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    元スレ姉「弟のニオイがたまらない」

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    702 :

    BADは無しで
    保守

    703 :

    今までは幸せだったな
    BAD成分あってもいいよな

    704 :

    まだあったのか

    705 :

    BADENDとか誰得

    707 :

    長いな
    ほしゅ

    708 :

    ふむ

    709 :

    しゅしゅ

    710 = 687 :

    シュッシュッ

    711 :

    ふぅ

    712 = 690 :

    713 :

    俺ほし

    718 :

    お待たせしました、ただいま戻りました。>>49です


    本人である証拠でございます。
    >>254の絵の元のやつ


    それでは第七部を始めさせて頂きます。

    720 = 715 :

    やった!

    721 = 718 :

    今更ですが、今までの話にサブタイでもつけておきます。


    第一部:弟のニオイ

    第二部:弟とデート

    第三部:弟とお酒

    第四部:弟とクラスメイト

    第五部:弟と弟?

    第六部:弟の心

    722 = 718 :

    第七部:姉と弟


    「(今日は姉ちゃんがいない)」

    「(>>621で言ってた友達と遊ぶ件と、同窓会のダブルヘッダーだそうだ)」

    「(遊ぶことに関しては敏腕だと思う)」

    「(というかなんであんなにいつも元気なんだろう)」

    「(静かだ……)」

    「(今までもどっか行くことはあったけど)」

    「(一日どっか行ってることってあったっけ?)」

    「(今までは「弟君、寂しかったでしょうー?)とかいって」

    「(帰ってくることが多かった)」

    「(その度にひどい言葉を言ってたかも)」

    「(それでも毎回言ってくれるんだよな)」

    「(優しいよな)」

    723 = 718 :

    「(俺が姉ちゃんのことを好きか……)」

    「(そんなことはない、と思いたいところではある)」

    「(しかし考えてみれば)」

    「(俺は確かに姉ちゃんのことばかり考えてた節がある)」

    「(姉ちゃんにはなんの遠慮もなく接していたと思う)」

    「(それが姉弟だからと思っていた)」

    「(いや、今もそう思いたい)」

    「(しかしこれも岡本に言われたことだが)」

    「(俺はここ数週間で姉ちゃんに接する態度が変わったらしい)」

    「(前は容赦なくひどいことをしたり、>>67)」

    「(風呂であんなことをしたりした。>>81)」

    「(あの時は特に意識していなかった)」

    「(今同じことやれと言われたらできるか?)」

    「(>>446で姉ちゃんの体を見たときはなんとも思わなかった)」

    「(しかしあれが男の状態だったらわかったものじゃない)」

    724 = 718 :

    「(姉ちゃんとデートもした)」

    「(まああの時点ではデートとは言えないのかな)」

    「(ただ言えるのは)」

    「(とても楽しかった)」

    「(お面で姉ちゃんを驚かしたりもしたけど>>148)」

    「(あの頃は姉ちゃんの怖がる反応を見るのが好きだった)」

    「(今はなんだろう)」

    「(罪悪感すら感じる)」

    「(その後俺が観覧車で怖がっていた時も)」

    「(俺の手を握っていてくれた)」

    「(すごく安心できた)」

    「(思えばあの日早起きしたのも>>135)」

    「(楽しみだったのかな)」

    「(もし今日デートするということになっていたら)」

    「(多分寝れなかっただろうな)」

    725 = 679 :

    姉ちゃんが可愛すぎなのをやっと気付いたか弟くん

    726 = 718 :

    「(だけど大きく変わったのは)」

    「(酒を飲んだ時だと思う)」

    「(普段から俺のことを「好き好き」言うから」

    「(一遍倒れたフリしたら)」

    「(本当に襲ってきやがった)」

    「(あの時俺は落ち着いて対処をしたつもりだった>>270)」

    「(でも本当は)」

    「(心臓がバクバクしていた)」

    「(だからかな)」

    「(「満足した形」だとか言ってしまった>>274)」

    「(あれは姉ちゃんを落ち着かせるためでも混乱していたからでもない)」

    「(本音だったんじゃないだろうか)」

    「(現に俺はあっさり勃たされた)」

    「(あのままイジられてたら多分イっていたと思う)」

    727 = 718 :

    「(だから瞬時に本能が働いて)」

    「(寝てるフリをやめたんだろう)」

    「(次の日俺は普段通りに接していたけど)」

    「(あの後しばらく引きずっていた)」

    「(ところが姉ちゃんときたら)」

    「(あっさり忘れたかのように普段通りにふるまった)」

    「(そして普段通り俺にエロいことを言ってくる)」

    「(俺は姉ちゃんがわからなくなった)」

    「(俺を襲ったのも悪ふざけか、と)」

    「(反面どこか期待をするようになったのかもしれない)」

    「(俺が許したら姉ちゃんは俺を求めてくるのか、と)」

    「(でもやっぱり怖くてそんなことできなかった)」

    「(そこからかな)」

    「(俺が姉ちゃんにひどいことをしなくなったというのは)」

    728 = 718 :

    「(岡本もよくそれに気づいたな)」

    「(岡本がうちに来たのはその後だというのに)」

    「(なにかあったことがわかるなんて)」

    「(マジメだからなのかな)」

    「(マジメ……)」

    「(岡本がねえ…)」

    「(あいつも変なやつだよな)」

    「(そんな俺のことを好きになるなんて)」

    「(まあ変態ウケするんだろうな)」

    「(あ…そろそろ昼か…)」


    「(…ホットケーキでも焼こうかな)」

    729 = 718 :

    ――昼食後


    「(しかしまあ静かだ)」

    「(いつもなら姉ちゃんが)」

    「(「膝枕してー!お昼寝するー!)」

    「(とか言ってくる)」

    「(で、してやると)」

    「(たまに俺が寝ちゃって)」

    「(上に毛布がかけてある)」

    「(で、姉ちゃんがかけてくれたのかな、と思ったら)」

    「(隣でなにもかけずに寝てるんだよな)」

    「(しょうがないから俺がかけてた毛布をかけてやる)」

    「(しばらくして俺がまた寝ちゃうと、俺の上に毛布がかかってて)」

    「(隣で姉ちゃんが毛布かけずに寝てる)」

    「(……お互い同じことしてたんだな)」

    730 = 718 :

    「(それで二人で風邪ひいて)」

    「(お互い静かに寝ていると)」

    「(たまに俺の部屋にやってきて)」

    ――回想

    「弟くーん…」ズルズル

    「なんだよ…」

    「一緒に寝ようよー」

    「風邪ひいてるやつ同士が寝たら悪化するだろ」

    「二人で寝たほうが、汗かいて風邪も早く治るかもよー」

    「関取でも雇え」

    「高くつきそう…」

    「じゃあ姉ちゃんが太れ」

    「お姉ちゃんが太っても…いいの…?」

    「痩せててもダメだ」

    「ヒドイ…」

    731 = 718 :

    「しょうがないな…温めてやるよ」

    「え、ホント!?」パアッ

    「自分のベッドに入ってて」

    「うん!」トタタタ


    ガチャッ

    「やあ姉ちゃん」

    「……」ドキドキ

    「今温めてあげるね。フトン空けて」

    ヒョイッ

    「……熱い!熱い!熱い!」

    「なに入れたの……?」

    「あたたか~い缶しるこ」

    「ふえーん!」

    733 = 718 :

    ――回想終了


    「(今思うと)」

    「(俺悪魔だな)」

    「(で、姉ちゃんが先に治ると)」

    「(仕返しするどころか)」

    「(病み上がりの体を顧みず、俺の看病をしてくれる)」

    「(……)」

    「(罪滅ぼしをしたくなってきた…)」

    「(……)」

    「(岡本の見舞いでも行くか……)」






    すいません、また少し出かけてきます

    736 :

    匂いフェチの彼女がベッドでクンカクンカムッハァー!してるところを
    ふん捕まえて布団でくるんで抱き枕にして添い寝するSSください

    739 = 690 :

    今日で一週間かな

    740 = 718 :

    ただいま戻りました。再開します。

    ――病院

    「よお」

    「あ、弟君。いらっしゃい」

    「あ、げ、元気…?」

    「え、ええまあ腕以外は…」

    「こないだは…」

    「ごめんなさい!」

    「え…」

    「折角きていただいた弟君にあんなことを言ってしまって…」

    「いや、特に気にしてないよ」

    「岡本に気づかされたっていうかさ」

    「今日一日色々考えてみた」

    「やっぱり姉ちゃんのことはよくわからないんだ」

    「本当に俺のこと好きなのかなって」

    741 = 718 :

    「で、俺も姉ちゃんのこと好きなのか、よくわからない」

    「でも振り返ると」

    「姉ちゃんとの思い出でいっぱいなんだ」

    「はぁ…あいかわらずヘタレですね」

    「そうかな…」

    「あの時弟君がリューブゼリーなんて被ってこなければ」

    「ただの優しいクラスメイト、で終わってたのに」

    「仲良くなってしまったために」

    「ヘタレな部分を見つけてしまいました」

    「好きになったほうが負けですから仕方ないんですけど」

    「好きになったほうが負けねえ…」

    「貴方たち姉弟は両方負けですかね」

    「姉ちゃんが俺のこと好きなら…な」

    「そういうところがほんっっとヘタレなんです!」

    「ぐぬぬ」

    742 = 679 :

    そもそも好きになる岡さんもおかしいだろww

    743 :

    全部読んだけど
    これ最終章?
    そんなのやめてくれよ

    744 = 718 :

    「そういえば今日お姉さんは?」

    「ああ、友達と遊びに行って、18時くらいから飲み会だとか」

    「ははーん、なるほどねえ」ニヤニヤ

    「?」

    「今日一日寂しかったでしょ?」

    「え、あ、いや…まあその…」ドギマギ

    「私をお姉さんの代わりに、暇を潰せる相手にでもしようとしてたんですか?」

    「そんなことはない」

    「ただその…」

    「おかげで色々考えることができたし」

    「ああ、ついでに岡本に聞きたいんだが」

    「やっぱ好きな相手のことってずっと考えるもんなのかな」

    「そ、それを私に言わせますか…」カアッ

    「参考までにさ」

    「……」イライラ

    745 = 718 :

    「岡本?」

    「あああああ!!」

    「!」

    「ああそうですよ!ずっと考えますよ!」

    「普段なにしてるのかな、とか!好きなタイプはどんな娘なのかな、とか!どういうことで笑うのかな、とか!」

    「おっぱい大きいほうがいいのかな、とか!私とエッチなことしたいのかな、とか!最初のデートはこういう所行きたいな、とか!私のこと好きになってくれるのかな、とか!!!」

    「……」

    「……ハッ、あ、あの…私ったらつい…」カアッ

    「あ、いや、参考になったよ…」

    「うぅ…本人の前で…うぅ…」

    「ありがとう岡本」

    「今の聞いたけどさ」

    「そんなことを考える相手が、「好きな人」というのであれば」

    「俺は…その…」


    「姉ちゃんのことが好きなんだと思う」

    746 = 718 :

    「…やっと本音が出ましたね」

    「うん…なんか恥ずかしいな…」

    「どうみても今の状況は私のほうが恥ずかしいんですが」

    「そうかもなw」

    「あ、笑った!ヒドい!」



    「実はさ、岡本」

    「俺、同じクラスだけど」

    「岡本のことは一目置いていたっていうか」

    「高嶺の花だと思ってたんだ」

    「私が?」

    「うん、綺麗だし、優しいし」

    「そ、そんな…」カアッ

    「そんな岡本にここまで言われてるのに」

    「ドキドキしたことがないというのも変な話だよな」

    748 = 718 :

    「むか!」

    「あ、いや、変なのは俺の方だよ?」

    「じゃあなんでドキドキしないのかっていったら」

    「姉ちゃんの存在があったからなんだろうな」

    「俺の知ってるなかでもトップレベルに魅力的で」

    「なのにドキドキしない」

    「この矛盾はさ」

    「姉ちゃんが作ってるのかな」

    「さりげなーく、ひどいこといってません?」

    「いや、だから世間一般では岡本のほうがモテるんじゃないかと」

    「あのですねえ…」

    「世間一般の人にモテたところで」

    「好きな人にモテなければ意味がないんですから」

    「あ…そうか…」

    「ほーんと、弟君はひどいひどい」

    749 = 718 :

    「いやその…」アタフタ

    「いいですよー」

    「私から見てもお姉さんは魅力的なんですから」

    「私は自分の趣味が変態的だと知っています」

    「それを必死で隠そうとしていた」

    「いや、俺のロッカーに入れている時点で隠す気ないだろ」

    「あれはいいんです」

    「好きになった人には、隠しごとをしたくなかったから」

    「俺がクラスのやつに言いふらす、とか考えなかったのか?」

    「そんな人を好きになりません」

    「好きな人のことはよーくわかるんですから」

    「俺にはよくわからないけどな…」

    「だったらわかるように努力すればいいだけでしょ?」

    「どうやって?」

    「好き、と言えばいいんです」

    750 = 718 :

    「……」

    「それで相手が自分のことを想っているか、すぐにわかりますよ」

    「それはそうだけど…」

    「そこがヘタレなんですよ」

    「返す言葉もございません」

    「しっかりしてくださいよー」

    「精一杯努めたいところではありますが…」

    「うーん、そうですねえ…」

    「あ、弟君」

    「なに?」

    「今日お姉さん友達と遊びに行ってるんですよね」

    「うん」

    「お姉さん素敵だからなー」

    「町でナンパされてたりして」

    「!!」


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