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元スレ音無「やべ、煙草切らしちまったぜ」
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ゆり「いつも思ってるんだけど、音無くんその煙草どこで入手してるの?」
音無「お前も吸いたいのか?」
ゆり「ちょっと気になっただけよ」
音無「最初は職員室で先公の奴らのを取ってたけどな…流石に飽きた」
ゆり「そもそも、そんな高級そうな煙草持ってる人いなかったわよ」
音無「しかたねー、教えてやろうか?」
ゆり「うん」
音無「実はよ…自分で作ってんだぜ?」
ゆり「……」
音無「…おい」
ゆり「ねぇ、冗談はいいから早く言いなさいよ」
音無「冗談じゃねぇよ。そもそも煙草ってのはな、元となる植物さえありゃできんだよ」
ゆり「そんな植物ないでしょ?」
音無「それがあったんだよな。あっちの山の奥に」
ゆり「あったのかよ」
音無「最初、何か良い香りがすると思って山に入ってったら…みたいな?」
ゆり「で、それをどうしたの?」
音無「当然全部持って帰って理科室に保管した」
ゆり「何か理科室付近で凄い匂いがするってNPCが言ってたけど、やっぱあなただったのね」
音無「そ。お前も一本吸えよ?」
ゆり「嫌よ、身体に悪そうだし」
音無「この世界じゃ病気にならないんだろ?それともビビってんのか?」
ゆり「違うわよ!何よ、煙草なんて吸えないわけないじゃない!」
音無「ムキになっちゃって…ほらよ、貴重なブラックストーンをくれてやる」
ゆり「ふん。(とは言ったもの煙草なんて吸ったことないし)」
音無「あとジッポ」ポイ
ゆり「…」パシ
音無「レッツトライ」パチン
ゆり「分かってるわよ…」カチッ シュボッ
音無「(初心者なら『ゴホッゴホッ』が基本だが、どうかな?)」
ゆり「……う」
音無「(拒絶反応来たか?)」
ゆり「うまいわね」スパー
音無「おい」ガクッ
ゆり「煙草って案外大したことないじゃない」
音無「いや、普通初心者なら最初は『ゲホッゲホッ』なんだけどよ」
ゆり「そう?別に苦しくなかったしね」
音無「脅威に肺をお持ちのようで…」
ゆり「まぁ…ね」
音無「お前、運動神経も俺には及ばないがケタ外れだよな」
ゆり「そりゃ、私の家族を奪われてからはがむしゃらに力をつけてったわよ。二度と大事な物を失わないためにね」
音無「大事な物ってのはSSSの連中か?」
ゆり「そうなるのかしら」
音無「でも流石にやりすぎた感はあったんじゃねーの」
ゆり「ちょっとはあったかもね。あなたに咎められるまで気づかなかったけど」
音無「(それは勝手に直井がやったことだ)」
ゆり「今日はもう帰るわ。煙草ありがと」スクッ
音無「おう」
ゆり「それじゃね」ザッザッ
音無「…結局何しにきたんだあいつ?煙草貰いにきただけか?」
―――
ゆり「…」ザッザッ
ゆり「本当は前々から彼とは白黒つけたかったんだけどね…やる気が失せちゃったわ」
―――
――
チュンチュン
チュンチュン
音無「グオーグオー…」ゴロゴロ
ユイ「…」
音無「ガーガー…」
ユイ「先輩、先輩」ポンッ
音無「。。あー?」
ユイ「もう朝ですよ。それにこんなとこで寝てたら風邪ひいちゃいますよ」
音無「…ここはドコ?私は誰?」
ユイ「何寝ぼけてるんですかー?髪の毛ボサボサですよー!」
音無「地面が硬い、硬いよ」
ユイ「ダメですねこりゃ。こうなったら…」
音無「しかし草のベッドが心地良い…」
ユイ「どおりゃあっ!」ドシャッ
音無「うおわっ!?何だ地震か?」ガバ
ユイ「地震じゃありませんよ」
音無「あれ、何でこんなとこで寝てたんだ俺は?」
ユイ「せんぱーい、私に気づいてますかー?」ブンブン
音無「ブーンブンシャカブブンブーン」
ユイ「さっきからワザとだろゴルァ!」
音無「とっくに気づいてるっての。てかまだお前俺に何か用かよ?」
ユイ「先輩、もう一度だけ私のやりたいことを手伝ってくれませんか?」
音無「面倒くさいからパスっス」
ユイ「そう言わずに頼みますよ!」
音無「だから分かってるのかお前?未練が消えればお前が…」
ユイ「ぜーったいに消えませんから!」
音無「…根拠は?」
ユイ「ないです☆」
音無「お前、絶対計画たてれないタイプだな」
ユイ「昨日、先輩からあれだけボロクソ言われりゃ成仏なんてそう簡単にできませんよ」
音無「お前立ち直り早すぎじゃん?ギネス乗るんじゃね?」
ユイ「いつまでも落ち込んでても不幸を呼ぶだけですから」
音無「野球の時もそうだったけどよ…負けたぜ、テメェの根性には」
ユイ「それじゃあ…」
音無「早くしねーと登校時間になんぞ。とっとと行くぞ、俺は腹が減った」
ユイ「うっしゃぁ!みたかコラァ!」
音無「どこに言ってんだよ」
ユイ「じゃあ早速食堂へ行きましょ」
音無「ったくゲンキンな奴だな…てかテメェがおごれ」
ユイ「私お金ないですよ?」
音無「じゃあお前は食うなクソピンク」
ユイ「クソピンクって酷いですっ!」
―食堂―
音無「じゃあ、お前は一体何からしたいんだ(うどんうめぇ)」ズズーッ
ユイ「ジャーマンスープレッ…」
音無「それ以外だ!」
ユイ「むむ、仕方ないですね。それじゃまずサッカーからでお願いします」
音無「サッカー、ねぇ。それは試合なのか?」
ユイ「はい。マラドーナの五人抜きを達成してみたいと思います」
音無「ハッ、たかが五人抜き程度かよ」
ユイ「えーっ、マラドーナは偉大なサッカー選手の一人なんですよ?」
音無「だから?ヌルイわ」
ユイ「それじゃ先輩は五人抜きできるんですか?」
音無「五人抜きなんてチャチなモンじゃねえ。…十一人抜きだ」
ユイ「は?」
音無「11人抜きやってみせてやるよ」
ユイ「いや先輩、それがどんだけ無理なことか私でも分かりますから」
音無「あぁ?あの限界突破加速装置ロナウドを超える俺のスピードがありゃ可能だ可能」
ユイ「11人抜きはキックオフと同時に全部の敵をよけながらゴールしなきゃなんないんですよ!?」
音無「別にお前は5人抜きやってりゃいいじゃん。お前はそね度がお似合いさ」
ユイ「む」カチン
音無「ごちそうさま。それじゃあ適当にメンバー集めすっぞ」ガタッ
ユイ「な、ならユイにゃんも11人抜きで…」
音無「5人抜きさえ無理なお前には到底無理」
ユイ「そんなのやってみなきゃ分かりませんよ?」
音無「お前がせめて百メートルを十秒で駆け抜けるスピードがありゃできたかもな(そんな奴滅多にいないが)」
ユイ「言っててください。5人抜きなんてソッコーでかましてあげますから」
音無「はいはい。…今更だがメンバー集めと言っても俺とお前抜いてまだまだ必要なワケだが」
ユイ「…どうしましょう?」
音無「仕方ねぇ、ちょいとアレを使わせてもらうか」ザッ
―対天使用作戦本部―
日向「…」
ゆり「日向くん、昨日からずっとあんなんだわね」スパー
大山「ゆりっぺ…それってまさか」
ゆり「煙草よ。以外に美味しいわね」
野田「あいつ!ゆりっぺになんてものをっ!」ジャキンッ
ゆり「あら、よく音無くんに貰ったって分かったわね」
直井「この世界でその香りの煙草を吸ってるのは音無さん以外いまい」
ピンポンパンポーン
放送「えー。マイクテス、マイクテス」
野田「この声は!?」
放送「今すぐ身体を動かしてーって奴はグラウンドまで来い!人数は限定二十人…」
放送「絶賛募集中なんじゃゴルァ!」
日向「!」
放送「バカやろ、途中から割り込むんじゃねぇ!」ブツッ
ピンポンパンポーン
藤巻「おい…今の放送って音無とユイだよな」
高松「そのようですね。また何か企んでるみたいですが、どうします?」
ゆり「んー、結構面白そうじゃない?」
野田「正気なのかゆりっぺ!」
ゆり「幸い今は授業始まる前だし天使が出てくることもないでしょ」
大山「身体を動かすって何をするんだろうね?」
松下「運動だったなら、俺の山ごもり前のウォーミングアップにはなるかもな」
ゆり「決まりね」
野田「いくらゆりっぺの決定とは言え俺は行かんからな!」
ゆり「あ、そう。じゃ野田くんは置いてみんな早く行きましょ」スタスタ
直井「僕に命令するな」スタスタ
藤巻「正直面倒だが、じっとしてるよかマシか」スタスタ
ゆり「ほら日向くんも」
日向「…お、おう」ザッ
ゆり「それじゃあ野田くん、留守頼んだわよ」ギィィィ
バタン!
野田「……」
―グラウンド―
音無「さぁて何人来るかな」
ユイ「しっかし放送室を乗っ取るなんてよく思いつきましたね」
音無「凡人とはココ(頭)の出来が違うんだよ」
ユイ「前々から言おうと思ってたんですが先輩ナルシスト入ってますよね?」
音無「お前も自分で『ユイにゃん☆』とか言ってる時点でぶりっこ入ってるからな」
ユイ「何で私の声出せるんですか!」
音無「そこにツッコむかよ。ま、お前以外にも…『オペレーション、スタート!』とか『あさはかなり』とかも可能だ」
ユイ「うわすごっ!声帯おかしいんじゃないんですか?」
音無「それ褒めてんのか」
椎名「あさはかなり」
ユイ「もう声真似はいいですって」
音無「あ?別に今俺喋らなかったぞ」
ユイ「だって今、椎名先輩の声で『あさはかなり』って…」
音無「お前の後ろにいる奴だ」
ユイ「え?」
椎名「やはりお前達か」
ユイ「わっ!いつの間に」
音無「あ、お前にも聞こえてたか?」
椎名「体育倉庫にも放送受信機はある…それより何をする気だ?」
音無「それは人がある程度集まったら説明する」
椎名「?」
音無「お、ゾロゾロ来た」
オトナシサーン!
トリアエズキタワヨ-!
ユイ「どうやら、あれはアホ代表の皆さんのようですね」
音無「じゃお前は代表監督か」
藤巻「あの無駄にデケェ奴は音無として…あの飛び跳ねてるのはユイか」
音無「やはりテメェらが来たな」
ゆり「で、身体を動かすって一体何するの?SASUKEのセットでもあるの?」
音無「常識に考えてSASUKEは無理あんだろ…」
ゆり「冗談よ。そのボール持ってるってことはサッカーでしょ」
音無「サッカー部からパクってきた。とりあえず早い話、やろうぜ」
藤巻「つか何でサッカー?」
音無「…無性に超次元なサッカーがしたくなった」
ユイ「(あの、何ですか超次元サッカーって?)」ヒソヒソ
音無「(口から出任せだ)」ヒソヒソ
ゆり「それはいいけど人数足りなくない?双方で22でしょ?」
音無「今ここに何人居るんだったか?」
ゆり「今ここにいるのは、あなたとそこのユイを含めて12人ね」
野田「俺もいるぞ」
ゆり「結局来ちゃったのね野田くん」
音無「それでもまだ9人も足んねーよ。なら諦めてPKで…いやまてよ」
大山「どうするの?」
音無「俺、VSお前ら全員!どうよ!」ババーン
ユイ「……」
ゆり「……」
野田「……」
藤巻「完全にナメてやがるな」
松下「ナメてるな」
高松「ナメてますね」
音無「ナメる?チッチッチ、これは余裕綽々ってヤツだよ」
ゆり「…いつまでそう言ってられるか楽しみね」
ユイ「(ちょっと先輩)」ボソッ
音無「(何だよ、せっかく人が決めてるトコなのによ)」
ユイ「(先輩VS後の全員だと私が5人抜きできないじゃないですか!)」
音無「(お前元からできねーだろ)」
ユイ「(で、できますよ)」
音無「(奇跡に奇跡が重ならない限り無理だろ…まぁいいや)」
音無「やっぱり、更にハンデとして俺はコイツと組む」ポン
ユイ「は?」ポカン
野田「俺達全員を相手にするだけならともかく…」
藤巻「ソイツと組むだと?ナメるのもほどほどにしとけよ」
音無「あぁ?力の差がありすぎっからハンデやるんだっつったろ」
ユイ「私は足手まとい扱いですか」
直井「(チッ、贅沢な。あの音無さんが味方になるんだぞ?文句があるなら僕と代われ)」
音無「2対10、か。何かハンパだな…。オイそこの金次郎!」
NPC男A「うん?」ピタッ
音無「今からサッカーやっけど人数足んねーんだよ。てことで入れ」
NPC男A「あの俺…」
音無「じゃ始めんぞー」
NPC男A「聞いてない、けど別にいいよいいよ」
――
―
「」
音無「せいぜい俺の足は引っ張るなよ」
ユイ「先輩こそ」
音無「ぶっちゃけお前キーパーやってくんね?俺が抜かれたら終わりじゃん」
ユイ「私フォワードがいいです。それに11人先輩抜きできるんでしょう?」
音無「ディフェンスで11人抜きしても仕方ねーだろ」
ユイ「早い話、用はボールを持たせなければいいんですよ」
音無「あのねチミ、それができりゃ苦労しないの。分かる?」
音無が不良っていうか、口がちょっと悪いだけの良い奴みたいになってきてつまらなくなった・・・切るか
まぁ不良っても色々だからな。
気に入らねぇなら極道Verでも自分で書け。
気に入らねぇなら極道Verでも自分で書け。
>>728
お前・・・消えるのか?
お前・・・消えるのか?
>>728
お前…消えるのか?
お前…消えるのか?
――
―
審判(SSS男A)「えー、試合時間は三十分でより多く点を取ったほうの勝ちとします」
音無「説明はいいからとっとと笛ならせよ」
審判(SSS男A)「はい(何で俺が審判なんか…)」
ユイ「私が先に敵陣に突っ込んでいいですか?」
音無「好きにしろ」
ゆり「あんたたち、やるからには勝つわよ」
野田「分かっている!」
審判「それでは、試合開始」ピーーー
ユイ「うっしゃぁ!行くぞおめぇら!」ドドドド!
TK「Sliding!」ザザッ
ユイ「うぎゃ!」ドシャ
藤巻「いいぜTK!そのまま持ち込め!」
音無「何やってんだバカ!さっそく取られてんじゃねぇよ!」
ユイ「だって~」
TK「Long Shoooooot!」バッ
音無「させっか!」ズザッ
TK「Oh!」ドサッ
大山「TKからボールを取った?!」
ユイ「さっすが先輩!」
音無「さっすが、じゃねぇ!」
ゆり「(あの音無くんの動きは厄介ね…ユイは言わずもがな、ね)」
藤巻「止めろ野田っ!」
野田「こいぃっ!」バン
音無「……」
野田「……」ズゥゥン
音無「ヘイ、パス」ポーイ
大山「あっ!騙されちゃダメだよ野田くん!」
野田「む」パシ
ピッピッピー!
審判「ハンド!」
野田「あ」
藤巻「こんのバカっ!なんで手で取るんだよ!」
野田「勝手に身体が反応してしまった」
ゆり「ったく…日向くん、ちゃんと止めてよね」
日向「……」
ゆり「日向くん?」
日向「ん?あ、すまんゆりっぺ。聞いてなかった」
ゆり「今日ずーっとそんな様子だけど大丈夫なの?」
日向「ああ、審判ないぜ!」
ゆり「ならいいけど…あなたキーパーなんだから音無くんのフリーキックちゃんと止めてよね」
日向「任せろい!」バシッ
審判「ピー!」
音無「…」スッ
日向「……」ゴクリ
音無「オルアッ!」ブンッ
日向「(来るかっ!?)」
音無「なんつって」スカッ
ユイ「うるぁぁっ!」ドカッ
日向「はっ?」
ゆり「ぼーっとしないで、フェイントよ!フェイント!」
日向「つってもキッカーがユイだぞ?入るわけねーだろ!」
音無「…」ダッ
音無「せいっ!」ドカッ
日向「ちょっ」ザッ
ドシュウッ!
審判「ゴール!」ピッピッピー
大山「…何、今のは?」
椎名「ユイがボールを蹴った後で、更に音無がボールを蹴っただけだ」
ゆり「簡単に言うけど、それ普通に考えて無理でしょ?」
藤巻「蹴ったボールに追いつくとかどんだけ速ぇんだよっ!」
音無「ハッ、軽い軽い。これで一点」
ユイ「見たかユイにゃんの力!」
音無「お前はあくまでも囮だからな」
野田「くそっ!何たる屈辱!」
ゆり「野田くん、重大な役目を与えるわ。端っこで動かないでちょうだい」
野田「分かった!任せておけ!」
高松「(事実上の退場だと言うことに気づいてませんね)」ヒソヒソ
日向「(バカ聞こえるぞ!)」ヒソヒソ
ゆり「ま、取られたもんは取り返しゃいいのよ」
高松「確かにあっちは、たった二人ですからね」
ゆり「松下くんと椎名さんはディフェンスをお願いね」
松下「おう」
椎名「分かった」
ゆり「TKは私とフォワードで」
TK「Ok」ビッ
ゆり「後の人達はお好きな位置で」
高松「この美しい筋肉を…何かに使えませんかね?」ヌギッ
ゆり「…とりあえず邪魔にならないようにね」
――
審判「ピーーー!」
ゆり「いくわよ!」ダダダッ
ユイ「ゆり先輩はやっ!」
音無「俺に比べりゃおせぇっ!」ザザッ
ゆり「TK、パス!」ポイ
音無「だろうと思ったぜ」カクッ
TK「Liar…」ニヤ
音無「…(パスが来ない?)」
ユイ「先輩?どうして固まってるんですかー!」チョンチョン
音無「汚ねぇ!芋っぺの野郎、嘘つきやがった!」
ゆり「あはははは!音無くんが騙されてくれちゃってよかった」
音無「テメェ潰す!」バッ
ゆり「そっからじゃ間に合わないでしょ?ほいっ」ドシュ
バスッ!
審判「ゴール!」ピーーー
藤巻「うっしゃ!一点返したぜ!」
音無「チッ!」
ユイ「入れられちゃいましたね~。まぁ、安心してください。これから私が11人抜きで…」
音無「開始早々ボールを取られた奴が何を言ってやがる」
ユイ「そ、それはたまたまかなぁ…と」
音無「精々『5人抜き』までだ。それ以上はフォローができねぇからよ」
ユイ「ん~。それなら何とかなるかも」
――
音無「どけゴラァ!」ドカッ
松下「ぬおわっ!」ドシャッ
藤巻「今のはファウルだろ!」
日向「直井、お前も動け!」
直井「ん?どうやら小鳥がゴミを食べる音がするな?」
――
審判「ゴール!」ピーーー
音無「っしゃあ!」
日向「キックオフからのシュートで入るなんて反則だろ!」
音無「反則もクソもテメェらが反応できなかっただけじゃんかよ」
――
ユイ「5人抜きじゃあ!」
椎名「遅い」ヒュッ
ユイ「うおおお!」ダダダ
音無「おいテメェ!ボールは!?」
ユイ「へっ?あ、あれ?!」ピタッ
審判「残り時間30秒です」
音無「(スコアは9対10か…)やべぇ、負け越してんな」
ユイ「正直に言って、これって馬鹿試合ですよね」
音無「そうだな。ボールを取られたことにすら気づかなかった馬鹿がいたな」
ユイ「うっ」
音無「しかも今日まだ一本もシュート決めてねーだろお前」
ユイ「ふっ…試合は最後まで終わってませんよ?」
音無「じゃあは最後お前が敵陣につっこめよ」
ユイ「それは最初からやってますよ」
音無「俺がポストしてやっから、お前はその隙に抜けてけ」
ユイ「もし私が転んだりしたら…」
音無「…」
ユイ「『てへ☆ごめんなさい』で済みますかね?」
音無「済むかボケ!」ドカッ
ユイ「へぶっ!」バキッ
ゆり「何してんのアレ」
ユイ「痛い…女の子の顔にボールを蹴り込むなんて最低ですよ!」
音無「大丈夫だっての。俺はお前を女として見たことはないからさ」
ユイ「さり気なく酷い事実に今気づきましたよ」
―
審判「ピーーー」
音無「さぁ行け!」パス
ユイ「分かりましたよ」トテトテ
TK「Sliding!」ズザザッ
音無「うわぁ足が滑った!」バキッ
TK「Ouch!」
藤巻「今のは完璧ファウルだろ!おい審判!」
審判「最初からこの試合にファウルはありません」
藤巻「なんだとっ…!」
ゆり「(そういやこっちも野田くんがハルバード持ってても何も言われなかったわね)」
藤巻「クソっ!こうなったら俺g」
音無「邪魔だ藤なんとか!」ガスッ
藤巻「いってぇぇ!」ドサッ
野田「止まれ貴様ァ!」
音無「フッ!」ドゴシャ!
野田「ぬぁぁっ!」ズシャ
大山「うわぁっ!野田くんが地面にめり込んじゃったよ!」
音無「どけ!」
大山「わわわ、わかってますわかってますから!」ササッ
ユイ「すごいすごい、893のお偉いさんが通る時みたいに道ができてきますね」ダッダッダ
高松「(これは予想外ですね…しかしこの筋肉、伊達ではありませんよ!)」
音無「(コイツの筋肉のちっとばかし厄介かもな)」ダッダッ
高松「ふん!」ガッ
音無「チッ!」ガッ
松下「無駄だ!高松の筋力は俺に勝るとも劣らないからな」
ゆり「ま、純粋な力比べね…。松下くん、今の内にユイを抑えて」
松下「おう」ダッ
高松「ぐぬぬぬ!」グググ
音無「邪魔だ…ゴルァ!」ブンッ
高松「無念、でs」ゴシャッ
日向「おいおい、やばいぞ!直井お前も…」
直井「音無さんの動きの研究中なんだ。すまないが後にしてくれ」
日向「だぁーっ!」
ゆり「いや、力では最強の松下くんと速さで最速の椎名さんがまだ残ってるわ」
松下「今度こそ通さん!」ドシン
ユイ「うわっ!」
音無「また倒されにきたか」
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