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    元スレ電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」

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    151 :

    いかづちから漂う斧キャラ臭

    152 = 1 :


    中尉「そろそろ本題に入りましょうか」


    羊羹を二人で半分ほど食べ、話をすすめる


    菊月「そうだな…前任者が突然死んだと聞いた、故に貴殿は我が鎮守府との関係についてあまり知らないだろう」

    菊月「単刀直入に伝えよう」

    菊月「私は次の解体艦娘の斡旋の催促に来た、我々が仕事を用意する」


    ・・・なるほど…
    まさかそっちから来るとは


    中尉「……少々お待ちを」

    菊月「あぁ…」


    僕は立ち上がり執務室の机の引き出しを開ける
    以前見つけた顧客リストを取り出して確認する
    程久保・・・程久保・・・

    見つけた、これか…
    程久保特務准将・・・在籍艦娘数は一人
    目立った戦績は無し
    なるほど、碌に戦果も上げないボンボンのクズだな・・・
    階級だけは無駄に高い


    中尉「菊月さん、申し訳ないが今現在この鎮守府に解体の予定はない」

    菊月「…ダメだ、それは困る・・・・・・無理矢理にでも用意してくれ、全責任はこちらがとる」

    中尉「と言われましても・・・皆高練度の者ばかりでして…」

    菊月「ここには特別艦娘がいただろう?それで構わない・・・」

    中尉「…どこでそれを?」

    菊月「私の提督の情報網だ…」

    菊月「仕方ないだろう?高練度の者しかいないのであれば・・・」

    中尉「…申し訳ないが断じて首を縦に振ることはできない・・・・」

    菊月「・・・・・・私の提督は・・・その気になれば貴殿を更迭することもできる・・・・・・」

    中尉「例えそうであっても、お断りします…僕がこの鎮守府の提督である限り、彼女達を変態の下へは行かせることはできない」

    菊月「…知っていたのか・・・・・・」

    中尉「菊月さん、同僚を売るような真似・・・恥ずかしくは無いのですか?」

    菊月「…司令官は私にとって絶対だ……私にとっては・・・ここが最前線なのだ…」

    菊月「一人の感情で司令官の命令を足蹴にするわけにはいかない・・・」


    そう言って彼女は顔を伏せた
    僕が立っていたからこそ見えた彼女の膝に置かれた手は、固く固く握られていた

    失言であった、つい感情的になってしまった
    そうだろう、恥ずかしくないはずがないのだ
    味方を売る行為・・・明確な裏切りが
    だがしかし彼女もどうにか納得していたのだ、理不尽な上司の命令に
    ただ愚直に
    殺せと命じられたから殺す
    戦場での命令と、彼女に与えられたそれの本質はどちらも何ら変わらない
    ただ”部下として上官の命に従った”
    それだけの話
    耐えがたき屈辱を耐え、今にも口から出てきそうな不満を飲み込み
    彼女もまた、内なる恥辱と戦っているのだ


    中尉「…菊月さん・・・・こんな事を言うのは場違いですが………ここに来ませんか?」

    菊月「・・・・なんだと?」

    153 :

    シリアスパートは時代劇を見てるようですき

    154 = 1 :


    中尉「僕なら、貴方を貴方の望むように使ってやれる・・・・・・貴方の上司は私が何とかします・・・・だから…」

    菊月「…」キョトン

    中尉「…何か?」

    菊月「いや……そんなことを言ってくれたのは貴殿が初めてだ」

    菊月「私は今…言葉にできないほどに嬉しい……」

    中尉「であれば――菊月「しかし…遠慮させてもらう」

    中尉「…」

    菊月「すまない」


    心の底から申し訳なさそうに笑う
    その笑顔は、年相応のものであった


    中尉「理由を・・・聞かせていただけますか?」

    菊月「…貴殿の言うとおり・・・私は私の行いを常に恥じている・・・」

    菊月「命令であっても、それは決して正当化されるものではない」

    菊月「しかし…しかし私は・・・・・・捨てられるのが酷く怖いのだ…」

    菊月「私に憑依した船は・・・敵に散々弄ばれた挙句、放置された・・・」

    菊月「その記憶のせいであろう・・・私は怖い…」

    菊月「だから例え外道の配下で、自らも外道となり果てようとも・・・」

    菊月「私は・・・二度と捨てられたくはないのだ…」

    菊月「故に裏切ることはできない・・・ゴミ溜めであろうと・・・あそこが私の居場所なのだ…」


    再び笑う彼女
    その笑顔は酷く侘しいものであった


    中尉「…それは残念だ・・・・先ほどの発言、お許しください・・・」

    菊月「なに・・・事実だ……」

    菊月「それに・・・そんなことも気にならないほどに・・・貴方の誘いが嬉しかった・・・」

    菊月「来世で私を・・・私が望む場所へ連れて行ってくれ」ニコ

    中尉「…あなたはもっと笑った方が素敵だ」

    菊月「戯れはよしてくれ…そろそろ帰ろう・・・解体艦娘の件は私が何とかしよう・・・」

    中尉「…入り口まで送りましょう」

    菊月「ありがとう」



    155 = 1 :


    入り口


    菊月「もう会うことは無いだろう…だから最後に聞かせてもらえるか?」

    中尉「なんでしょう?」

    菊月「貴殿なら…私をどう使う?」

    中尉「…迫撃兵として目測を、狙撃主として観測手を、戦車兵として砲手を・・・常に共にありて互いを守り合う・・・」

    中尉「貴方はきっと優秀な副官になってくれる」

    菊月「…なんだそれは?ははっ・・・まるで陸軍ではないか」

    中尉「僕は元々陸軍ですので」

    菊月「なるほど…常に共に最前線か…悪くない・・・・」

    中尉「…」

    菊月「遥か先の時代・・・巡り合えたなら、共に歩もう・・・」

    中尉「武運長久を」ザッ

    菊月「さらばだ、貴殿の事は永劫忘れはしない」ザッ



    そう言って鎮守府を後にする彼女
    その背中は、酷く小さい


    156 = 1 :


    中尉「…」

    いかづち「しれーかん!!」

    あかつき「まちなさいいかづち!!」

    ひびき「はらしょー」

    いなづま「みんなはやいのですー!!」

    睦月「にゃにゃ!!走ったら危ないのです!!」

    中尉「ん?どうした雷?」

    いかづち「あさのおわびにくっきーやいたの!!みんなでたべましょう!!」

    あかつき「あかつきもやいたわ!!」

    ひびき「やー」

    いなづま「いなづまもおてつだいしました!!」

    中尉「そうか、ありがとう」ナデナデ

    いかづち「んふふ・・・・もっともーっとなでていいのよ!!」

    あかつき「あ、あかつきもやいたわ!!」

    ひびき「わたしはこうちゃをいれたよ」

    いなづま「がんばってきじをこねたのです!!

    中尉「そうかそうか…みんなありがとう」

    睦月「睦月も頑張りましたよ!!」

    中尉「はいはい」

    睦月「だから睦月も大事にしてください!!!」

    中尉「ははは・・・ならば大事にしようじゃないか」ガシッ

    睦月「にゃにゃ!?」

    中尉「みんなは先へ行っていてくれ」

    第六「はーい!!」ステテテテテ

    157 = 1 :


    中尉「さて…大事にするか…」

    睦月「はにゃ・・・はにゃにゃにゃにゃにゃ・・・・・」

    睦月「ななな・・・いけません!!睦月は・・・睦月はそんなに軽い女の子じゃないのですぅ!!!」ムツキーン

    中尉「バカを言うな、別の用事だ」

    睦月「あ…そうですか・・・・何の御用で?」

    中尉「今日の夜、僕は出かけるから鎮守府を頼むよ」

    睦月「誰と?」

    中尉「一人で」

    睦月「ふにゃ!?おひとりでは危険です!!睦月もご一緒します!!」

    中尉「…」

    中尉「…そうか…睦月も吉原に来るのか・・・それはそれは・・・」

    睦月「よし…わら・・・?」

    睦月「…」

    睦月「」

    睦月「はにゃあああああっぁっぁぁっぁああぁぁ!!!!!!!」

    睦月「あううぅぅ/////ふけつですうぅぅぅ////////」イヤンイヤン

    中尉「ははっ・・・生娘が、冗談に決まっているだろう」

    睦月「」

    睦月「ふしゃあああぁぁあぁぁぁ!!!!!」トビカカリーン

    中尉「やめろ、飛びつくな、重い!!!」

    睦月「睦月の純情を弄ぶのは許しません!!!!吐くのです!!!何をしに行くのです!!ていうか重くないのです!!!」ポカスカ

    中尉「そうだなぁ…”踊り子の足を切りに行く”・・・だ…ていうか密着するんじゃない、無い胸が当たって――睦月「うにゃあ!!」いだっ!!!」

    睦月「はぁ提督はでりかしーに欠けます……それでそれは何かの暗号ですか?」

    中尉「そうだ…陸軍の軍医が良く使う・・・言われた奴は”片道切符を忘れるな”・・・決まってこう返す」

    睦月「ふーん・・・よくわからないのです」

    中尉「わかったら意味が無いさぁ行くぞ、茶が冷める」スタスタ

    睦月「はぁーい」トテトテ




    裏切りはいつも辛かろう
    理不尽な命令は苦しかろう

    届かぬ叫びは今日
    僕が聞き入れた

    命という狂った舞台で舞い続ける哀れな踊り子よ
    今その舞台の幕を強引に降ろそう


    僕自身の手でその苦しみから

    菊月

    貴方を救おう



    158 = 1 :

    睦月ちゃん・・・青ブラ・・・おへそ・・・・おへそぉ!・・・・うっ・・・・ふぅ・・・・

    ・・・思ったんだが…
    睦月ちゃんの改二の中破絵で椿の花びら散ってるけど…
    深海棲艦の攻撃でね
    あれってさぁ…つまり・・・
    ・・・

    抜かねば(第二射)

    160 :

    落差ェ……

    161 = 146 :

    あれ……?コイツもしかして前スレで睦月弄ってた(変態)提督なんじゃ……いや、無いか

    162 :

    近接武器は刀剣でないと気が済まない僕を許してくれ(中二並感)

    163 :

    接近武器は槍・薙刀だろ常識的に考えて(戦国並感)

    164 :

    陸軍の男は黙ってスコップ
    なお、戦場ならぬ船上では……

    165 :

    ハンマー一択

    166 :

    僕はマチェットが好きです……

    167 :

    トンファーはあかんか?

    168 :

    ここはフレイルで決めよう

    169 :

    軽くて丈夫でいざという時食えて海で獲れる。鰹節だろ、イギリス人も武器にしようとしてた

    170 = 1 :


    個人的な考察

    素人がTシャツジーパンで一対一で戦った際を想定
    評価は良い順にSS S A B C D

    基本的にマチェット以外は長物を対象とする
    (手斧や片手サイズのハンマーは除く)

    使いやすさ 最高に使いやすければS
    切れ味   滅茶苦茶斬れればS
    強度    壊れにくければS(打撃武器として優秀であればS)
    手入れ   すごくめんどくさければS

    あくまで個人的な考察なのであまり本気になって反論はしないでください
    冗談半分ぐらいの気持ちで読んでください
    じゃあなんで書いたのって言われればホントなんとなくなんで本気にしないでください



    日本刀 極めれば斬れぬものなし、骨も肉も関係無し

    使いやすさ B
    切れ味   S
    強度    B
    手入れ   S

    言わずと知れた日本代表の剣
    切れ味は本物だが、発揮するにはある程度の技量が必要
    手入れは必須で刃こぼれしやすい


    ロングソード 刀剣界の柔よく剛を制す筆頭、小細工は必要ねぇ

    使いやすさ A
    切れ味   B
    強度    A
    手入れ   B

    西洋の剣、切れ味に加えて叩ける武器
    日本刀が斬るに対して、こちらは叩き斬るパワーヒッター
    しかし切れ味は日本刀に及ばない



    槍・薙刀 間合い最強、卑怯汚いは敗者の戯言

    使いやすさ S
    切れ味   B
    強度    C
    手入れ   B

    言わずと知れた近接最強本命馬、突くよりも叩く方が多いとか?
    懐に入られなければ敵は無し
    しかし長いものほど折れやすい、側面を叩かれないことが鍵


    スコップ 掘ります殴ります削ります、家庭用と侮るなかれ

    使いやすさ SS
    切れ味   D
    強度    S
    手入れ   D

    ホムセンで買える武器
    陸軍では標準装備だとか
    手入れする必要が無い、本気で叩かれたら洒落にならない
    ちなみに剣スコで掘って角スコで削って塹壕をつくる(らしい)
    掘る部分は弾除けにも使える対抗馬


    ハンマー 力こそ正義、武骨な男のロマン武器

    使いやすさ A
    切れ味   D
    強度    SS
    手入れ   D

    ホムセンで買える武器
    強い(確信)
    しかしその重量故に隙ができやすい
    破壊力はすさまじく、急所でなくても大怪我は免れない
    急所に当たれば一撃でお陀仏

    171 = 1 :


    マチェット 中南米の山東、柔らかく折れにくく軽量まさに刀剣界の細マッチョ

    使いやすさ S
    切れ味   A
    強度    D
    手入れ   C

    農業・林業・軍用とその用途は広い
    今回あげた武器の中では最も軽量、故に手軽さでは最強
    しかし重量の武器を受けるにはあまりに脆い
    近代兵器と併用してこそ、その真価を発揮する


    トンファー (達人が使えば)攻撃よりも防御に優れた武器、体に当たらなければどうということは無い

    使いやすさ B
    切れ味   D
    強度    A
    手入れ   D

    沖縄の古武道において使われる玄人向けの武器
    本来の扱いには訓練を必要とする
    ただ持ち手を持たなければならないという理由はなく、二刀流的に持ってもいいんじゃないか?
    今回の想定ではおそらく警棒として扱われるだろう
    近距離武器というよりも至近距離武器
    個人的には、これを巧みに扱えば一番かっこいい


    レイ(連接棍) 手軽に遠心力を味方につける、わからない人はビニール袋に硬貨をたくさん入れて体叩いてみよう

    使いやすさ S
    切れ味   D
    強度    A
    手入れ   D

    いわゆるモーニングスター
    持ち手、鎖、球体(あるいは棒)という形状
    遠心力を用いて相手を叩く武器、鎖でつながれている分ハンマーや斧よりも容易に力を相手に伝えやすいのでは?
    ただしからぶると自らを中心とした円運動により簡単には止まらない為、隙ができやすい
    基本的に受け止めるのには適していない為、盾との併用が良いのでは?


    斧 男は黙って一撃必殺、殺るか殺られるか

    使いやすさ S
    切れ味   A
    強度    S
    手入れ   B

    >>1イチオシの最強武器
    現実においては冷遇されがちだが、使いやすく破壊力も申し分ない武器
    重量に任せた一撃はまともに当たれば戦闘不能は間違いない
    ハンマーと違い切れ味もある為なお厄介
    しかし重量がある為


    鰹節 日本料理に欠かせない材料、和食の人気は鰹節と昆布なしではありえなかった


    使いやすさ(家庭的な意味で) S
    切れ味  (味的な意味で)  S
    強度   (食品的な意味で) SS
    手入れ  (保存的な意味で) S

    大正義、摂取した事の無い日本人はマイノリティ
    一流のカツオ出汁の吸い物は芸術の域
    保存に適しているが、削る前のものをかじったら口と歯を痛くする
    その強度は炭素鋼を上回り、仮に80cmほどの鰹節が作れれば間違いなく暗殺に使われる
    ふくろに入れて振り回せば間違いなく怪我をする
    今回唯一のオールS(一部SS)









    172 = 1 :

    基本的にマチェット以外は長物を対象とする
    (手斧や片手サイズのハンマーは対象外)

    173 :

    やっぱり鰹節が最強じゃないか

    174 :

    (和食において)大正義鰹節、はっきりわかんだね

    176 :

    鰹節を武器にするとか風来人かよ
    ここは大型モンスターも駆逐できる冷凍本マグロだろ

    177 = 174 :

    風来のシレンで鰹節を武器にするのってあながちネタじゃなかったんだな・・・

    178 :

    ハンマー

    179 = 178 :

    ハンマー、ハンマー

    180 :

    >ハンマー

    武器の使い方が逆だ
    柄の方を使うんだ

    181 = 1 :


    現在フタヒトマルマル

    鞄に最低限の医療道具とテラ銃、弾薬を入れて背負う
    腰には拳銃と手斧
    服装は陸軍の制服に外套を羽織った

    変態准将にはすでに電話を入れてある
    菊月が妙な正義感を振りかざし我々の邪魔をしたという旨で
    彼はその菊月の行動に憤怒すると共に、自分に従順な僕を評価した
    菊月を共に躾けようと提案された

    僕はそれを当然のように受け入れた
    その約束をしていれば、少なくとも僕が行くまでに彼女は傷つけられないだろうからだ
    事実その約束もした

    待ち合わせ場所はとある軍港

    僕は二輪のカギを持ち、鎮守府の駐車場へと向かう


    「あれ?お出かけですか?」

    中尉「あぁ、少し出る」


    執務室を出たところで彼女にあった
    髪をおろしているところを見ると、風呂上がりのようだ


    「お気をつけて」

    中尉「あぁ…」


    彼女と二言程度の会話をして、再び駐車場に向かう




    駐車場
    二輪に跨り約束の軍港へ向かう
    独りで来ているだろうか?
    もしそうなら僕は幸運だ
    まぁ十中八九、武装した共を連れているだろう…

    しかし引き返すことは無い
    これは僕に与えられた任務であり、使命なのだから
    大きなエンジンの音と共に走り出す

    今日の風は、思いのほか気持ちが良かった












    「…行ったね」

    飛龍「だね…私たちは鎮守府の車を使おう」

    飛龍「運転は誰がする?」

    「…お願いしていい?」

    飛龍「あいよー」



    182 = 1 :



    約束の軍港には30分ほどで着いた

    見つからないように港の中へ入ると車が一台
    その周りには将校らしき人間と護衛らしき二人の憲兵
    憲兵をも買収していたか…
    しかしまぁあれだけならば手斧と拳銃だけで十分だ
    その場にカバンを置く

    僕は正面に回り、彼等がすぐに見つけられるように姿を見せる
    准将は僕に気付き手を振ってきた
    呑気な奴め・・・


    中尉「四条鎮守府の少佐提督であります」ビシィ

    程久保准将(以下准将「んふふ・・・どうも、程久保の准将です」


    脂ぎった汚い男だ
    嗅いだ事の無いような香水の匂いが鼻につく


    183 = 1 :


    中尉「此度は解体艦娘――准将「わかってるよ…ヂュフフ・・・」

    中尉「いまだ子どもでありますがよろしいですか?」

    准将「こ、子供だとぉ?おぉ!良いじゃないか!ぬふふ・・・ぬふふ・・・」

    准将「子供かぁ・・・童顔は数多く抱いてきたが・・・・・子ども・・・・うひぃ・・・」

    中尉「…その前に准将・・・おひとつ尋ねてもよろしいですか?」
    (ロリコンめ・・・)

    准将「・・・・まぁ…短くお願いね?」

    中尉「何故このような事を始められたのですか?」


    僕は気になった
    行為についてじゃない
    コイツが本当に殺さなければならない人間なのかをだ
    もしかするとこいつは仲介者かもしれない、そうであれば元締めを殺す必要があるからだ


    准将「私はねぇ少佐・・・女の子の苦痛にゆがむ表情が大好きなのですよ…」

    准将「腹を殴った時のめり込む感触、輪姦した時の絶望の表情、妊娠した子供を目の前で海に捨てるその行為!!」

    准将「艦娘を助けようとした憲兵をそいつの前で殺す!その後!こいつらと一緒になってそいつをなんどもなんどもなんども犯す!!!」

    准将「そんな行為が私は大好きだ!!」

    准将「私はねぇ!!この世のあらゆる絶望の表情が見たいのだよ少佐!!」

    中尉「…」
    (クズめ・・・)

    准将「それに使用済みでもなかなか効果で売れるんだ…ぼろい商売さ!」


    そう言ってケラケラと笑う准将と取り巻きの憲兵
    間違いない、コイツは殺すべきクズだ


    准将「まだまだある――中尉「もういいです…」

    准将「…ツマラン奴だな…まぁいい、お前ら武器を持っていないか調べろ」


    二人が近づいてきた瞬間
    僕は腰の拳銃と斧を抜いた


    憲兵AB「!!!!」


    片方にありったけの弾を撃ち込み、片方の頭を斧でつぶす
    悲鳴をあげることなく倒れこむ憲兵を越え、准将に斬りかかる


    准将「あwせdrftgyふじこl!!!」


    言葉にならない声
    僕はそのままの勢いで斬りかかる

    銃声はみっつ

    斧で准将の頭をかち割る

    何のことは無い
    今回は至近距離でザクロが弾けた

    それだけの事




    184 = 168 :

    さすがに手際がいいな

    185 :

    場数が違うよ、場数が

    186 :

    たんたん、ザクロを叩きましょう たんたん鉛を撃ちましょうー たんたんたん

    187 = 1 :


    准将「」

    中尉「……はぁっ…はぁ…はぁ…」


    倒れこむ肉塊
    仕事はまだ残っている
    人間だったものを、彼等の車に乗せてエンジンをかける
    僕自身は運転席にドアを開けたまま乗り込む
    自動車防御用ベルトを付けてあるのを確認し、エンジンをかける
    横向きの車を、海の方に向ける
    そのまま発進して、あと10mというところで飛び降りる
    車は勢いを保ったまま、大きな音と共に海へと落ちる


    中尉「これで…しばらくは見つからない・・・」


    立ち上がろうとしたその時


    中尉「なっ・・・・あぐっ・・・・」


    腹部が熱い、痛い
    僕はこの痛みを知っていた
    待てよ?僕は准将殿に何発撃ち込んだ?
    二回引き金を引いたはずだ…
    じゃあ銃声は?なぜ一発多いのだ?
    答えは明確であった
    腹部に添えた手に感じる液体

    僕は撃たれたのだ


    中尉(マズイ・・・止血を・・・)

    中尉(急いで・・・かばんを・・・・・)

    中尉(いかん・・・・めがよく・・・・みえない・・・)


    しかし足がふらつく
    だいぶ血を流し過ぎた
    闘いの緊張感が、脳内の警報を鳴らすことを許さなかったのだろう
    叫び声が聞こえる・・・まさか過去に殺した奴らが迎えに来たか?
    次第に意識が遠のく、もはや立つことすらもままならなかった


    中尉(くそ・・・たれめ・・・)


    僕は膝から崩れ落ち
    柔らかな土壌の花畑に顔をついた









    「ちょっ!!提督!?提督!!しっかり!!」

    「聞こえてる!?ねぇったら!!!」

    飛龍「あいつ等は上がって来ない、確実に藻屑だ!蒼龍!提督の状態は!?」

    「マズイよ!意識が無い!!」

    飛龍「チッ・・・計画が甘いんだって!!近距離で、しかも一人で複数に挑むなんて狂ってるよ!!」

    「文句は後!!運ぶの手伝って!!このままじゃ死んじゃう!!」ズルズル

    飛龍「わかってるよ!!蒼龍はそのまま傷口抑えててよ!」ズルズルズル

    「ヤダヤダヤダ…血が止まらないよ・・・」ガチャバタン

    飛龍「ちゃんと抱きかかえて落とさないでよ!!多少運転は雑になるから!!」ブルルルン

    「提督!しっかりして!!すぐに病院につくからね!!!」ギュウ

    188 = 1 :








    「これが腎臓、これが胃、そしてこれが心臓だ!」

    「…わかんない」

    「お父さん、――にはそんなのまだ早いですよ?」

    「むぅ…そうか…」

    「それよりもご飯にしましょ」

    「はーい」

    「ちゃんと手を洗いなさいね?」

    「うん」

    「母さんの言う事はしっかり聞くんだなぁ」

    「母は強しですよ?」

    「てーあらったよー!!たべていい?」

    「はい、おあがりなさい」

    「いただきまーす!!」





    189 = 1 :



    中尉「…」


    目が覚めた時、まず僕の五感が捉えたのはツンとした消毒液の匂い
    真っ白な壁・・・いや天井
    そして五感ではないが、見ていた夢を思い返す
    僕がまだ子供の時の夢、両親がまだ僕を愛してくれていた頃の夢

    この夢はたびたび見る
    決して幸せな夢なんかではない
    この夢を見るたびに、僕は人肌を感じたくなる
    原因はわかっている
    しかしこういう心理的なものは決して無くならない


    中尉「…」


    「お、起きたね」


    今もっとも聞きたくないであろう人間の声ではっとする
    ここに来てようやく腹部の痛みも思い出す
    夢心地から現実に戻ったと言った所だろう

    190 = 1 :

    跳ばねば

    192 = 176 :

    高飛びとか何したんだよ

    193 :

    >>1の~命は~飛行機雲~♪

    194 :

    やはりパートナーは必要

    195 = 1 :

    縄跳びじゃ
    ボクサーみたいに飛びたいんじゃ

    夜のうちに安価らせてもらいます


    安価下コンマ75以上で菊月が四条鎮守府にやってくる

    そして>>197さん
    ガス漏れ(大鳳)かフルタカエルか千歳姉ぇかドM駆逐艦(若葉)
    誰か一人を選んで欲しいんじゃい!
    安価ずれたら安価下

    196 = 160 :

    フルタカエル

    197 :

    若葉だ

    198 :

    千歳姉ぇ

    199 = 160 :

    無能コンマですまぬ……すまぬ……

    200 :

    まぁ、しょうがない


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