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    元スレ提督「なに!? 提督ってのは戦地で戦うものじゃないのか?!」

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    501 :

    長門「いやぁ…今回も迫真の戦闘シーンで見ごたえがあったな」

    清霜「なぁるほど…戦艦相手にはもっと火力を上げて…早く清霜も戦艦になりたいなぁ」

    夕張「え、いや…今提督の口から凄いネタバレがあったような…え? なんで誰も突っ込まないの?」


    提督「中々に面白かったな、これはいい出来の特撮シリーズだ」

    夕張「あの、本当に提督がこれ演じてるんじゃ?」

    長門「そんな訳無いだろう、正義のテイトマンは今日もどこかで戦っているに決まっている!」

    夕張「いやいや、そうじゃないです、今の明らかにおかしいじゃないですか!」


    提督「そんな些細なことどうでもいいじゃないか…で、川内はなんでそんなに無言なんだ?」

    川内「ちょっと黙って、今余韻を楽しんでるんだから」

    提督「あっはいすいません…」



    川内「……はぁ、面白かったなぁ…夜戦シーンが無かったのが残念だったけど」

    川内「あの身のこなし、女の私でも憧れちゃうなぁ…一度でいいからテイトマンに会ってみたいなぁ」

    長門「それは私も同感だ、よほどの鍛錬を積んでいるに違いない…手合わせを願いたいものだ」


    提督「そろそろいいか? 改めて今回の作戦内容と場所の説明をさせてもらうぞ?」

    長門「あぁ大丈夫だ…提督、なんでそんな端っこの方にいるのだ? もっとこっちに来てもらわないと話が聞き取りづらくなる」

    提督「……そうだな、うん、お前の言う通りだ」

    陸奥「あ、あまり怒らないであげてね? …長門、後で提督にしっかり謝るのよ?」


    提督「気にしなくていい、それより二日後の作戦内容を手っ取り早く説明するぞ?」

    提督「連合艦隊での出撃、空母機動部隊での行動を主にした編成で行う」

    提督「第一艦隊は戦艦二隻、正規空母二隻、軽空母一隻、軽巡一隻の編成」

    提督「第二艦隊は軽巡一隻、駆逐艦二隻、重巡一隻、雷巡一隻、高速戦艦一隻とさせてもらう」

    提督「場合によっては支援艦隊も組ませてもらうが、これは後で連絡しよう」


    夕張「うわぁ…結構ガチな編成ですね、人は決まっているんですか?」

    提督「勿論だ、これを今から発表する」

    502 = 1 :

    提督「第一艦隊の旗艦は…阿武隈にする」

    阿武隈「えっ! あたし!? こういうのは夕張が適任なんじゃないかな? でもあたし的にはOKです」

    提督「夕張はまた別の仕事を与えるつもりだ、第二艦隊にも編成しない」


    提督「続けるぞ? 空母は加賀、瑞鶴、千歳の三人だ」

    加賀「…嫌です、五航戦の子なんかと一緒にしないで」

    瑞鶴「なっ! 私だって嫌だから! 別の人に変えてくれますか?」

    千代田「私からも却下です! 千歳姉ぇを一人には出来ません!」


    提督「どれも却下だ、正規空母で錬度の高い二人じゃないと今回はダメだ」

    提督「千歳は攻撃役としては勿論の事、この二人のサポートを頼みたい、千代田は千歳と交代での起用を考えている…我慢してくれ」

    提督「文句を言うならお前ら四人はお留守番だ、赤城と蒼龍、それに龍驤に任せるだけだ」


    龍驤「それってウチに対する当て付けってやつ? ウチだって毎日牛乳飲んで頑張っとるんや!」

    龍驤「なんやその目は! そんな目でウチを見るなぁ!」



    大鳳「…大丈夫、私もその気持ちすっごいよく分かるから」

    龍驤「おぉ…心の友よ」

    提督「うん、友達が出来るのは良い事だ! なんの流れでこうなったかは知らないが」

    夕張「私には分かります、えぇ、痛いほどに分かるんです」

    503 = 1 :

    提督「…えーっと、本来予定していた空母二人は仲良く出来るまで出撃不可とする、千歳と千代田はバックアップとして待機」

    加賀「握手しましょう、不本意ですが」

    瑞鶴「えっ…まぁ握手なら…」

    提督「こらっそういうのはナシだ、場合によっては肉じゃが抜きにするぞ」

    加賀「…肉じゃが抜きはさすがにお腹に堪えます、別のにしてください」

    瑞鶴「肉じゃが優先なのね…変なのぉ」ボソッ



    加賀「そうね、七面鳥の丸焼きなら大丈夫です」

    瑞鶴「あんですってぇ!? 今のは流石に聞き捨てならないわ!」

    加賀「…何か問題でも?」

    瑞鶴「大アリよ! 少しでも仲良くしたいと思ったのが間違いだわ!」


    提督「…喧嘩をするなら纏めて俺が相手するぞ?」

    提督「殴り合いの喧嘩はしないが、代わりに選択肢を二つやろう」

    提督「新型武器の性能テストに付き合うか、楽しいドライブのどちらかだ」


    提督「さぁ、選べ」

    夕張「私は第三の選択肢の『土下座してでも謝る』を強く推奨します」

    504 = 1 :

    加賀「新型武器…それは艦載機ですか?」

    提督「艦載機ではないがどんなものでも軽く消し飛ばしてしまう超火力を誇っているのは確かだな」

    加賀「…そう、なら私はその新型武器の性能テストを」

    夕張「それだけは絶対にやめたほうがいいです! 今ならまだ間に合いますから!」


    瑞鶴「じゃあ楽しいドライブってのはなんですか?」

    提督「そのままの意味だ、俺権限で鎮守府の外を眺めることが出来るぞ?」

    瑞鶴「あ、それの方が良いかも!」

    夕張「…後悔しますよ?」

    瑞鶴「なんでそんなに必死に止めるの? だって鎮守府の外を見れる絶好のチャンスじゃない!」

    夕張「いや、あのですね? 景色を楽しむ余裕が無いと言いますか…とにかく謝った方がいいですって」


    提督「回答は後で貰うとする、戦艦は大和、長門の二人を筆頭に行動してもらう」

    提督「武蔵と陸奥はいつでも代われるように準備はしっかりしておいてくれ」

    提督「それじゃあ第二艦隊は……」



    加賀「…夕張? なんでそんなに必死に止めるの? 戦力の増強に繋がる話よ?」

    瑞鶴「外ってどうなってるか知らないから是非とも見てみたいんだけどなぁ…」

    夕張「こう言いましょう、初速マッハ7.5の弾丸をそのままの意味での肌で感じるのと魔改造した音速バイクに乗るのとどっちがいいですか?」


    瑞鶴「土下座した方が良いかも…うん」

    506 = 1 :

    工廠


    提督「ベテラン妖精さん達! 元気にしていたかな? 俺だ、無敵提督だ」

    妖精「いつから無敵になったんだ…って、元からだったな」

    妖精「んで? 今日は何を作るんだい? また規格外な武器はお断りだがな」

    提督「大丈夫だ、今回は既存武器である35.6cm三連装砲を単装砲に変え、それをスナイパーキャノンにしてくれるだけで良い」


    妖精「大丈夫じゃねぇって…つまるところ新しい武器をまた一つ作れって話だろ? …ったく、無理な注文ばかりしやがって…」

    提督「見た目もカッコよくしてくれよ! そうだな、五連射機能も付けてくれれば最高だな!」

    妖精「わーったよ…なんとかやってみるさ」



    提督「なんだかこういう感じ久々な気もするな! いつの間にかまっとうな生き方をしていた人間みたいな思考していたからな」

    提督「いや、俺としては普通だと思うんだがどうにも最近頭をフルに使うことが多くてな…正直頭から煙が出そうだったんだ」

    提督「ブースターも作り終え、海に浮けるように漕ぎ着けた俺の努力……くぅーっ! 改めて考えると凄い充実感が込み上げてくるな!」

    提督「それに俺専用の近距離武器と遠距離武器も実戦で使えるレベルまでもっていけた…浪漫の塊とも言える渾身の出来だ!!!」


    提督「後は実際に浮いた状態で使用できるかのテストだけだな! そうと決まればいざっ鎮守府近海にしゅつげ」

    夕張「出撃させません、お留守番しててください」

    提督「何故だ夕張! 俺は今日こそは確実に海に浮けるんだぞ!!」

    夕張「やっぱり馬鹿ですねぇ…浮ける浮けないじゃなくて出撃をしてはいけないんです、何度も言ってますでしょう?」

    提督「ぐっぬぬ……じゃ、じゃあすぐそこ! すぐそこで浮くだけなら!」

    夕張「…浮くだけですよ? 出撃したらダメですからね?」

    提督「いよっしゃあ!! ありがとう夕張! 大好きだ!」ギュッ

    夕張「…そ、そういうのは声に出しちゃダメです! 抱きつくのは…まぁ、いいですけど」

    507 = 1 :

    一旦中断します。
    ネタが尽きたので一週間以内には再開します。

    508 :


    待っとるで

    509 :

    おつぅ!

    510 :


    イベント終わったし更新も早くなるはず(確信)

    511 :

    超遠距離武器…やっぱ主任砲かな?

    513 :

    知ってる人は知りまくりですが知らない人は知りません当たり前ですが

    艦これサーガにはプロトタイプになった作品がありましてその名も

    『ダイカンジン』っつーんですけど六道先生がそれを求めた同人誌が

    呉や横須賀の漫画、古本屋さんで結構プレミアついてるらしいんすよ、これホント!

    天龍や川内や足柄の馬鹿三人組がエラいことしてたり、私夕張がエラいことをされてたり

    と、中々お子様には目の毒な内容なのですがま、というわけで

    恥も外聞も見栄も捨てた我々が次回挑戦するのは

    私立艦隊ダイカンジン!


    たぶん史上初! 同人誌を元ネタにした一本です

    アニメ評論家やファンの非難なんてコワクナイ! コワクナイゾー!

    ※エクセルサーガ要素はありません、ということで再開します。




    夕張「私がエラいことされてる内容なんですか…声優さん違うしキャラも違いますよね」

    提督「ここで突っ込むのは無しだ! おいカメラ止めろ!」

    514 = 1 :

    提督「ベテラン妖精さん、ついでに一つ簡単なお仕事を頼みたいんだが…いいか?」

    妖精「今度はなんだ? BDIシステムか? それともハイ・マニューバ・モード搭載の機体でも作れってか?」

    提督「作れるのか!? なら作ってくれ!」

    妖精「流石にそいつばかりは無理だな、ここに置いてある機材や道具じゃとてもじゃないが作れん」

    妖精「ま、道具と機材と時間さえ有れば作れないことはねぇけどな」

    提督「流石ベテラン妖精さんだ! いつか作ってくれよ!」


    提督「っと、話はそうじゃなくて本当に簡素なものでもいい、船を五隻作ってくれ」

    提督「海に浮くので精一杯の物でも問題無い、とにかく遠目に見て船っぽければなんでもいい」

    妖精「なんだってそんなものを…大きさはどのぐらいだ?」

    提督「そうだな……大発動艇を更に小型にしたもので充分だ、全長9mもあれば万々歳だな」

    妖精「それぐらいならサクっと作れるか、一時間かからないうちに出来上がると思うぜ」

    提督「それじゃあ任せたぞ!」




    夕張「…あの、そろそろ恥ずかしいですから離してもらってもいいですか?」

    515 = 1 :

    提督「これが完成すればなんとかなりそうか」

    夕張「ただ浮くだけの船もどきを五隻も作ってどうするんですか? 流石に囮にもならないと思いますよ?」

    夕張「それになんとかなりそうって一体どういう意味なんですか?」

    提督「物には使い道ってものがあるもんだ、俺は一見囮にもならなそうな船もどきが欲しかっただけだ」

    提督「まぁデコイに使うんだが、使い道は極秘だ! いくら夕張でも教えられん」

    夕張「デコイって言ってるじゃないですか、それで納得できちゃいましたよ」

    夕張「それを連合艦隊の前に展開させて被弾を抑えるつもりなんですよね? 中々良いと思います」

    夕張「でもそれだとたったの五隻じゃ数が足りないんじゃないですか? 一度でも戦闘が開始すると全部壊れちゃいますよ」



    提督「それもそうだがエンジンも付いてない物を五隻以上持って行くのは結構大変だと思うぞ?」

    夕張「あ、そっか……じゃあこれってあまり効率の良いやり方ではないですね」

    提督「まぁ、そうなるな…こいつの使い方は大規模作戦中に実際に目で見て確かめてもらうさ」

    夕張「えーっ! 今ここで教えて下さいよ、気になるじゃないですか!」

    提督「すぐに教えたらつまらんだろう! 某クイズ番組の長すぎる引き伸ばしはしないが楽しみにしててくれ!」

    516 = 1 :

    提督「それじゃあ完成し終えるまで鎮守府正面で昨日作った物のテストでもしてみるか」

    夕張「あくまでも浮くだけですからね? そのまま勢い余って出撃なんてさせませんからね?」

    提督「……本当に夕張は俺の心が読めるのか?」

    夕張「そりゃ長い間ずっと秘書艦を担当させてもらってますからね、こんなの朝飯前ですよ」

    提督「じゃあ今俺が食いたいものとか分かるか?」

    提督(味が濃いとんこつラーメンが食いたいなぁ)


    夕張「そうねぇ…ラーメン、それも味が濃い目のとんこつじゃないですか?」

    提督「あ、当たってる…そ、それじゃあ今俺が考えていることは!?」

    夕張「そんなの簡単ですよ、出撃したいって事と新しい武器の仕上がりをテストしたいんですよね?」

    提督「おおお…これもビンゴだ」

    夕張「まぁこれぐらいは余裕ですよ!」

    夕張「じゃあ逆に私が今考えてる事って分かりますか?」


    提督「そうだなぁ……風呂に入りたい、お昼はざる蕎麦が食べたい、あっでもラーメンも捨てがたい…」

    提督「新しい艤装もチェックしておきたい、この後は提督の装備テストに付き合う、臭ったりしないかな」

    提督「密林で買ったBDボックスに初回限定版ってあったかなぁ…経費で落とせば大丈夫よね?」

    提督「今期の深夜アニメ見てないなぁ…あれっリアルタイムで私の心情が分かってる…?」




    提督「まぁざっとこんなもんだろ、どうだ? 当たってるか?」

    夕張「…ノ、ノーコメントで」

    517 = 1 :

    提督「ノーコメントはずるいぞ…まぁいいか」


    提督「そう言えば以前外国産の艦載機が俺の鎮守府に配備されたよな?」

    夕張「えーっと…独国のかなり独特な形状をしたアレですね? あれがどうしたんですか?」

    提督「あれって俺が乗ること出来ないかな、カッコいいし」

    夕張「出来ません、無理です」

    提督「そうだよなぁ…サイズ的に無理があるよなぁ、でもカッコいいから乗ってみたいんだよなぁ」



    提督「作れないかな? 俺サイズで」

    夕張「そんなもん作ってどうするんですか! それだけの資材があれば彗星一二型甲が大量に出来ますよ!」

    提督「どうって……でかい爆弾とでかい機関砲積んで出撃?」

    夕張「やっぱり出撃に行き着くんですか…知ってましたけど」

    提督「まぁいずれ暇なときに作ってみるか、それじゃあ試作品の性能テストしに行くか!」

    518 = 1 :


    提督「まずはこのブースターを脚部に着けて、ジェネレータを背負う」ガシャガシャ

    提督「んで、背中にもブースターを着けて…夕張、取り付けるのを手伝ってくれ」

    夕張「全く…よいしょっと」ズシッ



    夕張「お、おもっ…」

    提督「まだそれには燃料は入れてないんだから軽い方だ、ちょうど腰の辺りに取り付けてくれ」

    夕張「いぃっしょっと……ふぅーっ重かったぁ」

    提督「そこそこ動きにくいな…これに燃料を入れて稼動させてみるか!」

    夕張「いきなりその状態からテストするんですか!? まずは動くかどうかのテストからじゃないと危ないですって!」

    提督「なんとかなる! 俺の勘がそう告げているのだ!」ドボドボ

    提督「最初はこのぐらいでいいか、本当ならコジマ粒子を使用したいんだがそんなものは俺の鎮守府には無いからな」


    夕張「あのゲームのブースターに使用してる燃料ってなんですかね?」

    提督「そこは突っ込んではいけない部分だ、某漫画のキャラが十年以上幼稚園児であるのと同じ理由だ」

    519 = 1 :

    提督「各種機関異常無し…起動!」

    夕張「システム、起動…って以前こういうの提督言ってたような気がします」

    提督「そんなこと言った記憶は無いんだが…気のせいじゃないか?」

    夕張「そういえば提督がおかしくなった時でしたね、覚えてないのが唯一の救いです」

    提督「ふむ…起動した後も何か壊れる様子も無い、ここまでは想定の範囲内だな」

    提督「背部のブースターを稼動させ、前進」ズザザ


    夕張「おお! ちゃんと動いてます!」

    提督「そしてクイックブースト移動!」ドヒャァ!


    提督「ぐっ…Gがキツいな」

    夕張「いよいよもってアーマードなコアって空気が出てきちゃいましたね…噴射音も完全にそれですし」

    提督「そのまま海上に浮く!」ボボボ



    提督「おぉ…浮いたぞ! 河童か何かが出てきてそのまま撃墜判定になるかと思ったら普通に浮いたぞ!」

    夕張「普通に浮いちゃいましたか…で、性能面で何か問題がある所とかあります?」

    提督「そうだなぁ…強いてあげるとしたら」




    提督「ジェネレータ周辺が暑い、肉が焼けそうなぐらいにあっつい」

    夕張「今すぐそれ外してください! 今すぐ!」

    520 = 1 :

    提督「本当なら武器を起動させて実力を見たかったんだがなぁ…ん?」キュゥン

    提督「あっやべ…」

    夕張「まさかの燃料切れですか…?」

    提督「だ、大丈夫だ! 15mまでなら!」

    夕張「大丈夫じゃないですよねそれ! は、はやくこっちに来てください!」

    提督「ええいっ! 日本男児はこの程度ではくたばらんっ!」



    提督「俺の背中が真っ赤に燃える!」

    夕張「そんなこと言ってる前にさっさと帰ってきてくださいよ!」

    提督「わ、分かった…とりあえずちょっと手を貸してくれないかな?」

    夕張「ほらっ…早く手を掴んでください」ヒョイ


    提督「本当に艦娘って海に浮けるのが羨ましいもんだ…俺もお前達みたく海に浮きたいものだ」

    提督「よいしょっと…あと10分遅ければ間違いなく轟沈していただろう」

    夕張「かなり余裕があるじゃないですか…」

    521 = 1 :

    一旦中断します。
    ネタが尽きたので一週間以内には再開します。

    522 :

    乙です
    通じあってるのいいですな

    523 :

    コジマ粒子はあっても使っちゃ駄目だ

    世界が滅ぶ

    524 :

    安全なゲッター線を使おう(目ん玉グルグル)

    525 :


    僕らはいつも以心伝心♪

    526 :

    光子力も捨て難い

    527 :

    イデオン…(ボソッ

    528 :

    次元連結システムならちょっとした応用でなんでもいけそう

    529 :

    加賀「私には、悪魔の取引に思えてなりませんよ」

    赤城「真実は必ず、我々が明らかにしてみせます!」


    伊401「赤城さんは悔しくないんですか!」

    長良「影の管理下は間違いなく実在する」


    隼鷹「ほああああああっ!!!」

    ドガァンッ!!

    伊401「何を守るために、誰を救うために艦娘でいるんです?」

    青葉「何とか出来ないんですか?」

    衣笠「無理ですって!」


    加賀「絶対的な正義が、この世にあるなんて…思ってる?」




    赤城「提督うううう!!!」


    貴方の正義を問う。


    艦棒 劇場版弐

    赤城「私の進むべき道を変える訳にはいきません」



    ※相棒 劇場版Ⅱ要素はありません
    ということで再開します。
    報告遅れましたがE-3ラスダン強すぎでやんの…

    530 = 1 :

    冒頭の会話シーン一部抜けました、気になった方は相棒劇場場2で検索してください





    提督「うぅむ…燃料1000つぎ込んで稼働時間は3分程度しか動かないのか…直線距離ではざっと500mか」

    提督「一応燃料は10万まで、他に燃料となる物に対応できるようにはしているが…燃費がかなり悪いな」

    提督「限界一杯まで燃料を入れたとしても5時間、それもブースターだけの条件でか…」

    提督「戦車よりも燃費が悪いな、かの有名なティーガー戦車ですらリッター1.2kmは走るしM1エイブラムス戦車ですら400mは進む」


    夕張「えぇっと…私は戦車にはあまり詳しくないのでよく分からないんですけど」

    提督「なら分かりやすいように戦艦大和での比較をするか?」

    夕張「えぇ、是非ともお願いします」

    提督「そうだなぁ…最大速力で1t辺り890mと言うのは聞いたことがあるな、基準速力では3.55kmらしいぞ?」

    夕張「燃費が悪いって次元じゃないですねそれ…ちなみに他の燃料で使えるものはなんですか?」

    提督「ん? 木炭、石油、ガソリン、核燃料、コジマ粒子、高速建造材、テッカマンエネルギーに光子力だな」

    夕張「幾つかおかしいの混じってますよね! それ!」

    提督「気のせいだ、どこもおかしくは無い…とりあえずテストはこれで終わりにするか」

    531 :

    テッカマンは反物質では?(正確にはブレードのだと光-物質変換による反作用エネルギー)

    532 = 1 :


    加賀「遅くなりました、新兵器のテストに来ました」スッ

    夕張「…来ちゃったかぁ、そうか来ちゃったんですか…」

    提督「ん? 加賀か、よく来てくれたと言いたい所なんだが生憎こいつは信じられないぐらいに燃費が悪くてな」

    提督「これ以上のテストはやらないと今決めたところなんだ…すまないな」


    加賀「えっ…」

    夕張「まぁ…そういうことです、すいません加賀さん」



    加賀「……どのぐらい燃費が悪いんですか?」

    提督「そうだな、これを1時間動かすだけの燃料があれば中部海域を終わらせることが出来るぐらいだ」

    加賀「流石にそれは燃費が悪すぎると思います…夕張、どうしてこんなものを作らせたの?」

    加賀「貴女ならいつでも止めさせる機会があったはずよ? 貴女まで遊んで作った訳じゃないですよね?」

    夕張「ちがっ…」

    加賀「でも現にここに無駄な物が幾つも作り上げられているわ」


    夕張「…こっ」



    夕張「この、分からず屋ぁーっ! 遊びなもんか! 私が止めても、提督が馬鹿するのも冗談じゃないって思うから、やれることをやってるんでしょ!」

    夕張「やりました…やったんですよ! 必死に! その結果がこれなんですよ!! 本陣営に行って、危うく死に掛けて…」

    夕張「今はこうして眺めている! これ以上なにをどうしろって言うんです!! 何を止めろって言うんですか!!」



    夕張「はぁ……はぁ…」


    提督「ご、ごめん…いや、ごめんなさい……」

    加賀「私からも謝るわ…ごめんなさいね」

    533 :

    夕バナージwwwwww

    534 = 1 :

    夕張「…ちょっとお風呂入って気分を落ち着かせます」スタスタ

    提督「あ、あぁ…本当にごめん」



    加賀「…後で土下座してでも謝った方がいいわ、夕張に色々と背負わせすぎよ?」

    提督「そう…だな、確かに俺は夕張に頼りすぎていたな…」

    提督「気付かないうちに負担を掛けすぎていた…提督としてあるまじき事をしていたな…」

    加賀「そうね、少しぐらい休ませてあげたほうがいいわ」

    加賀「私も入渠してくるわ…一応言っておきますけど入ってきたら今度こそ急降下爆撃を当てます」

    提督「ぐぐっ……そう言われたら諦めるしかないな…残念だ」



    提督「…夕張とは一緒に風呂に入ったんだがなぁ、やはり駄目なものはダメなのか」


    加賀「えっ……え?」

    535 = 1 :

    入渠(脱衣所)




    夕張「…少し言い過ぎちゃったかしら」

    夕張「確かに加賀さんの言い分はもっともだし私も止めなかった責任はあるわよね」

    夕張「はぁ…私ってやっぱり秘書艦としてダメなのかなぁ……」


    金剛「ヘーイ! どうしたんですか夕張? そんな暗い顔したらノーンですネー!」

    夕張「あっ金剛さん、ちょっと…ありまして」

    金剛「うーん……もしかして自分についてネガティブな気持ちになってたりしてませんか?」

    金剛「そんなのダメネー! 落ち込むこともありますけどいじけたりしたらもっとダメネ!」

    金剛「スマーイル! 笑顔でいることが大切ネ!」

    夕張「金剛さん…」



    金剛「で、居なくなってた間に提督とどこまでヤっちゃったんデスか?!」

    夕張「え、ちょっ」

    金剛「チューまでならまだ、まだ大丈夫デス! でもその後の展開までいっちゃったら立ち直れないネ…」

    金剛「何も起きることなくそのまま帰ってきたなんて信じられないネー! さぁ白状してください!」


    夕張「えっと…あの、その…」

    金剛「いや待って! 心の準備が必要ネ…スゥー…ハァー…」

    金剛「さぁウェルカム! いつでも大丈夫ネ!」


    夕張(い、言えない……無理! 絶対にアレを喋るのは無理!)

    536 = 1 :

    夕張「あーっと…そのぉ…申し上げにくいと言いますか…」

    金剛「女はCourage! 何でも言ってみるネ!」

    夕張「こあーじ? 度胸って意味ですか?」

    金剛「イエース! 男は度胸、女も度胸デース! 言いにくくてもガーッと声に出してしまえば大丈夫ネー!」

    夕張「それは男限定だと思うんですけど」



    夕張「…その、言う前にちょっとお伺いしたいことがあるんですけど…いいですか?」


    金剛「ん? なんですか?」

    夕張「提督って皆と一緒にお風呂に入りたいとかいつも仰ってるじゃないですか」

    金剛「あーよく言いますネ、三日に一度はお風呂に入ってるときに聞いてますネ」

    金剛「私以外にも結構聞いてる人もいると思うネ、大和とかかなり聞いてると思いマス」

    夕張「バケツなんてほっとんど使ってないですからねぇ…と言うかそんなに聞いてるんですか」

    金剛「まぁその度にすっぽんぽんの提督を見てるネ、最初に見たときはビックリしたネ…」


    金剛「夕張もお風呂に入ってるときによく見てるんじゃないデスか? 提督のアレ」

    夕張「ぶっ! い、いや見てないですよ! お、大きいのは知ってますけど…」

    金剛「ん? 見てないのに大きいの知ってるのはちょっとRiddleデスね…」



    加賀「その事については私の口から語らせてもらうわ、どうせ夕張の口からは割れなさそうですから」

    537 = 1 :

    加賀「一緒にお風呂に入ったのよね? その後何があったかは知らないけど」

    金剛「ワォ…夕張も人目がつかない場所では結構度胸あるネ、まぁ私はいつでも準備出来てるんですけどネー」

    金剛「不思議なことにその度に比叡がどこからか現れて気付いたらお風呂から提督が消えてマスね」

    夕張「あぁっもう…確かに提督と一緒にお風呂に入りました! あれだけは不可抗力だったんです!」


    金剛「…フカコーリョクってどういう意味なんデスか?」

    加賀「不健全って意味よ、今回だけはそういう意味よ」

    夕張「違いますからっ! 提督とは何も…な、無かった…デスヨ?」

    金剛「…語尾がなんだか怪しいデース」


    加賀「真実はいつも一つ! …ふふっ決まったわ」

    夕張「腕時計型麻酔銃と眼鏡が無いのでその台詞は無効です」

    加賀「高校生の方をイメージして言ったのよ? 小学生の方じゃないわ」ドヤァ

    夕張「ぐっ…そのドヤ顔やめてくださいよ!」

    加賀「やめないわ、本当の真実をまだ解き明かしていないわ」




    金剛「アニメの話はついていけないデース…ハッ!? 私もアニメに詳しくなればチャンスがある!?」

    538 = 1 :

    夕張「や、やめましょうよ…提督とは特にこれといったことはしてない…と、思います」

    金剛「思うだけであって何かしたんですネ?」

    加賀「その可能性しかないわね、あともう一歩と言った所かしら」

    夕張「うぅ…言わないとダメですか? お風呂でゆっくりしてからでもいいじゃないですか?」

    加賀「長湯なら負けないわ」

    金剛「私も長湯にだけは自身があるネ」

    加賀「もう殆ど答えが出てるようなものだけど…だからこそ答えてもらうわ」

    金剛「えっ! 私にはちっとも分からないデース!」

    加賀「安心して、私はどんな事でも誰にも話さないわ」


    夕張「…誰にも喋らないで下さいね? 絶対ですよ?」

    加賀「えぇ、約束するわ」

    金剛「…」ゴクッ




    夕張「…シました」

    金剛「Oh……Jesus…」

    加賀「やったわ…一航戦の名にかけて」

    夕張「コナンから金田一に変わるのやめてくれますか?」

    539 = 1 :

    一旦中断します。
    ネタが尽きたので一週間以内には再開します。

    540 :

    乙です
    明かしてしまったか

    541 :

    乙乙

    542 :

    夕張「提督と手を繋いでしまったのよ……」

    543 :

    キスしました(キスだけとはいってない)

    544 :

    なんだキスカ

    545 :

    私の名前は瑞鶴、一航戦の加賀がクスリを飲まされ五航戦にされた


    加賀と瑞鶴が同じ艦娘だと深海棲艦に知れたら周りの皆に危害が及ぶ!


    事実を知るのは提督ただ一人!

    正体隠して今日も

    真実は一つ!


    ※名探偵コナン要素はありません、ということで再開します。



    提督「ずいかーく、これ次回予告じゃなくてオープニングだ」

    瑞鶴「ちょっ…私は台本通りにやったのよ!」

    提督「あー…カメラ回ってんのか、まぁいいかカットするぞ」

    提督「どうせなら無表情でパラパラを」

    ―ブツッ

    546 = 1 :

    執務室



    提督「今の時刻は1200少し回ったところか」

    提督「…落ち着かん、夕張に何て言えばいいか…囮の話もそろそろ本腰を入れて考えておかないと」

    提督「俺一人でどうこう出来る数じゃないのは分かっている、もう二年以上前から奴らと戦っているんだ…相当数がいるだろう」

    提督「どうしたもんかねぇ…」ギィッ


    提督「頭を使うのは性に合わん、軽く甘いものでも食ってくるか」

    提督「かしわもちだけは見たくも無いな、あの死神め……俺がここ最近ぶっ通しでパズルゲームをやってもクリアできんかったぞ」

    提督「スコア五万点無理なんだよなぁ……」ガチャ



    バタン


    青葉「なるほど…提督は柏餅がお嫌いなんですか、意外な弱点を発見しました!」

    青葉「それより囮がどうとかって話の方が重要そうです!」


    青葉「ちなみに私は軒下、天井裏、タンスの裏からでもここに通じる秘密の通路を用意してますのでいつでも来れるんですよ!」

    547 = 1 :

    食堂



    提督「アイスを食べたいって気分でもないしなぁ…そうだな、もっと食べ応えのあるものがいいな」

    提督「ぜんざいとか和菓子って気分でもないしなぁ…何かあるかねぇ」


    提督「どーも、間宮さんはいるか?」


    伊良湖「あ、提督! いらっしゃいませ、甘味処へようこそ」

    伊良湖「間宮さんは新しいお菓子を作るって一時間前ぐらいから厨房に行ってますが…なにか御用でも?」

    提督「用ってほどでもないんだけど何か和菓子とかアイス以外のお菓子を食べてみたくなってな、そんなのあるか?」

    伊良湖「うーん、最中は和菓子だからダメで…すいません、今はちょっと用意出来てないです」

    提督「そうかぁ…ケーキとかそんなのがあれば良かったんだがなぁ」



    間宮「やーっと完成しました! お料理の本に載っていたこのちーずけーきって気になってたんですよねぇ!」

    間宮「っと、提督じゃないですか、お疲れ様です! 今丁度ちーずけーきが出来上がったところなんですよ! 食べてみますか?」


    提督「おぉチーズケーキか! それは俺の好物だ、勿論食べるぞ! 伊良湖も是非とも食べてみたほうがいいぞ!」

    伊良湖「い、いいんですか! 実はさっきからあまーい良い匂いがしててすっごく気になってたんです!」

    間宮「えぇ大丈夫よ…と言いたい所なんだけど、実はレシピが一部無くて少しアレンジ加えてみたんですけどね」



    提督「アレンジか…逆に楽しみだな!」

    548 :

    こういう感じか

    549 = 1 :

    間宮「さぁどうぞ! 自慢じゃないですけど結構イイ出来だと思うんです!」

    伊良湖「わぁ! 見た目だけでもすっごい美味しそうです!」


    提督「……この匂い、チーズケーキの中にアクセントとして何か入れたのか?」

    間宮「わっ! 匂いで分かっちゃうんですか! えぇっとですね、餡子と黒糖を入れてみたんです」

    間宮「チーズだけだとなんか変な味わいになりそうでして、私なりにアレンジしてみたんです」


    提督「俺の知ってるチーズケーキとかなり違う気がするが…食べてみたら新しい発見があるかもしれないな」

    提督「では、お先に失礼!」パクッ

    伊良湖「じゃあ私も失礼しますね!」パクッ


    間宮「…ど、どうでしょう?」


    伊良湖「うーん……斬新? チーズと餡子の味がダブルで強烈…」

    伊良湖「かなり…そう、人を選ぶような味わいですかね……」


    間宮「うーん……私は結構美味しそうに出来たと思うんですけどねぇ…提督はどうですか?」







    提督「ダメだ……こんなもの、チーズケーキなんて呼べるシロモノじゃない」

    提督「生地はザラザラしてるし何より肝心のケーキっぽさが最悪ときてる」

    提督「これじゃいつまで経っても洋菓子は作れるわけないよ」


    提督「一時間後、もう一度ここにきてください」

    提督「これよりもっと旨いチーズケーキをご覧にいれますよ」スッ



    間宮「」

    伊良湖「…美味しんぼ、美味しんぼネタですから! そんな間に受けないで下さい!」

    550 = 1 :


    一時間後


    提督「さぁ、俺の人生でこれだけしか作れないチーズケーキだ…召し上がってください」


    伊良湖「見た目的には何も変わってないように見えますけど…?」

    間宮「いえ、違うわ…このいつも嗅いでるような少しツンとくる匂い……レモン?」

    間宮「…あむっ」

    伊良湖「はぐっ…」



    伊良湖「ッ――!? こ、これは!」

    伊良湖「舌の上でしっとりとする食感…ほんのりと甘みのある味わいにレモンの風味が利いて! 美味しい!」

    間宮「それだけじゃないわ…生地の下に確かな歯ごたえのあるサクサクとしたものが!」


    提督「間宮、チャレンジ精神は大いに結構だ…だが、本質を見失うな」

    提督「お前はチーズケーキを作りたかったんだろう? 洋と和の融合を考えてのものだったかもしれないがそれ以前の問題が多すぎた」

    提督「俺でよければチーズケーキの作り方を伝授してやる…どうだ?」


    間宮「よ、よろしくお願いします! 提督! いえ…師匠!」


    伊良湖「山岡さんだったら伝授なんてしないだろうねぇ…ま、あの漫画だからねぇ」


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