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    元スレ京太郎「もし俺が姫松高校に通っていたら」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ・京太郎が大阪出身だったら、という妄想の上で成り立つスレ

    ・基本的に非安価。たまに取るかもしれません。(その時は事前に報告します)

    ・時系列はグチャグチャ。

    ・最近、咲にはまったニワカです。

    ・筆は遅いですが、勘弁を。



    それでもよろしければお付き合いください。



    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1437574775

    3 = 1 :

    俺には一人の幼馴染がいる。


    そいつは傍から見たらちょっと特殊な奴だった。


    周りのみんながヒーローや魔法少女。はたまたスポーツ選手やアイドルに憧れて、真似事や遊びをしている中、一人だけ麻雀という遊びに没頭していた。


    そして、みるみる内に実力をつけて全国区でもその名をとどろかすようになる。


    そんな彼女の妹と一緒に運動をしていた俺だったが、時々つき合わされ、気が付けばそれなりの力を身に着けてしまっていた。


    多分、俺も彼女が言うところの麻雀の魅力に取りつかれてしまったんだと思う。


    同じ小学校、中学、高校と通い、今は麻雀の名門姫松高校に通っている。


    そんな俺と洋榎と――姫松高校麻雀部の日常のひと時。

    4 = 1 :

    『いやー、まさか京太郎が姫松に受かるなんてなー。しかも、うちと同じ推薦で』


    『これでも男子の中なら、まぁまぁの成績を残していたからな』


    『うちらでやると3位かラスばっかやのになー』


    『愛宕家がおかしいんだって』


    『うちはおかんも強いからなぁ。でも、その荒波にもまれたおかげで今の京太郎があるわけや! な?』チラチラ


    『……うん、まぁ、それは感謝してる』


    『せやろー? じゃあ、何か言うことあるんちゃうかー?』 


    『雅恵さん、ありがとう』


    『うちは? え、うちは?』


    そんなやり取りをしたのがもう一年前。


    この全国常連校である姫松に入って二年生になった俺達。


    いつもつるんでいる麻雀部の面子はみんな同じクラスになり、今は目的地へと向かっている途中だった。

    5 = 1 :

    恭子「いやー珍しいこともあるもんやな。こうやって四人が揃うなんてな」


    洋榎「うちは楽でええけどな。京太郎もおるし」


    京太郎「洋榎の相手は面倒くさいからパスで」


    由子「右に同じなのよー」


    洋榎「ひどっ! 恭子―、二人がいじめてくるー」


    恭子「絹ちゃんに慰めてもらい」


    洋榎「お前ら全員嫌いや!!」


    脱兎のごとく走り去っていく洋榎。いつも通りの対応で俺達は放置することに決めた。


    距離はぐんぐんと離れていくが歩みのスピードを変えることなく、進んでいく。

    6 = 1 :

    京太郎「帰りどうする? 今日は終わるの早いだろ?」


    恭子「アイス食べに行かへん? 美味しい店できたらしいで」


    由子「賛成なのよー」


    京太郎「あ、一人、後輩も誘いたいんだけどいいか?」


    恭子「……別にええけど? なに、彼女?」


    京太郎「違う違う。洋榎の妹だよ。幼馴染だから」


    恭子「あ、なんや、洋榎の妹かいな。それやったらはよ言いやー、もう!」


    バシバシと背中をたたいてくる末原。イタイ、いたっ、いてぇよ! 叩きすぎだろ!?
    だが、一瞬冷たくなった態度は一転。元気が溢れ出ていた。


    由子「恭子ちゃん、完全に乙女なのよー」


    京太郎「由子も見てないで助けてくれよ……」


    由子「あ、部室着いたのよー」


    京太郎「お前も本当に遠慮なくなってきたよな……」


    談笑している間に、部室の前まで着いていたらしく由子が扉を開ける。
    見てみると、そこには慰めてもらっている洋榎と眼鏡をかけたおもち少女――絹ちゃんがいた。

    7 = 1 :

    洋榎「あー、絹はうちの癒しやで」


    絹恵「はいはい、お姉ちゃんはええ子やなー」


    洋榎「絹ぅぅぅぅぅぅ!」


    由子「あ、洋榎いた」


    京太郎「お、絹ちゃんも来てたのか」


    絹恵「あ、京にぃ!」


    洋榎「ふごっ!?」


    洋榎を慰めていた絹ちゃんが実の姉をほっぽり出してこちらへと近づいてくる。
    そのまま体重を預けるように飛び込んできた。


    絹恵「京にぃ!」


    京太郎「おー、絹ちゃんは相変わらず元気がいいなー。でも、あっちで姉ちゃんが悲しんでるぞ」

    洋榎は椅子に頭をぶつけた後、患部を手で押さえて床でゴロゴロと転がっていた。
    涙目で『うぅあぁぁ』と声を上げている。


    絹恵「はっ! お姉ちゃん!?」


    洋榎「もうみんな嫌いじゃぁぁぁぁ!!」


    部室中に洋榎の怒りの声が響き渡る。
    なんだかんだで、今日も部活動が始まるのであった。

    8 = 1 :

    愛宕姉妹とは幼馴染という設定です。

    次に京太郎の中学校と高校一年の時の成績をコンマで取りたいと思います。

    9 = 1 :

    中学時

    00~50 インターミドル? なにそれ?

    51~65 インターミドル個人戦ベスト16

    66~75 インターミドル個人戦ベスト8

    76~85 インターミドル個人戦ベスト4

    86~95 インターミドル個人戦 準優勝

    96~99 インターミドル個人戦 優勝

    ゾロ目 インターミドル個人戦 三連覇


    安価下2

    10 :

    うみみゃぁ!

    11 :

    うい

    12 :

    はい

    13 :

    男子の大会でこの様なのか・・・

    14 :

    じゃあ中学時代はハンドボール部でハンドミキサーと呼ばれていたんですね

    15 = 1 :

    続いて高校一年


    00~50 姫松の一部員

    51~65 麻雀部レギュラー(次鋒)

    66~75 インターハイ団体戦(先鋒)・個人戦ベスト16

    76~85 インターハイ団体戦(副将)・個人戦ベスト8

    86~95 インターハイ団体戦(大将)・個人戦ベスト4

    96~99 インターミドル団体戦(中堅)・個人戦 優勝

    ゾロ目 インターハイ団体戦(中堅)・個人戦 準優勝


    安価下2

    17 = 2 :

    安価↓なら

    18 :

    あい

    19 = 14 :

    コンマなんだからいちいち下とか上とか言わなくていいんじゃね知らんけど

    20 = 1 :

    えっと、これは>>17 でいいんですかね?


    21 = 2 :

    米打ち間違えてたよ、
    上の中学時の時が1つ下だったら な感じで打とうと思ってた

    22 :

    ゾロ目やな

    23 :

    ゾロ目の方が価値したなのかよ
    確率的に考えるまぁ妥当か

    24 :

    男子も魔物が沢山いる世代なんだよ(テキトー

    25 :

    須賀京太郎(姫松高校二年生)



    中学時代 

    ハンドボール部所属。麻雀はあくまで趣味程度。だが、地方の大会ではそれなりの結果を残していた為、特待で入学に成功。


    高校時代 

    突然の力の目覚めにより覚醒。一年ながら姫松高校麻雀部・男子部門においてエースとしてインターハイ団体戦準優勝に導く。
    それだけでなく、個人戦でも実力を遺憾なく発揮。高校麻雀界に新風を巻き起こす存在となる。

    26 = 1 :

    というわけで、今日はここまでです。

    ゾロ目は確率を優先させました、ごめんね。

    aaが上手く貼れなかった……


    次は明日の11時くらいから始めます
    それではお休みなさい。

    30 :

    おつおつ

    31 :

    大阪人なのに関西弁じゃないのか

    32 :

    まあ阿知賀だって奈良県なのに標準語だしヘーキヘーキ

    33 :

    シャープシューター菫様【SSS】が弓やで相手を射ぬ彼【須賀京太郎君を射抜くまで負けない】~空間で射抜くのであれば

    須賀京太郎はハンドボール的アタック【物理ツモ】で相手を地べたに這いつくばせる

    ここまで須賀京太郎の超麻雀能力考えた

    白糸台が今年も全国団体戦優勝&全国個人戦優勝後に男女混合交流戦はやりますか?

    35 :


    すさまじい覚醒っぷりだなww
    まあすこやんに比べたらかわいいもんだが

    36 :

    京太郎「お邪魔しまーす」


    洋榎「邪魔するんやったら帰ってー」


    京太郎「はいよーって、なんでやねん!?」


    Uターンした直後、腰をひねり、ツッコミを入れる。表情も理不尽さを出し、手もしっかりスナップを利かせた。玄関で応対した洋榎は『うんうん』と頷くと、廊下を歩いていく。


    そして、リビングへと姿を消した。


    京太郎「……放置プレイかよ……!?」


    絹恵「なに叫んでんの、京にぃ……?」


    ふわぁ、とあくびをして階段を降りてきたのは絹ちゃん。今、起きたみたいで可愛らしい水玉模様のパジャマ姿だった。
    うんっと背を伸ばしているせいで豊かに育った胸がかなり強調される形になっていて、いやはや実に素晴らしい。

    37 = 1 :

    絹恵「ん? なんや、うちをジ~っと見て」


    京太郎「いや、絹ちゃんはよく寝るなぁ……って」


    絹恵「昨日、家でめっちゃ麻雀打って疲れたからなぁ。それでも12時には寝たんやけど」


    となると、今は朝の10時なわけだからもう10時間も睡眠していることになる。寝る子は育つとよく言ったもんだがあながち間違いでもないな……。


    絹恵「それで京にぃはこんな朝からうちに来てどないしたん?」


    京太郎「ああ、今日はここでみんなと麻雀する約束しててさ」


    絹恵「へー、誰が来るん?」


    京太郎「由子に末原。ていうか、聞いてなかったの?」

    38 = 1 :

    絹恵「うん。お姉ちゃん、いっこもそんな事言ってなかったよ? って、そんなんやったらうち、不味いんちゃうん!?」


    京太郎「なにが?」


    絹恵「だって、先輩方が来るのにパジャマ姿のままやで!? 恥ずかしいわ!」


    ??「ほー、絹ちゃんはこんな時間まで寝てるんかー」


    ??「でも、ちょっとサイズが小さいのよー」


    絹恵「それは京にぃが買ってきてくれたお気にいりやから――って先輩!?」


    絹ちゃんの渾身の二度見。さっきから後ろにいたのに眼鏡をかけてないせいで気づいてなかったらしい。
    さらに言うならば二人とも私服で、恭子に関しては髪を下ろして大きな赤リボンまでつけている。わからないのも仕方がないだろう。

    39 = 1 :

    絹恵「すみません、先輩! こんな見苦しい姿お見せして」


    恭子「ええよ、ええよ。可愛いもん見れたし、それに面白いことも聞けたしなぁ」


    末原はニヤニヤと意地の悪い表情をしていた。遊びがいのある玩具に出会った子供みたいに。


    恭子「ちょうどええわ、絹ちゃん。うちとちょっと上でお話しようや。大丈夫、怖くない。すぐ終わる」


    絹恵「で、でもうち着がえへんといかんし」


    恭子「それも手伝ったるがな。ほな行こうか」

    40 = 1 :

    絹恵「あー、京にぃ! 真瀬先輩助けてー!!」


    ずるずると引っ張られる形で絹ちゃんは末原に連行されてしまう。
    助けを求めるもどっちにしろ着替えないといけないわけだし、ああなった末原は止められない。ごめん、ごめんよ!


    京太郎「絹ちゃんの骨は必ず拾うから……!」


    由子「あなたの犠牲は無駄にしない……! ……のよー」


    絹恵「そんなぁぁぁあ」


    俺と由子は涙をぬぐう(フリをする)とリビングへと入っていく。
    そこには見慣れた景色があり、テーブルには四つの席が用意されていた。


    もうすでに山が積み上げられていて、どっしりとやる気満々の洋榎が座っている。

    41 :

    姫松は可愛い

    42 = 1 :

    洋榎「遅いわ、三人とも! ってあれ? 恭子は?」


    由子「絹ちゃんと楽しい楽しい話し合いなのよー」


    洋榎「あっ」


    それだけで何かを察したらしい。さっきの末原に負けないくらいの笑みを浮かべた洋榎が肘で脇腹を小突いてくる。


    洋榎「なんやモテる男は辛いの~」


    京太郎「俺には洋榎がいるから関係ないけどな」


    洋榎「なにゃっ!?」


    一気に頬を髪色のように真っ赤にさせる洋榎。あたふたする様子はえらく可愛い。
    洋榎はみんなのムードメーカーだ。体を張ったギャグをして、笑いを取って、人気者になる。

    そのせいか告白と言うものをされたことがない。愛宕姉妹の面白い方と呼ばれる始末。

    だから、こんな冗談には弱い。

    43 = 1 :

    洋榎「な、なんや急に……。う、うちも別に京太郎のことき、嫌いじゃ――」


    京太郎「冗談だ。俺も嫁にもらうなら絹ちゃんがいいし」


    洋榎「おう、はよ卓つけや。速攻でとばしたる!」


    由子「洋榎ってば燃えてるのよー」


    由子はクスリとお嬢様らしい笑みを浮かべて、俺の対面に座る。
    となれば、自然と空く一つの席。恭子と絹ちゃんはまだ下りてくる気配はない。


    京太郎「どうする? 三麻?」


    洋榎「なんでもええわ。とりあえず、京太郎。お前だけは絶対にヤる」


    それが決闘の合図。ツモり、切って、ツモリ、切る。

    44 = 1 :

    京太郎「ふ……この俺に勝てるのかな?」トン


    洋榎「おーおー、偉そうになりよって。去年、インターハイでいい結果出したからって調子のりくさりやがって」トン


    京太郎「実力だよ、実力。いやー、あれ以来、俺も忙しくなっちゃってさー」トン


    洋榎「私にトばされまくってたやつが何いうとんねん」トン


    由子「あ、それロンなのよー」


    洋榎「由子、貴様―!!」


    由子「あっはっは、集中してない方が悪いのよー」


    由子は実に満足気だった。してやったり、という顔をしている。

    45 = 1 :

    京太郎「洋榎は弱いなー」


    洋榎「なにわろとんねん! い、今のはあれやし? わざと差し込んだだけやから! ハンデや、ハンデ!」


    京太郎「へー、そうかい。なら、俺も次に由子に振り込んでやるよ。弱い子にはハンデがないとなぁ?」


    洋榎「そんならうちはもう一回、由子に振り込む!」


    京太郎「なら、俺三回!」


    洋榎「うち四回!」


    由子「……二人とも、流石に私もキレるのよ……」


    京・洋『ひっ!?』


    由子ちゃん、怖い。去年の女子インハイチャンプくらいに怖い。


    そんな感じで打ち進めていると楽しい会話を終えた二人が下りてきた。

    46 = 1 :

    恭子「お、もう始めとるんか?」


    絹恵「京にぃは共有財産共有財産共有財産共有財産共有財産共有財産……」ブツブツ


    洋榎「……うちの妹が壊れてるのは気のせいか?」


    恭子「気のせいやで。それよりも次はうちも混ぜてーな」


    京太郎「あ、なら、ついでだし俺も変わろうか、絹ちゃん?」


    絹恵「ううん、京にぃはみんなのものやから座ってて」


    洋榎「やっぱりおかしくなってるって! 斜め45度チョップ!」


    絹恵「いたっ!? ……って、あれ? うちは……さっき起きて、いつ着替えたんやろ? あ、先輩方、こんにちは」

    47 = 28 :

    絹ちゃん……

    48 :

    恭子「こんにちは、絹ちゃん。それよりちょっとうちとお話」


    洋榎「もうえーよ、その流れ! それより絹! 由子と変わって入り! 一緒に京太郎潰すで!」


    絹恵「ええっ!? どないしたん、お姉ちゃん!?」


    洋榎「こいつ、さっきうちに冗談半分で告白してきたんや!」


    絹恵「それはこらしめなあかんなぁ。姉妹の絆、見せたろうか!」


    洋榎「それで嫁にもらうなら絹がええとかぬかしよったんや!」


    絹恵「ごめん、お姉ちゃん。うちは京にぃの味方やわ」


    洋榎「絹ぅぅぅ!?」


    恭子「安心せい、洋榎。うちが混ざったるわ」


    絹恵「よし……これで二対二のタッグ戦や。絶対に負けへん! うちと京にぃの明るい将来のためにも!」


    京太郎「はっ!? 絹ちゃん、なんで腕組んで……ちょっ、洋榎も末原もなんで鋭い目をしてんの!? 怖え!! 怖えよ!?」


    洋・恭・絹『この勝負、絶対にうちらが勝つ!!』


    かくして、俺の未来(?)が掛かった半荘が始まった。














    由子「全く意味がわからんのよー」

    49 :

    みんなかわいいのよー

    50 = 1 :

    みなさん、ありがとうなのよー。

    短いの、もう一個投下するのよー。


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