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    元スレ八幡「なんだ、かわ……川越?」沙希「川崎なんだけど、ぶつよ?」2

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    752 :

    症状からして熱中症かも
    カリウム取れって医者から言われた

    753 :

    いやマジでちゃんと休んでくれ

    754 :

    完結させてくれればそれでいいさ

    755 :

    >>750

    スポーツドリンクは意外と糖分が多いので、水(湯冷ましがベスト)で
    割って飲むのがお勧め。

    756 = 754 :

    >>750
    体内のミネラルも失われてる状態だから熱中症には水やスポドリよりも麦茶おすすめ

    757 :

    なら両方飲めばいいじゃない

    758 :

    漢は黙って日本酒!

    759 :

    >>756
    体外に余計分泌を促すことになるからお茶系は総じてアウトって教わってるんだが

    760 :

    とりあえず栄養(飯)と水分(飲み物)をとって寝よう!

    読者の俺たちも気をつけないとね

    761 :

    1様、お大事にどうぞ。えっと、1様、愛してるよ。早く治りますように。

    762 :

    乙乙、そしてお大事に

    >>759
    利尿作用とかならカフェインが原因だから、カフェインが入ってない麦茶なら補給によかった筈?

    763 = 1 :

    沙希(比企谷が部室を出て行ったのを確認し、あたしはさっきまで比企谷が座っていた椅子に腰を下ろした)

    結衣「サ、サキサキ…………あの」

    沙希「あたしはさ」

    沙希(何かを言いかけた由比ヶ浜を遮り、ぐるりと三人の顔を見渡す)

    沙希「てっきりあんた達も比企谷のことが好きなのかなって思ってたけど、さっきのやり取りを聞く限りそんなことなかったみたいだね」

    雪乃「あ、あれは、その……」

    沙希「だから気兼ねなく言わせてもらうよ。あたし、比企谷と付き合うことになったから。まあ勢い余って結婚の約束までしちゃったけど」

    いろは「ま、まだ高校生なのに結婚なんて考えるの早いんじゃないですか? 川崎先輩だったら先輩なんかよりもっと素敵な男性とだってお付き合いできそうですし!」

    沙希「人の旦那候補を捕まえてなんかとはひどい言い草だね。というかあたしの勝手でしょ誰を選ぶかなんて」

    雪乃「でも世間一般的に考えて早いのは事実でしょう。それに結婚は家の問題でもあるのよ。当事者同士だけでするものではないわ」

    沙希「そりゃ雪ノ下みたいな家だとそうだろうけどさ、庶民がそこまで気にするものでもないでしょ」

    764 = 1 :

    結衣「で、でも親に反対されたりしたら大変なんじゃない?」

    沙希「親に、ねえ……はあ…………」

    結衣「ど、どしたの? やっぱり反対されたりしてるの?」

    沙希「ああ、心配してくれてるのはありがたいけど大丈夫。むしろ親の方が乗り気だから」

    結衣「えっ!?」

    沙希「もう比企谷はウチの親に挨拶してさ、あたしを貰いたいってお願いして許可をもらってるんだけど」

    いろは「そ、そこまで…………」

    沙希「あたしがまだ比企谷の親に挨拶してないんだよね。話はもう通ってるんだけど比企谷ほど気に入られる自信がないよ。小町が味方なのが救いだけど」

    雪乃・結衣・いろは「………………」

    沙希「ごめん、愚痴っちゃったね、あたしが考えなきゃいけないのに。それであたしからあんた達にお願いしたいことがあるんだけど」

    結衣「お、お願いって…………?」

    沙希「比企谷はなんだかんだ言ってこの奉仕部っていう居場所を気に入ってるし、大事に思ってる。だからあたしとの関係がどうであろうと今まで通りに接して欲しいんだ。本人は認めないけど、あんた達を大切な友人だと思ってるみたいだからね」

    765 :

    >>759
    麦茶そのものに体温低下効果と夏バテ防止効果があるんよ

    麦茶って書いたけど、今ならミネラル入り麦茶とかあるからそちらを奨める

    766 = 1 :

    雪乃「………………嫌よ」

    沙希「雪ノ下?」

    雪乃「嫌よ、『大切な友人』なんて」

    結衣「ゆ、ゆきのん?」

    雪乃「なんで、なんであなたなの? 私じゃなく…………」

    いろは「雪ノ下先輩?」

    雪乃「ずるいわよ川崎さん! 私だって彼の事が! 比企谷君の事が好きなのに! いえ、愛してさえいるわ!」

    沙希(雪ノ下が叫ぶように声を出して立ち上がる。そのままあたしを睨み付けながら続けた)

    雪乃「比企谷君の一番近くにいたのは私よ! 比企谷君を一番理解しているのも私!」

    沙希(一番近くにいたのは小町なんじゃないかなあ、なんて妙に冷静な突っ込みを考える。だけど次の言葉であたしも怒りを覚えた)

    雪乃「そして彼を一番愛しているのも私よ!」

    沙希「だったら!」

    沙希(バンッと机を右手で叩いてあたしも立ち上がる)

    沙希「だったら何でそれを比企谷に伝えないの!?」

    雪乃「!?」

    沙希「あいつはさ、人から愛されることなんてほとんどなかったんだよ! 人から褒められることも肯定されることもなかった! わかる!? ただ悪口を言わないってだけで嬉しそうにする比企谷の気持ちが! わかる!? 誰かが味方になるだけで嬉しいって言う比企谷の気持ちが! どんだけ比企谷は苦しめばいいの!?」

    767 = 1 :

    雪乃「か、川崎さん…………」

    沙希「あいつが好きって言うなら、何でもっと早くあいつを助けてくれなかったの…………愛しているって言うなら愛してあげてよ…………」

    沙希(いつの間にかあたしは涙を流していた。だけどそれを拭うことも隠すこともせず、あたしは続ける)

    沙希「勝手過ぎるよ…………自分から何もしていないのにあとからそんなこと言うのは……だいたいあたしより圧倒的に機会も多かったでしょ。そうでないとは言わせないよ」

    雪乃「そ、それは、その…………恥ずかしくて、言い出せなくて」

    沙希(そう言って雪ノ下は冷静になったか椅子に座る。あたしも同じように座り直した)

    沙希「じゃあ結局ずっと進展しないままじゃない。その時言えなかったのが次に言える保証なんてないし、一度先延ばしにしたら繰り返すばかりでしょ」

    雪乃「ひ、比企谷君の方から告白してくるかもしれなかったじゃない。中学の頃の行動を鑑みれば有り得なくはないわ」

    沙希「むしろ逆効果だったよ。比企谷が言ってたけどさ、雪ノ下だけじゃなくここにいる三人はもしかしたら自分のことを好きなんじゃないかって思ったことはあるらしい」

    結衣・いろは「「えっ?」」

    768 = 1 :

    沙希「でも過去の経験から慎重になりすぎてて、普段からあんな悪口や態度だったら恋愛感情はないだろうって判断してた。でもそんなふうに気の置けない仲になれているのは嬉しいともね」

    雪乃「そう…………私は失敗を恐れるあまり、自分でチャンスを潰していたのね」

    沙希「こんな言い方するとあれだけど、ちょっと前の比企谷なら誰が告白したって成功してたと思うよ。悪戯や罰ゲームを疑うだろうけどそこからぐいぐい押せばあっさりと。実際そっち方面のメンタルなんてそんなに強くなかったしね」

    いろは「今は違うんですか?」

    沙希「あたしがいるからね」

    いろは「うわ、すごい自信…………」

    雪乃「……川崎さん」

    沙希「何?」

    雪乃「さっきはごめんなさい。あなたの言う通りだわ。私は比企谷君の事を全然理解していなかった。私が比企谷君の事を好きなのは事実だけれども、比企谷君でなく自分のことばかり考えていたわ」

    結衣「ゆ、ゆきのん……」

    雪乃「正直もう勝ち目がないものね。婚約までしていて両親まで介しているのなら…………私はもう比企谷君のことは諦めるわ。そして今まで通り接して欲しいというお願いも引き受けるわよ」

    沙希「そう? そうしてくれるとありがたいね」

    769 = 1 :

    雪乃「由比ヶ浜さん、一色さん。あなた達も川崎さんに言っておいた方がいいのではないかしら? 今まで通りに付き合うなら比企谷君本人に言えない事があるでしょう?」

    結衣・いろは「う…………」

    沙希「何? まさか…………」

    結衣「え、えっとね、あたしもヒッキーのこと、好きだったんだ」

    いろは「わ、わたしも先輩のこと、狙ってました…………」

    沙希「はー、随分モテてたんだねあいつは」

    結衣「でも、こうなっちゃったのも仕方ないよね。本当は嬉しかったのについキモいとか言っちゃうあたしが悪いんだし…………あーあ、何でもっと素直になれなかったんだろあたし」

    いろは「正直油断してましたね。ライバルは雪ノ下先輩と結衣先輩だけだと思ってましたから…………お二人ならなかなか進展しないしその隙にって考えてましたけど…………フリだってのを聞いた時にもっと攻めるべきだったのかなあ」

    雪乃「それは多分無理ね。思い返してみるとその頃にはもう比企谷君は川崎さんにメロメロだったと思うわ」

    結衣「ゆきのんて時々言葉のセンスが変だよね…………」

    雪乃「コホン……川崎さん。私達が好きだった人を、比企谷君をよろしくお願いします」

    沙希「ん、任されたよ」

    770 = 1 :

    雪乃「でも婚約破棄したり離婚したりしたら連絡をちょうだい。すぐに駆けつけるわ。もちろん比企谷君の方に」

    沙希「こら」

    結衣「あ、サキサキあたしにもあたしにも!」

    いろは「もちろんわたしにもお願いします!」

    沙希「万が一にもないからそんなの」

    沙希(そんなやり取りのあと、いろんな事を根掘り葉掘り聞かれた。告白の内容だの親への挨拶に関してだの。ちょっと煩わしかったけど彼女達から比企谷を攫っていった詫びということにでもしておこう)

    沙希(正直ひっぱたかれたり最悪取っ組み合いになったりするんじゃないかと覚悟もしていた。だからこそ比企谷をこの場からいなくしたんだけど……杞憂だったかな)

    沙希「も、もういいでしょ。そろそろ比企谷を呼んでくるよ」

    雪乃「ええ、今日のところはこのくらいで許してあげるわ」

    結衣「また色々聞かせてね」

    いろは「断ったら先輩の方から聞き出しますから!」

    沙希「はあ、疲れた…………じゃ、ちょっと図書室行ってくるよ…………多分、戻るまで三十分くらいかかるから、用事あったら済ませといて」

    雪乃・結衣・いろは「「「!!」」」

    沙希(あたしはそう言って部室を出た。話していてわかったが、彼女達は本当に比企谷の事が好きだった。多分彼女達は泣くだろう。比企谷にそれを見せるわけにはいかない)

    沙希(少し図書室で比企谷を引き留めておかないとね)

    771 = 1 :

    ここまで
    今日は更新を休むと言ったな。あれは嘘だ!

    お前らが『休めよ! いいか、絶対休めよ!』っていうフリをするから更新しちゃったじゃないか…………まあただ単に早退したものの暇で手持ちブタさんだったからつい。
    あっさりと修羅場(?)も終わってあとは2、3エピソードを書いて終わりかな?

    また明日ノシ

    773 = 741 :

    乙です。
    今日もありがとう、そして明日も行けそうだったら少しでも全然いいんで更新頑張ってください。

    775 = 747 :

    いやフリじゃねぇよ!?体調良くないなら休んどけって!
    …SS書ける程度には元気だってか?無理がたたらない事を祈ってるよ

    776 = 755 :

    >>771

    書いて頂けるのはありがたいが、あんまり無理はなされるな。それと仕事が
    お忙しいかもしれんが、時には休む勇気を持たれた方が宜しいかと。
    どうしても食事が喉に通らないときは、イオンでそば粉を買ってきて、
    お湯で溶かしてそばつゆ入れて蕎麦湯を飲むと良い。蕎麦アレルギーなら
    駄目だが。

    777 :

    八幡、最初から最後までサキサキの掌でコロコロだった
    そして最後まで真実に気付かず、孫に囲まれて天寿を全うしそう乙

    778 = 743 :

    乙!
    フリじゃネェから無茶すんな、安静にして下さい

    779 = 760 :

    うんうん後味の悪くない勝利であった(ご満悦)

    正直こういうのはリアル優先だから外せない仕事とか今回みたいな体調不良の時は無理しちゃ駄目ですよー

    780 :

    いっちにたいして優しい世界

    781 :

    ここまで読者に愛されている>>1は珍しい

    782 :

    >>781
    体調不良にも関わらず失踪しないどころか毎日書いてくださってるんだからそりゃ優しくなりますよ
    いっちほんとお体にお気をつけて

    783 :

    エタらせるどころか次回作予定までやっちゃってるいっちに鞭打つとか愛されて当然よ

    784 :

    おもしろかった

    785 :

    本筋をシリアスに、しかも謎解きっぽく事件の少しずつ輪郭を表していく。
    一方でキャラの性格を掴みながらの日常コメディに妥協がない。

    冗談抜きで市販レベルなんだが何者だよ

    786 :

    押すな押すなは押せって事だと解釈する素敵な>>1に乙を

    787 :

    >>785
    毎回同じコピペしてるお前こそ何者だよ

    1乙!更新嬉しいけど身体は大事にな!
    ここのハチサキのためにも!

    788 :


    体調悪い中ホントありがてぇ…
    でもマジで休んで下さい

    >>776
    蕎麦湯良いよね

    789 :

    >>771 

    更新嬉しいけど、自分の体調のほうを優先してくれ。

    790 :

    >>1
    無茶しやがって…

    791 :

    >>1
    俺がナースコスで看病に行くよ

    792 :

    >>791
    致命傷に繋がるわwwww

    793 :

    >>792
    は?
    おまえ>>791のナース姿見たことないくせに知ったような口聞いてんじゃねえぞすっげえかわいいんだよ

    794 :

    もしかして:
    >>791は戸塚

    795 :

    いちおつ

    いや材木馬だろ

    796 :

    口調からして葉山じゃないかな

    797 :

    この様に皆興味津々で確かな需要が存在するので
    >>791はjpgを貼るように。出来れば網タイツで頼む

    798 :

    葉山ならしゃぶれそうなんだよなぁ…

    799 :

    擬態しろし

    800 :

    八幡(奉仕部連中に話したあとも特に関係性は変わることなく、皆今までと同じように接している)

    八幡(いや、変化はあったか。雪ノ下は毒舌がかなり少なくなったし、由比ヶ浜もキモいと殆ど言わなくなった。元々本心から言っているわけではないから言いすぎると川崎に悪い、とのことだ。何? 仲良くなったのお前ら? 何かあったの?)

    八幡(あと時々からかわれたりいじられたりする。教職を目指すきっかけも川崎とのことがあるからって知られたし、プリクラも見られたし。まあ別に嫌ではないんだが)

    八幡(本格的に付き合うまでは色んなことがあったが、その反動が来たように穏やかな時間が流れる)

    八幡(そして週末が来た)

    小町「お、お兄ちゃんどう? この格好でおかしくないかな?」

    八幡「うん、可愛いぞ。でもそんなにかしこまる必要はないんだぞ? ただ大勢でメシ食うだけなんだから」

    小町「何言ってんのお兄ちゃんは! 沙希さんや大志君だけじゃなくて御両親も来るんだよ! だったらいつかしこまるっていうの? 今でしょ!」

    八幡「もう古いからなそれ」

    八幡(そう、今日は比企谷家と川崎家の顔合わせがあるのだ)


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