元スレレッド「一人に飽きた」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
シロガネ山
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「…暇だ」
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2 :
何番煎じだよ
3 = 1 :
レッド「山に籠ってもう何年たっただろ」
レッド「全然人と会わないし、退屈だ」
レッド「ゴールドって言ったっけ、あの子もここ数年来てないし」
レッド「まあでもそうだよな、苦労して山頂まで来ても全滅で金とられるだけだもんな」
レッド「そういや毎月食料届けてくれるグリーンも今月来てねえな…」
レッド「もうすぐ食うもんがなくなっちゃうぞ」
レッド「あいつ結婚しちゃってるし、やっぱこれ以上は迷惑かな」
レッド「……」
レッド「よし決めた、山をおりよう」
レッド「今日、今すぐだ」
レッド「何年ぶりだろ…あれ?」
レッド「俺今何歳だっけ?」
4 = 1 :
トキワジム
グリーン「それでは今月のジムリーダー会議を終わります」
グリーン「解散」
エリカ「グリーンさん♪」
グリーン「おう、どうした」
エリカ「今日の晩御飯は何がいいですか?」
グリーン「ハンバーグ!」
エリカ「はい、わかりました」
エリカ「私スーパー寄って帰りますね」
グリーン「おいおい、俺も一緒に行くよ」
エリカ「今日はナツメさんと約束してるので」
グリーン「お、おう…そうか」
5 = 1 :
エリカ「そんな顔しなくても今日はジムもお休みですし、早めに帰りますから」
グリーン「いやいいよ、せっかくの休みなんだしゆっくりしてきな」
グリーン「子どもたちは俺がちゃんと見とくから」
エリカ「大丈夫ですか…?」
グリーン「そんな心配しなくてもいいよ」
グリーン「大丈夫だ!…お手伝いさんもいるし」
エリカ「それもそうですね、ではお言葉に甘えて」
プルルルル
グリーン「あ、電話だ、悪い」
6 = 1 :
グリーン「はい、もしもし」
レッド「もしもし、レッドだけど」
グリーン「お前からなんて珍しいなレッ…あっ!」
グリーン「す、すまん!忘れてた!」
グリーン「今から持って行くから待ってろ!」
レッド「ああ、それならいいよ、俺山おりることにした」
グリーン「ええっ!?」
レッド「いつまでも山にいられないし、ちょうどいいと思ってさ」
グリーン「そうか…」
レッド「でさ、今からお前ん家行っていい?」
グリーン「今から!?」
7 = 1 :
グリーン「そもそもなんで俺の家なんだよ、まず自分の家帰れよ」
レッド「前に家買ったって言ってたし見たいなーと思って」
レッド「それに…ここ数年お前としか話してないんだよ」
グリーン「そうなんだ」
レッド「家帰ってもうまくしゃべれないかもしれない」
グリーン「親だろ!?上手く喋れないってどういうことだ、別に喧嘩してたわけでもないのに」
レッド「そうなんだけどさ…」
レッド「気まずさってのはやっぱあるんだよ」
グリーン「まあわからんでもないが」
グリーン「…わかった、今どこだ?迎えに行ってやる」
レッド「チャンピオンロードの手前あたりだけど…えっ泊めてくれるのか」
グリーン「そんな話全くしてなかっただろ!てか泊まる気だったのか!?」
8 = 1 :
エリカ「誰からだったんです?」
グリーン「ああ…友達だよ」
エリカ「泊まるとかなんとか言ってたようですけど」
グリーン「冗談だろ」
グリーン「そんなことにはならないから気にしなくていい」
グリーン「遊ぶ約束してたの忘れてたんだ、俺もそんな遅くならないから」
グリーン「じゃあ行ってくる」
9 = 1 :
チャンピオンロード付近
グリーン「この辺にいると思うんだけど…詳しい場所聞いてなかったな」
プルルルル
グリーン「お、ちょうどレッドからだ」
グリーン「はい、もしもし、お前どこにいるんだ?」
レッド「後ろ」
グリーン「後ろ?」くるっ
レッド「いきすぎ、もうちょっと左」
グリーン「左」
レッド「その正面の岩の裏」
グリーン「あ、なんか赤いの見える、あれか」
10 = 1 :
グリーン「なんで隠れてんだ」
レッド「誰かに見つかったら恥ずかしい…」
グリーン「お前よく山からここまでこれたな」
レッド「ああ、苦労した」
グリーン「……」
レッド「……」
グリーン「ま、まあこんなとこで話てもあれだし…俺の家も見るぐらいなら別にいいから…とりあえず行こうか」
レッド「うん」
11 = 1 :
タマムシシティ
レッド「へー、タマムシに家あるんだ」
グリーン「ああ、エリカのジムもここだしカントーの中じゃ大きい街だからな」
レッド「この街もけっこう変わったな」
グリーン「お前が最後に見てから何年たったと思ってんだ」
レッド「…わかんない」
グリーン「…まあ何年もたってんだ、街も変わるし、人も変わる」
レッド「人もねぇ…まさかお前が結婚するとは思わなかったもんな」
グリーン「俺はお前がずっと山にこもりっぱなしとは思わなかったけどな」
レッド「人妻のエリカかぁ…」
グリーン「……」
レッド「なんだよその顔」
グリーン「別に」
12 = 1 :
レッド「ところでお前の家どこ?」
レッド「元チャンピオンで現ジムリーダーなんだし、あれぐらいの豪邸なんだろうな」
グリーン「よくわかったな、あれだよ」
レッド「え…あ…うん、すごいね…」
グリーン「なんだよその反応」
レッド「思ったよりでかいなと思って…」
レッド「あんなの漫画でしかみたことないような家だから」
レッド「金あるんだな…」
レッド「俺なんかこれから住むとことか仕事も探さないといけねえのに」
グリーン「21まで山にこもるからってるからだ」
レッド「あ、俺21なの?」
グリーン「なんで自分の年もわかんねえんだよ」
13 = 1 :
メイド「お帰りなさいませ」
グリーン「おう」
レッド「……」
レッド「メイドさんまでいるのかよ…それも一人や二人じゃねえし…」
グリーン「二人ともジムリーダーで家あけてることが多いけど子どもいるから」
グリーン「あと広いし、掃除とかも大変だからな」
グリーン「本当は俺たちでやりたいんだけど、ちょっと難しいんだよな…」
レッド「普通にジムリーダーの代理を用意するとかじゃダメなのか?」
グリーン「俺もそう思ってたけど、いろいろあるらしくて…」
レッド「ふーん…ジムリーダーも大変なんだな」
14 = 1 :
グリーン「今日はジムリーダーの会議だからカントーのどこのジムも休みだったんだよ」
グリーン「そんな日にお前が来るとは」
レッド「休み潰したのは悪いと思ってるよ」
グリーン「ああ、俺と子どもたちの時間を潰した罪は重い」
レッド「お前子ども何人いたっけ?5人?」
グリーン「まだ二人だよ」
レッド「二人か、お前合わせると3人…」
レッド「……」
レッド「まあそんなことはどうでもいいや」
グリーン「なにがどうでもいいんだよ、めちゃくちゃじゃねえか」
15 = 1 :
レッド「これは俺にとって重要なことなんだ…」
グリーン「なんだよ」
レッド「山からおりたはいいが、これからどうすればいいんだ…」
グリーン「…知らん」
レッド「知らんはないだろ!親友のピンチだぞ」
グリーン「だから言ったじゃん、まず自分の家帰れって」
レッド「それは…だから…うん」
グリーン「…わかった、じゃあ俺ついて行ってやるから一回お前の家行こう」
レッド「余計恥ずかしいわ」
グリーン「じゃあどうすんの」
レッド「……」
16 = 1 :
レッド「博士のとことか…」
グリーン「じいさんのとこ~?」
レッド「ギリ話せそうな気がする」
グリーン「でも残念なお知らせだ、じいさんは今老人ホームだ」
レッド「なんでそんな大事なこと教えてくれなかったんだよ」
グリーン「なんでって言われてもな…」
エリカ「ただいま帰りましたー」
グリーン「うわっもう帰ってきたのか!?」
グリーン「と、とりあえず隠れろレッド」
レッド「え、なんで?」
グリーン「いいからこっち来い」
17 = 1 :
エリカ「さ、どうぞナツメさん」
ナツメ「おじゃましまーす」
エリカ「すみませんナツメさん、ジムもポケウッドも休みだというのにわざわざ来ていただいて」
ナツメ「もう、だからいいって言ってるでしょ、あなたに頼まれたらいつだって来るわよ」
ナツメ「で、相談ってなんなの?」
エリカ「はい、グリーンさんが私に何か隠し事してるようで…」
ナツメ「隠し事?」
エリカ「そうなんです、今日も会議の後誰かと電話していて、その時は友達と言ってたんですが…」
エリカ「それに今までは気にしないようにしていたのですが毎月私に何も言わず出ていく日があったんです」
ナツメ「私の超能力で見てほしいってわけ?」
エリカ「はい…」
18 = 1 :
ナツメ「うーん…まあ…見れないことはないと思う…」
ナツメ「でも…私が言うのもあれだけどあんまり疑ったりしない方がいいんじゃない?」
エリカ「それはそうですが…」
ガチャ
グリーン「エリカ、ずいぶん帰るの早いな、ナツメも来てるし」
エリカ「グ、グリーンさん!」
グリーン「!?…な、なんだ?」
エリカ「い、いえ、何も」
19 = 1 :
ナツメ「もう直接聞いてみようか?」
エリカ「ちょ…直接ですか!?それはさすがに…」
ナツメ「エリカは最悪の場合のこと考えてるでしょ?それはないから大丈夫よ」
ナツメ「グリーンの頭の中はエリカのことでいっぱいだもん」
グリーン「なんの話してんだ?」
ナツメ「それはエリカが言ってくれるわ」
エリカ「ナ、ナツメさん!私はまだ言うとは…」
ナツメ「私はちょっとお手洗いに」
エリカ「待ってくださいよ!私一人じゃ」
ナツメ「大丈夫大丈夫、そうよねグリーン?」
グリーン「?」
20 = 1 :
ナツメ「相変わらずこの家広いわね」
ナツメ「人の家で迷うなんて…」
ナツメ「こんなときに誰かに会えば教えてもらえるだろうけど会わないし…」
ナツメ「……」
ナツメ「一回戻ってちゃんと場所聞いた方がいいかな」
21 = 1 :
レッド「……」
レッド「……」
レッド「……」
レッド「トイレ行きたくなってきた」
レッド「呼ぶまで出るなってグリーンに言われてたけどもらすよりはいいだろ」ガチャ
ドンッ
ナツメ「いたっ」
レッド「!」
レッド「ご、ごめんなさ…っ」
ナツメ「いえ…私がちゃんと前見てなかっただけで…」
ナツメ「あ…レ…レッド…?」
22 = 1 :
レッド「え…あの…」
レッド「……」
バタンッ カチャッ
ナツメ「ちょっ、レッド!レッドよね!?」
レッド「……」
レッド(だめだ…グリーン以外と話そうとするとなんか詰まるな…)
レッド(俺のこと知ってるみたいだけど知り合いかな…)
レッド(一瞬しか見えなかったけど美人だったな…)
レッド(あんな人一回見たら忘れないと思うんだけどな)
23 = 1 :
エリカ「そういえばお友達と会うと言ってたのにグリーンさんの方が帰るの早かったんですね」
グリーン「ま…まあ、結構急いだからな」
エリカ「たまにはゆっくり自分の時間を楽しんでもいいんですよ」
グリーン「いや、俺にとっては」
ナツメ「エリカ、グリーン!!」
エリカ「まあどうしたんですか、そんなに慌てて」
ナツメ「今…人が…人がいて…!」
グリーン「人なら何人もいるよ、お手伝いさんとかいるんだし」
ナツメ「そうじゃなくて、その…」
エリカ「一度落ち着いてください」
ナツメ「う、うん…」
24 = 1 :
ナツメ「さっき歩いてたら急に前の部屋のドアが開いてレッドが出てきたの」
エリカ「レッドとはあのレッドさんのことですか?」
ナツメ「そう!あのレッド!」
エリカ「レッドさんが…?」
エリカ「どういう思いますか?」
グリーン「俺ちょっと見て来る!」ダダッ
エリカ「グリーンさん!?」
ナツメ「あ、場所わかんないでしょ、私も行くわよ」
エリカ「では私も」
グリーン「い、いや、いいよ俺一人で…俺すごいからどこかわかるよ」
ナツメ「あなたはそんな超能力使えないでしょ、ほらこっちこっち」
25 = 1 :
ナツメ「この部屋」
エリカ「グリーンさんの部屋ですね」
エリカ「では開けてください」
グリーン「え…あ、開けなきゃだめ?」
エリカ「開けないと確かめられないじゃないですか」
ナツメ「もしかしてエリカに見せられないようなものでもあるの?」
グリーン「そういうわけではないけど…」
グリーン「じゃあ…開けるぞ」
ガチャ
26 = 1 :
グリーン「……」キョロキョロ
エリカ「誰もいませんね」
グリーン(レッドのやつうまくどこかに隠れたか、それでいい)
グリーン「ああ、そうだな、ナツメの見間違いだろ」
ナツメ「……」
エリカ「ナツメさん?」
ナツメ「人の気配がする」
グリーン「えっ」
ナツメ「超能力ってのはこういう時に使うものよね」
ナツメ「……」
ナツメ「グリーン、そこのクローゼット開けて」
グリーン「いや、しかし…」
エリカ「開けてください」
グリーン「はい…」
27 = 1 :
カチャ
レッド「よ…よお…」
グリーン「やあ…」
エリカ「最後に見たときからだいぶ成長なさってますけどたしかにレッドさんですね」
レッド「……」
グリーン「とりあえずそこから出ようか」
レッド「わかった…」
レッド「……」
28 = 1 :
エリカ「どうしてレッドさんがこんなところにいるのですか?」
レッド「……」
グリーン「これはその…深いわけがあってだな」
エリカ「?」
エリカ「どういうことですか?」
グリーン「どうするレッド…言っていいのか?」
レッド「……」こく
グリーン「実は…」
29 = 1 :
エリカ「そういうことだったんですか」
エリカ「グリーンさんはレッドさんがいる場所を知ってたのでしたら教えてくれてもよかったじゃないですか」
グリーン「レッドが自分のことは誰にも知られたくないから話さないようにって言ってたからな」
レッド「……」つんつん
グリーン「ん?」
レッド「俺そんなこと言ったっけ?」
グリーン「言ってたからわざわざ隠したんだよ」
レッド「そうか…いや、もう山おりたからいいよ」
グリーン「言われなくてもバレてるだろ」
30 = 1 :
グリーン「こいつがそんなこと言ったせいで月に一回大量の食糧を運ぶのにも苦労したよ」
エリカ「あ、それで月に一度何も言わず出かけてたんですか」
グリーン「エリカに心配かけたのはすまないと思ってる」
エリカ「いえいえ、理由がわかればもういいんですよ」
エリカ「それにしてもお久しぶりですねレッドさん」
エリカ「私のこと覚えてますか?タマムシジムリーダーのエリカです」
レッド「……」こく
エリカ「まあ、うれしいですわ」
31 = 1 :
エリカ「ナツメさんもレッドさんと会うのは久しぶりじゃないんですか?」
ナツメ「ええ…」
エリカ「どうしたんですか?先ほどからあまりしゃべりませんけど」
ナツメ「そう?そ、そんなつもりはないんだけど」
レッド「……」つんつん
グリーン「なんだよ、そのつんつんやめろ」
レッド「あれナツメなのか?なんか全然違うような…」
グリーン「間違いなくお前の知ってるナツメだよ」
レッド「……」
32 = 1 :
エリカ「レッドさんはもう修行終わったんですか?」
レッド「……」つんつん
グリーン「だからやめろって」
レッド「グリーンが今月来なかったし、ちょうどいい機会だと思っておりてきたって伝えて」
グリーン「俺を通すなよ」
レッド「……」
グリーン「わかったよ」
グリーン「俺が今月食料持って行くの忘れててな、こいつもいつまでも山に籠ってるわけにはいかないと思ってたんだろうな」
グリーン「それがちょうどいいと思っておりてきたそうだ」
33 = 1 :
エリカ「レッドさんはこれからどうするんですか?」
レッド「……」つんつん
グリーン「なんていうの?」
レッド「とりあえず住むところと仕事探す」
グリーン「住むところと仕事探すんだってさ」
グリーン「こいつ実家にも帰らない気みたいだからな」
エリカ「お母様には会われないのですか?」
グリーン「親とでもこうなるらしいから帰れねえんだと」
34 :
グリーン超良い奴だな…
35 = 1 :
エリカ「ナツメさんは話すことはないんですか?久しぶりのレッドさんじゃないんですか?」
ナツメ「うん…」
ナツメ「でも、レッドが私のこと覚えてくれてるとは限らないし…」
エリカ「大丈夫ですよ、私のことも覚えてくださってたんですし」
エリカ「レッドさんはナツメさんのこと覚えてますよね?」
ナツメ「エリカッ!?」
レッド「……」こく
エリカ「ほら」
レッド「当然覚えてるって言って」
グリーン「お前らで直接話せよ」
レッド「…緊張する」
グリーン「……」
36 = 1 :
グリーン「当然だってさ」
レッド「すごく大人っぽい美人になったって言って」
グリーン「そんなこと言ったらエリカの方が美人だ!」
レッド「そんなでかい声で言うなよ」
グリーン「ナツメには悪いけど世界で一番の美人はエリカだもん」
エリカ「まあ、そういうことを言うのなら世界で一番かっこいいのはグリーンさんですよ」
グリーン「じゃあさらに加えてエリカは世界一かわいい」
エリカ「それならこちらも加えてグリーンさんは世界一素敵な方です」
グリーン「エリカは~…」
エリカ「グリーンさんは~…」
レッド「……」
ナツメ「……」
37 = 1 :
レッド(なんか全然終わりそうにねえな…)
ナツメ「ね、ねえレッド…」
レッド「……」びくっ
ナツメ「あ、ごっごめん」
レッド「…ナツメ」
ナツメ「ほんとに久しぶりね」
レッド「……」こく
ナツメ「……」
レッド「……」
ナツメ「さっき仕事探すって言ってたけど何かあてはあるの?」
レッド「……」ぶんぶん
38 = 1 :
ナツメ「じゃああなたさえよければなんだけどジムトレーナーやってみない?」
ナツメ「今ちょうど募集してたの」
レッド「……」
ナツメ「あ…でもそれは嫌よね…チャンピオンだったのにただのジムトレーナーになるなんて…」
レッド「…やりたい」
ナツメ「え?い、いいの?」
レッド「……」こく
ナツメ「ありがとう」
レッド「?」
レッド「なんでナツメが礼を言うんだ…」
レッド「礼を言うのは俺なのに…」
39 = 1 :
ナツメ「レッドは今から時間あるの?」
レッド「……」こく
ナツメ「じゃあ今から一緒にジムに来てもらっていい?」
レッド「……」こく
ナツメ「エリカ、私そろそろ帰るね」
エリカ「もう帰るんですか?」
ナツメ「うん、今からやることができたし」
エリカ「そうですか、ではまた」
ナツメ「レッド手を出して」
レッド「?」スッ
ナツメ「テレポート」シュン
グリーン「あれ?レッド連れてかれちゃったよ」
40 :
つづきはよ!
41 :
挑戦者はジムリーダーまで到達できるのか…?
42 :
>>41
運良く当たらなければワンチャン
43 :
ナツメのジムではたらくならエスパーオンリーになるわけだよね?
自前だとエーフィだけしかエスパーいないから、多対1でなんとか行けるんじゃないかな
44 :
さすがに相手のレベルに対して合わせるでしょう。
45 :
ヤマブキジム
レッド「このジムもだいぶ変わったな…」ぼそっ
ナツメ「え?何か言った?」
レッド「……」ぶんぶん
ナツメ「まあいいや、早速だけど本題に入るわね」
ナツメ「一応このジムはエスパー専門だからレッドにもエスパーポケモンを使ってもらうから」
レッド「……」こく
46 = 45 :
ナツメ「ジムトレーナーはリーダーと違って基本的に自分のポケモン使うんだけど、持ってる?」
レッド「……」こく
ナツメ「じゃあ見せてもらえる?」
レッド「……」
ナツメ「どうしたの?」
レッド「ボックス…」
ナツメ「あ、そっか…今のうちに見ておきたいから今から取りに行こうか」
レッド「……」こく
47 = 45 :
ポケモンセンター
レッド「何匹いるの…」
ナツメ「そうね…3匹でいいかな」
レッド「2匹しかいない…」
ナツメ「じゃあ2匹でも」
レッド「引き出せた」
ナツメ「おっけ戻ろうか」
レッド「……」
ナツメ「どうしたの?」
レッド「回復…させてもいい?」
ナツメ「もちろん、そんなことならすぐ言ってくれればいいのに」
48 = 45 :
ナツメ「すいませーん」
ジョーイ「はーい、あっナツメさん、回復ですか?」
ナツメ「はいお願いします」
ジョーイ「それではポケモンをお預かりします」
ナツメ「あ、私じゃなくてこっちの」
ナツメ「ほら、ポケモン回復させるんでしょ」
レッド「……」こく
ジョーイ「あら、ナツメさんの彼氏ですか?」
ナツメ「か…彼氏とかそんなんじゃなくて…!//」ぶんぶん
ナツメ「その…あれ…あれです!と、友達!」
49 = 45 :
レッド「……」スッ
ジョーイ「はーい、お預かりしますね」
ジョーイ「…!」
ジョーイ「このポケモンたちは…」
ナツメ「どうかしたんですか?」
ジョーイ「いろいろと疲労やダメージがかなりたまってますね」
ジョーイ「私はこんなレベルの高いポケモンは見たことないですが、ここまで育てるのにちゃんと休養をとったりしましたか?」
レッド「……」
ジョーイ「傷薬や木の実だけじゃだめですよ」
ジョーイ「ポケモンセンターはトレーナーの方なら無料で使えるんだから、ちゃんと利用してくださいね」
50 = 45 :
ナツメ「ポケモンセンター全然使わなかったの?」
レッド「……」こく
ジョーイ「完全に回復するには丸一日ほどかかりますね」
ナツメ「それじゃあお願いします」
レッド「!」
ナツメ「ずっと戦ってばっかじゃだめだって、一日ぐらいゆっくり休めないと」
レッド「……」こく
ナツメ「明日また来ますね」
レッド「……」つんつん
ナツメ「どうしたの?」
レッド「トイレ行ってくる…」
ナツメ「わかった、ここで待ってるね」
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