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元スレ武内P「結婚するなら、ですか」

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401 = 356 :

専務「次は、基本に立ち返り二人でのユニットになる」

武内P「二人ユニット、ですか?」

専務「そうだ。彼女達ならば、きっと笑顔を守ってくれるだろう」

武内P「その二人とは……一体……?」


専務「高橋礼子くん、柊志乃くんの二名だ」


武内P「待ってください! 専務、んんんっ、専務!?」

専務「確かに、二人では不安のある所もあるだろう」

武内P「いえ、そういう部分に不安がるのではなく!」


専務「安心しなさい。3人目の戦士は私だ」


武内P「専務! 不安が加速しました!」

402 = 356 :

専務「本家とも、アイドル・プリキュアともまた違った方向性――」

専務「――アデージョ・プリキュア!」カッ!

専務「君はとても優秀だ」

専務「兼任になるが、マスコットキャラ……やってくれますね?」

武内P「同期の、佐久間まゆさんの担当Pが適任かと」

専務「佐久間まゆくんは私も怖い、却下します」

武内P「な、ならば! 今西部長に!」

専務「私の若い頃を知られていて気まずい、却下します」

武内P「……!?」

403 = 356 :

専務「マスコットキャラを出来るのは君しかいない」

武内P「ですが……!」

専務「君は、彼女達の個性では不満があると?」

専務「自分がマスコットをする価値が無いと、そう思っているのか?」

武内P「! そんな事はありません!」

武内P「高橋さんも、柊さんも、とても素晴らしいアイドルです!」

専務「ならば、マスコットをやるのに異論はありませんね」

武内P「……わかりました、マスコットの話、お受けいたします」


専務「……このチョロさ、やはり、君しかマスコットはいない」


武内P「えっ?」


専務「何でもない」


専務「君は、本当にマスコットキャラに向いている人間だ」



おわり

404 :

常務は相方とW田中でノリノリでコンビ組んでたの覚えてるは
加蓮&卯月と言う常務と縁のあるコンビ…歌唱にみりあ添えれば完璧という

武内Pのマスコットとか人気でそう

405 :

専務はシャイニールミナス

406 :

僕は崖っっぷぅち~♪

407 :

劇場版のオールスターが惨劇になる未来しかないな…

408 = 364 :

こんなん普段から惨劇じゃないか平気平気

409 = 372 :

最終戦で全員壮絶な最後を迎えそう

410 :

結婚できないとかキャラの引っ込みどころが無くなったとか夜中に何度も目が覚めるとか筋肉痛が数日遅れてやってくるとかか

411 = 356 :


「おはようございます」


 プロダクションのエントランスホール。
 いつもの様に、出会った時は必ずする、挨拶。
 彼の目まっすぐ見て、丁寧に。


「おはよう、ございます」


 それに、彼も同じように返してくる。
 けれど、その挨拶は今までのものとは違っていた。
 誠実だけど、不器用で、無表情。
 そんな彼が、本当に薄くだけど、穏やかで……優しい笑顔をしている。


「……」


 この人のこんな顔、見たことが無いわ。
 朝からそんな、急に……ビックリさせないでください。
 思わず目を丸くしてしまった私を彼は怪訝そうに見てくる。
 私が驚いたのは、貴方のせいですよ。



「おっはよー! プロデューサー!」



 入口側、彼の背中から、とても元気な声がかけられる。
 その子には背を向けているから、見えていない。


「……」


 私に向けていたのよりも、もっと深い。
 優しく、慈しむような、笑顔が。

412 :


「おはよう、ございます」


 彼は、私に背を向けてその子に挨拶を返した。
 それから、今日の予定に関して簡単に話し合っている。
 そうよね、貴女は彼の担当アイドルだもの。
 おかしな事なんて、何一つ無い。


「あっ、楓さん! おはようございます!」


 彼女は、私にようやく気づいたのか、元気に挨拶してきた。


「はい、おはようございます」


 少しバツが悪そうにしているのは、挨拶が遅れたからかしら。
 先輩と後輩だからって、そんなに気にする必要はないのに。
 それに……気づくのが遅れてくれて、少し、助かったもの。


「もー! プロデューサーの体が大きくて気づくのが遅れちゃったじゃん!」
「は、はぁ……申し訳、ありません」


 輝くような笑顔を浮かべながら、冗談交じりに彼の肩を叩いている。
 彼は、そんな冗談に対しても真面目に反応している。
 それをまたからかっている、可愛い後輩ちゃん。
 彼の、大切な、担当アイドル。


「……それじゃあ、私はこれで」


 それを見ているのが、何故か、とても苦しい。
 笑顔が、上手く出来そうに無い。
 嗚呼、どうしてこんな思いをしなきゃいけないのかしら。


「……」


 理由はわからないけれど、とっても嫌な気分。

413 = 412 :

  ・  ・  ・

「……」


 カツ、カツと、磨き上げられた廊下を歩く足音が聞こえる。
 普段はそんな音を気にしないのに、どうしてなの?
 何故だかとっても、今は気になってしまう。


「……」


 一度、落ち着いた方が良いわね。
 こんな気分のままじゃ、お仕事に影響が出ちゃうもの。
 私は、アイドル高垣楓。
 うまく笑顔が出来ないなんて、そんなの自分が許せない。


「……すぅ」


 立ち止まって、大きく息を吸い込む。
 この嫌な気持ちを、吐き出す息と一緒に外に出してしまうために。
 両手を広げて、深く、深く吸い込――



「――高垣さん」



 ――んでいたから、


「っ!? ごふっ! ごほっ!」


 突然、後ろから低い声で話しかけられて、むせた。
 ……もう!
 急に声をかけるなら、先に言ってくれません!?

414 = 412 :


「ごほっ! ご、ほっ!」
「だっ、大丈夫ですか!?」


 大きな足音を立てて、彼が走り寄ってくるのがわかる。
 わかる、というのは、むせた拍子に少し涙が出てきたから。


「ごほっ……ごほっ!」
「っ……!」


 咳き込んで丸まっている背中に、感触。
 その大きく、温かい手の感触は、服越しにでもわかる。
 私は、彼に背中をさすられていた。


「っ……ごほっ……!」
「落ち着いて、息を整えましょう」


 とても近くから、彼の声がする。
 こんなに心配そうな声は、初めて聞いた。
 けれど、私を落ち着かせようとする、ゆっくりとした話し方、優しい声。
 それなのに、


「っ……ごふっ!」


 全然、落ち着かないの!


「ゆっくり、焦らなくても大丈夫ですから」


 彼が、穏やかな声をかけてくる。
 彼が、優しく背中をなでてくる。


「……すぅ……ふぅ……」


 それなのに、落ち着かない。


「……落ち着いた、ようですね」


 それだから、落ち着かない?

415 = 412 :


「水は、飲めそうですか?」


 背中に感じていた手の感触が、無くなった。
 声も、それに合わせて離れていく。
 ……うん、ようやく、落ち着いたかも。


「……すみません、お手数を」


 とても、迷惑をかけてしまった。
 だから、すぐにでも謝らなくっちゃと思い出した声は、少しかすれていた。


「いえ、お気になさらず」


 彼は、カバンから水の入ったペットボトルを出しながら言った。
 カバンを足元に置き、パキリと、新しいその蓋を開ける。
 そして、私に差し出してきた。


「ゆっくり、飲んで下さい」


 さすがに、そこまで甘えられない。
 ここまでしてくれただけでも、十分なのに。
 これ以上ご迷惑をおかけする訳にはいきません。
 そう、考えているけれど、



「――はい、ありがとうございます」



 私の口は、私の考えを置き去りにして、感謝の言葉を述べていた。


「……」


 だって、仕方ないじゃない。
 考えは考え、思いは思い。
 とっても嬉しくて、ありがとう、って言いたくなっちゃったんですもの。

416 = 412 :


「どうぞ」


 ペットボトルを受け取る時に、指先と指先が少しだけ触れ合う。
 それだけのに、また、気分が少し落ち着かなくなった。
 きっと、むせた影響が残ってるのね。


「……んっ」


 ペットボトルを傾け、水を一口だけ飲む。
 買ったばかりだったのだろうか、その水はまだ冷たい。
 その冷たさがとても心地よくて、とても気持ちいい。
 落ち着かなかった私の心が、冷却されていくみたい。


「……ふぅ」


 ゆっくりと、息を吐き出した。


「ありがとうございます」


 おかげで、助かりました。
 もっとも、むせたのは貴方のせいなんですけどね!
 ……とは、今の状況じゃ言えないわよね。
 ふふっ、水を差し入れてくれたのに、水を差すような事は言えないわ。



「――良い、笑顔です」



 彼はそう言いながら、呆ける私からペットボトルを受取り、蓋をした。


「……」


 ……何をおっしゃるんですか。
 貴方の方が、良い笑顔をしてると思うんです。
 そんな、穏やかで、嬉しそうな顔をするなんて……ズルい。

417 = 412 :


「あの……何か、御用だったのでは?」


 アイドルが、プロデューサーの笑顔に押されるなんて、立つ瀬が無い。
 ……でも、これは負けじゃありませんから。
 普段笑わない人が、笑顔を見せたからビックリしただけです。


「いえ、もう、大丈夫なようです」
「はい?」


 用があったから、話しかけて来たんじゃないんですか?
 彼は、本当にもう用事は済んだとばかりに、
足元に置いていたカバンを拾い上げ、ペットボトルをしまった。


「それでは」
「……はぁ」


 彼は短くそう言うと、軽く会釈をし、迷うことなく真っすぐ廊下を歩いて行く。
 遠ざかっていく背中を見ながら、私は、少し、ええと……ムカッとした。
 だって、朝から彼に振り回されたような気がするんですもの。


「……むぅ」


 具体的に、何をされたっていう事は無いんだけれど。
 むしろ、腹を立てる理由なんて全く無いのに。
 どうして、こんなに負けた気分になっちゃうのかしら。


「……」


 ……考えていても、始まらないわね。
 今晩、お酒を飲みながら誰かに相談してみましょう。
 この、なんとも言えない気持ちの理由を――


「っ!?」


 しまった。
 私が飲んだ水のペットボトルをしまった……しまって、しまった。
 ――ふふっ! しまった! しまってしまった! うふふっ!
 って、ダジャレてる場合じゃないわ!
 あれ、この後どうするつもりですか!?



 結局、その日一日、私は落ち着かない気分で過ごす羽目になってしまった。



おわり

418 = 412 :

次は下品なの書きます
寝ます
おやすみなさい

419 :

おっつおっつ

420 :


なんと巧妙なる武内Pの策略(違

421 :


「……サー……きて……」


 声が聞こえる。
 その名の通り、凛と通った涼やかな声が。


「起き……プロデュ……!」


 段々と意識がハッキリとしていく。
 確か、今まで感じたことのない急激な眠気に襲われ、
事務所のソファーで横になっていたのだった。


「ん……んんっ」


 何か、問題でも起こったのだろうか。
 彼女の声の調子から察するに、恐らくはそうなのだろう。
 呑気に横になっている場合では、無い。


「起きて! プロデューサー!」


 一段と大きくなった彼女の声と同時に、瞼を開いた。


「っ!? 渋谷さん!?」


 最初に目に飛び込んできたのは、私の下半身――丁度股間の部分――の上で、
真っ直ぐに私を見てくるアイドル、渋谷凛さんの姿だった。
 プロデューサーと、アイドル。
 信頼関係が築かれてきたとは思っていたが、この距離感はいけない。
 すぐにでも、彼女から離れなくてはならない。


「いけません! 渋谷さん!」


 そう言って、ソファーに背中を預けたまま後ろに下がるが、
彼女は私の上から離れようとはしない。
 いや……離れられなかった。


「っ……!?」


 何故なら、


「理解した?」


 人形サイズの渋谷さんの上半身が、私のズボンのチャックから出ている状況だったのだから。

422 = 421 :


「あ、いえ……あの……!?」


 混乱する頭を必死に働かせて思考を巡らせるが、到底理解が及ばない。


 ――小さい渋谷さんが、私の股間から生えている。


 簡単に言ってしまえばそういう状況なのだが、意味がわからない。


「夢じゃないよ」


 とんでもない悪夢を見ている、という可能性を彼女の口から否定された。
 いや、彼女――‘コレ’――は、本当に渋谷さんなのか?
 私の、してはいけない想像の産物なのではないか?
 わからない……何も、わからない。


「――しっかりして! アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」
「っ!?」


 私を叱咤する時の、渋谷さんの声そのままだ。
 距離が近いので、人形サイズの顔もハッキリと見える。
 彼女は、困惑する私を叱咤し、気をしっかりもたせようとしているのだ。


「本当に……渋谷さん、なのですか?」
「それ以外の、何に見える? アンタは、私の何?」


 彼女のサイズに合わせて、着ているものも縮んでいるようだ。
 私の目には、学校指定の制服を着た、本当にサイズだけが縮んだ渋谷さんが映っている。
 スカートはズボンの外に出ており、どのように股間とつながっているのかは隠されているが。
 ならば、私は、こう答える他に無い。


「私は……渋谷さん、貴女のプロデューサーです」
「……うん」


 私の返答を聞き、股間の渋谷さんは笑った。
 とても、良い笑顔で。

424 :

これぞまさしく恥部ヤリーンやね

425 = 421 :


「一体……どうしてこんな事に……!?」


 彼女の、渋谷さんの笑顔が本当にいつも通りで、私は一層困惑した。
 股間から生えている渋谷さんが本物だとしたら、これからどうなってしまうのか。
 こうなってしまった原因は置いておくとして、元に戻るのか。


「っ……!」


 そして、私の長年連れ添ってきた相棒は、どこへ消えたのか。


「何故……!」


 私は、右手を首筋にやり、消えた相棒を想った。
 渋谷さんの上半身が股間から生えているのではなく、
私の相棒と渋谷さんの上半身が入れ替わったのだとしたら?


「っ……!?」


 女子高生の下半身を持ち、上半身がそのサイズに合わせた相棒……?
 新田さんが歩くセックスと呼ばれている所の話ではない。
 完全に、歩くチンコ。
 時に走り、つまずき、立ち上がり、踊り、踊られ、ダンサブルチンコ。


「プロデューサー……もう、私たち駄目なのかな……」


 考えを巡らせている間に、渋谷さんも元気をなくしてしまったようだ。
 ヘナヘナと、仰向けにゆっくりと倒れていく。
 心なしか、その大きさも小さく……?


「……まさか!?」


 この股間から生えている渋谷さんは、私の相棒でもあるのか!?


「なんだか、元気がなくなってきて……」


 そう、なのですね……渋谷さん……!?

426 :

えぇ…

427 :

ンミナミィガチで歩くセックス呼ばわりされてんのかよ

428 = 421 :


「渋谷さん! きっと! きっと元に戻ります!」
「もう良いよ……このままでも……」


 呼びかけても、まるで気のない言葉しか返ってこない。
 完全に後ろに――脚の間に――倒れ込んでしまわないように、
両の太ももをピタリと合わせる。
 その窪みに、ゆっくりと股間の渋谷さんは仰向けに寝転んだ。


「うん、悪くないかな」
「良くありません! 諦めないで下さい!」
「どうして? 腰の所に、フワフワもクッションもあるし」


 ――それは、玉です!
 とは、口が裂けても言えない。
 彼女は、今は私の相棒でもあるが、アイドル、渋谷凛さんなのだ。
 年若い少女に、貴女は玉袋クッションの上で寛いでいるのです、とは言えない。
 言っては、いけない。


「……うん、さっきまで怖かったけど、今はなんだか落ち着く」


 渋谷さんはそう言っているが、彼女の協力なくして現状の打破は不可能だ。


「……」


 だから……無理にでも、元気を出して貰わなくてはならない。
 恐らくは、先程まで渋谷さんが元気だったのは、その、寝ていてアレだったからだろう。
 ならば、私の考えが正しければ……。


「……」


 目を閉じ、思考の海に沈む。
 スタミナドリンクは、必要無い。
 そう、私は――



「ふ――んっ! 寝てる場合じゃない!」



 ――まだまだ、若いのだから。

429 = 421 :


「早く、元に戻る方法を考えて!」


 先程よりも、前のめりの姿勢を取る股間の渋谷さん。
 良い、角度です。


「この状況は何なの!?」


 怒りを撒き散らしているが、私は答えを持たない。
 張り詰めた空気を出す渋谷さんは、そんな私に言い放った。


「顔を隠さないでよ!」
「……申し訳、ありません」


 完全に元気になった時の、私の顔。
 それを見せてはいけないという思いが、両手で顔を覆うという選択を採らせていた。
 例え元に戻ったとしても、その記憶が残った彼女とどう接していいか分からないからだ。


「見せて!」
「……すみません、それは……!」
「良いから! なんで見せられないの!?」
「お願いします……! どうか、それだけは……!」


 まさか、自分の股間に怒られる時が来るとは思わなかった。
 砕けてしまいそうになる心とは裏腹に、
股間の渋谷さんのヒートアップは止まらない。


「見せてってば!――うぷっ!」
「!? 渋谷さん!?」


 股間の渋谷さんの、様子がおかしい。
 まるで、何かを吐き出すような……いや、漏れ出してしまったような声。
 そんな、まさか――


「……なんか、ネバっとしたのが」


 ――すみません! 渋谷さん!

430 :

JKに中出しとかこれもう責任とるしかないですね……

431 = 421 :


「ねえ、これって――」
「……!」


 今西部長! 今西部長! 今西部長! 今西部長!


「――まあ、なんでも良いか。やっぱり横になるね」


 ……セーフ!


「……」


 しかし、これからどうすれば良いのだろう。
 こうなってしまった原因に心当たりなどあるはずもなく、
今の渋谷さんから話を聞くには、彼女に本当に申し訳ない事になる。
 八方塞がり、完全丸出し。
 本当に、これからどうなってしまうのだろう。



「プロデューサー!」



 バン、と勢い良く開かれたドア、そして、飛び込んでくる声。
 この声は、間違いない。


「ほ、本田さん!」


 プロジェクトのメンバー、そして、渋谷さんとユニットを組んで居る内の一人、本田さんだ。
 彼女に――本田さんに、今の渋谷さんを見せるわけにはいかない!
 片膝を立てて、可能な限り、不自然な動作にならないよう股間の渋谷さんを隠す。


「しぶりんが! しぶりんが!」
「っ……!」


 見られてしまった!



「――しぶちんに!」



 そう言って、本田さんはドアの影に隠れていた、モノを部屋に入れた。


「う、ううう――」


 それは、


「うわああああああっ!?」


 人間サイズになった、長年連れ添った私の相棒だった。

432 :

しぶりんじゃなくて奏だったら髪形がちょうどアレっぽくて違和感なかったかもな

433 = 432 :

粗末なものじゃないといいんだけどな
なんか皮かぶってるとかちゃんみおやしまむーに言われたら[ピーーー]る

434 = 421 :


「お、落ち着いてよプロデューサー!」


 そんな事を言われても!
 考えていた中でも、最悪の事態が起こっている。
 女子高生の脚が生えたチンコ。
 そうとしか表現出来ないモノを伴っていて、よく平気ですね!?


「ほら! しぶちんもいい加減それ脱ぎなってば!」


 パシリ、と本田さんが相棒を叩く音が部屋に響く。
 結構な強さで叩かれたのか、相棒はビクリと大きく震えた。
 思わず、私は両手を股間にやった。


「……プロデューサー?」


 やって、しまった。


「あ、いえ……! なんでも、ありません!」


 私が股間を押さえた事で、本田さんの視線がそこに集中してしまったのだ。
 本来ならば、すぐに目をそらす所だろう。
 いくら快活な彼女でも、男の股間を凝視するような真似はしない。


「あ、あの……プロデューサー……」


 本田さんは、顔を赤くし、


「……こ、股間の毛……さ、サラサラだね!」


 フォローなのか何なのか、わからない事を口走った。


「待ってください! 誤解です!」


 貴女が見たのは、渋谷さんの髪の毛です!

435 = 430 :

実際目の前にいたら恐怖で動けなくなってもおかしくないな上半身チ○コJKとか

436 = 421 :

  ・  ・  ・

「……そっか、気付いたらこうなってたんだ」
「うん。チャックから出るの、凄く苦労したんだから」


 結局、本田さんには全てを話す事にした。
 そもそも、二人だけで問題は解決出来なかっただろう。
 今は、現状の確認をしている最中。
 渋谷さんも話に参加して貰いたいため、その、半分元気な状態だ。


「……」


 渋谷さんの生え方的に、寝転がっていないと三人で話せないため、
私だけソファーに寝転がっている。
 そのため、なんとも不思議な光景を全て目の中に収める事が出来る。


「いやー、でも貴重な経験だよ!」


 ソファーの横で膝をつき、私の股間に話しかける、本田さん。


「他人事だと思って、テキトーな事言わないで」


 私の股間から生え、そこそこ元気な、渋谷さん。


「――」


 反対側のソファーに礼儀正しく腰掛けている、私の相棒。
 ……相棒に関しては、どうしたら良いかわからないので座らせている。
 部屋の隅で待機させておく事も考えたのだが、あまり、彼と離れたく無い。


「でも、ちっちゃいしぶりんも可愛いかも!」


 本田さんは、そう言うと私の股間の渋谷さんに手を伸ばした。


「ちょ、ちょっと――」


 あの、何を――


「――撫でないでよ、未央」
「……!」


 柔らかな、手の感触。
 漏れ出そうになる声を、歯を食いしばり、耐えた。

437 = 421 :


「ほ~ら、うりうりー!」
「あははっ! ちょっ、ちょっと未央ったら!」


 とても可愛らしいじゃれあい。


「……」


 そして、悶絶。
 私は、これほど自分の表情が乏しいのが幸運だと思ったことはない。
 噛み締めた奥歯がギリギリと鳴る。


「――おえっ!」
「!? しぶりん! 大丈夫!?」
「おぶっ、うええっ!」


 股間の渋谷さんが、粘性のある透明の液体を吐き出した。
 我慢によって生まれた、我慢。


「大変だよプロデューサー! しぶりんの様子が変!」
「っぷ! うえっ!」


 嘔吐する股間の渋谷さんの背中を本田さんが手でさする。


「んんんんっ!」


 当然、そんな事をされては、私は言葉を発せない。
 口を開いたら、渋谷さんが今何で、本田さんが今何をしているのか悟られてしまうから。
 だから、すぐに体を引いて離れなけれ――


「うっぷ、おえっ!」
「しぶりん! しぶりんっ!」
「ばああああっ!」
「プロデューサー!? しっかりして、プロデューサー!」


 股間の渋谷さんが、体を固くしているのがわかる。
 それをほぐそうと、優しく動く本田さんの手。


「なんか……おえっ……昇ってきた」


 申し訳、ありません。

438 = 421 :

  ・  ・  ・

「イキます! 蒼い風が、駆け抜けるように!」


 部屋に、響き渡る声。
 その声で……


「……っ」


 ……目が、覚めた。


「……なんて夢だ」


 衝撃で、仮眠していた眠気が一気に吹き飛んだ。
 私は、なんという夢を見てしまったのだ。
 自分の股間が担当アイドルになり、あまつさえ、それをさすられる夢を見るなど。
 疲れが、溜まっているのだろうか。
 いや……この場合は、性欲か。



「――」



 だから、反対側のソファーに腰掛ける‘アレ’は、私の相棒なのではない。
 きっと誰かが……そう、私を驚かせようと着ぐるみでも着ているのだろう。


「あ……あれっ? 真っ暗?」


 この、股間から聞こえてくる声も幻聴だろう。
 私もまだまだ若いものだ。
 パンツの中で、意識もせずに暴れまわるとは。
 そんなに暴れないでください、とてもモジャモジャすると、そう、思います。


「あっ、もうちょっとで外に出られそう!」


 彼女は、私がチャックを開けたら、一体どんな表情を見せるのだろうか。


「島村卯月、頑張ります!」


 アイドルが暗い道に迷っているのなら、それを助けるのがプロデューサーの仕事だ。
 ならば、私が今できるのは、チャックを開ける事のみ。
 彼女が怪我をしないよう、ゆっくりと、チャックを開けていく。
 そして、そこから現れた彼女は、


「あっ、プロデューサーさん!」


 元気な、良い笑顔だった。



おわり

439 = 421 :

ゲームしてきます

440 = 432 :

なんて話だ・・・
おつ!

441 :

これ逆になっても最悪な光景だな

442 = 430 :


これが若さか……

443 :

>>432なんてこと言いやがるw
あとヒロインが下半身jkで顔がチンコのゲーム思い出した

444 = 421 :

こういうことか



アムロ「シャア! 課金はもうやめろ!」

445 = 421 :

シャア「ええい、邪魔をするなアムロ!」

アムロ「生活費を削って何になる!」

シャア「地球の重力に魂を引かれた者たちにわからせるまでよ!」

アムロ「よせ、シャア!」

シャア「ハハハハ! 見ろ、アムロ!」

アムロ「レアだよそれは!」

シャア「……アムロ、一緒にハマーンの所へ行ってくれるか」

446 :

アムロ「ハマーンの所へ行くのはよせ、シャア!」

シャア「お前にもわかるだろう! ガチャが我慢出来んのだ!」

アムロ「俺にだって回したい気持ちはあるさ!」

シャア「ああ、そうだろうとも!」

アムロ・シャア「みりあちゃん!」

シャア「そう! 今のピックアップはみりあちゃんだからな!」

アムロ「みりあちゃんにララァを重ねるのはやめろ!」

シャア「それはない」

アムロ「ああ、今のはノリで言っただけだ」

447 :

ガチャで爆死しただけでアクシズ落としを始めそうなんですけどこの人達!

448 = 446 :

シャア「アムロ、お前もわかっているだろう」

アムロ「……」

シャア「みりあちゃんは、私の母親になってくれるかも知れん女性だ!」

アムロ「シャア! だったら薫ちゃんはどうなる!」

シャア「無論、私の母親になってくれるかもしれん!」

アムロ「ありすちゃんは!」

シャア「ありすちゃんにはバブみを感じはしない。だが、アリだと私は思う」

アムロ「フッ……気が合うな、シャア」

シャア「これが、ニュータイプの本質なのかもしれんな」

449 = 446 :

アムロ「……しかし、どうして俺も一緒なんだ」

シャア「知れたこと。一人では怖い……わかるな?」

アムロ「ああ、それはわかる」

シャア「あのプレッシャーには、私一人では太刀打ち出来んからな」

アムロ「一つ良いか、シャア」

シャア「どうしたアムロ」

アムロ「サザビーはどうした?」

シャア「何を言う。サザビーなど、とっくにガチャの宇宙へ消えていったさ」

アムロ「……」

450 = 446 :

アムロ「シャア、お前はこの前エマ中尉にも金を借りていただろう」

シャア「その話はよせ、アムロ」

アムロ「俺の所に、早く返せと言うようにやって来たぞ」

シャア「ほう? それは災難だったな」

アムロ「額に青筋を立てて、いきり立ったチンコのようだったさ」

シャア「はっはっは! ならば、奏も怒ったらそうなるだろうな!」

アムロ「シャア、ハマーンの所へは一人で行け」

シャア「ええい! 口が滑った程度で怒るものではないぞ、アムロ!」


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