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    元スレ朝倉「ただ月が綺麗だったから…」

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    タグ : - 佐々木 + - 国木田 + - 朝倉 + - + - 涼宮ハルヒの憂鬱 + - 超感動巨編 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    501 = 348 :

    キョン「涼子は後ろからくっつかれる方が好きなんだな」

    朝倉「……」

    彼女の首筋が熱くなるのがわかる…

    朝倉「キョン…余裕で襲ってるなフリしてるけどさ…」

    キョン「ん……」

    朝倉「心臓…すごい鳴ってるのがバレバレよ?」

    …この言葉だけで、俺の余裕と優位な立場は崩されてしまった

    …そのまましばらく、くっついて、抱きあって…今日が終わった

    明日から涼子が一番近くにいる…

    その日は、心が経験した事のないような幸せを抱えて眠った…

    キョン「おやすみ、涼子…」

    朝倉「おやすみ、キョン…」

    503 = 348 :

    5月3日 朝倉宅

    ―お父さん、お母さんへ

    私は家を出ます

    捜索届けは不要です
    今までありがとうございました

    こんな娘でごめんなさい

    朝倉涼子


    リビングの机には、娘からの置き手紙

    朝倉「家出なんて…馬鹿げてる…携帯の事が原因なのか?」

    朝倉「でも、携帯はここに…」

    手紙と一緒には、携帯も置いてある

    何かヒントになる事は無いかと思い、携帯を調べてみたがデータは何も残ってなかった

    メール、履歴、電話帳…全て消去されていて、ここからは何もわからなかった

    朝倉「…とりあえず、お昼になったら涼子の友人に連絡してみますよ」

    朝倉「ああ…」

    504 = 348 :

    5月3日(火) 早朝

    目が覚めて…隣に涼子がいる

    キョン「夢じゃないんだな…」
    朝倉「……」

    腕の中で、彼女が寝息をたてている

    もう一度、涼子を引き寄せ抱きしめる



    次に俺に意識が戻ったのは、涼子に起こされて…だった

    朝倉「あ…起きた?おはよう」

    キョン「ああ…おはよ。もう…昼くらいか?」

    朝倉「えへへ…寝顔見ちゃった…」

    キョン「俺も一度起きたんだがな…涼子の寝顔を見るのを忘れてた」

    朝倉「…見なくていいの。恥ずかしい…」

    キョン「今度、意地でも見てやる…」

    朝倉「もう…いいのよ、別に私の寝顔なんて」

    2人笑い合いながら、目が覚めていく

    505 = 415 :

    よくわかんねーけどさるよけ

    506 = 348 :

    キョン「あ…」

    朝倉「どうしたの?」

    キョン「…今日からSOS団の活動があるんだ、そう言えば」

    この3連休…結局毎日が活動、という予定になってしまった

    彼女を迎えに行く事に一杯で…すっかり忘れていた

    朝倉「そうなの…」


    彼女は少し寂しそうな顔をする…

    でも、俺の気持ちはもう決まっていた

    キョン「…でも、涼子を一人にはできないからな。活動は休むよ」

    朝倉「え…そんな…それは悪いわよ…」

    キョン「いいんだよ。こっちは連絡一つでなんとかなる」

    すぐに、俺は携帯で連絡をとる

    …古泉に変わりに言って貰うのは、さすがに悪いか

    ハルヒに電話をかける

    507 = 475 :

    仮眠前の支援

    508 = 348 :

    ―ピリリリリ

    ―ピリリリリ

    ハルヒ『もしもし、キョン?』

    キョン『ああ…今大丈夫か?』

    ハルヒ『ええ、どうしたのよ?』

    キョン『ああ、実はな…どうやら活動に参加できそうに無いんだ』

    ハルヒ『…理由は?』

    キョン『ちょっと、病気でな』

    ハルヒ『その割には、元気そうじゃない?』

    キョン『いや…昼は体調がいいんだが夜になると一気に悪くなるんだ。典型的な風邪だよ』

    ハルヒ『ふーん…また朝倉涼子に会いに行くの?』

    キョン『…行かないよ。風邪だからな』

    ハルヒ『…まあいいわ。3日のうちで、治ったら参加しなさいよね』

    キョン『ああ…悪いな』

    509 = 348 :

    ハルヒとの電話を終え、俺は携帯を置く

    キョン「…ところで涼子」

    朝倉「なにかしらキョンくん?」

    キョン「電話の間、ずっと抱きついてるのはやめてくれないか?」

    彼女は後ろからくっついたまま、俺を離さない

    朝倉「昨日のお返しよ。それに…他の女の子と話しているのが悔しいんだもん…」

    キョン「…くっついてるんだから、いいだろ。それに俺は涼子以外に興味は無い」

    朝倉「…」

    キョン「な?」

    朝倉「うん……」

    そのまま…また布団の中で抱き合っていた

    …とは言っても、下に家族がいる以上、俺は部屋にこもりっぱなしというわけにも行かない

    510 = 348 :

    時間も適度なところで、居間に向かい家族と顔を合わせる

    この間も涼子は部屋にいるが…部屋から一人で出る事はない

    妹にも、前日から部屋には入らないように言ったので…とりあえずは大丈夫だろう、多分…

    キョン(あとはご飯とか、風呂のタイミングだな……)

    まだ、涼子と一緒にいられる…連休は始まったばかりだ…

    511 = 348 :

    同日 昼過ぎ 佐々木

    ―プルルルル

    家の電話が鳴る

    佐々木『はい、もしもし佐々木です』

    朝倉『あ…もしもし。朝倉涼子の母ですが…佐々木さん?』

    電話は、朝倉さんの母親からだった

    その様子は…慌てて疲弊している事が声から何となくわかる

    いい予感はしない

    佐々木『…はい。どうかしましたか?』

    朝倉『実はね…涼子が…家出、してしまってね……』

    佐々木『家出ですか……』

    朝倉『そうなの…それで誰か友達の家に行ってないかと思って…』

    佐々木『いえ…家には来てませんね』

    朝倉『そう…バイト先もね、少し前に辞めていたみたいなのよ…家出した日にはまだバイトしてたと思ったんだけど…』

    佐々木『ああ…昨日私がお宅にお邪魔した時ですね』

    512 = 348 :

    朝倉『ええ…佐々木さんなら何か知ってると思ったんだけど…』

    佐々木『私も、何も聞いてないですね…何かわかったら、連絡しますよ』

    朝倉『ありがとうね。涼子、携帯も家に置いたままでね…だから心当たりある人に聞くしかないのよ』

    佐々木『…友達に聞いてみますよ』

    朝倉『ええ、お願いね佐々木さん…』

    ―ガチャン

    513 = 348 :

    佐々木「ふう…」

    何となく予想はしてた

    でも、彼女はもうこの街にはいない

    それが何だか、とても悲しかった

    佐々木「何を考えてるんだろうね、私は…」

    佐々木「彼女のいる場所が…何となくわかってしまうよ…」

    でも…

    佐々木「どういう風に行動すればいいか…わからないよ…」

    素直な自分の気持ちを推すか…

    彼女の気持ちを優先するか…私はまた悩み出してしまう

    佐々木「近くにいないから、特に…ね」

    悩ましいこの連休は…まだ始まったばかりだ

    514 = 348 :

    同日深夜 キョン

    もう日付も変わった頃…俺たちはそっと部屋を出た

    涼子を風呂に入れるためだ

    この時間なら妹はもちろん、親も寝静まっている

    キョン「さ…なるべく早めにな」

    朝倉「うん、ありがと」

    キョン「俺は外で見張ってるからな」

    朝倉「わかった。覗かないでね…?」

    キョン「…気が向いたら、見ちゃうかもな」

    朝倉「…えっち」

    キョン「冗談だよ、ほら、向こうむいてるから」

    俺は涼子に背を向ける

    背中からは、衣服が擦れる音…彼女が服を脱いでいる音が聞こえる

    なんだか余計に官能的だ

    515 = 348 :

    朝倉「ふぅ…気持ちよかったわ」

    キョン「ああ。よかった」

    朝倉「ええ…あ、ドライヤーなんて使えないわよね…?」

    キョン「ドライヤーか…下から持ってくるよ。音も響かないだろうし…大丈夫だろう」

    朝倉「ありがと。ごめんねワガママ言っちゃって」

    キョン「いやいや、女の子はそういうのが大事なんだろ。何となくわかるよ」

    そう言って、洗面所からドライヤーを持ってくる

    彼女が髪を乾かすその姿が…なんだか新鮮だ…

    朝倉「ん…どうしたの、そんなに見ちゃって?」

    キョン「女の子のそんな仕草見たこと無いからな。珍しいんだ」

    朝倉「…変なキョン」

    516 = 348 :

    キョン「なんか、俺はそういうのが好きみたいだ。女の子の日常って言うか…上手くは表現できないが」

    朝倉「ふうん…」

    彼女が少し顔に難色を示す

    キョン「あ…いや、女の子というより、涼子の普段の姿が見れるのが嬉しいんだ。これは本当の気持ちだ」

    朝倉「…そういう、ハッキリ言ってくれる所、好きよ」

    キョン「ああ。本当だから、逆に恥ずかしくはないんだ」

    朝倉「うん……」

    彼女はもう髪を乾かし終えて…一息ついている

    湯上がりの女性は、普段とはまた違った色っぽさがあるものだ

    朝倉「…さ、もう寝ましょうか」

    キョン「あ、ああ…」

    2人…慣れた感じで布団に入る

    まるでもうずっと前からここに一緒にいたように…

    517 = 390 :

    ああ 涼子可愛いよ涼子

    518 = 348 :

    朝倉「じゃあ…おやすみなさい」

    キョン「ああ…おやすみ涼子」

    朝倉「チュー…」

    キョン「……」

    朝倉「おやすみのチュー…して?」

    腕枕をしながら、ゆっくりと唇を重ねる…

    キョン(風呂上がりの唇って、冷たいんだな…)

    冷たい唇、暖かい体…

    また彼女の心臓の音を聴きながら、眠った…

    519 = 348 :

    5月4日(水) ハルヒ

    時間は午後1時

    太陽がポカポカ暖かい

    絶好の探索日和…なのだが…

    自分の目線は、携帯の無機質な画面だけを見つめていた

    もしかしたら、彼から連絡が来るかもしれない

    でも…私の電話は一向に変化する様子が無い

    ハルヒ「ふん…今日もあのバカは休みかしら」

    古泉「そうみたいですね…」

    朝比奈「心配ですね…」

    長門「…軽度の風邪の場合、1日休めば症状は回復。完全回復には2~3日が必要」

    ハルヒ(電話の様子じゃあ、平気そうだったのに…)

    古泉「…さて。今日はどうしますかね。昨日に続いてまた隣町まで…」

    ハルヒ「決めた…キョンのお見舞いに行きましょう!」

    古泉「おや…」

    520 = 351 :

    ハルヒェ・・・

    521 = 348 :

    朝比奈「お見舞いですか、いいですねー」

    長門「…私は賛成」

    ハルヒ「じゃあ、ちゃっちゃと行きましょうか。あ…その前に、何か買っていきましょう」

    古泉「そうですね。お邪魔するわけですし…では、僕が彼に連絡を入れておきますよ。いきなりも悪いですからね」

    ハルヒ「わかったわ。買う物は…どうしましょうか、みくるちゃん」

    朝比奈「そうですねぇ…食欲が無さそうならみかんの缶詰めとかですけど…」

    ハルヒ「一応缶詰めと…お菓子でいいかしらね。すぐに食べなくても、お土産みたいな感じでね」

    朝比奈「そうですね。では、早速買い物に行きましょう」

    長門「……」

    古泉「ふふっ、ではこちらも……」

    ―ピリリリリ

    523 = 348 :

    ―ピリリリリ

    ピッ

    谷口「もしもし? 珍しいな、どうしたんだ?」

    古泉「おや……」

    表示された電話番号を見返してみる

    …そこには彼の番号では無く、以前クリスマス会の時に番号を交換した相手『谷口』の名前があった

    古泉「これは…すいません、どうやら間違い電話をしてしまったようでして…」

    谷口「お、そうなのか。おおかた、キョンとでも間違ったか?」

    古泉「すいません。彼が体調が悪いという事でお見舞いをしようと…」

    谷口「お見舞い…あいつ、具合悪いのか?」

    彼に今日の事を説明する……

    谷口「そうか…」

    古泉「ええ、そういう事ですから……」

    谷口「それなら、俺も参加していいか?」

    古泉「あなたが?」

    525 = 348 :

    谷口『ああ、暇なんだよ。あ、国木田も誘ってみていいか? あいつと連休中どこか出かけたいとも話してたんだよ』

    古泉『ふむ…少々お待ち下さい』

    友人間の事とはいえ、一応はSOS団の活動、団長の許可が必要…ですよね

    ハルヒ「いいじゃない。その2人も呼びましょう」

    古泉『…というわけです』

    谷口『うっし。じゃあ国木田にも連絡して……』

    古泉「…というわけで、2名追加になります」

    ハルヒ「一気に賑やかになったわね。じゃあ、こっちも買い物をして……」

    朝比奈「あ、あの涼宮さん…一つ提案が…」

    ハルヒ「ん、何かしら?」

    朝比奈「その2人が来るなら、鶴屋さんもお誘いしてもいいですか?」

    526 :

    さるよけ

    527 :

    支援

    私は今日はこれまでだ
    >>1楽しみにしてます

    528 :

    ウィルコム買えばいいのにな

    529 = 410 :

    まだ指定割がない時代なんだろう

    530 = 348 :

    ハルヒ「…今さら、一人増えても変わらないわよね。よしっ、許可するわよ、みくるちゃん」

    朝比奈「はい~。じゃあ私も連絡を……」



    最終的には、以前行ったクリスマス会のメンバーが再び集まった

    ハルヒ「今度は…キョンもいる…」

    長門「……」

    朝比奈「何か言いました?」

    ハルヒ「な、何でもないわよ! さっさと行くわよ。時間がもったいないわ」

    朝比奈「は、はいぃ……」

    古泉「では、行きましょうか」
    …他の人間に電話をした事によって、その時僕は…

    肝心の彼に、連絡をとるのを忘れてしまっていたのでした


    長門「……危険」

    531 = 495 :

    失敗の多い古泉である

    532 = 368 :

    こりゃ修羅場だな
    wktk

    533 = 348 :

    キョン宅

    少し遅い昼食を、一人で食べている

    涼子は、食欲があまりないから、俺一人居間で食事をすませた

    今日はどうしようか…と言っても、部屋に戻って涼子とくっつく。それだけだ

    穏やかな気持ちで…食後のお茶をすすっている…

    ―ピンポーン

    「はいはーい」

    妹が、とてとて、と玄関に向かって行く

    「キョンくん、はるにゃんたちがきたよー」

    キョン「…ゲホッ、ゲフッ…! ハルヒ…なんでだ!」

    緑茶が気管の嫌な部分に入る…熱さは感じない

    ハルヒ「なによ、やっぱ元気そうじゃない」

    古泉「すいません、お邪魔します」

    朝比奈「こんにちは、キョン君」

    長門「……」

    534 = 479 :

    >>528
    ウィルコムwwwwwあんたまた古いなw
    今は家族間通話でドコモでさえ980円、学割なら780円から24時間無料の時代だぞw

    535 :

    >>534
    スカイプで良いんじゃないか?

    536 = 351 :

    >>534
    いやべつにウィルコム古くないからww

    537 :

    >>534-536
    それ以上はよそでやれよ?

    538 = 348 :

    谷口「よ、お見舞いだ」

    国木田「お邪魔するよ、キョン」

    鶴屋「風邪だってね~、大丈夫かい?」

    SOS団だけならまだしも、谷口や国木田…鶴屋さんまで…

    ハルヒ「ほら、お見舞い品買ってきたから…あがって大丈夫よね?」

    あがる? 部屋?

    キョン「ま…待った! 部屋はダメだ! 断じてダメだ!」

    ハルヒ「なによ…ははぁ、変な本でも広げっぱなしなのね、イヤらしい」

    蔑んだような目でハルヒが見てくる…その怒りが変な本ですむのなら、今なら喜んで差し出そう

    キョン「ち…散らかってるんだ! とにかく…ちょっと待ってろ、すぐ片付けるから!」

    ハルヒ「別に気にしないわよ、みんなが座れれば……」

    539 :

    長門「……」ツンツン

    話しているハルヒの裾を、長門が小さく突っついた

    ハルヒ「なによ…待った方がいいっていうの?」

    長門「……」コク

    ハルヒ「はあ…有希が言うんじゃ仕方ないわね。待ってるから、さっさと片付けてきなさいよ」

    キョン「すまないな…(ありがとう、長門)」

    ダダダッ、と早足で部屋に戻り…涼子に知らせに行く

    朝倉「…困ったわね…」

    キョン「そうなんだよ…ベッドにずっと入ってるわけにもいかないし…見つかっちまう…」

    朝倉「……」

    キョン「…涼子。トイレは大丈夫か?」

    朝倉「え…う、うん…」

    キョン「水分は? 空腹は?」

    朝倉「大丈夫…だけど……」

    キョン「じゃあ…頼む……」

    540 :

    >>536
    いや「電話代が高いならウィルコムで定額通話」って発想がよ

    541 = 540 :

    >>535
    スカイプは通話ポジションが限られちまうからな
    ま、こイツらの場合はそれでもいいだろうけど

    542 :

    >>540
    うぜえからやめろっつってんだろ

    543 = 540 :

    >>542
    嫌なら見るなよ

    544 = 542 :

    なにいってんのこいつ

    546 = 539 :

    ハルヒ「お邪魔するわよ」

    鶴屋「おじゃまっさ」

    キョン「あ、ああ…適当に座ってくれ」

    古泉「ふふっ、これだけの人数がいるとギリギリですね」

    …とっさに、彼女と荷物を押し入れに隠したが…大丈夫だろうか

    朝比奈「お見舞い品、たくさん買ってきたんですよ」

    出された品は、スナック菓子にジュース…そして、桃缶とみかんの缶詰め等だ

    キョン(本当に…お見舞いなんだな)

    547 = 539 :

    国木田「僕たち3人は緊急参戦だったんだけどね。涼宮さん達に無理行って連れてきてもらったんだよ」

    谷口「いやぁ、古泉からの間違い電話でな…キョンと俺を間違えたんだとさ」

    古泉「今から向かう連絡をあなたにしようと思ったんですがね…まったく、迂闊でしたよ」

    キョン「肝心の、俺に連絡が来てないんだが」

    古泉「…そう言えば、忘れてしまったようですね。すいません」

    キョン(お前のせいか……)

    …なんだかんだで、友人が集まれば話は盛り上がるもので…

    いつも通りの、賑やかな空間が広がっている

    押し入れに隠れている涼子にも、この会話は全部聞こえているので…少し気持ちはドキマギしていたが…

    548 = 539 :

    谷口「…そうだキョン!」

    何かを思い出したかのように、いきなり谷口が叫び出す

    キョン「な、なんだ谷口……」

    谷口「お前…朝倉涼子とはどうなってるんだ。最近何にも聞いてないぞ!」

    朝倉『……!』

    キョン「な、な…何いってるんだい、谷口さんよ…」

    国木田「ここに来るまで、ずっと言ってたんだよ。今日はいい機会だから、ってさ…」

    鶴屋「…そう言えば、クリスマス会の時に尋問するって誰か言ってたねぇ」

    キョン(クリスマス会…ああ、俺がいなかった時…)

    谷口「そう! その辺りも全部含めて…白状したらどうだ、キョン?」

    キョン「そんな事おおっぴらに言えるか!」

    谷口「いいだろ別に! 何言っても、本人に聞かれるわけでもないんだぜ?」

    キョン(聞かれるんだよ…いるんだよここに…)

    549 :

    朝倉には幸せになって欲しいなぁ。
    支援支援。


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