元スレ八幡「なんだ、かわ……川越?」沙希「川崎なんだけど、ぶつよ?」2
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
551 :
乙です
婚約オメ
552 :
乙やで
ええでええで!
554 :
乙ですわぁ
はちさきはやっぱりいいなぁ
555 :
乙
果たして、ガハマさんとゆきのんの心境や如何に?
556 :
>>555
ポルナレフ状態だよな
恋人のフリしてると思ったら気づいたら婚約してた
558 :
やっぱ恩師だし、平塚先生には報告しないといけないよ
ドッキリじゃなくて誠意を見せるために二人で手を繋いでな
559 :
もうやめて!先生のライフはゼロよ!
560 :
指輪も見せよう、なんなら恋人つなぎで
561 :
親の金で買った指輪
562 :
婚約もしたし家族を養うためには八幡もついに社畜ルートに入らざるを得なくなったか……。
563 :
社畜じゃなくても公務員ルートがあるから別にいいんじゃね
564 :
大差ねーよ
566 :
八幡が魔法遣い見習いから勇者へクラスチェンジしたせいか、もう初期とは別人レベルで男らしいな。サキサキも依存度高杉だろ。
ぼっちのリミッターが外れるとこうなるのか…
567 :
>>566 少なくとも1週間に1回は賢者にもなるな
568 :
八幡「ただいま」
八幡(ドアを開けるとリビングには小町と親父がいた。お袋は台所にいるようだ)
小町「あ、お帰りお兄ちゃん。沙希さんとのデートどうだった?」ニヤニヤ
八幡「ん、ああ…………」
比企谷父「いいんだ八幡、何も言わなくていい。自分の部屋で思いきり泣いてこい」
八幡「だからフられた前提で話をすんな…………ちょっと話したいことがある。お袋もいいか?」
八幡(声をかけると手を止めてこちらにやってくる。俺の少し真面目な表情に小町は不安そうな顔だ)
八幡「その、実は今度会ってもらいたい人がいるんだが」
比企谷母「あら、もしかして昨日言ってた川崎さん? 告白してきたんでしょ。上手くいったの?」
八幡「えっと、川崎もだけど会ってもらいたいのはそれだけじゃなくて…………」
比企谷父「何だ? はっきり言え」
八幡「その……川崎と婚約したからさ、向こうの家族と会ってもらいたいんだ」
八幡以外「…………………………え?」
八幡「日取りは向こうとも相談するけど早けりゃ今度の土日辺りにでも…………」
比企谷母「ちょちょちょちょっと八幡、あなた何を言ってるの?」
小町「おおおお兄ちゃん、こここ婚約って沙希さんと!? え? え?」
比企谷父「おい落ち着けお前たち。ほら、深呼吸だ、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
八幡「親父も落ち着け。何を産む気だ」
569 = 568 :
八幡(結局全員落ち着くまでしばらく時間を要した。深呼吸したり水を飲んだりして、ようやくまた全員が元の位置に座る)
比企谷父「ふう、落ち着いた。あのな八幡、婚約ってのはお前の意志だけで決められるものじゃないんだ。まず相手の返事を聞いてからでないと」
八幡「ストーカーじみた一方的な考えなんてしてねえから。ちゃんと告白したから」
比企谷母「あのね八幡、その川崎さんというのはひょっとしたらあなたの想像上の人物ではないかしら?」
八幡「精神病でもねえから。小町も会ったことあるし」
小町「うーん、お兄ちゃんと沙希さんが付き合うとは思ってたけどまさか婚約までするなんて…………本当に?」
八幡「何だよ小町まで。別に本人に確認したって構わねえぞ?」
比企谷父「しかしお前まだ高校生だろう? 相手の親御さんが何て言うか…………」
八幡「ああ、それは問題ない。もうあっちの家族には許可もらってるから」
比企谷父「え?」
八幡「なんか家族総出で川崎のことをよろしく頼むって頭下げられたよ。何で川崎一家ってあんなに俺を信頼してんのか知らねえけど」
小町「さ、沙希さんの両親にも?」
八幡「ああ、ついさっきな」
570 = 568 :
比企谷父「なあ、その川崎さんはどういう子なんだ? 気を悪くしたらすまないが、不良物件を早く片付けようとかそういうことじゃないよな? …………いや、怒るな。俺は川崎さんをよく知らんのだ。高校生の娘を婚約させるなんて現代ではなかなかないんだぞ」
小町「お兄ちゃん落ち着いて。怖い顔になってるよ…………お父さんの言うこともわからないわけじゃないでしょ」
八幡「…………ああ、すまん」
小町「でもお父さん、沙希さんはいい人だよ。正直お兄ちゃんには勿体ないくらい」
比企谷母「へえ。ちなみに顔は可愛いの? 写真とかないの?」
八幡「プリクラぐらいしか…………あっ」
小町「え、お兄ちゃん沙希さんとプリクラ撮ったの? 見せて見せて!」
八幡(しまった。つい口が滑った…………ええー、あれ見せるの? …………ま、いいか)
八幡「スマホカバーの裏に貼ったんだけどな。ほら、これだ」スッ
小町「! お、お兄ちゃん! お兄ちゃんが沙希さんにほっぺにチューされてるよ! ほら!」
八幡「知ってるよ俺達が撮ったんだから」
比企谷父「おい、この子のどんな弱みを握って言うことを聞かせてるんだ? 今ならまだ謝れば間に合うぞ」
571 = 568 :
八幡「雪ノ下みたいなこと言ってんじゃねえよ。そんなことしてないから」
比企谷父「し、しかしこんな綺麗な子がお前を好きになるなんて」
八幡「うん、それはみんなに言われるわ。ちょっと俺も思うけど」
比企谷母「でも本当に美人ね。スタイルもいいし」
八幡「ああ。ちなみに家族多くて親御さんが大変だから家事は率先してやってる。料理とかすげえ美味いし、裁縫とかもそこらの主婦より腕が良いと思う」
小町「そういえば昨日のお昼は沙希さんの手料理だったんだっけ?」
八幡「悔しいことに食事に夢中になってしまったよ…………あと四人姉弟の一番上だから面倒見もいいしよく気が利く」
比企谷父「聞けば聞くほど良い子じゃないか」
八幡「ああ………………な、なあ小町、何で川崎は俺なんかを好きになったんだ?」
小町「何でそこでヘタレるのこのゴミいちゃんは!? むしろ自信持とうよ!」
八幡「そ、そうだな、うん。プロポーズしてOKもらったんだ。川崎は俺が好き。川崎は俺が好き…………」
小町「なんか自己暗示みたいなのかけ始めた……」
八幡「ま、まあそんなわけだから。このメモ、川崎んちの電話番号な」
572 = 568 :
比企谷母「じゃあちょっと電話してみるね。今大丈夫かしら?」
八幡「いつでもどうぞって言ってたし大丈夫じゃね? 俺ちょっと着替えてくるから。小町、そろそろカバー返してくれよ」
小町「あ、うん」
八幡(俺はカバーを戻し、部屋に戻る)
八幡(部屋着に着替えているとスマホが鳴った。画面を確認すると川崎からの着信だった)
八幡「おう、もしもし?」
沙希『もしもし、今大丈夫?』
八幡「平気だ。どうした?」
沙希『今、親同士が電話してるでしょ? 比企谷も親に言ったんだなって確認をちょっと』
八幡「そっか。やっぱり信じられないって反応だったけどな。多分電話するまで半信半疑だったぜあれ」
沙希『まあ普通は信じられないでしょ。息子が帰ってきたらいきなり婚約しました、なんて』
八幡「だろうな…………川崎、もうお前は俺から逃げられないからな?」
沙希『うん。逃げられないようにしっかり捕まえててね』
八幡「ああ、絶対逃がさないから…………んじゃまた明日な」
沙希『また明日ね』
八幡(俺は電話を切り、リビングに降りる。ちょうど親も電話が終わったとこのようだ)
573 = 568 :
比企谷母「ねえ八幡…………あんた一体何したの? 何かすごい向こうの家族に受けがいいんだけど」
八幡「いや、そんな大したことはしてない…………と思う。何でか知らねえけどやたら気に入られてるんだよな」
比企谷父「どんなことを言われたんだ?」
比企谷母「本当に良くできた息子さんで羨ましいとかとても気が利くとか。あと妹ちゃんの保育園でも話題になってるらしいわよ。信じられないことにいい意味で」
八幡「あーあれか……いや、川崎と一緒に保育園のお迎えしたことあったんだよ。そん時ちょっとな」
小町「お兄ちゃんてば色んなとこで沙希さんへのフラグを立ててたんだね」
比企谷父「まあ相手も良くできたお嬢さんのようだし、お前を好きになってくれているのなら文句はない。婚約は認めよう」
八幡「おう。ありがとうな親父」
比企谷父「ただし、家庭を持とうとするなら将来のことも真面目に考えるんだぞ」
八幡「わかってるよ。さすがに専業主夫とか言ってるわけにもいかねえしな。いい大学も目指さなけりゃならないし、悪いけど大学までこの不肖の息子をよろしく頼む」
八幡(そう言って頭を下げるとお袋と小町が泣き始めた。何でだよ)
574 = 568 :
比企谷父「八幡……立派になったな」
八幡「なってねえよ。これからなるんだ」
比企谷父「うう…………母さん! 今日は飲むぞ! 八幡、お前も飲め!」
八幡「立派になるって言った直後の未成年に酒をすすめるな…………そういや顔合わせはどうなったんだ?」
比企谷母「うん。今度の土曜日にでもどこかの店を借りようかって。ウチじゃ駄目なのかしら?」
八幡「ああ、川崎は猫アレルギーなんだ。ウチはあんまりよろしくない」
比企谷母「あら、そうなの。なら仕方ないわね…………とりあえず今日の夕飯は豪勢にしましょ」
八幡(お袋はいそいそと台所に向かう)
比企谷父「ところで八幡、その、川崎さんとはもうヤったのか?」ボソボソ
八幡「子供の性事情を聞いてくんなよ……まあ、昨晩な」ボソボソ
比企谷父「そうか、お前も男になったか」ボソボソ
八幡(小声で会話しながら親父は俺の頭をガシガシと撫でてくる)
八幡(とりあえず両家に問題はなさそうだ。これで晴れて俺と川崎は公認の婚約者になれたわけだな)
575 = 568 :
とりあえずここまで
>>566
ほ、ほら、八幡は基本スペックは高いから
サキサキという精神的支柱を得れば原作でもこのくらい格好良くなるってきっと
だからサキサキエンドでお願いしますわたりん!
また明日ノシ
576 :
乙です
なんて良い家族達だ!
577 = 556 :
親父ww
578 :
おっつー
579 :
乙!
親父ェ……
って思ったけど俺らは過程見て納得してるけど、知らなければ親父の反応が普通なんだなww
581 :
雪乃(困ったわ…私ももう両親に話してしまったのだけれど)
582 = 554 :
八幡両親が地雷踏みかけてて草生えた
とりあえず乙ー
583 = 555 :
乙
これはゆきのんとガハマさんが精神崩壊しかねんな。あと平塚先生も
584 :
ただただ八幡が平塚先生に暗殺されないかだけが心配
585 :
そこに舞い込むオメデタいニュース
586 :
まさかのスレ分割説
587 = 568 :
八幡「ふぁ…………」
八幡(いかん、あくびが出てしまった……あの酔っ払いどもめ。さんざん絡みやがって)キコキコ
八幡(昨晩両親ともしこたま飲んで遅くまで騒ぎ、そのまま酔いつぶれたので後片付けなどは俺がする羽目になった。小町はさっさと避難させたからな)キコキコ
八幡(ま、寝不足ってほどでもない。すぐに目が覚めるだろ)キコキコ
八幡(おっと、川崎家が見えてきた)キコキコ
八幡(到着、っと)キキッ
八幡(しばらく待ってるとドアが開き、川崎が出てきた)
沙希「おはよ。ごめん待たせちゃって」
八幡「おはよう。いいよこんくらい。原因当ててやろうか?」
沙希「え?」
八幡「親が酒飲んで後始末とかに追われたのが原因だな?」
沙希「ひょっとしてあんたのとこも?」
八幡「ああ」
八幡(本当は大志経由で小町から聞いたんだけどな)
八幡「ま、遅刻するってことはないだろ。乗れよ」
沙希「ん。よろしく、旦那さん」
八幡「…………気が早えよ」
沙希「顔、赤いよ?」
八幡「お前だって」
沙希「ふふ」
八幡「はは」
八幡(川崎は荷台に腰掛け、俺の身体に腕を回す。それを確認して俺はペダルを漕ぎ出した)
588 = 568 :
八幡(いつもの公園に到着し、川崎が自転車から降りる。もちろん俺もだ。ここからは自転車を押して二人で歩いて登校だ)
八幡「よし、行こうぜ」
沙希「あ、ちょっと待って、その前にさ」
八幡「ん? んむっ……」
沙希「んっ…………ふふ、おはようのキスがまだだったからね」
八幡「だ、誰かに見られたらどうすんだよ?」
沙希「あたしは別にいいけどね」
八幡「はぁ、まったく…………ま、いいか。でも不意打ちは止めろよ。声出そうになるから…………あと明日は俺からするからな?」
沙希「ん、今してくれてもいいよ?」
八幡「…………」キョロキョロ
八幡(俺は周囲に人目がないのを確認して川崎と唇を触れ合わせる)
八幡(そんなことをしていたら遅刻ギリギリに教室に駆け込むことになってしまったけどな)
八幡(ちなみに目はすっかり覚めた)
589 = 568 :
八幡(いつも通り真面目に受けた授業の一つ目が終わった休み時間、自分の席でぼーっとしていると二つの影が近付いてきた)
八幡(顔をそちらに向けると三浦と海老名さんの姿がある)
優美子「ヒキオ、お礼だし。ありがたく受けとんな」
姫菜「ヒキタニ君、土曜はありがとう。はい、これ」
八幡(そう言って俺の前に置かれる二つの黄色い缶。千葉のソウルドリンク、マックスコーヒーだ)
八幡「ああ、そういやそんなことあったな。気にしねえでいいのに」
優美子「んなことできるわけないっしょ。本当はもうちょっとちゃんとしたお礼がしたいけどあんたにはサキサキがいるからね」
姫菜「こんなもので申し訳ないけど、感謝してるのは本当だから」
八幡「いや、ありがたくいただくよ。それより、その…………怖がらせてすまなかった」
優美子「ちょ! 頭上げるし! 全然そんなこと思ってないから!」
姫菜「そうだよ。私たちに向けて怒ってたわけじゃないんだし、ね?」
八幡「あ、ああ」
八幡(頭を上げると改めて二人は俺に感謝を述べて戻っていく。マッ缶はありがたくいただいとこう)
590 = 568 :
彩加「ねえ八幡、さっきの三浦さん達は何だったの?」
八幡(次の休み時間に戸塚がそう話し掛けてきた。やっぱり注目されてたよなああれ)
八幡「いや、そんな大したことじゃないよ…………それより戸塚、今日昼飯一緒に食わないか?」
彩加「え、でも八幡は川崎さんと」
八幡「ああ。ちょっとそれ関連でも話したいことがあってな」
彩加「うん、わかったよ。いつものとこ?」
八幡「ああ」
八幡(婚約したなんて言いふらすものではないのだが戸塚には報告すべきだろう。すでに川崎の許可も得てある)
八幡(伝えるべき人には伝えるつもりなのだが…………平塚先生はどうすっかなぁ? 別件で用事があるがついでに伝えるかどうするか…………)
591 :
八幡を暖かい庭まで連れ出してくれたんだな……サキサキ
幸せだけ描いたお伽話なんてないから、泣く人達も出るけど
592 = 568 :
さっきまた明日と言ったな。あれは嘘だ! お前たちは何度騙されれば気が済むのか
ちょっとだけ追加投下。サキサキが電話しか出番ないのは一日一沙希として微妙な気がするので
ではまた来年ノシ
594 = 579 :
けーちゃん「ひとをしあわせにするうそは、ついてもいいんだって」ニコッ
595 :
騙されたのに悔しくないだと…?
来年まで続けるのかこのペースでスゴいな>>1はww
あ、乙です
597 :
あ~面白い。1、乙す。いつも楽しみにしてます。いっち、愛してるよ。
598 :
くぅ~また騙されてしまいした、>>1乙です!
599 :
乙です
そしてまた今日も我々は騙される訳ですね、よろしくお願いします
600 :
また来…年…?
みんなの評価 : ★★
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