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元スレ武内P「結婚するなら、ですか」

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751 = 739 :

範囲は本当に迷っています
こんな書き方したの初めてなので



この一文字を見て速攻でつべ開いて曲漁って今に至ります
書きます

752 = 739 :

  ・  ・  ・

黒服ボス「ええい! まだ高森藍子は捕まらんのか!」


黒服A「も、申し訳ありません!」

黒服ボス「あの取引が表に出れば、私達は終わりだ……!」

黒服A「高森藍子の周辺で、‘あの’海坊主の姿が目撃されていて……」

黒服ボス「言い訳はいい!」

黒服ボス「なんとしてでも、高森藍子をここへ連れて来い!」

黒服ボス「だが、絶対に殺しはするなよ!」

黒服ボス「カメラの中身を確認するまで、生かしておく必要があるからな!」

黒服ボス「……その後は、責任をとって貰うとしよう」

黒服ボス「なあに、現役のアイドルだ……金を出す人間はいくらでもいる」

黒服ボス「……ふふふ」

黒服ボス「ふはははははっ!」


  ・  ・  ・

白服A「しかし……確定では無いのですが……」

白服ボス「シティーハンター……冴羽獠」

白服ボス「冴羽獠、そして、海坊主が護衛についているとなると……」

白服A「はい……迂闊に手出しは――」


白服ボス「――3日後、高森藍子はラジオの公開収録がある」


白服A「……は」

白服ボス「その時を狙って、彼女をここへ必ず連れてくるのだ」

白服A「ボス……詳しいですね」

白服ボス「なあに、もともと彼女の事は知っていただけよ」

白服ボス「良い機会だ……秘密を守るだけでなく……ぐふふ!」

もっこり!

白服A「ボス……」

白服ボス「良いな! なんとしても、誰よりも早く彼女をここへ!」

753 = 739 :

  ・  ・  ・
喫茶キャッツアイ

藍子「~♪」

冴羽「う~ん、今日のお菓子もおいちい!」

「あっ、ちょっと! それ私の分!」

冴羽「ケチケチするなよ、香。それに、食べ過ぎると太るぜ?」

「……ぬわんですってぇ~?」

藍子「大丈夫ですよ~。香さん、スタイル良いですし♪」

「そ、そう? 現役アイドルの藍子ちゃんが言うなら……」

冴羽「藍子ちゃん、あんまり甘やかすと、香はす~ぐ調子に乗っちまうんだ」

藍子「でも、そこがお茶目で可愛らしいですよね」

「か、可愛らしいだなんて……///」

冴羽「……真っ赤になっちゃってまあ」


pipipipipi!


海坊主「――藍子、時間だぞ」

藍子「あっ、もうそんな時間ですか?」

海坊主「今日は、ラジオの公開収録だったか」

藍子「はい。海坊主さんも、良かったら聞いてくださいね」

海坊主「そうだな、考えておく」

藍子「……それじゃあ、行ってきます」

海坊主「ああ、気をつけて」

藍子「……はい」


…チリンチリーン♪


冴羽「……海坊主さぁん、なんて呼ばれるようになったのか!」

「それに、藍子って呼び捨てにしてたし……」


海坊主「ええい、黙れ黙れ! そんな目で見るんじゃねえ!」

754 = 739 :

  ・  ・  ・

海坊主『良いか、おれが藍子の近くで護衛をする』

海坊主『お前は、離れた場所で不審な奴が居ないか監視しろ』

冴羽『そ~んなもっともらしい事言っちゃって!』

冴羽『素直にあの子を近くで守りたいって言えば、考えてやらんでもないのに』

海坊主『ふん! お前の事だ、どうせ考えるだけだろう』

冴羽『ぎく!……そ、そんな訳ないじゃないのよ、もう!』

『ほら、獠! 観念して、周辺を警戒するわよ!』

冴羽『やだいやだい! ゲストにもっこり美人が来るかもしれないじゃないか!』

冴羽『おれは近くで護衛するんだい!』


100t!!


『グズグズ言ってないで、さっさとしなさい! 時間が無いんだから!』

冴羽『……』プシュ~

海坊主『……お見事、って所か』


冴羽『……海坊主、わかってるとは思うが油断するなよ』

海坊主『当たり前だ。おれは、お前のように女に気を取られたりせん』

冴羽『何言ってやがる! 藍子ちゃんに気を取られっぱなしじゃないか!』

海坊主『ば、バカ野郎! それとこれとは話が別だ!』


『ちょっと二人共! 今は、止めてくれる藍子ちゃんが居ないんだから!』

『最近、あの子が居るからってたるみすぎ!』


冴羽・海坊主『……はい』


  ・  ・  ・


冴羽「……本当、不思議な子だぜ、藍子ちゃんは」

755 = 739 :

冴羽「……こちら異常無し」


海坊主『こっちもだ。近くに不審な人物は見当たらない』


冴羽「居るぜ。お前が」


『獠~?』


冴羽「かっ、香! そっちは異常無いか!」


『……ええ、異常無――』

『待って! 物凄いスピードで、スタジオに向かうトラックが!』


海坊主『何っ!?』


冴羽「どうやら、香の方が当たりだった――」

冴羽「――……って、訳でも無さそうだな」


海坊主『おい! そりゃ、一体どういう意味だ!?』


トラック「――」

ブロロロロロロロロッ!


冴羽「こっちも、怪しさ満点のトラックがおいでなすった!」

冴羽「海坊主! こっちはおれが何とかする!」

冴羽「そっち行く一台は任せたぞ!」


海坊主『――ふん! ヘマしやがったら、承知しねえぞ!』


冴羽「――抜かせ!」

756 = 739 :

  ・  ・  ・

黒服A「――くそっ! ボスも無茶を言うぜ!」

黒服B「‘あの’シティーハンター冴羽獠と海坊主が守る女を捕まえろなんて!」

黒服A「……だが、可愛い子だったなぁ」

もっこり!

黒服B「ああ。捕まえた後、お楽しみの時間が――」

もっこり!

黒服A・B「ぐふふふふ!」

ブロロロロロロロッ!



冴羽「……」



黒服A「っ!? さ、冴羽獠!?」

黒服B「構うな! このまま轢き殺しちまえ!」

ブロロロロロロロッ!



冴羽「――おたくらには悪いが……」

チャキッ


黒服A「そんな銃一丁で、どうにかなると思うな!」

黒服B「死ねえっ! 冴羽獠っ!」



冴羽「ここから先は、通行止めだ」

ドォンッ!



黒服A「う、うわああっ!? は、ハンドルが!?」

黒服B「おい! 前! 前――」

キキィィィィィッ――



冴羽「……」



――ドオオオォォォンッ!

757 = 739 :

  ・  ・  ・

藍子「高森藍子の、ゆるふわタイムのお時間です」

藍子「今日はなんと、いつものスタジオでなく、公開収録です」

藍子「そしてゲストは、ポジティブパッションの同じメンバーのこの方っ」

「元気ですかー! 元気があれば何でも出来る!! いくぞー!!!!」

藍子「はーい茜ちゃん、もう少し声のボリューム落とそうねー」

藍子「こんな事もあろうかと、茜ちゃんのマイク音量は小さくしてあります」

「1! 2!! 3!!!」



――ドオオオォォォンッ!



藍子「っ!?」

「おおっ!!? 私の気合が、遠くで爆発を!!?」



「キャアアアアアッ!?」

「おい、逃げろ! トラックが突っ込んでくる!」



藍子「えっ!? えっ!?」


…パリイイイインッ!

???「っ!」

…ゴロゴロゴロゴロッ


「うおー!? 何か!! 何か飛び込んできましたよ!!?」


海坊主「伏せろッ!」

ガシイッ!

藍子「うっ……海坊主さん!? どうしてここへ!?」

「凄い!! 物凄いパワーを感じますよ!!」

海坊主「話は後だ! 黙ってろ!」

藍子・茜「っ!?」



ドカアアアァァァンッ!

758 = 739 :


……パラパラッ…


海坊主「……チクショウ……無茶苦茶しやがるぜ……!」

藍子「う、海坊主さん……その……」

海坊主「怪我はないか? 悪いな、荒っぽくなっちまった」

ポタッ…ポタッ…

「あ、貴方の方が怪我してるじゃないですか!!」

海坊主「なんてこたねえ。かすり傷よ」

ポタッ…ポタッ…

藍子「でもっ、いっぱい血が出て……!」

海坊主「そんなことよりも、だ」


白服A~F「……」


海坊主「よくもまあ、このおれを舐めてくれたもんだ」


白服A~F「……」


海坊主「その程度の人数で、どうにかなるとでも――」


白服G「……」

――キラッ!


海坊主「!? もう一人隠れてやがったのか! チイッ――」

ガバッ!

「!? あ、あのっ!? 何を――」


ドォンッ!


海坊主「うぐおっ!?」

「……えっ?」

海坊主「……」


藍子「!? 海坊主さん!――海坊主さんっ!」

白服A「今の内に連れて行くぞ! モタモタしていたら、冴羽がここへ来る!」


藍子「海坊主さんっ!」

藍子「海坊主さ――~~んっ!」

759 :

休憩

760 = 759 :

  ・  ・  ・

ブロロロロロロッ!


海坊主「――っ!?」

ガバッ!


冴羽「ようやく目を覚ましたか、このドジ」


海坊主「おい! あれからどれ位経った!?」

「まっ、まだ動かないでください!! 撃たれたんですよ!!?」

海坊主「あの時の……どうしてここに!?」


冴羽「その子が離れようとしなかったんだよ、仕方ないだろうが」


冴羽「……しかし、海坊主ともあろう奴が情けないぜ!」


「それはっ!! 私を庇ったから!!!!」

海坊主「……いいや、お嬢ちゃん。今回ばかりは、奴の言う通りだ」

「でもっ!!」


冴羽「――それで? お前はどっちにする?」


海坊主「――決まってるだろう。藍子の方だ」


冴羽「今度ドジを踏んだら、お前の店を猫まみれにしてやるからな」

海坊主「ふん! そんな機会は無い……二度とな」


「あの……二人共、何を言ってるんですか?」


海坊主「お嬢ちゃん、車を降りて、お家に帰って待ってな」

冴羽「このタコの言う通り。こっからは、子供には刺激が強すぎる」

海坊主「車は使わせて貰うぞ」

冴羽「壊すなよ?」

海坊主「……」

冴羽「おい! 返事をしろ! 聞いてんのか!?」

761 = 759 :

キキイッ!


…ガチャッ

「……」

冴羽「……」

…バタンッ


――ブロロロロロロロロオオオンッ!


冴羽「ああっ!? あの野郎! 人の話を聞いてたのか!?」

「あっ、あの!!」

冴羽「はあいっ!?……おお~、ビックリした!」

「あの人は……藍子ちゃんを助けに行ったんですか!?」

冴羽「ああ、その通り」

「だけどっ!! 撃たれてたし!! 血も、いっぱい出て!!」

冴羽「な~に! ちょっと位血が抜けてた方が、丁度良いのさ!」

「どっ、どうして!?」

冴羽「でないと、あのハゲ頭に血が上って――」

冴羽「パンッ!」

冴羽「――とはじけちまってただろうからね!」


冴羽「……大丈夫。藍子ちゃんは無事に戻ってくるさ」


冴羽「今のアイツは……おれでも相手したくない程キレちまってるからな」


「あの……貴方は、どこへ行くんですか!?」


冴羽「大したことじゃないさ」


冴羽「――お掃除だよ、お掃除」


  ・  ・  ・


「――フンッ!」

黒服A「……あへ……あへ」ボロッ!

黒服B「もう……全部喋ったから……許してぇ」ボロッ!

「それじゃあ――これでオシマイにしといてあげる!」


1000t!!!

762 = 759 :

  ・  ・  ・

白服ボス「ようこそ、高森藍子ちゃん!」

藍子「私に……何の用ですか……!」

白服ボス「ああっとぉ! そんな怖い顔をしないで貰いたい!」

藍子「……!」

白服ボス「ふうむ……案外と気の強い所もある、か」

白服ボス「でなければ、我々の取引の写真など撮らない、か」

藍子「写真!? 貴方は、一体何を言ってるんですか!?」


白服ボス「――このカメラは、君の物だね?」


藍子「まさか……それだけが目的で!?」

白服ボス「少し、中身を確認させてもらう……ふむ……ふむ」


白服ボス「申し訳ない! どうやら、君は何も見ていなかったらしい!」


藍子「だから……何を――!」


白服ボス「それは勿論、違法薬物の取引現場だよ」


藍子「!?」

白服ボス「取引現場の写真を撮られたと勘違いしてしまっていた」

藍子「だ、だったらもう――」


白服ボス「ああ! だがしかし、君は我々の重大な秘密を知ってしまった!」


藍子「それは、貴方が勝手に――」

白服ボス「君を帰す訳にはいかなくなった」


白服ボス「残念だが、アイドル、高森藍子は今日で引退……」

もっこり!


藍子「っ~~~!?」


白服ボス「今日からは、私が可愛がって……ぐふ、ぐふふふふ!」


藍子「こ、来ないでっ……!」

藍子(――助けて、誰か!)

藍子(誰か――!)

763 = 759 :


――ドオオオォォォンッ!!


藍子「っ!?」

白服ボス「なっ、なんだ!? 今の爆発音は!?」

pi!

白服ボス「――おい! 何が起こっている!?」

白服ボス「……ええい! 何故誰も応答しない!」


―ガチャッ!


白服ボス「おい! 何が――」



海坊主「――いよう、ラジオの公開収録を聞きに来たぜ」



藍子「海坊主さんっ!」

白服ボス「海坊主だと!? どうしてここがわかった!?」



海坊主「お前さんらのトラックに、ちょいと発信機をしかけたまでよ」



白服ボス「くっ……!」



海坊主「助けを呼ぼうとしても無駄だ。残るは――テメエだけだ」



白服ボス「ひいっ!? ば、化物め!」

ガシッ!

藍子「あうっ!?」

白服ボス「くっ、来るな! 近寄るんじゃない!」

チャキッ



海坊主「……おい、その汚い手を離しやがれ」

764 = 759 :

白服ボス「は、ははははっ! お前は、この女を助けに来たんだろう!?」

グイッ!

藍子「痛っ!?」

白服ボス「大人しく武器を捨てろ! さもなくば、コイツの命はないぞ!」

チャキッ



海坊主「……」

ポイッ――ガチャンッ

海坊主「……もう一度言う、その汚い手を離せ」



白服ボス「く……くははははっ!」

白服ボス「‘あの’海坊主が、こんな女一人のために命を捨てるとは!」

藍子「駄目……! 海坊主さん、逃げて下さい……!」

白服ボス「お前は黙ってろ!」

白服ボス「なんだ? そんなナリをして、アイドルの尻を追いかけてたのか?」



海坊主「……」



白服ボス「……答える気はない、か」

白服ボス「まあいい!」

白服ボス「――死ねえっ! 海坊主!」

チャキッ!



海坊主「――!」



藍子「海坊主さん――!」



――ドオンッ!


白服ボス「……うぐあっ!?」

…ドサッ!



海坊主「……ふん! 銃が一丁だけなんて、誰が言った」

765 = 759 :

  ・  ・  ・

喫茶キャッツアイ


冴羽「――おい、冴子! 報酬が半分ってのはどういう事だ!」

冴子「当たり前でしょう。藍子ちゃんは一回さらわれたんだから」

冴羽「それは、このタコがヘマをしたからだろう!」

海坊主「ふん、おれは正式に依頼を受けていたわけじゃない」チラッ

冴羽「なんだと~!?」

「まあまあ! 半分でもかなりの額だから!」

冴羽「い~や、納得出来ん!」

冴子「何よ、だったらどうするつもり?」

冴羽「決まってるだろう! 残り半分は、お前の体で――」

もっこり!


100t!!×2


香・冴子「……」

冴羽「……アハ」

ガクッ!


冴子「――だけど、まさか違法薬物事件に巻き込まれてたなんて」

「あたしも驚いた……てっきり、ただの変態野郎相手だと思ったのに」

冴子「ずっと追っていた組織二つが一気に潰せて万々歳よ」

「あ~あ、結局、一番得をしたのは冴子さんだったか~」


冴羽「……良いや、そうでもないさ」


香・冴子「えっ?」

冴羽「見ろよ、あの海坊主のソワソワした様子を」


海坊主「……」チラッ


「そういえば、さっきからずっと時計を気にして……」


チリンチリ~ン♪

767 = 759 :

>茜「はい!! それが取り柄ですから!!!!」

>茜「はい!!!!」


尺調整の削り忘れ
これでラスト台詞が終わったらイントロ終わって歌が始まるタイミングなはず
寝ます
おやすみなさい

768 :

アスファルトがタイヤを切りつけそうな乙

769 :

暗闇走り抜け乙

770 :

チープなスリルに身を任せ乙

771 :

藍子ちゃんほんまかわいい

772 :

1人では解けない愛のパズルを抱いて乙

しかし名曲だけど字に起こすと中々ポエミーな歌詞だな

773 :

乙!
流石に藍子ちゃんにはもっこりレーダーも反応しなかったかw

774 :

止めて、引く乙

たしかリョウは女子高生はもっこり対象外だった気がする
学生らしからぬ色気を持っている場合はレーダーに引っかかる事もあるけど、基本18歳以下はお断りしていたような

775 :

止めて、引く乙
たぶんおっぱいちっちゃかったからじゃ

776 :

時代柄なのか女子大生以上でないと反応しないというかしてはいけないと認識してたよ獠さん
そもそも出るとこ出て引っ込むとこ引っ込んでる体型が好きだしね

777 :

愛梨とかくっそ好きそう

778 :

乙です。
この先、リョウも海坊主もゆるふわ時空を経験するのか((( ;゚Д゚)))

779 :

ウサミン星人はどう判定されるのか

781 :

ドラム・・・ですか

782 :

えっケツドラム?

783 = 759 :

書きます


武内P「ドラム、ですか」

784 = 759 :

夏樹「そうなんだよ、メンバーが足りなくて困っててさ」

李衣菜「ギターは居るんですけど……」

夏樹「だりー? お前、自分はカウントに入れてるか?」

李衣菜「ヤ、ヤダナア、アタリマエジャン!?」

夏樹「練習もままならないんだ。誰か心当たりはないかい?」

武内P「そう……ですね」

武内P「練習だけでしたら――私で良ければ」


夏樹・李衣菜「えっ?」

785 = 759 :

李衣菜「私で良ければ、って……プロデューサーが?」

武内P「はい」

夏樹「アンタが叩くって?」

武内P「はい」

夏樹・李衣菜「……」

武内P「あくまでも練習の時だけ、になりますが」

夏樹・李衣菜「……まあ、それなら……?」

786 = 759 :

  ・  ・  ・

李衣菜「あの、無理しないでくださいね?」

夏樹「そうだぜ。いざとなったら、どうにかするからさ」

武内P「はい。では、軽く……」


武内P「……」

カッカッ…チーチャッ


李衣菜「あっ、なんかそれっぽい」


武内P「……」

チチチチカカカカチチカカチチカカッチャッチャッチャッチャッ


夏樹「おおっ! こりゃ、思ったよりやるみたいじゃん!」


武内P「……では――」



李衣菜・夏樹「――え」

787 = 759 :

  ・  ・  ・

ダンッ!

武内P「……と、この様な感じで、どうでしょうか?」


夏樹「……」

武内P「あの、木村さん?」

夏樹「えっ!? あっ、ああ、いや……正直、驚いた」

夏樹「なあ、だりーも驚いただろ?」


李衣菜「……♡」ポー


夏樹「戻ってこいだりー! ロックの魂を思い出せ!」

788 = 759 :

武内P「……多田さん?」

李衣菜「……♡」ポー

夏樹「おい、だりー」

李衣菜「……」ポー

夏樹「……」

ごんっ!

李衣菜「――あいったぁ!? な、なんで急に殴るのさ!?」

夏樹「ロックの魂を注いだだけだ。むしろ、感謝して欲しい位だぞ?」

789 = 759 :

武内P「どう、でしたでしょうか?」

夏樹「さっきも言っただろ? 驚いた、って」

武内P「練習のお供は務まりそうでしょうか?」

夏樹「それ以上さ。本番も頼みたいくらいだ」

李衣菜「ほっ、本番っ!? 本番って……///」

夏樹「……」

ごんっ!

李衣菜「ったぁ!? もう! ポンポン殴んないでってば!」

夏樹「いや、今のは殴る場面だろ」

790 = 759 :

武内P「多田さんは、どう思われましたか?」

李衣菜「わっ、私ですか!?///」

武内P「はい」

李衣菜「え、えっと……力強く、安定感があって……///」

武内P「……」

李衣菜「ドラム……そう! ドラムになりたいと思いました!///」

夏樹「何言ってんだ」

武内P「多田さんが? それは……エアドラム、という事でしょうか?」

夏樹「アンタも何言ってんだ」

791 = 759 :

ガチャッ!

みく「李衣菜ちゃんに夏樹チャン、ここに居たにゃ!」

菜々「おー、皆さんお揃いですね!」


李衣菜「二人共! 良い所に!」


みく・菜々「?」

李衣菜「ドラム、見つかったよ!」

みく「見つかったって……もしかして、Pチャン?」


武内P「はい。練習の間だけ、ですが」


菜々「ええっ、ドラムも叩けたんですか?」

李衣菜「二人共、まずはプロデューサーの演奏を聞いてみて!」

みく・菜々「はぁ……」


夏樹「いやいや、待て待て! この流れは――」

792 = 759 :

  ・  ・  ・

ダンッ!

武内P「……どう、でしょうか?」


李衣菜・みく・菜々「……♡」ポー


夏樹「ほらな! こうなると思ったんだよ!」

李衣菜・みく・菜々「ドラムになりたい♡」ポー

夏樹「何言ってんだ!」

武内P「あの……皆さん?」

李衣菜・みく・菜々「はい♡」ポー

武内P「あの……?」

夏樹「……」

793 :

ロックの次はジャズだ!サックスだ!ブルージャイアントだ!

794 = 759 :

  ・  ・  ・

夏樹「だりーとみくはともかく……菜々さん?」

菜々「どっ、どうして‘さん’付けを!?」

夏樹「理由は、言わなくてもわかるよな?」

菜々「それは……はい」

夏樹「しっかし……」


みく「Pチャン!/// ネコミミとロックを繋ぐ、ドラムが必要にゃ///」

李衣菜「その通りです!/// 私達には、プロデューサーが必要です///」

武内P「いえ、それは……」


夏樹「落ち着けって、頼むから」

795 = 759 :

夏樹「お前ら、そんなんじゃ練習にもならないぞ?」

李衣菜・みく「そ、それは……」

菜々「だけど、ドラムになりたくなっちゃうんですもん!」

李衣菜・みく「そう!」

李衣菜・みく・菜々「……!」フンスー!

武内P「あの……ドラムになるとは……?」

夏樹「お前らなぁ……」


夏樹「ドラムになるのはアタシに決まってるだろ?」


武内P「……」

武内P「えっ?」

796 = 759 :

武内P「あのっ!? 木村さんまで、何を!?」


李衣菜「なつきちズルい! 私がドラムになる!」

夏樹「いいや、アタシががなる。だりーはギターだろ」

李衣菜「どうせエアだから、ドラムになったって問題ないよ!」

みく「待つにゃ! そもそも、みくは演奏してないよ!」

菜々「ナナもです! ドラムになる資格は十分にあります!」

李衣菜「二人はネコミミとウサミミ担当してて!」

みく「ネコミミとドラムになる事は同時に可能にゃ!」

夏樹「菜々さん、そんなに無理すると腰を悪くするぜ?」

菜々「何を言ってるんですか! 刺激が欲しい年頃ですよ!」


武内P「っ……!?」

797 = 759 :

夏樹「なあ、アンタは、アタシがドラムになるのが良いよな?」

武内P「いえ、思いませんが……」

李衣菜「自分がドラムと信じるものが、ドラムですよね!」

武内P「いえ、信じないで下さい……」

みく「やっぱり、Pチャンのドラムはみくしかいないにゃ!」

武内P「いえ、そんな事は……」

菜々「キャハッ! ここは、ナナがドラムになるしか無いですね!」

武内P「いえ、ドラムは既にあります……」


夏樹・李衣菜・みく・菜々「……」ギロッ


武内P「待ってください! 何故、睨むのですか!?」

798 = 759 :

  ・  ・  ・

夏樹「――良いか、恨みっこ無しだぜ」

李衣菜「――望む所だよ!」

みく「――誰がドラムに相応しいか……」

菜々「――四人同時に叩かれる……」


夏樹・李衣菜・みく・菜々「――勝負ッ!!」

ぷりんっ


武内P「良い、お尻です」

武内P「……」

武内P「いや、今のは違います! 待ってください!」

武内P「おかしな勝負を始めないで下さい、皆さん!」

799 = 759 :

夏樹「アタシ達全員、平等に叩いてくれよな!」

菜々「はい! でなきゃ、誰が一番かわかりませんから!」

みく「みくは自分を曲げないよ! ドラムになるのは、みくにゃ!」

李衣菜「そうはいかないよ! 私が、絶対ドラムになる!」

ぷりんっ


武内P「あのっ!? ドラムにならないという選択肢は!?」


夏樹・菜々・李衣菜・みく「ないッ!!」


武内P「無いのですか!?」

武内P「そもそも、これは何の練習になるのですか!?」


夏樹・菜々・李衣菜・みく「……///」モジモジ


武内P「意味が、わかりません……!」

800 = 759 :

武内P「あの、もし……叩かずにここを去ったら?」


夏樹・菜々・李衣菜・みく「さあ!」


武内P「……わからない、と?」


夏樹・菜々・李衣菜・みく「さあ、さあ、さあ、さあっ!」


武内P「……さあ来い、の『さあ』だったのですね」

武内P「……」

武内P「……わかりました」

武内P「では……本当に、少しだけなら」


夏樹・菜々・李衣菜・みく「……!」ワクワク


武内P「……」


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