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元スレ武内P「あだ名を考えてきました」
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みく「んっふっふ! Pチャン、良い加減覚悟を決めるにゃ!」
武内P「前川さん?」
みく「今日のみく達は、簡単には引き下がらないよ! 本気にゃ!」
武内P「……わかりました」
武内P「本気には……本気で応えます」
みく「えっ?」
武内P「それでも宜しいのでしたら……どうぞ、続けてください」
みく「おっ、脅しには屈しないにゃ! みくは自分を曲げないよ!」
武内P「前川さんには、魚関係の仕事を大量に入れます」
みく「はーい皆ー、真面目に仕事するよー」
アイドル達「……!?」
武内P「……」
武内P「前川さん?」
みく「今日のみく達は、簡単には引き下がらないよ! 本気にゃ!」
武内P「……わかりました」
武内P「本気には……本気で応えます」
みく「えっ?」
武内P「それでも宜しいのでしたら……どうぞ、続けてください」
みく「おっ、脅しには屈しないにゃ! みくは自分を曲げないよ!」
武内P「前川さんには、魚関係の仕事を大量に入れます」
みく「はーい皆ー、真面目に仕事するよー」
アイドル達「……!?」
武内P「……」
武内P「皆さんの希望には、応じることが出来ません」
武内P「それは、皆さんが私の担当する、大切なアイドルであり……」
アイドル達「……」
武内P「……私は、貴女達のプロデューサーだからです」
美嘉「あっ! それなら、アタシはセーフじゃない!?★」
武内P「何か、ご希望ですか?」
美嘉「…………何でもないです」
武内P「なので……バスト計測は、諦めてください」
楓「――その話……お受け出来ません」
一同「!?」
武内P「!!?」
武内P「それは、皆さんが私の担当する、大切なアイドルであり……」
アイドル達「……」
武内P「……私は、貴女達のプロデューサーだからです」
美嘉「あっ! それなら、アタシはセーフじゃない!?★」
武内P「何か、ご希望ですか?」
美嘉「…………何でもないです」
武内P「なので……バスト計測は、諦めてください」
楓「――その話……お受け出来ません」
一同「!?」
武内P「!!?」
楓「私は、皆と一緒に階段を登りたいんです」
武内P「高垣さん!?」
楓「一緒に――笑顔で!」ニコッ
アイドル達「! はいっ!」ニコッ
楓「それが私にとって……一番大事な事です」ニコッ
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「ですが、待ってください! 何故、ここに!?」
楓「胸に、大きいも小さいもありません」
武内P「高垣さん!? 何の答えにもなっていませんよ!?」
アイドル達「……いや……あるよね?」ボソボソ
アイドル達「だから、計測……」ボソボソ
武内P「見てください! 皆さん、混乱しているじゃないですか!」
武内P「高垣さん!?」
楓「一緒に――笑顔で!」ニコッ
アイドル達「! はいっ!」ニコッ
楓「それが私にとって……一番大事な事です」ニコッ
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「ですが、待ってください! 何故、ここに!?」
楓「胸に、大きいも小さいもありません」
武内P「高垣さん!? 何の答えにもなっていませんよ!?」
アイドル達「……いや……あるよね?」ボソボソ
アイドル達「だから、計測……」ボソボソ
武内P「見てください! 皆さん、混乱しているじゃないですか!」
武内P「とにかく……あの、高垣さん!?」
楓「ふふっ、胸を測る、旨を……うふふっ、耳にしたものですから」
武内P「いえ……計測は、軽率な行動かと」
楓「!?」
バシバシ!
武内P「あの……はい、すみません」
楓「……」
楓「……バストを計測するのが、ベストな計画、うふふっ!」ニコッ!
アイドル達「――はいっ!」ニコッ!
武内P「待ってください! ダジャレと笑顔でも誤魔化されませんよ!?」
武内P「皆さんも、ここぞとばかりに……!」
武内P「お願いします! どうか、そんな計画は――」
武内P「胸にしまっておいてください!」
おわり
楓「ふふっ、胸を測る、旨を……うふふっ、耳にしたものですから」
武内P「いえ……計測は、軽率な行動かと」
楓「!?」
バシバシ!
武内P「あの……はい、すみません」
楓「……」
楓「……バストを計測するのが、ベストな計画、うふふっ!」ニコッ!
アイドル達「――はいっ!」ニコッ!
武内P「待ってください! ダジャレと笑顔でも誤魔化されませんよ!?」
武内P「皆さんも、ここぞとばかりに……!」
武内P「お願いします! どうか、そんな計画は――」
武内P「胸にしまっておいてください!」
おわり
おつー このオチはまた楓さんにバシバシされる流れだな オチを取られて激オコな楓さんで頼む
たまには負けて地団駄踏む楓さんが見たい
あ、しぶりんの地団駄はいつも見てるからいいです
あ、しぶりんの地団駄はいつも見てるからいいです
「……禁酒、ですか?」
ふふっ! 彼ったら、本当に驚いちゃってるわ。
ソファーに座ったまま、信じられないものを見るような目でこっちを見てる。
その顔がおかしくって、思わず笑みがこぼれる。
そんな彼の前に、コーヒーが入ったマグカップをコトリと置く。
「お酒を……ふふっ! 避けようと思って」
そして、その正面の位置には、私の分を。
それぞれに黒いラインと、緑のラインが入った、お揃いのマグカップ。
貰い物だけれど、湯気を立てるコーヒーの薫りが鼻をくすぐる。
私もコーヒーを飲みたいけれど、我慢我慢。
「あの……何故、でしょうか?」
小さな、可愛らしい銀のスプーンで、マグの中身をかき混ぜる。
漂ってくる、柚子の良い香り。
爽やかなその香りと湯気に包まれながら、彼の様子を伺う。
マグの中身――お湯で割ったゆず茶――をそっと一口。
「さあ、どうしてでしょう?」
私の笑みが深まったのは、初めて飲んだ柚子茶のお湯割りが美味しいから、だけじゃないのよ?
もっと他に、理由があるの。
とっても幸せで、素敵で、嬉しい理由が。
ねえ、なんだと思う?
大好きなお酒を我慢しよう、っていい出すほどの、そんな理由って。
それを知ったら、きっと、貴方もとっても喜んでくれるわ。
「……」
彼は、無言で立ち上がると、テーブルの反対に居る私の所まで歩み寄ってきた。
フローリングと、可愛いぴにゃこら太のスリッパ――これもお揃い――が、パタパタと音を立てる。
そして、私の隣に来た彼は、腰を曲げて、私の顔を間近で覗き込んできた。
あの……どうして、そんな真剣な顔をしてるんですか?
「……失礼します」
響く、低い声。
そして、大柄な彼の身長に見合った、大きな手が私の額と、彼の額にそれぞれ当てられた。
手が冷たい人は心が温かいって言うけれど、それって、それだけじゃないと思うの。
だって、彼の手は温かくて、そして、心はもっと温かいから。
「熱が……少しだけ、あるようですね」
でも、こういう所は、本当に失礼しちゃうわ。
察しが悪いのはわかってましたけど、私が、熱のせいで禁酒を自分から言い出すとでも?
ちょっと熱が出たくらいで、禁酒するなんて冗談でも言いません!
「待ってください。すぐに、薬を」
……と、抗議をしようとしたら、パタパタと音を立てて行っちゃった。
まだ、何も言ってない……言えてないのに。
・ ・ ・
「……」
あれよあれよという間に、寝室のベッドに寝かされた。
まだ早く、眠れるような時間でもないし、気分でもない。
横に寝返りをうち、いつも彼が寝ている場所をムッと睨みつける。
そこに彼が居るかのように、左手を振り、叩く……ポフリ。
「……」
視線の先の左手の薬指には、キラリと輝く指輪がある。
健やかなる時も、病める時も……って言われたけれど、違うのに。
私は、ただ、貴方と喜びを分かち合いたいと、そう思っただけなんです。
察して欲しいと思ったのは、ワガママだった?
「……はぁ」
きっと、ワガママ。
彼は、思っていることがあったら、遠慮せずに伝えてほしいと、いつも言ってるもの。
そんな、真面目で、誠実で、不器用な彼と一緒に歩むと決めたんだから。
回りくどい真似なんかせずに、パッと言っちゃえば良かった。
カチャリ。
寝室のドアが、控えめな音を立てた。
そっちに目をやると、小さな一人用のお鍋をお盆に載せて、心配そうにこちらを見る彼。
どっちかが体を壊した時のためにって買ったのが、ここで出てくるなんて。
初仕事が誤出勤だなんて、ごめんなさいね、お鍋さん。
「お粥は、食べられますか?」
後ろ手でパタリとドアを閉めながら、聞いてくる。
今日の晩ごはんは、とびっきり豪勢にしようと思ってたのに……お粥だなんて。
でも、貴方が、私のためを思ってせっかく作ってくれた、のよね。
食べられる、食べたいとは思うけど……素直にそう言うのは、釈然としないわ。
「……わかりません」
だから、ベッドの上を転がって、彼に背を向けて布団にくるまっちゃう。
こうしても、何の解決にもならないってわかってるけど。
そんな私を見て、貴方は右手を首筋にやって、困っちゃうでしょうけど。
こうしたら、貴方はどうするのかしらって、気になっちゃった。
「……」
ベッド脇の小さなテーブルに、お盆がコトリと置かれる音がした。
そして、彼がベッドに座ったから、スプリングが沈み込み、私の体が揺れる。
このまま、布団を剥がされちゃうのかしら。
ふふっ、布団がふっとん……じゃ、駄目よね、後が大変だもの。
「お願いします。せめて、少しだけでも」
布団の上から、ポンと優しく手を置かれ、お願いされちゃった。
その声が、あまりにも心配そうだったから、布団から顔を出さざるを得ない。
だって、悲しい思いをさせたいわけじゃないもの。
「……」
あれよあれよという間に、寝室のベッドに寝かされた。
まだ早く、眠れるような時間でもないし、気分でもない。
横に寝返りをうち、いつも彼が寝ている場所をムッと睨みつける。
そこに彼が居るかのように、左手を振り、叩く……ポフリ。
「……」
視線の先の左手の薬指には、キラリと輝く指輪がある。
健やかなる時も、病める時も……って言われたけれど、違うのに。
私は、ただ、貴方と喜びを分かち合いたいと、そう思っただけなんです。
察して欲しいと思ったのは、ワガママだった?
「……はぁ」
きっと、ワガママ。
彼は、思っていることがあったら、遠慮せずに伝えてほしいと、いつも言ってるもの。
そんな、真面目で、誠実で、不器用な彼と一緒に歩むと決めたんだから。
回りくどい真似なんかせずに、パッと言っちゃえば良かった。
カチャリ。
寝室のドアが、控えめな音を立てた。
そっちに目をやると、小さな一人用のお鍋をお盆に載せて、心配そうにこちらを見る彼。
どっちかが体を壊した時のためにって買ったのが、ここで出てくるなんて。
初仕事が誤出勤だなんて、ごめんなさいね、お鍋さん。
「お粥は、食べられますか?」
後ろ手でパタリとドアを閉めながら、聞いてくる。
今日の晩ごはんは、とびっきり豪勢にしようと思ってたのに……お粥だなんて。
でも、貴方が、私のためを思ってせっかく作ってくれた、のよね。
食べられる、食べたいとは思うけど……素直にそう言うのは、釈然としないわ。
「……わかりません」
だから、ベッドの上を転がって、彼に背を向けて布団にくるまっちゃう。
こうしても、何の解決にもならないってわかってるけど。
そんな私を見て、貴方は右手を首筋にやって、困っちゃうでしょうけど。
こうしたら、貴方はどうするのかしらって、気になっちゃった。
「……」
ベッド脇の小さなテーブルに、お盆がコトリと置かれる音がした。
そして、彼がベッドに座ったから、スプリングが沈み込み、私の体が揺れる。
このまま、布団を剥がされちゃうのかしら。
ふふっ、布団がふっとん……じゃ、駄目よね、後が大変だもの。
「お願いします。せめて、少しだけでも」
布団の上から、ポンと優しく手を置かれ、お願いされちゃった。
その声が、あまりにも心配そうだったから、布団から顔を出さざるを得ない。
だって、悲しい思いをさせたいわけじゃないもの。
「……」
布団の中で転がって、仰向けになる。
そして、そのままゆっくりと両手で布団をひっぱって、顔を出す。
でも、見せてあげるのは、目元まで。
貴方が、綺麗以外の褒め言葉を送ってくれた、青と緑の二つの瞳だけ。
「……」
私の目を真っ直ぐに見つめる彼の黒い瞳は、とても優しい輝きを放っている。
何時まで経っても顔を全部見せない私に、どうしようもない人だ、と、目が語りかけてくる。
でもね、そんな風に思われてるのに、それがとても嬉しいの。
だって、これってとっても凄い事だと思わない?
どうしようもない人だと思う以上に、傍に居たいと思ってくれてるって事でしょう?
「……ふふっ!」
いけない、声を出して笑っちゃった。
きっと笑っちゃうと思ったから、口元は隠してたのに。
ほら、私が笑ったのを見て、彼もほっとした顔をした。
強引に寝かしつけようとした仕返しをしようと思ったのに、うまくいかないものね。
「一人で、起きられますか?」
彼の左手が、額にかかった前髪を軽く梳く。
その感触がとても心地よくて、ずっと、このままこうしていたい気もしてくる。
だけど、それは彼の真心を台無しにっしちゃう選択。
お粥、冷めちゃうもの。
「起きられませーん♪」
布団から顔を全部出して、元気に返事。
これで、ちょっとは察してくれれば……あっ、駄目ね、全然気付いてないわ。
彼は苦笑し、左手を私の首と枕の間に滑り込ませた。
うふふっ! もうっ、ちょっとくすぐったかったじゃないですか。
「……起こしますね」
抵抗、してみようかしら?
なんて、この人は力が強いから疲れるだけよね。
ほら、今もこうやって、体に力を入れなくても上半身が起き上がっていくもの。
あっ、これでマッサージ機能があったら、温泉気分も味わえるかも。
「んーっ♪」
でも、温泉もしばらくお預け。
うっかり滑って転んじゃうかもしれないし、無理は絶対に出来ない。
長距離の移動で体に負担もかけなくないし、ね。
だから、こうやって、貴方の胸で暖めていただけます?
「……」
優しく、頭を撫でられる。
彼からは、甘くない、お粥に入れるために刻んだであろう、ネギの香りがした。
「台所、綺麗に使いました?」
彼の胸に頭を預けながら、聞く。
この人って、几帳面なようで、どこか抜けてる所があるのよね。
あ、手の動きが止まった。
顔を上げると、少し気まずそうな表情が目に飛び込んでくる。
「その……それは……すみません」
もう、どれだけ急いでたんですか?
お掃除が大変になっちゃうから、どこも使う時は綺麗に使おう、って約束したのに。
トイレも座ってしてくださいって言うの、我慢してるんですからね?
指で頬を突いて、抗議しちゃうんだから。
「……後で、片付けておきまふ」
おきまふ。
「ふふっ! お願いしまふ……うふふっ!」
あぁ、おかしい!
こんなに笑わせられちゃったら、怒る気も失せちゃうわ!
このままの状態で喋られたら、また、さっきみたいな喋り方になるわよね!
何か言ってください、えい、えい。
「……」
無言で、左手を絡め取られた。
首筋にやれなかったせいか、彼の右手は手持ち無沙汰だったみたい。
私の左手を包みながら、親指と人差し指で、思い出の指輪をなぞっている。
お返しに、私も彼の指輪を触らせてもらっちゃ――
「お粥、冷めないうちに」
――お、う……って、もう!
離れるなら、何か一言かけてから言ってください!
おかげで、差し出した右手が宙をさまよっちゃったじゃないですか!
これはもう、お仕置きです。
「えい!」
彼の背中をパシリと叩く。
昔は、こうして突然背中を叩いたら、ビクリと体を震わせて驚いてましたっけ。
でも、今では慣れたものか、ピクリとも反応しなくなってる。
あの時の可愛げは、どこに行っちゃったのかしら。
「我ながら、上手く出来たと思います」
低い声が、ほんの少し高くなった。
この人が、こうやって自分のした何かをアピールするだなんて、珍しい。
つまり、本当に美味しく作れたってことで……だから、早く食べさせたかった?
思わず、彼の顔を見つめる。
「あの……何か?」
もうっ! 可愛げあるじゃないの、もうっ!
「そんなに、上手に出来たんですか?」
くすくすと笑いながら、問いかける。
彼は、お鍋の蓋を開けながら、自信作です、と言った。
少しだけ冷めちゃったかもしれないけれど、まだ、ホワリと湯気が立ち上っている。
中身を横から覗いて見てみると、美味しそうな、ネギ入りの卵粥。
「病気の時は栄養を取るべきだと、そう、思いまして」
「病人じゃありませーん♪」
えっと、確か、鉄分をとるために卵黄は食べた方が良いのよね。
これでも、色々と調べたんですからね?
……尤も、わかったのは今日で、ちょっとだけしか覚えてないですけど。
でも、まだそれを知らない彼が卵粥を選んだのって、不思議で、素敵。
「一人で、食べられそうですね」
さっきまでの心配そうな様子は、鳴りを潜めている。
どうやら、私が思った以上に元気で、安心したらしい。
それがなんだかちょっぴり寂しくて、もっと甘えたくなっちゃった。
「無理です」
甘えても、良いでしょ?
「一人じゃ、食べられません」
ベッドに座りながら、目を閉じて、顔だけをぷいと横に向ける。
薄目を開けてチラリと彼を見ると、右手を首筋にやって困ってる。
ふふっ! 安心したら、あーんしたら、良いと思いますよ、うふふっ!
「……子供ですか」
あっ。
「ピンポーン♪ 正解でーす♪」
彼の方へ向き直り、言う。
「えっ?」
「あっ」
今のって、私に言ったのよね。
もうっ、間違って正解だって言っちゃったじゃないの!
「子供……ですか?」
落ち着かない様子で、彼は、お鍋の蓋を閉じてテーブルに置いた。
そんな彼に、私は言葉を返さず、ただ、笑顔を返した。
けれど、結局、彼の自信作のお粥は冷めちゃった。
あっ、ちゃんと温め直して、美味しくいただきましたよ?
おわり
乙
こんなきれいなお話のあとにウンチだなんてそんなバカな……
こんなきれいなお話のあとにウンチだなんてそんなバカな……
>>927 その発想はなかったが素晴らしい
>>925
不意打ちでも大丈夫だという、信頼です
不意打ちでも大丈夫だという、信頼です
パァンッ、と大きな音がした。
それは、合宿所の襖が開かれた音。
現れたのは、本能のままに躍動する、一匹の美しき獣。
「……!?」
その、何の前触れも無い登場に、シンデレラプロジェクトの二期生達は息を飲む。
これから、一体何が始まると言うのか。
誰も、一言も発さない……――いや、発せない。
落ちる静寂、集まる視線。
それらを一身に浴び、女は――
「ヘーイ!」
――世界は、産声を上げた。
本来ならば、布団に入って眠る時間。
にも関わらず、この所業。
迷惑……ただただ、迷惑。
「フフ……揃いも揃って時差ボケかしら!」
しかし、女は――世界は、止まる事なく動き続ける。
部屋の中央こそが私に相応しいと、そこが私のステージだと言うように。
一歩一歩が、リズミカル。
女を前にしては、全てがオーディエンスと成り果てる。
「アーハン?」
呆然とする少女の顎を女の指が――世界の風が駆け抜ける。
呆けているなど、許されない。
何故ならば、これから……ここから始まるのだから。
最高峰の――世界レベルのステージが。
「――カモンッ!」
漆黒の髪が、舞う。
美しき肢体が、舞う。
ミュージックは、無い。
だが、ここには全てが――世界が、在る。
「……!」
その姿、あまりにもリズミカル。
その女、あまりにもダンサブル。
「フフッ……!」
激しい。
激しすぎる、腰の動き。
女は、荒れ狂うタイフーンと化している。
世界は、最初に破壊を望んだ。
「フウウウゥゥゥ……!」
女は、一体何を壊そうと言うのか。
己を見る、シンデレラ達の常識か。
はたまた、限界という名の防波堤か。
踊る、踊る、女は踊る。
軽やかな動き? 否。
鮮やかな動き? 否。
世界とは、そのような生易しいものでは、断じて無い。
「ハッ! フッ、ハッ!」
女は両手を――羽を広げる。
大空を駆ける鳥のような、その姿。
――いや、違う。
「ミュージック、スタート!」
女は、世界の空を飛んだのだ。
当然、ミュージックが流れるはずもない。
時刻は夜、音楽など、流せるはずもない。
なのに……嗚呼、なのに――!
「聞こえるからしら、陽気なリズムが!」
シンデレラ達の耳には、届いてくる。
「感じるかしら、世界レベルの熱気を!」
女は、踊る。
女は、魅せる。
此処は、ブラジル。
リオの、カーニバル。
「フゥ! 熱すぎる? もっとHOTになるわよ!」
その女、あまりにもダンサブル。
「カモン……カモンカモンカモンカモンッ!」
女は、激しく踊りながら、言葉をかける
女と同じ、世界レベルのステージに来いと。
女の居る、ブラジルまで飛んで来いと。
「……!」
年若い少女達は、その誘惑に抗えない。
それは、悲しきアイドルの性。
だが、少女たちの顔には、恐れも、後悔も、何一つ存在しない。
目の前のカーニバルに参加する事しか、頭に無い。
心臓の鼓動が、リズムを刻む!
美しき獣に、世界に魅入られたように!
誰も、彼女達を責められまい。
誰も、彼女達を止められまい。
世界レベルを前にして、少女達は止まれない!
だって、滅茶苦茶楽しそう!
「――ヘーイ!」
しかし!
嗚呼、だが、しかし!
女もまた、止まらない!
両腕が軌跡を描き、カーニバルから離脱する。
「フフ……一つの国には、長く留まらないわよ?」
何という言い草!
しかし、嗚呼、それも仕方のない事。
誰も、女を――世界を待たせるなど、出来はしないのだ。
「それが、この私!」
先程までの、激しい動きでは無い。
エレガント……優雅すぎる程、エレガント。
指の先から、つま先に至るまで。
兎にも角にも、エレガント。
「次の国は――」
少女達が、息を飲む。
女は、どこの国へ向かったと言うのか。
ただ、それを聞くために、耳を傾ける。
「――ヨーロッパよ!」
体が、傾く。
国では無い――地方だという、ふわっとした答えに!
「……!」
シンデレラ達は、顔を歪める。
一体、女はどこの国へと飛んだのか。
世界は、一体どこへ向かっているのか。
「フフ……! 良い顔つきだわ!」
挑戦的な、その言葉。
しかし、女の踊りは、優美で、儚い。
触れれば手折れてしまいそうな、繊細さ。
流れるは――ワルツ。
敷かれた布団の海を三拍子が支配する。
時に大胆に跳ぶ、寝ている人を踏まない配慮。
優しい、とても優しい世界。
「欧州の風……肌で感じるわ!」
そんな訳がない。
……そう、頭では思っているのに。
布団の海上を飛ぶ女から、風が吹き付けてくるのだ。
ヨーロッパの――世界の風が!
先程までとは、まるで異なる女の踊り。
女は、いくつの顔を持っているのか。
いや、女だからこそ、いくつもの顔を持っているのか。
「フフ……!」
慈愛に満ちた、聖母の様な微笑み。
している事は、安眠妨害だと言うのに。
物凄く、はた迷惑な行動だと言うのに。
誰も、女を咎めない。
世界を咎める者など、居はしない。
それが、世界レベル。
「ヘーイ!」
それが、この女。
世界を知り、世界を求め、世界に求められる、この女。
再び広げたその翼で、次はどこへ向かおうと言うのか。
「次は――北米、メキシコにしようかしら!」
南米から欧州、そして、次は北米という、あまりにも非効率なそのルート。
それを躊躇いなく実行に移せるのが、世界レベル。
嗚呼……あまりにも……ダンサブル!
「フフ……!」
女が、笑う。
その妖艶な笑みに、魅了されぬ者など居ない。
女は、世界はどこまでも広がっていく。
次は、メキシコ。
聞こえるか、マラカスの音が――!
「だけど……今日はここまでにしておこうかしら!」
何故。
女に、メンバー達が視線で問いかける。
嗚呼、しかし、本当にマラカスの音が聞こえない。
スパイシーな、サルサの香りが漂ってこない。
代わりに聞こえるのは――彼女達の、曲。
女は、踊っている。
彼女達が、舞踏会で披露する曲の振り付けで。
「……!」
それが、何を意味するのか。
世界は――女は、語らない。
だが、女の踊りを見たメンバー達の瞳に、光が宿る。
隣に目をやると、同じ目をした、仲間達が居る。
女は――世界は、一つにしたのだ。
一見バラバラで、まとまりのない、個性達を包み込んで。
……その事実が、ただ一つの、真実!
「眠くなったわ!」
でも無かった。
女は、何事もなかったかのように自分の布団に入り、目を閉じた。
世界は、止まらない。
だが、世界も眠るのだ。
「お先に、夢を見させて貰うわ!」
その女、あまりにもフリーダム!
「世界を掴む、その時の夢をね!」
そして、あまりにもダンサブル!
ミュージックは、寝息とため息……レッツ・スタート!
おわり
メモ
一ノ瀬、乙倉
村上
木場、ヘレン
寝ます
おやすみなさい
一ノ瀬、乙倉
村上
木場、ヘレン
寝ます
おやすみなさい
(結局なんだったんだろう…)
って寝る前に思いだしてしまうやつや
って寝る前に思いだしてしまうやつや
おお待っていたぜ世界レベルよ。
ヘレンさんアニメ映えするとおもうんだけどなー
ヘレンさんアニメ映えするとおもうんだけどなー
下の口からぶちまけるのは見てるから上の口からぶちまけるところを見たい
菜々「あっ、ありがとうございます!」
武内P「安部さんの輝きは、とても、素晴らしいものでした」
菜々「は……はい」
まゆP「ああもう、長い長い! 校長先生のお話じゃねえんだから」
まゆP「ホラ、見てみろよこれ」
まゆP「せっかくのビールの泡が無くなってきちゃってるから」
まゆP「校長先生のお話が長すぎて、泡吹いて倒れちゃってるから」
武内P「泡が出るのなら……良いのでは?」
まゆP「ああもう、うるせえなぁ! 良いんだよ細かい事は!」
まゆP「っつーことで、代打だ代打!」
友紀「……」
友紀「えっ、あたし?」
武内P「安部さんの輝きは、とても、素晴らしいものでした」
菜々「は……はい」
まゆP「ああもう、長い長い! 校長先生のお話じゃねえんだから」
まゆP「ホラ、見てみろよこれ」
まゆP「せっかくのビールの泡が無くなってきちゃってるから」
まゆP「校長先生のお話が長すぎて、泡吹いて倒れちゃってるから」
武内P「泡が出るのなら……良いのでは?」
まゆP「ああもう、うるせえなぁ! 良いんだよ細かい事は!」
まゆP「っつーことで、代打だ代打!」
友紀「……」
友紀「えっ、あたし?」
まゆP「野球用語使ったんだから、そりゃユッキしか居ねえだろ」
まゆP「それとも何か? 手にマメで欠場か? あぁん?」
友紀「オッケー! やってやろうじゃんっ!」
まゆP「いよっ、待ってました! 代打の切り札!」
まゆP「いっちょかましてくれよ!」
まゆP「いかした飲みの挨拶ってやつをよ!」
友紀「いっ、いかしたやつ……って言われても」
友紀「えーっと……あー……」
友紀「……」
友紀「今日は暑いぜビールが美味い! カンパーイ!」
一同「カンパーイ!」
友紀「……っぷはー! 左中間真っ二つ、って感じだったよね!?」
まゆP「いや、ヘッドスライディングでギリッギリセーフって所だろありゃ」
まゆP「それとも何か? 手にマメで欠場か? あぁん?」
友紀「オッケー! やってやろうじゃんっ!」
まゆP「いよっ、待ってました! 代打の切り札!」
まゆP「いっちょかましてくれよ!」
まゆP「いかした飲みの挨拶ってやつをよ!」
友紀「いっ、いかしたやつ……って言われても」
友紀「えーっと……あー……」
友紀「……」
友紀「今日は暑いぜビールが美味い! カンパーイ!」
一同「カンパーイ!」
友紀「……っぷはー! 左中間真っ二つ、って感じだったよね!?」
まゆP「いや、ヘッドスライディングでギリッギリセーフって所だろありゃ」
武内P「私は、姫川さんらしい、とても元気ないい挨拶だったと思います」
友紀「おっ、やっぱり!?」
まゆP「はい出た。出ましたよコレ」
まゆP「お前ホントすーぐそうやって甘やかすんだから」
まゆP「このお通しの豆くらい甘い……いや、これしょっぱい味付けなのかよ」
友紀「お通しだから、しょっぱい味付けじゃない?」
まゆP「あのな、豆の味付けは甘いものだって相場で決まってるんだよ」
まゆP「なんなら、この三つの小鉢の内一つがつぶあんでも良いくらいだ」
まゆP「ってわけで、ユッキ、ダッシュでおはぎ買ってきてくれ」
友紀「あっ、サラダ取ってあげるよ! お皿貸してー」
武内P「ありがとう、ございます」
まゆP「あっ、俺はサラダいらないからね。ほら、プロデューサーだもの」
まゆP「草を食べたらプロじゃなくなっちゃうから、草野球になっちゃうから」
友紀「おっ、やっぱり!?」
まゆP「はい出た。出ましたよコレ」
まゆP「お前ホントすーぐそうやって甘やかすんだから」
まゆP「このお通しの豆くらい甘い……いや、これしょっぱい味付けなのかよ」
友紀「お通しだから、しょっぱい味付けじゃない?」
まゆP「あのな、豆の味付けは甘いものだって相場で決まってるんだよ」
まゆP「なんなら、この三つの小鉢の内一つがつぶあんでも良いくらいだ」
まゆP「ってわけで、ユッキ、ダッシュでおはぎ買ってきてくれ」
友紀「あっ、サラダ取ってあげるよ! お皿貸してー」
武内P「ありがとう、ございます」
まゆP「あっ、俺はサラダいらないからね。ほら、プロデューサーだもの」
まゆP「草を食べたらプロじゃなくなっちゃうから、草野球になっちゃうから」
友紀「? 野菜嫌いだったの?」
まゆP「野菜には、食物繊維が多く含まれてるだろ?」
まゆP「ってことはホラ、アレだよアレ、な?」
まゆP「食物が繊維して……っあー! ビールうめえェェェェェ!!」
友紀「……まあ、良いけどさ」
友紀「はいっ、どーぞ!」
武内P「ありがとう、ございます」
まゆP「っつーか、何でこんな男島に居るわけ?」
まゆP「俺たちみたいなむさくるしーいのが肩寄せ合ってる所だよ?」
まゆP「あっ! 勘違いはしないでよね!」
まゆP「大人数の飲み会で、女子ばっかりで気まずいからじゃないから!」
まゆP「ホラ……あっ、端っこ! 端っこが好きなだけだから!」
武内P・友紀「……」
まゆP「野菜には、食物繊維が多く含まれてるだろ?」
まゆP「ってことはホラ、アレだよアレ、な?」
まゆP「食物が繊維して……っあー! ビールうめえェェェェェ!!」
友紀「……まあ、良いけどさ」
友紀「はいっ、どーぞ!」
武内P「ありがとう、ございます」
まゆP「っつーか、何でこんな男島に居るわけ?」
まゆP「俺たちみたいなむさくるしーいのが肩寄せ合ってる所だよ?」
まゆP「あっ! 勘違いはしないでよね!」
まゆP「大人数の飲み会で、女子ばっかりで気まずいからじゃないから!」
まゆP「ホラ……あっ、端っこ! 端っこが好きなだけだから!」
武内P・友紀「……」
友紀「あー、ホラ、まだ総選挙の熱が冷めてなくてさー」
友紀「普通の飲み会なのに、やらかしちゃいそうで」
まゆP「なんでぇなんでぇ、変に気を使うもんじゃねえぞ」
まゆP「そんな事言ったらアレだからね」
まゆP「俺だって、まだまだ興奮冷めやらぬ状態だから」
まゆP「でもな、かな子がスィンデレラグァールになるまで止まる気はねえよ」
武内P「……そう、ですね」
まゆP「だろ? お前もそう思うよな?」
まゆP「ってことでくれよォォォォォ! いい加減にかな子をよォォォォォ!」
まゆP「先っちょだけ! 先っちょだけだから! 本当だよ!? ねえ!」
武内P「あげません」
武内P「……ピッチャーで、頼んでしまいましょうか」
まゆP・友紀「ペースはええ!」
友紀「普通の飲み会なのに、やらかしちゃいそうで」
まゆP「なんでぇなんでぇ、変に気を使うもんじゃねえぞ」
まゆP「そんな事言ったらアレだからね」
まゆP「俺だって、まだまだ興奮冷めやらぬ状態だから」
まゆP「でもな、かな子がスィンデレラグァールになるまで止まる気はねえよ」
武内P「……そう、ですね」
まゆP「だろ? お前もそう思うよな?」
まゆP「ってことでくれよォォォォォ! いい加減にかな子をよォォォォォ!」
まゆP「先っちょだけ! 先っちょだけだから! 本当だよ!? ねえ!」
武内P「あげません」
武内P「……ピッチャーで、頼んでしまいましょうか」
まゆP・友紀「ペースはええ!」
まゆP「……それにしても、やらかすって何をだよ?」
まゆP「スィンデレラグァールは、バット振ってもなれないからね?」
まゆP「いくらホームランを打っても無理だから」
まゆP「お日様の下を歩けなくなるなるだけだから」
まゆP「ちょっと長めのキャンプ期間に入っちゃうだけだから」
友紀「そんなやらかし方しないよ!?」
友紀「ちょっと、おめでとうって気持ちが出ちゃうだけだよ!」
武内P「それは……とても、素晴らしいことだと思うのですが」
まゆP「コイツの言う通りだ。それに、何の問題があるってんだ?」
友紀「その……酔っ払ったら、テンション上がっちゃってさ」
友紀「ビールが目の前にあると、ね?」
まゆP「……おい、なんだかその言い方だと」
武内P「あの……そのやらかし方をした経験が、あるように……」
友紀「……アハー!」ペカー!
まゆP「スィンデレラグァールは、バット振ってもなれないからね?」
まゆP「いくらホームランを打っても無理だから」
まゆP「お日様の下を歩けなくなるなるだけだから」
まゆP「ちょっと長めのキャンプ期間に入っちゃうだけだから」
友紀「そんなやらかし方しないよ!?」
友紀「ちょっと、おめでとうって気持ちが出ちゃうだけだよ!」
武内P「それは……とても、素晴らしいことだと思うのですが」
まゆP「コイツの言う通りだ。それに、何の問題があるってんだ?」
友紀「その……酔っ払ったら、テンション上がっちゃってさ」
友紀「ビールが目の前にあると、ね?」
まゆP「……おい、なんだかその言い方だと」
武内P「あの……そのやらかし方をした経験が、あるように……」
友紀「……アハー!」ペカー!
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