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    元スレ新ジャンル「仲間に魔王」

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    201 :

    >>198の最後がバーヤの嫉妬と思ったのは俺だけでいい

    202 = 195 :

     >>199の続き。

    魔王「……みんな、」
    僧侶「ん?」
    混血「なにッスか?」
    騎士長「そんなに改まって…。」
    獣耳「………。」

    「あたし…あたしね、兄さま……オーくんを、止めたいの。」
    「…応。」
    「けど、あたしは弱くてそれが出来ないかも知れないから……だから、」
    「(…マオ様…。)」
    「お願いします! 手伝ってくれませんか!! なんにもお礼は出来ないかもだけど……お願いします!!」
    「……そんなこと、言われてもッス。」
    「………。」
    「何を言い出すかと思えば。」
    「なっ…! 貴方達!」
     ガシッ
    「…!? 手を放しなさい人間!! やはり人間を当てにしたのが…」
    「早とちりするなよ。」
    「……?」

    「お、お願いします、お願いします…!!」
    「だから、なにを今更ッスか。」
    「……え?」
    「言われなくても、無理矢理にでもついて行くさ。…ここまで話しを聴いて、君に手を貸さないのは私の目指す“漢”に至極反するんだ。」
    「オイラだって! マオたん様に救われた命、マオたん様の為に使わないと父や母に怒られちゃうッスよ!!」
    「……貴方達…。」


    「アンタの知らない間も、マオはちゃんと成長してるんだぜ。」

    203 = 195 :

     >>202の続き。

    魔王「う…ううぅ……うわあぁぁぁぁぁん!!」
    獣耳「マ、マオ様!!?」
    「うわああぁん! ありがと、ありがとぉー!!」
    僧侶「よしよし、みんなマオが大好きだって。嬉しいな。」
    「ううぅ……。」
     ギュウゥ、ナデナデナデ
    「勿論俺だって、ずっとマオと一緒に居るんだからな。」
    「モンく──ん!!」
    「ほれほれ、鼻出てるぞ鼻。」

    「(……マオ様が、あんなに大声で泣くなんて…。)」
     グググ…
    「(昔は滅多なことでは泣きもせず、たまに有ったとしてもベッドの中で静かにすすり泣く程度だったのに……。)」
     ……ギリッ
    「(わたしですら、今の今まで“泣き顔”を見たことなんて…!!)」
    混血「バーヤさん。」
    「──!」
    「…顔色悪いッスよ? 疲れているなら休んだ方がいいッス。」
    「そ、そうですか? 大丈夫です、気にしないで下さい。」
    「……わかったッス。」


    「(…出逢って間もないはずなのに、これほどマオ様の心を開かせるなんて……モンク、恐ろしい子…!)」

    204 :

    あ、そっちの嫉妬なのねwwwwwwwwwwwwwwww

    205 :

    わっふるわっふる

    バーヤさんラヴ

    206 :

    しかしリアルに考えると、モンクなんて対人戦くらいしか役に立ちそうにないよな
    いまの戦力でどの位の敵と戦えるんだろう?

    207 :

    混血と騎士長が合体(性的な意味で)してパワーアップだろ……

    208 :

    破戒とはいえ僧だし、破邪の魔法くらい使えんじゃね?
    マオが危険か知らんが

    209 = 204 :

    ニフラムは経験値入らんしなぁ・・・

    210 = 192 :

    現状は マオ>>騎士長≧モンク>>>バーヤ くらいか?
    混血の場所はわからん

    211 = 204 :

    混血は平常時では最下位だろうけど竜魔人化するからな

    つーかマオは戦闘能力自体は高くないんじゃね?

    212 = 208 :

    抱きつきタックルが強烈なだけかもな

    213 :

    ラストにモンク死亡→遺言でモンク補食→マオがモンク譲りの衝撃のファーストブリット会得的なのを思い浮かべたのは俺だけでいい

    214 :

    >>213
    それなんてスクライド?

    215 :

    モンク:主力。戦力的には最も安定している。旅の経験も豊富
    マオ:潜在的な能力はあるのだろうが非好戦的な性格も相まって戦力としては期待できない
    騎士長:主力。腕は立つが旅慣れしていないためモンスター相手には分が悪いか
    バーヤ:仮にも魔王の側近なのでそれなりに戦力になる?パーティの知恵袋兼参謀的存在にもなれるか
    混血:調教師のセリフから察するに少なくともその辺の成人男性よりは強いらしいが、臆病な面が目立つ

    モンク≧騎士長>>>バーヤ>>>>>>混血≧マオ
    てな感じじゃね?

    >>213
    なんという燃える展開

    216 :

     >>203の続き。

    僧侶「…兎に角、これからの目標は“魔王を止める”、最悪“魔王に逢う”ことだ。」
    騎士長「ふむ。」
    「アルムとか言う奴に見つかった以上、別行動は望ましくないからここからはバーヤも一緒に旅をする。」
    混血「今までバーヤさんが独りだったのが危な過ぎたッス、大賛成ッス。」

    獣耳「……しかしながら、わたしは魔族以外の者が魔王様の城に行く術を知らないのですが。」
    「魔界…とか言う所にあるんだっけか。当然、俺も知らないぞ。」
    「ど、どうするッスか? わざわざ向こうから来てくれるとも思えないッスけど…。」
    「えぇ…。と言うか、いきなり来られたらコチラが死にます。間違いなく。」
    「つまり、向こうが来ない内にコチラから攻める必要が有るのに、攻め方がわからない状態なのだね。」


    「……ま、なるようになるだろ。」

    217 = 216 :

     >>216の続き。

    混血「オイラ、生まれも育ちもコッチッスから、『魔界』って言うのをよく知らないッス。」
    僧侶「と言うか、俺も含めて殆んどの人間は知らないんじゃないか?」
    騎士長「考えてみると、魔族とは不思議な存在だね。別の世界からこの世界に自由に行き来しているのだから、むしろ魔族は“2つの世界の住人”なのではないかと思うのだが。」
    獣耳「ソレを逆に考えてみると、“2つの世界は元は1つだった”のではないでしょうか?」
    魔王「むー、みんな言ってることが難しくてわかんないよぉーっ。」


     キャア──ッ!!

    僧侶「!」
    騎士長「悲鳴か…!?」
     ウワァ──! ギャ──!!
    混血「ひひ、ひとつだけじゃないッスよ!!?」
    獣耳「この気配……。」


    「宿の外──街中だ!!」

    218 = 216 :

     >>217の続き。

     タッタッタッタッタッ…
    僧侶「…!!」
     ウウウ…アア……
    混血「血だらけッス……一面の雪が血で真っ赤になってるッス。」
    騎士長「……歩いている人間を手当たりしだい、と言った感じだな。…人間技じゃないぞ?」

    「……ダメだ、この辺りはみんな死んでる。」
    「悲鳴はもっと多かった気がするが…。」
    「多分建物に隠れてるのか……別の場所で殺されてるか。」
    「あ、あのぉ…、コレってやっぱり……。」
    「『魔族』か、それとも単に飢えで凶暴化した魔物の類いか。」

     グイ…
    「? マオ?」
    魔王「あ…うあ……あぁ…。」
     ガクガク…ガクガクガク…
    「おい、マオ? 大丈夫…」
    獣耳「!? 離れなさい、モン──」

     ガブゥ!


    「ッ──!!」

    219 = 216 :

     >>218の続き。

    混血「師匠!?」
    騎士長「モンクくん、大丈夫か!!」

    僧侶「……心配、ない。」
     グググググ…
    獣耳「早くマオ様から離れなさい! そのままでは、肩の健が噛み千切られますよ!?」
    魔王「ウゥ、ウウゥ、ウウウウウ──!!」
    「…バーヤよぉ。なんでマオは…急に噛みついて来たんだ?」
    「し、質問する前にマオ様を…」
    「いいから答えろよ!!」
    「ビクッ……た、大量の血と肉を見たショックでしょう…。元来、普段から人間を多く食べることの出来ないマオ様は、“常時的な飢餓状態”なんです。」
    「……そうか、腹減ってる時に目の前にこんな御馳走見せられちまったら…カジりつきたくもなるか。」
     ググ…グググググ…

    「師匠! はやく離れてくださいッス!!」
    「マオくんを一度離さないと……君の出血だって放置できるモノじゃないんだぞ!?」


    「……わかってるけどよ。…こんな、我を忘れるほど腹が減ってる時にまで“泣いている”のを、無視なんかできるかよ。」

    220 :

    なんという男前…
    惚れたわ

    221 = 216 :

     >>219の続き。

     一面にひろがる「赤」。

     まだ温かい「赤」は、湯気を上げて芳醇な匂いを鼻に届ける。
     ああ、なんて美味しそうな香り。
     北国ならではの雪化粧が、鮮やかな「赤」と艶やかな「肉」で染められてる。
     ああ、なんて美味しそうな料理。

     誰かしら、こんな素晴らしい食事を用意してくれたのは。
     いいのかしら、あたしが食べてしまっても。
     もうお腹はペコペコなの、我慢なんかできないの。
     だから訊かない、疑問になんて思わない。
     あたしはお腹が空いてるの、これ以上我慢なんか、してられないの。


     ──?


     あなた誰? 邪魔をしないで。
     そこに居たら食べに行けないじゃない。 邪魔をするなら、あなたから食べちゃうからね?

     …ねぇ、退いてよ、本当に食べちゃいそうだから。
     あたしはあなたを食べたくないの、あなたを食べて後悔したくないの。


     ……だってほら、口にひろがるあなたの“味”は、涙が出るほど悲しいんだもの。

    222 = 216 :

     >>221の続き。

    魔王「う…うぅ……ううぅ…。」
    僧侶「よーしよーし、いい子だから、泣くんじゃない。俺の腕一本ぐらいなら食っても構わねぇから、泣かないでくれよ。」

    混血「師匠……。」
    騎士長「君と言う奴は…。」

    「……めなの…。」
    「うん?」
    「…だめなの、モンくんはたべちゃだめなの……あたし、モンくんと一緒にいたいから…だから……。」
    獣耳「! マオ様、意識が…!?」
    「ごめんなさい、ごめんなさい。…あたし、自分で自分の言うことがわからなくなって……お腹が空いちゃってて……ごめんなさい…。」

     ナデナデ


    「…ごめんな、気付いてやれなくて。いままでずっと一緒に居たのに、マオが苦しんでるのに気付かなかった……本当にごめんな…。」

    224 = 216 :

     >>222の続き。

    「おんやぁ~? なんだか空気重くねぇ~?」
    騎士長「──誰だッ!?」
    獣耳「……貴方は…!」
    「おぉっとぉ、初めましてぇ。魔王様直属の情報収集・伝達係、レッグ様どぅえ~っす!」

    混血「情報伝達係…って?」
    「先程お話しした、魔王の…『脚』です!」
    僧侶「なんだと…痛っ…!」
    魔王「モ、モンくんダメだよ! あたしが…噛んじゃった肩から、血がいっぱい出てるのぉ…!!」

    「……まさか貴方が来るとは思いませんでしたよ、レッグ。」
    「呼び捨てにすんなよ、格下の三下がぁ~。」
    「…!」
    「この惨状は、君が行なったモノなのかな?」
    「ああ? …そうだぜぇ~。」
    「な、なんでこんな酷いことをしたッスか!!」
    「……おめぇらこの間さぁ、アルムの奴ぶん殴って追い返しただろぉ? ウチって実力主義でさぁー、使えねぇ奴は見向きもされねぇんだよぉ。」


    「……あのアルムを殴った? 誰が?」

    225 = 216 :

     >>224の続き。

    混血「師匠のことじゃないッスか?」
    獣耳「!?」

    騎士長「…それで? この惨状の説明にはなっていないのだが。」
    魔王の脚「いちいちウッセェなぁ。それでよぉ、この間のアルムの仕事ってやつが、“妹さんを連れて帰れ”って話しでさぁ~?」
    「……オウ様が、マオ様を呼んでいると…?」
    「なんでかは知らねぇけどよぉ~。…もしかしたら、嫁にでもすんのかもなぁ~って話しはしてたぜ、うん。」
    「よ、よよよよよ嫁っ!!? そんな、だって、兄妹ッスよ!?」
    「あ、別に珍しいことでは有りませんよ。…自分の血族の『能力』を濃くしようとして、暗黙の中頻繁に行われている事ですから。」
    「……倫理を疑うな。」
    「モラルってのはぁ、問題が起きた時にちょこっと持ち上げる程度で丁度良いんだよぉ~ん。」


    僧侶「黙れクズ。…それで、オマエは何しに来たのかって訊いてんだよ。」

    226 = 216 :

     >>225の続き。

    魔王の脚「だ・か・ら・よおぉ~、そのアルムの尻拭いしに来てんだぜぇ? オレの目的も“妹を連れて帰る”に決まってんじゃ~ん。」
    獣耳「…! マオ様っ!!」
    魔王「う、うにゅっ!?」
    「決して…モンクから離れてはいけませんよ!?」
    「わ、わかった。」
    「モンクも!!」
    僧侶「怒鳴らなくてもわかってるっつーの。…肩の出血は止まっちゃいるし、盾になってでも守って見せるさ。」

    「…なーにあんたら、妹渡す気無いの? ゼロなの?」
    騎士長「“いちいち”言わないと理解できないのかい?」
    「……困ったなぁ、実に困った。」
    混血「な、なにがッスか?」
    「ウチん中でも上の奴、『コォン』と『アイ』ってのが居るんだけどなぁ? そいつら厳しくてよぉ、仕事ミスるとすんげぇ怒られんだよなぁ。…アルムの奴も、散々ぶっ叩かれてたしなぁ。」
    「………。」


    「ンなわけでよぉ、オレはアルムほど優しくねぇからぁ……殺してでも奪い盗るぜぇ!!?」

    227 = 220 :

    魔王の脚がホルマジオで再生されるwwww
    wktk

    228 :

    ボス戦ktkr

    229 :

    DQ6戦闘時のテーマが頭から離れない

    231 = 216 :

     >>226の続き。

    混血「ギャアッ!」
    魔王の脚「ハハハハ! なんだぁ、弱いなぁ!? ハハハハハ!」
     ビュッ、ビュッ、ビュッ!
    騎士長「『魔王の脚』…速い!!」
     ビュッ…ガキィン!
    「そりゃよぉ、遅かったら伝達なんて出来ないっての!」
    「……クッ!」
     ギリギリギリギリ…
    「ウ、ウォリアさんっ!」
    「──ぅおっとぉ……体当たりとは、無謀だねぇ。」
    獣耳「隙をつくるには充分です。」
    「なに…ぶぉっ!?」
     ガシャーン

    「ペッペッ! …なんだこりゃ、薬瓶かなんかかぁ?」
    「ええ、薬です。高熱を出したときに使う、放熱用の塗り薬ですけどね。」
    「放熱って……ああア、あレ?」
    「動きが鈍った……バーヤくん?」
    「一時的に周囲の冷気で体温が下がっているだけです、今の内に致命傷を!」
    「あ、ああ!」
     ヒュヒュヒュヒュンッ!


    「フザケんなザコがぁ──!!」

    232 = 216 :

     >>231の続き。(解説文なしでバトル描写するの難…。)

     バシュンッ!

    騎士長「なっ、早──!」
    混血「バーヤさんっ!!」
     ガバァ……ザクゥッ!
    獣耳「…ミックス…!?」

    魔王の脚「ひゃっは! 三下をザコが庇ったかぁ、ウケるウケるぅぅぅ!!」
    「こ…のぉっ!」
    「ハハハハハ! 当たるかよ当たるかよぉ! 魔王様の配下で最速のオレが、てめぇらなんかに殺られっかよぉ!!」


    僧侶「グ……ミックス、ウォリア…!!」
    魔王「動いちゃダメぇ! モンくん左腕に力が入ってないよ、いま無理したら動かなくなっちゃうよぉ!!」
    「……腕と仲間の命、天秤にかけて良いと思うか…?」
    「うぅ……でも…!」
    「攻撃が一番効きそうなウォリアがアイツの速さに対応できてない。ミックスとバーヤは、対応はできても効果的なダメージを与えられない。……俺の拳くらいじゃ無きゃ、この危機は脱せないんだ…!」
    「ううぅ……。」
     ギュウゥ


    「(…モンくんの代わりに戦えて、モンくんと対等に戦えるような人が居たら……!)」

    233 = 216 :

     >>232の続き。

    獣耳「ミックス、ミックス!」
    混血「ぅ……バーヤさん…怪我ないッスか…?」
    「わたしは大丈夫だけど、ミックスが…!!」

     ガィン、ガィン、ガィン、ガィン!
    騎士長「…バーヤくん! ミックスくんは無事なのかい!?」
    「背中が、翼に守られてないところの傷が深い! 戦闘中じゃろくな応急処置も…!」
     ガィン、ガィン、ガィン…キィンッ!
    魔王の脚「ハッハァ! オレにとっちゃぁこの赤く染まった街の壁も建物も、全部が走るための道みたいなもんよぉ!!」
    「そう、それだ!」
    「ぁん?」
    「君は“マオくんを連れて帰る”と言った、それは理解できる。だが! この“血の惨状”はどう言った意味だい!!?」
    「べっつに。ただ探しにきた時、視界に入るのがウザかったから殺しただけだからなぁ。」
    「……なんだと…?」


    「あ、でもでもぉ、コレだけエサを蒔けばフラフラぁっと来ないかなぁなんて、思ったりはしたぜえぇ。」

    234 = 216 :

     >>233の続き。

    騎士長「貴様アァァァ!!」
    魔王の脚「あ、“キサマ”ってのは本来目上の者に対して遣う言葉なんだぜぇ? 豆知識豆知識。」
     ヒュンヒュンヒュヒュンッ!
    「クソ…!」
    「だから当たらねぇって。」
     …バキィッ!
    「───。」

    魔王「ウォリあんが…倒れちゃった……。」
    僧侶「ウォリア! ウォリアー!!」

    「……っと、死んだかな?」
     グリッ
    「う…。」
    「あ、まだ生きてた。…よしっ、トドメぇ…!!」
     ガシャン、バリン!
    「……ウゼーなぁ、ピープーババアぁ。」
    獣耳「ピープルです、ババアでも有りません。」
    「ハッ! 2000年以上も生きてる奴がなに言ってんだか!!」
    「『コォン』なんかわたしより年上でしょうが!!」
    「アイツはジジィだし。」
    「ぐぬぬ…。」

    「……で? 今度はナニぶっかけてくれたんだ? やたら臭いくて堪んねぇんだが。」
    「ソレはとても引火性の高い消毒液の1つですよ。」
    「あぁん?」
    「──今ですミックスっ!」


    混血「ガアアアアアァッ!!」

    235 = 216 :

     >>234の続き。

    「うおおおおおおっ!!?」
     ボオオオオオオッ!


    僧侶「…なぁマオ。ミックス火ぃ吐いてるぞ。」
    魔王「うん!」
    「知ってたのか?」
    「うんっ!」
    「……もっと早く使ってれば怪我しなくても済んだんじゃないか?」
    「うん…っと、混血だからかな。ミッくん、沢山血が出ないと上手く吐けないみたい。」
    「…ピンチに使える逆転の一撃か……やっぱり、ミックスの能力ってアレなのかな…。」


    騎士長「こ、これは……。」
     プスプスプス…
    混血「ハァ…ハァ…ハァ……バーヤさん、コレでよかったッスか…?」
    獣耳「うん、うん! 上出来よミックス、無理させてごめんなさいね。」
    「いえ…お役に立てたのなら嬉しいッス……。」

    「(炎の真下にあった地面が“熔けて”いる……貴族殿に喰らわせたと言う炎よりも熱が増しているのか…?)」

    「──ウガアァァァッ!!」
    「!!?」
    「まだ生きて…グァッ!」


    「もう遊びはヤめだ! 妹だけぶん盗ったあと、一人一人刻み殺してやるっっ!!!」

    237 :

    バトル中なのに妙に冷静なモン君に悶えた

    238 :

    使いっ走りでも魔族は強大だな

    239 :

    ローバーフラグ?

    240 :

     >>235の続き。

    騎士長「させ…るかぁッ!」
     ヒュヒュヒュン
    魔王の脚「だから遅ぇって言ってんだろぉ!! …いいから、寝てろっ!」
     シュッ…バキィッ
    「…!!」

    「ヒャッハッハー!」
    魔王「あわわ…モンくん、コッチに来たよぉ!」
    僧侶「…仕様がねぇ、拳の2、3発叩き込んでやるか。」
    「む、無理しちゃダメだよ、今だってモンくん、足が震えてるじゃない!」
    「雪の上に胡座かいてたら寒くもなるって。……さぁ、来やがれっ!!」
    「ハハハハ! 『最速』のオレがぁ、てめぇなんかのパンチ喰らったりするかよぉ!」
    「そう思うなら、壁走りとか抜きで来いってんだ。」
    「ハハハハハ! オレの得意技で殺してやるんだ、ありがたくおもえぇ!」
    「さっきから無駄にウルサいぞオマエ。要は壁走りが無けりゃ『最速』とやらを維持出来ねぇんだろボケ。」
    「……ぶっコロす!!」
    「──モンくん、上!」
    「…!!」


    ??「おぉう? なんだコリャあ、ピンチってぇヤツか?」

    241 = 240 :

     >>240の続き。

    僧侶「その声…?」
    魔王「キャー! モンくん振り向いちゃダメっ! 上っ、上ぇ!!」
    魔王の脚「イッタダキぃ…!」

     ヒュゥンッ……ドスッ!

    「──あ? ……ギャハアァァァッ!! 肩、カタ、肩があぁっ!!」
    ??「空中から来るとか、狙ってくれって言ってるようなモンじゃねぇか。」
    魔王「あ、アレ? …ロバっち?」

    盗賊頭「応っ! 久し振りだなぁ手前ぇら!」
     グリグリ
    「ギャアアアァッ!!」
    「…で、このガキなによ。敵か?」
    僧侶「……この光景を作った、殺戮の鬼さ。」
    「ほお~ぅ、この光景をねぇ……。」
     グリグリグリ…グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリッ!
    「アガガガガガ! 止、止め…槍をネジんじゃねえぇぇっ!!」
    「来た早々だがムカついたぜぇ。こんだけ殺しといて、手前ぇが簡単にネをあげるたぁイイ御身分だなぁ!!?」

    「あうぅ……グリグリ痛そうだよぉ…。」
    「気をつけろよローバー! ソイツ、そんな見た目でも魔族だぞっ!!」


    「関係有るかよっ! …オレ様は琴線に触れたコイツを、ただボコボコにするだけだっ!!」

    242 = 240 :

     >>241の続き。

    獣耳「……アレは誰ですか? 見たところ味方のようですが。」
     ナデナデ
    騎士長「そうだな…戦力として、頼りにはなると思うよ。」
     ナデナデ
    「そうですか。…それにしても、随分と寒そうな恰好をしていますね。上半身は裸同然じゃないですか。」
     ナデナデ
    「彼は南国育ちだからね、あの服装が気に入っているんだろう。」
     ナデナデ
    「見ているコッチが寒くなります。」
     ナデナデ
    「………。」
    「…何か?」
    「いや…随分と、ミックスくんが気に入ったようだね。」
     ナデナデ
    「──こ、これは別にっ、気に入ったとか入らないとかでは無くて! この子が疲れて眠ってしまったから、寝違えないように膝枕をしているだけで…!!」
    「ははは、まぁそう言うことにしておこうか。」
    「むむむ…。」
     ナデナデ


    混血「……あったかくて…ふわふわッスぅ……。」

    243 = 240 :

     >>242の続き。

     グリグリ…ズボッ
    魔王の脚「ギャアァッ!」
    盗賊頭「おーおーおー、槍抜いたら一気に血が溢れ出してきたなぁ。」
    僧侶「……オマエ、案外エグいのな。」
    魔王「ひーん! 見たくないよぉー!!」

    「くそ…っタレ!」
     シュバ! …シュッシュッシュッ
    「あぁん? なんのつもりだガキぃ。」
    「てめぇだけは…てめぇだけは絶対にコロすうぅぅっ!!」
    「…コロすだのタマ取ったるだの、そう言う言葉は気安く口に出すモンじゃねぇぞ? 『男の品位』ってのが下がっちまうぜ。」
    「ウゼぇウゼぇ! オレに説教なんか垂れんなぁ!!」

    「……ったく、だからガキは嫌いなんだよ…なっ!」
     ドゴッ!
    「ガハッ!」
    「…!? (走ってる最中のアイツを突き落としたのか!?)」
    「な、なんだ今の……チクショウっ!」
     シュバ…
    「遅ぇ。」
     ドゴッ!
    「ガハァッ!!」


    「『速さ』が自慢なのか? 悪ぃ、オレ様にゃ関係ねーんだわ、あんま。」

    244 = 240 :

     >>243の続き。

    僧侶「オマエ…いつの間にそんな強く……。」
    盗賊頭「別に強くなったわけじゃ無ぇさ。ちょいとばかり頭を使いはしたけどな。」
    魔王「頭…? 頭突きだね!!」
    「そうそうそう、走って来る敵に力の限りヘッドバットを…って違う!!」

    「頭って、ただ走ってる敵の何を利用したって言うんだ。」
    「簡単なことだ。…コイツは、」
     グリグリグリ
    魔王の脚「痛ぃ痛ぃ痛い!!」
    「正確には壁を“走ってる”んじゃなくて、“跳躍してる”んだよ。」
    「……言いたい事はわかるが、ソレがどうした。」
    「羽根が有るわけでも無ぇし、跳躍中…空中での方向転換はまず無理だろ? だったら後は、ジャンプした進行方向をこの大槍でぶっ叩けば、敵さんから槍に当たってくれるってな。」
    「おぉー、ロバっち意外と頭良いんだねぇ。」
    「まったくだ。」

    騎士長「私も意外だよー。」


    「うるせぇ!! …っと、そう言うわけだガキ。……まだ[ピーーー]か?」

    245 :

    強すぎワロタ

    246 :

    騎士長のキャラが砕けてるなww

    247 :

    まだかなまだかなー

    248 :

     >>90の後。

    盗賊頭「……帰ったぞ。」
    盗賊B「あ! アニキが帰ってきたぁ!」
    盗賊E「キタ────!!」
    「オマエ等、元気にしてたか?」
    盗賊D「してたよしてたよっ!」
    盗賊C「ちょっとD! お前、昨日晩ごはんつまみ食いしたでしょー!?」
    盗賊A「なんだと!?」
    「し、してないよぉ! A兄さんが料理するの見てただけだもんっ!!」
    「だったらなんで口にタルタルソースついてたんだよー。」
    「タルタル…?」
    「昨日タルタルソース使ってたっけ?」
    「昨日の晩飯はハンバーグだから、まさか使わないと思うけどな…。」
    「あれはタルタルじゃなくて、前の日から取っておいたオヤツのヨーグルトだよぉー!」
    「…マヂで?」
    「ふわぁーん! C兄さんがイヂめたぁー!!」
    「い、いや、そんなつもりは…。」
    「ほれほれオマエ等、いつまでも玄関なんざに突っ立ってねぇで、オレ様を中に入れてくれよ。」
    盗賊B、C、D、E「はぁーいっ!」


    「……アニキ…?」

    249 = 248 :

     >>248の続き。

    盗賊一同「いただきまーす!」

    盗賊B「…えへへ、やっぱりアニキと食べるゴハンは楽しいや。」
    盗賊頭「お、応。」
    盗賊C「アニキ、今日はCもAお兄ちゃんと一緒に作ったんだよ!」
    盗賊D「C兄さんはほとんどお皿に盛りつけてただけだけどね。」
    「………。」

    盗賊E「…アニキぃ、元気なぁい?」
    「ん? あ、あぁ、悪い。…少し疲れちまったかな。」
    盗賊B、C、D「──大丈夫!!?」
    盗賊A「ほらほら、ごはんの時は立ち上がるなって言ってるだろ。」
    「でででで、でも兄さんっ!」
    「アニキ疲れてるって…はやく休まないと!」
    「…いや、心配いらねぇよ。ありがとな。」
    「でも……。」
     ──パアァンッ!
    「うっし、気合い入ったぜ。…悪い、メシは楽しく食べないといけねぇよな!!」
    「わぁ、いつものアニキだぁーっ!」
    「かはははは! ほれほれ、さっさと食わねぇとオレ様が全部食っちまうぞぉ!?」
    「きゃーっ! みんな急げーっ!」
     アハハハハハハ


    「………。」

    250 = 248 :

     >>249の続き。

     カッポーン…ザザー
    盗賊頭「……ふぅーっ。」
     …コンコン
    「んん? 誰だぁ。」
    盗賊A『……アニキ、湯加減どぉ?』
    「応、イイ感じだぜぇ。」
    『よかった。』
     シュルシュルシュル…
    「他の奴等はどうしたぃ。」
    『もうみんな眠ったよ。…ねぇ、アニキ。』
    「応?」
    『一緒に、入っていい?』

    「ぶっ…!? ちょちょ、ちょっと待て! そう言うのは止めろって言っただろうが!」
    『…入るよ。』
     ガラガラガラ
    「オマエは“女”なんだから一緒にゃ…!!」
    「女でも、家族は家族だって言ってくれたのはアニキじゃないか。」

     カッポーン…ザザザー
    「ブクブクブクブクブク…」
    「アニキぃ、いつまでも入ってないで背中流させてよぉ。」
    「だったらタオルくらい巻け! 嫁入り前の女がはしたねぇだろ!」


    「別にアタシ…嫁に行くつもりなんて無いし。」


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