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    元スレ純一「色々みんなと、イチャイチャしよう!」

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    みんなの評価 : ★★
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    501 = 415 :

    夕月「きょ、今日も朝はさむいなぁー! あはは!」

    「そ、そうですね……はぁっ…はぁっ…!」

    夕月「お…おいおい…大丈夫か橘…? ずいぶんと息が荒いようだけど…?」

    「え、ええ……その、けほっ!せ、せんぱいが…るっこ先輩が待ってるって、
       思ったら居ても立っても居られなくて…!」

    (だって、走って行かないと逃げちゃいそうだったから…!)

    夕月「ほ、ほー……そうなのか。
       ふーん…アンタにしちゃー…あれだね、気が効いてるじゃないか、うん」

    「え? あ、はい…そうですか?…はぁ、ふぅー……よし、落ち着いた」

    夕月「っ…そ、そのなっ…橘! 今日は朝から早く呼びつけて、すまん…
       …手紙……読んだんだろ…?」

    「はい、先輩の…るっこ先輩からの手紙を見て。ここにきてます」

    夕月「そ、そっか……ははっ、つまりはそのぉー…あれだ…どういった意味合いで送ったのかは…」

    「もちろん、わかってます」

    夕月「っ! ……っ…だ、だよなー! いやーちょっとらしくないことしちまったなぁって思ったりしてよ~…!」

    502 = 415 :

    夕月「こーなんつうかさ、ちょっと乙女らしく!
       みたいなことをやってみたくてよぉ…いや、なに似合ってないって承知のうえだぜ…っ?」

    「…そんなことないです、すごく乙女らしかったですよ。先輩の手紙」

    夕月「そ、そうか…? い、いやー…照れるなぁ…う、うん…!」がしがしっ…

    「………」

    夕月「……その、な。橘、お前もわかってるって思うけどよっ……」

    「はい……」

    夕月「……っ…あ、あたしはさ。こんなガサツで男っ気がなくて、魅力の欠片もないやつだってわかってる…んだよ…っ」

    「………」

    夕月「…で、でもよ! やっぱりあたしもやっぱ……女だったみたいでさっ。こうなんつぅーか……お前を、さ…」

    夕月「…好きに、なっちまったみたい……なんだよ…!」

    「っ……るっこ先輩が、僕をですか…?」

    夕月「お、おうよっ…! なんでかあたしも今だにわかんないだけどさっ…! 
       ……でも…りほっちも、愛歌だって…あたしの気持ちは理解しているらしいんだよ…あたしよりも、ずっと」

    503 = 458 :

    俺も同じ日に美少女三人に呼び出され校内を駆け回りたいものだ

    504 = 415 :


    夕月「自分のことなのにさ……なんらわかってないでやんの。
       ──でも、そんな気持ちだけが…ずっとずっと…大きくなっていくばかりなんだぜ…橘純一?」

    「…るっこ、先輩……僕は───」すっ…

    夕月「…あっ…──で、でもよ! こ、これだけでいいんだ!」ばばっ…

    「えっ…?」

    夕月「あ、あのなっ…! あ、あたしゃ…お前さんに思いを……思いだけを伝えるだけで、よかったんだよ!」

    「思いを、伝えるだけ……で…?」

    夕月「お、おーよおーよ! あたしにはあんたには重いだろうし……いや、これは違うね」

    夕月「……あたしはもう、卒業だし。あんたとは離れ離れになっちまう、今までみたいに茶道部に来てもあたしはいないし…
       ……あんたにも、会えない」

    「………先輩…」

    夕月「変に勘ぐるなって! アタシは、そう決めてるんだ……そうだってな。橘純一」

    「はい…」

    夕月「あたしはね、アンタの人生にちょっとだけ……関われたことが、とても嬉しいんだよ」

    「っ………」

    505 = 434 :

    しえん

    506 = 441 :

    るっこ先輩は大人だな

    507 = 415 :

    夕月「こうやって…告白を経験することも出来た、あはは…まあ成功はしてないけどさ」

    「……………」

    夕月「だからよ、後はアンタはアンタの……自分の人生を歩みな! あたしのことを気に悩まず、自分で歩くんだ!」

    「っ………」

    夕月「……話は、そんだけだからよ。んじゃまたな、橘!」くるっ すたすた…

    「……………先輩、僕は…!」すっ…

    夕月「っ……───くるんじゃねぇ!」ばっ

    「っ……せんぱい、どうして…!」

    夕月「…お願いだから、くるんじゃないよ。こっちにくるな…橘…」

    「………先輩…」すた…

    夕月「くるなって…いってるだろ…!」

    「っ……」すた…

    夕月「っ………お願い、だからくる───」

    ぎゅっ…

    508 = 415 :

    夕月「っ……!」ぶるっ…

    「……先輩、るっこ先輩…」ぎゅっ…

    夕月「なにしてるんだよ…ど、どうしてだよ……くるなっていったじゃないか…っ!」

    「…だめです、僕は……そんな表情をした先輩を、黙って見るだけなんて…できません」

    夕月「なに、いってるんだよ…あたしは、あたしは……アンタのためを思って…!」

    「…僕のためを思って、貴女の思いをナシにするんですか?」

    夕月「っ……あたりまえ、だよ…! それが大事なことってことぐらい、アンタにもわかってるはずだろ…」

    「…ええ、わかってます。ちゃんと」

    夕月「…じゃあ、アタシをさっさと離すんだよ。それが最良…なんだから」

    「………でも、僕の気持ちはまだいってませんよ。先輩」

    夕月「!……馬鹿、それこそ言っちゃ駄目だろ…」

    「………」

    夕月「……言う、つもりなのか? 今、ここで…?」

    「先輩、僕は……」

    夕月「や、やめろっ…言うな、はなせって…!」ぐいぐい…

    510 = 415 :

    「……先輩のこと、好きですよ」

    夕月「───……ばか、やめろ」

    「どうしてですか……もう一度言ってあげますから、ほら」

    「すきです、先輩」

    夕月「なに、いってるんだよ…あはは、冗談キツイぜあんた……!」

    「冗談なんかじゃないです、本当にです」

    夕月「本当…?はっ、このスケコマシ野郎が……そうやってすぐ女を懐柔するんだろっ…?」

    「………先輩、もういいです…いいですから」ぎゅっ

    夕月「なにがだよっ! この変態ポルノ野郎!」

    「……いいんです、どうかやめてください…」

    「泣きながら暴言はかれても、僕は……困るだけですから」

    夕月「っ…うっ…な、ないてなんかいない、よ…!」ごしごし

    511 = 415 :

    「……先輩の心遣い、本当に感謝しています。
       僕の事を思って、自分の気持を…なかったことにしたこと。本当にすみません」

    夕月「ば、ばかっ……あやまるなっ…!」

    「すみません、でも…僕はそんなふうに考えてしまった…先輩の気持ちのほうが、
       僕はなによりも悲しいです…」

    夕月「だってそれは、一番タイセツなことだろ……っ?」

    「ええ、確かに。悲しくっても、それが最良なら……そうしなきゃいけない」

    「でも、最良だからって……僕は先輩の気持ちは、無き物にしたくなんか無いです」

    夕月「っ………あんたも、はなしが通じないやつだねホントっ…りほっちも愛歌だって、おんなじ事言ってさ…」

    「え…梨穂子と、愛歌先輩が…?」

    夕月「そうだよ……辛いのなら、全て飲み込んで一緒にすればいい。これはりほっちが言った言葉」

    「おおっ…流石はアイドル、なかなか深く感じる…」

    夕月「全夜喝采、酒池肉林。これが愛歌の言葉」

    「あの人は……」

    夕月「……アイツらが言いたいことは、確かにわかってる。それが駄目なことだってことも、アイツらもわかってるはずさ。
       でも、アイツらは……とにかくアタシのことを思って行ってくれてるってことは…わかってるんだ」

    512 = 415 :

    「……すごいですね、茶道部メンパーは」

    夕月「だろ? あのこたちはすごいんだよ……現実的じゃないことをさらっていっちまう。
       ホント何考えてんだか分かんないくせに、意外と的を得てたりするんだよ」

    「……それで、先輩は茶道部メンバーの二人の言葉は…どう、受け止めたんですか?」

    夕月「…ばかどもが! だよ、当たり前だろ?」

    「ですよね…あはは」

    夕月「そんなこと、あたしが受け止めるわけ無いだろ……ちっとは考えろ」

    「そうですね、先輩はそういうかたでしたよ」

    夕月「……だからさ、あたしは駄目なんだよ。橘」すっ…

    「あ……」

    夕月「……確かにあんたのことは、好きだよ。でも、この気持はいつまでも…アタシの中にしまって置くんだ」

    「先輩………」

    夕月「あんたのこと、好きだって思えた心は……あたしは、すっげー素敵なことだって思ってんだ」

    513 :

    可愛いなるっこ先輩

    514 = 415 :

    夕月「……だからこの思いは、いつまでも綺麗なままで取っておきたい。それがあたしの願いだよ」

    「…………」

    夕月「……泣いちまってすまないね。変に引き止めるようなことになっちまってさ」

    「…………」

    夕月「あんたが……その、好きだって言ってくれたことは…嘘でも嬉しいって思ってるよ」

    「……嘘なんかじゃないですよ、本当です」

    夕月「くはは、信用しねーよ。もう、手遅れだぜ」

    「………です、よね…」

    夕月「──ふぅ……だいぶ、時間がたっちまったな。すまん、橘…もうhrはじまっぞ」

    「…いや、僕はちょっと遅れて行きますよ」

    夕月「なんだサボりかぁ~? って言いたいところだけど、まぁ、あれだよな……」

    「はい、すみません……」

    515 :

    るっこもいいけど愛歌もね!

    516 = 415 :

    夕月「──それじゃあ、な。橘……また、卒業する前に遊びに来いよ!」だっだっだ!

    「はい……!」ふりふり…

    「……………」ふり…

    「……せん、ぱい。すみませんでした」


    茶道部内部

    「ありゃりゃ~…ずんいちってば泣いちゃってるよ~!」

    「予定調和」

    「わかってたことだけどー…やっぱりつらいよねぇ~ がんばだよ!ずんいち!」

    「……なにごとも、失敗はつきもの」

    梨穂子「ですよね~! わたしもアイドルの仕事、失敗だらけで~えへへ~」

    愛歌「ご気楽でやるが良し」

    梨穂子「そうですよ! ぷろでゅ~さ~さんに怒られても! いっちょがんばるんだよー!」

    愛歌「元気が……一番」

    517 = 490 :

    >>1 すげーな。休憩挟みながらだけど、書き続けてるのか

    518 = 415 :

    梨穂子「さてさて、今回はるっこ先輩の告白チェックでしたがぁ~……」

    愛歌「見事玉砕」

    梨穂子「で、ですね…なんというか、るっこ先輩も本当に頑固なんだから~」

    愛歌「それが……るっこの魅力」

    梨穂子「わかってますとも! それで、今回はどのような経緯が見られたんですか?」

    愛歌「ぴっ」すすっ…

    梨穂子「もうすでに紙に書いてある~! すごいですね愛歌せんぱいはぁ~!」

    愛歌(本当はしゃべるのめんどくさいだけ……)

    梨穂子「なになにぃ~…えーと、えーっと──」

    『今回わかったことは3つある。
     一つは好き合っているという互いの認知。今回の告白にはこれがキーポイント。
     いずれこの楔が、大きく関わってくることをまだ二人は知らない。
     
     二つはるっこの自意識。彼女自身が橘に思う恋心をしまいこみ、無き物とした。
     それはつまり好きという感情の臨界を超えたという証拠。

     三つは橘の覚悟。るっこという女性を好きだと認めることに成功した。
     朴念仁の彼に恋の思い出は、人生の重みとなるだろう』

    梨穂子「…かまずによめた~!」

    519 = 434 :

    梨穂子は可愛いなぁ!

    520 = 415 :

    愛歌「えらいえらい」なでなで…

    梨穂子「えへへ~…でも、書いてることがまったくわからないんですけど…?」


    愛歌「大丈夫……私も意味不明」

    梨穂子「またまた~!そうやってすぐにとぼけるんですから~!」

    愛歌「では……ザ・答え合わせ」くるっ

    梨穂子「あ。裏側にまだ書いてある……あれ? でも、三文だけですよぉ?」

    愛歌「今度は……私が読もう」

    愛歌「一つ。伝わった互いの思いは、時間の流れと共に加速する」

    梨穂子「おおっ…! なんだかかっこいい~!」

    愛歌「二つ。るっこはもはやLikeではなく……love」

    梨穂子「ら…らびゅっ……うまく言えないよ~」

    愛歌「三つ。いつでもるっこの気持ちに応える準備がととのってる」

    梨穂子「ほほぉ~……その心は?」

    愛歌「──愛は、勝たなくてもいい」

    521 = 415 :

    梨穂子「………な、なるほど~…かっこいい言葉ですね!」

    愛歌「…………」

    梨穂子「…愛歌先輩…?」

    愛歌「大丈夫……りほっちは大丈夫」

    梨穂子「えっ…なに、がですか…?」

    愛歌「貴女も強い……だって愛だから」

    梨穂子「っ…いやだなぁ~もう! せんぱいったら!
        ほらほら、とにかく分析が終わったらhrいきますよ~!」たったった…

    愛歌「……」

    愛歌「──そう、時は流れ。思いは加速する」

    愛歌「流れは早く……いつの間にやら取り残される」

    愛歌「覚悟した者は、いつまでもその流れに乗っていかなければならない…」

    愛歌「ふ・ふ・ふ」

    愛歌「……ん、あれは…」ちらっ

    522 :

    なんか半袖ちゃんの台詞が見えた

    523 = 415 :

    がさ…がさがさ…!

    愛歌(一年の水泳部……なるほど、ほほぉ~…)

    愛歌「まだまだ……続きそうだな、橘純一」

    愛歌「粉骨砕身……だ」

    昼休み

    純一 ぼぉ~……

    梅原「…大将、大丈夫か?今朝からずっとそんなんだけどよ…」

    「……あ、うん…大丈夫だ梅原…大丈夫、大丈夫…」

    梅原「どぉー見たって大丈夫には見えないんだけどよ…
       つぅーか棚町は今日、学校きてないみたいだな大将」

    「っ……!」ぴくん

    梅原「──おっ! なんだなんだ~その反応は!
       もしや棚町となんかあったなぁ~このこの~!」

    「……なんもないよ、本当に…」

    梅原「……。おっと、そうか…そりゃ変に疑って済まなかったぜ」

    524 = 490 :

    梅原は空気の読める良い親友キャラ

    525 = 415 :

    調子にのってすみませんでした
    仕事の次官となってしまったんだ…

    たぶんだけど、今日の三時ぐらいに戻ってこれる…と思う
    残ってたら書きます。ない場合はいつか機会があったら


    ごめんなさい
    ではではノシ 

    526 = 490 :

    >>1 乙。良いものを読ませてもらった

    527 = 434 :


    重いから落ちちゃうかなあ

    528 :

    りさちゃんの活躍を期待してるぜ!

    529 = 441 :



    鯖が不安定だからなぁ

    530 :


    薫がやっと出たところだし落としたくはないが…

    534 = 434 :

    535 = 428 :

    3時って15時か…遠いな保守

    537 = 434 :

    あとはまかせた

    539 :

    2ch全体で不安定だからいつ落ちるかわからないぜ保守

    545 = 439 :

    殴られる代行まで出来たのかwww

    547 :

    ペロペロ

    549 :

    夢破れて山河あり


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