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    元スレ武内P「結婚するなら、ですか」

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    451 = 446 :

    アムロ「奏はチャーミングだ。間違うなよ、シャア」

    シャア「心に留めておくことにしよう」

    アムロ「!」ピキーン

    シャア「……どうした、アムロ」

    アムロ「日付が変わったのを感じないか?」

    シャア「! アムロ、貴様!」

    アムロ「……シャア、お前、まさか!」

    シャア「とっくに石など尽きている! 私を舐めてもらっては困るな!」

    452 = 446 :

      ・  ・  ・

    シャア「……」

    アムロ「すまないな、シャア」

    シャア「……」

    アムロ「SSRは伊達じゃない!」

    シャア「……」

    アムロ「シャア、何か言ったらどうだ」

    シャア「アムロ、お前とは二度と遊ばん!」

    アムロ「待て、シャア!」

    シャア「また来る!」

    ガチャッ…バタンッ!

    453 = 446 :

      ・  ・  ・

    シャア「ハマーン、お前に頼みがある」

    ハマーン「どうした、金なら貸さんぞ」

    シャア「そんな事を言っているのではない!」

    ハマーン「ほう? ならば、何を言うつもりだ」

    シャア「ハマーンよ、みりあちゃんを引いて喜ぶ私を見たくないか?」

    ハマーン「……何っ?」

    シャア「お前の力さえあれば、それが見られるかもしれん」

    ハマーン「……」

    454 = 446 :

    ハマーン「フン、戯言を!」

    シャア「戯言などではないさ。私は、大喜びするだろう」

    ハマーン「……詳しく聞かせてもらおうか」

    シャア「良いだろう」

    ハマーン「……」

    シャア「みりあちゃんは、私の母になってくれるかもしれん」

    ハマーン「聞かなかったことにしてやる」

    シャア「いいや、聞いてもらう!」

    ハマーン「……」

    455 = 446 :

    シャア「みりあちゃんは、素晴らしい女性だ」

    ハマーン「もういい、やめろ!」

    シャア「今回のガチャ、私としては回す以外の選択肢は無い」

    ハマーン「シャア! やめろと言っている!」

    シャア「だが、回せん! 回せんのだ!」ツーッ…

    ハマーン「涙だと……?」

    シャア「そこで! お前が私に力を貸してくれたらどうなる!」

    ハマーン「成る程……確かに、とても喜ぶだろうな」

    シャア「その通りだ、ハマーン!」

    456 = 446 :

    ハマーン「しかし、お前はどう喜ぶ?」

    シャア「どう、とは?」

    ハマーン「まさか、感謝の言葉を述べるだけではあるまい?」

    シャア「この私、シャア・アズナブルを侮ってもらっては困るな」

    ハマーン「面白い。お前は、私に何と言うつもりだ?」

    シャア「そうだな。ちゅきちゅき大ちゅきハマーンとでも言うだろう」

    ハマーン「……聞こえなかったな」

    シャア「ちゅきちゅき大ちゅきハマーン、だ」

    ハマーン「……声が小さいな、シャア」

    457 = 446 :

    シャア「ええい! 何度言わせれば気が済む!」

    ハマーン「シャア、それが人に物を頼む態度か?」

    シャア「ちゅきちゅき大ちゅきハマーン!」

    ハマーン「……」スッ

    シャア「! この金額は!」

    ハマーン「くれてやる」

    シャア「ハマーン……お前という奴は……!」

    ハマーン「引けると良いな、シャア」

    シャア「ああ、感謝する!」

    458 = 446 :

      ・  ・  ・

    シャア「ハマーン、お前に頼みがある」

    ハマーン「もう戻ったか、シャア。カードは買ってきたのか?」

    シャア「ハマーンよ、みりあちゃんを引いて喜ぶ私を見たくないか?」

    ハマーン「シャア、貴様……!?」

    シャア「当たらなければ、どうということはない」

    ハマーン「ここで一緒に回す約束だったろう!」

    シャア「そうそう我慢出来るものではない」

    ハマーン「……!」

    459 = 446 :

      ・  ・  ・

    シャア「ハマーンめ、結局貸してくれるならすぐに貸せば良いものを」

    カミーユ「クワトロ大尉じゃないですか」

    シャア「! カミーユか」

    カミーユ「また課金ですか?」

    シャア「カミーユ、お前にも私の気持ちがわかるはずだ」

    カミーユ「すみません、大尉」スッ

    シャア「……! 千枝ちゃんだと!?」

    カミーユ「ええ、無料で何気なく回したら、来てくれましたよ」

    シャア「……!」

    460 = 446 :

    シャア「フッ……カミーユ、私の狙いはみりあちゃんだ」

    カミーユ「そうだったんですね」

    シャア「ああ、そうだ。だから、羨ましくなどないさ」ツーッ…

    カミーユ「へえ」

    シャア「おめでとう、カミーユ」ポロポロッ

    カミーユ「ありがとうございます」

    シャア「それでは、私はカードを調達せねばならんので、ここで失礼する」

    カミーユ「大尉、引き際も肝心ですよ」

    シャア「最早引けんさ。引き返せない所まで来ている」

    461 = 446 :

      ・  ・  ・

    シャア「ハマーン、カードを買ってきたぞ」

    ハマーン「よく回さずに戻ってこれたものだな、シャア」

    シャア「私とて、二度目は無いとわかっている」

    ハマーン「カードを読み込め。回す所を見ていてやる」

    シャア「ハマーン。夕食の後ではどうだ?」

    ハマーン「駄目だな。気になって、口からポロポロこぼすだろう」

    シャア「では、お風呂の後はどうだ!」

    ハマーン「タイミングを変えても、結果は変わらんぞ、シャア」

    シャア「……」

    462 = 446 :

      ・  ・  ・

    アムロ「それで? 結局みりあちゃんは出たのか?」

    シャア「アムロ、今それを聞くのはやめてもらおうか」

    アムロ「残念だったな」

    シャア「所詮はハマーンから貰った金、痛くはない」

    アムロ「もっとおだてて、上限まで回すのはどうだ」

    シャア「!」ピキーン

    シャア「アムロ! 何故、それをもっと早く言わん!」

    アムロ「シャア、お前、まさか!」

    シャア「ええい! ボロクソにけなして出てきてしまった!」

    463 = 446 :

    アムロ「何てことをするんだ、お前ってやつは!」

    シャア「アムロ、一緒にハマーンの所へ来てくれ!」

    アムロ「お前と心中する気はない!」

    シャア「ならば、かなd……エマ中尉の所に!」

    アムロ「シャア」

    シャア「……フッ、どうやらここまでのようだな」

    アムロ「シャア、課金はもうやめろ」

    アムロ「!」ピキーン

    アムロ「シャア、お前……!?」

    シャア「この私、シャア・アズナブルがガチャを回そうと言うのだ、邪魔をするな!」


    シャア「ナナイに借りに、出る!」



    おわり

    464 = 446 :

    寝ます
    おやすみなさい

    465 = 447 :


    このシャア残念すぎる……どうせなら会社自体を買収すればよかったのに

    466 :

    能力と人脈とカリスマあるんだから本気で真面目にやってりゃ更新ごとに天井ささっても痛くない程度には稼げるだろシャア

    467 = 446 :

    胸糞悪い話を書きます

    468 = 446 :


    「あっ! ママだ!」


     椅子を浮かしながら、娘がテレビを見て声を上げた。
     その拍子に食卓の上に並んでいた料理がこぼれそうになる。
     慌ててそれを手で抑えたが、少し、スープがこぼれてしまった。


    「おい、揺らすなよな」


     それに不平を零したのは、正に、スープを飲もうとしていた息子だ。
     見れば、左手はじっとりと濡れており、こぼれたスープを被ってしまったらしい。
     熱かったのだろうが、それに対する文句は言わない。
     恐らく、私達と、幼い妹を心配させないためだろう。


    「……」


     私は、そんな不器用な息子に無言で濡れた布巾を差し出す。
     そして彼は、何も言わずに食卓にこぼれたスープを拭き出した。
     まずは手を拭いて、それから手を冷やしてくるべきだと思ったのだが。
     私がそれを言っても、息子は素直にそれを受け入れないだろう。


    「まあ、こぼしちゃったの?」


     パタパタと、台所の方から妻が食卓に駆け寄って来た。
     乱れた食卓の様子を見て、ほんの少しだけ、慌てている。
     息子は……心配をさせないよう、手を隠すのを選んだようだ。
     誰に似たのか、本当に、不器用で、自慢の息子。


    「……ごめんなさい」


     妻の声を聞いて、シュンと、消え入りそうになっている。
     先程のはしゃぎっぷりはどこへやら、だ。
     妻に似て優しいこの子は、自分が怒られるのを恐れているのではない。


    「……スープ、こぼしちゃった」


     妻が作った料理を一部とは言え駄目にしてしまったのを申し訳なく思っているのだ。
     長い睫毛を伏せ、肩を落とし、全身で感情を表現している。
     そんな娘に対し妻は、


    「ふふっ、スープは、スプーンでこぼさず、ね♪」


     いつも通り、優しく微笑みかけた。

    469 = 446 :


    「どうして、急に立ち上がろうとしたの?」


     娘の横にしゃがみ込み、視線を合わせる妻。
     台所からでも娘のはしゃぐ声は聞こえていただろう。
     だが、彼女は、娘の口から直接理由を聞くことを選択した。
     こういった方針は、彼女に任せることにしてある。
     ……私が口を挟んでも、あまり、いい結果に結びついた事が無いからだ。


    「あのね! ママが、テレビに映ってるの!」


     再度、その顔を輝かせながら、テレビを指差す娘。
     今度は立ち上がる事なく、ほら見て、と。
     妻の視線はテレビに一瞬だけ移り、すぐにまた、娘に戻った。


    「なるほど、それでビックリしちゃったのね」
    「うん!」


     彼女が娘を見ている間、息子を見るのは私の役目だ。
     お違い口数も少ないが、言わんとしている事は、わかる。
     手を差し出すと、息子は無言でその手に布巾を渡してきた。


    「……」


     そして、立ち上がり、無言で洗面所へと向かっていく。
     二人の会話を邪魔するべきではないとでも思ったのかもしれない。
     その判断が、結果的に彼の手を冷やす事に繋がったのだから、良しとしよう。


    「ねえ、テレビに映ってるママと、貴女の前に居るママ――」


     どっちが綺麗? と、妻は微笑みながら娘に問いかけた。


    「……」


     見比べてみる。


     アイドルだった頃の彼女と。


     引退し、私の妻になり、この子達の母になった彼女を。

    470 = 446 :


    「……」


     テレビの画面に映っている彼女は、今見ても、本当に美しい。
     神秘的でいて、儚く、しかしそれでいて、何者にも負けない強さも感じさせる。
     響く歌声は、聞いているだけで心が穏やかに、優しい気持ちになれる。
     正に、理想のアイドルと呼ぶに相応しい姿だ。


    「……」


     今の彼女は、その時に比べて歳を取った。
     笑うと目尻に皺が寄るようになったし、肌のハリも衰えている。
     家事と育児に奔走するようになり、少しだけ健康的な体つきになったか。
     美しいが、今の彼女はアイドルではなく、母親であり、私の妻。


    「パパ?」


     不機嫌そうな、妻の声。
     そう、彼女に言われるまで、不躾な視線を送り続けていた事に気づかなかった。
     その一方で、私が何を考えていたかなど、彼女はとっくに気付いているのだろう。
     本当に、敵わない。


    「……」


     右手を首筋にやって、苦笑して誤魔化す事にした。
     昔に比べて、私も多少は表情が出せるようにはなってきた。
     きっとそれは、関わってきたアイドル達、そして、妻と、子供達のおかげだろう。


    「本当、失礼しちゃうわよね」
    「ねー!」


     妻と娘が、声を揃えて私を責め立てる。
     いつの間にやら、娘は、妻の質問に答えていたらしい。
     彼女の胸に抱かれながら、ジトッとした目をこちらに向けている。
     冗談だとはわかっているが、そんな目で見られるのは、寂しい。
     なので、


    「いつも、一番綺麗だよ」


     と、思っている事を正直に口にすることにした。
     迂闊な事を言って、これ以上立場を悪くするのは、よろしくない。
     そんな私の言葉を聞いて、妻と娘はクスクスと笑いだした。
     ああ、息子よ、早く戻ってきてくれ。

    471 = 446 :

      ・  ・  ・

    「……」


     ひどく、荒れた部屋。
     カーテンは引きちぎられ、割れた食器や、衣類等、
    様々なものがグチャグチャと放り出され、散らかされていた。
     割れたガラスを踏まないように足元に気をつけながら、
    部屋の中心の食卓に座っている、彼女に歩み寄った。


    「ただいま」


     声をかけるが、返事は無い。
     机に突っ伏しているので、寝ているのだろうか。
     しかし、彼女の手には、強い酒の入ったグラスが握られたままだ。
     お猪口でちょこっと、などと生易しい量ではなく、浴びるように飲んだのだろう。


    「うっ……ぐすっ……!」


     耳を澄ますと、彼女の、すすり泣く声が聞こえる。
     起きていた、らしい。


    「飲み過ぎだよ」


     そう言って、突っ伏したままの彼女の背中に手を添える。
     ずっとこの状態でいたのか、体が冷えているようだ。
     すぐに、彼女を移動させ休ませて、それから部屋の片付けを――



    「ああああああああああっ!!」



     顔を伏せたまま、絞り出すような、叫び声。
     そこに込められた感情は、深い、悲しみ。
     美しかった声は、酒に喉をやられ、泣き続けたせいで、枯れている。
     それでもその声は、悲しみの塊だった。


    「~~っ!」


     顔を上げた彼女が最初にしたのは、手に持っていたグラスを投げつける事だった。
     昔四人揃って見た、テレビに向かって。


     ガシャンッ!


     砕け散るグラス。
     彼女の狙いは外れ、テレビは、無事だった。

    472 :


    「うっ……ふ、うっ……!」


     テレビの横で砕け散り、形を保つことが出来なくなったグラスの残骸。
     今だ、そこに存在し続けるテレビ。
     そのどちらが彼女のスイッチになったのかは、私にはわからない。


    「ガラス製品を壊すのは、やめよう」


     怪我をしてしまうといけない、と、そう彼女に言う。
     以前、同じことを強い口調で言いはした。
     だが、それを聞いた彼女はその場にあった食器を全て床に叩きつけ、破壊した。
     それがあってから全て食器はプラスチック製にしていたのだが、
    確か、あのグラスは結婚式の引き出物で仕舞っておいたものだろう。
     思い出の品だったが、彼女に怪我が無かっただけ、良しとする。


    「……貴方は」


     ゆらりと、まるでホラー映画のゾンビの様な緩慢な動き。
     おっとりとした性格の割にテキパキと動いていた頃とは、比べるまでもない。
     涙と鼻水でグシャグシャになった顔。
     酒で口の周りは汚れ、形の良い唇は、ワナワナと震えている。


    「っ!」


     眉間に皺を寄せ、怒りを露わにする彼女。
     充血した目で真っすぐに私を睨みつけ、手を振り払われた。
     私に触れられているのが、不愉快だと言わんばかりのその行動。
     置き場を失くした手が、宙を彷徨う。


    「貴方は、なんでそんなに平気そうなんですか!?」


     見たことの無い、怒りの表情。
     美しさとは程遠い、この世の全てを憎むかのような声。



    「あの子達が、もう居ないのに!」



     そう言うと、彼女はまた顔をクシャリと歪め、机に突っ伏し、泣いた。


     私たちは、息子と娘を事故で亡くしていた。

    473 = 472 :


    「うっ、えっ、ええっ……!」


     子供の様に泣きじゃくる彼女の横にしゃがみ、その肩を抱く。
     ビクリとその体が震えるが、私は、その手を離さない。
     そしてそのまま、彼女を胸に抱き寄せた。


    「ううっ! ううううっ!」


     ドンドンと、胸を叩かれる。
     彼女のやり場のない感情が、その手に込められているのだろう。
     ならば、思う存分私にぶつけてくれれば良い。
     この手が自分に向けられ、貴女自身が傷つくのなら、全て私に。


    「うっ……う、うえっ……!」


     トントンと、胸を叩く力が弱くなっていく。
     今の彼女は、相当に体力が落ちている。
     思い切り力を出して殴り続けるのは、難しい。
     だから、私がその分、彼女を抱きしめる両腕に力を込める。


    「ごめんなさい……ごめんなさい……!」


     彼女は、泣きながら、繰り返し謝る。


    「……」


     私は、そんな彼女を無言で抱きしめ続けた。


     ――平気では、無い。


     愛する息子と娘を同時に失ったのだ。
     平気なわけが、無い。
     だが、二人には申し訳ないが、悲しみに暮れ続けるわけには、いかない。
     私達はこれからも生きて行くのだし、


    「……ごめんなさい……!」


     私には、まだ守るべきものが残っている。
     それを放って私まで泣いていたら、子供達に叱られてしまう。

    474 = 472 :

      ・  ・  ・

    「……ねえ」


     二人で床に腰掛け、彼女が落ち着くのを待った。
     私の胸の中で、彼女はポツリと言った。
     続く言葉を待つ。


    「私、ひどい顔よね」


     彼女の頬に流れる涙を親指で拭う。
     昔の彼女を知る者は、きっと今の彼女を見て驚くだろう。
     それ位、今の彼女の顔はやつれ、唇も肌も荒れ、ボロボロになっていた。
     むしろ、彼女の名前を言ってもすぐにはわからないかもしれない。


    「いつも、一番綺麗だよ」


     だが、そんな事は関係ない。
     私にとっての一番は、いつも、貴女なのだから。


    「……ふふっ、お世辞が上手になったわよね」


     久々に聞いた、彼女の笑い声。
     嗚呼……本当に、久しぶりだ。



    「――アイドルに、興味はありませんか?」



     そんな言葉が、口をついて出た。
     腕の中で、彼女がビクリと体を震わせる。
     そこから、お互い無言が続いた。


    「……どうして、そんな事を?」


     どれだけ時間が経ったかわからない。
     だが、彼女は、確かに一歩を踏み出した、踏み出してきてくれた。


    「笑顔です」


     もう一度、


    「貴女の笑顔を見たいと……そう……思いましっ……た……!」


     なんとか、言い終える事が出来た。
     私たちは、二人で一緒に大声で泣いた。



    おわり

    475 = 472 :

    寝ます
    おやすみなさい

    476 = 472 :

    こんなクソッタレな気分じゃ寝られないので書きます



    武内P「パンツ泥棒、ですか」

    477 = 472 :

    武内P「皆さんは、どう思いますか?」

    CPアイドル達「……」

    武内P「私のパンツが盗まれているという事実を」

    CPアイドル達「……」サッ

    武内P「何故、目を逸らすのですか皆さん」

    478 = 472 :

    武内P「本田さん」

    未央「……」

    武内P「本田さんは、下着泥棒の被害を受けたことは?」

    未央「……無いです」

    武内P「恐怖、それを感じます」

    未央「……上下盗まれてないなら、まだ」

    武内P「私はブラジャーを着用する趣味はありません」

    479 = 472 :

    武内P「島村さん」

    卯月「……」

    武内P「パンツを盗まれた私をどう思いますか?」

    卯月「……可哀想だな、って」

    武内P「犯人には、罰を与えるべきでしょうか?」

    卯月「……頑張ります」

    武内P「相応の覚悟をしての犯行、ですか」

    480 = 472 :

    武内P「皆さん、何故、私のパンツを盗むのですか?」

    CPアイドル達「……」フルフル

    武内P「盗んだのは、自分達ではない、と?」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「そう、ですか」

    CPアイドル達「……」

    武内P「今、私の目には、私のパンツが映っているのですが、それは?」

    CPアイドル達「……」

    武内P「だんまり、ですか」

    481 = 472 :

    武内P「アナスタシアさん」

    アーニャ「……」

    武内P「素敵な、帽子ですね」

    アーニャ「ダー。とても、あったかい、です」

    武内P「少しオシャレに見えるのが、不思議です」

    アーニャ「スパシーバ♪」

    武内P「その帽子が、私のパンツでなければ良かったと、そう、思います」

    482 = 472 :

    武内P「前川さん」

    みく「……」

    武内P「ネコミミの上から更にパンツを被るのは、どうかと」

    みく「……ネコミミが、寒かったにゃ」

    武内P「脚が通る部分から、思い切りネコミミが出ています」

    みく「……チッ、うっせーにゃ。反省してまーす」

    武内P「ハーフパイプ、というか鉄パイプで殴りたくなりました」

    483 = 472 :

    武内P「多田さん」

    李衣菜「……」

    武内P「ギターにパンツを被せるのは、どうかと」

    李衣菜「……」スッ

    武内P「はい、発言を許可します」

    李衣菜「なつきちは、ロックだって褒めてくれました」

    武内P「わかりました。後ほど、木村さんも叱ります」

    484 = 472 :

    武内P「双葉さん」

    「……」

    武内P「ぬいぐるみにパンツを被せるのは、どうかと」

    「ちょっとオシャレじゃなくなくなくもない?」

    武内P「何故、履かせるのでなく、頭に被せたのですか?」

    「……」スッ

    武内P「情報料として飴を要求とは……いい度胸だと、そう、思います」

    485 = 472 :

    武内P「諸星さん」

    きらり「……」

    武内P「その手につけているのは、パンツですね?」

    きらり「……違うゆ」

    武内P「シュシュと言い張っても、外せばすぐわかりますよ」

    きらり「……にょわー」スッ

    武内P「そうやって素直に返してくれる姿勢は、とても素晴らしいです」

    486 = 472 :

    武内P「はい、皆さん」

    パンパン!

    CPアイドル達「……?」

    武内P「今の様に、すぐ返して頂けると助かります」

    CPアイドル達「!」

    武内P「返して頂けない場合、嫌いになるかもしれません」

    CPアイドル達「!?」

    487 = 472 :

    武内P「渋谷さん」

    「ふーん、嫌いになるんだ」

    カチャカチャカチャカチャカチャカチャ!

    武内P「あの、オシャレベルトを外すのに、手間取りすぎでは?」

    「ふーん、ふーん……ふーん!」

    カチャカチャカチャカチャカチャカチャ!

    武内P「落ち着いて下さい、手が滑りまくっています」

    「ふんんんん! ふんんんん!」

    ゴロゴロゴロゴロっ!

    武内P「床を転がるほど焦らないでください、渋谷さん!」

    488 = 472 :

    武内P「はい、一旦ストップです」

    パンパン!

    CPアイドル達「……?」

    武内P「渋谷さんの様に、現在着用している方」

    武内P「その方は、返してくれなくても結構です」

    武内P「そのまま、捨ててください」

    CPアイドル達「……」ニヤリ

    武内P「悪い、笑顔です」

    武内P「良いですか、ラッキー、と思わず捨ててくださいね」

    489 = 472 :

    武内P「さて、これまで個別に名前を呼ばなかった方達ですが」

    CPアイドル達「……」

    武内P「その方達は、気遣い、と言うものを勘違いしています」

    CPアイドル達「……」

    武内P「思い当たりませんか?」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「わかりました。順番に、説明させていただきます」

    490 = 472 :

    武内P「神崎さん」

    蘭子「……」

    武内P「黒いレースの下着を入れたのは、貴女ですね」

    蘭子「ふっふっふ! アレは、我が身を包んでいた漆黒の鎧!」ビシッ!

    武内P「やはり使用済み、ですか」

    蘭子「私の魔力が残っているのを我が友も感じたか!」

    武内P「魔力というか、その……毛が」

    蘭子「!?」

    491 = 472 :

    武内P「緒方さん」

    智絵里「……」

    武内P「カラーボックス一面に、四葉のクローバーをしきつめましたね?」

    智絵里「……幸せの、お呪い」

    武内P「あれには心底驚かされました」

    智絵里「……捨てないで、くださいね?」

    武内P「申し訳ありません、捨てました」

    智絵里「!?」

    492 = 472 :

    武内P「赤城さん」

    みりあ「……」

    武内P「紙オムツを私にどうしろと?」

    みりあ「あのね、みりあ、オムツの交換すっごく上手なんだよ!」

    武内P「私にはけと?」

    みりあ「ねえねえ、ウンチしてても、大丈夫だよ?」

    武内P「していませんし、着用していません」

    みりあ「!?」

    493 = 472 :

    武内P「城ヶ崎さん」

    莉嘉「……」

    武内P「クマのプリントのパンツに、城ヶ崎とありました」

    莉嘉「カリスマ感じた?☆」

    武内P「いいえ、微塵も」

    莉嘉「やっぱり、お姉ちゃんのじゃダメかー」

    武内P「無断でそういう事をするのは、本当にやめてあげましょう」

    莉嘉「ううん? ちゃんとオッケー貰ったよ?」

    武内P「彼女は、何故あのパンツでゴーサインを……!?」

    494 = 472 :

    武内P「三村さん」

    かな子「……」

    武内P「あの……何故、まるごとバナナを入れたのですか?」

    かな子「美味しいから、大丈夫です」

    武内P「バナナだけ抜き取られていましたが?」

    かな子「美味しいから、大丈夫です」

    武内P「バナナの代わりにスポンジ部分を装着しろ、と?」

    かな子「!?」

    武内P「そんな事もわからないのか、という顔をしないでください」

    495 = 472 :

    武内P「新田さん」

    美波「……」

    武内P「サランラップは、あまりにも」

    美波「待ってください! プロデューサーさん!」

    武内P「何か、言う事がありますか?」

    美波「クレラップです!」

    武内P「本当にどうでも良いと、そう、思います」

    496 = 472 :

    武内P「皆さん、もう、パンツを盗むのはやめてください」

    CPアイドル達「……」

    武内P「お願いします、返事をしてください」

    CPアイドル達「嫌です」

    武内P「……拒否されるとは、思いませんでした」

    ちひろ「待ってください、プロデューサーさん!」

    武内P「千川さん?」

    497 = 472 :

    ちひろ「今回ばかりは、プロデューサーさんがいけないんですよ」

    武内P「私が……!?」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「あの、何故、私が悪い感じになっているのですか?」

    ちひろ「プロデューサーさん、最近忙しそうですよね」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「それは……はい、二期生の準備もありますので」

    ちひろ「それです」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「……?」

    498 = 472 :

    ちひろ「忙しくて、皆との時間、減ってますよね」

    武内P「! だから、パンツを盗んだ、と?」

    CPアイドル達「はいっ!」

    武内P「あの……意味が、よく……」

    ちひろ「皆、プロデューサーさんを身近に感じたかっただけなんです」

    ちひろ「離れていても、何かで繋がっていたい」

    ちひろ「だから、パンツが欲しくなっちゃっただけなんです」

    武内P「皆さん……そうなのですか?」

    CPアイドル達「……」コクリ

    武内P「成る程……そう、でしたか」

    499 = 472 :

    武内P「皆さんの考えは、わかりたくありませんが、わかりました」

    CPアイドル達「はいっ!」

    武内P「皆さんとの時間も取るよう、スケジュールを調整します」

    CPアイドル達「! はいっ!」ニコニコッ

    武内P「良い、笑顔です」

    武内P「もう、私のパンツを盗まないでくださいね」

    CPアイドル達「いいえっ!」

    武内P「意味がわかりません」

    500 = 472 :

    ちひろ「きっかけなんて、そんなものですよ」

    武内P「千川さん……?」

    ちひろ「下着泥棒は、癖になるって言いますよね」

    武内P「そう、ですか……もう、癖になってしまいましたか」

    CPアイドル達「……はいっ///」

    武内P「皆さん……皆さんと私は、離れていても繋がっていますよ」

    CPアイドル達「はいっ!」ニコッ!

    武内P「良い、笑顔です」

    武内P「皆さんに必要なのは、パンツ――下着ではありません」

    CPアイドル達「?」


    武内P「服役です」



    おわり


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