるわりに汗臭くねーな」パッ
ゆり「なんか、あなたの口からも何か口から良い匂いがしたんだけど」
音無「当然。俺の吸ってる煙草の香りは最高だからな」
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