元スレ電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 :
赤城の人か
面白い
52 :
面白い
53 :
「人間だよ?昔はねぇ!」かと思ったら違った
でも面白いわ
54 = 1 :
中尉「今、君たちが持っているものは・・・残すところ各人の署名のみという段階の転属願いだ」
中尉「早い話、希望する者はここから出て行って構わないという事だ」
中尉「転属など本当は認められていない・・・・しかしだ…」
中尉「僕は君たちの司令官としては素人・・・対してここの鎮守府の中にはいわゆる主力級と言える艦娘がチラホラといる」
中尉「それ故の精一杯の配慮だ」
中尉「ただしこれは一種の例外である為、書類提出後の転属先の変更はできない」
中尉「行先はよく考えてほしい、なお、転属希望の者の中で転属はしたいが特に希望はない」
中尉「しかしここに残留はしたくないという者は書類欄に横須賀カッコカリと書いてくれ、君たちの身柄は一時的にそこの大将が預かることになる」
中尉「またじょた・・・解体を望む者がいれば個人的にも受け付けよう」
中尉「解体後については艦娘取扱規定に則り各人に専門の支援員を付ける」
中尉「そのものの身柄は一時的に解体艦娘支援施設の預かりとなる」
中尉「次に気付いた者もいると思うが、その封筒にはお金が同封されている」
中尉「それは前任者が君たちに遺した心ばかりの金だ、大切に使え」
(まぁこれは嘘なんだがな、その金は奴が裏で稼いだ汚い金の一部だ…)
中尉「以上だ、質問のある者は?」
「よろしいか」スッ
中尉「先に名乗ってから、質問を述べてくれ」
長門「長門だ、何故我々をむざむざ手放す?精鋭が丸ごと手に入るのだぞ?素人だからという理由だけではどこか腑に落ちんのだ」
中尉「ふむ…」
中尉「長門よ僕も君たちも否が応でもその意思に関係なく戦場に出る、それは変える事の出来ない事実だ」
中尉「であれば従う上官、戦う戦場ぐらいは選ばせてやりたいと思ったのだ」
中尉「僕自身、頭にくる上官の下に来てしまったからな」
長門「…貴殿には出世欲が無いのか?」
中尉「僕の望みは今現在死ななければそれで達成されている」
長門「…そうか、ありがとう」
中尉「いいとも、武運を祈る」
中尉「他にはいないか」
「…」スッ
中尉「なんだ?」
青葉「あの…青葉です・・・・恐縮です……その・・・・・」
中尉「どうした?」
青葉「陸軍の・・・味方殺しの死神さん・・・・・・・ですよね?」
ザワザワザワザワザワザワ
シニガミッテアノ・・・・
ウソッ・・・
キイタコトアル・・・
中尉「……だったらなんだ?」
青葉「何故・・・・・その…海軍に?」
中尉「極秘事項だ、上層部に聞いてくれ」
中尉「君の身の安全は保障しかねるがな」
青葉「…」ゾクッ
中尉「他にはないか?・・・・無いなら解散だ!」
中尉「ここから出ていきたい者は明日のヒトサンマルマルまでに荷物をまとめてくれ!迎えが来る!」
55 :
>>53
同じ事考えてて草
56 = 1 :
艦娘へのこれからの指針は一応示した
出ていくか
残るか
そして僕は残った者を指揮してまったりと海の上で戦えばいい
必死に働くのは奴の指令があった時だ
しかし…味方殺しの死神の仇名・・・思った以上に広がっているな
いや…現実に何十人と殺しているのだからあながち間違いでもないのか・・・
であれば木曾と一緒にいた子供には嘘をついてしまったな
であれば死神の呼び名は仇名ではなく異名だな…
まぁいいどうでもいいことだろう
死神と言えば…20年前の大戦・・・帝国海軍の雪風
あれは大戦で一度も被弾することは無く
米国との決着がつく前に現れた深海棲艦に遭遇しても被弾しなかったという・・・
あれの異名も死神であったはずだ、艦娘となっているのか?
であればいったいどれほどに恐ろしい外見なのだろうか?
一度会ってみたいものだ…
さて、今日はもう寝よう
しかし…この執務室は居心地がいいな
台所に便所シャワーも併設されている
まったく贅沢だな…
中尉「施錠も確認・・・ゆっくり寝るかな…」
57 = 1 :
中尉「…十二時半か・・・・・」
その日の起床は予想以上に遅かった
まぁ疲れが溜まっていたのだ
そういう事にしておこう
中尉「飯は・・・後でいいな・・・」
とりあえず顔を洗い歯を磨く
窓の外には横須賀からの迎えと賑わう艦娘達
まぁ…こうなるだろうな
結局解体希望の者は来なかったところを見ると、皆一様に戦いを継続するらしい
中尉(…物好きな奴らめ)クチュクチュッペ
中尉「十三時か…仕事しないとな、残留組・・・いるのか?」
中尉「一応把握しないとな…」
執務室にある館内放送用マイクの電源を入れる
中尉「聞こえるな?僕だ」
中尉「誰が残留したのか・・・まぁいないのかもしれないが一応確認したいので、三十分後に食堂に集合してくれ、以上」
さぁて・・・死神と行動するのはどんな奴等なのかな?
・・・
僕は案外死神という異名を気に入っているのかもしれない・・・
味方をたくさん殺したが…それ以上に敵を殺した
評判は悪い方が盛り上がるからな…悪口と同じか畜生め・・・
58 = 1 :
中尉「ふむ…まさか残留する者がいるとはな・・・」
中尉「いや本当に驚いた・・・」
中尉「まぁいい一人ひとり自己紹介をしてほしい」
中尉「名前と・・・残留理由を聞こうか…」
中尉「右から頼む」
59 = 1 :
戦艦長門だ
残留理由は・・・そうだな…貴殿に興味が湧いたのだ…
私は貴殿が何故戦うのかを知りたいのだ
睦月型1番艦の睦月です
ここには睦月の大切なお友達のお墓があるのです
睦月は・・・それを守るためにここに残ります
吹雪です!
睦月ちゃんを残して違う鎮守府に行くなんてできません!
駆逐艦夕立よ!
理由・・・理由・・・
吹雪ちゃんと同じっぽい!!
知らない仲ではないよな?木曾だ
何故ここに残るのか…か…
どうせ誰も残らないと思ったからな
1人では守れまい?
60 :
アニメ鎮守府のあれか
61 = 1 :
睦月「吹雪ちゃん・・・夕立ちゃん・・・・」
吹雪「大丈夫!睦月ちゃんを一人になんてしないよ!!」
夕立「ぽいっ!!」
中尉「ありがとう…ちなみにそこの二人は?」
大淀「大淀です、主に提督の補佐をします…戦う為の装備はありません」
明石「明石です、装備の開発などをします…大淀さんと同じく、戦う為の装備はありません」
中尉「わかった、長門」
長門「どうした?」
中尉「普段深海棲艦と戦う時の編成を教えてくれ」
長門「基本は六人以下、縦一列の単縦陣、横一列の単横陣、二列に並ぶ複縦陣、一列の中央両横に一隻づつ見方を置く輪形陣」
長門「それらを戦況によって使い分けて戦う」
中尉「ふむ…では現在の我が艦隊の戦力について分析してみてくれ」
長門「そうだな…」
長門「二段階改装を終えた駆逐艦三隻に重雷装巡洋艦が一隻・・・そして戦艦・・・」
長門「制空権を無視して・・・敵に戦艦が複数いる場合を除けば・・・少なくとも弱い艦隊ではない」
長門「だが敵に空母がいた場合は悲惨だ、制空権を奪われて・・・最悪誰かが死ぬ」
中尉「なるほどな…早急な空母の手配が必要か…」
木曾「殴り合いなら俺と長門さんがいりゃあ大抵は何とかなるけどな…」
吹雪「提督!対空射撃なら私得意です!」ハーイ
夕立「夕立もたぶん得意っぽい!」ポーイ
睦月「睦月は・・・あまり・・・」
中尉「…わかった、対空に関しては対策を考えておく」
中尉「君たちは別命あるまで待機だ」
長門「待て待て、鎮守府近海の哨戒任務はどうする?」
中尉「…長門、しばらくは艦隊行動に関しては君に一任する」
中尉「ただし、戦闘に関しては迎撃のみを許可する」
中尉「僕はしばらく大淀に海の兵法を習う事にするよ」
長門「承知した」
中尉「では解散!!」
「「「「「…」」」」」ピシッ
62 = 1 :
中尉「…明石・・・・・」
明石「はい?」
中尉「君は装備の開発を担当すると言ったな…相談がある」
明石「…はぁ……」
明石「…すみません…もう一度言ってもらえますか?」
中尉「僕用の武器を作ってくれ、できれば小型ボートの上で撃てる九七式自動砲がいい」
中尉「作れるか?」
明石「…それは・・・・対深海棲艦という意味で?」
中尉「もちろんだ」
明石「バカ言わないでください!提督が自ら戦うなんて聞いたことがありません!!」
中尉「指揮官は現場に立ってこそだ、そこは譲れない」
明石「わからなくもないですが…あまりにも危険すぎます!!慢心です!!慢心!!!」
中尉「前例がないとか危険であるとかの話ではない、作れるか否か聞いている」
中尉「危険など百も承知だ、提督は皆鎮守府で待機しているという話も聞いている」
中尉「だが僕には部下のみを死地に送り、自らは安全圏で座して待つなどできない」
明石「……はぁ………作れます・・・・・・なんでしたら戦艦と同等の威力の対戦車砲も作ってみせます」
中尉「なんだ…頼もしいじゃないか」
明石「ただし・・・ボートは駆逐艦程度の紙装甲のものしか用意できません」
中尉「どの程度の防御能力がある?」
明石「魚雷日本で海の藻屑です」
中尉「なんてことは無い、当たらなければよいのだ」
明石「・・・・・・・三日下さい」
中尉「良いとも、期待している」
明石「今度の指揮官はとんだ戦闘狂ですね…人のみで深海棲艦と戦うなんて…」
明石「…もしかして死神の血でも疼いているんですか?」ジトッ
中尉「そう変な顔をするな、彼女たちの生還率を少しでも上げたいだけだよ」
明石「死んでも化けて出てこないでくださいよ…」
中尉「心配するな、化けて出る場所はもう決まっている」
大将「ブワックショイ!!!」
副官「あら大将、お風邪ですか?」
大将「…どこぞの屑が悪態ついているんだろう…」
副官「???」
63 = 1 :
訂正
明石「今度の指揮官はとんだ戦闘狂ですね…人のみで深海棲艦と戦うなんて…」
↓
明石「今度の指揮官はとんだ戦闘狂ですね…人の身で深海棲艦と戦うなんて…」
64 :
スレタイの電ちゃんは新規枠なんだろうか
65 = 48 :
金剛さん、復讐の機会を狙って居残るかと思った
66 = 1 :
中尉「…」ガチャバタン
中尉「そう言えば飯を食い忘れたな…」
中尉「まぁ…夕飯がうまくなる・・・・という事にしておこう・・・」
深海棲艦か…想像がつかんな
従来の魚雷や大砲が通じない化物
妖精たちが作る装備と弾薬の身がその身を貫く
一時はどうしようかと思ったが・・・・僕も戦場に立つことができそうだ・・・
直接的な指示が出せるというのは大きいぞ
無線の指示だけでは判断のしにくい事態もあるだろうからな
後は空母だが…
中尉「・・・・大将殿でしょうか?」
大将『・・・なんだ?こちらは貴様が送ってきた艦娘の手続きで忙しいのだ』
中尉「ご苦労様です」
大将『で?要件は?』
中尉「空母の艦娘を一人送ってください」
大将『なんだ、残らなかったのか?人としての魅力が無いのを気付かれたか?』
中尉「私の魅力などたかが知れています」
大将『殊勝な心がけだな、人員に対する希望はあるか?』
中尉「…物静かで・・・・・・家事の得意な者はいますか?」
大将『・・・嫁にするつもりか」
中尉「ご冗談を、残留組は武闘派が多いみたいですから・・・」
大将『なぜわかる?』
中尉「カンです」
大将『・・・まぁいいだろう、明日の朝にそちらに着くようにしよう・・・丁度手の空いている者が横須賀の管轄にいる』
大将『ちなみにそこの提督は空母を嫁にしたそうだ』
中尉「そうですか」
大将『なんだ…女に興味が無いのか?それとも勃たないのか?』
中尉「ははっ・・・私はいい歳なのにいまだに女の尻を追いかけている大将とは違うんですよ」
大将『・・・ははは、言うじゃないか若造』
大将『だが言葉に気を付けろ・・・殺すぞ』
中尉「…万全の態勢で迎え撃ちましょう・・・・・・なんなら今からでも私は構いませんよ?」
大将『・・・』
中尉「…」
大将『ふふっ・・・・うはははははは・・・・あっはっはっはっは!!!」
中尉「…」
大将『・・・・・やめておこう・・・・・・貴様を殺すのは気が触れた時か・・・・私の指示に背いた時だ』
中尉「…」
大将『どうした?小便漏らしたか?』
中尉「・・・・・・空母の件、よろしくお願いします」
大将『あぁ、楽しみにしておけ』ブツン
中尉「…」ガチャン
67 = 1 :
中尉「…」フゥ
うわぁ・・・こわ・・・こっわ・・・・
実際攻めてきたらどうするよ…籠城しかじゃないか
ヤバいって…なんで僕あんなこと言ったんだ
こうなんというか
僕は多分、酷く見栄っ張りなのだろう
はったりが上手いというか…きっと今までもこういうことは何度かあったに違いない…
気を付けよう、命がいくつあっても足りない・・・
どっと疲れた
シャワーを浴びて寝よう
こんなに早く寝るのだ、空母が来る前には起きれるだろう
・・・嫁か
考えたことも無かったな
しかし、きっといいものなのだろうな
夫婦というのは
68 :
提督が前線に出るのって艦娘としてはアリなのかな?
艦隊として見た場合は提督が居ない方が不自然だが、艦隊と言っても分隊人数の歩兵と変わらんしなぁ。
旗艦が部隊指揮官だとしたら、初陣の上官が着いてきたら嫌そう。
69 = 1 :
「すいませええええええええええっぇっぇぇえん!!!!!!!」ドンドンドンドンドンドン
「横須賀管轄の鎮守府から美少女が二人きましたよぉぉ!!!!」ドンドンドンドンドン
「二段階改装済みのばっちりな空母ですよおおおおぉっぉぉぉぉおぉ!!!!!!」ドンドンドンドン
「制空権とりますよぉぉぉぉぉお!!!!!敵機も貴方の心もおとしまああぁぁあぁぁぁぁす!!!!!!」ダンダンダンダンダンダン
「朝早すぎる?慢心ダメ!ぜったああぁぁぁあい!!!!」ドンドンドンドンドンドン
「友達もついでに引っ張ってきましたああぁぁぁぁぁぁぁあああぁあぁ!!!!!!」ドンドンドンドンドン
「今は門の所で寝てますけどね!!!どうよ!!!!きりっ!!!」ガンガンガンガンガンガン
「二航戦ですよぉぉぉぉぉ!!!!相方のおっぱい大きいですよぉぉぉぉぉおおおおおぉぉ!!!!!!!」ダンダンダンダンダンダンダン
「相方ともども本格的にはっきりフラれて傷心中なので口説くなら今ですよおおぉぉぉぉぉおおおおぉ!!!!!!!!ガガガガガガガガガガ
「後半うっそでえええぇぇぇぇええええええす!!!!!!!!」ガスッガスッ
「今どんな気持ちですかああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ドンッ!!!!!ドンッ!!!!!
「あっ!!眩しいと思ったら朝日が昇ってきましたぁ!!!!!綺麗ですよおおぉぉぉぉおおおぉぉぉお!!!!!」ゲシッゲシッ
「一緒に見ましょうよおおおおおぉおぉぉぉぉお!!!!!!!!!!!!」ドゴンドゴンドゴン
「おおおおおおおぉぉぉっぉい!!!!!うおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!」ガチャガチャガチャガチャドンドンドンドンドンドン
中尉「うるせええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇえええぇぇえぇっぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」ガバァ
「へくち・・・・」
「えっ?なんで外?てかここ何処さ・・・」
70 = 60 :
こいつ某スレの飛龍だろwww作者同じじゃねえかwwwww
71 = 1 :
眠らねば
>>1に書き忘れましたが、いずれ轟沈描写があるかもしれないので気を付けてください
基本シリアスかつコメディかつハートフルです
72 :
乙っぽい!
あぁあの飛龍かwww
73 :
この>>1飛龍好きすぎるだろ
もっとやれ
74 = 51 :
いかん硬派でシリアスなスレかと思ったら急にコメディ臭が…
75 :
まさかあっちのスレと同じ世界なのか!?
76 :
元のスレが知りてぇ...
77 :
>>76
酉でググりなさい
78 :
あのスレの人だったのかwwww
…シリアスだと思って身構えてたけど、そんな必要はなさそうだな(慢心)
79 = 76 :
>>77
すまん、助かる。
80 :
>>後半うっそでえええぇぇぇぇええええええす!!!!!!!!
これはどこまでが後半何だろう……?二人ともいまだに側室狙い?
81 :
乙
スレの空気的にアレだけど過去作読む前提じゃないよね…?
82 :
読んどいた方がニヤリと出来るんじゃね?
面白かったから未読ならオススメだし
83 :
一応前作貼っておく
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428403422/
前作と今作は同じ世界の同じ時代のお話
戦時中なのにこんなに笑顔ばかりの日常もおかしいよなぁって思って浮かんだのが今作
前作を陽とするなら今作は陰
中尉が暗殺しているとき、前作の提督は鎮守府で赤城さんや加賀さんとキャッキャウフフしているかもしれない
中尉が殺した提督は、前作の提督の同期だったかもしれない
明日の標的は前作の提督かもしれない
どっかでばったり出会う
多分出会う
出会うんじゃないかな・・・・
ま、 ちょっとは覚悟しておけ(さだまさし観)
一応こんな感じです
ただ今作だけ読んでも理解できるように書くつもり
そして今作の方が多分長い
本編はまだ書かない
関係ないけど
にわか中島みゆきファンだから物語の節々に自己解釈した歌の世界観が出てくるから
気付いた時には、よければ聞きながら読んでほしい
そしてCDを買うんだ(脅迫)
84 = 1 :
関係ないことであげちまったぴょん
すまんぴょん
許せぴょん
85 :
許さんぴょん
いっぱい書けぴょん
86 :
別に怒ってないですよ
87 :
面白いな 期待
88 :
戦う那珂ちゃんの歌を戦わない奴らが笑うのか
89 = 1 :
勝つか負けるかもわからない戦争の赤紙を握りしめて
那珂ちゃんは今日も一人
街角でひっそりと歌うんやで
書き始める
90 :
ナカチャーン
91 :
そして、「戦いなんてくだらないよ!それより那珂ちゃんの歌を聴いていってね!」って宣言し戦場で歌う那珂ちゃんの姿が……
92 = 1 :
まさに騒音
その空母の登場は生涯忘れられないのではないだろうか
横須賀から来たその空母、名を飛龍、蒼龍というらしい
丈の短いスカートに上は普通の着物
なんというか…摩訶不思議な趣向だ
言ってみれば長門も変態のような恰好をしていたことから、きっと彼女達は抑圧された欲望が性欲向かってしまったのだろう
中尉「大丈夫だ、そのうちメンタルケアも行おう」モグモグ
長門「なんだいきなり、失礼な奴だな」
長門「あと食いながらしゃべるな」
中尉「すまない」
かくいう僕たちは現在、その空母共が作った朝飯を食べている
麦飯に味噌汁、焼き魚に漬物
悔しい
非常に腹立たしい
しかし俺は人の上に立つ者
評価は平等に、客観的に下さなければならない
中尉「…非常にうまい・・・・・・・」
飛龍「でしょー?この漬物はこの飛龍が漬けたものなんですよーいやー喜んでもらえてよかったよかった!」
蒼龍「お口に合って何よりです」
中尉「…後はそのけたたましい口を何とかしてもらいたいものだな」
飛龍「私、陰気くさいのは苦手なんです」キリッ
中尉「・・・・」ジロッ
飛龍「wwwwwwwww」
蒼龍「すいません・・・・」
中尉「君が謝る事ではない・・・蒼龍と言ったな?」
蒼龍「はい、何か御用ですか?」
僕は比較的常識人であろう彼女に尋ねた
睦月たちが相手にしているあの幼女集団の事だ
何を隠そう
彼女たちはこの蒼龍が連れて来たのだ
中尉「僕は孤児院を併設した覚えはないんだが…」
蒼龍「へ?あの子たちも横須賀から来たと言っていましたよ?」
中尉「そのような連絡は受けていない」
蒼龍「と・・・言われましても・・・・・・」
中尉「しょうがない、朝食が終わったら事情を聴くか」
子どもは・・・あまり得意ではない
というよりも接する機会がそこまで多くは無かった
中尉「はぁ…」
無意識に出た溜息を戻す様に、番茶を流し込んだ
93 :
>>83を見たとき
多分出会うじゃなくて「多分出会うと思う」だよなぁと感じた
94 = 1 :
朝食が終わり食休み
僕はこの鎮守府の提督となったが、特に自分からアクションを起こさない限り仕事はそう多くない
深海棲艦との戦争は前線で硬直状態である故に、迎撃する敵もいない
単刀直入に言えば中々に暇なのである
しかしながら敵の勢力がいったいどの程度あるのかというのも現在わかっていない
故に人類は兵士である艦娘を減らすわけにもいかない
暇な理由はこの位か
さぁ、暇であることの免罪符を得たところで本題に進もう
彼女たちの事だ
中尉「さて…まずは君たちの事を教えてもらえるかな?」
哨戒に出かけた木曾と吹雪そして飛龍を除く全員が集まるこの机で、彼女達の自己紹介が始まった
95 = 1 :
あかつきよ!
いちにんまえのれぢーとしてのあちゅかいをもとみぇりゅわ!!
・・・わらうなぁ!!
ひびきだよ
・・・
・・・これはじげだよ
いかづちよ!かみなりじゃないわ!
わたしがきたからにはこのちんじゅふもあんたいよ!
たくさんたよっていいんだから…ちょっといなづま! うしろにかくれないでじこしょうかいしなさい!!!
・・・・いなづまです…
たたかいは・・・その・・・・・すきじゃないのです・・・・・
96 = 1 :
長門「…子供だな・・・・・・・」
睦月「子供ですね…」
夕立「子供っぽい!!」
うん、間違いない
最初は小さな大人なのかもしれないとも思ったが
この子らは子供だ
中尉「それでは雷、早速君を頼ろうと思う」
いかづち「いいわ!なんでもいってちょうだい」
中尉「君たちが横須賀から来たというのは聞いた、それで・・・何かお手紙のようなものを預かっていないかな?」
いかづち「それは・・・うーん……あっ!あかつき!!!!」
あかつき「ふぇ!!なによ!!びっくりしたじゃない!!!」
いかづち「おてがみは?あんたがもってたじゃない!!」
あかつき「……?」
ひびき「やー」スイッ
中尉「あっありがとう、どれどれ・・・」ビリビリ
大将
特別育成艦娘だ
育てろ
”貴様”が育てろ
大切に扱わば八つ裂きだ
中尉「…糞爺・・・・・」
長門「何が書いてあったのだ?」
中尉「君たちは知らなくて良い…長門、夕立、この子らに部屋を・・・できれば執務室に近い四人部屋を与えてくれ」
長門「…了解した、皆ついてこい」
あかつき・いかづち「はーい」
中尉「…蒼龍、睦月、お前らには少し聞きたいことがある」
睦月「?」
蒼龍「はぁ…」
艦娘・・・
まったく面倒な部下たちを持ったものだ…
97 :
死神子育て奮闘記かな?
98 :
これはLV1ですわ
99 = 1 :
中尉「…育成艦娘とはなんだ?」
蒼龍「へ?海軍士官学校で習わなかったんですか?」
睦月「提督は陸軍さんなんです」
蒼龍「ほえ~なんで陸の軍服なんだろうって思ったんですけど…本職だったんですね…」
中尉「…で?」
蒼龍「そうですねぇ…それでは私たちについて簡単に説明していきましょう」
中尉「頼む」
蒼龍「まず人が艦娘になる為に二つの過程があります」
蒼龍「海軍が課す選抜試験を通過した志願式、そして小学校などからの推薦式です」
蒼龍「私は推薦式なので、そちらを説明します」
睦月「じゃあ志願式は睦月が説明しちゃうのです!!」
中尉「簡単な方から頼む」
睦月「それじゃあ志願式ですね…志願式は選抜を通過したら三か月間の新兵訓練を受け、鎮守府に配属されます」
睦月「選抜試験は三次試験まであります」
睦月「ちなみに受験資格は十四歳以上の女性です」
睦月「まず歴史、数学、国語、体育、そして家事学などの学力・実技試験があります」
睦月「次に野外演習・・・これは適当な班に分かれ無人島で一か月間過ごすというものです」
睦月「ライバルを蹴落とすのもよし、隠れてやり過ごすのもよし、とにかく生き残れば通過なのです!!」
睦月「ちなみに睦月は夕立ちゃんと吹雪ちゃんと同じ班だったのです!」
睦月「そして最後は・・・艦種適正です」
睦月「ここでは同じ艦種同士で、適性値の高い者達が合格になります」
睦月「こんなところですねぇ…何か質問はありますか?」
中尉「疑問というわけではないのだが…君たちは野外演習をどのように生き残ったんだ?」
睦月「殲滅戦です」ニッコリ
中尉「………え?」
睦月「とにかくライバルを蹴落としました、主に奇襲夜襲・・・食料を奪ったり…時には他の班と協力したり、裏切ったり・・・」
睦月「なので睦月たちの年は十日で終わりました、同期は私たち以外では・・・五人しかいません」
睦月「まぁ艦娘のお給料は破格ですからねぇ、必死にもなりますよ」
睦月「そう言うわけで・・・・睦月たちの年の野外演習は、睦月たちの班と、その五人でとにかくつぶして回ったというわけです♪」
中尉「…野外演習には何人が参加していたんだ?」
睦月「ざっと二百人はいましたよ」
中尉「…」
睦月「にゃししぃ♪ラッキーラッキー!」
にゃししじゃないだろ…
こいつらは白兵もいけるのか
陸軍も女を動員したらどうだろうか
艦娘恐るべし
100 = 1 :
蒼龍「あはは…聞きしに勝る苛烈ぶりだね…」
睦月「まぁ…女子供が働ける場所なんて…工場ぐらいですから」
蒼龍「そっか・・・」
中尉「…」
中尉「まさか推薦式はさらに・・・」
蒼龍「いえいえ、私たちは彼女等に比べれば楽な方ですよ」
中尉「それじゃあ説明を頼む」
蒼龍「はい、推薦式は主に小学校入学時に受ける適性検査の数値がずば抜けた子の為の制度です」
蒼龍「統計的に言えば空母に多いですね…式神を操ったり、矢を艦載機として扱えるのはそれが高いからです」
蒼龍「推薦式の子供たちは親の了承を得た後、鎮守府に配属されます」
蒼龍「そしてまだ艦娘になりきれていないけど、艦娘として訓練する子供の事を、特別艦娘といいます」
蒼龍「訓練の内容は現役の艦娘たちとそこまで変わりません」
蒼龍「と言っても訓練内容は鎮守府によって異なるんですけどね…甘い所もあれば厳しい所もあります」
蒼龍「そして練度制度に則って、第一次改装が行われて初めて特別艦娘は一人前と認められます」
蒼龍「練度制度は知っていますか?」
中尉「知らないな」
蒼龍「練度制度とは、一から百五十までの数字で表した・・・いわばその艦娘がどれだけ強いかという指標です」
蒼龍「練度は一月に一度測られます」
蒼龍「第一次改装は大体二十から三十の間に行われますね」
蒼龍「また高ければ低い者達よりも強いというわけではありません、艦種の相性やその時々の状況による下剋上はよくあることです」
蒼龍「練度の上限は九十九です、上限突破にはその鎮守府の提督と・・・その…結婚する必要が・・・あるんですよ…」
中尉「…結婚だと?」
蒼龍「まぁ…仮の結婚なので戸籍には残りません、希望すれば別ですが…あっ、でも指輪はしますね、重婚してる人は複数付けています」
中尉「・・・・訳がわからん…いったいどういう意図があるんだ?」
蒼龍「我々艦娘は強大な力とたくさんのお給金と引き換えにあらゆる拘束を受けます」
蒼龍「例えば…私達だけでは外出できないなどです」
蒼龍「その不自由を是正するための制度がケッコンカッコカリなんです」
蒼龍「結婚とは互いが互いものとなり、片方が悪事を働けば互いに責任を負うものです…」
蒼龍「つまり・・・お前が結婚した艦娘の悪事の責任は全てお前にあるぞ?考えて結婚しろよ?という事です」
蒼龍「こんなところでしょうか…」
中尉「飛龍が言っていた第二次改装とはなんだ?」
蒼龍「いわば精鋭部隊で改二と呼ばれています、ちなみに私も改二です」
蒼龍「改二一人で、同種の艦娘三人分の働きが期待できますよ!」
中尉「そいつは素敵だな…ちなみにこの鎮守府にはどれくらいの改二の艦娘がいる?」
睦月「長門さん以外は・・・改二だったはず・・・」
中尉「……随分ハッピーじゃないか…」
睦月「えへへ・・・・それほどでも・・・」
現在のこの鎮守府は少数精鋭というわけか…
ん?待てよ…
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- 吹雪「やっぱりこの鎮守府はおかしいです!!」 (1001) - [37%] - 2015/3/14 4:30 ★
- 晴絵「なぜ笑うんだい?」京太郎「ヒェッ・・・」 (99) - [37%] - 2018/8/21 4:16 ○
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