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カトレア「ナツメお姉さま!?」
カトレア「回避できるからといって何なのですか」
カトレア「そこを乗り越えたとしてもまた同じように…いえ、それより酷いことが起こるかもしれないんですよ」
カトレア「…あなたが今何を考えていらっしゃるか超能力を使わなくてもわかります」
カトレア「どうしてそんなにレッドさんのことを…」
ナツメ「……」
ナツメ「好きだから…」
カトレア「え…?」
カトレア「でも…それでそんな…」
ナツメ「私はレッドがいなかったら今ジムリーダーすらやっていなかった…」
ナツメ「いや、生きてすらいなかったかもしれない…」
ナツメ「レッドは私にいろんな希望をくれた人…」
ナツメ「なのにレッドにそんなことさせるなんて私の言動が悪いに違いない…」
カトレア「回避できるからといって何なのですか」
カトレア「そこを乗り越えたとしてもまた同じように…いえ、それより酷いことが起こるかもしれないんですよ」
カトレア「…あなたが今何を考えていらっしゃるか超能力を使わなくてもわかります」
カトレア「どうしてそんなにレッドさんのことを…」
ナツメ「……」
ナツメ「好きだから…」
カトレア「え…?」
カトレア「でも…それでそんな…」
ナツメ「私はレッドがいなかったら今ジムリーダーすらやっていなかった…」
ナツメ「いや、生きてすらいなかったかもしれない…」
ナツメ「レッドは私にいろんな希望をくれた人…」
ナツメ「なのにレッドにそんなことさせるなんて私の言動が悪いに違いない…」
カトレア「それは考えすぎです」
カトレア「ナツメお姉さまは何も悪いことをしていません」
ナツメ「これからするのかも…だからレッドが…」
カトレア「お姉さましっかりしてください!」
ナツメ「私は何やっちゃうんだろ…」
カトレア「……」
カトレア「わかりました」
カトレア「アタクシが視たものをナツメお姉さまにも見せます」
カトレア「それでもう一度考え直しましょう」
カトレア「ナツメお姉さまは何も悪いことをしていません」
ナツメ「これからするのかも…だからレッドが…」
カトレア「お姉さましっかりしてください!」
ナツメ「私は何やっちゃうんだろ…」
カトレア「……」
カトレア「わかりました」
カトレア「アタクシが視たものをナツメお姉さまにも見せます」
カトレア「それでもう一度考え直しましょう」
カトレア「ではまず最初の問題の場面から…」
カトレア「……」
カトレア「ナツメお姉さまがいろんな家事をしてます」
ナツメ「……」
ナツメ「これのどこが問題なの?」
カトレア「どうしてナツメお姉さまが家事をしているのですか」
ナツメ「え?どうしてって…」
カトレア「家事などは使用人の仕事ですよ」
カトレア「それをナツメお姉さまがしているということはレッドさんがナツメお姉さまを使用人扱いしているということです」
ナツメ「……」
ナツメ「あの…カトレア、普通の家には使用人さんとかいないのよ」
ナツメ「だから自分たちでやるの」
カトレア「えっ!?な、なんでですか…?」
カトレア「……」
カトレア「ナツメお姉さまがいろんな家事をしてます」
ナツメ「……」
ナツメ「これのどこが問題なの?」
カトレア「どうしてナツメお姉さまが家事をしているのですか」
ナツメ「え?どうしてって…」
カトレア「家事などは使用人の仕事ですよ」
カトレア「それをナツメお姉さまがしているということはレッドさんがナツメお姉さまを使用人扱いしているということです」
ナツメ「……」
ナツメ「あの…カトレア、普通の家には使用人さんとかいないのよ」
ナツメ「だから自分たちでやるの」
カトレア「えっ!?な、なんでですか…?」
ナツメ「なんでって言われても…普通はいないし…いるほうがめずらしいと思うんだけど…」
カトレア「そ、そうなのですか…?」
カトレア「……」
カトレア「四天王…いやバトルキャッスルにいたときから付き人がいない人には疑問を感じていましたが…」
ナツメ「けっこう昔から私と会ってるけどそんな人いなかったでしょ」
カトレア「はい…」
ナツメ「それにレッドも家事は手伝ってくれるっていうか、むしろレッドの方が量多いぐらいだし」
カトレア「い、今はそうでもこの時はそうとは限らないですよ」
ナツメ「あなたが視てるところからちょっとズラしてみてよ、レッド食器洗いしてるじゃない」
カトレア「そ、そうなのですか…?」
カトレア「……」
カトレア「四天王…いやバトルキャッスルにいたときから付き人がいない人には疑問を感じていましたが…」
ナツメ「けっこう昔から私と会ってるけどそんな人いなかったでしょ」
カトレア「はい…」
ナツメ「それにレッドも家事は手伝ってくれるっていうか、むしろレッドの方が量多いぐらいだし」
カトレア「い、今はそうでもこの時はそうとは限らないですよ」
ナツメ「あなたが視てるところからちょっとズラしてみてよ、レッド食器洗いしてるじゃない」
カトレア「ですが次の場面は間違いないですよ」
ナツメ「私刺されちゃうのよね…」
ナツメ「原因がわからないとどうしようもないけど…」
ナツメ「とりあえず見せて」
カトレア「いいのですか…?」
カトレア「自分の刺されてしまう瞬間を見るのですよ」
ナツメ「いいわよ、自分じゃ私自身のことを見ることはできないし」
カトレア「……」
ナツメ「何度もあなたに言ったことあったでしょ」
ナツメ「超能力は決して完璧じゃない」
ナツメ「未来を見たとしても必ずそうなるとは限らない」
ナツメ「私だって刺されるのは嫌よ」
ナツメ「だからそうならないためにきっちり見とかないとね」
カトレア「わかりました…」
ナツメ「私刺されちゃうのよね…」
ナツメ「原因がわからないとどうしようもないけど…」
ナツメ「とりあえず見せて」
カトレア「いいのですか…?」
カトレア「自分の刺されてしまう瞬間を見るのですよ」
ナツメ「いいわよ、自分じゃ私自身のことを見ることはできないし」
カトレア「……」
ナツメ「何度もあなたに言ったことあったでしょ」
ナツメ「超能力は決して完璧じゃない」
ナツメ「未来を見たとしても必ずそうなるとは限らない」
ナツメ「私だって刺されるのは嫌よ」
ナツメ「だからそうならないためにきっちり見とかないとね」
カトレア「わかりました…」
―――――――――――――――
カトレア「どうですかナツメお姉さま?」
ナツメ「……////////////」
カトレア「お姉さま…?顔が赤いですけど…」
ナツメ「こ…」
ナツメ「このことは今すぐ忘れなさい!!」
カトレア「い、一体どうしたというのですか?」
ナツメ「いいから!」バンッ
カトレア「は、はい…」
カトレア「どうですかナツメお姉さま?」
ナツメ「……////////////」
カトレア「お姉さま…?顔が赤いですけど…」
ナツメ「こ…」
ナツメ「このことは今すぐ忘れなさい!!」
カトレア「い、一体どうしたというのですか?」
ナツメ「いいから!」バンッ
カトレア「は、はい…」
ナツメ「あ…ご、ごめん…大きい声出して…」
ナツメ「……」
カトレア「お姉さま…何か回避する考えがあるのですか…?」
ナツメ「や…回避はしなくていい…」
カトレア「どうしてですか!?刺されてしまうんですよ!」
ナツメ「さ…刺されるっていうか…その…挿される…だし…その…えっと…//」
ナツメ「血っていうから…まああれも血だけど…」
ナツメ「病院にいたってのはもしかして…」
ナツメ「…いろいろ言いたいけど、まずあれ見て刺されるとか普通言わないでしょ!」
カトレア「ではあれは一体…?」
ナツメ「……」
ナツメ「それは…うん…その…ごにょごにょ…」
ナツメ「……」
カトレア「お姉さま…何か回避する考えがあるのですか…?」
ナツメ「や…回避はしなくていい…」
カトレア「どうしてですか!?刺されてしまうんですよ!」
ナツメ「さ…刺されるっていうか…その…挿される…だし…その…えっと…//」
ナツメ「血っていうから…まああれも血だけど…」
ナツメ「病院にいたってのはもしかして…」
ナツメ「…いろいろ言いたいけど、まずあれ見て刺されるとか普通言わないでしょ!」
カトレア「ではあれは一体…?」
ナツメ「……」
ナツメ「それは…うん…その…ごにょごにょ…」
カトレア「……」
カトレア「あの、よく聞き取れなかったんですが…」
ナツメ「聞き取れなくていい…」
ナツメ「……」
ナツメ「ふぅ…カトレアの勘違いだったのね…まあよかった…」
カトレア「申し訳ありません…」
ナツメ「いや、いいのよ、勘違いは誰でもある…」
ナツメ「でもレッドにはちゃんと謝ってよね」
カトレア「はい…」
ナツメ「さてレッドを探さなきゃ」
ナツメ「記憶を戻す方法も考えないと」
カトレア「ナツメお姉さま、それはアタクシにお任せください」
カトレア「この命をかけて何とかしてみせます」
ナツメ「そんな大げさな…」
カトレア「いえ、アタクシのしてしまったことはきっちりと責任をとります」
カトレア「あの、よく聞き取れなかったんですが…」
ナツメ「聞き取れなくていい…」
ナツメ「……」
ナツメ「ふぅ…カトレアの勘違いだったのね…まあよかった…」
カトレア「申し訳ありません…」
ナツメ「いや、いいのよ、勘違いは誰でもある…」
ナツメ「でもレッドにはちゃんと謝ってよね」
カトレア「はい…」
ナツメ「さてレッドを探さなきゃ」
ナツメ「記憶を戻す方法も考えないと」
カトレア「ナツメお姉さま、それはアタクシにお任せください」
カトレア「この命をかけて何とかしてみせます」
ナツメ「そんな大げさな…」
カトレア「いえ、アタクシのしてしまったことはきっちりと責任をとります」
タマムシシティ
グリーン「いろいろやったけど無理だったな…」
レッド「すまん…」
グリーン「何謝ってんだ、いつものお前なら絶対謝んねえよ」
レッド「だからいつもの俺じゃねえっての」
グリーン「そうだったな…」
グリーン「とりあえず今日は俺の家に泊まれ」
グリーン「明日からのことはまた明日考えようや」
レッド「ああ…」
レッド「ん?おい、どこ行くんだ?」
グリーン「何言ってんだ、俺の家って言っただろ」
レッド「でもその先にあるのって…」
グリーン「ああ、あれだよ」
レッド「…でかすぎねえ?」
グリーン「いろいろやったけど無理だったな…」
レッド「すまん…」
グリーン「何謝ってんだ、いつものお前なら絶対謝んねえよ」
レッド「だからいつもの俺じゃねえっての」
グリーン「そうだったな…」
グリーン「とりあえず今日は俺の家に泊まれ」
グリーン「明日からのことはまた明日考えようや」
レッド「ああ…」
レッド「ん?おい、どこ行くんだ?」
グリーン「何言ってんだ、俺の家って言っただろ」
レッド「でもその先にあるのって…」
グリーン「ああ、あれだよ」
レッド「…でかすぎねえ?」
レッド「なんだこりゃ…中もえらい豪華だな…」
子ども「パパおかえりー」
グリーン「おおー、いい子にしてたかー?」
子ども「うん!」
グリーン「そうかそうか、えらいぞー」
グリーン「ママとおにいちゃんはどうした?」
子ども「おふろー」
グリーン「ん?どうして一緒に入ってないんだ?」
子ども「パパとはいるー」
グリーン「おおそうかそうかーパパと入るかー」
レッド「……」
子ども「パパおかえりー」
グリーン「おおー、いい子にしてたかー?」
子ども「うん!」
グリーン「そうかそうか、えらいぞー」
グリーン「ママとおにいちゃんはどうした?」
子ども「おふろー」
グリーン「ん?どうして一緒に入ってないんだ?」
子ども「パパとはいるー」
グリーン「おおそうかそうかーパパと入るかー」
レッド「……」
グリーン「あ、そういえば見るの初めてだっけ?」
グリーン「俺の子だ、カワイイだろー」
レッド「お、おう…」
グリーン「どうした?変な顔して」
レッド「子どもいるんだって思って…」
エリカ「グリーンさん帰っていらしてたんですね」
エリカ「レッドさんもようこそ」
レッド「ど、どうも…はじめまして…」
エリカ「?」
グリーン「違う違う、何回も会ってるからはじめましてじゃない」
レッド「そうなのか?」
グリーン「俺の子だ、カワイイだろー」
レッド「お、おう…」
グリーン「どうした?変な顔して」
レッド「子どもいるんだって思って…」
エリカ「グリーンさん帰っていらしてたんですね」
エリカ「レッドさんもようこそ」
レッド「ど、どうも…はじめまして…」
エリカ「?」
グリーン「違う違う、何回も会ってるからはじめましてじゃない」
レッド「そうなのか?」
翌日
レッド「……」
レッド「朝か…」
レッド「……」キョロキョロ
レッド「ああ、そうか、そういえばグリーンってやつの家に泊まってたんだった」
コンコン
レッド「はい」
メイド「おはようございますレッド様、朝食の用意ができましたのでどうぞ一階へ」
レッド「はーい…」
レッド「……」
レッド「朝か…」
レッド「……」キョロキョロ
レッド「ああ、そうか、そういえばグリーンってやつの家に泊まってたんだった」
コンコン
レッド「はい」
メイド「おはようございますレッド様、朝食の用意ができましたのでどうぞ一階へ」
レッド「はーい…」
レッド「ごちそうさま…」
グリーン「なんだ?元気ねえな」
グリーン「朝はパンだったか?」
レッド「いや…」
エリカ「で、では私の料理が…」
レッド「ああいえ、そうじゃないです、おいしかったです」
グリーン「じゃあなんだ?気分悪いのか?」
レッド「そうじゃなくて…飯までもらって悪いなと思って…」
レッド「俺返せるものとかも何もないのに…」
グリーン「なんだ、そんなことか」
グリーン「別に礼がほしくてやってるわけじゃねえよ」
グリーン「なんだ?元気ねえな」
グリーン「朝はパンだったか?」
レッド「いや…」
エリカ「で、では私の料理が…」
レッド「ああいえ、そうじゃないです、おいしかったです」
グリーン「じゃあなんだ?気分悪いのか?」
レッド「そうじゃなくて…飯までもらって悪いなと思って…」
レッド「俺返せるものとかも何もないのに…」
グリーン「なんだ、そんなことか」
グリーン「別に礼がほしくてやってるわけじゃねえよ」
レッド「でも…何かしねえと俺が…」
グリーン「じゃあ俺とエリカはもうちょっとしたらジムに行くから、その間子どもたちの面倒見ててくれ」
レッド「わかった」
コンコン
メイド「失礼します」
メイド「レッド様にお客様がお見えです」
レッド「俺に…?」
グリーン「誰かにここにいること教えたのか?」
レッド「いや、誰にも教えていない」
グリーン「エリカは誰かに教えた?」
エリカ「いいえ」
グリーン「ほんとにレッドに会いに来たのか?こんな朝早くに」
メイド「はい、レッド様を出してほしいとのことで」
グリーン「じゃあ俺とエリカはもうちょっとしたらジムに行くから、その間子どもたちの面倒見ててくれ」
レッド「わかった」
コンコン
メイド「失礼します」
メイド「レッド様にお客様がお見えです」
レッド「俺に…?」
グリーン「誰かにここにいること教えたのか?」
レッド「いや、誰にも教えていない」
グリーン「エリカは誰かに教えた?」
エリカ「いいえ」
グリーン「ほんとにレッドに会いに来たのか?こんな朝早くに」
メイド「はい、レッド様を出してほしいとのことで」
グリーン「じゃあ誰なんだ…?」
エリカ「ナツメさんではないのですか?」
レッド「いや…ナツメは…」
グリーン「あーナツメはたぶん違うよ」
グリーン「ナツメだったらナツメが来たってちゃんと教えてくれるでしょ」
エリカ「それもそうですね」
グリーン「どんなやつが来たんだ?」
メイド「はい、エリカ様より少し若い女性のようです」
レッド「……」
レッド「とりあえず出てみる…」
エリカ「ナツメさんではないのですか?」
レッド「いや…ナツメは…」
グリーン「あーナツメはたぶん違うよ」
グリーン「ナツメだったらナツメが来たってちゃんと教えてくれるでしょ」
エリカ「それもそうですね」
グリーン「どんなやつが来たんだ?」
メイド「はい、エリカ様より少し若い女性のようです」
レッド「……」
レッド「とりあえず出てみる…」
レッド「あれ…君は…」
カトレア「……」ぺこ
カトレア「朝早くすみません」
グリーン「なんだ?知り合いだったのか?」
レッド「……」
レッド「いや…知らない…戻ろう」
カトレア「ま、待ってください!」
レッド「…数日中にカントーからも出ていく、それでいいだろ」
カトレア「違います!そ、そうではないのです!」
カトレア「全て…アタクシの勘違いなのです…」
カトレア「……」ぺこ
カトレア「朝早くすみません」
グリーン「なんだ?知り合いだったのか?」
レッド「……」
レッド「いや…知らない…戻ろう」
カトレア「ま、待ってください!」
レッド「…数日中にカントーからも出ていく、それでいいだろ」
カトレア「違います!そ、そうではないのです!」
カトレア「全て…アタクシの勘違いなのです…」
レッド「勘違いってどういうことだよ…」
カトレア「申し訳ありません…あのようなことアタクシは知らなかったもので…」
レッド「あのようなこと…?それはなんなんだ」
カトレア「それは…ナツメお姉さまには忘れるように言われていたので言ってしまうと忘れていないとなってしまうので…」
カトレア「ですが間違いなくアタクシの勘違いなので100%アタクシが悪いです」
カトレア「アタクシのことを煮るなり焼くなりしていただいてけっこうです」
レッド「……」
グリーン「でもよかったじゃん勘違いで」
グリーン「またナツメに会えるな」
レッド「いや…会わない…」
カトレア「申し訳ありません…あのようなことアタクシは知らなかったもので…」
レッド「あのようなこと…?それはなんなんだ」
カトレア「それは…ナツメお姉さまには忘れるように言われていたので言ってしまうと忘れていないとなってしまうので…」
カトレア「ですが間違いなくアタクシの勘違いなので100%アタクシが悪いです」
カトレア「アタクシのことを煮るなり焼くなりしていただいてけっこうです」
レッド「……」
グリーン「でもよかったじゃん勘違いで」
グリーン「またナツメに会えるな」
レッド「いや…会わない…」
グリーン「なんでだよ」
レッド「…みんな優しすぎる」
レッド「はっきり言って俺には何も価値はない」
レッド「今回のことはきっかけだ」
レッド「迷惑をかけてまで誰かの世話にはなろうとは思わねえ」
レッド「遅かれ早かれこういう考えを出してたよ」
グリーン「……」デコピン
レッド「いてっ」
グリーン「あのな俺は…いやナツメも嫌々やってんじゃねえ、やりたくてやってんだ」
グリーン「ナツメとは理由は違うだろうけど、俺の場合は親友が困ってたら助ける」
グリーン「友達なら当たり前」
グリーン「記憶戻せばわかる、お前はそれだけ価値があんだよ」
レッド「…みんな優しすぎる」
レッド「はっきり言って俺には何も価値はない」
レッド「今回のことはきっかけだ」
レッド「迷惑をかけてまで誰かの世話にはなろうとは思わねえ」
レッド「遅かれ早かれこういう考えを出してたよ」
グリーン「……」デコピン
レッド「いてっ」
グリーン「あのな俺は…いやナツメも嫌々やってんじゃねえ、やりたくてやってんだ」
グリーン「ナツメとは理由は違うだろうけど、俺の場合は親友が困ってたら助ける」
グリーン「友達なら当たり前」
グリーン「記憶戻せばわかる、お前はそれだけ価値があんだよ」
レッド「でももしかしたらこのまま一生記憶が戻らないなんてこともあるかもしれないんだぞ」
グリーン「そん時は…」
カトレア「その時はこの命レッドさんにさしあげます」
レッド「いやいや、何考えてるの!?」
カトレア「ナツメお姉さまとの約束はレッドさんを見つけ、記憶を戻すこと」
カトレア「アタクシはその約束に命をかけました」
カトレア「なのでもしそれができなければ…」
レッド「なんて約束してんだよ…」
グリーン「あらら、こんな女の子の命がかかってちゃバッチリ記憶戻さねえとな」
グリーン「そん時は…」
カトレア「その時はこの命レッドさんにさしあげます」
レッド「いやいや、何考えてるの!?」
カトレア「ナツメお姉さまとの約束はレッドさんを見つけ、記憶を戻すこと」
カトレア「アタクシはその約束に命をかけました」
カトレア「なのでもしそれができなければ…」
レッド「なんて約束してんだよ…」
グリーン「あらら、こんな女の子の命がかかってちゃバッチリ記憶戻さねえとな」
レッド「…わかったよ」
レッド「ないよりはあった方がいいもんな」
カトレア「コクランが専門家の方を探してくれています、行きましょう」
レッド「ああ」
グリーン「ま、がんばれよ」
レッド「何をがんばるかは知らんがやれるだけやるよ」
ツルッ
レッド「うおっ!?」ゴチンッ
カトレア「レッドさん!?」
グリーン「おいおい何やってんだ?」
グリーン「ああ、ナナの実の皮か」
グリーン「庭の野生のポケモンが食って捨てたんだろ」
グリーン「今時こんなので転ぶやつがいるとはな…」
グリーン「おいレッド、起きろ」
レッド「……」
グリーン「レッド?おいレッド!」
レッド「ないよりはあった方がいいもんな」
カトレア「コクランが専門家の方を探してくれています、行きましょう」
レッド「ああ」
グリーン「ま、がんばれよ」
レッド「何をがんばるかは知らんがやれるだけやるよ」
ツルッ
レッド「うおっ!?」ゴチンッ
カトレア「レッドさん!?」
グリーン「おいおい何やってんだ?」
グリーン「ああ、ナナの実の皮か」
グリーン「庭の野生のポケモンが食って捨てたんだろ」
グリーン「今時こんなので転ぶやつがいるとはな…」
グリーン「おいレッド、起きろ」
レッド「……」
グリーン「レッド?おいレッド!」
3日後
レッド「……」ぱちっ
コトネ「あっ起きた、わかりますか~?あなたのコトネちゃんですよ~」
リーリエ「そんなことではわかるものもわかりませんよ…」
コトネ「なんだとー」
レッド「コトネちゃん…リーリエ…ここは…?」
ナツメ「私の家よ」
レッド「ナツメ…そうか、見たことある天井だと思った…」
ナツメ「ほんと、あなたはいつも心配…ばか…り…」ふらっ
レッド「ナツメッ!?」
レッド「……」ぱちっ
コトネ「あっ起きた、わかりますか~?あなたのコトネちゃんですよ~」
リーリエ「そんなことではわかるものもわかりませんよ…」
コトネ「なんだとー」
レッド「コトネちゃん…リーリエ…ここは…?」
ナツメ「私の家よ」
レッド「ナツメ…そうか、見たことある天井だと思った…」
ナツメ「ほんと、あなたはいつも心配…ばか…り…」ふらっ
レッド「ナツメッ!?」
コトネ「やっぱりこうなっちゃった…」
リーリエ「疲労ですかね」
リーリエ「倒れてから3日間一睡もしないで介抱してたんですよ」
リーリエ「レッドさんが起きて安心したのでしょうね」
レッド「……」
コトネ「そうそう、寝たらまた元気になります」
コトネ「ほら、もうちょっとそっちに寄ってください」
レッド「えっ、ここに寝かせる気?」
コトネ「そうですよ」
コトネ「大丈夫ですって、このベッドけっこう大きいですし」
レッド「いや、そういう問題じゃなくて…」
リーリエ「疲労ですかね」
リーリエ「倒れてから3日間一睡もしないで介抱してたんですよ」
リーリエ「レッドさんが起きて安心したのでしょうね」
レッド「……」
コトネ「そうそう、寝たらまた元気になります」
コトネ「ほら、もうちょっとそっちに寄ってください」
レッド「えっ、ここに寝かせる気?」
コトネ「そうですよ」
コトネ「大丈夫ですって、このベッドけっこう大きいですし」
レッド「いや、そういう問題じゃなくて…」
レッド「じゃ、じゃあ俺どくよ」
レッド「ナツメが広く使った方が…」
メガニウム「ドスコイ」
レッド「うっ」
コトネ「だめですよ、レッドさんも寝てないと」
レッド「お、重いー…」
リーリエ「なにやってるんですかコトネさん!」
レッド「そうそうリーリエも言って」
リーリエ「ベッドが壊れてしまいますよ!」
レッド「そうじゃねえだろ」
レッド「ナツメが広く使った方が…」
メガニウム「ドスコイ」
レッド「うっ」
コトネ「だめですよ、レッドさんも寝てないと」
レッド「お、重いー…」
リーリエ「なにやってるんですかコトネさん!」
レッド「そうそうリーリエも言って」
リーリエ「ベッドが壊れてしまいますよ!」
レッド「そうじゃねえだろ」
ナツメ「すー…すー…」
レッド「……」
レッド「ふぅ…」むくっ
マリルリ「ルリィ!」ゲシッ
レッド「ぶっ」
コトネ「だから寝てないとだめですって」
コトネ「起きようとしたらこうやってマリルリでおさえつけますからね」
レッド「いやト…トイレに…」
コトネ「なんだ、それならそうと言ってくださいよ」
レッド「もう大人なんだしそんな一々言う必要あるの?」
コトネ「どうぞ」
レッド「ペットボトル…?ってまさか」
レッド「……」
レッド「ふぅ…」むくっ
マリルリ「ルリィ!」ゲシッ
レッド「ぶっ」
コトネ「だから寝てないとだめですって」
コトネ「起きようとしたらこうやってマリルリでおさえつけますからね」
レッド「いやト…トイレに…」
コトネ「なんだ、それならそうと言ってくださいよ」
レッド「もう大人なんだしそんな一々言う必要あるの?」
コトネ「どうぞ」
レッド「ペットボトル…?ってまさか」
レッド「いや…これはちょっと…」
レッド「ここではできないよ」
コトネ「全然気にしませんよ」
レッド「俺が気にするんだよ」
コトネ「じゃあもう普通に見せてください」
レッド「ごめん、意味わかんない」
レッド「てか何回も言うけど俺はもう大丈夫だってば」
ぐ~
レッド「あ、ほら、お腹すいた、飯食わないと」
コトネ「はい、任せてください」
コトネ「リーリエ、レッドさんにご飯持ってきて」
リーリエ「はい」
レッド「持ってこなくていいよ、ちゃんとしたところで食べるから」
レッド「ここではできないよ」
コトネ「全然気にしませんよ」
レッド「俺が気にするんだよ」
コトネ「じゃあもう普通に見せてください」
レッド「ごめん、意味わかんない」
レッド「てか何回も言うけど俺はもう大丈夫だってば」
ぐ~
レッド「あ、ほら、お腹すいた、飯食わないと」
コトネ「はい、任せてください」
コトネ「リーリエ、レッドさんにご飯持ってきて」
リーリエ「はい」
レッド「持ってこなくていいよ、ちゃんとしたところで食べるから」
―――――――――――――――――
レッド「げぷっ…」
コトネ「お腹いっぱいになりましたね」
コトネ「これじゃあ動けないでしょ、ここでゆっくりしててください」
レッド「動けなくなるまで無理やり食わせるかね、普通…」
コトネ「リーリエがいっぱい作っちゃったので」
リーリエ「すいません、お米を炊いたら量が増えるって知らなくて…」
レッド「あんだけの量だと炊飯器何個使ったんだよ…」
レッド「そもそもあれ全部食わせる必要もあったのか…」
レッド「げぷっ…」
コトネ「お腹いっぱいになりましたね」
コトネ「これじゃあ動けないでしょ、ここでゆっくりしててください」
レッド「動けなくなるまで無理やり食わせるかね、普通…」
コトネ「リーリエがいっぱい作っちゃったので」
リーリエ「すいません、お米を炊いたら量が増えるって知らなくて…」
レッド「あんだけの量だと炊飯器何個使ったんだよ…」
レッド「そもそもあれ全部食わせる必要もあったのか…」
レッド「なあお腹はもういっぱいになったからさ次はポケモンたちのトレーニングしなきゃ」
コトネ「えっ…レッドさん、自分のポケモンがわかるんですか…?」
レッド「ああ…全部思い出したよ」
コトネ「レッドさん…」
リーリエ「よかったですね、記憶が戻って」
コトネ「戻ってるんだったらもっと早く教えてくださいよ…」うるっ
レッド「こ、こんなことで泣くことないじゃんか」むくっ
マリルリ「ハルトォォォォォォォォ!」ゲシッ
レッド「ぶ…っ」
コトネ「えっ…レッドさん、自分のポケモンがわかるんですか…?」
レッド「ああ…全部思い出したよ」
コトネ「レッドさん…」
リーリエ「よかったですね、記憶が戻って」
コトネ「戻ってるんだったらもっと早く教えてくださいよ…」うるっ
レッド「こ、こんなことで泣くことないじゃんか」むくっ
マリルリ「ハルトォォォォォォォォ!」ゲシッ
レッド「ぶ…っ」
レッド「あのさ、俺ほんとに何にもないって」
レッド「そもそもなんで俺は寝かされてるの!?逆に聞くけどどこが悪いの?」
コトネ「……」
リーリエ「……」
レッド「いやー…黙らないで答えてくれない?」
コトネ「わかりました、そこまで言うのなら、もう起きてもいいですよ」
レッド「よし」むくっ
レッド「んんーーっ」
レッド「…やっぱ何ともないじゃん」
コトネ「でもグリーンさんが言うには後頭部をぶつけて血も出てたって言ってましたよ」
レッド「ふーん…ま、そんぐらいじゃ俺は何ともないよ」
コトネ「それが原因で三日間目をさまさなかったんじゃないですか」
レッド「そもそもなんで俺は寝かされてるの!?逆に聞くけどどこが悪いの?」
コトネ「……」
リーリエ「……」
レッド「いやー…黙らないで答えてくれない?」
コトネ「わかりました、そこまで言うのなら、もう起きてもいいですよ」
レッド「よし」むくっ
レッド「んんーーっ」
レッド「…やっぱ何ともないじゃん」
コトネ「でもグリーンさんが言うには後頭部をぶつけて血も出てたって言ってましたよ」
レッド「ふーん…ま、そんぐらいじゃ俺は何ともないよ」
コトネ「それが原因で三日間目をさまさなかったんじゃないですか」
ガシャーン
レッド「!?」
メイ「はぁ…はぁ…」
コトネ「あ、あんたはキョウヘイ…!」
コトネ「何やってんの!」
メイ「今はメイです…」
メイ「レッドさんが記憶なくなったって聞いたので私のこと覚えてるかの確認に…」
レッド「なんで窓からくるの…」
メイ「すいません、イッシュから急いで飛んで来たもので」
コトネ「別にほんとに飛んでるわけじゃないでしょ」
レッド「!?」
メイ「はぁ…はぁ…」
コトネ「あ、あんたはキョウヘイ…!」
コトネ「何やってんの!」
メイ「今はメイです…」
メイ「レッドさんが記憶なくなったって聞いたので私のこと覚えてるかの確認に…」
レッド「なんで窓からくるの…」
メイ「すいません、イッシュから急いで飛んで来たもので」
コトネ「別にほんとに飛んでるわけじゃないでしょ」
メイ「それで私のことは…」
レッド「ああ、覚えてるよ」
メイ「よかった~」
コトネ「てかもうレッドさんの記憶は戻ってるけどね」
メイ「えっそうなんですか…くっ」
コトネ「『くっ』ってなんだおい」
コトネ「もしかしてレッドさんの記憶がないから、そこに間違ったこと教えようとしてたんじゃないでしょうね」
メイ「まっさか~」
メイ「そもそもそんなこと思いつきもしなかったなあ」
メイ「そんなことスッといえるなんてまるで自分がやったみたいですよ」
レッド「ああ、覚えてるよ」
メイ「よかった~」
コトネ「てかもうレッドさんの記憶は戻ってるけどね」
メイ「えっそうなんですか…くっ」
コトネ「『くっ』ってなんだおい」
コトネ「もしかしてレッドさんの記憶がないから、そこに間違ったこと教えようとしてたんじゃないでしょうね」
メイ「まっさか~」
メイ「そもそもそんなこと思いつきもしなかったなあ」
メイ「そんなことスッといえるなんてまるで自分がやったみたいですよ」
コトネ「別にー、そんなこと考えたこともないけどー」
コトネ「ねえレッドさん」
レッド「……」
レッド「さあ、それは覚えてない…」
レッド「それよりリーリエ、救急箱持ってきて」
レッド「さっきのでメイちゃん頭ケガしてるみたいだし」
リーリエ「はい」
コトネ「頭から窓に突っ込んでくるなんて何考えてんだか」
コトネ「ねえレッドさん」
レッド「……」
レッド「さあ、それは覚えてない…」
レッド「それよりリーリエ、救急箱持ってきて」
レッド「さっきのでメイちゃん頭ケガしてるみたいだし」
リーリエ「はい」
コトネ「頭から窓に突っ込んでくるなんて何考えてんだか」
リーリエ「はい、これで大丈夫です」
メイ「ありがとうリーリエ」
メイ「あんたはほんといい子ね~」
リーリエ「当然のことしただけですよ」
メイ「いやほんとほんと、しかも前に会ったときよりかわいくなったんじゃない?」
メイ「どうりでメイちゃんのキョウヘイ君が元気になるわけだ」
リーリエ「メイさんのキョウヘイさんが元気に???」
コトネ「変なこと教えるんじゃない」ゴッ
メイ「が…っ」
メイ「怪我してるとこに膝蹴りなんてこの鬼…あ、いや危険人物が…」
メイ「ありがとうリーリエ」
メイ「あんたはほんといい子ね~」
リーリエ「当然のことしただけですよ」
メイ「いやほんとほんと、しかも前に会ったときよりかわいくなったんじゃない?」
メイ「どうりでメイちゃんのキョウヘイ君が元気になるわけだ」
リーリエ「メイさんのキョウヘイさんが元気に???」
コトネ「変なこと教えるんじゃない」ゴッ
メイ「が…っ」
メイ「怪我してるとこに膝蹴りなんてこの鬼…あ、いや危険人物が…」
レッド「二人ともそれ以上もう何もしないの」
レッド「ナツメ寝てるんだよ」
メイ「私何もしてませんよ」
レッド「窓割ったよ」
メイ「ごめんなさい」
レッド「それじゃ向こうの部屋行こうか」
レッド「いつまでもここでガヤガヤしてるわけにはいかないし」
レッド「ナツメ寝てるんだよ」
メイ「私何もしてませんよ」
レッド「窓割ったよ」
メイ「ごめんなさい」
レッド「それじゃ向こうの部屋行こうか」
レッド「いつまでもここでガヤガヤしてるわけにはいかないし」
コトネ「結局あんたは何しに来たの?」
メイ「言ったじゃないですか、レッドさんが私のこと覚えてるかどうか確認にって」
コトネ「だけ?」
メイ「だけ」
コトネ「暇なんだね」
メイ「暇じゃないですよ、メイちゃんもキョウヘイくんもポケウッドのトップスターなんですよ」
コトネ「電話でよかったじゃない」
メイ「直接聞かないとはぐらかされてしまうかもしれませんからね」
コトネ「じゃあもう確認できたでしょ」
メイ「帰れって言うんですか?嫌ですよ今来たばっかなのに」
メイ「ナツメさんだって最近ポケウッド来てないのに」
コトネ「それは私が断ってるだけ、ナツメさんがやりたいって言ったらまた行くわよ」
メイ「言ったじゃないですか、レッドさんが私のこと覚えてるかどうか確認にって」
コトネ「だけ?」
メイ「だけ」
コトネ「暇なんだね」
メイ「暇じゃないですよ、メイちゃんもキョウヘイくんもポケウッドのトップスターなんですよ」
コトネ「電話でよかったじゃない」
メイ「直接聞かないとはぐらかされてしまうかもしれませんからね」
コトネ「じゃあもう確認できたでしょ」
メイ「帰れって言うんですか?嫌ですよ今来たばっかなのに」
メイ「ナツメさんだって最近ポケウッド来てないのに」
コトネ「それは私が断ってるだけ、ナツメさんがやりたいって言ったらまた行くわよ」
深夜
ナツメ「……」ぱち
ナツメ「あれ…」むくっ
ナツメ「……」
ナツメ「私寝ちゃってたの…?」
ナツメ「今何時…?」
ナツメ「!」
ナツメ「レッドは!?」キョロキョロ
バタンッ コツコツ
ナツメ「……」
ナツメ(玄関のドアの開く音…こんな時間に…)
ナツメ(まさか泥棒…!?)
ナツメ「……」ぱち
ナツメ「あれ…」むくっ
ナツメ「……」
ナツメ「私寝ちゃってたの…?」
ナツメ「今何時…?」
ナツメ「!」
ナツメ「レッドは!?」キョロキョロ
バタンッ コツコツ
ナツメ「……」
ナツメ(玄関のドアの開く音…こんな時間に…)
ナツメ(まさか泥棒…!?)
ナツメ「私には超能力とポケモンたちがいる…」
ナツメ「相手が誰だろうと撃退できるわ」
ナツメ「……」そーっ
ごそごそ
ナツメ「いた…」
ナツメ「……」
ナツメ「…よし」
ナツメ「フーディン!」
フーディン「コノドロボウガー!」
レッド「えっ?えっ?」
ナツメ「相手が誰だろうと撃退できるわ」
ナツメ「……」そーっ
ごそごそ
ナツメ「いた…」
ナツメ「……」
ナツメ「…よし」
ナツメ「フーディン!」
フーディン「コノドロボウガー!」
レッド「えっ?えっ?」
ナツメ「レ、レッド!?」
ナツメ「ストップ!フーディン!」
ナツメ「何やってんのよ、あなた…」
レッド「ナツメの方こそ…」
レッド「急に攻撃してくるなんてひどいよ…」
ナツメ「あ、これはそのー…」
ナツメ「ね、寝ぼけちゃってたのかな?」
レッド「……」
ナツメ「わざとじゃないから!ほんと!」
ナツメ「ストップ!フーディン!」
ナツメ「何やってんのよ、あなた…」
レッド「ナツメの方こそ…」
レッド「急に攻撃してくるなんてひどいよ…」
ナツメ「あ、これはそのー…」
ナツメ「ね、寝ぼけちゃってたのかな?」
レッド「……」
ナツメ「わざとじゃないから!ほんと!」
レッド「……」
レッド「起きたんだね」
ナツメ「うん…」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「そうだお腹すいてない?」
レッド「何か作ろうか?」
ナツメ「気持ちはうれしいけどこんな時間に食べるのはちょっと…」
レッド「…それもそうか」
ナツメ「ねえレッド、あなたどこか出かけてたの?」
レッド「うん、ポケモンたちのトレーニングに」
レッド「みんなが言うには3日も寝てたそうだし、そりゃ眠くならないわなと思って」
レッド「それで暇だし久しぶりにいいかなと」
レッド「起きたんだね」
ナツメ「うん…」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「そうだお腹すいてない?」
レッド「何か作ろうか?」
ナツメ「気持ちはうれしいけどこんな時間に食べるのはちょっと…」
レッド「…それもそうか」
ナツメ「ねえレッド、あなたどこか出かけてたの?」
レッド「うん、ポケモンたちのトレーニングに」
レッド「みんなが言うには3日も寝てたそうだし、そりゃ眠くならないわなと思って」
レッド「それで暇だし久しぶりにいいかなと」
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「お互い…大変だったね」
レッド「うん…」
レッド「いや…ナツメの方が大変か、ほんとごめん」
ナツメ「ほんとに悪いと思ってる?」
レッド「うん」
ナツメ「それなら…」
ナツメ「……」
ナツメ「いや、やっぱりいい…」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「お互い…大変だったね」
レッド「うん…」
レッド「いや…ナツメの方が大変か、ほんとごめん」
ナツメ「ほんとに悪いと思ってる?」
レッド「うん」
ナツメ「それなら…」
ナツメ「……」
ナツメ「いや、やっぱりいい…」
レッド「な、なんだよー気になるじゃんか」
ナツメ「いいの、いいの気にしないで」
レッド「わかった…」
ナツメ「え、以外とあっさり…」
レッド「何回かこれ続けてほしかったの?」
ナツメ「いや、そういうことじゃないけど…」
レッド「そうでしょ」
レッド「それより気になったこと思い出して、話変わっちゃうけどいいかな」
ナツメ「うん、いいよ」
ナツメ「いいの、いいの気にしないで」
レッド「わかった…」
ナツメ「え、以外とあっさり…」
レッド「何回かこれ続けてほしかったの?」
ナツメ「いや、そういうことじゃないけど…」
レッド「そうでしょ」
レッド「それより気になったこと思い出して、話変わっちゃうけどいいかな」
ナツメ「うん、いいよ」
レッド「あの子どうしたの?」
レッド「ほら、俺がナツメに関わると不幸になるとか言ってた女の子」
ナツメ「ああ、カトレアのことね」
ナツメ「お詫びをするってずっと言ってたけど、私がしなくていいって言ってイッシュに帰したわ」
ナツメ「あの子も悪気があってやったわけじゃないの」
ナツメ「だからというわけじゃないけど許してあげてほしい…私も謝るから…」
レッド「ナツメが謝る必要はないし、許すもなにも別に怒ってないよ」
レッド「こうして帰ってこれたんだからね」
レッド「で、俺が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
レッド「あの子が視た未来って何なんだったのかってこと」
レッド「自分の勘違いだ~とか言ってたけど」
レッド「ほら、俺がナツメに関わると不幸になるとか言ってた女の子」
ナツメ「ああ、カトレアのことね」
ナツメ「お詫びをするってずっと言ってたけど、私がしなくていいって言ってイッシュに帰したわ」
ナツメ「あの子も悪気があってやったわけじゃないの」
ナツメ「だからというわけじゃないけど許してあげてほしい…私も謝るから…」
レッド「ナツメが謝る必要はないし、許すもなにも別に怒ってないよ」
レッド「こうして帰ってこれたんだからね」
レッド「で、俺が聞きたいのはそういうことじゃなくて」
レッド「あの子が視た未来って何なんだったのかってこと」
レッド「自分の勘違いだ~とか言ってたけど」
レッド「ナツメ知ってる?」
ナツメ「……」
ナツメ「知らない」
レッド「聞いてないの?」
ナツメ「うん」
レッド「俺に嘘ついてもだめだよ」
レッド「あの子ナツメに忘れるように言われてるって言ってたから、知ってるはずだよね」
ナツメ「いや、それはそのー…」
ナツメ「忘れちゃった」
レッド「ほんとに?」
ナツメ「うん」
ナツメ「……」
ナツメ「知らない」
レッド「聞いてないの?」
ナツメ「うん」
レッド「俺に嘘ついてもだめだよ」
レッド「あの子ナツメに忘れるように言われてるって言ってたから、知ってるはずだよね」
ナツメ「いや、それはそのー…」
ナツメ「忘れちゃった」
レッド「ほんとに?」
ナツメ「うん」
レッド「ふっ」
レッド「だから俺に嘘はだめだってば」
レッド「知ってるんでしょ」
レッド「もしかして良くないことなの?だから言いたくないの?」
ナツメ「悪いことじゃない、むしろいいことかも…」
レッド「じゃあ教えてくれたっていいじゃん」
ナツメ「それはちょっと…」
レッド「そうか、じゃあ無理やりにでも言わせるしかないな…」
レッド「こんなことはあまりやりたくなかったけど、しかたない…」
ナツメ「な…何する気…!?」
レッド「だから俺に嘘はだめだってば」
レッド「知ってるんでしょ」
レッド「もしかして良くないことなの?だから言いたくないの?」
ナツメ「悪いことじゃない、むしろいいことかも…」
レッド「じゃあ教えてくれたっていいじゃん」
ナツメ「それはちょっと…」
レッド「そうか、じゃあ無理やりにでも言わせるしかないな…」
レッド「こんなことはあまりやりたくなかったけど、しかたない…」
ナツメ「な…何する気…!?」
――――――――――――
コトネ「……」むくっ
コトネ「ふわーあ…」
コトネ「……」
コトネ「まだこんな時間かー…」
コトネ「まあいいや…もれそう…」
コトネ「おしっこおしっこ…」
コトネ「……」トコトコ
コトネ「あれ?この部屋電気ついてる…」
コトネ「レッドさん消すの忘れてたのかな…」
コトネ「…?声が聞こえる…」
コトネ「……」むくっ
コトネ「ふわーあ…」
コトネ「……」
コトネ「まだこんな時間かー…」
コトネ「まあいいや…もれそう…」
コトネ「おしっこおしっこ…」
コトネ「……」トコトコ
コトネ「あれ?この部屋電気ついてる…」
コトネ「レッドさん消すの忘れてたのかな…」
コトネ「…?声が聞こえる…」
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