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    元スレ京太郎「偶然が重なって運命の人、それから」

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    701 :

    変な時間に目が覚めた

    702 = 1 :

     


    京太郎(いまごろ憧は和といいモン食ってんだろうな~うらやまし)

    京太郎「………」

    京太郎(下着はもう買ったのかな…)

    京太郎「…………」

    京太郎「デヘヘ……」

    「須賀くん?」

    京太郎「はっ!?え?あっ!桧森先輩!」

    誓子「や」

    京太郎「ち、ちわっす!」

    誓子「道端で立ち止まって、なにニヤニヤしてるの」

    京太郎「え、えっと……ニヤニヤしてましたか?俺」

    誓子「ニヤニヤっていうかニタニタかな?」

    京太郎「それもう完全に不審者じゃないですか」

    誓子「あえてストレートには言わないでいてあげたのに」

    京太郎「ぐはっ」

    誓子「知ってる人じゃなかったら避けてたわね」

    京太郎「ぐへぇ」

    703 = 1 :

     





    京太郎「へぇ、先輩ってJ大なんすか。頭いいんですね」

    誓子「それなら須賀くんの方が、Xでしょ?うちより上じゃない」

    京太郎「いやー俺なんてぎりぎり引っかかったようなもんですから」

    京太郎「模試とかでも最後までB判定でしたし、ほんと運が良かったとしか……」

    誓子「そういえば須賀くんって出身はどこなの?いま一人暮らしなんだよね?」

    京太郎「俺は長野の出身です。長野の下の方の、何も無い片田舎」

    誓子「へー、ていうかそんなに卑下しなくても」

    京太郎「いやほんとなんにも無いですから、観光名所みたいなもんも無いですし。先輩はどこなんですか?」

    誓子「私?私は…どこでしょう?」

    京太郎「いきなりクイズっすか。うーん……あ、意表をついて実は東京出身とか!」

    誓子「ブー。そんなひっかけしないわよ」

    京太郎「ヒントくださいよヒント」

    誓子「ヒント?そうだなぁ…長野より全然遠いよ」

    京太郎「長野より遠い……じゃあ、秋田!」

    誓子「ハズレー、なんで秋田?」

    704 = 1 :

     
    京太郎「先輩色白いし、秋田美人的なアレで」

    誓子「き、君はまたそういう……///」

    京太郎「秋田じゃないとなると……う~む」

    誓子「………、方角は合ってるよ」

    京太郎「東京より北ですか。北海道とか?」

    誓子「お!正解っ」

    京太郎「おぉ、やったぜ。北海道っていうと札幌とかですか?」

    誓子「いやいやそんな街じゃないよ、もっと田舎。牧場とかが普通にあるくらい」

    京太郎「へぇ、牧場とか北海道っぽいっすね。あっ、じゃあ先輩のうちもそういう感じの?」

    誓子「うぅん。うちはねー、教会なの」

    京太郎「教会っ!?」

    誓子「あはは、いいリアクション」

    京太郎「あっ、あーそっか!J大ってあれですもんね、ミッション系ってやつ」

    誓子「私は高校もそういう感じのところだったから推薦の枠があってね、使わせてもらいました」

    京太郎「はー…先輩は生まれも育ちも生粋のキリスト教徒なんですね」

    誓子「そうだよー。いまもほら、ちゃんと十字架とか持ってるんだから」チャラン

    京太郎「おぉ!すげぇ!」








    「ん?あれ京太郎…やんな」

    「誰やあの女……?」

    705 = 1 :

     





    京太郎「おはようございまーす」

    誓子「おはようございます」

    店長「おーぅ。なんだー?今日は同伴出勤かー?」

    京太郎「同伴…?」

    誓子「あんまりそういうこと言うと怒りますからね」

    店長「わはは、悪い悪い」

    京太郎「??」

    店長「しかしお前らそうやって並んでるとアレだな、ほんとに姉弟みたいだな」

    誓子「へっ?」

    京太郎「はい?」

    店長「二人ともタッパあるし、雰囲気もなんとなく似てるし」

    誓子「姉弟、ですか?」

    706 = 1 :

     
    店長「なんだ?カップルのほうがよかったか?」

    誓子「そんなこと言ってないでしょ、もう」

    京太郎「誓子姉さん!」

    誓子「はぁ~……」ヤレヤレ

    誓子「バカなこと言ってないで、須賀くんもはやく準備しなさい」

    ガチャ、バタン…

    京太郎「…………怒られちゃったじゃないですか」

    店長「いや、あいつが前に自分で言ってたんだぞ?」

    京太郎「何をですか?」

    店長「お前のこと。なんか弟ができた気分って」

    京太郎「!!」

    店長「ちなみに私にはお前らが大型犬と飼い主に見えることがある」

    京太郎「はぁ?」

    店長「もちろん誓子が飼い主な。お前はそうだな、ゴールデンレトリバーみたいな?」

    京太郎「犬とか久しぶりに言われましたよ」

    店長「えっ……お前いったいどんな過去が……」

    707 = 1 :

    今日はここまでで


    もう700か…このスレのうちに終わるかな…

    708 :

    後700スレ続けてええんやで

    709 :

    1スレに1年としてもあと700年楽しめるのか頑張れ

    710 :


    チカセンを退けてもまた次のライバルが待機していそうだからまだまだ続くに違いない

    711 :


    この手のほのぼのするのは希少だから続けてほしいよね

    712 :

    選挙行ってきました
    めっちゃ濡れました
    ってことで台風ネタ↓

    713 = 1 :

     



    ピンポーン

    「はーいっ」

    ガチャ

    「うわービチョビチョじゃない」

    京太郎「は、はやく中入れてくれっ」

    「はやく入って入って」

    京太郎「うへー……」

    「上着脱いで、干しとくから」

    京太郎「はいはい」

    「いまタオル持ってくるわね」

    京太郎「わりー、頼む」

    「ほら、拭いたげるから座って」

    京太郎「おお、サンキュー」

    714 = 1 :

     
    ゴシゴシ

    「そんなにすごいんだ。音は聞こえてたけど」

    京太郎「雨もだけど風がやべーよ。傘意味ねーもん」

    「はい、おしまい」

    京太郎「ふ~…ありがとな」

    「いーえー。こっちこそありがとね、こんな中わざわざ来てくれて」

    京太郎「俺がいればもう怖くないだろ?」

    「別に怖くはないけど」

    京太郎「えー?電話で不安って言ってたからこの暴風雨の中わざわざ来たのに」

    「怖いと不安は別でしょ。こういう台風とか非日常ってなんか不安になるじゃない」

    京太郎「え?テンション上がんね?」

    「子どもか」

    京太郎「男はいくつになっても少年の心を忘れないんだよ」

    「はいはい」

    715 = 1 :

     

    ………


    ゴォォォォ

    「なんか……また強くなってきた?」

    京太郎「大丈夫、俺がいるから怖くないって」ギュッ

    「だから……いいわ、もう」

    ♪~~

    「あ、お風呂……どうする京太郎、先入る?濡れちゃったし」

    京太郎「あー……いいや、いつも通り憧が先入れよ」

    「そう?じゃあ遠慮なく。ちょっと行ってくるわね」

    京太郎「いってら~」


    グォォォォォ

    京太郎「にしても……マジですげーな」

    京太郎「明日の朝には行っちゃってるんだよな?」

    京太郎「休講になる程度に居座ってくんねぇかな、そしたら明日は1日中……」

    ガチャリ…

    京太郎「お?」

    716 = 1 :

     
    「ね、京太郎」

    京太郎「どうした?」

    「久しぶりにね、その……お風呂、一緒に入んない?」

    京太郎「へ?」

    「あ、京太郎が嫌ならいいんだけど……」

    京太郎「いや!嫌じゃないっ、けど……あっ、あーなるほど」

    「京太郎?」

    京太郎「なんだかんだ言ってたけど、やっぱり怖いんじゃないかー」

    「べ、別に怖いわけじゃないわよ!」

    京太郎「いいっていいって、いまさら隠さなくて」

    「だからー」

    京太郎「だって憧が一緒に風呂入ろうっていうの、決まってホラーの映画とか心霊特集みたいなの見たあとだし」

    「そ、それはその…そこに関しては認めるけどっ!……けど今日は違うしっ!」

    京太郎「はははっ、わかったわかった。なぁ、憧」

    「な、なによ?」

    京太郎「怖いとかそういうこと考える暇、無くしてやるから」

    「へ?……あっ/////」

    京太郎「なんならいますぐここででもいいぞ?」

    「っ~~~/////あ、あたし先に入ってるから!京太郎もはやく来なさいよね!」

    京太郎「おう、すぐ行く」

    717 = 1 :

    次の日休講にならなかったけど自主休講になったって




    正直スレ立てる前に考えてたやつの8割くらいはもう消化してるんだよねーこれ

    718 :


    一人暮らしのバスは多分狭くてヤりにくいだろうから次は松実館か杏果さんとこの旅館の貸し切り温泉か何かでヤろう

    719 :

    某50歳が全裸で雨の中立ち尽くしたあの露天風呂か

    720 :


    二人とも盛ってますねえ

    721 :

    またちょっと小ネタ

    722 = 1 :

     




    京太郎「ところで憧さんや」

    「ん?なに?」

    京太郎「昨日の部のパーティーでイイモノをもらえたらしいじゃないか」

    「え?……あー……」

    「誰に聞いたの?」

    京太郎「泉が。憧がビンゴで俺が喜ぶものをゲットしたとかなんとか」

    「あーもう余計なことを?…」

    京太郎「で、何をもらえたんだ?」

    「う~ん……」

    京太郎「さぁさぁ!」

    「あーもう!わかったわよ!ちょっと待って」

    京太郎「はいよ」

    ガサゴソ…
     

    723 = 1 :

     
    「………これ」

    京太郎「水着?」

    「メイド水着、だって」

    京太郎「ほぇ~」

    「ほんとこれどうしよ…」

    京太郎「着てよ」

    「へ?」

    京太郎「着てみろって。せっかくもらったんだしさ」

    「えー?」

    京太郎「つーか憧がそれ着たとこ見たい」

    「………最初からそう言いなさいよね、まったく」

    京太郎「きっと似合うだろうな~かわいいだろうな~」

    「もう……わかったから、ちょっと待ってて」

    京太郎「ひゃっほぃ!憧ちゃん愛してる!」

    「はいはい、あたしもよ」

    724 = 1 :

     




    「ど、どう?」

    京太郎「おぉ!似合ってるぞ!」

    「………ほんと?」

    京太郎「あぁ!めっちゃかわいい超かわいい!」

    「えへへ……お、おかえりなさいませッご主人サマっ」

    京太郎「っ!!」

    「なんちゃって////」

    京太郎「………」

    「京太郎?」

    京太郎「違うだろ」

    「へ?」

    京太郎「憧はいまメイドなんだから」

    「あー……えっと、ご主人さま?」

    京太郎「ごめんもう無理我慢できねぇ」

    ガバッ

    「きゃっ!?ちょっと待って……待ってってば!!」

    725 = 1 :

     
    京太郎「なに?」

    「ちょっと放して」

    京太郎「やだ。なんで?」

    「いいから」

    京太郎「むぅ……」

    「ふぅ……あのね?」

    京太郎「……なに?」ムスッ

    「もう、拗ねないでよ。イイことしてあげるから」

    京太郎「え?」

    「その、あたしは今メイドなんでしょ?」

    京太郎「そうだな。タメ口だけど」

    「細かいことは置いといて。あたしは今メイドなんだから……」

    京太郎「だから?」

    「………コホン」

    京太郎「憧?」

    「あ、あたしがご主人さまのことを気持ちよくして差し上げますねっ////」

    京太郎「へ?……あぁっ」

    726 = 1 :

    ムラムラしてやった

    727 :

    反省はいらない乙

    729 :

    Vitaのメイドアコチャーすばらだったね

    730 :


    げっろ(吐糖

    731 :

    目の前で憧ちゃんにリー棒挟まれたりしたら
    もう我慢なんか出来るはずないよね

    732 :

    久しぶりに本編

    733 = 1 :

     


    ガチャリ
    「おはようごさいます」

    「あ、原村!」

    「二条さん、おはようございます」

    「ひとり?憧は一緒とちゃうの?」

    「いえ、見ての通り一人です。憧に何か用ですか?」

    「いやちょうどええわ。憧がおらんほうが」

    「はぁ……??」

    「実は一昨日、土曜に私、京太郎を見かけたんやけども……」

    「須賀くんを」

    「そのとき京太郎、女と一緒に歩いとって」

    「勘違いでしょうね」ピシャン

    「えぇ!?でも……」

    「二条さんは須賀くんが浮気してるって言いたいわけでしょう?」

    「いやいや!してるっていうか、その……」

    734 = 1 :

     
    「どうせまたなにかしら人助けでもしてたんじゃないですか?」

    「でもえらい仲良さそうやったし…」

    「須賀くんは誰にでも基本的にそんな感じじゃないですか」

    「そもそもですよ?須賀くんが浮気なんてすると思いますか?」

    「ぅ…それはそうなんやけど、でも二人で並んで歩いて……」

    「なーに話してんの?」

    「げっ…憧…」

    「げっ…ってなによ」

    「二条さんが須賀くんが浮気してるとか言うんですよ」

    「え……」

    「ちょっ!原村っ!?」

    735 = 1 :

     
    「………どういうこと?」

    「二条さんが一昨日…でしたっけ?」

    「う、うん」

    「その日に須賀くんが女性と二人で歩いてるのを見かけたらしいです」

    「一昨日……」

    「どうせ見間違いか勘違いだって言ってるんですけど、二条さんはどうしても須賀くんが浮気してることにしてるみたいで……」ヤレヤレ

    「そこまでは言うてへんやろ!」

    「京太郎その日はバイトだって……あっ」

    「憧?」

    「そういえばその前の日、泊まらないで帰ろうとしてた……」

    「…………」

    736 = 1 :

    ちょっと忙しくて全然書けてないです
    とりあえずできた分投下しときます
    ゼルダ超たのちぃ

    737 :


    和からの信頼厚すぎww

    738 :



    不穏な展開?
    いえいえ、雨降って地固まる的な展開です

    739 :

    ちょっとだけ

    740 = 1 :

     


    部活終わり


    「………」ズモモモ…

    「あー…憧さん?」

    「はぁ……」ヤレヤレ

    「や、やっぱり私の勘違いだったかも…」

    「でも女の人と一緒にいたの見たんでしょ」

    「それはまぁ……あ!もしかしたら京太郎のお姉ちゃんとかが東京に遊びに…」

    「京太郎ひとりっ子」

    「さいですか…」

    「別に手を繋いでたとか腕を組んでたとかじゃなかったんでしょう?」

    「へ?あぁ、うん!全然、一緒に歩いとるだけやった」

    「ほら、考えすぎですって」

    「でもォ………」ズーン

    「チッ……」イラッ

    741 = 1 :

     
    「そんなに気になるんなら直接須賀くんに聞くしかないですね」

    「一人で悩んだって悪い方にしか向かないですよ。憧は特にそういうところがありますし」

    「………、他人事だと思って簡単に言わないでよね」

    「………は?」ピキッ

    「原村…?」

    「そうですね!所詮私は他人ですから、これ以上口出しするのはやめます」

    「……なによ、その言い方」

    「………ふん」

    「ちょ…二人ともやめーや。なんでここでケンカ始まんの」

    「恋人ならもう少し彼のことを信じてあげたほうがいいんじゃないですか」

    「!!」

    「行きましょう、二条さん」スタスタ

    「え?あ……憧、ごめん」

    チョ…マッテッテー


    「………」

    「そんなこと……」

    「そんなこと言われなくてもわかってるってば……」

    742 = 1 :

    ちょっとだけでした

    743 :


    アコチャーは相変わらずめんどくさいなあ(生暖目

    744 :

    面倒なのは独占欲の裏返しだからね、仕方ないね

    これが仮にのどっちの場合、淡々と論理的に追求されそう

    745 :


    予備知識がなければチカセンは京太郎の姉に見えなくもない

    746 :

    昨日やろうと思ったら寝ちゃった
    寒いと眠いよね

    747 = 1 :

     


    ◆ ◆ ◆


    京太郎「お疲れさまでしたー」


    京太郎「んーっ…」ノビー

    京太郎「やっぱり月曜はお客さんが少ないんだなー」

    京太郎「さ、とっとと着替えて帰るぜー……ん?スマホ光ってる…」


    『バイト終わったら電話して』


    京太郎「なんだァ?」

    748 = 1 :

     





    prrr……

    「」ピクッ

    prrr……

    「京太郎……」

    prrr……

    「………」

    prr…

    「………もしもし」

    京太郎『もしもしー。なんかしてた?』

    「え?うぅん…別に」

    京太郎『あ、そう。いや、なかなか出なかったからさ』

    「ごめんね」

    京太郎『いえいえ。で、なに?どうしたのよ』

    「あ、うん……えっとね……」

    京太郎『??……憧?』

    749 = 1 :

     
    「…………」

    京太郎『…………』

    「…………」

    京太郎『…………』

    「………お、お仕事お疲れさまって言いたくって!」

    京太郎『憧』

    「な、なに?」

    京太郎『なにがあった』

    「……なにも、ないわよ」

    京太郎『ウソつけ』

    「ほんとになんでもないから!だから気にしないでっ」

    京太郎『はぁ~………あーもうっ!』

    「っ!」ビクッ

    京太郎『家にいるんだよな?』

    「え?」

    750 = 1 :

     
    京太郎『いま、家にいるんだよな?』

    「う、うん……」

    京太郎『いまから行く』

    「え……えぇ!?」

    京太郎『なんでもないって言われて俺が納得すると思ったか?』

    「それは……」

    京太郎『直接会えば逃げられないだろ』

    「別に逃げたりなんか……」

    京太郎『ついさっき誤魔化そうとしたやつが何言ってやがる』

    「ぅ……」

    京太郎『ともかくだ、いまから行くから』

    「…………」

    京太郎『いいな?』

    「……わかった、待ってる」


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