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    元スレ八幡「なんだ、かわ……川越?」沙希「川崎なんだけど、ぶつよ?」2

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    102 = 97 :

    八幡(結局別々の会計だったので俺が川崎の分を払うことはなかった)

    八幡「別にこれぐらいなら奢ってもいいのに」

    沙希「これぐらいだからいいの。さっさと食べよ」

    八幡「おう…………ってカウンターか? 二人用のテーブル空いてんぞ」

    沙希「…………テーブルだと正面に座るでしょ」

    八幡「? そうだな」

    沙希「あたしは比企谷の隣に座りたいの」

    八幡「! そ、そうか。ならカウンターにするか」

    沙希「うん」

    八幡(俺達はカウンター席を確保し、買った物をつまみはじめる)

    八幡「これ食ってちょっとしたら映画にちょうどいい時間だな」モグモグ

    沙希「そうだね。もうすぐ公開終了なんでしょアレ? だったらそんな混んでないだろうし急がなくていいよね」モグモグ

    八幡「おう。結構いいタイミングで観に来てるよな。ただ公開時間をネットで調べる時にネタバレ見たりしないように苦労したぜ」モグモグ

    沙希「ネットあるあるだね」モグモグ

    八幡(適当な雑談で時間を潰す)

    八幡「よし、そろそろ行くか」

    沙希「そうだね。あ、比企谷、口元ソース付いてるよ」

    八幡「…………」スッ

    沙希「…………何で身構えてんのさ?」

    103 = 97 :

    八幡「いや、またお前の口で取るんじゃないかって……」

    沙希「っ! こ、こんな公衆の面前でするわけないでしょ!」

    八幡(周りに誰もいなかったらやってくれるんですかね?)

    沙希「ああもう、ほら」

    八幡(川崎は紙ナプキンを取り、俺の口元に当てて拭う。子供扱いだが、別に悪い気はしない)

    八幡「ん、サンキューな。んじゃゴミ捨ててくるわ。一緒に捨てるからまとめようぜ」ガサガサ

    沙希「うん、ありがと」ガサガサ

    八幡(俺はまとめたゴミを捨て、入口で待っていた川崎と合流する)

    八幡「よし、行くか」

    沙希「うん」

    八幡(俺達は映画館に向かって歩き出す。そしてごく自然に川崎は俺の手を取る)

    八幡「あ…………」

    沙希「たまにはこっちでもいいでしょ」キュ

    八幡「…………そうだな」ギュッ

    八幡(俺は繋がれた手を少し強めに握り返した)

    104 = 97 :

    二回投下しても中身が薄いから普段の1投下と変わらないな
    まあこのペースなら今週中には終わるでしょ

    また明日ノシ

    105 :


    カルピスは原液だと甘すぎるから、薄めて飲むのが好きです

    107 :

    乙乙
    今週中に終わるのはデート編だけだよね?
    その後のイチャイチャ編や日常編は期待していいよね?

    109 :

    乙!
    >>100なんだこいつ、と思ったら>>1だったww
    電池切れそうなのに何やってたんだww

    110 :

    乙でございます

    111 :

    本編、今週中で終わるのか・・・
    でも、当然いちゃラブ編が続くんだよね?

    112 :

    ちょっと頑張れば明日終わるんじゃ

    113 :

    投下する
    今回はさすがに八幡が八幡じゃなさすぎる
    キャラ崩壊がひどいので沙希に…………じゃなかった、先に謝っとこう
    すまんな

    114 = 113 :

    八幡(映画館に着いた俺達はチケットを購入する)

    八幡(前もって二人分の金額を用意していた俺はさっと支払い、チケットを受け取ってその場を離れた)

    八幡(川崎は財布をポシェットから出そうとしていたが、繋いだ手を離さなかったのでもたついていた隙を狙った俺の大勝利である)

    沙希「もう…………」プクー

    八幡(頬を膨らまして唇を尖らす川崎も可愛い! …………じゃなくて)

    八幡「さっき階段で変なことしちまったからその詫びってことにしといてくれよ」

    沙希「だから、あたしは全然嫌じゃなかったって言ってるじゃない」

    八幡「それでも突然あんなことするのは良くないだろ」

    沙希「なら、せめて飲み物代くらいは出させてよ」

    八幡「ん、じゃあゴチになるわ」

    沙希「買ってくるよ。何が良い?」

    八幡「手、離れるけどいいか?」

    沙希「………………一緒に買いに行こ?」

    八幡「おう」

    115 = 113 :

    八幡(買った飲み物を持って指定の席に座り、少しするとブザーが鳴って照明が消える)

    八幡(しかし映画って予告は本当に面白そうだよな。予告は)

    八幡(ちなみに今回見るやつはアクション含みの恋愛もので、この前とは逆になっている。この前のヒロインが主人公だからな)

    八幡(まあヒロイン視点で展開するから派手なアクションにはならんよな。本来なら恋愛ものに興味はないのだが、この前見たやつがヒロイン視点だとどう写るのかは見てみたい)

    八幡(そして予告やCMが終わり、本編が始まった)

    116 = 113 :

    沙希「うう…………」グスグス

    八幡(上映が終わり、照明が点くとやはり川崎は泣いていた)

    八幡(俺だってあの大団円の感動的な結末にちょっとウルッときたのだ。前回のあれで泣いた川崎がこうなるのは予想の範囲内である)

    沙希「良かった……良かったね…………」グスグス

    八幡(こいつがホラー系に弱いのは知ってたけどこういうのにも弱いんだな、別の意味で)

    八幡「おい、大丈夫か?」

    沙希「うん……ごめんね、すぐ落ち着くから」グスグス

    八幡(そう言ってハンカチを目に押し当てる川崎。掃除のおばちゃんが微笑ましくこちらを見ているのが気まずい)

    八幡(だからって無理に連れ出すわけにもいかないしな)ナデナデ

    八幡(しばらく頭を撫でていてやると、ようやく泣き止んで顔を上げた)

    沙希「ごめん、行こっか」

    八幡「おう」

    八幡(川崎は立ち上がって俺と並んで歩き出すが、そこから何も言わない)

    八幡(まあしばらくはこいつも気恥ずかしいだろ。今は話し掛けないでおくか)

    117 = 113 :

    優美子「うっさい、消えろし!」

    八幡(映画館を出たところで聞き覚えのある声がした。てかこの特徴的な語尾は三浦のものだ。自分が言われたのかと思ってビクッとしてしまったぞ)

    八幡(そちらを見ると三浦と海老名さん、そして軽薄そうな男二人組がいた)

    八幡(状況から察するにあの女子二人をナンパしているといったところか。二人の顔を見る限り迷惑そうだが、てか三浦は明らかに怒っているが、男共はニヤニヤしているだけで怯んだ様子はない)

    八幡(立ち去ろうとしてもさり気なく道を塞いだりして逃がさないようにしている。海老名さん、ちょっと泣きそうだぞおい)

    八幡「あー…………ちょっと行ってくるわ」

    沙希「あたしも行くよ。人数いる方がいいでしょ」

    八幡(うーん、あまり川崎を危険な可能性に晒したくはないんだが…………俺と離れて一人にさせると今度はこいつが他の男にナンパされるよな多分)

    八幡「わかった。でもあんま近付くなよ」

    沙希「うん」

    八幡(川崎が数歩後ろから付いて来るのを確認し、俺はそちらに向かう)

    118 = 113 :

    八幡(そして声をかけている方、仮にナンパ男と名付けよう、後ろでにやついてるのはチャラ男な。ナンパ男が三浦の腕を掴んだ)

    ナンパ「いーじゃんいーじゃん、カラオケも飲みも奢っちゃうよー」

    優美子「ちょ、離せし!」

    チャラ「くっくっ」ニヤニヤ

    姫菜「うう…………」オドオド

    八幡「あのー、ちょっといいっすか?」

    ナンパ「あん?」

    姫菜「ヒキタニ君!? サキサキ!?」

    優美子「ヒキオ!? あ、サキサキも……」

    八幡(すげえ。あの三浦ですらサキサキ呼びしてるとは)

    八幡「嫌がってるじゃないですか、やめましょうよ」

    ナンパ「うっせーな、関係ねーだろ」

    八幡「いや、一応そいつらの知り合いなんで……」

    チャラ「だから何だよ、すっこんでろ」ドン

    八幡「おっと……」

    八幡(突き飛ばされて少しよろめいてしまう)

    沙希「あっ。比企谷、大丈夫?」

    チャラ「ん? ……おー、こっちも超レベル高えじゃん!」

    ナンパ「マジだ! おっぱいもでけーし、もろタイプ!」

    チャラ「なあ、そんな根暗男なんかより俺らと遊ぼうぜ」

    八幡(そう言ってチャラ男は川崎に手を伸ばす。あの、男連れの女をナンパしないでくれますかね?)

    119 = 113 :

    八幡(ひとこと言ってやろうと思って口を開く)



    「おい」



    八幡(え、何、今どっかから低くて怖い声がしたんだけど)

    八幡(しかし周りの目は俺に集まっていた。え? ひょっとして俺の声なの?)

    八幡(自分でも信じられないうちに勝手に口が言葉を放っていく)

    八幡「誰に断って人の女に話し掛けてんだてめえ」

    チャラ「いって! いってえ! 離せよ!」

    八幡(俺はいつの間にか川崎に伸ばされてたチャラ男の腕を掴み、強く握っていた)

    ナンパ「っ! この…………ひっ」

    八幡(ナンパ男が三浦から手を離してこっちに来ようとしたが、俺がそちらを睨むとビクッと怯む。この時ばかりは腐った目に感謝しとこう)

    チャラ「くっ、離せよ! …………あがっ! が、あ、あ…………」ヘナヘナ

    八幡(チャラ男が掴まれてない腕を振り上げたので俺はさらに力を込める。以前雪ノ下に習った『痛い手首の掴み方』である)

    八幡(これは女性の力でもかなり痛い。ソースは俺。まあ実体験だ)

    八幡(チャラ男は痛みのあまりその場にしゃがみ込んでしまった)

    ナンパ「お、おい、もう止めてやってくれ」オロオロ

    120 = 113 :

    八幡(ナンパ男がうろたえながら話し掛けてくるが、俺はそれを無視してチャラ男に言う)

    八幡「お前、今この手で何をしようとした?」ギリギリ

    チャラ「がっ……あっ……」

    八幡「俺の女に手を出そうとしてたよな」ギリギリ

    チャラ「すいません! すいません! 許してください!」

    沙希「比企谷、その辺で」ポン

    八幡「あ? …………あっ、か、川崎」

    八幡(川崎に肩を叩かれ、俺は勝手に動いていた身体と口の自由を取り戻す)

    沙希「あたしは何もされてないからさ。ね?」

    八幡「え、えと…………」パッ

    チャラ「うう…………」

    ナンパ「おい、だ、大丈夫か?」

    沙希「あんた達、さっさと行きなよ。ナンパ自体はいいけど嫌がってる相手にしつこかったり強引だったりはやめときな」

    ナンパ「は、はい。おい、行こうぜ」

    チャラ「うう……す、すんませんっした」

    八幡(二人はそそくさと街の喧騒の中に消えていく)

    八幡(……………………)

    八幡(あー、やっちまった)

    八幡(川崎は気にもとめていないようだが、誰かに見られてたら変な噂が流れるかもしれん。三浦や海老名さんの方が見れない。いや、またあの時のように怯えられてるんだろうが)

    121 = 113 :

    八幡(さすがに自分に怯える女子の表情なんて見たいものでもないので、顔を逸らしながら川崎にそっと話し掛ける)

    八幡「わりぃ、あの二人のフォローを頼めるか? 俺は話し掛けない方がいいだろ。怖がられるしちょっと離れてるから」

    沙希「そんなことないと思うけど…………ま、わかったよ」

    八幡(俺はその場を離れてビルの壁に向かって頭を付き、うなだれる)

    八幡「なんか、色々やらかしちまったなぁ…………」

    八幡(思い返すのも恥ずかしいことばかりだ。行動も、セリフも)

    八幡(だけど川崎に何かされるよりは断然マシか。そこだけは良かったと思おう)

    八幡(うん、考えてみりゃこれ以上下がる評判なんてねえんだ。それにさっきの反応を見る限り川崎はいつも通りに接してくれてる)

    八幡(ならクラスメートを、川崎の友達の海老名さんを、由比ヶ浜の友達の三浦を助けられただけプラスだと考えよう。うん、マジ俺ポジティブ…………はぁ)

    122 = 113 :

    沙希「なに溜め息なんかついてんの?」

    八幡「おっと、二人は大丈夫か?」

    沙希「うん。今は帰ったけどまた今度お礼するって」

    八幡「え? 来んの?」

    沙希「あれはわざとキレキャラを演じていたんだって言っといたよ。んでそれを見られたのが恥ずかしいから今は話しないでってのも」

    八幡「あー、それならまだマシかな……」

    沙希「あの二人はもういないからあたし達も移動しよ。その…………さっきのでちょっと目立っちゃってるから」

    八幡「マジか、とっとと逃げよう」

    123 = 113 :

    今日はここまで

    すまんな、八幡に「俺の女に手を出すな」って言わせたかったんや
    さあ、どんな文句も受け止める覚悟は出来てる
    ばっちこいや!

    ほとぼり冷めたらまた投下しに来るぜノシ

    125 :

    ハチマンガ ボクノシッテル ハタマンジャナイヨ...

    126 :

    いろはすがやらかした時にブチ切れヒキタニ君を見ているから耐性し大丈夫っしょ

    127 :

    いかにもな展開でいいんじゃないかな(フォロー下手くそ)

    128 :

    え、俺とか言ってた頃のナルヶ谷くんが戻ってきたんだね

    129 :

    小町を守るためと想像したらありえなくもなくもない
    キャラ崩さずに言わせたいとかさせたいとか、難しいけど応援してるからな

    130 :

    真面目な話、こういうふうに豹変して無自覚に語気を荒げたり暴力に訴えられる素質のある人って
    かなりの高確率でDV野郎一直線なんだよな。将来沙希さんがどんな扱いを受けるか非常に楽しみですね

    131 :

    らしくない八幡だったとしても
    この後の流れで納得させればいいんだよ。期待してる

    132 :

    自己犠牲しても仲間を守りたい八幡らしくなくない・・・と考えれなくもない、まぁ説得力があれば何も文句はないよ>>1がんばって


    >>130みたいな嫌味ったらしいやつもいるけどね

    133 :

    130って友達いなさそう

    134 :

    口調がヤクザみたいになるのはやりすぎだったかもしれないね

    135 :

    ≫130

    なんかそういうデータあるんですか?

    136 = 135 :

    ≫130

    なんかそういうデータあるんですか?

    137 :

    落ち着け単に結婚後の話まで書いて欲しいって捻デレしてるだけだろ

    138 :



    まだ、新型爆弾を持て余してて「どぉしよおぉぉぉ」って感じが伝わってきました☆

    139 :

    >>135
    あるぞ
    支援センターなんかじゃ結婚後にDVやらかす傾向が跳ね上がる暴言癖のあるタイプや
    マウント行動についてしっかり教育してくれるぞ

    140 :

    ワンピースにドラゴンボール、ガンダムにプリキュア
    その他数多のアニメ・漫画主人公はDV予備軍なんだよ!
    って言ってるのと変わらんって気付いてるか?

    141 :

    余所でやれや

    142 :

    この話はここで終わりにして次の更新を待ってようやないの

    144 :

    ンモー、せっかくの甘々な感じがDVとか無粋なコメで台無し

    145 = 143 :

      )
    (=ω=”) <この前川崎の目の前でさきさき~と言ったら、ひっぱたかれた…解せぬ

    146 :

    サキサキがフォローしたみたいにキレた演技ならまだ八幡っぽい
    >>130の言うとおり、これくらいのことでカッとなって周りが見えなくなるタイプって身近にいたら怖いよ
    そんな八幡は嫌だな

    147 = 139 :

    女読者はドン引きですよ

    148 :

    そもそもほとんどの漫画、アニメのキャラなんて実際にいたら頭おかしい人ですけどね

    149 :

    >>147
    お前にドン引きなんだよなぁ
    現実と創作の区別がつかないお前みたいなのが一番社会にとって危険なんだよ

    150 :

    雑談ならこっちでやれよ。
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436064354/


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