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    元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人、それから」

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    401 = 1 :

     



    「ふふっ」ナデナデ

    京太郎「なに?」

    「なんかこうやって京太郎のこと見下ろすの新鮮だなぁって思って」

    京太郎「あぁ……ん?いやあるだろ」

    「えーどんなときよ?」

    京太郎「憧が上になってるとき」

    「はぁ?あたしが上…………っ!!?」

    京太郎「な?」

    「あ、あのときはそんな余裕ないしっ!」

    京太郎「余裕がないほど夢中と」ニヤニヤ

    「っ~~~~/////」ペチペチペチペチ

    京太郎「いたいいたい、はははっ」

    「セ、セクハラだからね!そういうの!」

    京太郎「そうだ、俺も思ったことあるんだけど」

    「へ?」

    402 = 1 :

     
    京太郎「憧ってさ…」

    「なによ…」

    京太郎「腰とかすげー細いのに太ももは割りとムチムチだな」

    「!?」

    ベチン!

    京太郎「いたい!なんで!?褒めてんのに」

    「足が太いって言われて喜ぶ女がどこにいるのよ!」

    京太郎「そういう意味じゃねーって!出るとこ出てて締まるとこ締まってるって言いたかったんだよ」

    「わかるわけないでしょそんなの!」

    「ていうかなんなのさっきから。そんなことしか考えてないわけ?」

    京太郎「おう」

    「……呆れた」

    京太郎「俺はいつだって憧のことしか考えてないよ」

    「……………そうやって言えばあたしが喜ぶと思ったら大間違いだからね」


    京太郎「顔赤くして言っても説得力ないぞ」


    「うっさい…見るなバカ」

    403 = 1 :

    こういうのばっかり筆が進む

    帰省京ちゃん編なんにも書けてない

    405 :

    アコチャーが上の時ってww

    406 :

    しかも雰囲気的に1回だけじゃなさそうだな……
    おつおつ

    407 :

    乙、相変わらず甘くて良いですなー

    >こういうのばっかり筆が進む
    ええんやで、未来の先取りと思えばアリよ

    408 :

    京ちゃんの方です

    409 = 1 :

     



    京太郎「ここに来るのも久しぶりだな」

    京太郎「ルーフトップよ私は帰ってきたー…なんつって」

    京太郎「本日貸切……入っていいんだよな?」

    カランカラン

    京太郎「こんちわ~……」

    まこ「お!いらっしゃ~い」

    京太郎「染谷先輩!お久しぶりっす!」

    「須賀くん、遅かったですね」

    京太郎「おぉ和、もう来てたのか」

    「えぇ、優希も……優希?」

    優希「京太郎……」

    京太郎「………久しぶりだな、優希」

    優希「お、おぅ…元気してたか」

    京太郎「おぅ、おかげさまで」

    優希「そ、そうか……元気ならいいんだ」

    京太郎「………」

    410 = 1 :

     
    「あ、あの……」

    優希「ぅ……」

    京太郎「ったく、なんでそんなよそよそしいんだよ優希!俺も釣られてなんか緊張しちゃうだろっ!!」

    優希「ッ!!し、しかたないだろ!久しぶりすぎてなに話していいか……」

    まこ「なーにをらしくないこと言うとるんじゃ。さっきまで……」

    優希「わー余計なこと言っちゃダメだじぇ!!!」

    京太郎「…………やれやれ」

    「……」ホッ

    京太郎「ところでぶちょ、竹井先輩は?」

    まこ「あれもそろそろ来ると思うんじゃが……」

    「相変わらずマイペースな人ですね」

    優希「竹井先輩にも早く会いたいじょ」

    カランカラーン!!!!

    「!?」

    411 = 1 :

     
    「待たせたわねっ!!」

    「もうみんな揃ってる…わね!」

    まこ「もっと静かに開けんかまったく……みんなおんし待ちじゃ」

    「ふふん、主役は遅れてやってくるのよ」

    まこ「言っとれ……」

    優希「竹井先輩っ!」

    「優希!元気してる?」

    「お久しぶりです竹井先輩」

    「和も。ちょっと大人っぽくなった?」

    「そうですか?先輩もまたキレイになりましたね」

    「そうなのよね~、やっぱりわかっちゃう?」

    京太郎「ご無沙汰してます、先輩」

    「あら須賀くん?いたの」

    京太郎「ちょ…ひでぇな!」

    「うそよウソ、ふふっ」

    京太郎「ったく…変わってませんね」

    412 = 1 :

     
    「須賀くんの方は…なにカッコつけちゃってんのよ、ハットなんてかぶってちゃって」ヒョイ

    京太郎「あ、ちょっと!取らないでくださいよっ!」

    「あらこれ麦わら帽子なの。かわいいわね」

    京太郎「返してくださいよ」

    「かぶってみていい?」

    京太郎「いやほんと返してくださいって」

    「ちょっとくらいいいじゃないのー」

    京太郎「大切なものなんですよ」

    「なーにー?大切って、もしかして彼女からのプレゼントとかー?」

    京太郎「まぁ……そんなようなもんです」

    「あら」

    優希「ッ!」

    「………」

    まこ「ほれ、返してやらんか」

    「は~い……それにしてもなに?もう彼女とか作っちゃってるわけ?」

    京太郎「いいでしょ。なんでそんな悪いことしてるみたいに言うんすか」

    まこ「別に驚くようなことでもないじゃろ。むしろいままでおらんかったことのほうが不思議じゃ」

    「あら、ずいぶん須賀くんのこと買ってたのね。実はまこも須賀くんが……」

    まこ「ないない。京太郎はあれじゃな、弟みたいなもんじゃ」

    「あーそれはわかる。弟って姉の言うことなんでも聞いてくれるのよね」

    まこ「わかっとらんな…」

    413 = 1 :

     
    「ん?そういえば和も知ってるの?須賀くんの彼女」

    「えぇ、そもそもが私が須賀くんに紹介したので」

    優希「………」

    「覚えてませんか?阿知賀の新子憧…インハイの決勝で部長と……」

    「あーあの子!?へぇーふーんへぇー」

    京太郎「なんですかその反応は……」

    「ちょっと意外だなーって」

    京太郎「そうですかね」

    「須賀くんはもっとこう…なんていうの?家庭的な感じの女の子がタイプなんだと思ってたから」

    「ほら、美穂子みたいな。風越のね」

    京太郎「それはまぁ否定しませんけどね。でもほら、好きなタイプと好きになる人は別って言うでしょ」

    京太郎「好きになっちゃったんだからしょうがないっすよ」

    「ふ~ん…」

    優希「……こ、こんなバカ犬に惚れるとは憧ちゃんも趣味が悪いんだな!」

    「優希……」

    414 = 1 :

     
    京太郎「おい優希」

    優希「え?」

    京太郎「俺に対してなら何言ってもいまさら気にしない。でもな…」

    京太郎「あいつのことは悪く言うな」

    優希「ッ!!……ごめん」

    まこ「……ほれ、全員集まったことだしそろそろはじめよう」

    「そうね!まこ、私ビール!」

    まこ「当店ではアルコールは取り扱っておりませーん」

    「えー買ってくればよかったー」



    「優希…」

    優希「……大丈夫、ごめん」



    京太郎「………はぁ」

    京太郎(これでいいんだよな、咲……)

    415 = 1 :

    今日はこんなところで

    続きます

    416 :


    胃が痛い…

    417 :


    後日のどっちが見た京太郎の全行動を知りたがりのアコチャーによって
    全部吐かされるんだろうな

    418 :

    彼女いじられてマジ切れされると引くよね

    419 :

    乙ー
    これはのどっちからこの事を聞いたアコチャーが京ちゃんに説教パターンだね

    420 :


    優希はまーしょうがないよなあ、何だかんだ悔しいだろうし…
    ヒッサは思ったより無頓着な感じで安心

    421 :

    優希とまこの喋り方クソめんどい…

    422 = 1 :

     



    「それにしてもすごいわよね」

    まこ「なんじゃ突然」

    「咲よ、咲。予備選手とはいえ日本代表よ?」

    「部長として鼻が高いわ~」

    「それですけど、本人はぼやいてましたよ」

    「話題作りだって。自分より強い人いるのにって」

    まこ「たしかに、姉妹で代表入りとなれば…」

    「日本の次期エースの姉とゴールデンルーキーの妹だものね。こんなおいしいネタ無いわ」

    京太郎(咲のことを人づてに聞くって新鮮だなぁ)

    優希「咲ちゃんにも会いたかったじぇ~」

    まこ「そうじゃな」

    「テレビではよく見るんだけどね」

    「咲さんも来れなくて残念がってましたよ」

    423 = 1 :

     
    優希「…………、京太郎も咲ちゃんと会ったりしてるのか?」

    京太郎「俺?俺も向こうに行ってしばらくはちょくちょく会ってたけど…」

    京太郎「………」

    「………」

    京太郎「最近は全然だな」

    優希「そうなのか…」

    「あの子なりに須賀くんに気を使ってるんじゃないのー?」

    京太郎「??、どういうことですか?」

    「須賀くんに彼女ができたのを咲は知ってるんでしょ?」

    京太郎「……えぇ」

    「須賀くんに大事な子ができたのに、自分がいつまでも京ちゃん京ちゃんじゃダメって思ったんじゃないかしら」

    京太郎「…………、あれがそんな気を使えるやつですかね~?」

    「もしくは咲にもいい人ができたとか!」

    「残念ながらそれは無さそうですね」

    「なんだつまんなーい」

    京太郎「ははは、は、は………」

    優希「………」

    424 = 1 :

     



    「そういえばこの前、福路さんに会いましたよ」

    「へぇ美穂子に?そっか、あの子もそっちだったわね。元気だった?」

    「向こうにも同じこと聞かれましたよ。竹井先輩は元気ですかって」

    「会ったりしてないんですか?」

    「そうねぇ、もう随分…ていうか清澄以外でいまでも会ったりしてるのってゆみくらいだし」

    まこ「ゆみ……あぁ鶴賀の加治木さんか」

    「そそ。あ、須賀くんそれロン」

    京太郎「うぇぇ!?普通こんなん待ちますか!?絶対安牌だと思ったのに…」

    「そうそう、その反応が見たかったのよ」

    京太郎「……相変わらずいい性格してますね」

    「褒め言葉として受け取っておくわ、ふふん」

    優希「京太郎はまた定位置を死守だな」

    京太郎「うるせー」

    「優希は相変わらず終盤は静かになるわね」

    優希「うぐっ……これでもだいぶスタミナ伸びたんだけど…」

    京太郎「成長が見られないってよー」プススー

    優希「な、なんだとぅ!京太郎に言われたくないじょ!!」

    425 = 1 :

     
    「須賀くん、最近ちゃんと打ってる?」

    京太郎「へ?」

    「この前打ったとき…って言ってももうだいぶ前だけど、そのときよりまた弱くなってない?」

    京太郎「」

    優希「ただでさえ弱いのにまだ弱くなるってどういうことだじぇ」プップー

    京太郎「さ、最近はアプリとかネトマとかくらいでしか……」

    「ダメよー、ちゃんとリアルで打たなきゃ」

    「ていうかそうよ、彼女に教えてもらえばいいじゃない」

    優希「ッ!……」

    「たしかあの子変な癖もなかったし、須賀くんにはいいお手本になると思うわよ?」

    「思えばうちってみんな癖が強い子しかいなかったから、須賀くんは運が悪かったわね」

    優希「なんか軽くディスられてる?」

    「え?それ私も含まれてるんですか?ちょっと心外なんですけど」

    「大丈夫、私も入ってるから。私はちゃんと自覚してるもの」

    まこ「自覚どころかそれを誇っとったじゃろ、おんしは」

    「えへへー」

    まこ「褒めとらんぞ」

    426 = 1 :

     
    京太郎「と言われましても、あいつとは麻雀の話とかほとんどしないんですよね」

    「そうだったんですか」

    京太郎「あぁ、向こうもそういう話してこないし」

    「そう……そんな話をする暇もないくらい乳繰り合ってるのね」

    京太郎「はぁ?」

    まこ「乳繰り合うって……ワードチョイスがおっさんじゃ」

    「あながち間違ってませんけどね」

    「へぇ~」

    京太郎「え、ちょっと待って。そんな風に見られてたの?」

    「ちょっと見てみたくなるじゃない。和、今度それ動画で撮って送ってちょうだい」

    「いいですか?」

    京太郎「ダメに決まってるよね!?」


    優希「…………」

    427 = 1 :

    優希はどれだけ曇らせてもいい

    428 :


    爆発の予感が

    429 :

    忘れてしまいそうになるけど京太郎って和にフラれてるんだよな

    430 :

    更新乙

    優希ェ……気兼ねなくじゃれ合える友人ポジを保ち過ぎたのが裏目ってるよなあ
    強く生きろよ…

    京ちゃんとのどちゃんはお互い割り切ってるしね、まあ大丈夫でしょう

    432 = 1 :

     

    ………


    「はいっ!じゃあみんなまこにお礼っ!」

    「「「「今日はありがとうございましたっ」」」」

    まこ「なんじゃ、いらんわそんなん」

    まこ「お金さえちゃんと置いてってくれればな」

    「ふふっ、好きよまこのそういうところ。今日は…というかいつもありがとね」

    まこ「おんしにそういうこと言われるとこそばゆいわ」

    「えーひっどーい」

    「照れてるんですよ」

    「和は優希のうちに泊まってるんだっけ?」

    「えぇ」

    優希「私たちはうちの親に迎えに来てもらうじぇ」

    まこ「おんしはどうする?タクシー呼ぶか?」

    「大丈夫、私は須賀くんに送ってもらうし」

    京太郎「へ?」

    優希「え……」

    「……」

    「ね?」

    京太郎「………はぁ」

    433 = 1 :

     
    「なーに嫌なわけ?もしかして何か用事があるとか?」

    京太郎「いーえー、相変わらずだなーって思っただけですー」

    「こんな美人を送っていけるチャンス、滅多にないんだからもっと喜びなさいよー」

    京太郎「…………こういうの自分で言っちゃうところがなぁ」

    「ちょっと、マジダメ出しはやめてよ」

    優希「京太郎!送り狼になるんじゃないぞ!犬だけにな!」

    京太郎「!?優希、お前……」

    優希「え…な、なに……」

    京太郎「よくそんな難しい言葉知ってたな……」

    優希「んな!?お、お前ェーーー!!」

    「ふふっ」

    「うーん……須賀くんならいいかなー」

    京太郎「!?」

    優希「えっ……」

    「せ、先輩…?」

    「なーんてね」

    「本気にしちゃった?ねぇねぇ?」

    まこ「はぁ……バカ言っとらんで行くんならはよ行かんか」

    「はーい。それじゃ須賀くん!よろしくねッ!」

    京太郎「はいはい、わかりましたよ」

    434 = 1 :

     



    優希「………」

    まこ「……」

    「優希……」

    優希「終わったなー」

    「……ごめんなさい」

    優希「あはは…なんでのどちゃんが謝るんだ?」

    優希「これは…私が自分で選んだ結末だから……」

    「………」

    優希「ただ……いろいろ聞かせてほしい」

    「わかりました…」

    まこ「……」ナデナデ

    優希「っ!先輩……」

    まこ「またタコスを食べに連れてっちゃる」

    優希「……じゃあ明日」

    まこ「明日?」

    優希「でないと、のどちゃん東京に行っちゃうじぇ」

    まこ「そうか…和もええか?」

    「はい、もちろん」

    435 = 1 :

     




    「あーあんなに笑ったの久しぶりだわー」

    京太郎「やっぱりストレス溜まるんですか?社会人って」

    「そりゃあね~。まぁでも私の場合は麻雀メインでやらせてもらってるから、まだマシなのかもしれないけど」

    京太郎「ふ~ん」

    「ま、気楽な大学生には分かんないでしょうけど」

    京太郎「……すいません」

    「あぁ…ごめんなさい、嫌みみたくなっちゃったわね」

    「ただやっぱりちょっと羨ましいなーって」

    京太郎「部長……」

    「もう部長じゃないってば。何回言わせるのよ」

    京太郎「すいません…こればっかりはどうしても抜けなくて」

    「つまり私はいまでも部長としてしか見られてないのね……」

    京太郎「ぶちょ……竹井先輩?」

    「ねぇ…須賀くん?」

    京太郎「はい?」

    「駅前にホテルあるの知ってる?」

    京太郎「へ?そりゃあ知ってますけど、それが…」


    「いまから行かない?2人で」

    436 = 1 :

     
    京太郎「……………は?」

    「………」ジーッ

    京太郎「な、何言いだすんですか突然……笑えないっすよ…」

    「私ね…須賀くん、あなたのことがずっと……」

    京太郎「っ!?部長……」

    「そう……でも当時の私は部長だったし、他の子たちのこともあったし」

    「それに私は3年で君は1年で……すぐに別々になっちゃう…だから……」

    京太郎「………」

    「でもね、いまの私はもう部長じゃないの。ただの竹井久」

    「だからもう…わがまま言ってもいいでしょ?」

    京太郎「俺には彼女が……」

    「わかってるわ。彼女と別れて私と付き合ってほしいとかじゃないの……」

    「一度だけでいいから……須賀くん、私に思い出をちょうだい?」

    京太郎「っ!………」

    「これからも関係を続けてほしいなんて言わない…」

    「だから…お願い、須賀くん……」

    437 = 1 :

     
    京太郎「……………できません」

    「っ!……」

    京太郎「たしかに俺たちだけの秘密にすれば、憧…あいつが悲しむことはないかもしれない……」

    京太郎「部長が約束を破るとも思いません…俺は部長のこと信頼してますから」

    「なら…」

    京太郎「でも……それでもあいつを裏切ることはできません」

    「………」

    京太郎「俺、あいつの笑った顔が好きなんです」

    京太郎「あいつを裏切ったら、俺はもうあいつの笑顔を真っ直ぐに見られなくなる…」

    京太郎「だから……すいません、部長の気持ちには応えられません」

    「………」

    京太郎「………」

    438 = 1 :

     
    「だから部長じゃないって言ってるでしょー?」

    京太郎「え?あ、すいません、つい…」

    「まぁ、合格かしら」

    京太郎「………は?」

    「須賀くんのことちょっと試してみたくなっちゃって」

    京太郎「はぁ~~??」

    「ほら、優希が送り狼とか言うからちょっといたずら心に火がついちゃって」

    京太郎「あーもう!なんだよ!真面目に答えて損した!!」

    「でも見直したわ。須賀くん偉い!いい男!」

    京太郎「うるさいっすよ!俺ほんとに怒ってますからね!」

    「ごめんなさいってば。ほら、ジュース買ってあげるから」

    京太郎「いりませんよっ!」

    439 = 1 :

     



    「ここでいいわ。うちすぐそこだから」

    京太郎「そっすか」ツーン

    「もう~いつまでプリプリしてんのよー」

    京太郎「誰のせいだよ…じゃあ俺行きますんで」

    「………あーあ、須賀くんとホテル行きたかったなー」

    京太郎「まだ言うか……こっちは真剣に…」

    「へぇ、真剣に悩んでくれたんだ?」ニヤニヤ

    京太郎「……そ、そりゃ先輩みたいな美人に誘われて悩まない男なんていませんよ」

    「っ!」

    京太郎「もし俺がその気になってたらどうするつもりだったんですか」

    「行ってたわよ、もちろん」

    京太郎「………へ?」

    「……」

    京太郎「いやでも、冗談だって……」

    「私、冗談は好きだけどウソは嫌いなの」

    京太郎「え…」

    「ふふっ……それじゃまたね、須賀くん」ヒラヒラー

    京太郎「ぁ……ぶちょ……」


    「ほんと、いい男になっちゃって」




    京太郎「………」

    京太郎「……」

    京太郎「もしもし?」

    京太郎「うん…ちょっと声が聞きたくなって……」

    440 = 1 :

    優希編かと思った?
    残念

    441 = 1 :

    久ちゃん編でしたー


    途中で送信してしまった

    442 :

    久ちゃんかわいいのよー
    おつ

    443 :


    さて心がグラついたことを憧に話すべきか否か

    444 :


    なんとか乗りきったか良かった良かった

    445 :

    汚い、さすがヒッサきたない

    まぁあんな美人に迫られたら一瞬でも考えてしまうのは仕方がない

    446 :

    なんか気が付いたら最初のスレ立ててから2年経ってました
    マジか

    447 = 1 :

     



    京太郎「お、きたきた」

    京太郎「おーいっ」

    「!」

    「京太郎!」



    「ごめんねーこんな朝早くに」

    京太郎「気にすんなって。ホントはバスが着くとこまで行ってやりたかったんだけど…」

    「ここまで迎えに来てくれただけで十分よ、ありがと」

    京太郎「……はやく会いたかったからさ」

    「あたしも、えへへ」

    京太郎「おかえり、憧」

    「うん、ただいま」

    448 = 1 :

     
    京太郎「おし!じゃ行こうぜ!ほらカバン片方」

    「ありがと。じゃあお願い」

    京太郎「あいよっと…憧と手を繋ぐのも1週間ぶりだな」

    「………地元で他の子と手繋いだりしてないでしょうね?」

    京太郎「あのなぁ…」

    「なんてね、ウソウソ」

    京太郎「……俺は、憧を裏切るようなことはしないから」

    「……京太郎?」

    京太郎「……とりあえず朝メシにしようぜ!俺もまだだしさ」

    「え、うん、そうね」

    京太郎「ファミレスでも行くか!」

    449 = 1 :

     


    ◆ ◆ ◆


    京太郎「どうだったよ、久しぶりに帰った地元は」

    「んー…うまく言えないんだけど、やっぱり好きだなーって思った」

    京太郎「ほぅ」

    「久しぶりに友だちにも会えたし…あと家族もね」

    「全部含めて、あたしはあの町が好きなんだなって」

    「離れてみて初めてわかるってやつ?」

    京太郎「お?ホームシックか?」

    「やー、それはないかなー」

    京太郎「ないのか」

    「こっちはこっちで楽しいしね。もちろん一人暮らしって大変なことも多いんだけど…」

    京太郎「ふんふん」

    450 = 1 :

     
    「それになによりね…」

    京太郎「なにより?」

    「あっちには京太郎がいないから」

    京太郎「っ!?」

    「とか言われたら嬉しい?」

    京太郎「お、お前っ…!」

    「あははっ」

    京太郎「嬉しいに決まってるだろ、そんなの……」

    「へ……」

    京太郎「////」

    「……////」


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