元スレ電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
601 = 1 :
今日は多分書けない
どうでもいいが>>597の発言があれだな
今になって読み返してその不気味さに気が付いたわ
あれだ、真昼には別の言い方があるだろ
ああいう事だ
602 :
いやわからん
603 :
ハートを撃ち抜かれる
って言いたかったのかww
604 :
そうだね正午だね
605 :
中尉「はぁ・・・・」
プリンツ「?」
こうなってしまっては話が進まない
そうだよな・・・・・許嫁というのも真実、彼女の兄代わりであったことも真実
彼女が艦娘取扱規定の異動の項による特例を使ってこの鎮守府に来たというのを、他の人間には隠せ
それならば彼女は僕を兄と呼ぶことを選んだ、それすらもまた強引に変えさせるというのは
中尉「・・・・」チラッ
プリンツ「???」クビカシゲッ
↑そこまで深く考えてはいない
流石にやり過ぎか・・・・」
中尉「呼び方についてはもういい・・・・今回呼んだのはこれについてだ」
僕は呉大将から届いた手紙を彼女に渡す
プリンツ「・・・・・へぇ」
中尉「僕はその抗体を作りたいんだが、何か手は無いだろうか?」
プリンツ「ふむふむ」
ひとしきり読み終えたのか、手紙を机に置いて彼女は腕を組む
首を横に傾げ右下を見つめる
この格好は彼女が真面目に物事を考えるときに取る恰好だ
プリンツ「・・・・A+B′は 唯一7:3にするとどちらでもないものに変化した」
プリンツ「なら9.9:0.1とか・・・・そう言うのはどうですか?」
プリンツ「ほら、少量の毒から慣れて行けばいずれ体に抗体ができるっていうじゃないですか?」
中尉「しかし手紙にはその比率が、唯一Cに変化する道であると書いてあるが?」
プリンツ「めー、確かめてみないとわかりませんよ」
プリンツ「1ℓの血の中にたった一滴でも深海棲艦の血が勝つんでしょうか?」
プリンツ「そもそもこのウィルスの感染経路というのはどこからですか?」
中尉「話では・・・・研究中だと」
プリンツ「なるほど、でもそれはお兄ちゃんが実験をやらない理由にはなりません」
プリンツ「はっぽーさいなのはわかります」
プリンツ「でも少なくとも人には何かをトリガーにして抗体を作る事が出来る」
プリンツ「それは十分に実験の動機に成り得ます」
プリンツ「さぁ!そうと決まればまずは深海棲艦を捕まえましょう!!腕がなりますよー!!」
中尉「・・・・」ファイヤーファイター
押しが強いな、思い返してみれば彼女の行動を阻止で来たことは一度も無かったな・・・・
中尉「深海棲艦の血ならすぐに手に入るだろう」
プリンツ「え?鹵獲してあるんですか?」
中尉「まぁな」
606 = 1 :
雷「最近暇ね・・・・暁以外」パチッ
響「良い事じゃないか、平和という事だ・・・・・暁は訓練に明け暮れているが」パチッ
電「訓練ばかりじゃ萎えるのです・・・はいリーチ」パチン
春雨「チッ」
電「・・・・」ニヤッ
春雨(ここは流れに身を任せる・・・・)パチ
雷(腕を上げたわね・・・・)パチン
響(まだだ・・・・まだ振り込まない・・・・)パチン
雷「ツモ!チンイツトイトイサンアンコウサンカンツアカイチリンシャンカイホウ!!」パチーン
響「ブッ!!!」
電「は?」
春雨「うそだ!!!」
雷「はい私の勝ちー♪全部貰って行くわねー」ガサガサ
響「」
電「えっ?マジ?」
ガラッ ハイルゾ
春雨「くそっ・・・・これが横須賀の雀鬼・・・・」
雷「これで司令官に美味しいお肉買おっと♪」
春雨「お願い!それをとられたらもうお金が無いの!!見逃してください!!」
雷「麻雀は余興や遊びじゃないのよ・・・・」
春雨「なんでも・・・・しますからぁ・・・・」
春雨「体でもなんでも売りますからぁ・・・・」
中尉「なるほど、なら俺が買おうか」ヒャイ
春雨「くぅ・・・・初めてなのに・・・・」
電「・・・・ん?」
雷「あら?」
春雨「ふぇ?」
中尉「じゃ」
電「いやああぁぁぁぁダメなのですぅぅぅぅぅ!!」ドンドンドン
雷「あれ?開かないわ!しれーかん!愛人は二人までだからね!!聞こえてるの!!」
響「」
春雨「・・・・あの・・・・」
中尉「悪いようにはしない」
中尉「ちょっと血を抜くだけだ」
春雨「」
春雨「いやぁぁ!!やめろぉぉぉ!!死にたくなーい!!!!!」
607 = 1 :
中尉「連れて来たぞ」ドサッ
春雨「グエッ」
プリンツ「じゃあベルトで椅子に固定してください」
中尉「あいよ」カチャカチャ
春雨「ななな・・・・」
プリンツ「はーい♪すぐ終わるからねー」
春雨「あわわわわわわ・・・・・」ガクガクブルブル
プリンツ「大丈夫よ・・・・我がドイツの医学薬学は世界一だからー」
プリンツ「そして私は・・・・・世界一の看護師なんです!!」チュウシャビシィィ
中尉「春雨・・・・」
春雨「お願い・・・・やめて…」
中尉「人間の偉大さは、恐怖に耐える誇り高き姿にあるのだ」
春雨「」
プリンツ「あ、墜ちた」
プリンツ「こーつごーこーつごー♪」チクッ チュウウウウゥゥゥウゥゥ
中尉「深海棲艦の血は青いのだな」
プリンツ「それに冷たいんですね・・・・」
春雨「」
608 = 1 :
ねば
609 :
中尉の誘拐の仕方うますぎwww
610 :
こいつがシリアスな笑いというヤツか(違)
611 :
はっぽーさいってなんだよ!しっかりツッコメよ!
612 :
咲とアカギはわかった。一応雀鬼もか?
613 :
八方塞 八宝菜 ということか・・・だいたいあってる
614 :
第六駆逐隊が麻雀ってなんかシュールww
てか嶺上開花(リンシャンカイホウ)ってカンしないとダメじゃね!?
615 :
>>614
咲っていう麻雀漫画の有名なシーンなんだよ
リアル麻雀で考えちゃダメだ
616 :
第六駆逐隊の鼻と顎が尖ってざわ…ざわ…してたらそれはそれでシュールなんだけどな
617 :
中尉が春雨を拉致して、プリンツと実験を続け
雷電姉妹が提督の不貞を許すまじと走っていた頃
居酒屋鳳翔 横須賀店
大鳳「・・・・おかわり」
龍驤「もうその辺にしとき・・・・鳳翔さん、水一杯頼むわ」
鳳翔「えぇ・・・・」
大鳳「おかわりぃ!」
龍驤「あかん!しまいや!あほんだら!!」
大鳳「うぅ・・・・」
龍驤「昼間っから呼び出して、何かと思えば酒なぞかっ食らってからに・・・・」
龍驤「なんや?なんかあったんと違うか?」
大鳳「うぅぅ・・・・うーうーうー!!!!」ブンブンブンブン
大鳳「ううぅうぅうっぅーーーーーーーーーー!!!!!」ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンドゴブンブンブンブン
龍驤「ちょ!!あかん!!あかんて!!」
龍驤「あかーん!!!」バチーン
大鳳「きゃっ!!」ステン
鳳翔「まぁ!」
龍驤「駄々子みたいに暴れるなあほぉ!!たく・・・・また一人で溜めこんで・・・・」
龍驤「まぁわからんでもない、女性初の海軍士官・・・・おまけに悪名高い陸軍の提督とくらぁ」
龍驤「こりゃストレス溜まるでぇホンマァ」
大鳳「提督・・・・ていとくぅ・・・・・」ポロポロ
大鳳「うっ・・・・ふぎゅ・・・・」
龍驤「あぁもう!!とりあえず鼻かみーや。ほらちーんて」
大鳳「・・・・・ちーんぅ」
龍驤「ドあほ!口で言ってどないすんねん!!」
大鳳「・・・・・」チーン
龍驤「よし・・・・ほら話してみいや、何があったんや?」
大鳳「誰にも言わない?」
龍驤「うちと鳳翔さんはお前の姉代わりみたいなもんや!ぜぇぇったい誰にも言わへん!」
鳳翔「えぇ・・・・どのような話でも・・・・です」
大鳳「ホント?」
龍驤「約束や!ウチが約束やぶったことあったかいな!」
大鳳「・・・・」フルフル
龍驤「そら・・・・いってみぃ」
大鳳「うん・・・・あのね・・・・」
618 = 1 :
龍驤「・・・・」
鳳翔「・・・・これはまた」
大鳳「・・・・」プルプル
龍驤「大鳳・・・・なんでウチらに一言いわへんかった?」
大鳳「お・・・・怒って」
龍驤「怒っとる、当然や」
鳳翔「当然です」
大鳳「ぅぅ・・・・」
龍驤「だけど・・・・少し嬉しいわ、お前も立派になったなぁ」ワシワシ
大鳳「ぐすっ・・・・」
鳳翔「陸軍の友さん・・・・どうにも信用できません」
龍驤「まぁ、大鳳はまんまとそいつの口車に乗せられたというところやな」
鳳翔「一度話をまとめましょうか・・・・」
龍驤「そうやな」
四条鎮守府に着任して間もなく、大鳳さんに手紙が届いた
話しがしたいという内容
そして自分ならあなたを大将の位置まで登らせることができると
これに興味を持った大鳳さんは向かった先で友さんと雪風に出会った
そこでこれからの海軍は腐敗の一方で陸軍にいずれ掌握されるかもしれないという話を聞いた
そこで大鳳さんは彼等と協力体制を結んだ
深海棲艦化した春雨ちゃんが四条鎮守府に住み着いた後またしても手紙が届いた
内容は春雨の治療には呉鎮守府の助けが必要だという事
そして四條の提督は呉へ、そして南西へ向かった
大鳳さんは提督さんが療養している隙に呉へ向かい
呉の大将に若葉さんを使って脅しをかけた・・・・
鳳翔「こんなところでしょうか・・・・」
大鳳「はい・・・・」
龍驤「わからんなぁ・・・・自分なんで横須賀の大将に牙を剥くんや?あんなに慕っとったのに」
大鳳「・・・・皆さんも知っていると思いますが・・・・」
大鳳「全国の各鎮守府ではたびたび規律が乱れることがあります、被害者は全て艦娘です」
鳳翔「・・・・提督への全権委譲による悪行ですね」
大鳳「えぇ・・・・私はそれが許せなかった、黙殺される悪が・・・・」
大鳳「・・・・いつか私がのしあがって解決しようと、そう思っていた」
大鳳「でも・・・・事態はそんな悠長なことを言ってはいられなかった」
大鳳「被害者は・・・・雪風ちゃんは壊れていた・・・・春雨ちゃんは手遅れだった・・・・」
鳳翔「・・・・」
大鳳「だから私はあの男の口車に乗った、利用してやろうと思った」
大鳳「提督が南西に行った後、私は飛龍さんに聞いたんです」
大鳳「横須賀の大将は・・・・あの人に汚れ仕事を押し付けていた・・・・」
大鳳「自らの管轄の自らの不手際を他の人間にやらせていた・・・・」
大鳳「こんなの・・・・許されるはずはない・・・・ならば!!」
大鳳「なら!私が正しい方向へ!!持っていく!!他の誰でもない私が!!!」
大鳳「多少強引な手を使ってでも!!多くの業を背負ってでも!!私が!!!」
龍驤「・・・・」
619 = 1 :
龍驤「大鳳・・・・つまるところ自分の目指す世界は真っ白な世界っちゅー事か?」
大鳳「そうです。誰もが笑って過ごせる世界です」
龍驤「そらえぇな・・・・ホンマにえぇ世界やと思う・・・・でもな?」
龍驤「仮に・・・・仮にやそんな世界ができたとする」
龍驤「でもどっか狂って悪人が現れた・・・・そいつはどうするんや?お前が殺すと思うか?」
大鳳「当然です、それが私の責務です」
龍驤「ちゃうなぁ、そいつはウチが殺すで」
龍驤「必ず殺す・・・・だってなぁ」
龍驤「うちは自分のそないな悲しそうな顔見たくないもん」
大鳳「!」
龍驤「ええか?お前が幸せを願う人間の数だけ、お前の幸せを願う人間てのはおるんや」
龍驤「多分、その提督さんもその一人やろ、うちがやらんでもそいつがやるで」
鳳翔「なんなら私もやっちゃいます!」
大鳳「鳳翔さん・・・・」
龍驤「なぁ大鳳、誰もが笑って過ごせる世界・・・・その誰もに」
龍驤「君は入っちゃいかんのか?」
大鳳「・・・・私の手は・・・・・」
龍驤「洗えばええやん」
大鳳「でも!私はもう・・・・・」
龍驤「まだや、踏みとどまれる」
龍驤「本当に友君の口車に乗って利用してやろう思たら、自己犠牲はあかんで」
龍驤「うちの為に、うち等の為に働くんや!!」
龍驤「そういう気でいな・・・・視野がせもうなるで?」
大鳳「・・・・・」
龍驤「真っすぐ・・・・どこまでも真っすぐてええやん、美徳やでホンマ」
龍驤「お前のいう事は何一つ間違っちゃない」
龍驤「でも・・・・だからこそ一人で突っ走ったらあかん、善人は利用されるんや」
龍驤「やからな?少しは頼らんとあかんで?」
龍驤「これからはうちらを頼ったらええ、お前が高みを目指すっちゅうなら手ぇ貸したる」
龍驤「もう一人で悩まんでええ・・・・だから」
龍驤「もう泣くなや・・・・可愛い顔が台無しやで・・・・」
620 = 1 :
大鳳「・・・・・」スゥスゥ
龍驤「まったく・・・・まだまだうちが付いてなあかんな」
鳳翔「龍驤さん・・・・敵の狙い、どう思われますか?」
龍驤「・・・・まだ何とも言えへんな、情報が足りん」
龍驤「大鳳が協力してから呉大将を脅迫するまでの期間・・・・全てを偶然とするには流石に出来すぎや・・・・」
龍驤「どこか・・・・怪しい所があるはずや・・・・」
鳳翔「・・・・」
1、四条鎮守府に着任して間もなく、大鳳さんに手紙が届いた
2、話しがしたいという内容
3、そして自分ならあなたを大将の位置まで登らせることができると
4、これに興味を持った大鳳さんは向かった先で友さんと雪風に出会った
5、そこでこれからの海軍は腐敗の一方で陸軍にいずれ掌握されるかもしれないという話を聞いた
6、そこで大鳳さんは彼等と協力体制を結んだ
7、深海棲艦化した春雨ちゃんが四条鎮守府に住み着いた後またしても手紙が届いた
8、内容は春雨の治療には呉鎮守府の助けが必要だという事
9、そして四條の提督は呉へ、そして南西へ向かった
10、大鳳さんは提督さんが療養している隙に呉へ向かい
11、呉の大将に若葉さんを使って脅しをかけた・・・・
安価下三つ
怪しい所はどこか
622 = 1 :
とりあえず今日はネバ
安価の分岐の際のifはこのSSが完結した時に書く
安価下
625 :
鎮守府にスパイがいるのか
626 :
御神楽少女探偵団ばりに答えがわからんな(トリガー全パターン試しながら
627 :
まぁ春雨の件が漏れてる時点でスパイを疑わないとね
628 :
リンシャン三暗三カン対々ってそれ四暗やん
629 :
ミンカンしてればスーアンならんだろ
630 :
鳳翔「海軍の腐敗とはなんでしょうか…」
龍驤「そりゃあれやろ、不貞をやらかす提督とそれを見過ごす大本営の事を指してるんとちゃうか?」
鳳翔「そうでしょうが・・・・それで陸軍が海軍に勝てるとは思えません」
龍驤「そやなぁ・・・・陸さんも虎視眈々と狙っとる、けども現状の戦力を覆せるわけあらへん」
龍驤「搦め手なら話は別やけどな」
鳳翔「つまりハッタリ・・・・」
龍驤「心理的に揺さぶりをかけた・・・・とちゃうか?」
鳳翔「春雨の治療には呉鎮守府の助けが必要だ・・・・何故呉鎮守府を名指しで?」
龍驤「食の舞鶴開発佐世保、研究呉に武横須賀・・・・ちゅうことやろな」
龍驤「艦娘全般の研究をやっとる呉や、当然敵の研究もやっとるやろうからな」
龍驤「選択肢としては妥当やと思うで」
鳳翔「・・・・もしくは他に呉でなければならない理由があった・・・・」
龍驤「あるかもなぁ」
鳳翔「待ってください・・・・友さんは何故春雨さんが四条にいることを知っていたんでしょうか?」
鳳翔「深海棲艦をかくまったとなれば大問題です、関係者は隠すはず・・・・」
鳳翔「なのに友は春雨ちゃんありきで手紙を送ってきた・・・・」
鳳翔「ということは・・・・」
龍驤「・・・・裏切り者がおる・・・・・」
鳳翔「かもしれません、そしてその可能性が一番高いのは?」
龍驤「死神か?」
鳳翔「えぇ・・・・彼も元陸軍、もしかすると・・・・」
龍驤「次点で電か・・・・いっちゃん最初の発見者や・・・・」
鳳翔「疑えばキリがありませんね・・・・」
龍驤「逆に考えようや、友はそもそも春雨の存在を知っていた・・・・どうや?」
鳳翔「知ったうえで送り込んだ、となれば春雨ちゃんはグル?」
龍驤「もしくは何も知らされていない捨て駒か」
鳳翔「友は・・・・南西に横須賀が向かうのを知ったうえであえて四条に春雨さんを送り込み、死神に呉に行くように誘導した」
鳳翔「情報提供を理由に南西で死神に横須賀を消させる」
鳳翔「空いたポストへ大鳳さんを・・・・どうでしょう?」
龍驤「だとすれば友と呉大将はグル?ならなんで大鳳は呉大将を脅したんや?」
鳳翔「・・・・大鳳さんは初めから蚊帳の外?何かの陽動でしょうか?」
龍驤「そもそもそうだとしたら春雨をどう手懐けたんや?腐っても深海棲艦やろ?」
鳳翔「・・・・」
龍驤「敵さんの目的はもっと単純なのかもなぁ・・・・」
鳳翔「単純ですか、例えば?」
龍驤「そやなぁ・・・・例えば・・・・」
龍驤「嫌がらせ、もしくは本当の目的を隠すための」
龍驤「大がかりな群集劇を大鳳にお膳立てさせたのかもなぁ」
龍驤「主役はまだ暗幕の裏だったりしてなぁ・・・・」
631 = 1 :
「そう言えば先日忍び込んだ艦娘はどうしたんですか?」
「ふふふ・・・・うふふふふふふふふふ」
「話も通じないとは・・・・まぁいい目標数まであと数週間」ガチャ
「・・・・・私です、生産を急がせなさい」
「材料が足りない?なら特別艦娘も充てなさい、構いません」
「これは全て正義です、正義の名の下の行いに罰などありません」
「コレであなたもワタシとイッショデース」
「No problem.....すぐにラクになりますヨ」
「トモダチが増えて・・・・とってもウレシイデース・・・・」
「そんな目をしないデ・・・・カナシイーデス」プスッ
(あぁ・・・・冷たい・・・・)
(ここまでかぁ・・・・ねぇ、傷だらけの死神さん・・・・)
(信じてるよ・・・・救ってくれるって・・・・)
(貴方の手で・・・・もう一度)
コイツラヲナグッテクレルッテ
632 = 1 :
ねば
内容が薄っぺらい気もするが書いてて楽しいから良しとしよう
あと麻雀について
>>615だうん、その通りだ、代弁してくれてありがとう
本気で考えないでくれ、雰囲気を出したかっただけなんだ
633 :
飛……龍……!?
634 :
金剛なりふり構わないなぁ...
635 :
薄かないけど、物語進める前にもっと勧善懲悪時代劇みたいな1話完結話が見たかったかな
636 :
プリンツ「それじゃあお兄ちゃん、私は部屋に戻るね♪」
中尉「あぁ、今日はありがとうな」
プリンツ「いいですいいです♪」ガチャバタン
プリンツと実験を行ってわかったことがある
彼女の言うとおり極端な比率であれば、人間の血は侵食ウィルスに侵されないという事だ
ゆっくり、ゆっくりではあるが人間の血は徐々に抗体をつくることが可能であるという事だろう
まさか本当にプリンツの言う通りになるとは、やはり優秀だ
これで長い目で見て、春雨の件は解決だな・・・・
コンコン
中尉「どうぞ」
電「失礼するのです」
中尉「電か、どうした?」
電「これはどういう事なのです?」
彼女はある人物を背負っていた
春雨「」コワレチャウコワレチャウ
中尉「あぁ、彼女は実に役立ってくれた」
電「まさか・・・・ここまでするとは思いませんでした・・・・」
電「春雨ちゃんは部屋に帰ってくるなり倒れて・・・・うわごとのように壊れるって・・・・」
電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」
中尉「・・・・さすがに抜き(血液的な意味で)すぎたか?」
電「ぬきっ!!(抑えられない性への好奇心的な意味で)」
電「変態!獣!えっちなのです!!!」
中尉「意味が分からんな・・・・」
雷「御飯よー」ガチャ
中尉「あぁ、ご苦労」スクッ
雷「今日はステーキよ!!」スタスタ
中尉「む?奮発したな?」スタスタ
電「あっ!待つのです!話はまだ終わってないのです!!」テコテコ
春雨「」ズルッ
電「あぁ・・・・ごめんなのです・・・・」
中尉「あれ?暁はどうした?」
睦月「まだ訓練をしてますよ?」ムグムグ
中尉「何故止めない?」
吹雪「止めましたが、あれは何を言っても聞き入れませんよ・・・・」
響「何を焦っているんだろうね、司令官は何か心当たりがあるかい?」
中尉「そう言うのは直接聞くのがいいだろう」ガタッ
響「私も行っていいかい?」
中尉「構わん」
響「ありがとう」ゴソッ
中尉「何を持っているんだ?」
響「みかん」
637 = 1 :
暗い海面の上、跳ねるように動く者がいた
その者は紫紺の髪を揺らし、胸に白いブローチを付け、手に持つ砲で的を打ち壊す
今だ拙い動き、しかしその目は決して自身の無いもののそれではない
中尉「あかつきー!!」
僕が呼び掛けると彼女は僕に気付き、近づいてくる
暁「ごきげんよう司令官、どうしたの?」
響「もうご飯の時間だよ」
暁「え?」
中尉「気付かなかったのか?こんなに暗いのに」
響「お腹が空いてると思って持ってきた、食べなよ」
暁「あ、ありがと」
中尉「ならばそのみかんを食べてから行こうか」
暁「うん!」
中尉(ん?)
中尉はここで気が付く、彼女の胸に輝くカミツレのブローチに
だが彼は特段取り乱すことも、突然追求することも無かった
暁「んー♪甘酸っぱくておいしいわ!!」
響「そうか、それは良かった」
中尉「・・・・なぁ暁、ひとつ聞いてもいいかい?」
中尉は優しく、そして静かな声で聴く
それはまるで幼い子供に道を尋ねるような
敵意も無く、期待も無く、意図があるわけでもなく
ただただ戯れを目的とした、大人の意地悪
彼は彼女が取り乱すことをわかって尋ねる
暁「ふぇ!!あの!!これは・・・・その・・・・」
中尉「ははっ」
響「慌てすぎ」
暁「うぅ・・・・司令官」
中尉「わかっている、友の奥さんと名乗る人にもらったのだろう?」
暁「知ってたの?なら・・・・あの夜何があったのかも?」
中尉「僕は神様じゃないからね、詳細なことはわからないよ」
中尉「でも、友が僕に何かしらの揺さぶりをかけていることは知っている」
中尉「生来の付き合いだ・・・・雰囲気でわかるし心当たりもある」
暁「じゃ・・・・じゃあ過去に置き忘れた思い出っていうのは?」
中尉「それも自称奥さんから?」
暁「・・・・うん」
中尉「聞きたいのか?」
響「ヤー」
中尉「・・・・何故君が返事をする?」
響「私たちはあまり貴方の事を知らない、知りたい」
中尉「気持ちのいい話ではないさ・・・・僕が15の時の話だ・・・・・」
638 = 1 :
僕には二人の友がいた
暁があった友、そしてその恋人の女だ
二人は婚約をしていてね、よく僕に仲人だ赤ん坊を取り上げろだと言ってきていた
それもそうだろう、僕は医者なのだから
彼等との出会いは同じ地区であったというだけであった
勿論他にも子供は大勢いた、でも、この二人といるのが一番楽しかったのだ
しかしいつまでも楽しい時間は続かない
友は軍人としての英才教育を受ける為、僕らと遊ぶことが少なくなった
そんな折に作ったのが・・・・カミツレのブローチだった
彼女はつながりを形に残したかったのだと思う
軍人としての友、医者としての僕
歳をとるたびに会うのは難しくなるだろうからね
まぁ・・・・それも今は叶わないのだがな
あくる日の事だ
女は僕の別荘にとある用事でやってきた
あぁ・・・・あそこだよ、あのお墓があったところだ
彼女の用事も一通り終わり、僕は少し町まで出かけた後だった
放火にあったんだ
からっとした天気で別荘が木造だったこともあって火はすぐに燃え広がった
加えて周りは森だ、一面火の海に囲まれていた
僕は火を抜け、必死に家を目指した
目にしたのは倒壊した一部の家屋に巻き込まれて死んだ両親
そして・・・・身動きの取れない彼女
僕は必死になって彼女を助けようとしたが・・・・僕だけではとても手に負えなかった
心当たりがあると言ったね?
僕はね、彼女を殺したんだ
ほかならぬ僕の手で
僕はじわじわと足が焼け、悲鳴をあげる彼女を見ていられなかった
そして、とっさに持っていた小刀で彼女の胸を・・・・突き刺したんだ
彼は酷く悲しみ・・・・そして壊れた
一時期は本当に幻覚と幻聴に苛まれ、本当にどうしてよいかわからなかった
でもまぁ・・・・彼も今ではだいぶ立ち直ってな・・・・
えっ?なんで小刀を持ち歩いていたかって?
それはね・・・・
雷「いい加減にしないと冷めちゃうわよー!!」
暁「あっ!今行くわー!!」
中尉「まぁこんなところか・・・・」
響「一つ聞いてもいいかい?」
中尉「ん?」
響「話を聞く限り友は司令官を恨んでいる・・・・何故手をうたないのだ?」
中尉「・・・・僕は何があっても彼を受け止めるつもりだし、彼にも僕を恨む理由がある」
中尉「それに・・・・彼は僕のかけがえのない友人だ」
響「・・・・わからない、彼は間違っていると思う」
中尉「例え間違っていても、味方でいるのが友人というものだ」
中尉「それがたとえ三文芝居であっても、付き合ってやるのが友情だ」
響「じゃあ・・・・例えばその三文芝居で、関係のない人が巻き込まれて死んだらどうする」
響「それでも司令官は同じ事が言えるのかい?」
中尉「目の届くところにいたら守ってやれるが、それ以外では自己責任だ」
響「それは無責任というのではないのかい?」
中尉「とるべきものが責任、負うべきでないのが責任感、君のは後者だ」
中尉「僕はただの人だ、限度がある」
雷「いい加減にしないとご飯下げるわよー!!」
中尉「さぁ行こう、冷えてきた」
639 = 1 :
そう言って彼は去る
響「限度がある・・・・か」
響「限度があるから、巻き込みたくないから司令官はいつも一人で出かけるのかい?」
響「あの深夜、司令官は二輪に跨りどこに行っていたんだい?」
響「なぜ、そんなにも怪我が多いんだい?」
響「私たちは艦娘、司令官を守るのも仕事だ」
響「それなの・・・・何故守らせてくれない?選んでくれない?」
響「非常に、非常に不愉快だ・・・・」
響「私たちは・・・・守られるだけの人形ではない・・・・」
誇り高き不死鳥の独白は
夜の闇に静かに消えた
640 = 1 :
ねば
642 :
暁の社交界デビューは小話かと思ったらがっつりと本編に絡んでたなww
643 :
おつ
っていうかこんなとこでスレタイかよw
644 :
粘
645 :
最後の最後でスレタイ持ってくるのかと思ったらまさかここかよww
646 :
おらスレタイ回収だもっと喜べ
647 :
短編 狂気の果て
雪風「くすんくすん」
「…」
雪風「くすんくすん」
「…どうしたんだい?」
雪風「雪風は泣いているんです」
「どうして泣いているんだい?」
雪風「どうして泣いているのかわからないんです」
「それは困ったね、何か心当たりはあるかい?」
雪風「無いんです」
「事情を知る友達はいるかい?」
雪風「それもわからないんです」
「そうかい…こまったなぁ…」
雪風「くすんくすん」
648 = 1 :
赤城「あら、雪風ちゃん?どうしましたか?」
雪風「雪風が泣いている理由を知りませんか?」
赤城「ん?何か悲しいことでもあったの?」
雪風「それもわからないんです…」
赤城「そっか…きっと不安なのね…」
赤城「みんなーちょっと来てー!」
加賀「どうしたのかしら赤城さん」
飛龍「はーい」
蒼龍「何か御用ですか?」
赤城「雪風ちゃんが不安がってるの」
加賀「そう…心配することは無いわ」
加賀「この戦いは勝利しかないわ、なぜなら私たちがいるからよ」
飛龍「そうだよ!この飛龍様がもついているからね!」
蒼龍「こら!慢心はダメよ!!」
雪風「…」
蒼龍「まだ不安なら…えい!!」ギュッ
雪風「わふ!」
蒼龍「これで怖いことなんて何もないよ!」
蒼龍「ん~雪風ちゃんあったかーい!」
飛龍「あっ!ずるいよ蒼龍!!」
蒼龍「早い者勝ち―!」
加賀「まったく、騒がしいわ…」
赤城「ふふふ…」
赤城「さて…そろそろ戦闘用意です」
蒼龍「うぅ…名残惜しいなぁ」
飛龍「鎮守府に帰ればまた抱きしめられるよ!」
加賀「さぁ…持ち場に戻って」
赤城「第一攻撃隊!発艦はじめ!!」
649 = 1 :
比叡「えへへ…情けない姿になっちゃっいましたね…」
雪風「比叡さん?」
比叡「悪いんですが…二つだけ頼みごとがあるんです、いいですか?」
雪風「あっ、はい」
比叡「金剛お姉さま…榛名に霧島…みんなに愛していると伝えてほしいです」
比叡「そして…どうか最後は味方の手で沈みたい…」
雪風「わかっ・・・」ビービービー
雪風「退避命令?」
比叡「あちゃー無粋だなぁ」
雪風「すみません比叡さん、また戻ってきます」
比叡「はい、待ってますよ」
雪風「…すぐ戻ってきますから」
比叡「大丈夫です!雪風ちゃんが戻るまでは沈みません!」
比叡「まだ…まだ……動ける…」
比叡「お願い…連れて行って…」
比叡「私を……」
比叡「一人にしないで…」
比叡「お姉さま…」
650 = 1 :
時津風「雪風…」
雪風「時津風ちゃん?その怪我…」
時津風「いやぁ…とちったぁとちった…もう動けないわー」
雪風「そんな…一緒に…」
時津風「ゆきかぜーいきのこれーいきのこるのだー」
時津風「いきのこってみんなをまもるのだー」
時津風「時津風のぶんまでいきるのだー」
時津風「なくなよー、ないたらばけてでるからなー」
時津風「だから…もうバイバイ…」
天津風「いいこと雪風、よく聞いて」
雪風「天津風ちゃん…時津風ちゃんが」
天津風「知ってるわ、だから聞いて」
天津風「夜寝る前には必ず歯を磨くこと、夜更かしも駄目よ」
天津風「汗をかいたらお風呂に入って、ご飯もちゃんと食べるのよ?」
雪風「なんで…そんなこと」
天津風「嫌な予感がするのよ…まぁあたらなければいいんだけど…」
天津風「ほら、そんな顔しないの、大丈夫だから…ね?」
雪風「…本当?」
天津風「本当よ?嘘なんてつかないわ」
雪風「…」
雪風「…嘘つき」
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