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    元スレ武内P「アイドル達に慕われて困っている?」

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    201 = 199 :

    早苗「何? ここまでネタはあがってるのに、わからないの?」

    武内P「……申し訳、ありません」

    早苗「セクシーギルティは、セクシーを以て悪を征する……ここまでは良い?」

    武内P「はい」

    早苗「だけど、凶悪犯罪は増加の一途を辿ってる……わかる?」

    武内P「……はあ」


    早苗「つまり、セクシーが不足してるのよ!」

    早苗「致命的な、セクシー不足なの!」


    武内P「……」

    武内P「あの……意味が、わかりません」

    202 = 199 :

    早苗「意味がわからない? どうしてよ!?」

    武内P「その……ですね、仮に片桐さんのお話が、正しいとします」

    早苗「仮にじゃないわよ、合ってるもの」

    武内P「それを……何故、私に仰るのでしょうか?」

    早苗「何故って?」

    武内P「はい。ユニットメンバーの追加は、私の権限では――」


    早苗「――カモン! セクシー候補生達!」

    ピーッ! ピピーッ!


    武内P「っ!?」

    武内P「いえ、あの……カモン……!?」

    203 = 199 :

    ガチャッ!

    アイドル達「……」

    ゾロゾロ…


    武内P「っ!? 待ってください! あの、貴女達は!?」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「っ!?……っ!?」

    早苗「あの子達こそ、セクシー候補生よ!」

    武内P「片桐さん!? あの……何をさせているんですか!?」

    早苗「? セクシー登場シーン」

    武内P「あれでは、まるで悪の戦闘員のようですが!?」

    204 = 199 :

    早苗「あのね、セクシーっていうのは、悪に屈しちゃいけないの」

    武内P「あのっ!? 話を聞いてくださいませんか!?」

    早苗「そ・こ・で~! キミの出番ってわけ!」

    武内P「……はい?」

    早苗「ほら、よく不審者に間違われて、捕まってるでしょ?」

    武内P「それは……はい」


    早苗「だから、キミには――セクシー候補生達の、テストをして貰うわ!」

    早苗「そのテストを乗り越えた者こそが、セクシー免許を得られる!」

    早苗「無免セクシーは、タイホしちゃうわよ!」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「待ってください、片桐さん!」

    武内P「あの……だから、に繋がる部分の説明をお願いします!」

    205 = 199 :

    早苗「何よー? まだ観念しないつもり?」

    武内P「お願いします! どうか、説明を!」

    早苗「顔が怖いから、悪を相手にする良いシュミレーションになると思って」

    武内P「……」

    早苗「急に黙ってどうしたのよ。黙秘権を行使するつもり?」

    武内P「……どの程度の時間で、テストは終わりますか?」


    早苗「セクシー候補生の皆っ!」

    ピピーッ!

    早苗「事故の無い様に、ルールを守って正しくセクシーする事!」

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「……」

    206 = 199 :

      ・  ・  ・

    早苗「――アイドルとは!?」

    アイドル達「――セクシー!」


    早苗「……そう! 悪のセクシーに負けちゃダメ!」

    早苗「相手を悩殺する前に、逆にやられちゃ言語道断、横断歩道!」

    早苗「青信号と、赤信号の見極めが大切よ!」

    ピピーッ!

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「あの……具体的に、私は何をすれば良いのでしょうか?」

    早苗「脱いで」

    武内P「えっ?」

    早苗「あっ、やあねもう! 上着よ、上着!」

    武内P「あっ、は……はい」


    アイドル達「……!」ワクワク

    207 = 199 :

    武内P「その、上着を脱いで……何に、なるのでしょうか?」

    早苗「まあまあ。あっ、手伝ってあげるわよ」

    武内P「あ、はい……すみません」

    早苗「……この上着、貴重品とかは入ってない?」

    武内P「はい」

    早苗「オッケー!」


    早苗「ほれっ!」

    ポイッ!

    武内P「っ!? あの、何故上着を投げ――」


    「ふ――んっ!!」

    パシッ!


    武内P「渋谷さん!?」

    208 = 199 :

    武内P「あの……渋谷さんも、セクシー候補生なのですか?」

    「……」


    ピピーッ!


    武内P「っ!?」

    「……」


    早苗「……――いいえ、違うわ」

    早苗「その子は、いとも簡単に己の欲望に負けてしまった」

    早苗「――セクシー候補生、失格よ!」


    「……まあ、悪くないかな」

    …モゾモゾッ

    武内P「……あの……何故、私の上着を着ているのですか?」

    「……」

    武内P「……」


    「行くよ――蒼い風が、駆け抜けるように!」

    ダッ!


    武内P「!? 待ってください!」

    武内P「渋谷さん! 渋谷さ――んっ!?」

    209 = 199 :

    武内P「す、すぐに追いかけ――」

    早苗「待って! まだ、テストは始まったばかりよ!」

    武内P「えっ!?」

    早苗「それに……追いかけるにしても、袖まくりの一つもしなさいよ」

    武内P「その必要は……無いと思うのですが」

    早苗「でも、とっさの時とか困るでしょ?」


    早苗「……そう! セクシーは、思わぬ所で牙を剥く!」

    早苗「そんな、不足の事態に陥った時でも、冷静な判断が出来なきゃダメ!」

    早苗「セクシーを征する者が、セクシーと呼べるの!」

    ピピーッ!

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「あのっ!? 次のテストを始めないでいただけますか!?」

    210 = 199 :

    早苗「と、いうわけで……ほら、袖まくりして」

    武内P「……」

    …モタモタ

    早苗「ほら、キリキリやる! 悪は待ってくれないわよ!」

    早苗「……あっ、じらしセクシー!? なんだ、キミもやるじゃない!」ケラケラ!

    武内P「……!」

    グイッ!

    早苗「うん、良いわね! そうしたら、腕を候補生達に向けてちょうだい!」

    武内P「……はい」

    スッ…


    アイドル達「……?」


    早苗「それで、ちょっと腕に力入れて」

    武内P「? はい」

    ぐっ!


    アイドル達「……!?」

    211 = 199 :

    武内P「あの……この行動に、何の意味が?」

    早苗「候補生達を見ればわかるわ」

    武内P「? 彼女達を……?」


    アイドル達「……セクシー……!」


    武内P「っ!? あのっ、これは一体!?」

    早苗「腕に浮き出た血管を見て、セクシーを感じてるのよ」

    武内P「はいっ!?」


    アイドル達「ああっ……セクシー……!」


    早苗「……そう! 相手は、血の通った人間よ!」

    早苗「いくら相手が凶悪でも、その事を忘れちゃ絶対ダメ!」

    早苗「でないと、ぷっくり浮き上がった血管にやられちゃうわよ!」


    武内P「……!?」

    212 = 199 :

    武内P「あ、あのっ! 袖を戻しても良いでしょうか!?」

    早苗「ダメよ。皆の様子を見て」


    アイドル達「セクシー……! セクシー……!」


    武内P「っ!?」

    早苗「皆、キミの腕の血管を触りたくて、必死に耐えてるの」

    武内P「えっ!?」

    早苗「こう……人差し指で、つつーっとしたがってるの」

    早苗「そうよね、皆!」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「待ってください!」

    武内P「あの、なおさら袖を戻したくなったのですが!」

    213 = 199 :

    早苗「何言ってるの! 皆、セクシー免許のために頑張ってるのよ!?」

    つつーっ…

    武内P「っぅ!?」ビクッ!

    早苗「あ、ヤダ……ヤダもー! キミ、中々やるじゃない!」

    武内P「お言葉ですが! お言葉ですが、片桐さんこそ何を!?」

    早苗「あたしは免許皆伝だから、指でなぞっても問題ないわ!」

    武内P「片桐さん!? あのっ……それは、あまりに強引すぎます!」

    早苗「……ええ、確かに強引だったかも知れないわね」


    早苗「――だけど、セクシーギルティなら許されるの!」

    早苗「スピード違反者は、法定速度を守ってたら捕まえられないもの!」

    早苗「超法規的存在――それが、セクシーギルティ!」


    アイドル達「……セクシー!」


    武内P「待ってください! そんな権限はありません!」

    214 = 199 :

    武内P「セクシーギルティは、ただのアイドルユニットです!」

    早苗「いいえ、違うわ!」

    つつーっ…

    武内P「ぅぁ!?」ビクッ!


    早苗「――セクシーよ」


    武内P「……!?」


    アイドル達「……!」ムフー!


    早苗「……そう! 時には、こうやってセクシーを行使する必要もあるわ!」

    早苗「セクシーを行使するのを止めるのは、公務執行妨害! タイホよ!」

    早苗「皆、分かった!? 躊躇ってたら、逃げられちゃうんだから!」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「もう……もう許して下さい!」

    215 :

    セクシー過ぎてゴメンするのか…
    セックスさんはセクシーに入りますか?

    216 = 199 :

    早苗「……何? もう降参?」

    武内P「参りました……! ですから、もうやめてください……!」

    早苗「――皆、聞いた?」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「あの……何を……?」

    早苗「これが、セクシーギルティのやり方よ」

    武内P「えっ?」

    早苗「あたしが指で腕の血管をなぞった時の動き……セクシーだったでしょ?」

    武内P「いえ、その……はあ、まあ……そう、だと思います」


    早苗「……そう! セクシーを以て悪を征するとは、こういう事よ!」

    早苗「相手がどれだけセクシーだろうと、その上を行くセクシーで世直しする!」

    早苗「それが――セクシーギルティ!」

    ピピーッ!

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「……」

    217 :

    ×セクシー ○セクハラ

    218 = 199 :

    武内P「その……話は、まとまりましたか?」

    早苗「ええ。キミのおかげで、候補生達のセクシー耐性が証明されたわ」

    武内P「それは……はい、良かった……のかは、私には、わかりません」

    早苗「やーねぇ! 良かったに決まってるじゃない!」ケラケラ!

    武内P「……はぁ」


    早苗「――アイドルたる者!」

    早苗「どこの馬の骨とも知らないセクシーダンディに捕まったら困るでしょ?」

    早苗「……そうよね、候補生の皆っ!」

    ピピーッ!

    アイドル達「はいっ!」


    武内P「……」

    武内P「えっ?」

    219 = 199 :

    武内P「片桐さん……貴女は、まさか……?」

    早苗「……アイドルとは言え、女の子だもの」

    早苗「それが悪に抗うのは……とても難しい事よね」

    武内P「……やはり!」


    早苗「……そう! だからこそ、セクシー!」

    早苗「セクシーを以て悪を征する必要があるの!」


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「彼女達の……皆さんのためを思って、こんな事を!」

    武内P「申し訳、ありません……私は、とんでもない誤解を……!」


    早苗「……良いのよ、誤解は誰にだってあるわ」

    早苗「罪を憎んで、人は憎まずに――」


    アイドル達「――セクシー」


    武内P「……あの、すみません」

    武内P「その掛け声だけは、その……やめていただけませんか?」

    220 = 199 :

    武内P「……ですが、片桐さんの言うことも確かです」

    武内P「皆さんは、とても輝かしい、アイドルです」

    武内P「……しかし、男性に対しての免疫が無い方も、数多くいらっしゃいます」

    武内P「それを鍛えるのは……はい、必要な事だと、そう、思いました」


    アイドル達「はいっ!」ニコッ


    武内P「……良い、笑顔です」

    武内P「ありがとうございます、片桐さん」

    武内P「その……そういった面まで、フォローが行き届いていませんでした」


    早苗「そうね! ちゃんと、女の子を預かってるって自覚を持たないと!」

    早苗「そんなんじゃ、手遅れになっちゃうんだから!」


    武内P「……はい、気をつけます」

    221 = 199 :

    武内P「……皆さんも、申し訳ありませんでした」

    武内P「今後は、そういった面も、気をつけていこうと、そう、思います」


    早苗「ええ! 今後は気をつけなさい!」

    ピーッ!

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「? 皆さん?」

    武内P「あの……もう、その話は終わりのはずでは……?」


    早苗「何言ってるのよ! セクシーを以て悪を征する!」

    早苗「それが――セクシーギルティ! なのよ?」


    武内P「……はあ」


    早苗「まだ、セクシーを行使するテストをやってないじゃないの!」

    早苗「もー! お姉さん、情けなくなっちゃうわ!」


    武内P「……」

    武内P「えっ?」

    222 = 199 :

    武内P「ま、待ってください! セクシーを行使!?」


    早苗「皆! カレも協力してくれるって、聞いたわよね!」

    アイドル達「セクシー!」

    早苗「ってことで! キミには協力して貰うわよ!」


    武内P「いえ、あの……ですが!?」


    「逃げないでよ! アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」


    武内P「っ!? いつの間に戻って……!?」


    早苗「そこらの馬の骨にたぶらかされないように……」

    早苗「――プロデューサーのキミが!」

    早苗「セクシーを以て悪を制するための……練習相手になるのよ!」

    ピーッ! ピピーッ!


    アイドル達「セクシー!」


    武内P「待ってください! あの、待ってください!」

    223 = 199 :

    早苗「問答無用! 皆、確保よ!」

    ピーッ!

    アイドル達「セクシー!」


    武内P「悪意ある相手から身を守るためではなかったのですか!?」

    武内P「その……異性のセクシーさに負けないように、では!?」


    早苗「とにもかくにも! それはそれ、これはこれよ!」


    武内P「!?」


    早苗「皆、しっかりセクシーでドキドキさせちゃうわよ♪」

    アイドル達「セクシー!」

    早苗「……セクシーを以て悪を征する。つまり――」


    早苗「――悩殺しちゃえば、罪には問われないわ」

    早苗「行くわよ! セクシー!」

    アイドル達「ギルティー!」


    武内P「成る程……手遅れ、でしたか」

    武内P「今の皆さんは、残念ですが……」


    武内P「犯罪者予備軍です」



    おわり

    224 = 198 :

    警察が犯罪にノリノリとか世も末だわ

    225 :

    うん、こういうのだよバンッ

    226 :

    セクシーギルティすこ
    ゆっこだいすこ

    227 :

    >>226
    書きます


    武内P「超能力ではありません」

    228 = 227 :

    武内P「笑顔です」

    裕子「笑顔?」

    武内P「はい。堀さんの一番の魅力……それは、笑顔です」

    裕子「つまり、さいきっく・笑顔ということですね!?」

    武内P「あ、いえ、そうではなくですね――」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムーン!」ニコッ!


    武内P「……」

    …もっこり!

    武内P「……」

    武内P「!!?」

    229 = 227 :

    武内P「……!?……!?」

    もっこり!


    裕子「……どうですか!? 私の魅力は増していますか!?」パッ!


    武内P「あ、いえ……その……!?」

    …しゅんっ

    武内P「……!」ホッ

    武内P「今のは……一体……!?」


    裕子「? どうかしましたか?」


    武内P「あ、いえ、何でも! 何でもありません!」

    裕子「?」

    230 = 227 :

    裕子「今の私の笑顔は、どうでしたか?」

    武内P「は、はい……とても、良い笑顔でした」

    裕子「ムム……あまり反応が良くないですね」

    武内P「いっ、いえ! そんな事は、決して!」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコッ!


    武内P「……!」

    …もっこり!

    武内P「っ!? 待ってください、堀さん! その笑顔、待ってください!」

    231 = 227 :

    裕子「はい?」キョトン


    武内P「……!」

    …しゅんっ

    武内P「……」


    裕子「笑顔を待つ? どういう意味でしょうか?」

    武内P「……堀さん、落ち着いて聞いてください」

    裕子「? どうしたんですか、真面目な顔をして」


    武内P「貴女のさいきっく・笑顔は、危険過ぎます」


    裕子「はい?」

    232 = 227 :

    裕子「笑顔が危険? ど、どういう意味でしょうか!?」

    武内P「それは……ですね……その……」

    裕子「ムッ、なんだか歯切れが悪いですね」

    武内P「……」

    裕子「……」

    武内P「……とにかく、さいきっく・笑顔は――」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムッ、ヌゥーン!」ニコニコッ!


    武内P「やめてください! お願いします! お願いします!」

    もっこり!!

    233 = 227 :

    裕子「……ムムッ、やはりその反応は……」


    武内P「……!」

    …しゅんっ

    武内P「……」ホッ


    裕子「ズバリ! エスパーユッコのさいきっく・笑顔にメロメロですね!?」

    武内P「あ、いえ、そういう感じではなく……ですね!?」

    裕子「ムッ……笑顔が一番の魅力なのに、違うんですか?」

    武内P「ふ、普通の! さいきっくでなく、普通の笑顔でお願いします!」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン、ヌゥーンヌゥーン!」ニコニコニコッ!


    武内P「いい笑顔です! いい笑顔ですから、やめてください!」

    もっこり!!!

    武内P「あいたた……痛っ! 待ってください、堀さん!」

    234 :

    正直裏で新宿の種馬と呼ばれててもおかしくないよね武内P

    235 = 227 :

    裕子「……ムムムッ! やっぱり、その反応!」


    武内P「……!」

    …しゅんっ

    武内P「……」ホッ


    裕子「痛みを感じてしまったんですね!?」

    武内P「あっ、いえ、その……!?」

    裕子「隠しても無駄ですよ! テレパシーで、ビビビッとお見通しです!」

    裕子「むむ~……その痛みの正体は……」

    武内P「……!」


    裕子「……こ、恋のミラクルですね!///」


    武内P「……いえ、違います」

    裕子「……」

    武内P「……」


    武内P・裕子「……」

    236 = 227 :

    裕子「……安心してください、誰にも言いませんよ」

    武内P「堀さん?」

    裕子「ユッコはエスパー、貴方は一般人……!」

    武内P「アイドルと、プロデューサーです」


    裕子「二人の間には、サイキックバリアーという壁がありますから!」


    武内P「いえ、あの、一般常識や、社会的な立場という壁……ですね」


    裕子「ですが! 私も特訓して、能力が増してきてる気がするんです!」

    武内P「……その、ようですね」


    裕子「そんなバリアーなんて、いつか破ってみせますよ!」ニコッ!


    武内P「……それは、いけません」

    武内P「ですが……良い、笑顔です」


    裕子「……」

    裕子「むむむっ?」

    237 :

    武内Pにアイドルへ性的興奮抱かせるとかユッコすごくないか

    238 = 227 :

    裕子「……何か、さっきまでと反応が違いますね」

    武内P「えっ?」

    裕子「さっきまでは、痛みに耐えるような感じだったのに……」

    武内P「……」


    武内P「聞いてください、堀さん」

    武内P「堀さんは、サイキックアイドルとして、とても活躍されています」

    武内P「ですが、貴女の魅力は、超能力の先にある――笑顔です」

    武内P「なので、さいっきっく・笑顔に頼らずとも、十分に魅力て」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン、ヌゥ―ンヌゥ―ン、ホイヤー!」ニコニコニコニコッ!


    武内P「きいいいいっ!? 痛たたたた!?」

    もっこり!!!!

    武内P「爆発! 爆発してしまいます! あがっ、痛たたた!!」

    239 = 227 :

    裕子「――やっぱり! その反応!」


    武内P「っ……ぐう……!?」

    …しゅんっ

    武内P「……」ホッ


    裕子「……サイキックアイドル、堀裕子の笑顔!」

    裕子「そして! エスパーユッコの超能力!」

    裕子「この二つが一つになる事によって、魅力がMAXになるという事ですね!?」

    武内P「魅力というか、その……」

    裕子「……な、なんだか照れますね///」

    武内P「……」


    武内P「……あの……私に、さいきっく・笑顔を向けないでいただけますか?」


    裕子「……」

    裕子「……ムムッ」

    240 = 227 :

    裕子「……ンムゥ……なんだか、冷たい言い方じゃないですか」

    武内P「いっ、いえ! 決してそのような事は!」

    裕子「笑顔を向けるなって、どういう事ですか!?」

    武内P「笑顔は歓迎します! 笑顔は!」

    裕子「なら、良いじゃないですか!?」


    武内P「さいきっくは! さいきっく・笑顔だけは、どうか!」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコニコッ!

    裕子「ムゥーンムゥーン、ホホイのホイの、ホイヤー!」キラキラッ!


    武内P「助けてください! 誰か、助けてください!」

    もっこり!!!!!

    武内P「もう! もう! 痛たたた助けてくださ――いっ!」

    241 = 227 :

    裕子「……助けを呼ぶなんて、ひどいじゃないですか!」


    武内P「っ……ひぃ……ふぅっ……!?」

    …しゅんっ

    武内P「……」ホッ


    『プロデューサー!? 何かあった――』

    ガ――


    裕子「さいきっく・腕力!」

    ――シイッ!


    『っ!? 開かない!? どうして!?』

    ギリギリギリギリッ…!


    武内P「……!?」

    裕子「ちゃんと説明してください!」

    242 = 227 :

    裕子「女の子に笑顔を向けるだなんて、ひどすぎます!」

    武内P「……」

    裕子「何か言ってください!」

    武内P「それ、は……ですね」

    裕子「何を考えてるか、全然わかりません!」

    武内P「……」


    武内P「その……ですね」

    武内P「堀さんの、さいきっく・笑顔は、私には……はい」

    武内P「……申し訳ありません、これ以上は」


    裕子「……ムゥッ」

    武内P「……」


    『ちょっと! 中で何やってるの!? ねえ!』

    ドンドンドンドンッ!

    243 = 227 :

    誤)裕子「女の子に笑顔を向けるだなんて、ひどすぎます!」

    正)裕子「女の子に笑顔を向けるなだなんて、ひどすぎます!」

    244 = 227 :

    裕子「……言えないような事なんですか?」

    武内P「はい」

    裕子「ムムッ……意思は固いようですね」

    武内P「はい」

    裕子「……」


    裕子「……さいきっく・笑顔以外なら、良いんですか?」


    武内P「! はい、その通りです!」

    裕子「フムゥ……わかりました。さいきっく……納得、しました」

    武内P「……」


    『プロデューサー! ちょっと! んぐぎぎぎっ!?』

    ギリギリギリギリッ!

    245 = 227 :

    裕子「――ですが、覚えておいてください!」

    武内P「えっ?」


    裕子「サイキックパワーに頼らない、笑顔!」

    裕子「その笑顔で、メロメロにしてあげますよ!」ニコッ!


    武内P「……良い、笑顔です」

    武内P「しかし……それも、困ってしまいますね」

    武内P「貴女はアイドルで、私は、プロデューサーですから」


    裕子「その時は……超能力の出番ですね!」

    裕子「エスパーユッコの、能力全開でいきますよ!」


    武内P「……それも、困ってしまいますね」


    裕子「ふふふっ! 楽しみにしててくださいね!」


    『楽しみ!? ちょっと、ねえ! 何を楽しんで……ねえってば!!』

    ドンドンドンドンッ!

    246 = 227 :

      ・  ・  ・

    「――ねえ、何の話してたの?」

    武内P「堀さんの魅力……笑顔についてです」

    「とぼけないで」

    武内P「……渋谷さん?」

    「笑顔の話をしてて、助けてなんて言うわけない」

    武内P「それは……はい、仰る通りです」

    武内P「しかし、その……彼女の笑顔が、私には……」

    「何なの?」

    武内P「……すみません」


    「……言えないような事? 何、それ」


    武内P「……」

    247 = 227 :

      ・  ・  ・

    裕子「一番の魅力は笑顔……かー」

    裕子「だけど……さいきっく・笑顔を封じられてしまった……!」

    裕子「……」

    裕子「いえ! そういう時も、起こりえます!」

    裕子「サイキックパワーを封じられた時、立ち向かう瞬間が!」

    裕子「そのために、超能力の特訓だけでなく、レッスンも頑張らないと!」

    裕子「……」

    裕子「だけど……今は、目の前にいませんから」

    裕子「向けてないから、さいきっくセーフですよね!」


    裕子「――届け!」


    裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコニコッ!

    248 = 227 :

      ・  ・  ・

    「アンタ、私のプロデューサーでしょ?」

    武内P「……渋谷さん?」

    「私の笑顔については、どう思ってるの?」

    武内P「それは……」


    武内P「良い、笑顔――」

    もっこり!!

    武内P「……――です」


    「……」

    武内P「……」


    「……ふ、ふーん///」


    武内P「待ってください! 誤解です!」

    …しゅんっ

    249 = 227 :

    「もう……何なの?/// えっ?/// 何?///」テレテレ


    武内P「今のは! その……違います!」


    「うん……/// 大丈夫、わかってるから///」テレテレ

    「色々ビックリしたけど……うん///……ふーん///」テレテレ

    「もう、バカ!/// 何それ……もう、ホント何、それ///」テレテレ


    武内P「大丈夫ではない空気が!」

    武内P「微塵も大丈夫ではない空気がします!」


    「んー?/// ふふっ、ふーん///」テレテレ

    「あっ、でも……そんなんじゃ困るよね///」テレテレ

    「私は気にしないけど……/// ほら、他に見られたら困るでしょ?///」テレテレ

    「そんな風になっちゃうなんて……さ///」テレテレ


    「…………もう、笑顔になんてなれない……///」プシュー!


    武内P「……超能力がきっかけですが」


    武内P「今こそ、テレパシー能力が欲しいと、そう、思います」



    おわり

    250 :

    バイアグラユッコか


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