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    元スレ新ジャンル「仲間に魔王」

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    801 :

     >>792の続き。

    僧侶「──ぉい、受付の。」
    受付嬢「はいっ?」
    「その“賞品”とやらを貰いたいんだが。」
    「あぁ…ほいっ、落としますよーっ。」

     ヒュルルルル……ドスンッ

    「……なんだこれ。」
    騎士長「鉄の箱…のようだね。」
    「賞品は中に入ってるから、開けるなら後にして早くご退場あそばせーっ。」


     ギギギギギ…ガシャーンッ

    「ふぅ、やっと見世物から解放された。」
    魔王「お疲れさまです、モンくんっ。」
    「………。」
     ジィィィィ
    「…う、うにゅ? あたしの顔なにかついてる?」
    「…いや、何でもない。」
    盗賊頭「ヒャハハッ、オレ様にかかりゃあこの程度、朝飯前のエクササイズみたいなもんだぜっ。」
    「肩借りて膝を笑わせてる奴が何を。」
    「まぁ、二人とも本当に頑張ったんだ。今の状態は決して恥じる事では無いさ。」
    「……? なぁバーヤ。」
    獣耳「はい?」
    「ミックスはどうした。降りて来てないのか?」
    「あぁ、あの子は……すぐ上で、待ってますよ。」
    「? そうか。」


    「………。」

    802 = 801 :

     >>801の続き。

    僧侶「待たせたな。」
    混血「──師匠、アニキさん!」
    「いきなりローバーが居なくなって、マオとバーヤのこと任された所為で気を張っただろ、ごめんな。」
    「そ、そんな、オイラなにもしてないッス。ボケッとしてたら終わってたッスよ。」
    「けど、ずっとモンくんとロバっちの心配してたもんね? 優しい子だよぉ。」
    「──あ、ありがとうございますッス…です。」
    「? どうしたミックス、後退ったりして…」
    獣耳「モンク。早くさっきの男の所に行かないと、いつまでもココに居たら注目を集めるばかりですよ。」
    騎士長「あんな凄い戦いを見せたんだ…妙な話しをかけてくる奴が居てもおかしく無いからね。」
    「おっと。…それじゃあ、さっさと言って取り引き済ませるとするか。」
     スタスタスタスタ

    「………。」
     ガクガク…ブルブル…
    「大丈夫よミックス。…マオ様は、マオ様だから。」
    「あ…はい……わかっては、わかっては居るッスけど…体が勝手に…。」


    「(……マオ様の中の『魔王』に“魔族の血”が反応して、頭で理解しても体が本能的に動いてしまう……コレばかりは、時間をかけて慣れるしかないわよね…。)」

    803 = 801 :

     >>802の続き。

    酒屋店主「よぅ、生きてたかい。」
    僧侶「なんだ、見てくれてなかったのか。」
    「仕事しながら見物するなんざ出来ねぇっての。」
    「それもそうか。…ほらよ。」
     ゴトッ
    「…?」
    「優勝した景品だ。」
    「…本当に行って来たのか…?」
    「なんだその反応は。」
    「い、いや……済まん、それじゃあ有り難く貰っておくわ。」

    騎士長「いったいソレは、何が入って居るんだい?」
    「あ? メダルだよ。」
    盗賊頭「あぁ? メダルだぁ?」
    「ただのメダルじゃあないさ。売るとこ売ったら豪邸一つ建てられるくらい価値の有るモンだ。」
    混血「なっ…!?」
    「ボッタクリじゃねぇのかジジィ!!」
    騎士長「確かに、命を賭けて10戦勝ち抜いて得る賞品としては妥当な価値だが…“ソレ”と“情報一つ”では割りに合わな過ぎないか!!」
    「しょ…仕様が無ぇだろう! オレにゃ必要だったが、こうでもしねぇと手に入んなかったんだ!!」
    「……ま、いいさ。売るもん売ってくれるならそれで。」


    「お…応! アンタは命の恩人だ、これからはどんな情報でも無料で売ってやるぜ!!」

    804 = 801 :

     >>803の続き。

    僧侶「…なに、そんな難しい話じゃない。俺が訊きたいのは2つ、3つだけだ。」
    酒屋店主「なんだ?」
    「……『この国は魔族の支配下で有るか否か』、『この国に魔術師を量産するような施設は在るか』。」
    「───。」
    「難しい話じゃあ、ないだろ?」

    獣耳「ず、随分とストレートに訊きますね。」
    騎士長「まぁ、遠回しに訊いても仕方が無いか。」
    「どうなんだ、ジィさん。」
    「……じゃあ、答えよう。」
    盗賊頭「…ゴクリ…。」
    「最初の質問への答えは、『イエス』だ。」
    混血「…!!」
    「特に、貴族達が利益欲しさに盛んに取り入れてる風潮が有る。まぁ弱い魔族をボディガードに雇ったりとか、小競り合いの時に兵隊として使ったりとか、その程度だけどな。」
    「そうか…。」
    「次の質問への答えは、『ノー』だ。オレもよくは知らないが、少なくとも“この国には”無いはずだ。」
    「ンじゃぁ、さっきのヤツ等はどっからか運ばれて来たってのか?」
    「まさか。アレほどのモノを運ぶ何て…。」
    「……きっと街には、無いのだろう。」
    「どう言うことッスか?」


    「そうだな、例えるなら──城の中、とかな。」

    805 = 801 :

     >>804の続き。

    獣耳「…王族ぐるみですか。」
    僧侶「多分な。いまのジィさんの話…“貴族と魔族が繋がっている”時点で、王族との繋がりが無い方がおかしいだろ。」
    盗賊頭「じゃあアレだ、北のオッサンは正しかった訳だ。」
    「だな。…じゃあジィさん、最後に確認を含めた質問だ。」
    酒屋店主「お、応…?」
    「『この建物及び施設は国営だ』な?」
    「……『イエス』。」


    「──よし。情報も集めた事だし、そろそろ宿に行くか。」
    魔王「はぁーいっ。」
    「な、なんだ、もう行くのか。」
    騎士長「長居してても得は無いからね。」
    盗賊頭「さっさと帰って眠りてーや。」
    混血「師匠たちの怪我も、はやくちゃんと手当しないといけないッス。」
    「あー? 面倒臭ぇ。」
    「このくらい、風呂入って寝てれば治るって。…それにこの腕は、医者に見せたところでどうにもならんだろ。」
    「モ、モンくん…。」
    「いまソレを放置していたら、今後一生使えなくなりますよ。」
    「…なんだ、アンタならこの拳治せるとでも言いたげだな。」


    「“わたし”なら、出来ます。……あまり、わたしを侮らないで下さいね。」

    806 :

    待ってたわっふる

    809 :

    「仲間に魔王」なのに魔王の出番が少ないぜ

    811 :

    魔王はあくまで「仲間」であって「主人公」ではないからです

    812 :

    wktkしながら続きを待つぜ

    813 :

     >>805の続き。

     グリグリグリグリグリ
    僧侶「痛だだだだだ!」
    獣耳「静かになさい。他の部屋に迷惑です。」
    魔王「モンくん、ふぁいおっ!」
     ペタペタペタペタペタ
    「こ、拳が…割れる…っ!」
    「あら残念、実はこの拳はもう砕けてますよ。」
    「!?」
     グルグルグルグル…キュッ!
    「──はい、これで処置は完了です。まだ痛いですか?」
    「あ? ……そう言えば、痛みが引いてるな。」
    「では、思いきり握り拳をつくってみて下さい。」
    「ん…」
     ギュウゥゥゥッ!
    「──グォアッ!!」
    「モンくん!!?」
    「痛いですよね。そんな簡単に治るはずないですから。」
    「ちょ、おま……なんの恨みが有って…。」
    「ウラミ? …有るに決まってるでしょうがこの弩ロリ特濃ヤロウ。」
    「………。」
    「バ…バーヤ?」
    「マオ様の事とか耳モフの事とかマオ様の事とか尻尾モフの事とかマオ様の事とか真名の事とか!! 貴方に対するウラミツラミなんざ、この出逢ってからの短期間に吐いて捨てるほどありますがね!!」
    「……嫌われたもんだな。」


    「話しが逸れてるよぉーっ!」

    814 = 813 :

     >>813の続き。

    獣耳「…コホン、失礼しました。……それで腕の事ですが、そう言う状態ですので無闇に日常生活以上の負荷をかけないで下さいね。骨が歪んで固まる畏れがありますので。」
    僧侶「俺には喧嘩も日常生活なんだが。」
    「ヒトの親切を無視してンな事したらその腕、肩からもぎ取ったるから覚悟しろこのヤロウ。」
    「(…俺に対する不満を沸々と思い出してるんだろうが、えらく言葉が汚くなったな…。)」
    魔王「(バーヤがあたしの知ってるバーヤじゃないよぅ…!)」
    「……兎に角。わたしの薬が効いて拳が完治するまでのあいだは戦闘を極力避けて、致し方無い場合は後ろでジッとしている事。良いですか?」
    「ジッとって…じゃあ誰が戦うんだ。」
    「あのアホにでも頑張ってもらえば良いんじゃないでしょうか。」
    「……冗談に聞こえないぞ。」
    「うふふ、半分本気ですっ。」
    「………。」
    「ミッちゃんはまだ治り切ってなくて、ロバっちもボロボロになっちゃって……。」
    「わたしだって、一応は戦力のつもりです。 ウォリアも居ますし、問題無いでしょう。」
    「(…完治するまで何事も起きない事を祈るばかりだ…。)」


    「(……あたしに…できることは……。)」

    815 = 813 :

     >>814の続き。

     コンコンッ
    獣耳「どうぞー。」
     ガチャ
    騎士長「バーヤくん、モンクくんの治療は済んだかな?」
    「えぇ、たったいま。」
    「そしたら済まないが、コッチに来てローバーくんを看てくれないか。横になったら疲労が出て熱を出し始めたんだ。」
    「──まったく手間をかけさせて…マオ様っ。」
    魔王「うにゅっ!?」
    「モンクに何かされそうになったらすぐ呼んでくださいね。急いで殺しに来ますから。」
    「お、おぅけぃ…。」
    「……では行って参ります。」
     ギィィ…パタンッ

    僧侶「………。」
    「……ねぇ、モンくん。」
    「んー?」
    「あ、あのっ……やっぱりいいや…。」
    「……なぁ、マオ。」
    「うにゅ?」
    「……風呂でも入るか。」
    「──うんっ!」

    「今日は私とモンクくんとマオくんが向こうの部屋、コッチがミックスくんとバーヤくんとローバーくんと言う事にしようか。」
    「──な、なにを勝手に!」
     グリィッ!
    盗賊頭「ギャース!!」
    「…あんな事が有ったんだ、気を利かせてあげようじゃ無いか。」
    「………。」
     グニグニグニグニ
    「ァダダダダダ!!」
    混血「バーヤさん…。」
    「……今日は、特別ですからねっ…!!」
     ガスッ!


    「ヘルプミ──!!」

    818 :

    のんびり待ってるよ~

    819 :

    おぉ、おぉ!
    パソコンリセットしてお気に入りから消えちまったから探すのに苦労したぞ!!
    おぉ!
    新しく書き込んであるな!
    時間が空いた時にでもいいから書き続けろよ!
    最後まで書き続けろ!
    いいな!無理だけはするな!!

    820 :

    超上から目線だな

    821 :

    RPGならこいつ死ぬな

    822 :

    死亡フラグ乙

    823 :

     >>815の続き。

     カッポーン

    魔王「いーち、ドース、トーロワ、フィーア、ピャーチ、セーイ、サマーニァ、オーッタ、ガーオ、」
    僧侶「………。」
    「さーんじゅご、サーティシックス…」
    「なぁ、マオ。」
    「にゅ?」
    「約束通り邪魔の入らない個室風呂に来てるわけだが、」
    「うんうん。」
    「胡座の上に乗っかるのは止めていただけないか。」
    「えーっ、なんでー?」
    「いけないモノがいけないトコロに当たってアヤしい事になりそうだからだ。」
    「──当ててんのよ。」
    「さて、出るか。」


    「あーんごめんなさいぃ~! ちょっと密着したかっただけなのぉー!!」

    824 = 823 :

     >>823の続き。

     ワシャワシャワシャワシャ
    魔王「お客さま、カユいところはございませんかー?」
    僧侶「つむじの右辺り。」
     ワシャワシャポリポリワシャワシャ

    「マオ。」
    「うぃ?」
    「地下での事なんだけどな。」
    「うぃ。」
    「心配かけて本当に悪かった。“二人”が応援しくれてなかったら、今頃は死んでたかも知れない。」
    「そんなことないよ、モンくん強いもん。」
    「弱いよ、俺は。…強かったら、ローバーにあそこまで無茶させないさ。」
    「……悔いてるの?」
    「いや。嘲てるだけだ。」
    「…そぅ。やっぱりアナタは強いわね、自分の弱さを笑えるんだから。」
    「強がりなだけだ。」
    「それにとても意地っぱり。」
    「俺らしいだろ?」
    「えぇ、そんなアナタだから、アタシは好きになったのね。」
    「“強がりで意地っぱり”なら、ローバーとも良い勝負なんだけどな。」
    「……ごめんなさい、訂正するわ。」
    「ん?」


    「“アナタが強がりで意地っぱり”だから好きなんじゃなくて、“強がりで意地っぱりなアナタ”が好きなのよ。」

    826 :

    しゃべり方が変わってるな。

    827 :

    本能側のマオ寄りだったんじゃね?

    作者さんGJ、そして乙

    828 :

    生殺しあげ

    829 :

    月刊マオ
    じっくり待ちます

    830 :

    年刊になりそうです

    831 :

    徹夜で読んだ甲斐があった
    おもしろすぎる

    832 :

    保守しとこう

    833 :

    はよかけヘタクソ

    834 :

    そんなこといったらかわいそーでしょー
    ちょっと男子ー!
    あやまりなさいよー!

    835 :

    うるせーよ
    委員長は、黙ってろよ

    836 :

    ↑この流れ笑ったww

    837 :

    >>836
    笑って頂けて光栄です

    838 :

    しーずーかーにーしーなーさーいーよー!

    839 :

    黙れブス

    840 :

    お前が黙れよ
    このイケメン!

    841 :

    う、うるせぇ、お前にイケメンとかいわれても気持ち悪いだけなんだよ
    このブースブース///

    842 :

    うん… ゴメンネ…
    私なんかにそんなこと言われても……
    迷惑だったよね… ゴメンネ

    843 :

    ほらー泣いちゃったじゃないのー!
    あやまりなさいよー!

    845 :

    お前ら下らないレスで無駄にスレ消費すんなよ

    846 :

    >>845

    だって誰も居なくて寂しいんだもん

    847 :

    >>846
    居るんだぜ?毎日チェックしてる

    848 :

    俺もいるぞ!

    850 :

    俺も居るぞ


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