元スレ武内P「アイドル達に慕われて困っている?」
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201 = 199 :
早苗「何? ここまでネタはあがってるのに、わからないの?」
武内P「……申し訳、ありません」
早苗「セクシーギルティは、セクシーを以て悪を征する……ここまでは良い?」
武内P「はい」
早苗「だけど、凶悪犯罪は増加の一途を辿ってる……わかる?」
武内P「……はあ」
早苗「つまり、セクシーが不足してるのよ!」
早苗「致命的な、セクシー不足なの!」
武内P「……」
武内P「あの……意味が、わかりません」
202 = 199 :
早苗「意味がわからない? どうしてよ!?」
武内P「その……ですね、仮に片桐さんのお話が、正しいとします」
早苗「仮にじゃないわよ、合ってるもの」
武内P「それを……何故、私に仰るのでしょうか?」
早苗「何故って?」
武内P「はい。ユニットメンバーの追加は、私の権限では――」
早苗「――カモン! セクシー候補生達!」
ピーッ! ピピーッ!
武内P「っ!?」
武内P「いえ、あの……カモン……!?」
203 = 199 :
ガチャッ!
アイドル達「……」
ゾロゾロ…
武内P「っ!? 待ってください! あの、貴女達は!?」
アイドル達「セクシー!」
武内P「っ!?……っ!?」
早苗「あの子達こそ、セクシー候補生よ!」
武内P「片桐さん!? あの……何をさせているんですか!?」
早苗「? セクシー登場シーン」
武内P「あれでは、まるで悪の戦闘員のようですが!?」
204 = 199 :
早苗「あのね、セクシーっていうのは、悪に屈しちゃいけないの」
武内P「あのっ!? 話を聞いてくださいませんか!?」
早苗「そ・こ・で~! キミの出番ってわけ!」
武内P「……はい?」
早苗「ほら、よく不審者に間違われて、捕まってるでしょ?」
武内P「それは……はい」
早苗「だから、キミには――セクシー候補生達の、テストをして貰うわ!」
早苗「そのテストを乗り越えた者こそが、セクシー免許を得られる!」
早苗「無免セクシーは、タイホしちゃうわよ!」
アイドル達「セクシー!」
武内P「待ってください、片桐さん!」
武内P「あの……だから、に繋がる部分の説明をお願いします!」
205 = 199 :
早苗「何よー? まだ観念しないつもり?」
武内P「お願いします! どうか、説明を!」
早苗「顔が怖いから、悪を相手にする良いシュミレーションになると思って」
武内P「……」
早苗「急に黙ってどうしたのよ。黙秘権を行使するつもり?」
武内P「……どの程度の時間で、テストは終わりますか?」
早苗「セクシー候補生の皆っ!」
ピピーッ!
早苗「事故の無い様に、ルールを守って正しくセクシーする事!」
アイドル達「セクシー!」
武内P「……」
206 = 199 :
・ ・ ・
早苗「――アイドルとは!?」
アイドル達「――セクシー!」
早苗「……そう! 悪のセクシーに負けちゃダメ!」
早苗「相手を悩殺する前に、逆にやられちゃ言語道断、横断歩道!」
早苗「青信号と、赤信号の見極めが大切よ!」
ピピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「あの……具体的に、私は何をすれば良いのでしょうか?」
早苗「脱いで」
武内P「えっ?」
早苗「あっ、やあねもう! 上着よ、上着!」
武内P「あっ、は……はい」
アイドル達「……!」ワクワク
207 = 199 :
武内P「その、上着を脱いで……何に、なるのでしょうか?」
早苗「まあまあ。あっ、手伝ってあげるわよ」
武内P「あ、はい……すみません」
早苗「……この上着、貴重品とかは入ってない?」
武内P「はい」
早苗「オッケー!」
早苗「ほれっ!」
ポイッ!
武内P「っ!? あの、何故上着を投げ――」
凛「ふ――んっ!!」
パシッ!
武内P「渋谷さん!?」
208 = 199 :
武内P「あの……渋谷さんも、セクシー候補生なのですか?」
凛「……」
ピピーッ!
武内P「っ!?」
凛「……」
早苗「……――いいえ、違うわ」
早苗「その子は、いとも簡単に己の欲望に負けてしまった」
早苗「――セクシー候補生、失格よ!」
凛「……まあ、悪くないかな」
…モゾモゾッ
武内P「……あの……何故、私の上着を着ているのですか?」
凛「……」
武内P「……」
凛「行くよ――蒼い風が、駆け抜けるように!」
ダッ!
武内P「!? 待ってください!」
武内P「渋谷さん! 渋谷さ――んっ!?」
209 = 199 :
武内P「す、すぐに追いかけ――」
早苗「待って! まだ、テストは始まったばかりよ!」
武内P「えっ!?」
早苗「それに……追いかけるにしても、袖まくりの一つもしなさいよ」
武内P「その必要は……無いと思うのですが」
早苗「でも、とっさの時とか困るでしょ?」
早苗「……そう! セクシーは、思わぬ所で牙を剥く!」
早苗「そんな、不足の事態に陥った時でも、冷静な判断が出来なきゃダメ!」
早苗「セクシーを征する者が、セクシーと呼べるの!」
ピピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「あのっ!? 次のテストを始めないでいただけますか!?」
210 = 199 :
早苗「と、いうわけで……ほら、袖まくりして」
武内P「……」
…モタモタ
早苗「ほら、キリキリやる! 悪は待ってくれないわよ!」
早苗「……あっ、じらしセクシー!? なんだ、キミもやるじゃない!」ケラケラ!
武内P「……!」
グイッ!
早苗「うん、良いわね! そうしたら、腕を候補生達に向けてちょうだい!」
武内P「……はい」
スッ…
アイドル達「……?」
早苗「それで、ちょっと腕に力入れて」
武内P「? はい」
ぐっ!
アイドル達「……!?」
211 = 199 :
武内P「あの……この行動に、何の意味が?」
早苗「候補生達を見ればわかるわ」
武内P「? 彼女達を……?」
アイドル達「……セクシー……!」
武内P「っ!? あのっ、これは一体!?」
早苗「腕に浮き出た血管を見て、セクシーを感じてるのよ」
武内P「はいっ!?」
アイドル達「ああっ……セクシー……!」
早苗「……そう! 相手は、血の通った人間よ!」
早苗「いくら相手が凶悪でも、その事を忘れちゃ絶対ダメ!」
早苗「でないと、ぷっくり浮き上がった血管にやられちゃうわよ!」
武内P「……!?」
212 = 199 :
武内P「あ、あのっ! 袖を戻しても良いでしょうか!?」
早苗「ダメよ。皆の様子を見て」
アイドル達「セクシー……! セクシー……!」
武内P「っ!?」
早苗「皆、キミの腕の血管を触りたくて、必死に耐えてるの」
武内P「えっ!?」
早苗「こう……人差し指で、つつーっとしたがってるの」
早苗「そうよね、皆!」
アイドル達「セクシー!」
武内P「待ってください!」
武内P「あの、なおさら袖を戻したくなったのですが!」
213 = 199 :
早苗「何言ってるの! 皆、セクシー免許のために頑張ってるのよ!?」
つつーっ…
武内P「っぅ!?」ビクッ!
早苗「あ、ヤダ……ヤダもー! キミ、中々やるじゃない!」
武内P「お言葉ですが! お言葉ですが、片桐さんこそ何を!?」
早苗「あたしは免許皆伝だから、指でなぞっても問題ないわ!」
武内P「片桐さん!? あのっ……それは、あまりに強引すぎます!」
早苗「……ええ、確かに強引だったかも知れないわね」
早苗「――だけど、セクシーギルティなら許されるの!」
早苗「スピード違反者は、法定速度を守ってたら捕まえられないもの!」
早苗「超法規的存在――それが、セクシーギルティ!」
アイドル達「……セクシー!」
武内P「待ってください! そんな権限はありません!」
214 = 199 :
武内P「セクシーギルティは、ただのアイドルユニットです!」
早苗「いいえ、違うわ!」
つつーっ…
武内P「ぅぁ!?」ビクッ!
早苗「――セクシーよ」
武内P「……!?」
アイドル達「……!」ムフー!
早苗「……そう! 時には、こうやってセクシーを行使する必要もあるわ!」
早苗「セクシーを行使するのを止めるのは、公務執行妨害! タイホよ!」
早苗「皆、分かった!? 躊躇ってたら、逃げられちゃうんだから!」
アイドル達「セクシー!」
武内P「もう……もう許して下さい!」
215 :
セクシー過ぎてゴメンするのか…
セックスさんはセクシーに入りますか?
216 = 199 :
早苗「……何? もう降参?」
武内P「参りました……! ですから、もうやめてください……!」
早苗「――皆、聞いた?」
アイドル達「セクシー!」
武内P「あの……何を……?」
早苗「これが、セクシーギルティのやり方よ」
武内P「えっ?」
早苗「あたしが指で腕の血管をなぞった時の動き……セクシーだったでしょ?」
武内P「いえ、その……はあ、まあ……そう、だと思います」
早苗「……そう! セクシーを以て悪を征するとは、こういう事よ!」
早苗「相手がどれだけセクシーだろうと、その上を行くセクシーで世直しする!」
早苗「それが――セクシーギルティ!」
ピピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「……」
217 :
×セクシー ○セクハラ
218 = 199 :
武内P「その……話は、まとまりましたか?」
早苗「ええ。キミのおかげで、候補生達のセクシー耐性が証明されたわ」
武内P「それは……はい、良かった……のかは、私には、わかりません」
早苗「やーねぇ! 良かったに決まってるじゃない!」ケラケラ!
武内P「……はぁ」
早苗「――アイドルたる者!」
早苗「どこの馬の骨とも知らないセクシーダンディに捕まったら困るでしょ?」
早苗「……そうよね、候補生の皆っ!」
ピピーッ!
アイドル達「はいっ!」
武内P「……」
武内P「えっ?」
219 = 199 :
武内P「片桐さん……貴女は、まさか……?」
早苗「……アイドルとは言え、女の子だもの」
早苗「それが悪に抗うのは……とても難しい事よね」
武内P「……やはり!」
早苗「……そう! だからこそ、セクシー!」
早苗「セクシーを以て悪を征する必要があるの!」
アイドル達「セクシー!」
武内P「彼女達の……皆さんのためを思って、こんな事を!」
武内P「申し訳、ありません……私は、とんでもない誤解を……!」
早苗「……良いのよ、誤解は誰にだってあるわ」
早苗「罪を憎んで、人は憎まずに――」
アイドル達「――セクシー」
武内P「……あの、すみません」
武内P「その掛け声だけは、その……やめていただけませんか?」
220 = 199 :
武内P「……ですが、片桐さんの言うことも確かです」
武内P「皆さんは、とても輝かしい、アイドルです」
武内P「……しかし、男性に対しての免疫が無い方も、数多くいらっしゃいます」
武内P「それを鍛えるのは……はい、必要な事だと、そう、思いました」
アイドル達「はいっ!」ニコッ
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「ありがとうございます、片桐さん」
武内P「その……そういった面まで、フォローが行き届いていませんでした」
早苗「そうね! ちゃんと、女の子を預かってるって自覚を持たないと!」
早苗「そんなんじゃ、手遅れになっちゃうんだから!」
武内P「……はい、気をつけます」
221 = 199 :
武内P「……皆さんも、申し訳ありませんでした」
武内P「今後は、そういった面も、気をつけていこうと、そう、思います」
早苗「ええ! 今後は気をつけなさい!」
ピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「? 皆さん?」
武内P「あの……もう、その話は終わりのはずでは……?」
早苗「何言ってるのよ! セクシーを以て悪を征する!」
早苗「それが――セクシーギルティ! なのよ?」
武内P「……はあ」
早苗「まだ、セクシーを行使するテストをやってないじゃないの!」
早苗「もー! お姉さん、情けなくなっちゃうわ!」
武内P「……」
武内P「えっ?」
222 = 199 :
武内P「ま、待ってください! セクシーを行使!?」
早苗「皆! カレも協力してくれるって、聞いたわよね!」
アイドル達「セクシー!」
早苗「ってことで! キミには協力して貰うわよ!」
武内P「いえ、あの……ですが!?」
凛「逃げないでよ! アンタ、私のプロデューサーでしょ!?」
武内P「っ!? いつの間に戻って……!?」
早苗「そこらの馬の骨にたぶらかされないように……」
早苗「――プロデューサーのキミが!」
早苗「セクシーを以て悪を制するための……練習相手になるのよ!」
ピーッ! ピピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「待ってください! あの、待ってください!」
223 = 199 :
早苗「問答無用! 皆、確保よ!」
ピーッ!
アイドル達「セクシー!」
武内P「悪意ある相手から身を守るためではなかったのですか!?」
武内P「その……異性のセクシーさに負けないように、では!?」
早苗「とにもかくにも! それはそれ、これはこれよ!」
武内P「!?」
早苗「皆、しっかりセクシーでドキドキさせちゃうわよ♪」
アイドル達「セクシー!」
早苗「……セクシーを以て悪を征する。つまり――」
早苗「――悩殺しちゃえば、罪には問われないわ」
早苗「行くわよ! セクシー!」
アイドル達「ギルティー!」
武内P「成る程……手遅れ、でしたか」
武内P「今の皆さんは、残念ですが……」
武内P「犯罪者予備軍です」
おわり
224 = 198 :
警察が犯罪にノリノリとか世も末だわ
225 :
うん、こういうのだよバンッ
226 :
セクシーギルティすこ
ゆっこだいすこ
227 :
>>226
書きます
武内P「超能力ではありません」
228 = 227 :
武内P「笑顔です」
裕子「笑顔?」
武内P「はい。堀さんの一番の魅力……それは、笑顔です」
裕子「つまり、さいきっく・笑顔ということですね!?」
武内P「あ、いえ、そうではなくですね――」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムーン!」ニコッ!
武内P「……」
…もっこり!
武内P「……」
武内P「!!?」
229 = 227 :
武内P「……!?……!?」
もっこり!
裕子「……どうですか!? 私の魅力は増していますか!?」パッ!
武内P「あ、いえ……その……!?」
…しゅんっ
武内P「……!」ホッ
武内P「今のは……一体……!?」
裕子「? どうかしましたか?」
武内P「あ、いえ、何でも! 何でもありません!」
裕子「?」
230 = 227 :
裕子「今の私の笑顔は、どうでしたか?」
武内P「は、はい……とても、良い笑顔でした」
裕子「ムム……あまり反応が良くないですね」
武内P「いっ、いえ! そんな事は、決して!」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコッ!
武内P「……!」
…もっこり!
武内P「っ!? 待ってください、堀さん! その笑顔、待ってください!」
231 = 227 :
裕子「はい?」キョトン
武内P「……!」
…しゅんっ
武内P「……」
裕子「笑顔を待つ? どういう意味でしょうか?」
武内P「……堀さん、落ち着いて聞いてください」
裕子「? どうしたんですか、真面目な顔をして」
武内P「貴女のさいきっく・笑顔は、危険過ぎます」
裕子「はい?」
232 = 227 :
裕子「笑顔が危険? ど、どういう意味でしょうか!?」
武内P「それは……ですね……その……」
裕子「ムッ、なんだか歯切れが悪いですね」
武内P「……」
裕子「……」
武内P「……とにかく、さいきっく・笑顔は――」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムッ、ヌゥーン!」ニコニコッ!
武内P「やめてください! お願いします! お願いします!」
もっこり!!
233 = 227 :
裕子「……ムムッ、やはりその反応は……」
武内P「……!」
…しゅんっ
武内P「……」ホッ
裕子「ズバリ! エスパーユッコのさいきっく・笑顔にメロメロですね!?」
武内P「あ、いえ、そういう感じではなく……ですね!?」
裕子「ムッ……笑顔が一番の魅力なのに、違うんですか?」
武内P「ふ、普通の! さいきっくでなく、普通の笑顔でお願いします!」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン、ヌゥーンヌゥーン!」ニコニコニコッ!
武内P「いい笑顔です! いい笑顔ですから、やめてください!」
もっこり!!!
武内P「あいたた……痛っ! 待ってください、堀さん!」
234 :
正直裏で新宿の種馬と呼ばれててもおかしくないよね武内P
235 = 227 :
裕子「……ムムムッ! やっぱり、その反応!」
武内P「……!」
…しゅんっ
武内P「……」ホッ
裕子「痛みを感じてしまったんですね!?」
武内P「あっ、いえ、その……!?」
裕子「隠しても無駄ですよ! テレパシーで、ビビビッとお見通しです!」
裕子「むむ~……その痛みの正体は……」
武内P「……!」
裕子「……こ、恋のミラクルですね!///」
武内P「……いえ、違います」
裕子「……」
武内P「……」
武内P・裕子「……」
236 = 227 :
裕子「……安心してください、誰にも言いませんよ」
武内P「堀さん?」
裕子「ユッコはエスパー、貴方は一般人……!」
武内P「アイドルと、プロデューサーです」
裕子「二人の間には、サイキックバリアーという壁がありますから!」
武内P「いえ、あの、一般常識や、社会的な立場という壁……ですね」
裕子「ですが! 私も特訓して、能力が増してきてる気がするんです!」
武内P「……その、ようですね」
裕子「そんなバリアーなんて、いつか破ってみせますよ!」ニコッ!
武内P「……それは、いけません」
武内P「ですが……良い、笑顔です」
裕子「……」
裕子「むむむっ?」
237 :
武内Pにアイドルへ性的興奮抱かせるとかユッコすごくないか
238 = 227 :
裕子「……何か、さっきまでと反応が違いますね」
武内P「えっ?」
裕子「さっきまでは、痛みに耐えるような感じだったのに……」
武内P「……」
武内P「聞いてください、堀さん」
武内P「堀さんは、サイキックアイドルとして、とても活躍されています」
武内P「ですが、貴女の魅力は、超能力の先にある――笑顔です」
武内P「なので、さいっきっく・笑顔に頼らずとも、十分に魅力て」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン、ヌゥ―ンヌゥ―ン、ホイヤー!」ニコニコニコニコッ!
武内P「きいいいいっ!? 痛たたたた!?」
もっこり!!!!
武内P「爆発! 爆発してしまいます! あがっ、痛たたた!!」
239 = 227 :
裕子「――やっぱり! その反応!」
武内P「っ……ぐう……!?」
…しゅんっ
武内P「……」ホッ
裕子「……サイキックアイドル、堀裕子の笑顔!」
裕子「そして! エスパーユッコの超能力!」
裕子「この二つが一つになる事によって、魅力がMAXになるという事ですね!?」
武内P「魅力というか、その……」
裕子「……な、なんだか照れますね///」
武内P「……」
武内P「……あの……私に、さいきっく・笑顔を向けないでいただけますか?」
裕子「……」
裕子「……ムムッ」
240 = 227 :
裕子「……ンムゥ……なんだか、冷たい言い方じゃないですか」
武内P「いっ、いえ! 決してそのような事は!」
裕子「笑顔を向けるなって、どういう事ですか!?」
武内P「笑顔は歓迎します! 笑顔は!」
裕子「なら、良いじゃないですか!?」
武内P「さいきっくは! さいきっく・笑顔だけは、どうか!」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコニコッ!
裕子「ムゥーンムゥーン、ホホイのホイの、ホイヤー!」キラキラッ!
武内P「助けてください! 誰か、助けてください!」
もっこり!!!!!
武内P「もう! もう! 痛たたた助けてくださ――いっ!」
241 = 227 :
裕子「……助けを呼ぶなんて、ひどいじゃないですか!」
武内P「っ……ひぃ……ふぅっ……!?」
…しゅんっ
武内P「……」ホッ
『プロデューサー!? 何かあった――』
ガ――
裕子「さいきっく・腕力!」
――シイッ!
『っ!? 開かない!? どうして!?』
ギリギリギリギリッ…!
武内P「……!?」
裕子「ちゃんと説明してください!」
242 = 227 :
裕子「女の子に笑顔を向けるだなんて、ひどすぎます!」
武内P「……」
裕子「何か言ってください!」
武内P「それ、は……ですね」
裕子「何を考えてるか、全然わかりません!」
武内P「……」
武内P「その……ですね」
武内P「堀さんの、さいきっく・笑顔は、私には……はい」
武内P「……申し訳ありません、これ以上は」
裕子「……ムゥッ」
武内P「……」
『ちょっと! 中で何やってるの!? ねえ!』
ドンドンドンドンッ!
243 = 227 :
誤)裕子「女の子に笑顔を向けるだなんて、ひどすぎます!」
正)裕子「女の子に笑顔を向けるなだなんて、ひどすぎます!」
244 = 227 :
裕子「……言えないような事なんですか?」
武内P「はい」
裕子「ムムッ……意思は固いようですね」
武内P「はい」
裕子「……」
裕子「……さいきっく・笑顔以外なら、良いんですか?」
武内P「! はい、その通りです!」
裕子「フムゥ……わかりました。さいきっく……納得、しました」
武内P「……」
『プロデューサー! ちょっと! んぐぎぎぎっ!?』
ギリギリギリギリッ!
245 = 227 :
裕子「――ですが、覚えておいてください!」
武内P「えっ?」
裕子「サイキックパワーに頼らない、笑顔!」
裕子「その笑顔で、メロメロにしてあげますよ!」ニコッ!
武内P「……良い、笑顔です」
武内P「しかし……それも、困ってしまいますね」
武内P「貴女はアイドルで、私は、プロデューサーですから」
裕子「その時は……超能力の出番ですね!」
裕子「エスパーユッコの、能力全開でいきますよ!」
武内P「……それも、困ってしまいますね」
裕子「ふふふっ! 楽しみにしててくださいね!」
『楽しみ!? ちょっと、ねえ! 何を楽しんで……ねえってば!!』
ドンドンドンドンッ!
246 = 227 :
・ ・ ・
凛「――ねえ、何の話してたの?」
武内P「堀さんの魅力……笑顔についてです」
凛「とぼけないで」
武内P「……渋谷さん?」
凛「笑顔の話をしてて、助けてなんて言うわけない」
武内P「それは……はい、仰る通りです」
武内P「しかし、その……彼女の笑顔が、私には……」
凛「何なの?」
武内P「……すみません」
凛「……言えないような事? 何、それ」
武内P「……」
247 = 227 :
・ ・ ・
裕子「一番の魅力は笑顔……かー」
裕子「だけど……さいきっく・笑顔を封じられてしまった……!」
裕子「……」
裕子「いえ! そういう時も、起こりえます!」
裕子「サイキックパワーを封じられた時、立ち向かう瞬間が!」
裕子「そのために、超能力の特訓だけでなく、レッスンも頑張らないと!」
裕子「……」
裕子「だけど……今は、目の前にいませんから」
裕子「向けてないから、さいきっくセーフですよね!」
裕子「――届け!」
裕子「さいきっく・笑顔! ムムムムーン!」ニコニコッ!
248 = 227 :
・ ・ ・
凛「アンタ、私のプロデューサーでしょ?」
武内P「……渋谷さん?」
凛「私の笑顔については、どう思ってるの?」
武内P「それは……」
武内P「良い、笑顔――」
もっこり!!
武内P「……――です」
凛「……」
武内P「……」
凛「……ふ、ふーん///」
武内P「待ってください! 誤解です!」
…しゅんっ
249 = 227 :
凛「もう……何なの?/// えっ?/// 何?///」テレテレ
武内P「今のは! その……違います!」
凛「うん……/// 大丈夫、わかってるから///」テレテレ
凛「色々ビックリしたけど……うん///……ふーん///」テレテレ
凛「もう、バカ!/// 何それ……もう、ホント何、それ///」テレテレ
武内P「大丈夫ではない空気が!」
武内P「微塵も大丈夫ではない空気がします!」
凛「んー?/// ふふっ、ふーん///」テレテレ
凛「あっ、でも……そんなんじゃ困るよね///」テレテレ
凛「私は気にしないけど……/// ほら、他に見られたら困るでしょ?///」テレテレ
凛「そんな風になっちゃうなんて……さ///」テレテレ
凛「…………もう、笑顔になんてなれない……///」プシュー!
武内P「……超能力がきっかけですが」
武内P「今こそ、テレパシー能力が欲しいと、そう、思います」
おわり
250 :
バイアグラユッコか
みんなの評価 : ○
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