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元スレ武内P「あだ名を考えてきました」
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未央「えっ?」
美嘉「はっ?」
凛「ふーん?」
武内P「昨夜、三時間程悩みましたが……」
武内P「皆さんのあだ名を考えてきました」
三人「……」
三人「!?」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1510055875
美嘉「はっ?」
凛「ふーん?」
武内P「昨夜、三時間程悩みましたが……」
武内P「皆さんのあだ名を考えてきました」
三人「……」
三人「!?」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1510055875
未央「いやいやいや、どうしたの急に?」
美嘉「熱でもあるの? マジヤバくない?」
凛「エイプリルフールの時期じゃないよ、プロデューサー」
武内P「いえ、本当です」
未央「……えっ、ウソでしょ?」
武内P「本当に、考えてきました」
美嘉「またまたー★ アタシ達をからかってるんだよね?」
武内P「あの……本当に考えてきました」
凛「ふーん。そう」
武内P「……」
美嘉「熱でもあるの? マジヤバくない?」
凛「エイプリルフールの時期じゃないよ、プロデューサー」
武内P「いえ、本当です」
未央「……えっ、ウソでしょ?」
武内P「本当に、考えてきました」
美嘉「またまたー★ アタシ達をからかってるんだよね?」
武内P「あの……本当に考えてきました」
凛「ふーん。そう」
武内P「……」
未央「いやー、プロデューサーも冗談を言うんだね!」
美嘉「ホント、アタシもビックリしちゃった★」
凛「まあ、私は最初から冗談だってわかってたけどね」
武内P「あの……本当に考えてきたんですが」
武内P「今西部長の命令で」
三人「……」
三人「!?」
美嘉「ホント、アタシもビックリしちゃった★」
凛「まあ、私は最初から冗談だってわかってたけどね」
武内P「あの……本当に考えてきたんですが」
武内P「今西部長の命令で」
三人「……」
三人「!?」
未央「……どう思う?」
美嘉「美城常務……じゃなかった、専務の命令じゃない所が本当っぽい」
凛「待って。まだ本当かわからないから」
武内P「……」
武内P「以前より、今西部長から『あだ名位良いのではないか』と言われていました」
武内P「それで……あだ名で呼ぶのはともかく、考える位はしてみろ、と」
三人「……」
三人「!?」
美嘉「美城常務……じゃなかった、専務の命令じゃない所が本当っぽい」
凛「待って。まだ本当かわからないから」
武内P「……」
武内P「以前より、今西部長から『あだ名位良いのではないか』と言われていました」
武内P「それで……あだ名で呼ぶのはともかく、考える位はしてみろ、と」
三人「……」
三人「!?」
未央「待って待って! コレ、ガチなやつだよ美嘉ねえ!?」
美嘉「ウソでしょ!? えっ……えっ!?」
凛「ふーん。まあ、私は最初から本当だってわかってたけど」
武内P「……それで、宜しければ、ですが」
三人「……」
武内P「私が考えてきたあだ名を聞いて、感想を頂けないでしょうか?」
三人「……」
三人「!?」
美嘉「ウソでしょ!? えっ……えっ!?」
凛「ふーん。まあ、私は最初から本当だってわかってたけど」
武内P「……それで、宜しければ、ですが」
三人「……」
武内P「私が考えてきたあだ名を聞いて、感想を頂けないでしょうか?」
三人「……」
三人「!?」
未央「ぷ、プロデューサー?」
美嘉「アタシ達に感想を聞くってことは……?」
凛「……もしかして」
武内P「……はい、皆さんのあだ名も考えてきています」
三人「!?」
武内P「あ、いえ、まだ全員分は考えていないのです」
三人「……」
三人「!?」
美嘉「アタシ達に感想を聞くってことは……?」
凛「……もしかして」
武内P「……はい、皆さんのあだ名も考えてきています」
三人「!?」
武内P「あ、いえ、まだ全員分は考えていないのです」
三人「……」
三人「!?」
武内P「今、この場に居る中で考えてきているのは……」
三人「……」
武内P「本田さんと」
未央「うっし! うっし、きた! 未央ちゃんの時代がきた!」
凛「ふーん。ってことは、残りは私? 当然だよね、アンタ、私のプロデューサーだし」
美嘉「……」
武内P「あ、いえ……城ヶ崎さんです」
美嘉「!?」
凛「……」
凛「!?」
三人「……」
武内P「本田さんと」
未央「うっし! うっし、きた! 未央ちゃんの時代がきた!」
凛「ふーん。ってことは、残りは私? 当然だよね、アンタ、私のプロデューサーだし」
美嘉「……」
武内P「あ、いえ……城ヶ崎さんです」
美嘉「!?」
凛「……」
凛「!?」
未央「美嘉ねえ……美嘉ねえ!」
美嘉「未央……未央!」
未央「燃やせ♪」
美嘉「友情パッションは♪」
未央・美嘉「ミツボシ!☆☆★★★★★★★」
未央「もー! 美嘉ねえったら、★多いよ!」
美嘉「ゴメンゴメン★ テンション上がっちゃってさー★」
武内P「……」
凛「……」
美嘉「未央……未央!」
未央「燃やせ♪」
美嘉「友情パッションは♪」
未央・美嘉「ミツボシ!☆☆★★★★★★★」
未央「もー! 美嘉ねえったら、★多いよ!」
美嘉「ゴメンゴメン★ テンション上がっちゃってさー★」
武内P「……」
凛「……」
凛「……でもさ、プロデューサーが考えたあだ名なんだよね」
武内P「はい。あくまで私なりに……ですが」
未央「良いんだよ、プロデューサー」
美嘉「そうそう★ 頑張って考えてくれただけでも、ね★」
武内P「本田さん……城ヶ崎さんも……ありがとうございます」
凛「……」
凛「私の分は?」
武内P「その……企画検討中です」
凛「……」
武内P「はい。あくまで私なりに……ですが」
未央「良いんだよ、プロデューサー」
美嘉「そうそう★ 頑張って考えてくれただけでも、ね★」
武内P「本田さん……城ヶ崎さんも……ありがとうございます」
凛「……」
凛「私の分は?」
武内P「その……企画検討中です」
凛「……」
未央「えっと、それじゃあ……聞かせて貰っちゃおうかな!」
美嘉「おっ、未央ったら積極的だねー★」
未央「おっと美嘉ねえ、もしかしたらだけど、ホント、もしかしたらだけどね?」
美嘉「ん?」
未央「私を次に呼ぶ時は、プロデューサーの考えたあだ名を要求するかもよ!?」
美嘉「……ヤバい★ えっ、それ、チョーヤバいんだけど!★」
武内P「……そこまで期待されると、その、緊張します」
凛「……」
美嘉「おっ、未央ったら積極的だねー★」
未央「おっと美嘉ねえ、もしかしたらだけど、ホント、もしかしたらだけどね?」
美嘉「ん?」
未央「私を次に呼ぶ時は、プロデューサーの考えたあだ名を要求するかもよ!?」
美嘉「……ヤバい★ えっ、それ、チョーヤバいんだけど!★」
武内P「……そこまで期待されると、その、緊張します」
凛「……」
凛「未央、あんまり期待しない方がいいよ」
未央「わかってるって! でも、楽しみなんだからしょうがないじゃん?」
凛「……」
武内P「それでは……その、考えてきた本田さんのあだ名ですが」
未央「……!」
武内P「みーちゃん、です」
未央「へっ!?」
美嘉「……ウソ★」
凛「……」
未央「わかってるって! でも、楽しみなんだからしょうがないじゃん?」
凛「……」
武内P「それでは……その、考えてきた本田さんのあだ名ですが」
未央「……!」
武内P「みーちゃん、です」
未央「へっ!?」
美嘉「……ウソ★」
凛「……」
未央「プロデューサー、あの、ちょっと、もう一回言って?」
武内P「? すみません、緊張して声が小さかったかもしれません」
未央「ああまあ、うん、そんな感じ」
武内P「みーちゃん、です」
未央「……えっ? あっ、えっ?」
美嘉「普通に……えっ、普通にカワイイあだ名なんだけど!?」
凛「……」
武内P「? すみません、緊張して声が小さかったかもしれません」
未央「ああまあ、うん、そんな感じ」
武内P「みーちゃん、です」
未央「……えっ? あっ、えっ?」
美嘉「普通に……えっ、普通にカワイイあだ名なんだけど!?」
凛「……」
未央「美嘉ねえ……美嘉ねえ!」
美嘉「未央……ううん★」
美嘉「みーちゃん!」
未央「お、おおおっ! 凄い、なんだか今物凄く私の時代な気がする!」
美嘉「もう完全にみーちゃんの時代★ いよっ、みーちゃん★」
未央「ちょ、ちょっともー! あんまり呼ばないでよー///」
武内P「……そこまで喜んでもらえるとは……考えた甲斐がありました」
凛「……」
美嘉「未央……ううん★」
美嘉「みーちゃん!」
未央「お、おおおっ! 凄い、なんだか今物凄く私の時代な気がする!」
美嘉「もう完全にみーちゃんの時代★ いよっ、みーちゃん★」
未央「ちょ、ちょっともー! あんまり呼ばないでよー///」
武内P「……そこまで喜んでもらえるとは……考えた甲斐がありました」
凛「……」
未央「それで? プロデューサーは、いつ私をみーちゃんと呼ぶのかな? ん?」
武内P「それは……はい、善処します」
美嘉「ちょっとー、欲張りすぎ★」
未央「えへへっ、いっけね! みーちゃん焦っちゃった」テヘペロ
美嘉「……でもさ、この感じだと」
未央「美嘉ねえのあだ名も……期待出来ちゃいますなー!」
美嘉「やっぱり!? やっぱりみーちゃんもそう思う!?★」
凛「……」
武内P「それは……はい、善処します」
美嘉「ちょっとー、欲張りすぎ★」
未央「えへへっ、いっけね! みーちゃん焦っちゃった」テヘペロ
美嘉「……でもさ、この感じだと」
未央「美嘉ねえのあだ名も……期待出来ちゃいますなー!」
美嘉「やっぱり!? やっぱりみーちゃんもそう思う!?★」
凛「……」
未央「ほらほら! モタモタしてると気が変わっちゃうかもよ!」
美嘉「そ、そんなの有り得ないっしょ★ あだ名聞けないとかナイナイ★」
凛「……」
武内P「それでは……その、考えてきた城ヶ崎さんのあだ名ですが」
美嘉「……!」
武内P「みーちゃん、です」
美嘉「へっ!?」
未央「……ウソ、えっ、また可愛いあだ名じゃん!」
凛「……」
凛「……ん?」
美嘉「そ、そんなの有り得ないっしょ★ あだ名聞けないとかナイナイ★」
凛「……」
武内P「それでは……その、考えてきた城ヶ崎さんのあだ名ですが」
美嘉「……!」
武内P「みーちゃん、です」
美嘉「へっ!?」
未央「……ウソ、えっ、また可愛いあだ名じゃん!」
凛「……」
凛「……ん?」
>>16
思ってても言わないようにしよう
思ってても言わないようにしよう
美嘉「ヤダ……ウソ、ホントに……?」
未央「ホントだよ! ちゃんと、可愛いあだ名だよ!」
凛「ねえ、待って」
美嘉「夢じゃないよね? ねえ、これって夢じゃないよね?」
未央「現実だよ! 現実を受け入れて前に進もう!」
美嘉「~~っ!」
未央・美嘉「みーちゃん!」
未央・美嘉「!?」
凛「かぶってるんだけど」
未央・美嘉「……」
未央・美嘉「!?」
武内P「!?」
凛「なんでプロデューサーも驚いてるの」
未央「ホントだよ! ちゃんと、可愛いあだ名だよ!」
凛「ねえ、待って」
美嘉「夢じゃないよね? ねえ、これって夢じゃないよね?」
未央「現実だよ! 現実を受け入れて前に進もう!」
美嘉「~~っ!」
未央・美嘉「みーちゃん!」
未央・美嘉「!?」
凛「かぶってるんだけど」
未央・美嘉「……」
未央・美嘉「!?」
武内P「!?」
凛「なんでプロデューサーも驚いてるの」
未央「……あれ、おかしいな」
美嘉「……ちゃんと、見といてって言ったじゃん」
武内P「……!?……!?」
凛「ねえ、プロデューサー」
武内P「し、渋谷さん?」
凛「あだ名を考えてきたのって、この二人以外は誰?」
武内P「それは……新田さんと、前川さんですね」
凛「あだ名は?」
武内P「みーちゃん、です」
未央・美嘉「!?」
凛「みーちゃん、四人いるね」
美嘉「……ちゃんと、見といてって言ったじゃん」
武内P「……!?……!?」
凛「ねえ、プロデューサー」
武内P「し、渋谷さん?」
凛「あだ名を考えてきたのって、この二人以外は誰?」
武内P「それは……新田さんと、前川さんですね」
凛「あだ名は?」
武内P「みーちゃん、です」
未央・美嘉「!?」
凛「みーちゃん、四人いるね」
凛「やっぱりさ、向いてないんだって」
武内P「……」
凛「変に考えるんじゃなくてさ、そのまま呼べば良いのに」
武内P「そのまま……ですか?」
凛「ちゃん付けとかは、頑張るとしてさ」
武内P「ちゃん付け……ですか」
凛「そう。ちゃん付け」
未央・美嘉「……」
未央・美嘉「!?」
武内P「……」
凛「変に考えるんじゃなくてさ、そのまま呼べば良いのに」
武内P「そのまま……ですか?」
凛「ちゃん付けとかは、頑張るとしてさ」
武内P「ちゃん付け……ですか」
凛「そう。ちゃん付け」
未央・美嘉「……」
未央・美嘉「!?」
凛「渋谷凛。し、ぶ、や、り、ん」
武内P「? 渋谷さん?」
凛「し、ぶ、や、り、ん。ほら、繰り返して」
武内P「……し、ぶ、や、り、ん」
凛「ちゃん付け」
武内P「……ちゃん付け」
未央「ねえ……あれ、名前をちゃん付けで呼ばせようとしてる!?」
美嘉「ウッソ……えっ? それズルくない!?」
武内P「? 渋谷さん?」
凛「し、ぶ、や、り、ん。ほら、繰り返して」
武内P「……し、ぶ、や、り、ん」
凛「ちゃん付け」
武内P「……ちゃん付け」
未央「ねえ……あれ、名前をちゃん付けで呼ばせようとしてる!?」
美嘉「ウッソ……えっ? それズルくない!?」
凛「今、私が言った中にヒントがあるから。2……ゲフンゲフン」
武内P「2?……! わかりました」
凛「ふ、ふーん? 何がわかったの?」
武内P「渋谷さんの、可愛いあだ名です」
凛「か、可愛いんだ」
武内P「聞いて……いただけますか?」
凛「い、良いけど……」
武内P「それでは……今考えついた渋谷さんのあだ名ですが」
凛「……!」
武内P「ぶーちゃん、です」
おわり
武内P「2?……! わかりました」
凛「ふ、ふーん? 何がわかったの?」
武内P「渋谷さんの、可愛いあだ名です」
凛「か、可愛いんだ」
武内P「聞いて……いただけますか?」
凛「い、良いけど……」
武内P「それでは……今考えついた渋谷さんのあだ名ですが」
凛「……!」
武内P「ぶーちゃん、です」
おわり
IDが変わる前に補足です
俺は全部即興で書いてるので予測レスでもなんでもオッケーです
俺は全部即興で書いてるので予測レスでもなんでもオッケーです
>>36
お腹の方に残念ながら…
お腹の方に残念ながら…
ぶーりんはアイキャッチがマジで印象に残っています
1000まで埋めて自力で落とそうと思ったけど、マジで落ちないっすな
今まで何本書いたか定かじゃないですが、このスレでもよろしくです
寝ます
おやすみなさい
1000まで埋めて自力で落とそうと思ったけど、マジで落ちないっすな
今まで何本書いたか定かじゃないですが、このスレでもよろしくです
寝ます
おやすみなさい
お疲れ。運営まじでどうなってのや…
まあ再利用する>>1は応援してまた張り付かせてもらうけど
まあ再利用する>>1は応援してまた張り付かせてもらうけど
「――私の言いたいことは、わかるな?」
専務が、デスクに座りながら言った。
呼び出されたから、来てみたのだけれど……。
まるで、見当がつかない。
思い当たる事と言えば……もしかして、あれの事かしら。
「今度は、飲み過ぎには気をつけます」
この間、飲みに行った時。
その時のお酒が、あんまりにも美味しくて、楽しくて。
ついつい飲みすぎて、少し、騒ぎになっちゃたの。
でも、早苗さんも、瑞樹さんも一緒に騒いだのに、どうして私だけ呼び出しを?
「なので、禁酒をしろという話でしたら、お断りします」
三人で、一緒に、夜の特別LIVE。
歩きながら、歌って、時に踊って。
通行人の人達も、次第に注目して、人の流れが出来て。
うふふっ、怒られちゃったけど、とっても楽しかった。
「違う。今回は、その話ではない」
今回は、という事は、別の機会にあの時の話をするつもりかしら。
もう、十分に叱られたと思うのだけれど……。
それにしても、他に、思い当たる事が無いです。
眉間にシワを寄せて、とっても怖い顔をされても、困っちゃいます。
「この仕事は、君のイメージを損なう恐れがある」
そう言いながら、専務はデスクに資料をパサリと置いた。
その資料は、私自身の希望で、やりたいとお願いしたお仕事の資料。
どうやら、私がそのお仕事をするのを止めようと思っているらしい。
でも……私は、やりたい。
「ですが……」
反論しようと、口を開く。
そんな私の言葉が口から出るのを専務は片手を上げて静止させた。
「君が、私の思い通りに行動する人間だとは、最早思っていない」
だったら、良いじゃないですか。
こう、どうしても、行動しちゃうって……ふふっ、わかってるんですし。
「だが、もう一度よく考えてみる事だ」
続く言葉は、思いの外、
「ファンが、君に――アイドル、高垣楓に、何を望んでいるのかを」
私の内に、届いた。
・ ・ ・
「何よ~、どうしたの? 何だか元気無いじゃないの!」
早苗さんが、右手にビールのジョッキを握りながら、明るく笑いかけてくる。
私は、早苗さんの、こういう所がとても好き。
いつも明るくて、前向きで、とっても素敵な笑顔向けてくれる。
だから、彼女と飲むお酒は、いつも楽しい。
「わかりますか?」
手元のお猪口の縁を、ツイと指でなぞる。
フルーティーで、とても飲みやすく、美味しいお酒。
それなのに、今日はあまりペースが上がらない。
良い事なのだろうけれど、私としては、とても不本意です。
「わかるわ。だって、私より飲んでないもの」
瑞樹さんが、手に持ったお猪口をコトリとテーブルに置き、優しく笑いかけてくる。
私は、瑞樹さんの、こういう所がとても好き。
いつも優しくて、可愛くて、とっても素敵な笑顔を向けてくれる。
だから、彼女と飲むお酒は、いつも嬉しい。
「実は……お仕事の事で、少し」
二人は、私にとても良くしてくれる。
優しいだけじゃなく、時に、厳しくもしてくれる。
こんな、とっても素敵なお友達が居る私は、幸せだと思う。
今も二人は、続けて、と、揃って片手を差し出してくれている。
「私の、アイドルとしてのイメージについて考えてたら、ゴチャゴチャしてきちゃって」
神秘的、ミステリアス、クール……それに、ダジャレ好き。
これが、ファンの方が私に抱いている、イメージだと思う。
ファンの方は、私はこうあるべきだ、こういうアイドルだ、
と考えているから、ファンでいてくれてる、とも。
だから、イメージを損なうと言われた時、思ったのだ。
「やってみたいお仕事が、イメージにそぐわない時……どう、しますか?」
今の私があるのは、ファンの方達が支えてきてくれたから。
その人達を裏切るような真似は、出来ないし、したくない。
「そうねぇ……」
「うーん……」
だから、専務の言うように、やめておくのが正解なのか。
それとも、自分の思うまま、ワガママを通しても良いのか。
ファンあってのアイドルだからこそ、私にはわからない。
私は、どうしたら良いの?
「「楓ちゃんは――」」
二人の声が、重なった。
「何よ~、どうしたの? 何だか元気無いじゃないの!」
早苗さんが、右手にビールのジョッキを握りながら、明るく笑いかけてくる。
私は、早苗さんの、こういう所がとても好き。
いつも明るくて、前向きで、とっても素敵な笑顔向けてくれる。
だから、彼女と飲むお酒は、いつも楽しい。
「わかりますか?」
手元のお猪口の縁を、ツイと指でなぞる。
フルーティーで、とても飲みやすく、美味しいお酒。
それなのに、今日はあまりペースが上がらない。
良い事なのだろうけれど、私としては、とても不本意です。
「わかるわ。だって、私より飲んでないもの」
瑞樹さんが、手に持ったお猪口をコトリとテーブルに置き、優しく笑いかけてくる。
私は、瑞樹さんの、こういう所がとても好き。
いつも優しくて、可愛くて、とっても素敵な笑顔を向けてくれる。
だから、彼女と飲むお酒は、いつも嬉しい。
「実は……お仕事の事で、少し」
二人は、私にとても良くしてくれる。
優しいだけじゃなく、時に、厳しくもしてくれる。
こんな、とっても素敵なお友達が居る私は、幸せだと思う。
今も二人は、続けて、と、揃って片手を差し出してくれている。
「私の、アイドルとしてのイメージについて考えてたら、ゴチャゴチャしてきちゃって」
神秘的、ミステリアス、クール……それに、ダジャレ好き。
これが、ファンの方が私に抱いている、イメージだと思う。
ファンの方は、私はこうあるべきだ、こういうアイドルだ、
と考えているから、ファンでいてくれてる、とも。
だから、イメージを損なうと言われた時、思ったのだ。
「やってみたいお仕事が、イメージにそぐわない時……どう、しますか?」
今の私があるのは、ファンの方達が支えてきてくれたから。
その人達を裏切るような真似は、出来ないし、したくない。
「そうねぇ……」
「うーん……」
だから、専務の言うように、やめておくのが正解なのか。
それとも、自分の思うまま、ワガママを通しても良いのか。
ファンあってのアイドルだからこそ、私にはわからない。
私は、どうしたら良いの?
「「楓ちゃんは――」」
二人の声が、重なった。
・ ・ ・
「おはようございます」
346プロダクションの、エントランスホール。
入ってすぐ、よく見慣れた、大きな姿を見つけた。
いつもなら、挨拶をしに近寄っていく事までは、しないけれど。
だけど、今日は別。
「高垣さん? おはよう、ございます」
わざわざ近寄ってきた私を不思議に思ったんですよね。
頭の上に、はてなマークが浮かんでるのが見えます。
だけど、彼は、何も言わない。
私が何か言い出すのをジッと待ってくれている。
「少し、お聞きしたい事があって」
挨拶を終えたままの姿勢で、何でも無い事の様に、聞く。
だって、私がお仕事の事で悩んでるなんて知られるのは、なんだか悔しいもの。
私はアイドルで、貴方はプロデューサー。
担当じゃないからこそ、対等な関係で居たいと……そう、思うんです。
「はい。私に、答えられる事でしたら」
そう言うと、彼は腕の時計を見て、時刻を確認した。
「少し、場所を移しましょうか」
早めに切り上げて欲しいというアピールじゃなかった事に、ホッと胸を撫で下ろす。
時間に余裕があるから、立ち話でなく、座れる場所に行こう、と。
……今、ホッとしたのは、貴方に話を聞いて貰えそうだからじゃありませんから。
迷惑をかけなくて済みそう、っていう安心ですからね。
「……高垣さん?」
チョコンと立った寝癖を睨みつけてたら、気づかれちゃった。
もう、こういう、変な所で察しが良いんですから。
だけど、私は今の感情を表情に出すことはしない。
元々、そこまで表情豊かな方じゃありませんから。
「はい?」
そう言って、こちらを見ている彼に、微笑む。
その微笑みに対し、彼は、右手を首筋にやり、
「あの……休憩スペースに、行きましょう」
と、促してきた。
彼の背中を見てたら、気付かない間に、彼との距離が開いていた。
私は、慌ててその後ろを追いかけた。
「おはようございます」
346プロダクションの、エントランスホール。
入ってすぐ、よく見慣れた、大きな姿を見つけた。
いつもなら、挨拶をしに近寄っていく事までは、しないけれど。
だけど、今日は別。
「高垣さん? おはよう、ございます」
わざわざ近寄ってきた私を不思議に思ったんですよね。
頭の上に、はてなマークが浮かんでるのが見えます。
だけど、彼は、何も言わない。
私が何か言い出すのをジッと待ってくれている。
「少し、お聞きしたい事があって」
挨拶を終えたままの姿勢で、何でも無い事の様に、聞く。
だって、私がお仕事の事で悩んでるなんて知られるのは、なんだか悔しいもの。
私はアイドルで、貴方はプロデューサー。
担当じゃないからこそ、対等な関係で居たいと……そう、思うんです。
「はい。私に、答えられる事でしたら」
そう言うと、彼は腕の時計を見て、時刻を確認した。
「少し、場所を移しましょうか」
早めに切り上げて欲しいというアピールじゃなかった事に、ホッと胸を撫で下ろす。
時間に余裕があるから、立ち話でなく、座れる場所に行こう、と。
……今、ホッとしたのは、貴方に話を聞いて貰えそうだからじゃありませんから。
迷惑をかけなくて済みそう、っていう安心ですからね。
「……高垣さん?」
チョコンと立った寝癖を睨みつけてたら、気づかれちゃった。
もう、こういう、変な所で察しが良いんですから。
だけど、私は今の感情を表情に出すことはしない。
元々、そこまで表情豊かな方じゃありませんから。
「はい?」
そう言って、こちらを見ている彼に、微笑む。
その微笑みに対し、彼は、右手を首筋にやり、
「あの……休憩スペースに、行きましょう」
と、促してきた。
彼の背中を見てたら、気付かない間に、彼との距離が開いていた。
私は、慌ててその後ろを追いかけた。
・ ・ ・
「イメージに合わない仕事、ですか」
休憩スペースの椅子に並んで座りながら、彼が私の言葉を繰り返した。
二人の手には、それぞれ種類の違う缶コーヒーが。
遠慮したのに、奢ってもらっちゃった。
缶コーヒーから伝わる熱が、私の手を温めてくれる。
「ファンの方がどう思うか、気になってしまって」
そう言うと、彼は、右手を首筋にやって、少し沈黙。
言葉を探しているのか、その視線は、宙を彷徨っている。
時折、ああ、とか、うう、とか、低い唸り声が聞こえてくる。
私、そんなに悩ませるような事を聞いちゃったのかしら。
「……そう、ですね」
考えがまとまったのか、彼は缶コーヒーを一口だけ飲んだ。
そんなに喉が渇いたのかしら?
「私は、高垣さんがどうしたいかが、一番重要だと思います」
少し、予想していた答え。
早苗さんも、瑞樹さんも、同じ事を言ってくれたもの。
けれど、彼の言葉には、続きがあった。
「確かに、今までの高垣さんのイメージとの違いに、驚くかもしれません」
彼の瞳から、とても真剣な想いを感じる。
「ですが、それもまた、貴女の一面だと、そう捉えるでしょう」
彼の言葉から、とても熱い想いが伝わってくる。
「そんな新たな一面を見られるのは、嬉しいことだと、私は思います」
彼の、
「――貴女のファンとして」
その想いに、私は今、勇気を貰った。
予想外の、予想以上の、彼の答え。
それに応えるのが、アイドルとして、あるべき姿じゃないかしら。
だって、その方がお互い退屈せずに済むものね!
「イメージに合わない仕事、ですか」
休憩スペースの椅子に並んで座りながら、彼が私の言葉を繰り返した。
二人の手には、それぞれ種類の違う缶コーヒーが。
遠慮したのに、奢ってもらっちゃった。
缶コーヒーから伝わる熱が、私の手を温めてくれる。
「ファンの方がどう思うか、気になってしまって」
そう言うと、彼は、右手を首筋にやって、少し沈黙。
言葉を探しているのか、その視線は、宙を彷徨っている。
時折、ああ、とか、うう、とか、低い唸り声が聞こえてくる。
私、そんなに悩ませるような事を聞いちゃったのかしら。
「……そう、ですね」
考えがまとまったのか、彼は缶コーヒーを一口だけ飲んだ。
そんなに喉が渇いたのかしら?
「私は、高垣さんがどうしたいかが、一番重要だと思います」
少し、予想していた答え。
早苗さんも、瑞樹さんも、同じ事を言ってくれたもの。
けれど、彼の言葉には、続きがあった。
「確かに、今までの高垣さんのイメージとの違いに、驚くかもしれません」
彼の瞳から、とても真剣な想いを感じる。
「ですが、それもまた、貴女の一面だと、そう捉えるでしょう」
彼の言葉から、とても熱い想いが伝わってくる。
「そんな新たな一面を見られるのは、嬉しいことだと、私は思います」
彼の、
「――貴女のファンとして」
その想いに、私は今、勇気を貰った。
予想外の、予想以上の、彼の答え。
それに応えるのが、アイドルとして、あるべき姿じゃないかしら。
だって、その方がお互い退屈せずに済むものね!
「……」
じい、と彼の顔を見つめる。
そうね、私のファンの方達は、貴方の言うように素敵な方達ばかりだもの。
わかっていたようで、わかってなかったのね、私ったら。
ふふっ、ファンの方達の反応を不安がる、ふふっ、それじゃ駄目よね。
「ありがとうございます。決心がつきました」
目の前の、私のファンの人にお礼を言う。
精一杯の、私に出来る、最高の笑顔で!
「……良い、笑顔です」
それに、彼もとっても穏やかな笑顔で返してくれる。
こういう、嬉しい時にする事と言えば……。
「はい♪」
手に持っていた缶コーヒーを掲げ、彼の前に差し出す。
驚いちゃったようだけど、観念したのか、彼も缶コーヒーを掲げる。
だって、今、すぐにでもしたくなっちゃったんだもの。
「「カンパイ」」
しょうがないでしょう?
「……貴方の言葉を聞いて、とっても楽しみになってきました♪」
カンパイの流れのまま、コーヒーを一口だけ飲み、語りだす。
やってみたかった、お仕事。
今までのイメージにない、挑戦。
理由は、一つ。
――とっても、楽しそうだったから!
「ちなみに、どんな内容のお仕事か、お聞きしても?」
うふふっ、どんなって……貴方も、よく知ってる内容のお仕事ですよ。
あっ、今それを言ったら、ファンの人がどんな反応をするのか、わかっちゃうわね!
ふふっ! どんな反応をするのかしら?
「とときら学園でーす♪」
彼は、目を大きく見開いて、口をパクパクさせた。
それがまたおかしくって……もうっ、笑いが止まらなくなっちゃったわ!
おわり
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