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    元スレ電「司令官さんは・・・人じゃないのですね・・・」

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    201 :

    要求値もそれなりに高かったからしょうがない、めげるでない

    202 = 1 :


    コンマ36
    菊月は一旦お別れ

    若葉だな、了解だ


    ちなみに程久保提督の暗殺のもう一つの展開として

    踊り子の足を切る=艦娘として働けなくするという意味で中尉が発言
    (踊り子は足が無ければ踊れない)

    強引に鎮守府に押し入った中尉は暗殺に成功したものの菊月に見つかる
    菊月を取り押さえ縛る
    口に布を咥えさせ叫ぶことができないようにする
    ふくらはぎ半分あたりにモルヒネを注射して意識があるうちに明石製斧で切り落とす(対艦娘・深海棲艦用である為再生しない)
    菊月はショックで記憶障害を発病、中尉の鎮守府を去った後の記憶がゴッソリ抜け落ちる
    中尉が引き取る
    義足の練習などのリハビリを得て、明石丸機関銃手に就任
    愛に飢えた中尉が介護し、介護を受ける菊月という関係が続く
    戦場でも常に共にある二人は良いか悪いか深い共依存に陥る

    そして泥沼へ…

    という設定があったけど胸糞注意を喚起してなかったからやめた

    それじゃあもうそろそろ眠らねば
    おやすみ





    203 = 176 :

    もうそれやったらヒロイン固定の上スレ完結してしまいますやん

    204 = 1 :

    >>199
    わざと高く設定したんだ
    すまんな
    しかし彼女は後々登場するからからそこまで落ち込む必要は無いぞ
    ホントに寝る

    205 = 160 :


    落ち込んでる振りしながら裏で売られていかないかと期待してたりしたんで榛名は大丈夫です

    206 = 146 :

    >>205
    てめぇコラww

    207 :



    >>202
    なにこれみたい

    208 :

    いきなりそんな展開になってたらドン引きだったわ

    209 :

    下手に欠損に走るのは、ちと安易な気がするんで止めて正解だと自分は思う

    210 :


    飛龍「やだなぁ…そんな嫌そうな顔しないでってばぁ・・・」


    そう言ってベッド脇の椅子に腰を掛ける
    やかましさナンバーワンの彼女
    傷に響く、絶対に響く

    中尉「何の用だ…」

    飛龍「ただのお見舞いだよ、午前中は蒼龍がいたんだよ」

    中尉「そうか…」


    そう言って彼女は買い物袋からリンゴとナイフを取り出す
    皿を置き、慣れない手つきで皮をむく
    指をそんなに・・・・動かすのはそっちじゃない・・・
    あぁ…皮に実が・・・それに剥き方も下手くそすぎる

    ・・・ダメだ、危なくて見ていられない


    中尉「…貸してくれ」

    飛龍「かwまwwへwwwんwww」

    中尉「いいから貸せ・・・」ヒョイ

    飛龍「あっ…」

    中尉「こうやってだな…ナイフでなくリンゴを動かすのだ」シャリシャリ

    飛龍「・・・・・・へぇ…」

    中尉「やってみろ」ヒョイ

    飛龍「あっ、うん…」シャリシャリ


    今度は綺麗に皮がつながって、リンゴの可食部が姿を現す


    中尉「上手だ…」

    飛龍「いやぁ・・・その・・・・」

    飛龍「…なんか調子狂うなぁ・・・・・」ボソッ

    中尉「なんか言ったか?」

    飛龍「あいや…なんでもない・・・・」

    中尉「そうか」


    上手にむかれたリンゴは、六つに切り分けられ
    爪楊枝を刺した一つが手渡された


    中尉「美味いな…」

    飛龍「ならよかったよ」


    僕は予想もしなかった”静かな時間”というものを過ごした
    コイツはどうしたんだ…調子が狂う・・・

    211 = 1 :


    中尉「そろそろ僕がここにいる理由を聞かせてほしいんだが…」

    飛龍「…お腹の感覚無いんですか?」

    中尉「いや…まぁ・・・・そうなんだが」

    飛龍「?」

    中尉「誰がここに運んだんだ?」


    当然の理由
    僕は一人で行動していたはずだ、それも人気のない軍港で
    あの出血量
    朝まで生きているはずがない
    であれば誰かが近くにいたはずだ


    飛龍「私と蒼龍です、蒼龍にはあとでお礼行ってくださいよ?止血頑張ってましたから」

    中尉「…なんだと?」


    まさか…見ていたのか?
    その言葉が出る前に、彼女が疑問に答えた


    飛龍「私達は大将の指令であなたを監視していたので、あの場に居合わせたんです」

    中尉「監視・・・あぁ…そういえば言っていたな・・・・・・」

    飛龍「何の問題も無く仕事を終えたあなたに死なれては困るんで」

    中尉「そうか…」


    まさかこんな近くに監視がいたとはな


    中尉「礼を言う、ありがとう」

    飛龍「あぁ…いえ・・・」

    中尉「…」

    飛龍「…」


    沈黙が病室を包む


    中尉「…」

    飛龍「…なんか話してくださいよ…間が持ちません…」

    中尉「帰ったらどうだ?」

    飛龍「…酷くないですか?」

    中尉「普通だ…」

    飛龍「…」

    中尉「…」

    中尉「はぁ…何か聞きたいことがあるなら言ったらどうだ?今日の君は様子がおかしい」

    飛龍「…いいんですか?」

    中尉「構わん」

    飛龍「…」

    中尉「…」

    飛龍「やっぱりなんか話題を振ってください」

    中尉「面倒だな」
    (面倒だな)

    飛龍「心の中にとどめてくださいよ!」

    まぁいい・・・話題・・・・話題か・・・・・

    212 = 1 :


    中尉「何故君は監視の任についたんだ?対深海以外の軍務において、艦娘には拒否権が与えられているはずだ」


    これは艦娘の力を使い、反乱を起こす人間が現れないようにするための事前策だ
    艦娘の力は強大であるが故の拘束法のようなもの
    例えば僕が無理矢理自分の任務に艦娘を帯同させれば、極刑は免れない


    飛龍「…前の鎮守府にいるのは辛くて・・・・・・」


    地雷だ
    今俺は確実に地雷を踏んだ


    中尉「…何故だ?」

    飛龍「……フラれまして・・・・・」

    中尉「そうか…」
    (くだらんな)

    飛龍「今、くだらないと思ったでしょ?」

    中尉「中々鋭いじゃないか」

    飛龍「…あなたはもう少し乙女心を勉強してください」

    中尉「善処しよう」

    飛龍「まぁ…フラれただけならよかったんですけど…」

    中尉「…」

    飛龍「少しばかり・・・ひどい裏切りに遭いまして…」


    地雷原だった・・・


    飛龍「気にしてなかったんですけど…フラれたら・・・・なんか・・・・それがすごく悲しくて・・・・」

    中尉「………そうか」

    中尉「…」


    ふむ…中々ヘビーな話題だな、少なくともケガ人に聞かせる話ではない
    しかし…普段のこいつの態度からすると・・・
    コイツため込むタイプだな?

    私見であるが、人は辛い記憶を忘れることはない
    忘れたという奴は忘れたように感じているだけで、その記憶はしっかりと脳に刻まれている
    辛い、悲しいと言った体験はストレスになる、故に何か再びストレスを感じた時、ふと思い出す
    忘れたい記憶ほど、それが顕著だ

    対処法は一つ
    受け入れる事、ただそれだけ
    受け折れることができなければ、影のように一生付きまとう
    そんな記憶が背負いきれなくなった時

    人は死を選ぶ


    飛龍「そんな時に・・・大将からうちの鎮守府にお声がかかりまして…」


    間違いない


    飛龍「味方殺しの死神を監視せよ・・・渡りに船でした・・・」


    こいつ


    飛龍「…一つ・・・・・・聞かせてもらってもいいですか?」


    死を望んでいるな…
    若干目も死んでるし…

    213 = 1 :



    溜めこむというよりも・・・振り切ったって感じか?
    元々の性格がさらに勢いを増した・・・
    ストレスの反動と考えるのが妥当・・・


    中尉「なんだ?」

    飛龍「貴方は・・・何故人を、味方をあんなに殺したんですか?」


    かつて考えたこと
    何故僕が命を奪うか


    中尉「…それが救いになると思ったからだ」


    唯一にして絶対の答え


    飛龍「だったら…頼めば私も殺してくれるんですか?」


    ほら来たよ
    こう言う奴は過去に何人かいた
    ピンピンしているのに俺の噂を聞いて殺してほしいと頼みに来る馬鹿共

    他人に自らの人生の責任を清算させようとする奴
    死の間際まで逃げることを辞めない
    闘わないという病気にかかった病人

    別に逃げることは否定しない
    辛いことから逃げても構わないと思う
    だが・・・だがな…

    ・・・こう言う奴は荒療治に限る


    中尉「その前に付き合え・・・」

    飛龍「へ?」

    中尉「ふぎぎ!!!」

    飛龍「え!?何を!!」


    いたたた・・・やはり動くと痛いな…
    しかし立てないというほどではない・・・
    我慢だ我慢


    中尉「お前を裏切った奴というのは誰だ…」

    飛龍「…前の・・・・・・提督です…」

    中尉「何をされた?」

    飛龍「……それは・・・」

    中尉「連れてけ・・・」

    飛龍「へ?何をするつもりですか?」

    中尉「いいから連れて行けぇ!!」

    飛龍「!」

    中尉「あたた・・・車を出せ・・・」

    飛龍「は・・・はい・・・」





    214 :

    裏切りかー何があったんだろうなー(棒)

    215 = 1 :


    飛龍がここまで来るのに使ったであろう車に乗り込む
    彼女が前に在籍していた鎮守府とこの病院は割と近くであったためすぐについた


    飛龍「ここだよ…そろそろ教えてよ!何―――」


    彼女が言い終わる前に僕は車を降りて全力で走る
    いい感じに高揚してきた・・・腹の痛みを感じない

    僕は今怒っているのだ
    面倒事の元凶など作りやがって…
    八つ当たりだ

    鎮守府の構造というのは大体が似たようなものである為、執務室はすぐに見つけた
    途中何人かの艦娘に声をかけられたが振り切った

    僕はそこを


    中尉「らぁ!!!」


    勢いよく蹴破る


    「「「!!!!」」」


    中にいたのは椅子に座る将校と両隣に控える赤い弓道着の奴と青い弓道着


    赤い奴「な!なんなんですかあなたは!!!」

    中尉「四条鎮守府の指揮官だ、貴様はそこに送られた飛龍の前任提督だな?」

    青い奴「陸軍の味方殺しの死神・・・」スッ


    青い奴が俺を取り押さえようとしたのだろう
    此方に近づこうとしてきた


    中尉「…」ギロ

    青い奴「!」


    近付いたら必ず殺す、絶対殺す
    そういう忠告を本気で込めて彼女を睨む
    伝わらないはずがない、本気なのだから
    もちろん彼女の動きは止まった
    わざわざ陸軍に格闘戦を挑もうとするのもどうかと思うが


    将校「…そうですが……彼女が何か?」

    中尉「そうか…なら話は早い…」


    僕の間合いに入るように、将校に近づく
    脇を閉めて左の拳をその下まで引く
    腰を入れて右の拳を将校の鼻っ面に真っすぐ突き出す


    中尉「しゃあ!!!」

    将校「んぐっ!!!」ベキィ


    正拳突き
    あらゆる徒手格闘の基本
    何度も何度も何度も何度も繰り返し練習してきた僕のそれは
    将校の鼻を間違いなく砕いた



    216 = 1 :


    赤い奴「て!提督!!」


    将校は派手に後ろに転げる


    青い奴「貴様ぁ!!」

    中尉「しゃ!」ヒョイ

    青い奴「んあぁ!」ドテーン


    艤装の無い艦娘など何の脅威も無い
    勢いのまま背負い投げる
    飛びかかってきた青い奴を投げ飛ばして拘束した瞬間


    飛龍「ちょ!!なにやってんのさ!!!」


    やっと彼女が来た


    青い奴「これはどういう事かしら…飛龍・・・」

    飛龍「加賀さん!いやこっちが聞きたいよ!!」

    赤い奴「提督!!気を確かに!!」

    提督「がっ…」


    長々と話しをするつもりはない
    端的に事実を述べる


    中尉「僕の部下・・・飛龍が僕に殺してくれと頼んできた!原因は貴様だ!!」

    赤い奴「は?」

    提督「・・・・・なん・・・だと・・・」

    加賀「・・・・事実なの?」

    飛龍「あ…いや・・・・・・・」

    提督「…」

    中尉「言葉の謝罪など必要ない、信用できないからな」

    中尉「これからは彼女の面倒は僕が見る」

    中尉「その痛みが彼女に与えた恥辱の代償だ!胸に刻め!!」

    提督「…」

    赤い奴「だからって…これはやり過ぎです!!上官に手をあげるなど・・・軍法会議ものです!!」

    中尉「勝手にしろ!!行くぞ飛龍!!!」


    僕は足早に去る
    騒ぎを聞きつけて野次馬が集まってきたからだ


    飛龍「あっ…待ってよ!!」

    中尉「見せもんじゃないぞ!!道をあけろぉ!!!」


    僕の怒号で道ができる
    ふぅ…すっきりした・・・
    すっきりしたが…


    中尉「…」ダラダラ


    傷が痛んできた・・・
    さっさと病院に帰ろう・・・

    217 = 1 :


    赤い奴「大丈夫ですか?」

    提督「…あぁすまないな赤城・・・・・・」

    赤城「…とにかく治療を・・・・・」

    「自業自得クマね」

    提督「球磨・・・」

    赤城「黙ってくださいウィニー」

    加賀「黙りなさいウィニー」

    球磨「お前らホントいい加減にしろクマ」

    球磨「…いやぁそれにしても……スカッとしたクマァ」

    提督「…」

    球磨「あいつを軍法会議にかけるなら…球磨はあいつの鎮守府に行くクマ」

    球磨「じゃ、さいならクマー」スタスタ

    提督「…」

    赤城「あいつ・・・」

    加賀「気にしない方がいいわ」

    提督「…そう言うわけにはいかんだろ・・・・・・」

    加賀「…」

    赤城「…」

    218 :

    前作の提督出てくるの早いな…

    219 = 1 :


    中尉「あたたたた・・・」

    飛龍「もう!!滅茶苦茶だよ!!!」


    飛龍に肩を貸してもらい、ベッドに横たわる
    少しはしゃぎ過ぎたな…


    飛龍「なんであんなことすんのさ!!バカじゃないの!!」

    中尉「いやぁ・・・まったくだ…」

    中尉「でも…少しは気が晴れただろう?」

    飛龍「…」

    中尉「僕は君の苦しみを理解することはできないし、代わりに背負ってやることもできない」

    中尉「だがその苦しみの原因をぶん殴ってやることはできる」

    中尉「さっきのようにな」

    飛龍「…」

    中尉「傷つくのが怖いなら、僕の後ろをついて来い」

    中尉「弾除けぐらいにはなってやる」

    中尉「君はまだ生きていた方がいい」

    飛龍「…」


    精一杯の励まし
    僕にできるのはここまで
    選ぶのは彼女


    飛龍「…フフッ」

    飛龍「んふふふふふふへへへへへふふふえへへ…」

    中尉「…は?」



    ・・・え?

    まさか壊れたか?

    220 = 1 :


    彼女はベッドに座り、僕の頬に手をそっと当てる
    くいっと引いて、強引に顔を自分の方に向ける


    飛龍「ねぇ…もっとよく顔を見せて?」


    僕の脈が速くなる
    心なしか頬が熱い

    バカな・・・緊張している?
    この騒音女に?
    いや確かにこいつは顔だけ見れば美少女で、胸もある方でいい匂いが
    おいおいおいおい・・・おい!!


    飛龍「うん……」

    中尉「な、なんだ」

    彼女はニコリと微笑んだ
    その笑顔は可憐で、僕の脈波さらに速くなった

    彼女の唇が・・・そっと動く


















    飛龍「…やっぱタイプじゃないんだよなぁ・・・・・・」

    中尉「お前もう帰れ」

    飛龍「wwwwwwwwww」


    やはりこいつは嫌いだ


    飛龍「ねぇwwwww今wどwんwwなw気w持wwwち?wwwwwwwねwwwwwぇwwwwww」スッ

    飛龍「うwwwはwwwwwww脈wwwwがwwwぜwwwwwかwwまwwwwwしwwwww」

    中尉「もうホント帰れよ」


    はぁっと溜息ひとつ
    目を閉じた瞬間



    頬に柔らかな感触を感じる


    飛龍「wwwwwwwww/////////」

    飛龍「今wwww日wwwwはwwww・・・・・・・・アリガト・・・・・」ダダッダッダダダダ

    中尉「」


    全速力で去る彼女
    僕は黙って見送る
    彼女の顔の赤さが、照れから来たものなのか夕陽のせいなのか
    僕には知る由もない

    ただ一つ確信がある
    ・・・言葉にできないとは・・・
    きっとこういう時に使う言葉なのだろう・・・・・・

    中尉「」

    221 :

    ええー……マジで何があったんや……

    222 = 1 :


    飛龍「たwwwwだwいwwwwwwまwwwwwww」

    「……風邪ひいた?」

    飛龍「げwwwんwwwwきwwどwwwwwすwwええええwwwwww」

    「顔がま―――飛龍「おっぱいぼいーん!!」ピョイーン

    「うっ・・・飛びつかないでよ…」ガシィ

    飛龍「…」ギュウ

    「…なんか嬉しいことでもあったの?」ナデナデ

    飛龍「…」

    飛龍「うん/////」

    223 = 1 :

    眠らねば
    明日は書きません

    227 :

    加賀さんよえーww

    228 :

    中尉が強すぎるのでは……
    陸自のどこだったのか知らないけど、レンジャーの格闘技能はむちゃくちゃだし、特殊作戦群とかになればもう人外の領域だし

    229 :

    ゲームやんないし、この前 アニメ見ただけで、キャラもほとんどわかんないけど、
    面白いです。これからも よろしく

    230 :

    話が失速しなくてすごく面白い

    231 :

    失速どころか常に疾走なんだよなぁ・・・
    だがそれがいい

    232 :

    そんで最期に失踪、なんちゃって

    233 = 230 :

    審議を拒否したのち被告人を極刑とし、銃殺刑に処する。異議のあるものは申し立てよ

    234 :

    陸軍なんて穴掘りが仕事みたいなもんだったからパワーがすごいんでしょ(適当)

    235 :

    >>233
    絞首刑が妥当だと判断する

    236 :

    今日は書かないと言ったな?
    明星の輝き、今だ見えず…という事だ(厨ニ並)

    237 = 1 :


    その頃の四条鎮守府


    「「「「ぜんちいっかげつ?」」」」

    吹雪「うん、そういうことなんだ」

    睦月「あの時止めていれば・・・」

    夕立「もう過ぎたことっぽい!」

    あかつき「ぜ、ぜんちね?おいしいわよね、あれ・・・」

    ひびき「あかつき、ぜんちというのは、けががかんちするといういみなんだ」

    いかづち「えぇ!!!しれーかんはけがをしたの!?たいへん!おみまいにいかなくちゃ!!」

    いなづま「ま、まずはなにを」オロオロ

    吹雪「あのね、お見舞いには――夕立「その必要は無いっぽい!!」

    いかづち「へ?」

    睦月「夕立ちゃん?」

    夕立「キミタチがいつまでもお子様なせいで夕立はいつまでもお留守番っぽい!」

    夕立「提督さんが怪我した理由は、直接的でないにしろ君たちが弱いからっぽい!」

    吹雪「ゆ、ゆうだーー夕立「吹雪ちゃんは黙ってて!」

    吹雪「あぅぅ・・・」

    夕立「睦月ちゃんも」

    睦月「…」

    ひびき「わたしたちがよわいから?」

    いなづま「いなづまたちのせいで…」ジワッ

    夕立「泣いても解決しないっぽい!!」ツクエバンッ

    いなづま「ひぅ…」

    あかつき「!!!???!?!?!」

    いかづち「!」キッ

    夕立「生意気な目だね…弱さを受け入れられないっぽい?」

    いかづち「…くっ・・・・・・」

    夕立「バカじゃないみたいね…そんなに提督さんが心配?」

    いかづち「しんぱいにきまってるでしょう!!」

    あかつき「そうよ!!おみまいにいかせなさいよ!!」

    いなづま「い!いかせるのです!!!」

    ひびき「…そこをどきなよ・・・・・・」

    夕立「夕立にまいったって言わせれば・・・とーしてあげるっぽい?」

    ひびき「ひとりあいてにそん――夕立「四匹の黒蟻が人に勝てるの?」

    ひびき「…いかづち」

    いかづち「・・・・・・えぇ…やるわよ…みんな・・・」

    いなづま「たたかいはいやです…でも、やるしかないのです!」

    あかつき「???」

    夕立「うふふ・・・素敵なパーティー始めましょう?」ウットリ

    238 = 1 :


    吹雪「睦月ちゃん!夕立ちゃんを止めないと!!」

    睦月「止まらないよ…」

    睦月「それに、理由は滅茶苦茶だけど…睦月もそろそろと思ってたから…」

    睦月「せめて自分ぐらいは守れるようにならないと・・・いつまでもお客さんじゃいられないっていうのは・・・」

    吹雪「わかるけど…せめて司令官の許可ぐらいは・・・」

    睦月「特別艦娘の教育は同艦種の義務であり務めだよ・・・内輪の慣習法みたいなものは吹雪ちゃんだってわかってるでしょ」

    吹雪「…そんなの・・・・そんなの所詮不文律だよ!私はまだ早いと思うもん!!」

    睦月「吹雪ちゃん・・・」

    吹雪「あの子たちの司令官を心配する気持ちを押しつぶしてまでやることじゃないよ!!!」ダッ

    吹雪「止まらないなら!!止める!!」ダッ


    吹雪「…」スッ

    夕立「吹雪ちゃん・・・ちょっと邪魔っぽい…」

    いなづま「ふぶきさん!」

    いかづち「じゃましないで!これは――吹雪「バカ言わないで!!」

    吹雪「夕立ちゃんは・・・あなた達だけでどうにかできる相手じゃないの!」

    吹雪「私が隙を作るから!そこをついて夕立ちゃんを取り押さえるの!!」

    ひびき「…いかづち、みかたはおおいほうがいい…」

    いかづち「…みんな!いくわよ!!」テテテテテテ

    あかつき「え?あ、うん?」テテテテテ

    いなづま「はいなのです!!」テテテテテテテ


    夕立「…」

    吹雪「追わないの?」

    夕立「吹雪ちゃんは安々と通してくれないっぽい…でもさぁ…」

    夕立「…敵の目の前で堂々と相談なんて・・・・吹雪ちゃんは夕立の事なめてるの?」

    吹雪「聞かれても問題ないってだけだよ…」

    夕立「うふふ・・・・なんだかゾクゾクしてきちゃったぁ」ペロリ

    吹雪「…」ゴクリ

    夕立「怪我しても・・・・・・知らないっぽい!!!!!!!」ダッ

    吹雪「フゥー・・・」

    睦月「…」

    239 = 1 :


    夕立「初撃は右っぽい!!!!」ガンッ

    吹雪「くぅ・・・・」ギリギリ


    睦月(始まっちゃった…)

    睦月「…」ダラダラダラダラ

    睦月(かっこつけちゃったけど…事後報告で怒られないよね?)

    睦月「…」


    白兵戦
    海上で戦う艦娘にはいらないと思われがちだけど、意外と必要なんだよね
    海上で弾が無くて戦えない…そんな時どうするの?
    答えは白兵戦
    腕が無ければ食いちぎれってやつだね…
    例え漂流しても生き残るための技術

    だから睦月たちみたいな志願式艦娘は選抜でサバイバルを行う
    そうして選ばれた子たちが特別艦娘に白兵及びサバイバル技術を教える
    艦娘の性能は志願式は推薦式に勝てない
    でも白兵戦なら彼女達には負けない

    これが志願式と推薦式の間に溝ができない理由の一つ
    まぁそれでも睦月たち志願式を見下す人は結構いるんですが

    にゃはは・・・

    生きるための技術だから…死ぬ気で教えるし死ぬ気で覚える
    だから戦闘狂(目の前で言ったらコチョコチョされる)の夕立ちゃんはこれが結構好き
    でも艦娘の白兵訓練では、不思議なことに死者は出ない

    それはこの制服に秘密がある


    睦月(口ではあぁ言ったけど…睦月もまだする必要は無いと思ってたんだよね…)

    睦月(でも…)ピラッ

    睦月(今日、下着が上下別の色なの、ごめんね吹雪ちゃん)ニャハペロ


    この制服は妖精さんの加護を受けた服には二つの特徴がある

    装甲、火力、雷装、対空などの性能は艤装を付けて初めて発揮できる
    でもこの制服を着ていれば、軒並み成人の男性ぐらいの体力は発揮できる
    この付加効果が一つ目の特徴

    二つ目がダメージ蓄積
    例えばこの服で軽機関銃の前に立ったら、マガジン二つぐらいの弾を受けても怪我はしない
    でも…攻撃を受けるたびに服が少しづつ破けていく
    それが限界に達した時、裸に近いぐらいに破けて・・・防御できなくなる
    まぁ艤装を付けたらそもそも軽機関銃なんて玩具と同じなんにゃけど・・・


    だから・・・いまの睦月の裸体を見られる訳にはいかにゃいのだ!!!




    睦月(そもそも睦月って、陸では工作兵扱いだから戦闘能力なんて無いに等しい…)

    睦月(だから吹雪ちゃんとコンビ組んでも足引っ張るだけなんだよね…)


    白兵戦において、吹雪ちゃんは防御タイプ
    相手の攻撃を凌いで凌いで凌いで凌いで・・・疲れたところをグサッと行く
    だから他の人が携帯武器にナイフや刀剣を選ぶ中、吹雪ちゃんはトンファーを選んだ

    携帯場所は・・・腰だったかな?

    対して夕立ちゃんは攻撃タイプ
    攻めて攻めて攻めて攻めて、相手を力づくで押し殺す
    一本のナイフとおのれの拳だけを武器に・・大人にも勝ったことがある

    だからこの二人が組んだら・・・白兵で勝てる人は結構少ない


    睦月(何気この二人の本気バトルって初めてかもしれない・・・)

    睦月(お茶とお菓子持ってこよー)トテトテトテ

    240 = 1 :

    訂正

    ×この制服は妖精さんの加護を受けた服には二つの特徴がある

    ○この制服は妖精さんの加護を受けた服、これには二つの特徴がある

    241 :

    なあにこれ(困惑)

    242 = 1 :


    時を同じくして
    四条鎮守府 応接室


    木曾「おいおい長門、なんか騒がしくないか?」

    長門「…死人は出ないだろう、ほっとけ」

    長門「それよりも・・・本当にここを去るのか?」

    飛龍「うん…大将には話はつけちゃったし…それに責任もとらないといけないしね…」

    長門「お前もか?」

    「飛龍ほっとけないからね」

    長門「そうか…お前らがそれでいいならいいが」

    木曾「野暮かもしれないが…お前らは元々対空迎撃の為に派遣されてきたはずだ」

    木曾「それはどうするつもりだ?」

    「それに関しては大将がすでに手を打ってるって言ってたから、大丈夫だと思う」

    木曾「そうか」

    飛龍「…」

    木曾「ちなみに・・・先ほど言っていた責任てなんだ?提督の怪我と関係あるのか?」

    「あれは程久保提督暗殺に巻き込まれただけだよ…責任の件は私事」

    長門「良ければ聞かせてもらえないか?」

    飛龍「いいよ、何にも言わずに去るってのはさすがに悪いしね」

    飛龍「…私がここに来た理由は・・・死神に殺して欲しかったからってのが本音なんだ」

    飛龍「理由はフラれて、以前嘘をつかれた時のことがすごく・・・悲しくなったから」

    飛龍「バカみたいだよね?でもその時の私には十分な理由だった」

    「飛龍・・・」

    長門「バカみたいなどというな…人の感情を物差しで測ろうというのが、そもそも論外なのだ」

    飛龍「ありがと・・・続ける・・・」

    飛龍「そしたらあいつ、誰にやられたって聞いて来て、答えたらそいつを思いっきり殴りに行ったの」

    木曾「ほぉ…」

    飛龍「そいつは私が前に所属していた提督、階級は大佐」

    飛龍「上官への反逆は軍においてご法度、あいつは気にするなと言ったけど…責任は追及される」

    長門「だから追及される前に原因である自分が・・・という事か」

    飛龍「そういう事」

    長門「何とかなるのか?」

    飛龍「大将が何とかしてくれるって、自分の管轄での問題だから」

    長門「…」

    243 :

    大将さん普通に面倒見ええな

    244 :

    そりゃ、いけ好かないが仕事はキッチリこなす手駒だし、自分が派遣した監視役がトラブルの原因だしでフォローしないと自分に累が及ぶからな

    245 = 1 :



    木曾「しかし解せんな…そこまでして何故奴の責任を負おうとする?所詮他人だろう?」

    飛龍「…さっきも言ったけど…上官への反乱はご法度、必ず罰を受ける」

    飛龍「それでもなお、私の為に上官を殴って・・・生きろと言ってくれたことが」

    飛龍「私はたまらなく嬉しかったんだ」

    長門「…」

    飛龍「私たちと提督の関係ってさ…下士官と兵士に似てると思うんだよね…」

    木曾「…というと?」

    飛龍「士官が作戦を立案して、下士官と兵たちが実行する」

    飛龍「士官が下士官に、下士官が兵にっていうのが軍の基本」

    飛龍「でも提督は士官であるけれど作戦を直接兵に伝える・・・だから下士官と兵に似ていると思う」

    木曾「…そうなる・・・のか?」

    長門「どう感じ、受け取るかは個々人の自由だ」

    飛龍「あくまで私が感じたことだから、貴方が納得する必要は無いと思う」

    木曾「すまんな…」

    飛龍「うん…でも一つだけ違う点がある、この点でやっぱり士官なんだなって自覚する・・・」

    「…」

    飛龍「…艦娘たちの提督っていうのはさ、基本的に私たちの戦果を鎮守府で待ってればいいんだよ」

    飛龍「安全圏で、戦場にいる私たちが戦果をあげればあげるほど、彼等の階級と給金は上がっていく」

    飛龍「戦闘っていう一面では楽な仕事だと思う・・・死ぬ心配が無いんだもん」

    飛龍「その地位につくまでの過程がどうであれ・・・ね?」

    飛龍「でも兵士にはそんなの関係ないから…自分たちに都合がいいか悪いか、それだけ」

    長門「…」

    飛龍「そんなおいしい仕事を自分から手放す危険を自らの意志で犯す提督が、この時代にはどのくらいいるかな?」

    飛龍「私は正直、この仕事は辞めたくない」

    飛龍「給金がいいからね…だから裏切られたとき、私は前の提督を殴るようなことはしなかった」

    飛龍「残ったのは・・・裏切られたという自分勝手な気持ちと・・・少しの後悔・・・」

    飛龍「でも彼が払拭してくれた・・・きれいさっぱり・・・」

    飛龍「スカッとした、嬉しかった・・・」

    飛龍「それと同時に自分が浅ましく思えた・・・私は私の心配しかしてないなって…」

    木曾「俺は利口な選択だと思うがな…」

    飛龍「私もそう思う…でも・・・・・・ここで責任をとらないと、私は必ず後悔する」

    飛龍「だから私は責任をとる・・・自分の道ぐらい、自分で切り開いて見せる」

    飛龍「そう決めた」

    飛龍「いつかあなたが生かした人間は、生きていてよかったと思ってるって胸を張って言いたいからね…」

    「…」

    飛龍「それに・・・彼は罰せられるべきではない」

    飛龍「今はまだね…」

    長門「まるで彼は咎人であるかのような言い方だな?」

    飛龍「大なり小なりそんなもんでしょ?人なんて」

    長門「…違いない」

    246 = 1 :


    「飛龍、そろそろ」

    飛龍「そうだね…私たちはもう行くね?」

    長門「随分と忙しないな」

    飛龍「大将によばれてるの、それに突然の別れなんて珍しくないでしょ?」

    木曾「それとこれとは別だろうに…」

    「飛龍は寂しいのよ、なんだかんだ言ってね」

    飛龍「ちょ!蒼龍!!」

    長門「なんにせよ引き留めては悪いだろう…入り口までは送ろう」

    「ありがとうございます」



    鎮守府入口


    飛龍「短い間だったけど…楽しかったよ」

    長門「お前のような騒がしい艦娘は久々だった・・・こちらこそだ」

    「木曾さん…今日のお料理当番お願いしますね?」

    木曾「あぁ、心配するな」

    飛龍「それじゃあ…いずれまた」

    「お元気で」

    長門「武運を祈る」

    木曾「達者でな」











    長門「さて…そろそろ駆逐艦どもの教育は終わったかな?」

    木曾「覗いてみるか…」スタスタスタスタ


    247 = 1 :


    四条駅 ベンチ


    「…こんな事言うとあれだけど・・・・」

    飛龍「ん?」

    「飛龍、新たな恋をする!・・・・だと思ってた」

    飛龍「ん~当たらずとも遠からずって感じかな?」

    「へー・・・・ううぇ!!ほんとに!!それじゃあ近くにいなくていいの!??

    飛龍「大丈夫だよ、”マーキング”しといたから」

    「ま!!そそそそそおそれってまっままっまっまmっま!!!!!」

    飛龍「蒼龍にはナイショー・・・そろそろ汽車が来るよ!」

    「ちょ!!話はまだ!!!」


    飛龍(今はまだ・・・言えないでしょー・・・)

    飛龍(尻軽みたいに思われたくないし…)

    飛龍(でも…)

    飛龍(戦争が終わったら…伝えに行くから…)

    「もう!!飛龍ったらーーー!!!!」

    飛龍「ヨシッ!!航空母艦飛龍!!明日からも頑張ります!!!」ダッー!!




    (それまで死なないでよね、中尉!)


















    病院


    中尉「…」

    若葉「若葉だ」

    中尉「誰だよ、若葉なんて知らないよ」

    若葉「なんだと?」

    中尉「…」

    若葉「…」

    中尉「…」

    若葉「若葉だ」

    中尉「帰れ」

    248 = 1 :

    ご飯作らねば

    250 :

    突然の若葉w


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