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    元スレ京太郎「牌のおねえさんフォーエバー」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ・プロになった京太郎が主人公という前提で書かれているSS
    ・麻雀描写はない
    ・安価も基本的にない
    ・地の文があったりなかったりする
    ・恋愛?的描写はある
    ・はやりんは世界一かわいいよ

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1391006968

    2 = 1 :

    ――女雀士は、強ければ強いほど、婚期を逃す。そういうジンクスがある。

    国内無敗のアラフォーしかり、阿知賀のレジェンドしかり、一定以上の強さを持つ彼女たちの隣に男の影はない。

    千里山女子高校の麻雀部監督のように家庭持ちの強豪女雀士も存在するが、彼女のような雀士は例外であり、少数派である。

    故に、プロの女雀士はおおよそ三種類に分類される。
    諦めずに出会いを探すもの、完全に捨てているもの、iPS細胞に全てを賭けるもの。

    一部で「嶺上マシーン」だの「魔王」だのと呼ばれている幼馴染の将来が心配でしょうがない。


    京太郎「……はぁ」

    ……俺は、舐めていたのである。飢えた狼の恐ろしさというものを。喉元に喰らいついて人生の墓場まで引き摺り落とす、彼女たちの貪欲さを。

    3 = 1 :

    旅館の一室。裸の男女。漂う異臭。シーツの赤いシミ。乱れた格好。丸められたティッシュ。

    誰かに見られたら逆転サヨナラ満塁ホームランでハネムーンまでカッ飛ばされる状況。

    どう見ても事後です、本当にありがとうございました。

    京太郎「……はぁ」

    京太郎「……ヤッちまったなぁ、俺」

    溜息を吐いて、視線を板張りの天井から隣に移す。

    そこには決してテレビでは見ることの出来ないすっぴんの寝顔――牌のおねえさんこと瑞原はやり(3×)が、俺の腕に抱きついて幸せそうに寝息を立てていた。

    4 :

    年齢にもかかわらず可愛らしい童顔、立派なおもち、有名人、高収入。
    これだけの要素を揃えて置きながら何故、今まで嫁の貰い手がいなかったんだろう。

    はやり「……うえへへへぇ~☆」

    半開きの口からヨダレを垂らす寝顔は絶対にオンエアできないだろうなぁ、と。
    半ば現実逃避的にそんなことを考えていた

    5 :

    年齢がきっついな

    6 = 1 :

    ダラしない寝顔ではあるが、それでも可愛く見えてしまうのは男の煩悩がそうさせているのか。
    正直、この人が「四捨五入すれば40」と呼ばれる年齢だとは信じられない。
    肌のハリとかまだまだあるし、ほっぺたは指でつついてても飽きないし。

    はやり「…んっ…」

    指先でモチモチ感を楽しんでいると、ピクりと瞼が震えた。
    起こしてしまったか? と思ったがニヘラと頬を緩ませただけで目を覚ますことはなかった。

    はやり「んぅ~……はやりはぁ…まだまだかなって…☆……」

    京太郎「やめてくださいしんでしまいます」

    寝言ではあるが、昨夜あれだけ致したというのにまだまだイケるらしい彼女に戦慄した。
    くりっとしたまん丸な瞳の奥には野獣の眼光が潜んでいるということを忘れてはいけない。

    8 = 1 :

    京太郎「というか、そろそろ起きないt……っ」

    枕元に置いた携帯に表示された時間を見て、起き上がろうとするが、腰の痛みに中断された。

    このトシまで拗らせていただけあって、彼女のパワーは相当なものだった。
    色々と吸い取られた気がする、主に若さとか。

    京太郎「……体もダルいし、今日は仕事にならんよなぁ」

    日頃から働き過ぎだの、雑用までやる必要はないだの、付き人を雇えだのと色々と言われていたし、今日ぐらいは休ませてもらってもバチはあたらないだろう。
    腕に絡みついたはやりの指を一本一本丁寧に解き、ノソノソと布団から出る。

    「んぅ……」と、少しだけ悲しそうに身じろぎした彼女の寝顔と、揺れるおもちに再びベッドインしたくなる誘惑に駆られたが仕事がある以上はそういうわけにもいかない。

    9 = 1 :

    携帯を開き電話帳から連絡先に繋げる。

    数秒のコールの後、いつもの聞きなれた声がスピーカーから聞こえてきた。

    『……ん、おはよう…?』

    少しだけ眠そうな声音は仕事用のものではなく、身内だけに向けられた柔らかいものだ。

    10 = 1 :

    体調が優れないので休むということを伝えると「私も休む」「そっち行くから鍵あけてて」と言われたが、今いる場所が自宅ではないことと、そこまで気を使われるとかえって辛いということをやんわり伝えるとスゴスゴと引き下がった。
    少しだけ慌てた口調はこっちのことを心配していることが伝わってきて、胸が熱くなった。


    ……休みの原因が情事だと知られたら、どうなることやら。
    その光景を想像するとキュッと体が縮んd「えい☆」

    11 = 1 :

    ボフッ


    背中に押し付けられるおもちの感覚。
    それを堪能する間もなく腰に腕を回され、布団へと引き戻された。

    京太郎「……おはよう、ございます」

    はやり「んー?」

    布団に埋もれながらとりあえず挨拶をすると、目を閉じて唇を突き出された。
    ……ええと、これは、アレか。おはようのチューとやらか。いやまさか、いくらはやりんと言えどもいい年した大人がそんな――

    はやり「んっ!!」
    京太郎「ふぐぅっ」

    突然のことに固まっていると、どうやら待ちきれなくなったらしく彼女の方から迫ってきた。
    ガッチリと頬を固定して、逃げ道をふさぐことも忘れていない。


    ……なんで行き遅れてたんだよ、アンタ。

    12 = 1 :

    数分たって満足した頃に解放される。
    俺の呆れた視線も意に介さず、こちらの口を堪能した舌で唇をペロリと拭った。
    溜息を吐くと、年齢に似合わない仕草でパチリ☆とイタズラっぽくウィンクを返された。

    はやり「ダメだぞ京くんっ 女の子はいつだって眠れるお姫様なんだから☆」

    はやり「ちゃんとわかってくれないと☆」

    このプロキツい。
    お姫様ならせめてヨダレの跡は拭けとか、そんなこと言ってるから牌のおねえさん(28と××ヶ月)とか言われるんだ、とか言いたいことはあったが、とりあえず

    13 = 1 :

    はやり「あんっ♪」

    その立派なおもちに、しゃぶりつくことにした。

    14 = 1 :

    とりあえずプロローグ的なもの終了
    いったん中断します

    16 :

    はやりんは好きだから期待

    17 :

    京ちゃんが高卒でプロ入りじゃないと
    はやりんの年齢が大変なことになるぞwww

    18 :

    >>17
    四捨五入で40に到達する時点で
    どう頑張って低く見積もろうにもヤバさしかないんだよなぁ…(奮え声

    19 :

    二次元だしへーきへーき

    21 :

    女性の性欲のピークは30代後半という…

    22 :

    本編から七年後とするとはやりん35歳で京太郎大卒プロが成立するからそれっぽい

    23 :

    乙、期待
    流石に三十後半で出産は……

    24 :

    俺の彼(3X)と幼馴染が修羅場なんだが

    これでいこう(提案)

    25 :

    >>24
    (仕事)の顔と中(身内)への顔があることを考えると電話の相手は照の可能性もある

    26 :

    IPS細胞が誠意研究されてる世界なんだ。高翌齢出産だって問題ないんだろうな(適当)

    27 :

    IPSよりもよさそうなSTAP細胞がきたで

    28 :

    STAP細胞はまだまだこれから iPS細胞は網膜とかなら実用段階に近い

    29 :

    のどっちがSTAPネタでもう一回やらない限りSS界隈ではそんなネタにされないだろうね

    30 = 28 :

    やったらやったで医療かじってる人らがイライラしそう

    31 :

    細けえことは(ry

    乙です
    アラフォー勢のssもっと流行らせコラ!

    32 :

    俺はこういう京はやを待っていた

    33 :

    この年の女の人ってすごいねっとりしたエッチする

    34 :

    はやりんとのよりんはアラフォーになっても全然いけるよな

    35 :


    見た目が変わらなきゃ余裕でイケます(主張)
    電話相手が気になる…

    36 :

    咏ちゃんは余裕だろ

    37 :

    プロになった京太郎がアラフォー達と学生時代からの付き合いかつ同年代だったらな…
    ただそれだと20代前半のうちにケリがついて誰かと結婚してそうだけど。

    38 :

    ???「幼馴染みでなんだかんだだらだら付き合ってそのまま結婚すると思ったら違う人、それも売れ残り行き遅れ駄肉ぶら下げた性格とか言動とか痛々しいアラフォー女だった」

    39 :

    いいじゃないか、続きお待ちしております

    40 = 1 :

    【はやりんと知り合ったきっかけ】

    高校3年の頃にはインターハイでも上位の成績を残せるようになり。

    様々な事情が重なって東京の大学に進学することになり。

    せっかくだからと入った大学の麻雀サークルで同期のヤツに言われた「清澄っても案外大したことないんだね」の一言でムキになって麻雀にのめり込み。

    雀荘を渡り歩いては魔物にボコられ、歩いてはボコられを繰り返していたある日、とある広告が目に入った。


    京太郎「牌のおにいさん募集……?」

    41 :

    来ましたか

    42 = 1 :

    牌のおねえさん。瑞原はやりプロ。
    ストロングポイントは和了スピード。防御でも抜群の安定感を誇る。

    もしかしたらそんなプロと麻雀が打てて、指導までしてもらえるかもしれない。

    そんな期待を胸に募集要項に従って瑞原プロが直々に行っているという採用試験に出向いて――見事に、飛ばされた。
    雀荘で魔物相手の経験は積んでいたので、善戦は出来ると思っていたのだが、甘かった。

    彼女の麻雀は今までに対局してきたどの相手よりも苛烈で、迅速で、鉄壁だった。
    そして何よりも――すばらしい、おもち。

    俺は、対局中の彼女から目を離すことができなかった。

    43 = 1 :

    瑞原はやりという個人が持つ雰囲気と、美しい流線型によって描かれるおもちはマシュマロを想起させる。

    口にしたい。コネコネしたい。そんな感想を抱かせる極上の甘さをもったおもちなのだ。

    44 = 1 :

    このプロと一緒に仕事ができる……そう思うと、頬のニヤケが止まらず、ウキウキした足取りで帰宅することができた。

    その後で、倍率の高さと試験の結果を思い出して一人凹んだわけだが。

    同期のヤツには「情緒不安定過ぎてキモい」と言われた。

    「うるせぇ」と返し、無念を振り払うように先輩も巻き込んで対局を開始した。

    45 = 1 :

    そして俺が親の手番。

    あまり良くない手牌と渋い顔をしながら睨めっこをしていた時に、予想外の合格採用の連絡が来たもんだから、携帯片手に思わず立ち上がって叫んでしまった。

    同期のヤツには「きょーたろーが壊れちゃった……」と言われた。余計なお世話である。

    46 = 1 :

    ……そういう訳で瑞原はやりプロと一緒に仕事ができるようになった。

    普段小さい子を相手にしているだけあって彼女の指導はわかりやすく優しく、でも決して甘くはない。これ以上ないくらいに理想的な指導だった。

    彼女の交友範囲も広く、小鍛治プロや野依プロ、戒能プロに赤土プロといった豪華な面子とも知り合うことができた。
    彼女たちとは今では下の名前で呼び合う仲である。

    こんな人たちが周りにいたもんだから俺の学生時代は麻雀一色に染まり、プロになるまでに至ったのである。

    ……いやまぁ、ハマり過ぎて単位が危なくなり、プロになるしかなかったとも言えるのだが。
    本当に、お世話になった人たちには頭が上がらない。

    47 = 1 :

    魔物クラスのプロたちに揉まれまくった学生時代を過ごしただけあって、今の俺は男のプロの中でも結構強い方にいる……と思う。
    少なくとも、プロ雀士カードで当たり扱いされる程度には活躍できている。

    咲や和と同じ清澄出身ということで話題になることもあるし、それなりに貴重な実力のある男プロということで、麻雀に関する番組に呼ばれることもあった。

    自分で言うのもアレだけれど、それなりにファンもいる。
    だからまぁ、天狗になっていたし、恩師たちが女性だったということもあって。
    女性への警戒心なんて、これっぽっちも持ち合わせていなかったのである。

    だからこそ、あのようなコメントを残してしまったのだろう。

    48 = 1 :

    その日の仕事は、学生麻雀大会の解説の代役だった。

    本来の役目を請け負っていた人がギックリ腰で出られなくなったので、急遽として代役を務めることになったのだ。

    俺も昔はお世話になったことだし、張り切って頑張ろうとした……のだが。



    『ところで須賀プロ……実はロリコンだとかいう噂がありますが実際のところは?』

    『……はぁ?』


    その日の相手と状況が問題だったのだ。

    49 = 1 :

    仕事相手としては問題ない、それどころか最高の相手だった。
    こちらの緊張を読み取って冗談で肩の力を抜いてくれたり、俺が失敗しそうになった時はすぐにフォローを入れてくれた。
    これまた年上の女性で、俺たちはすぐに打ち解けた。

    『だって、須賀プロって同世代との浮かれた話がないじゃない?』

    『中学生くらいの相手と腕を組んで歩いていたとかいう話もあるし』

    『いやいや……それ多分、咲のことだと思いますよ。あいつちっこいし』

    『ふーん?……でもねぇ』

    『他にもリボンの子と親しげにしていたとか』

    『着物が似合う小学生をおんぶしていたとか、ネタはたくさんあがってますよー?』

    『いやいや、それも多分見間違えですって。確かにちっこい友人は多いですけど……』

    『ふんふん?』

    『俺は……その、何といいますか。好みのタイプは――』


    つい、ノリのいい相手だったので。
    普段言わないようなことまでしゃべってしまったのだ。


    『(おもちの大きな)年上ですから』

    50 = 1 :

    この時は、何も問題ないと思っていた。

    だってまさか、機材のトラブルで休憩中の会話が公共の場に流されているなんて、誰も思いやしないだろう。


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