元スレ黒髪娘「そんなにじろじろ見るものではないぞ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×22
451 = 304 :
姉「熱くない?」
黒髪娘「心地良い……です」
姉「んー。堅いかな-。もっと砕けた口調でも良いんだよ?」
黒髪娘「う、う……む」 かぁっ
姉「ふふふっ」
ざっぱぁ~
黒髪娘「姉御殿は子細を詮索せぬのだ……ですね」
姉「まぁね」
黒髪娘「……」
姉「あのばか弟が内緒だっつーんだから内緒なんでしょうよ」
黒髪娘「弟御を信用なさっておいでだ」
姉「あはははは。信用じゃないんだってさ」ははっ
黒髪娘「?」
452 = 304 :
姉「あれはねぇ、へたれだからね。
へたれが昂じてDTだからね~」
黒髪娘「??」
姉「まぁ、その分大事なものは判るでしょうよ。
人の大事な物に口出しするのは
無粋って。ただそれだけよ」
黒髪娘「無粋、ですか」
姉「おやおや。真っ赤だ」
黒髪娘「はい」 にこっ
姉「ゆだったかなぁ。おいで。髪の毛洗おう?」
黒髪娘「はい、姉御殿」
姉(む。……良いわぁぁ。
この腕の中にすっぽり収まる華奢な身体。
まじで鼻血物だわ、さすが難易度SS!)
黒髪娘「どうされました?」
姉「いえいえ。さ、座って」
黒髪娘 ちょこん
455 = 303 :
姉落ち着けw
456 :
追いついた!
しえんあんどほしゅ
457 = 304 :
――男の実家、男の自室
かちゃ……
黒髪娘「……湯浴みからあがった」
男「ん。そか」
黒髪娘「その、服を、貸してもらった」おろおろ
男「どうした? 入れば? 廊下寒いだろう」
黒髪娘「湯浴み上がりで寒くはないのだが。
……服が落ち着かない」
男「どうした……う」
黒髪娘「変か? やはり変なのだな? 薄物だし」
男(なんで素肌ワイシャツなんだよ……!?
ね、姉ちゃん。あんた何考えてるんだっ)
黒髪娘「寝具に入れてもらうと良いと」
男「あ。ああ。ほら、ベッド使って良いぞ」
黒髪娘「べっど……」
男「この台だ。布団ひいてあっから」
461 = 308 :
こらっ!エロはいかんぞ
462 = 304 :
もそもそ
黒髪娘「男殿は眠らぬのか?」
男「あー。うん」
黒髪娘「それでは寒かろう?」
男「気にするな」
黒髪娘「この寝具は男殿のものではないのか?」
男「うん、そうだ。……悪いな、そんなので」
黒髪娘「いや……これが良い」 すりっ
男「そっか」
黒髪娘「温かくて、良い香りだ」
男「そうかぁ?」
黒髪娘「先ほど、姉御殿にしゃんぱうをして頂いた。
桃の香りなのだ。桃の湯で洗うとは驚いた」
男「ああ」(そっちの匂いか。びびった)
黒髪娘「ほら、男殿」
男「?」
463 = 303 :
男もげろ
もしくは大人しく布団にでも入ってしまえ
464 = 304 :
男「どうした?」
黒髪娘「桃の香なのだ。そうであろう?」 くいっくいっ
男「ああ。うん、そうだな」
黒髪娘「姉御殿は優しくしてくれたし、褒めてくれた」
男「そうか」
黒髪娘「この髪を褒めてくれたのだ」
男「ああ、立派な髪だ。
……こっちでは、そこまで長い黒髪は珍しいんだよ。
女でもあちこち出掛ける時代だから。
長い髪は動くには不便だろう?」
黒髪娘「わたしも切った方が良いだろうか?」
男「もったいないよ」
黒髪娘「そうか。……そうだな。
私の女としての麗質の、殆ど唯一だし」 ごにょごにょ
男「肩まで布団に入らないと寒いぞ」
黒髪娘「でも、男殿と話していたいのだ」
465 = 304 :
男(やばいな。……なんか、こっち来てから
可愛らしさが二倍に見える。
やっぱり平安時代の明かりやら服装じゃ
こっちからみたら駄目コスプレだもんなぁ。
普通<現代風>の格好してたら美少女じゃんよ。
犯罪だろ、これは)
黒髪娘「どうされた?」
男「いや、なんでもない」
黒髪娘「全てが明るい。……闇がないのだな」
男「うん、便利さを追い求めた結果だな」
黒髪娘「なんだか……とても恥ずかしかった」
男「明るかったからか?」
黒髪娘「それもあるが、姉御殿が男殿の姉御だと
おもうと、その……とつぎ先のようで。
ううう……姉御殿には嫌われたくないので」
男「ん? うちの姉ちゃんはそんなに簡単に
人を嫌ったりはしないよ。ああ見えて度量はあるから」
黒髪娘「そうでもあろうが……。そうだ。
男殿も寒そうではないか、この寝具に」
男「それはダメ」
黒髪娘「そうすれば話しやすいのに」
466 = 427 :
平安時代は通い婚だよな
まあ楽しいから良いけどwww
467 = 304 :
男「良いから寝ちゃえ」
黒髪娘「男殿……は?」
男「俺はちゃんと毛布とか有るし、
暖房もあるし、平気なの。ちゃんとここにいるから」
黒髪娘「ん……」ほっ
男(やっぱ、一人で放り出されるのは、怖いよな……)
黒髪娘「この寝具は……温かいな……」
男「だな」
黒髪娘「……すぅ」
男「……」
黒髪娘「……すぅ……くぅ」
男(前髪、細いな……。額にかかって……)」
黒髪娘「んぅ……」
男(眠るとこんなに子供みたいな顔で……)
469 = 445 :
ちょっと古美術商にでも出かけてくるか・・・
いや、純粋に昔の陶器に興味があってね
470 = 456 :
萌え死んだ
471 = 440 :
いいからやっちゃえ に見えた
疲れてるのかな……
472 = 304 :
――男の自室、遅い朝
男「……んぅ」
黒髪娘「すぅ……すぅぅ……」
男「……なんで。こっちにいる?」
黒髪娘「すぅ……くぅ……」 きゅ
男(落ち着け……おれ!!
多分寝ぼけて、じゃなきゃ心細くて
ベッドから俺の布団に来たんだろうけど……。
それにしたって、裸ワイシャツ薄すぎだろっ!
相手は十二単での生活だったんだぞ。
こっちが馴れてないのに~っ)
黒髪娘 もぞもぞ「あ……んぅ……」
男「おはよう」
黒髪娘「おはよう……男殿」
男「肩、抜かせてな」 そぉっ
黒髪娘「んぅ……温かい……」
男「はいはい。もうちょっと寝てて良いから」
黒髪娘「感謝する……すぅ……」
男(心臓にわるい……)
473 = 400 :
切ないねぇ・・・
474 = 304 :
黒髪娘「んぅ……おはよう、ございま……」
黒髪娘「……うぅ。……ん」 ぽやぁ
黒髪娘「友……? 友、手水を……。あ」
(そうか。私は……。男殿の世界に)
かちゃ
男「ああ、目が覚めたか?
ずいぶんしっかり寝ちゃったな。
もう昼前みたいだぞ」
黒髪娘「そうか。あの……。
布団を奪ってしまったか? すまない」
男「ああ、気にするな。おなかすいたか?
姉ちゃんはもう出掛けた。手紙残ってた。
服を調達に云ってくれたみたいだ。
行儀悪いけれど、もうちょっと俺の服で過ごしてくれ。
夕方前には戻ってくるよ」
黒髪娘「色々お手数を掛ける」
男「任せとけ」
黒髪娘「うむ」
男「飯にしようか」
475 :
かわいいな
476 = 445 :
お前らはどうすんのよ
このままこの時代に居付かせるのか、自分が平安に行くか
それとも現状で通い通われするのか
477 = 314 :
478 = 304 :
――男の実家、ダイニングキッチン
黒髪娘「これは……」
男「えーっと。パンと目玉焼きと、ジャムと。
クラムチャウダーなんだけど……」
黒髪娘「未来の料理か」
男「まぁ、そうなる」
黒髪娘 どきどき
男「知的好奇心100%の表情だな」
黒髪娘「食べてみたい」
男「もちろん。どうぞ。……んじゃ頂きます」
黒髪娘「頂きます」
かちゃ、ちゃ……
男「どう?」
黒髪娘「うむ。この汁物は……貝か。
何ともいえぬ豊かな味わいだ!」 にこっ
男「良かった」
479 :
>>476
子供が出来たら子供だけ現代で育てる
480 = 427 :
>>477
同意
安価でストーリー決めていくところならいざ知らず
何言ってるんだ
482 = 304 :
黒髪娘「このパンなるものの柔らかきこと……」はむっ
男「気に入ったみたいで良かったよ」
黒髪娘「朝からこのような馳走をいただいている。
感謝としか言いようがない」
男「ん?」
黒髪娘 もたもた
男「ああ。ジャム塗るよ」
黒髪娘「これは、塗る物なのか?」
男「そう。パン貸してね。……こうやって、こう」
黒髪娘「ふむ」
男「わかった?」
黒髪娘「理解した。……それにしても」
かちゃ、ちゃ
黒髪娘「何もかも手間を掛けさせることばかりだ。
申し訳なくて、消え入りたくなる」
男「なんだそんなことか。俺が向こうに行ってた時は
俺の方が世話になっていたじゃないか。おあいこ様だよ」
483 = 304 :
黒髪娘「そうであってくれれば良いのだが」
男「気にすることはないって」
黒髪娘「ん。これは! この味覚は!」
男「だめだった? うちは姉ちゃんの方針で
イチゴジャム禁止なんだわ」
黒髪娘「それは判らぬが、これはミカンか。
なんと爽やかで、甘く、芳醇な味わいだろう!」 ぱぁっ
男「気に入ったか」
黒髪娘「うむ。これは美味しい! 大変美味しい!」
男「あはははっ。いいから、ちょっと拭け」 くすくす
黒髪娘「む?」
男「ほら、口だして」 きゅっ
黒髪娘「これははしたないところを見せた」
男「いや、良いよ。くはははっ」
484 = 348 :
ほんとおもしろい。
ほしゅ
485 = 304 :
がちゃん
姉「あ、ご飯中?」
黒髪娘「姉御殿」
男「お帰り、姉ちゃん。早かったね」
姉「まぁね。朝早めから行ってきたし」
黒髪娘「ど、どうぞ。こちらへ」
姉「ありがとうねぇ、黒髪ちゃんっ」むぎゅん
黒髪娘「うう」
男「姉ちゃんも何か食うか?」
姉「あたしテキサスマックバーガー食べてきたから」
男「そっか。じゃ、何か入れるよ」
姉「紅茶が良いな」
男「ほいほい」
姉「~♪」
黒髪娘「どうしたのですか?」
姉「いやいや。美少女と一緒のランチは目の保養ですよ」
黒髪娘「??」
487 :
>>482
男「ああ。ガムやるよ」に見えた
熱が38℃あった
488 = 460 :
誤字もないし量も質もすごいな支援
489 = 314 :
>>487
ちょwwwwwwマジかwwwwwwwww
お大事に。
490 = 440 :
>>488
それは言いすぎだろ
誤字あるし
いや悪いって言ってるんじゃないんだ要するにGJってことだよ気を悪くしたらごめん
491 :
テキサスマックって・・・・④
492 = 427 :
>>487
とりあえず寝なさい
誤字はちらほら有るけど
気にしないwww
そこらへんは脳内補正おkだぜwww
dat保存するよwwwww
493 = 304 :
いや、誤字はあるんだ。
誤字はあるんだ、沢山あるんだよ orz
判っていてもなくならないのだ。スミマセンスミマセン。
さてはおまえ「小沢さんは潔白です」みたいなアレだな(T∇T)
反省して粛々と書くよ。
雑談嬉しいよ。展開に影響とかないとはいわんけど
別にストレスはないので余り過剰に気にせずに(>_<)
エロリクには答えられないけどなっ(´∇`)ゥアッフゥ
494 = 431 :
38℃とか平熱だろ
と思ったら牛の体温だった
ヒトの平熱ってどのくらいだったか
495 = 427 :
>>493
誤字気にスンナwwww
誰だってあるんだwwwwww
牛の平熱知ってるとかwwww
獣医さんですか?www
497 = 304 :
コトン
男「ほいよ、紅茶だぞ」
姉「さんきゅー!」
男「黒髪のも入れるな。これは、紅い茶なんだ。
甘くして飲んだりする」
黒髪娘「いただき……ます」
男「姉ちゃんの前だと大人しいのな」
姉「気にすること無いのに」
黒髪娘「そんな事はない……です」じっ
男「ぷくくっ」
姉「まぁ、食事の後は着せ替えね! 自信作だからっ」
男「なんか色々思いやられる」
黒髪娘「お世話になります」
姉「くぁ! 可愛いっ!」
黒髪娘「うう」
男「晩飯はどうしよっか?」
姉「あ。鍋にする。弟が作って」
男「ほいほい。飯の後、爺ちゃん家へ移動すっから」
498 :
クオリティたっけえええええええ
支援
499 = 303 :
おk把握した
ヒートアップし過ぎない程度に雑談するさ
みんなの評価 : ★★★×22
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