のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,435,409人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

私的良スレ書庫

不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

元スレ純一「色々みんなと、イチャイチャしよう!」

SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - 前スレ→1326544891 + - 次スレ→1327418479 + - 次スレ→1327478479 + - アマガミ + - 未完 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
レスフィルター : (試験中)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
1 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:45:58.64 ID:HprN+MP40 (+125,+30,-278)
【中多紗江】

アパート

「………」ごと…

「──よし、こんな感じでいいかな。だいぶ片付いたと思うけど…」きょろきょろ…

「まあ、大丈夫だろ。美也が来るだけだしな」

「………」

(……綺麗に片付いたら、ちょっと一服してきたくなったなぁ。
   美也が来るのはもうちょっと後だし、少し経てば匂いも取れるだろう)

「………」かさかさ… じゅっ

「……ふー…」 ガチャ!

美也「にぃにー! 遊びにきったよぉ……ってああ!!」

「ぶほっ!?けほっけほっ……美也!?」

紗江「え……美也ちゃん、どうしたの…? あ……」

美也「にぃにまたタバコすってる! こらぁー!」
2 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:47:18.02 ID:rjVhnElL0 (+20,+30,-16)
橘さんはたばこなんて吸わない
3 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:47:59.09 ID:ouui4rYhi (+19,+29,-4)
変態紳士はたばこなんて吸わない
4 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:49:41.69 ID:AsRyhFgkO (+17,+27,-2)
お前か期待
5 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:50:15.63 ID:tnBT2NWp0 (-28,-21,+1)
(^U^)この人じゃないのか
6 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:51:16.68 ID:SK5rxw4w0 (+22,+29,+0)
お前か。待ってた
7 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:52:51.65 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「さ、さえっ……美也!? なんでこんな時間に! 来る時間はもっと先だろ…!」がさがさ…

美也「そうだけど! でもにぃにを驚かせようとして早めに来てみればぁ……にぃに!駄目だよそんなの!」どたどだ!

「あ、ちょ……危ない美也…! わかったわかった、捨てる! 捨てるから!」

紗江「み、美也ちゃん…!」

美也「だ、大学生になったからって、すぐオトナっぽいことするんだから!
   そんなことしても女の子にもてないよ!」

「べ、べつにモテようってわけですってるわけじゃ…!」

紗江「せ、せんぱい……」

「ていうか紗江ちゃん! どうしてここに紗江ちゃんが…っ?」

美也「さっき買い物してる時に、そこでバッタリあったんだよ…!もう、これ捨てるからねにぃに!」ぽいっ

「ああっ…! 最後の一箱が…!」

美也「いいの! これで最後の一箱にしてよね! ったく……ごめんね紗江ちゃん?」

紗江「…………」
8 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:54:21.95 ID:8v/Qak/z0 (+19,+29,-1)
お前待ってたよ
9 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:57:05.46 ID:XUpDCy380 (+19,+29,-14)
紗江ちゃんルート待ってた!
10 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:57:55.32 ID:qe9St3E+i (+22,+29,-4)
またお前だろうな
さあ続けてくれ
11 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 02:59:43.76 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
美也「久しぶりにあってみれば、こんな体たらくなにぃにで……もう!しっかりしてよね!」

「しっかりしてるよ…! ほら、ちゃんとアパートで一人暮らしもしてるし…!」

美也「こんなことしてるにぃには、ぜんぜんまったくしっかりしてないよっ!」

「え、えぇぇ……」

紗江「──み、美也ちゃんっ……」

美也「うん? 紗江ちゃんどうかしたの? タバコの煙きつかった?」

「煙出るほどすってないよ……」

紗江「う、ううん…大丈夫っ…そ、それよりも先輩許してあげて…」

美也「え~! でも許したら、すぐタバコ吸っちゃうよ~?」

「そこまで中毒じゃない!」

紗江「せ、先輩もこういってるし…! ね? 美也ちゃん、もういいでしょ…?」

美也「……紗江ちゃんがそこまでいうなら……もうすっちゃ駄目だからねにぃにっ」

「わ、わかったよ……」
12 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:04:10.67 ID:n4ZkRZav0 (+28,+30,-37)
紗江ちゃんルートか。
終わったら今度こそ絢辻さんだよな? な?
13 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:05:07.82 ID:H4nZjaWD0 (+27,+29,-16)
おい麻耶ちゃんやるんじゃなかったのかコラ
14 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:06:36.35 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「……と、とりあえず。紗江ちゃん、久し振りだね。元気にしてた?」

紗江「は、はいっ…! おひさしぶりです、せんぱい…!」

「うん。僕が輝日東高卒業してからだから……一年ぐらいかな?」

紗江「そ、そうですね……でも、ちょくちょく先輩の姿は町でお見かけしてましたので…
   わ、わたしてきにはっ…一年ぶりではない、です」

「そうなの? だったら話しかけてくれればよかったのに」

紗江「あっ……その、先輩が…知らない方と、歩いていたので…ちょっと話しかけにくくてっ…」

「知らない人? ──あー、サークルの人かぁ……それだったら仕方ないね。
   でも、僕が一人の時に見かけたらちゃんと話しかけてね? 僕もそのほうが嬉しいからさ」

紗江「う、嬉しいですか…っ?」

「当たり前だよ! こんなかわいい後輩に呼びかけられるなんて、大学で有名になっちゃうかもね僕!」

紗江「っ……か、かわいいって……せんぱいっ…」テレテレ

美也「──にぃにー! 冷蔵庫勝手に開けるよー! ……ってろくなものはいってない…」

「し、仕方ないだろ…! 今日は美也が夕ごはん作ってくれるって約束だったから、何も買ってないんだよ…!」
15 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:08:41.15 ID:O4abSQj40 (+27,+29,-20)
やはり一年でナチュラルにはぶかれる七咲
16 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:12:35.87 ID:Y/S4URgk0 (+17,+29,+0)
みゃーペロペロ
17 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:13:20.39 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
美也「だからってネギが一本だけってのはないでしょ……」ごそごそ

「はぁ……冷凍庫に、買ってきたアイスが入ってるよ」

美也「本当にっ? あ、みゃーの大好きなまんま肉まんアイスバーだっ。にっししし!」

「……ったく、現金な奴…」

紗江「っ……っ……」キョロキョロ…

「ん、紗江ちゃん。とりあえずゆっくりしていきなよ、何も無いところだけどさ」

紗江「あっ……はい、わかりましたっ…!」すとん!

「そんなに勢い良くすわんなくても……とりあえず、テレビでも見る?」

紗江「あ、ありがとうございます…!」

「どういたしまして」ぴっ

美也「みぃひみぃひ~! ほらべってほこにはるほ~?」もぐもぐ

「なんでもうアイスを食べてるんだ美也……とりあえず、食べながら喋るなよ」

美也「ごくんっ……ごめんごめん、にししっ。えっとさ、土鍋ってどこにあるのにぃに?」

「土鍋? それだったらキッチンの下の段に入ってるよ」
18 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:16:00.93 ID:AsRyhFgkO (+24,+29,-3)
マッズそうなアイスだな
19 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:16:43.97 ID:O4abSQj40 (+28,+30,-16)
紗江ちゃんが通い妻になる展開キボンヌ
20 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:16:49.69 ID:qe9St3E+i (+27,+29,-2)
ジンギスカンキャラメルと似たようなものか
21 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:20:26.74 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「というか土鍋を何に使うんだよ……」すたすた…

美也「えっとね~……今日はなんと、お鍋さんなのだ!にしし!」

「ほ~…鍋料理かぁ。いいね、寒い時期だし、ちょうどいいじゃないか」

美也「でしょでしょっ、しかもちょっとお洒落で良い感じのお鍋なんだよ~?」

「鍋でおしゃれ……大丈夫なのか、美也…?」

美也「だいじょうぶだよ? だって美也が作るんじゃないし」

「え? なにをいってるんだよ…? じゃあ誰が…」

紗江「よいしょ……よいしょ…」ごそごそ…

「……えっと、紗江ちゃん。なんでエプロンに着替えてるの…?」

紗江「えっ? えっとその、美也ちゃんがどうしてもっていうから…」

美也「買い物中にばったり紗江ちゃんとあって、それから今日のことを言ったんだけどね。
   そしたら紗江ちゃんが鍋がいいんじゃないかなっていうからさ」

「…それで紗江ちゃんにお願いしたのか?」

美也「だってにぃにと会いたいっていってたから、ちょうどいいかなぁ…って。
   に、にぃに……こ、怖い顔しないでよ…!」
22 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:21:09.08 ID:n4ZkRZav0 (+27,+29,-8)
それはともかく絢辻さん√はいつ頃を予定していますか?
23 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:27:41.35 ID:8v/Qak/z0 (+29,+29,-22)
鍋を囲む炬燵の下でごにょごにょルートか
24 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:27:41.48 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「……今日は、長者ぬくぬく人生ゲームの罰ゲームでお前が作るって約束じゃないのか…?」

美也「そ、そうだけどっ…! でも、みゃーが作る晩御飯よりも絶対に紗江ちゃんのが美味しいよっ」

「それはそうだと思うけど……これは、これだぞ。美也」

美也「う、うぅ~……っ」

紗江「せ、せんぱい……っ」

「──ごめんね、紗江ちゃん。こんな我が儘な妹につきあわせちゃってさ…
   今日はお客さんとしてゆっくりして行っていいからさ。全部、美也のやつにまかっせきりでいいよ?」

美也「えー! そ、それはやだよー…!」

紗江「えっと、そのっ……私はだいじょうぶです……よ…っ?」

「でも……いきなり連れてこられて、ばんごはんをつくれって……家の人にも迷惑だろうし、
   それに紗江ちゃん自身が迷惑なんじゃ…」

紗江「心配してくださってありがとうございます……でも、今日はもう両親には美也ちゃん家に泊まるっていってあるので…
   それに…きょ、今日はっ……せんぱいに、晩ご飯作ってあげたくて…きたので……その…」

「紗江ちゃん……」

美也「ほ、ほら! 紗江ちゃんだってそういってるし…! ねっ! にぃに、いいんでしょ…?」

「っ~~~~~~………わかった、わかったよ。じゃあ紗江ちゃん、お願いできるかな…?」
25 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:34:52.36 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「は、はいっ……! 美味しく作りますのでっ……と、とにかくがんばりますねっ…!」

「うん、よろしく頼むよ。……美也、ちゃんと紗江ちゃんにお礼」

美也「ありがとね、紗江ちゃん…?」

紗江「ううん、いいいの。ほら、美也ちゃん一緒につくろっ…?」

美也「おっけー!」

「ったく……僕はとりあえず、なにもしなくていいんだな?」

美也「にぃにはいつもみたく、だらーだらしとけばいいよー」

「いつもはしてないよ!」

紗江「ふふふっ……美也ちゃん。ほら、エプロンしてね…?」

美也「はいなのだー!」ごそごそ

「………はぁ」

(美也だけがくるってだけでも、色々と騒がしいのに……紗江ちゃんまで連れてきて。
   というか男住まいの所に、女の子を連れてくるなよ……まったく)

「……でも、紗江ちゃんと久しぶりに会えたし。それもまたいっか」
26 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:36:16.65 ID:d88XSeP20 (-21,-9,-2)
支援する
27 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:36:19.87 ID:O4abSQj40 (+22,+29,-4)
これから毎日来てもいいのよ?
28 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:40:24.81 ID:fCaTq2qF0 (+10,+25,+0)
絢辻さんまだー
29 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:40:24.90 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
数十分後

(煙草が吸いたい……)ちらっ

美也「え、これって切るものなの紗江ちゃん?」

紗江「え、だってそれは……御ダイコンさんだよ? まるごといれちゃだめだよ…」

(二人は料理に夢中……今、さり気なくベランダに出てすぐ戻れば…なんとかなる、かな…?)すっ…

「………」しゃっ!

美也「……んっ? にぃに、急にカーテン閉めてどうしたの?」

「っ……あーいやー! その、そろそろ暗くなってきたし、閉めようかなーって……あはは!」

美也「あ、もうそんな時間か~。はやく作っちゃお紗江ちゃん」

紗江「そうだね、はやくつろっか」

「…………」

純一 がらら…… ぴしゃ

「……ふぅ、どうにかこれたぞ。よかった、まだベランダに置いてあった煙草が残ってたのを思い出して」かさかさっ

「……あの娘の忘れ物かな。たぶん、銘柄違うけど別にいっか」
30 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:40:35.19 ID:AsRyhFgkO (+24,+29,-6)
来るだけ?来るだけ?
31 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:42:38.99 ID:qe9St3E+i (+17,+29,+0)
あの娘…!?
32 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:49:37.04 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
じりりっ……

「ふー……なんというか、僕も煙草をやるって思わなかったなぁ…」

「……高校生の頃は、紳士たるもの俗物に染まるべからず! なんて思ってたけど…」

「……案外、こうやってすぐに染まっていっちゃうものなのかな」じりり…

「……ふぅー…。やっぱ銘柄違うと、ちょっと舌に味が残っちゃうな…
   よくこんな重いの吸えるなぁ、あの娘……」

キッチン

紗江「──それと、これはね……あれ、せんぱい…?」

美也「なるほどなるほど……うん? にぃになら、たぶんベランダだよ」

紗江「え、どうしてベランダに…? 外、寒いのに……」

美也「どーせぷーすかしてるんでしょ、タバコ」

紗江「えっ……えっと、美也ちゃん。とめなくていいの…?」

美也「いいよどうせ、止めたって聞きやしないんだから」

紗江「…………」

美也「──まあね、本当はやめて欲しいけど。にぃにはもう……大学生だしさ。
   妹と兄ってのも……融通が利かないってこともあるって思うんだみゃーも」
33 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:52:28.22 ID:iFfDUvbfO (+1,+13,-2)
34 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 03:57:35.73 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「美也ちゃん……」

美也「……にしし、でもね!こうやって家に遊びにこさせてくれるってだけでも、みゃーは嬉しいんだよ?
   にぃにはにぃになんだって、改めてそう思うしさ」

紗江「…………」

美也「だからね、紗江ちゃん……にぃにがどんな風に変わっていっても。幻滅とか、嫌ったりしてあげないでね…?
   みゃーはいつでもにぃにのこと、にぃにだって思ってるし」

美也「頼りにならなくて、ふぬけで、でも……いつまでも優しいにぃにだって保証するからさ。
   妹のいうことなんだから、物凄く信用できる言葉だよ! これ!」

紗江「……うん、美也ちゃんがいうなら絶対そうだって思うよ」

美也「そっか、そっかそっか。にししし、ありがとね紗江ちゃん!」

紗江「うん……それじゃ、先輩が凍えないように…ぱぱっとつくっちゃおう…っ」ぐっ

美也「おっけー! まっかせとけー!」

ベランダ

「……なんだか中が騒がしいなぁ。バレちゃったかな…?」

「…………」

「さむい……どうしよう、戻るタイミングを図ることが難しいことが今わかっちゃったよ…!」
35 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:05:34.14 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「と、とりあえず……もう一本すっておくか……」じゅぽっ

「……ふー…」 がらら…

「──せんぱい…?」

「っ……あ、あれ…? 紗江ちゃんっ…?」さっ!

紗江「はい、こんばんわ……」すた…

「う、うんっ…こんばんわ…! ど、どうかしたのっ…?」

紗江「あ、いえ…そのせんぱいのお姿が見えなかったので…ベランダに入るのかなって思って」

「そ、そうなんだ……あれ? もしかしてもう料理できちゃった…?」

紗江「お鍋の方はもうできたんですけど、お箸と御茶碗が足りないことに気づいて……今、美也ちゃんが
   お家に取りに行ってるところです…」

「あー……確かに、そこまで考えてなかったなぁ……」もくもく

紗江「っ……せ、せんぱいっ…! う、後ろから煙が……っ」

「え? あ、ああっ! 服に火がっ……!」バタバタ!

紗江「だ、だいじょうぶですか……っ?」

「あ、うんっ…だ、大丈夫! ほら、消えた!」もく…

紗江「よ、よかったぁ……」
36 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:10:17.97 ID:HprN+MP40 (+95,+30,-269)
「………」

紗江「………」

「……えっと、その……ごめんね、なんかその…」

紗江「え、あっ、いえっ……だいじょうぶです、その…」

「……………」

紗江「……………」

「と、とりあず……となり座る? 寒けど…」

紗江「は、はいっ……ちょっと、お邪魔します…よいしょ」すとん

「………………」

紗江「………………」

「きょ、今日は本当にありがとうね紗江ちゃん…!」

紗江「えっ!? あ、はいっ……その、私が来たいって美也ちゃんに言ったからで…
   べつにそこまで感謝されることではない、です……」

「そ、そっか…そう言ってもらえると嬉しいよ…うん、嬉しいな」

紗江「…………」

「うん……」
37 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:11:39.96 ID:SK5rxw4w0 (-27,-15,-1)
38 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:15:23.19 ID:qm/9Y9h00 (-5,+6,-2)
しえ
39 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:15:56.95 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「……せんぱい…」

「あ、うんっ…! どうかした紗江ちゃんっ?」

紗江「……その、先輩って…いつから、あの……」

「うん?」

紗江「……タバコを、吸い始められたのですか…?」

「………えっと、その……僕もよくはわかってないんだけどさ…」

紗江「…………」

「……そうだね、正直に言うよ。
   サークルでさ、ちょっときになる子がいてね……その娘が煙草を吸ってたんだよ」

紗江「気になる娘、ですか……?」

「うん…気になるって言っても、その…恋人とか、恋愛の好きっていうのかどうかはわからないけど…
   とにかく気になる人がいて、その人が…とても綺麗に煙草を吸うんだよね」

紗江「きれい、に……」

「……それをみてたらさ、僕もあんなふうに吸えたら良いなって思って…もう単純なんだけどさ…。
   それで今、僕はこうやって隠れながらタバコを吸ってるってわけんだ」

紗江「…………」

「……えっと、その。幻滅、したかな…あははっ……ごめんね、紗江ちゃん」
40 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:24:05.18 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「高校生の頃の僕とは、なんというかその……変わっちゃったって思うんだけどね…
   梅原にだって言われてるしさ、薫とかにも…」

紗江「……どうしてですか…?」

「うん…? どうしてって……その、煙草のこと…?」

紗江「あ、いえ……そうじゃなくてその、どうして、わたしに……」

紗江「……謝るんですか…?」

「……だってさ、煙草なんか吸ってても…悪いイメージしか無いじゃない?
   美也だってやめてほしそうにしてるみたいだし、紗江ちゃんだって…知り合いに煙草すってる人がいたら嫌でしょ?」

紗江「っ…………」

「だからほら、こうやって辞められないでいる僕は……悪いじゃないか。だから紗江ちゃんに───」

紗江「───べつに、わたしは大丈夫です…っ」ぐいっ

「えっ……?」

紗江「わ、わたしはっ……せんぱいがタバコ吸ってらっしゃってもっ……」ぐいぐいっ

「う、うん……っ!」

紗江「むかしのせんぱいとくらべたりっ……げ、幻滅したりなんか…したりなんか……しましぇん…っ!」かち

紗江「かんひゃった……」
41 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:25:40.07 ID:qm/9Y9h00 (+16,+28,+0)
サエちゃん天使
42 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:31:20.62 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「だ、大丈夫…? 紗江ちゃん…?」

紗江「だ、だいひょうぶれふ……! んんっ~……!」ぎゅう…

(恥ずかしそうに頬を包んでる……かわいいなぁ、相変わらず紗江ちゃんは)

紗江「……っっ……だ、だからせんぱいっ…! わたしは、今のせんぱいでも……大丈夫ですからっ…!」

紗江「謝ったりなんか……しないで、ください…お願いします…」ぺこり

「ど、どうして紗江ちゃんがお願いするの……むしろ僕がお願いしたいぐらいだよ」

紗江「…え、お願いですか…?」

「うん、だってさ…こんな僕でも嫌いにならないでいてくれてる紗江ちゃんに……これからも、
   よければ僕を嫌わないでいてくれたら…いいなって、お願いしたいんだよ」

紗江「そ、そんなことっ……全然かまいません…!」

「…そっか、ありがとう紗江ちゃん」

紗江「……えへへ…はいっ!」

「…………」

(──本当にいい子だなぁ、紗江ちゃんは。人を思いやって、きちんとしてる……美也も、
   いや、僕も見な習わないとね)
43 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:37:07.40 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「っ……」ぷるるっ…

「……うん? 紗江ちゃん、やっぱり寒いの?」

紗江「あっ、いえっ……私に気にせず、美也ちゃんが帰ってくる前に…もう一本すってどうぞ…!」

「気にせずって……僕はもういいよ? タバコももう少ないし…」

紗江「………あの、そのっ…じつは、お願いがあって…」

「うん…?お願いって…?」

紗江「何度もお願いしてすみません…でも、一回だけでいいんですけど……そのっ…」

紗江「せんぱいが、タバコを吸ってる姿が……みてみたいんです、私…」

「え? 僕がタバコを吸ってる姿が……見たいの?」

紗江「よ、よければ…の話しですけど…」

「…吸ったら一緒にちゃんと部屋に戻ってくれる?」

紗江「も、もちろんです…!」

「……。わかった、それじゃ一本だけ吸ってあげるね」すっ…
44 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:37:47.78 ID:Y/S4URgk0 (+27,+29,-7)
煙草吸う大将想像すると笑えてくるんだよなぁ……
45 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:42:23.99 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「っ……はい、ありがとうございます…!」

「ありがとうございますって……あはは。タバコを吸うだけでそんな事言われたの初めてだよ」

紗江「え、えっと……えへへ…」

「それじゃあ、吸うよ? 煙がそっち行かないようにするから……でも、苦しくなったらすぐ言ってね?
   即座に火を消すからさ」

紗江「わ、わかりました……っ! どうぞ……!」

純一 かさっ……じゅぽっ

紗江「…………」じぃー

(…すっごい見てる、なんか気まずい…)じりり…

紗江「わ、わわっ…火がついた…」じぃー

「………」じりり…

紗江「わぁー……まっかになって、ちょっと綺麗ですね……」

「………」じりりり……

紗江「……そ、そんなに一気に吸っちゃうものなんですかっ…?」

純一 ぱっ……ぷかー
46 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 04:50:05.80 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「──わぁっ!ドーナッツの状のけむり……!」

「……あはは、どう? すごいでしょ?」

紗江「はいっ…! すごいです! せんぱい、今のってどうやったんですか…っ?」

「どうやったのかって言われると難しんだけど……煙を口いっぱいに貯めてね」

紗江「っ…っ……」こくっこくっ

「こうやっておちょこ口にして……ぽってするんだよ?」

紗江「へぇ~っ……たばこでこんなことできるなんて、はじめてしりました…!」

「あはは、そっか。それじゃあもっと色んな技を見せてあげたいけど……煙草が凄く早くなくなっちゃうから、
   また今度に見せようかな」

紗江「っ……ま、また今度ですか…?」

「うん、また今度。あ、でも美也には秘密だよ…?」

紗江「み、みやちゃんには内緒……わ、わかりましたっ…隊長!」ぴしっ

「おっ、それ懐かしいなぁ。あはは、わかったかね中多君!」

紗江「は、はいっ…! 今後またご指導…お願いしますっ…!」
47 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 05:00:50.00 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「よろしい! また家に遊びに来なさい! ……よし、それじゃあ残りは普通に吸っちゃうね」

紗江「は、はい…わかりました」

「……ふー……大丈夫かな? 煙たくない?」

紗江「だ、大丈夫です…! お気になさらずに…!」

「そっか、ありがと……」じりり…

紗江「…………っ」ぶるる…

紗江(──ちょっと、寒くなってきちゃった…けっこうベランダにいたし…せんぱいは、さむくないのかなっ…)ちら

「……ふー…」

紗江(…タバコを吸ってるせんぱい、って…とっても大人って感じがするなぁ…美也ちゃんは大人ぶってるって言ってたけど…。
   わたしにも、いまのせんぱいは…とっても綺麗にタバコを吸ってるようにみえるけれど…)

紗江「…………」ぶるっ…

紗江(……高校の頃から、先輩はいっつも頼り甲斐があって……ご迷惑をかけぱなしだった…
   でも、こうやってせんぱいと…べらんだで、ぼーっとしていることが出来て…私はとっても嬉しい…)

紗江「っ………」どきどき…

とすっ……

「ふー……げほっ!? けほっ、さ、紗江ちゃん……っ? どうしたの急に寄りかかって…!」
48 : teisei - 2012/01/21(土) 05:06:54.35 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
「よろしい! また家に遊びに来なさい! ……よし、それじゃあ残りは普通に吸っちゃうね」

紗江「は、はい…わかりました」

「……ふー……大丈夫かな? 煙たくない?」

紗江「だ、大丈夫です…! お気になさらずに…!」

「そっか、ありがと……」じりり…

紗江「…………っ」ぶるる…

紗江(──ちょっと、寒くなってきちゃった…けっこうベランダにいたし…せんぱいは、さむくないのかなっ…)ちら

「……ふー…」

紗江(…タバコを吸ってるせんぱい、って…とっても大人って感じがするなぁ…美也ちゃんは大人ぶってるって言ってたけど…。
   わたしにも、いまのせんぱいは…とっても綺麗にタバコを吸ってるようにみえるけれど…)

紗江「…………」ぶるっ…

紗江(……高校の頃から、先輩は頼り甲斐があって……今もこうしてる先輩は、とっても……かっこ良く見える。
   昔と変わらない、わたしの……わたしだけの、王子様……)

紗江「っ………」どきどき…

とすっ……

「ふー……げほっ!? けほっ、さ、紗江ちゃん……っ? どうしたの急に寄りかかって…!」
49 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 05:09:48.48 ID:HprN+MP40 (+95,+30,+0)
紗江「………ちょっと、そのっ…寒くなってきちゃいました…せんぱい…」

「えっ、それじゃあ…! 僕も早く吸っちゃうね…!」

紗江「………い、いんですっ…ゆっくり、ゆっくりすってください…」

「で、でも…」

紗江「…こうやって、私はせんぱいから……体温をもらってますから、大丈夫です…あったかいですよ、せんぱいの身体…」

「その、あのっ……け、煙とかっ…髪にしみついちゃうよ…!」

紗江「っ……………せ、せんぱいにだったらっ…………その、いいですっ…」

「い、いいですって…家の人になんて説明するの…?」

紗江「…後でお風呂にでも入れば、おっけーなんですよっ……隊長っ…」ぎゅっ…

紗江「…それでも、だめ…ですか?」ちらっ

「っ……い、いやっ…うん! だめじゃないぞ中多くん…! おっけーだぞ…!」

紗江「は、はいっ……ありがとうございます、隊長…っ」ぎゅう…

「すぅー……けほっこほっ!……ふ、ふー……」
50 : ローカルルール・ - 2012/01/21(土) 05:11:24.04 ID:xhYnKPaN0 (+19,+29,-14)
スレタイで石田純一かと
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - 前スレ→1326544891 + - 次スレ→1327418479 + - 次スレ→1327478479 + - アマガミ + - 未完 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

類似してるかもしれないスレッド


トップメニューへ / →のくす牧場書庫について