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    元スレ姉「弟のニオイがたまらない」

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    351 = 265 :

    「そこで手紙とローションを用意して、ロッカーの中にいれたんです」

    「しかも蓋閉まってなかったから、ジャージがぐちゃぐちゃになってたわ」

    「ご、ごめんなさい!興奮してロッカーに入れる前に自分で使っちゃったんです…」

    「校内で使うなよ」

    「エロテロリストって案外近くにいたんだね…」

    「それで手紙を読んでくれた弟君がきてくれたんです……」

    「うん、まあローションで濡れてて名前の部分見えなかったけどね」

    「会って驚いたよ」

    「それで行く弟君も勇者だよね」

    「それに最後の文章も滲んでわからなかったし。なんて書いてあったのアレ?」

    「OKだったら、私にそのローションをぶっかけてくださいって書きました…」カアッ

    「俺退学になるわ。そもそもローションこぼれてたし」

    「こ、こういうのが弟君は好きなのかあ…」

    「俺こんなに性癖歪んでねえわ」

    352 = 265 :

    「でも弟君は私のことがよくわからないから、とりあえず話し合おうって」

    「うわー、弟君のチキンー!」

    「これでひかなかったら、人類皆チキンになると思う」

    「だから私、今日はりきってきたんです…!」

    「いつ弟君にローションかけられてもいいように…」

    「ノーブラノーパンなんです!」

    「ひゅーせくしー!」

    「いつから日本は無法地帯になったんだ」

    「そ、それを考えてここにくるまでで、もうビショビショですよ…」ハァハァ

    「わかるわかる!私もネットの上に乗せられているとき、アソコがきゅーってなったもん!」ハァハァ

    「ですよね!」

    「ね!」

    「女子の下ネタってここまでエグイのか」

    353 = 265 :

    「ねえ、岡ちゃんはローション派なの?」

    「はい!水に溶かさず使います!」

    「ガチじゃねえか」

    「私りゅーぶぜりー!」

    「お、お姉さんもですか……」

    「大人の嗜みってやつ?」

    「な、なるほど…勉強になります…!」

    「強く勉めるな」

    「でねでね、ピンクローター4つ使うの!」

    「私はR-1にフィールモンブランつけるんです」

    「なにそれー、なんかすごそー!」

    「Amazonで手に入りますよ」

    「お前らの頭の中がAmazonだろ」

    355 = 265 :

    「なんかうずうずしてきたー」モジモジ

    「わ、私もです」ドキドキ

    「百合はいいけど俺の部屋でやるなよ」

    「えー、けちー!」

    「いやまさかこんな展開になるとは思わなかった」

    「で、弟君、岡ちゃんのことどう思うの?」

    「!」

    「どうって……」

    「お姉ちゃん、こんな娘なら大歓迎だよ」

    「いや、その…」

    「……」

    「ご」

    「ご?」

    「ご飯にしようか」

    「ちきん!」

    356 = 265 :

    ――夕飯

    「今日は岡ちゃんが作ってくれるんだって!」

    「それは楽しみだ」

    「でも今冷蔵庫の中、いもとひき肉ぐらいしか入ってないの…」

    「買い物いくヒマなかったからなあ」

    「ねえ、なにがでてくると思う?」

    「うーん、コロッケとか?」

    「お姉ちゃんコロッケ好きー!」

    「まあ楽しみに待ってよう」

    「お待たせしましたー」

    「お、きたきた!」

    「ムサカです!」

    「むさ…か…?」

    「あれか、岡本さんは世に聞く錬金術師か」

    358 = 320 :

    ムサカって焼くの時間かかんね?

    359 = 265 :

    「お口にあうかわかりませんが…」モジモジ

    「奥地で会いそうな名前だよな」

    「でもなんかおいしそうだよ」

    「確かに」

    「ムサカを知らないんですか?」

    「え、有名なの?」

    「なすを使ったギリシャの家庭料理ですよ」

    「いや待て、なんでギリシャ料理があたりまえに出てくるの」

    「ギリシャの人?」

    「え、だって私はギリシャ人じゃないんですよ?」

    「え?」

    「だから世界の料理を作ってみたくなるじゃないですか」

    「なるほどー!」

    「そのなすは使おうと思って持ってきたんですけど、料理に使っちゃいました」

    「なににつk……いや、あえて聞くまい…」

    360 :

    ムサカ美味いよムサカ

    362 = 265 :

    「岡ちゃんは、わーるどわいどだねー!」

    「そんなことないです。弟君に比べたら…」

    「そこに帰結するのか」

    「これうまいよー!」

    「よかった…」ホッ

    「うーん、やっぱ岡ちゃんを嫁にほしいなあ」

    「そ、そんな…!」カアッ

    「で、弟君がいらないっていったら、お姉ちゃんが嫁にもらうの」

    「うう、どうしよう……」

    「揺らぐなよ」

    「ねえねえ、岡ちゃん、一緒にお風呂入ろう!」

    「いえそんな申し訳ないです!」

    「いいのいいの。いつも弟君と二人で混ぜこぜしながら入るから、たまには違う人と入りたいの」

    「混ぜこぜってなんだよ」

    363 :

    言い回しうまいなぁ

    364 = 265 :

    「混ぜこぜ…」ブルッ

    「あー今えっちなこと考えたー!」

    「ご、ごめんなさい!」

    「君には否定する権利があるんだよ」

    「おとうとくーん?」ニヤニヤ

    「なんだよ」

    「絶対に入ってきちゃダメだよ!絶対だよ!」

    「はい、わかりました」

    「へそまがりー」


    ――風呂にて

    「気持ちいいねー」

    「そ、そうですね…」

    「ん?どうしたの?」

    「は、恥ずかしくて…」カアッ

    「ほほぅ」

    365 = 265 :

    「そりゃっ」モミッ

    「ひあっ!」

    「かあいい声だすねえ…」

    「うぅ…」カアッ

    「もういっちょ!」モミュッ

    「あ、はあっ…!」

    「うひょー!あたしがおとこのこだったらスパーキングしてたわ…」ハァハァ

    「も、もうやめてください」モミュゥ

    「にゃあん!ちょ、ちょっと、そんなことしちゃだめでしょ!」

    「お姉さんも…いい声しますね…」

    「お互い開発済みですな」

    「そうですね」

    「まあ経験ないんですけどw」

    「私もです。なすをこすりつけるのが精一杯ですw」

    二人「アハハハハ」

    366 = 265 :

    ――その頃の弟

    「(しかしまあ入浴シーンがよくでるスレだ……)」


    ――風呂場

    「ところでお姉さんって、弟君と仲いいんですね」

    「え、そう?」

    「私一人っ子なんで羨ましいです…」

    「弟君と結婚すればあたしがお姉ちゃんになるよ?」

    「そ、そんな…いいんです私は…」

    「そんなことない!あたしが許す」

    367 = 265 :

    「あたしは弟君がそこいらの女の子になびくのが怖かったんだ」

    「昔から「姉ちゃん、姉ちゃん」ってどこでも付いてきて」

    「今はあんなに無愛想だけどねw」

    「でもなんやかんやで優しいし、あたしが無茶したらちゃんと叱ってくれる」

    「弟君がいなくなったら、きっと自分がいなくなっちゃう」

    「お姉さん…」

    「でもね」

    「今日岡ちゃんと話してて気づいた」

    「ああ、寂しいけど怖くないな、って」

    「弟君は心を開いた相手にしか、ぶっきらぼうな話し方しないもん」

    「つまり岡ちゃんを気にいってるの。むしろあたしが背中押してやらないとね」

    「だってあたしはお姉ちゃんなんだもん」

    「弟の幸せがあたしの幸せ」

    「だから岡ちゃん、弟君をよろしくお願いします」

    368 = 265 :

    「そ、そんな…頭下げないで下さい!」

    「いいの、これはあたしが好きでやってるから」

    「後は岡ちゃんが弟君を好きにする番だぞ?」

    「……そうですね」

    「それでは…好きにさせてもらいます…」

    「お姉さん、ありがとうございます」

    「……うん」

    369 :

    岡本とか即効消えるキャラかとおもったらwww

    370 :

    「私先にでるね」

    「…はい」

    「外…出た方がいい?」

    「いえ、お部屋に戻っていてください」

    「わかった。でもね、弟君は無理やりが嫌いなんだからね?」

    「はい、弟君の意思を尊重します」

    「そう、じゃあもういうことないわね…」

    ザバッ

    「じゃあ、改めて弟君をよろしく、岡ちゃん」

    ガラッ

    バタン

    「(弟君には姉離れしてもらわないと……)」

    「(実の姉より可愛いクラスメイトのほうがいい…)」

    「(自分で決めたことなのにね)」

    「(力抜いたら泣いちゃいそうだ…)」

    371 :

    姉が変態じゃないってどういうことだ

    372 = 370 :

    ――姉の部屋

    ギイッ

    バタッ

    ボスッ

    「(もう今日は早く寝よ…)」

    「(寝れるといいなぁ……)」

    「(これから弟君と寝るのは避けないとね)」

    「(浮気って岡ちゃんに怒られちゃう)」

    「(ああ、確かにあの時一つにならなくてよかった)」

    「(お互い気まずさを引っ張って)」

    「(顔を見るのも嫌になっちゃう)」

    「(弟君は賢いなあ…)」

    「(でもなんでだろう、あんまり弟君と会いたくないかも)」

    「(本当はすごく会いたい)」

    「(ぎゅーってしてもらいたい)」

    373 = 370 :

    「(でも会ったら、うまく笑えない)」

    「(これからあたしは嘘をつき続ける)」

    「(おかしいなあ、どっちにしてもあたしは苦しいよ)」

    「(じゃあなんであんなことを言った?)」

    「(そりゃあ決まってる)」

    「(あたしがお姉ちゃんだからだ)」

    「(あーあ、姉じゃなかったらなあw)」

    「(あ、でもそしたら弟君と一緒にすごした過去もなくなっちゃう)」

    「(うーん)」

    「(もうなんかいいや…寝よう…)」





    「」グスッ

    375 :

    抱きしめてあげたい

    376 = 370 :

    ――翌朝

    「起きなさい」

    「ふぇ…?」

    「朝だよ」

    「うわあああああ!おとうとくん!?」

    ガラガラガラ ドテッ

    「ふえっ!」

    「そこまで驚くなよ」

    「あ、そうだった。コホン」

    「?」

    「お…岡本さんを…大事にしなさい…」

    「まあ粗末にはしないよ」

    「なにその言い方!ひどいじゃない!」

    「いや、こんなもんじゃね?」

    パシッ

    377 = 370 :

    「いたっ。なにすんだよ」

    「いい、弟君はいつもぶっきらぼうだけどね、女の子にはもっと優しくしないとダメなの!」

    「はぁ」

    「そういう態度がよくないの!」

    「そういわれても」

    「そ、そんなんだと、岡本さんが、あなたの側から離れちゃうでしょ!」

    「最後までやったんなら覚悟と責任を持ちなさい!」

    「お姉ちゃんが、あ、諦めたんだからね!」

    「?それはともかく、俺も聞きたかった」

    「岡本さんとの間になにがあった?」

    「え、どういうこと?」

    「こっちが聞きたい。姉ちゃんが変なこと言ってああいう行動とったら、俺は姉ちゃんを許さない」

    「あ……そう…そうか…岡ちゃん…無理やりだったんだ…」

    379 = 370 :

    「よかったね弟君…岡本さんはいい女の子だよ」

    「優しいし、可愛いし、料理だって美味しい」

    「ちょっと変態かもしれないけど」ポロ…

    「弟に発情する姉よりはマシだよね…」ポロポロ…

    「なんで泣くんだよ」

    「おめでとう…お姉ちゃんは嬉しいよ…」

    「これで普通の男の子だよ」

    「お姉ちゃんも…ヒック…かっこいいひと見つけるんだから…グスッ」

    「話が見えてこない」

    「話…?」

    「姉ちゃんが風呂で変なこと言ったから岡本さんは昨晩帰ったんだろ?」

    「岡ちゃんが…帰った…!?」

    380 = 370 :

    ――昨晩

    「帰る!?もう夜遅いし泊まってけよ」

    「いいんです。帰ります」

    「姉ちゃんと…なにかあったのか…?」

    「そうですね…なにもないといったらウソになりますね」

    「気にしなくたっていい」

    「気にしますよ…お姉さんはすごく純粋なんですもん」

    「私じゃかなわないです」

    「?」

    「私の好きにするよう言われました」

    「どういうことだよ」

    「だから好きにさせてもらいます」

    「姉ちゃんが傷つけるようなこといったなら、俺が謝るから」

    「確かにその発言はお姉さんを傷つけてますね」

    381 :

    岡ちゃん……

    382 = 370 :

    「姉ちゃんを?傷つけたのは姉ちゃんのほうだろ?」

    「これはお姉さんも苦労しますねw」

    「とにかく泊まってけって」

    「あれ、弟君は無理やりするのキライなんでしょ?」

    「!」

    「それじゃ、お姉さんを大事にしてください」

    「ただ一つこれだけ言っておいてください」

    「今はかないませんが、絶対負けません、って」

    「それじゃ」

    「おい!」

    ガチャ

    「(あれだけ弟君のことを見ていて大事に思っている人に、今の私じゃかないません)」

    「(姉弟という絆……強敵ですね…)」

    「(いいライバルと先輩が同時にできてしまいました)」

    「(でも負けませんよ…!)」

    384 = 370 :

    「――ということがあったんだよ。姉ちゃんなにか知ってる?」

    「……全部バレてたんだ……」

    「どういうこと」

    「弟君」

    「なんだよ」

    「私はいいお友達ができました。これからも仲良くしていきたいです」

    「え、喧嘩してるんじゃないの?」

    「あーあ、弟君は頭の回転が速いくせに、こーいうことは気づかないんだから」

    「まだまだお姉ちゃんが世話しないと」

    「負けないぞ、とか言ってんだぜ?」

    「そうです。お姉ちゃんも負けませんよ!」

    「???」

    「うーん、今日学校で岡ちゃんに私からもいっておいてほしいことがあるんだけど」

    「え、なにをいえばいいの?」

    385 = 370 :

    ――学校

    「よお…」

    「あ、弟君、き、昨日はごめんなさい!」

    「いきなり帰っちゃって…」

    「いや、二人が喧嘩してないならいいけどさあ」

    「フフフ、してませんよ」

    「それで姉ちゃんから返事がきてる」

    「お姉さんから?」

    「「いつでもかかってきなさい、妹よ。ホットケーキ妬いて待ってるわ!」だってさ」

    「フフッ。そっちの妬く、ってのがお姉さんらしいですよねw」

    「そうか?」

    「また「お邪魔」させていただきます」

    「あ、ああいつでもどうぞ…?」



    おしまい

    387 :

    乙!面白かったぜ

    389 :

    姉が可愛くなかったらいるだけ邪魔そう

    390 = 370 :

    今夜もお付き合い頂きありがとうございました。

    そろそろ姉のライバルを出してみたくなったので、「清楚系変態同級生」という設定だけ考えて入れてみました。

    思った以上に強烈なキャラになりましたが、後半の雰囲気にもしっかり合わせてくれました

    ムサカは私の得意料理なのでなんとなく出してみました。

    今回は弟がカッコ良く立ち回りませんでしたが

    弟の知らない場所でお姉ちゃんが立ち回ってるんだぞ、ということを書いてみたかったのです。



    仕事の関係でいつ書けなくなる日がくるかわかりませんが

    いずれにせよ第五部も書きたいと思います。


    それではおやすみなさい

    (姉´ω`人´ω`岡)

    391 = 381 :

    これで今夜も……安心して熟睡できるな

    394 = 374 :

    乙!
    料理出来るなんて素敵

    395 :

    乙乙乙

    397 :

    大層乙であった
    明日も続くのならまだ言うのは早いか?

    398 :


    弟はいつになったらデレるんだww
    ハーレムエンドを所望する

    399 :

    ほす

    400 = 388 :


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