元スレ純一「色々みんなと、イチャイチャしよう!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
【中多紗江】
アパート
純一「………」ごと…
純一「──よし、こんな感じでいいかな。だいぶ片付いたと思うけど…」きょろきょろ…
純一「まあ、大丈夫だろ。美也が来るだけだしな」
純一「………」
純一(……綺麗に片付いたら、ちょっと一服してきたくなったなぁ。
美也が来るのはもうちょっと後だし、少し経てば匂いも取れるだろう)
純一「………」かさかさ… じゅっ
純一「……ふー…」 ガチャ!
美也「にぃにー! 遊びにきったよぉ……ってああ!!」
純一「ぶほっ!?けほっけほっ……美也!?」
紗江「え……美也ちゃん、どうしたの…? あ……」
美也「にぃにまたタバコすってる! こらぁー!」
2 :
橘さんはたばこなんて吸わない
3 :
変態紳士はたばこなんて吸わない
4 :
お前か期待
6 :
お前か。待ってた
7 = 1 :
純一「さ、さえっ……美也!? なんでこんな時間に! 来る時間はもっと先だろ…!」がさがさ…
美也「そうだけど! でもにぃにを驚かせようとして早めに来てみればぁ……にぃに!駄目だよそんなの!」どたどだ!
純一「あ、ちょ……危ない美也…! わかったわかった、捨てる! 捨てるから!」
紗江「み、美也ちゃん…!」
美也「だ、大学生になったからって、すぐオトナっぽいことするんだから!
そんなことしても女の子にもてないよ!」
純一「べ、べつにモテようってわけですってるわけじゃ…!」
紗江「せ、せんぱい……」
純一「ていうか紗江ちゃん! どうしてここに紗江ちゃんが…っ?」
美也「さっき買い物してる時に、そこでバッタリあったんだよ…!もう、これ捨てるからねにぃに!」ぽいっ
純一「ああっ…! 最後の一箱が…!」
美也「いいの! これで最後の一箱にしてよね! ったく……ごめんね紗江ちゃん?」
紗江「…………」
8 :
お前待ってたよ
9 :
紗江ちゃんルート待ってた!
10 :
またお前だろうな
さあ続けてくれ
11 = 1 :
美也「久しぶりにあってみれば、こんな体たらくなにぃにで……もう!しっかりしてよね!」
純一「しっかりしてるよ…! ほら、ちゃんとアパートで一人暮らしもしてるし…!」
美也「こんなことしてるにぃには、ぜんぜんまったくしっかりしてないよっ!」
純一「え、えぇぇ……」
紗江「──み、美也ちゃんっ……」
美也「うん? 紗江ちゃんどうかしたの? タバコの煙きつかった?」
純一「煙出るほどすってないよ……」
紗江「う、ううん…大丈夫っ…そ、それよりも先輩許してあげて…」
美也「え~! でも許したら、すぐタバコ吸っちゃうよ~?」
純一「そこまで中毒じゃない!」
紗江「せ、先輩もこういってるし…! ね? 美也ちゃん、もういいでしょ…?」
美也「……紗江ちゃんがそこまでいうなら……もうすっちゃ駄目だからねにぃにっ」
純一「わ、わかったよ……」
12 :
紗江ちゃんルートか。
終わったら今度こそ絢辻さんだよな? な?
13 :
おい麻耶ちゃんやるんじゃなかったのかコラ
14 = 1 :
純一「……と、とりあえず。紗江ちゃん、久し振りだね。元気にしてた?」
紗江「は、はいっ…! おひさしぶりです、せんぱい…!」
純一「うん。僕が輝日東高卒業してからだから……一年ぐらいかな?」
紗江「そ、そうですね……でも、ちょくちょく先輩の姿は町でお見かけしてましたので…
わ、わたしてきにはっ…一年ぶりではない、です」
純一「そうなの? だったら話しかけてくれればよかったのに」
紗江「あっ……その、先輩が…知らない方と、歩いていたので…ちょっと話しかけにくくてっ…」
純一「知らない人? ──あー、サークルの人かぁ……それだったら仕方ないね。
でも、僕が一人の時に見かけたらちゃんと話しかけてね? 僕もそのほうが嬉しいからさ」
紗江「う、嬉しいですか…っ?」
純一「当たり前だよ! こんなかわいい後輩に呼びかけられるなんて、大学で有名になっちゃうかもね僕!」
紗江「っ……か、かわいいって……せんぱいっ…」テレテレ
美也「──にぃにー! 冷蔵庫勝手に開けるよー! ……ってろくなものはいってない…」
純一「し、仕方ないだろ…! 今日は美也が夕ごはん作ってくれるって約束だったから、何も買ってないんだよ…!」
15 :
やはり一年でナチュラルにはぶかれる七咲
16 :
みゃーペロペロ
17 = 1 :
美也「だからってネギが一本だけってのはないでしょ……」ごそごそ
純一「はぁ……冷凍庫に、買ってきたアイスが入ってるよ」
美也「本当にっ? あ、みゃーの大好きなまんま肉まんアイスバーだっ。にっししし!」
純一「……ったく、現金な奴…」
紗江「っ……っ……」キョロキョロ…
純一「ん、紗江ちゃん。とりあえずゆっくりしていきなよ、何も無いところだけどさ」
紗江「あっ……はい、わかりましたっ…!」すとん!
純一「そんなに勢い良くすわんなくても……とりあえず、テレビでも見る?」
紗江「あ、ありがとうございます…!」
純一「どういたしまして」ぴっ
美也「みぃひみぃひ~! ほらべってほこにはるほ~?」もぐもぐ
純一「なんでもうアイスを食べてるんだ美也……とりあえず、食べながら喋るなよ」
美也「ごくんっ……ごめんごめん、にししっ。えっとさ、土鍋ってどこにあるのにぃに?」
純一「土鍋? それだったらキッチンの下の段に入ってるよ」
18 = 4 :
マッズそうなアイスだな
19 = 15 :
紗江ちゃんが通い妻になる展開キボンヌ
20 = 10 :
ジンギスカンキャラメルと似たようなものか
21 = 1 :
純一「というか土鍋を何に使うんだよ……」すたすた…
美也「えっとね~……今日はなんと、お鍋さんなのだ!にしし!」
純一「ほ~…鍋料理かぁ。いいね、寒い時期だし、ちょうどいいじゃないか」
美也「でしょでしょっ、しかもちょっとお洒落で良い感じのお鍋なんだよ~?」
純一「鍋でおしゃれ……大丈夫なのか、美也…?」
美也「だいじょうぶだよ? だって美也が作るんじゃないし」
純一「え? なにをいってるんだよ…? じゃあ誰が…」
紗江「よいしょ……よいしょ…」ごそごそ…
純一「……えっと、紗江ちゃん。なんでエプロンに着替えてるの…?」
紗江「えっ? えっとその、美也ちゃんがどうしてもっていうから…」
美也「買い物中にばったり紗江ちゃんとあって、それから今日のことを言ったんだけどね。
そしたら紗江ちゃんが鍋がいいんじゃないかなっていうからさ」
純一「…それで紗江ちゃんにお願いしたのか?」
美也「だってにぃにと会いたいっていってたから、ちょうどいいかなぁ…って。
に、にぃに……こ、怖い顔しないでよ…!」
22 = 12 :
それはともかく絢辻さん√はいつ頃を予定していますか?
23 = 8 :
鍋を囲む炬燵の下でごにょごにょルートか
24 = 1 :
純一「……今日は、長者ぬくぬく人生ゲームの罰ゲームでお前が作るって約束じゃないのか…?」
美也「そ、そうだけどっ…! でも、みゃーが作る晩御飯よりも絶対に紗江ちゃんのが美味しいよっ」
純一「それはそうだと思うけど……これは、これだぞ。美也」
美也「う、うぅ~……っ」
紗江「せ、せんぱい……っ」
純一「──ごめんね、紗江ちゃん。こんな我が儘な妹につきあわせちゃってさ…
今日はお客さんとしてゆっくりして行っていいからさ。全部、美也のやつにまかっせきりでいいよ?」
美也「えー! そ、それはやだよー…!」
紗江「えっと、そのっ……私はだいじょうぶです……よ…っ?」
純一「でも……いきなり連れてこられて、ばんごはんをつくれって……家の人にも迷惑だろうし、
それに紗江ちゃん自身が迷惑なんじゃ…」
紗江「心配してくださってありがとうございます……でも、今日はもう両親には美也ちゃん家に泊まるっていってあるので…
それに…きょ、今日はっ……せんぱいに、晩ご飯作ってあげたくて…きたので……その…」
純一「紗江ちゃん……」
美也「ほ、ほら! 紗江ちゃんだってそういってるし…! ねっ! にぃに、いいんでしょ…?」
純一「っ~~~~~~………わかった、わかったよ。じゃあ紗江ちゃん、お願いできるかな…?」
25 = 1 :
紗江「は、はいっ……! 美味しく作りますのでっ……と、とにかくがんばりますねっ…!」
純一「うん、よろしく頼むよ。……美也、ちゃんと紗江ちゃんにお礼」
美也「ありがとね、紗江ちゃん…?」
紗江「ううん、いいいの。ほら、美也ちゃん一緒につくろっ…?」
美也「おっけー!」
純一「ったく……僕はとりあえず、なにもしなくていいんだな?」
美也「にぃにはいつもみたく、だらーだらしとけばいいよー」
純一「いつもはしてないよ!」
紗江「ふふふっ……美也ちゃん。ほら、エプロンしてね…?」
美也「はいなのだー!」ごそごそ
純一「………はぁ」
純一(美也だけがくるってだけでも、色々と騒がしいのに……紗江ちゃんまで連れてきて。
というか男住まいの所に、女の子を連れてくるなよ……まったく)
純一「……でも、紗江ちゃんと久しぶりに会えたし。それもまたいっか」
27 = 15 :
これから毎日来てもいいのよ?
28 :
絢辻さんまだー
29 = 1 :
数十分後
純一(煙草が吸いたい……)ちらっ
美也「え、これって切るものなの紗江ちゃん?」
紗江「え、だってそれは……御ダイコンさんだよ? まるごといれちゃだめだよ…」
純一(二人は料理に夢中……今、さり気なくベランダに出てすぐ戻れば…なんとかなる、かな…?)すっ…
純一「………」しゃっ!
美也「……んっ? にぃに、急にカーテン閉めてどうしたの?」
純一「っ……あーいやー! その、そろそろ暗くなってきたし、閉めようかなーって……あはは!」
美也「あ、もうそんな時間か~。はやく作っちゃお紗江ちゃん」
紗江「そうだね、はやくつろっか」
純一「…………」
純一 がらら…… ぴしゃ
純一「……ふぅ、どうにかこれたぞ。よかった、まだベランダに置いてあった煙草が残ってたのを思い出して」かさかさっ
純一「……あの娘の忘れ物かな。たぶん、銘柄違うけど別にいっか」
30 = 4 :
来るだけ?来るだけ?
31 = 10 :
あの娘…!?
32 = 1 :
じりりっ……
純一「ふー……なんというか、僕も煙草をやるって思わなかったなぁ…」
純一「……高校生の頃は、紳士たるもの俗物に染まるべからず! なんて思ってたけど…」
純一「……案外、こうやってすぐに染まっていっちゃうものなのかな」じりり…
純一「……ふぅー…。やっぱ銘柄違うと、ちょっと舌に味が残っちゃうな…
よくこんな重いの吸えるなぁ、あの娘……」
キッチン
紗江「──それと、これはね……あれ、せんぱい…?」
美也「なるほどなるほど……うん? にぃになら、たぶんベランダだよ」
紗江「え、どうしてベランダに…? 外、寒いのに……」
美也「どーせぷーすかしてるんでしょ、タバコ」
紗江「えっ……えっと、美也ちゃん。とめなくていいの…?」
美也「いいよどうせ、止めたって聞きやしないんだから」
紗江「…………」
美也「──まあね、本当はやめて欲しいけど。にぃにはもう……大学生だしさ。
妹と兄ってのも……融通が利かないってこともあるって思うんだみゃーも」
33 :
あ
34 = 1 :
紗江「美也ちゃん……」
美也「……にしし、でもね!こうやって家に遊びにこさせてくれるってだけでも、みゃーは嬉しいんだよ?
にぃにはにぃになんだって、改めてそう思うしさ」
紗江「…………」
美也「だからね、紗江ちゃん……にぃにがどんな風に変わっていっても。幻滅とか、嫌ったりしてあげないでね…?
みゃーはいつでもにぃにのこと、にぃにだって思ってるし」
美也「頼りにならなくて、ふぬけで、でも……いつまでも優しいにぃにだって保証するからさ。
妹のいうことなんだから、物凄く信用できる言葉だよ! これ!」
紗江「……うん、美也ちゃんがいうなら絶対そうだって思うよ」
美也「そっか、そっかそっか。にししし、ありがとね紗江ちゃん!」
紗江「うん……それじゃ、先輩が凍えないように…ぱぱっとつくっちゃおう…っ」ぐっ
美也「おっけー! まっかせとけー!」
ベランダ
純一「……なんだか中が騒がしいなぁ。バレちゃったかな…?」
純一「…………」
純一「さむい……どうしよう、戻るタイミングを図ることが難しいことが今わかっちゃったよ…!」
35 = 1 :
純一「と、とりあえず……もう一本すっておくか……」じゅぽっ
純一「……ふー…」 がらら…
「──せんぱい…?」
純一「っ……あ、あれ…? 紗江ちゃんっ…?」さっ!
紗江「はい、こんばんわ……」すた…
純一「う、うんっ…こんばんわ…! ど、どうかしたのっ…?」
紗江「あ、いえ…そのせんぱいのお姿が見えなかったので…ベランダに入るのかなって思って」
純一「そ、そうなんだ……あれ? もしかしてもう料理できちゃった…?」
紗江「お鍋の方はもうできたんですけど、お箸と御茶碗が足りないことに気づいて……今、美也ちゃんが
お家に取りに行ってるところです…」
純一「あー……確かに、そこまで考えてなかったなぁ……」もくもく
紗江「っ……せ、せんぱいっ…! う、後ろから煙が……っ」
純一「え? あ、ああっ! 服に火がっ……!」バタバタ!
紗江「だ、だいじょうぶですか……っ?」
純一「あ、うんっ…だ、大丈夫! ほら、消えた!」もく…
紗江「よ、よかったぁ……」
36 = 1 :
純一「………」
紗江「………」
純一「……えっと、その……ごめんね、なんかその…」
紗江「え、あっ、いえっ……だいじょうぶです、その…」
純一「……………」
紗江「……………」
純一「と、とりあず……となり座る? 寒けど…」
紗江「は、はいっ……ちょっと、お邪魔します…よいしょ」すとん
純一「………………」
紗江「………………」
純一「きょ、今日は本当にありがとうね紗江ちゃん…!」
紗江「えっ!? あ、はいっ……その、私が来たいって美也ちゃんに言ったからで…
べつにそこまで感謝されることではない、です……」
純一「そ、そっか…そう言ってもらえると嬉しいよ…うん、嬉しいな」
紗江「…………」
純一「うん……」
39 = 1 :
紗江「……せんぱい…」
純一「あ、うんっ…! どうかした紗江ちゃんっ?」
紗江「……その、先輩って…いつから、あの……」
純一「うん?」
紗江「……タバコを、吸い始められたのですか…?」
純一「………えっと、その……僕もよくはわかってないんだけどさ…」
紗江「…………」
純一「……そうだね、正直に言うよ。
サークルでさ、ちょっときになる子がいてね……その娘が煙草を吸ってたんだよ」
紗江「気になる娘、ですか……?」
純一「うん…気になるって言っても、その…恋人とか、恋愛の好きっていうのかどうかはわからないけど…
とにかく気になる人がいて、その人が…とても綺麗に煙草を吸うんだよね」
紗江「きれい、に……」
純一「……それをみてたらさ、僕もあんなふうに吸えたら良いなって思って…もう単純なんだけどさ…。
それで今、僕はこうやって隠れながらタバコを吸ってるってわけんだ」
紗江「…………」
純一「……えっと、その。幻滅、したかな…あははっ……ごめんね、紗江ちゃん」
40 = 1 :
純一「高校生の頃の僕とは、なんというかその……変わっちゃったって思うんだけどね…
梅原にだって言われてるしさ、薫とかにも…」
紗江「……どうしてですか…?」
純一「うん…? どうしてって……その、煙草のこと…?」
紗江「あ、いえ……そうじゃなくてその、どうして、わたしに……」
紗江「……謝るんですか…?」
純一「……だってさ、煙草なんか吸ってても…悪いイメージしか無いじゃない?
美也だってやめてほしそうにしてるみたいだし、紗江ちゃんだって…知り合いに煙草すってる人がいたら嫌でしょ?」
紗江「っ…………」
純一「だからほら、こうやって辞められないでいる僕は……悪いじゃないか。だから紗江ちゃんに───」
紗江「───べつに、わたしは大丈夫です…っ」ぐいっ
純一「えっ……?」
紗江「わ、わたしはっ……せんぱいがタバコ吸ってらっしゃってもっ……」ぐいぐいっ
純一「う、うん……っ!」
紗江「むかしのせんぱいとくらべたりっ……げ、幻滅したりなんか…したりなんか……しましぇん…っ!」かち
紗江「かんひゃった……」
41 = 38 :
サエちゃん天使
42 = 1 :
純一「だ、大丈夫…? 紗江ちゃん…?」
紗江「だ、だいひょうぶれふ……! んんっ~……!」ぎゅう…
純一(恥ずかしそうに頬を包んでる……かわいいなぁ、相変わらず紗江ちゃんは)
紗江「……っっ……だ、だからせんぱいっ…! わたしは、今のせんぱいでも……大丈夫ですからっ…!」
紗江「謝ったりなんか……しないで、ください…お願いします…」ぺこり
純一「ど、どうして紗江ちゃんがお願いするの……むしろ僕がお願いしたいぐらいだよ」
紗江「…え、お願いですか…?」
純一「うん、だってさ…こんな僕でも嫌いにならないでいてくれてる紗江ちゃんに……これからも、
よければ僕を嫌わないでいてくれたら…いいなって、お願いしたいんだよ」
紗江「そ、そんなことっ……全然かまいません…!」
純一「…そっか、ありがとう紗江ちゃん」
紗江「……えへへ…はいっ!」
純一「…………」
純一(──本当にいい子だなぁ、紗江ちゃんは。人を思いやって、きちんとしてる……美也も、
いや、僕も見な習わないとね)
43 = 1 :
紗江「っ……」ぷるるっ…
純一「……うん? 紗江ちゃん、やっぱり寒いの?」
紗江「あっ、いえっ……私に気にせず、美也ちゃんが帰ってくる前に…もう一本すってどうぞ…!」
純一「気にせずって……僕はもういいよ? タバコももう少ないし…」
紗江「………あの、そのっ…じつは、お願いがあって…」
純一「うん…?お願いって…?」
紗江「何度もお願いしてすみません…でも、一回だけでいいんですけど……そのっ…」
紗江「せんぱいが、タバコを吸ってる姿が……みてみたいんです、私…」
純一「え? 僕がタバコを吸ってる姿が……見たいの?」
紗江「よ、よければ…の話しですけど…」
純一「…吸ったら一緒にちゃんと部屋に戻ってくれる?」
紗江「も、もちろんです…!」
純一「……。わかった、それじゃ一本だけ吸ってあげるね」すっ…
44 = 16 :
煙草吸う大将想像すると笑えてくるんだよなぁ……
45 = 1 :
紗江「っ……はい、ありがとうございます…!」
純一「ありがとうございますって……あはは。タバコを吸うだけでそんな事言われたの初めてだよ」
紗江「え、えっと……えへへ…」
純一「それじゃあ、吸うよ? 煙がそっち行かないようにするから……でも、苦しくなったらすぐ言ってね?
即座に火を消すからさ」
紗江「わ、わかりました……っ! どうぞ……!」
純一 かさっ……じゅぽっ
紗江「…………」じぃー
純一(…すっごい見てる、なんか気まずい…)じりり…
紗江「わ、わわっ…火がついた…」じぃー
純一「………」じりり…
紗江「わぁー……まっかになって、ちょっと綺麗ですね……」
純一「………」じりりり……
紗江「……そ、そんなに一気に吸っちゃうものなんですかっ…?」
純一 ぱっ……ぷかー
46 = 1 :
紗江「──わぁっ!ドーナッツの状のけむり……!」
純一「……あはは、どう? すごいでしょ?」
紗江「はいっ…! すごいです! せんぱい、今のってどうやったんですか…っ?」
純一「どうやったのかって言われると難しんだけど……煙を口いっぱいに貯めてね」
紗江「っ…っ……」こくっこくっ
純一「こうやっておちょこ口にして……ぽってするんだよ?」
紗江「へぇ~っ……たばこでこんなことできるなんて、はじめてしりました…!」
純一「あはは、そっか。それじゃあもっと色んな技を見せてあげたいけど……煙草が凄く早くなくなっちゃうから、
また今度に見せようかな」
紗江「っ……ま、また今度ですか…?」
純一「うん、また今度。あ、でも美也には秘密だよ…?」
紗江「み、みやちゃんには内緒……わ、わかりましたっ…隊長!」ぴしっ
純一「おっ、それ懐かしいなぁ。あはは、わかったかね中多君!」
紗江「は、はいっ…! 今後またご指導…お願いしますっ…!」
47 = 1 :
純一「よろしい! また家に遊びに来なさい! ……よし、それじゃあ残りは普通に吸っちゃうね」
紗江「は、はい…わかりました」
純一「……ふー……大丈夫かな? 煙たくない?」
紗江「だ、大丈夫です…! お気になさらずに…!」
純一「そっか、ありがと……」じりり…
紗江「…………っ」ぶるる…
紗江(──ちょっと、寒くなってきちゃった…けっこうベランダにいたし…せんぱいは、さむくないのかなっ…)ちら
純一「……ふー…」
紗江(…タバコを吸ってるせんぱい、って…とっても大人って感じがするなぁ…美也ちゃんは大人ぶってるって言ってたけど…。
わたしにも、いまのせんぱいは…とっても綺麗にタバコを吸ってるようにみえるけれど…)
紗江「…………」ぶるっ…
紗江(……高校の頃から、先輩はいっつも頼り甲斐があって……ご迷惑をかけぱなしだった…
でも、こうやってせんぱいと…べらんだで、ぼーっとしていることが出来て…私はとっても嬉しい…)
紗江「っ………」どきどき…
とすっ……
純一「ふー……げほっ!? けほっ、さ、紗江ちゃん……っ? どうしたの急に寄りかかって…!」
48 = 1 :
純一「よろしい! また家に遊びに来なさい! ……よし、それじゃあ残りは普通に吸っちゃうね」
紗江「は、はい…わかりました」
純一「……ふー……大丈夫かな? 煙たくない?」
紗江「だ、大丈夫です…! お気になさらずに…!」
純一「そっか、ありがと……」じりり…
紗江「…………っ」ぶるる…
紗江(──ちょっと、寒くなってきちゃった…けっこうベランダにいたし…せんぱいは、さむくないのかなっ…)ちら
純一「……ふー…」
紗江(…タバコを吸ってるせんぱい、って…とっても大人って感じがするなぁ…美也ちゃんは大人ぶってるって言ってたけど…。
わたしにも、いまのせんぱいは…とっても綺麗にタバコを吸ってるようにみえるけれど…)
紗江「…………」ぶるっ…
紗江(……高校の頃から、先輩は頼り甲斐があって……今もこうしてる先輩は、とっても……かっこ良く見える。
昔と変わらない、わたしの……わたしだけの、王子様……)
紗江「っ………」どきどき…
とすっ……
純一「ふー……げほっ!? けほっ、さ、紗江ちゃん……っ? どうしたの急に寄りかかって…!」
49 = 1 :
紗江「………ちょっと、そのっ…寒くなってきちゃいました…せんぱい…」
純一「えっ、それじゃあ…! 僕も早く吸っちゃうね…!」
紗江「………い、いんですっ…ゆっくり、ゆっくりすってください…」
純一「で、でも…」
紗江「…こうやって、私はせんぱいから……体温をもらってますから、大丈夫です…あったかいですよ、せんぱいの身体…」
純一「その、あのっ……け、煙とかっ…髪にしみついちゃうよ…!」
紗江「っ……………せ、せんぱいにだったらっ…………その、いいですっ…」
純一「い、いいですって…家の人になんて説明するの…?」
紗江「…後でお風呂にでも入れば、おっけーなんですよっ……隊長っ…」ぎゅっ…
紗江「…それでも、だめ…ですか?」ちらっ
純一「っ……い、いやっ…うん! だめじゃないぞ中多くん…! おっけーだぞ…!」
紗江「は、はいっ……ありがとうございます、隊長…っ」ぎゅう…
純一「すぅー……けほっこほっ!……ふ、ふー……」
50 :
スレタイで石田純一かと
みんなの評価 : ★★
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