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    元スレ吹雪「この鎮守府はおかしいです!!」

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    みんなの評価 : ★★
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    251 :

    武蔵

    252 :

    深雪

    253 :

    あきつ丸

    254 :

    よし、吹雪型スレだな

    255 :

    せやな

    256 = 1 :

    深雪「どぞどぞー入って入って-」

    ラバウル提督(以下ラバ督)「おぉ、君があの民家鎮守府の……」

    提督「はい、本日はお忙しい中予定を作って下さり大変恐縮です」ビシッ

    深雪「………」~~~♪

    提督(……吹雪ちゃん……じゃないよな……?確か……)チラッ

    深雪「んー?」ジィーー

    提督「え?あ……」

    ラバ督「深雪、やめなさい」

    深雪「はぁい……あ、お兄さん」

    提督「?」

    深雪「吹雪は元気してる?」

    提督「え?まぁ、元気……ですけど」

    ラバ督「深雪、お兄さんとの話は後!瑞鶴たちに集合するように伝えてきなさい!」

    深雪「わぁかってるよぉー」ガチャッバタン

    ズイカクサーン ドコダー?



    提督「……あの……」

    ラバ督「すみませんねぇ……うちの深雪が迷惑かけて」

    提督「あ、いえいえ、そんな」

    ラバ督「はは、まぁそうかしこまらずに……そういえば、貴方の所も吹雪型が秘書艦なんでしょう?」

    提督「えぇ、吹雪が秘書艦を……」

    ラバ督「素晴らしい……今はどうしてるんで?」

    提督「家……じゃない、鎮守府で提督代理をさせています……」

    ラバ督「そうですか……艦娘に余裕があれば連れてきて欲しかったものですが……」

    提督「あいにくそうは行かなくて……規模が規模なので……」

    ラバ督「1番艦との会話はかなわず……ですか…」

    提督「…………?」

    ラバ督「深雪は着任してこのかた、他の姉妹の顔を知らなくてですね……」

    提督「え?」

    ラバ督「深雪は着任してこのか」

    提督「あ、いや、聞こえてます聞こえてます、その、どういう意味なんですか?姉妹艦を知らないって」

    ラバ督「あぁ……そういうことですか、それが……建造されてここに来る途中に駆逐艦と衝突してしまってね……
         それが頭を強く打って4針縫う大怪我で……その衝撃で本来覚えてるはずの姉妹艦の部分を忘れてしまい…」

    提督「なにそれ、結構深刻じゃないですか……」

    ラバ督「まぁ……今は糸も抜いてちょっと右のおでこに傷がついてる程度ですけどね……あの子も気にしてないし
         ただ、記憶だけは中々戻らなくて……長女の存在は分かっても顔が思い出せないようで……」

    提督「………」

    提督(吹雪ちゃんの寝顔ならスマホに入ってるけど……流石に顔写真じゃ思い出せないよなぁ……)

    257 = 1 :

    ラバ督「って、そんなこと話しても仕方ないですね……えーっと今日は他の提督さんとの顔合わせがメインでしたね」

    提督「えぇ、これから数日の会議の前に皆さんとの親睦を深めるというのが今日の目的……でしたっけ」

    ラバ督「私はそんなもの要らないと思いますがねぇ……」

    提督「何か理由をつけて飲みたいんでしょ」

    ラバ督「それが本音でしょうね」ハハハ


    バーン!

    深雪「司令かーん、皆居ないぜ?出払ってるみたいだけど」

    ラバ督「あ、そうだった……資材サルベージ任務に当たらせてたんだっけ……」

    深雪「しっかりしてくれよなぁ-…全くよ……ごめんなお兄さん」

    ラバ督「お兄さんじゃないだろ?提督さんだ」

    深雪「どっちでもいいじゃん、お兄さんはどっちがいい?」

    提督「うーん……深雪ちゃんの呼びやすい方でいいよ?」

    深雪「じゃあ決まり!お兄さん!よろしくな!」アクシュ

    提督「あはは、元気だね」ガシッ

    深雪「にひひ、そーだ司令官、お兄さん案内してもいい?」

    ラバ督「提督さんがいいって言うならいいぞ」

    深雪「どう?どう?基地自慢の航空隊とか見せるぜ?」キラキラ

    提督「あぁ、俺は構わないよ……構いませんか?」

    ラバ督「長旅でお疲れなのに……すみませんね……」


    提督「ありがとうございます、じゃあ、行こうか」

    深雪「いやっほー!じゃあ行こうぜ-!!」タタタタタター

    258 = 1 :

    ねみぃぜ……今日はちょっと早いけどこのへんにしときます……
    うーむ……

    260 :

    乙乙

    261 :


    深雪のお泊りフラグか

    262 :

    深雪がここまで可愛いスレはなかなか珍しいかも
    というか出番がなかなかないし、あっても電とぶつかるだけの出落ち率が高いし

    263 :

    記憶が無くなるほどの激突、
    一体何ヅマに追突されたんだ...

    264 :

    プラズマだな

    265 :

    お兄さん?お義兄さんの間違いだろ

    266 :

    ところでこの前浜町ってのは愛知県碧南市前浜町2丁目がモデルでおk?

    269 :


    ぷらずまが本気を見せてしまったか……。

    270 = 1 :

    さて、やりますか

    271 :

    来い

    272 :

    舞ってた

    273 = 1 :

    >>266
    モデルはどこぞの県の田舎町、町名と市名は適当だよん
    ただ、その町は本当に静かでいい町ってことだ、少なくとも愛知県ではないがね

    -----------------------------
    ラバウル航空隊 飛行場

    提督「へぇー」

    深雪「この部隊はうちのエースって奴、全国で唯一専用の飛行場をもってるんだぜ?」

    深雪「特にこの子!こいつは対深海棲艦専用の空戦戦術を編み出したスーパーエース様!」ヒョイ

    妖精「ヨッ テートク」

    提督「ヨッ ほぇー……友永隊より凄いの?」

    深雪「へへ、友永隊やらと一緒にしてもらっちゃサブローちゃんに失礼だ、なぁ?」ツンツン

    妖精「?」

    提督「そんなに凄いのか……」

    深雪「そりゃ、あのV-103の番号をもらった妖精だからな!見合った強さは持ってるぜぇ?」

    提督「……よくわからないけど……相当なエースなんだねぇ」

    妖精「サブローサマトヨビナ」 ドヤッ

    深雪「他にも、そこにいるキューゾーって妖精も…………」

    アタシガソダテタ ソレハウソダロ?



    瑞鶴「たっだいまー……あれ、提督さん?」

    ラバ督「……ん?あぁ、瑞鶴、おかえり」

    瑞鶴「…………あ、あの人?民家に住んでる提督って」

    ラバ督「あぁ、今日来た人でね、いい人だよ」

    瑞鶴「……ふぅん……」


    深雪『お兄さん、次は工廠!あたしが設計図描いたんだ!』

    提督『へぇー、それは楽しみだなぁ』

    深雪『性能も建造速度も完璧っ!横須賀も卒倒するような施設だぜぇ?』

    提督『おぉー……じゃあ行こうか』



    瑞鶴「……親子?」

    ラバ督「……違うと思う」

    274 :

    前浜町 灯台

    吹雪「ふぅ……今日の練習はこれくらいにしよう」

    吹雪「…………んーっ……」ノビッ

    吹雪「今日もいい天気だなぁ……」

    吹雪「…………」ポケー

    吹雪「そういえば……私の同型の子は……みんな元気かな……?」

    吹雪「特に叢雲ちゃん……あの子気が強いし…他の人達と馴染めてるかな……」

    吹雪「……」

    吹雪「大丈夫だよね、私の妹なんだからっ」ヨイショット

    吹雪「そろそろ帰ろ…………ん?」


    の子「……」ジー

    吹雪「……?」

    の子「おねぇちゃん」

    吹雪「……」キョロキョロ

    吹雪「…わ…私?」

    の子「うん、おふねのおねえちゃん」

    吹雪「……あぁ……そういうこと…………どうしたの?」

    の子「おふねのおねえちゃんにすいえい教えてもらいなさいっておかあさんが言ってた」

    吹雪「……え、え?あの、意味が……」

    の子「うみの上を歩けるおねえちゃんはすいえいが上手っておかあさんが言ってたもん」

    吹雪「そ、そうなんだ……」

    の子「うん」

    吹雪「…………」

    の子「……」ジーー

    吹雪「…………」アセアセ

    の子「……」ジーー

    吹雪「……うぅ……どうしよう……」

    の子「だめ?」

    吹雪「ううん!駄目ってワケじゃないんだけど……でもぉ……」

    の子「でも?」

    吹雪「私……水着持ってないんだ……」

    の子「じゃあ、みうのかしてあげる!」

    吹雪「みう……あ、みうちゃん?」

    みう「うん!」

    吹雪「みうちゃん……ね……でもみうちゃんと私じゃサイズが合わないよ……」

    みう「……あ、ほんとだ……おふねのおねえちゃん大きいね……」

    吹雪「駆逐艦の中でも小さいほうだけどね……」テレテレ

    275 = 1 :

    みう「……うーん……おかあさんにきいてみるー…」テテテー

    吹雪「あ、う、うん……ばいばい」

    吹雪「……」ポカーン

    吹雪「……何だったんだろう……あの子」

    吹雪「…私泳げたっけ……?無艤装訓練は何回かやったことあるけど……あれが「泳ぐ」なのかな?」

    吹雪「というか、何で私が泳げると思ったんだろう……?みうちゃんのお母さん……」


    みう『おふねのおねえちゃーん!』

    吹雪「あ、帰ってきた……」

    みう「はっはっ……ふぃ……おかあさんのみずぎ!かしてあげる!」

    吹雪「え?いいの?お母さんはいいって言ってた?」

    みう「…………」

    みう「…………」プイ

    吹雪「……もしかして……」

    みう「……」コクッ

    吹雪「……はぁ……」

    みう「…………」

    吹雪「流石に人の水着は勝手に着れないよ、返した方がいいよ」

    みう「……おかあさん怒るもん……」

    吹雪「それは……怒るよ、私だって同じ事されたら怒るもん、司令官は多分しないと思うけど……」

    みう「…………やだ……みうかえさない」

    吹雪「今返さないとおかあさんもっと怒るよ?」

    みう「……やだ」

    吹雪「…………」

    吹雪(何で私、初対面の子を躾けてるんだろう……)

    吹雪(……えっと……こういう時は……どうすればいいんだっけ……)


    吹雪の行動を選んでください ↓3

    1.私も一緒に謝ってあげるから、ね?
    2.ちゃんと謝ったらご褒美あげる、だからがんばろう?
    3.今謝ってちょっと怒られるか、ウジウジしてもっと怒られるか、どっちが嫌なの?(キレ気味)

    279 :

    着よう

    280 :

    ちょいキレ気味なやさぐれ吹雪ちゃん想像したら凄い可愛い

    281 = 1 :

    吹雪(……今持ってるものは……薬莢と……何これ……あ、認証票か……さすがにこれは……)ゴソゴソ

    吹雪(あ……手帳……そういえば今日買ってきたんだっけ……ピンク色の可愛いやつ)

    吹雪(……よし、これなら……)

    吹雪「みうちゃん、見て?」

    みう「……?」

    吹雪「……じゃん、お絵かきノートー!」

    みう「!……」パァァ

    吹雪(良かった……興味持ってくれた)ホッ

    吹雪「ほしい?」

    みう「ほしい!」

    吹雪「でも、だめー」

    みう「ほしいほしいー!!うーーー!!」

    吹雪「お母さんにちゃんとごめんなさいしてから、ね?できる?」

    みう「……う……」

    吹雪「……みうちゃんなら出来るよ、ね?」

    みう「……うん……」グスッ

    吹雪「よしよし…いい子…はい、これ」スッ ナデナデ

    みう「……」ギュッ

    頑張って!私応援するから!」ポンッ

    みう「ん…………」トボトボ


    吹雪「…………こっそり……見に行こうかな……」





     みうの家

    吹雪(電柱影)「駄菓子屋さんなんだ……」

    みう「……おかーさん……」

    吹雪(巨人の星覗き)「がんばって……みうちゃん」

    吹雪「……あ、入ってった……」


    <~~!! ナンテコトシテンノ! ~~!!


    吹雪「……!」

    <ペシン!! ウァァーーン!! 

    吹雪「えっ……」

    吹雪「……」

    <オシリダシナサイ! ペシンペシンペシン!! ウェェェーーン!!!

    吹雪「ひっ!」

    <ソトデハンセイシナ!

    みう「…………ひぐ……グスッ……うう……」

    吹雪「……ひ、ひどい……」

    282 = 280 :

    吹雪ちゃん一緒に行ってたら吹雪ちゃんもぺんぺんされてたり...

    283 :

    わぁお

    284 :

    サザエさんののりかなー

    285 = 1 :

    吹雪「……みう……ちゃん?」テクテク

    みう「……ひぐ…う……ぐすっ……ぐすっ……ひっ」

    吹雪「あ…………あの……ごめんね……?一緒に謝ったほうが良かった……かな?」

    みう「……うぅ…うう……ふぇ……ぇぐっ……おねえちゃん……」

    吹雪「……横、座るよ?」

    みう「う……ん」




     20分後

    みう「……」シュン

    吹雪「落ち着いたね……良かった……」

    みう「……」

    吹雪「みうちゃんって……いくつ?」

    みう「……5さい」

    吹雪「そっか……私は……13歳位だと思う、多分ね」

    みう「……?わかんないの……?」

    吹雪「うん、13歳かも知れないし14歳かも知れない」

    みう「……へんなの……」

    吹雪「うん…変、私だって変だと思う」

    みう「……」

    吹雪「人間じゃないんだから……当たり前って言われたらあたりまえだけど……」

    みう「……おふねのおねえちゃんは、おねえちゃんでしょ?」

    吹雪「おねえちゃんだけど…お船だから、私はみうちゃんみたいにならないし、お母さんみたいに大きくなれないよ」

    みう「でも、おねえちゃんだよ?おねえちゃんもみうみたいだったでしょ?」

    吹雪「ううん、私は生まれた時からこのまま、私も、私の妹達も、ずっとこのままだったし、これからもこのまま」

    みう「……どうして?」

    吹雪「みんなお船だから、私達にはお父さんもお母さんも居ないの」

    みう「……でも」

    吹雪「?」

    みう「おふねのおねえちゃん、いつも大きなおじさんと歩いてるよ?」

    吹雪「……大きなおじさん……?司令官のこと?」

    みう「?」

    吹雪「司令官はお父さんじゃないよ、司令官は……その……司令官だよ、先生みたいな人」

    みう「みうのようちえんのせんせいはおてて繋がないよ?いっつもぴーぴー吹いてるもん」

    吹雪「おてて…………!?つ、つないでないよ!」

    みう「みたもん、おかあさんもおとうさんもみてたもん」

    吹雪「お父さんとお母さん……!?え、えぇ……!?私そんなこと……!」アタフタ

    みう「おねえちゃん?」

    吹雪「こ、このお話はやめよう?ね?」

    みう「……?」

    286 :

    かわいいの

    287 = 1 :

    夜 

    吹雪「……みうちゃん……」

    ガララ!

    吹雪「!」

    みう母「美羽、反省した……ん?」

    みう「……すぅ……すぅ……」

    吹雪「あ……ど、どうも……」

    みう母「……あんたは……確かいつも灯台にいる……」

    吹雪「は、はじめまして、吹雪です!」ビシッ

    みう母「そう、吹雪ちゃんだ、あんた、艦娘だって?」

    吹雪「は、はい、練度はあまり高くないですけど……」

    みう母「そうそう、海を歩ける女の子だったね、泳ぎもうまいんでしょ?」

    吹雪「い、いや……正直私あんまり運動は……」

    みう母「そんな謙遜しなくていいんだよ!そうだ、今度うちの美羽に泳ぎ教えてあげてよ!ね!?」バシバシ!

    吹雪「いた、いたた……は、はぃぃ……」

    みう母「アタシの水着でよけりゃ貸してあげるからね!……いっしょにしまむら行く?明日かあさってあたり空いてる?」

    吹雪「あ、あう……あ、あの……その……」

    みう母「あ、もしかして今日美羽が水着持っていったのって……」

    吹雪「はっ……そうだ……そうだった……」ギロリ

    みう母「…………」ツカツカ

    吹雪「あ、あの!!みうちゃんを叩いたこと謝ってください!!」

    みう母「みう……起きな」ダキッ

    吹雪「ちょっと!聞いてますか!?」ダンッ!

    みう母「しーっ」

    吹雪「っ!この……!!」ギリィ!!!!

    みう「ん……お母さん……」ギュッ

    吹雪「……え?」

    みう母「……よしよし、泣いたね……」

    吹雪「……」

    みう「…………ん……」

    みう母「今日は肉じゃがだよ、もうすぐできるからねー……部屋でねんねしときな」

    みう「…………んぅ……」

    みう母「……よしよし……いい子いい子、寒かったね、ごめんね…」

    パタッパタッパタッ

    吹雪「……あ……」

    288 :

    その吹雪、母を知らず、愛の深きを知る

    289 :

    猫や犬だって子が悪さすりゃ噛んで躾けるしな

    290 :

    いい話なんだけど辛くもあるね

    291 = 1 :

    吹雪(あの後、何が何だか分からなくて……謝ったんだけど……)

    -------------------------------------

    吹雪『あ、あの……すみませんでした!!』

    みう母『いいんだよ、アタシの怒鳴り声って響きやすいから……そういう誤解は慣れっこだし』

    吹雪『なんとお詫びすればいいか……』

    みう母『いいのいいの、じゃあ、アタシは晩飯作るから、吹雪ちゃんもどう?』

    吹雪『あ、大丈夫です!!家で司令官が待ってるので!!』

    みう母『あら残念ー、じゃあ、これからも美羽をよろしくね』

    --------------------------------

    吹雪(あのお母さん、すっごく笑って許してくれた……)

    吹雪(何でさっきまで外に聞こえるような怒鳴り声で怒ってたのにあんなに人が変わったように笑えるんだろう)

    吹雪(おかしいよ……本気で嫌ってるような怒鳴り声だったのに……あんなに優しく接するなんて……)

    吹雪(司令官も……同じように接するのかな…………)



    灯台

    吹雪「……」トボトボ

    吹雪「普通の人間なら……あの気持ちが……」

    ザッパーン ザッパーン

    吹雪「…………」

    吹雪「……」

    292 = 1 :


    ラバウル航空基地

    長門「……」ピッ

    長門「二丁目提督、鎮守府との連絡が取れないようですが……」

    提督「マジですか?……買い物にでも行ってるんじゃないかな?3時間後くらいにかけ直してくれますか?」

    深雪「なぁお兄さん、もっと吹雪の話聞かせてくれよぉー」

    提督「あぁ、分かった分かった、でもちょっと待ってくれ、まだ呉の長門さんと話してる最中だからさ……」

    深雪「ちぇ、しょうがないなぁ……」

    長門「問題ないです、また3時間後に掛け直させていただきます、では……」ツカツカ

    深雪「やりぃ!じゃあお兄さん!行こうぜ!!」グイグイ

    提督「お、おぉい!ひっぱるなって、大丈夫だから、歩いて話すから、うぉ!」ドッテーン




    長門「……はぁ……買い物……?鎮守府を運営せずに買い出しとは……」ヤレヤレ

    横須賀提督「呉提督はいつもどこに行ってらっしゃるので?いつも長門さんが執務を行ってるみたいですが……」

    長門「……提督は多忙な方です、何しろあの規模の鎮守府を運営していらっしゃるのですから……」

    横須賀提督「規模の大きさを理由に指示を下さず大切な艦娘である如月を轟沈させた罪は重いですぞ……」ニタリ

    長門「あの件は私の判断ミスが生み出したものです、提督は関係ありません」

    横須賀提督「その判断を下させる命令を堕したのは提督では?今日も彼は不在のようですが……」

    長門「本日の提督代行は私です、単冠提督も、提督の代わりに龍驤が来ているでしょう?珍しい話ではないです」

    横須賀提督「ほう……そういえば、如月が沈んだ際に白雪と睦月の関係が少し悪くなったそうですね……?」

    長門「重要艦娘の轟沈は全駆逐艦の式が下がるのは当然です、それに提督はその関係を修復するために編成を変えました」

    横須賀提督「それが、金剛だと?馬鹿げた話だ、あの英国女に何が出来る」

    長門「白雪のあこがれは大型艦です、妥当な判断では?」

    横須賀提督「ならば正規空母の赤城に任せるのが妥当でしょう、何故金剛姉妹を使ったのですか?
            メンタルを確実に回復させるには一番の憧れである赤城に任せるのが普通でしょうよ」

    長門「はぁ……これだから横須賀は……」

    横須賀提督「呉の男が運営する艦隊に未来はないな……ははは……」

    長門「何だと……?エンタープライスなぞを旗艦にする艦隊に言われたくないな!!」ダンッ!!!!




    ラバ督「……あの二人を連れてくるのは間違いだったか……」

    瑞鶴「あの……私……あんな所に飛ばされるの?」

    ラバ督「加賀と仲良くするんだぞ……うん」

    293 = 1 :

    深雪「へぇ~川底棲艦か……」

    提督「うん、前浜町の人が通報してね……吹雪ちゃんと一緒に調査したんだよ…」

    深雪「ほうほう、それでそれで?」

    提督「いたんだよ……それが結構な数……」

    深雪「結構な数!?それってヤバイんじゃないの?」

    提督「割と大丈夫だったよ?噛み付くにしても歯なんてないし飛ばすものはこいしだし…無意識のうちに蹴っ飛ばしそうだ」

    深雪「今、ちょっと狙っただろ?」

    提督「はは、さすがにバレバレか」

    深雪「深雪さまをなめるなっ」ニカッ


    ------------------------------------

    前浜町2丁目鎮守府 深夜

    吹雪「ただいまもどりまし……?留守番電話だ……」ピッ

    ヨウケンハ イッケンデス ピーーー

    長門『呉鎮守府、秘書艦の長門です、後日会議が開かれる川底棲艦のデータについてですが
        新種の報告に関するデータがあればパソコンにて送信をお願いし致します。
        会議の開始時刻は午前中ですので、なるべく迅速な対応をお願い致します』

    ピーーー ナナガツ ニジュウ ニニチ ゴゴ クジ サンジュウ キュウフン  ピーーーー  ヨウケンハイジョウデス

    吹雪「……え?」

    294 :

    もしかして、パソコン使えない…?

    295 = 1 :

    吹雪「……ぱそこん……?」

    吹雪(何?何のこと?何かの略語?あ、そうだ……あのノートみたいな機械……あれでどうするの!?)

    吹雪(というか今の声……あの呉鎮守府の長門秘書艦?)

    吹雪(ということはものすごく重要な情報……ど、どうしよう……早くしないと……!!)

    吹雪(でもまず……ぱそこん?を知らないと話にならない……!はっ……そうだ!司令官!!)

    吹雪(司令官ならあの言葉の意味を解読してくれるはず!)ピポパ

    吹雪「お願い……お願い出て……出てよぉ!!」プルルルルルル

    吹雪「何で出ないの!?お願い……出てください司令かあん!!」ナミダメ

    -----------------------------------

    prrrrrr

    ワイワイワイ

    提督「……ん?家からだ……」

    深雪「ん?電話?吹雪から?」

    提督「そうみたいだ、スピーカーにするよ」「

    深雪「んー?」ミミスマシ

    提督「近い近い……もしもし?」

    吹雪『指令かぁん!!!!!!』キィーーン

    深雪「ーーーー!!!!!」ビリビリーー!!!!!

    ポテッ ピクピク

    296 = 1 :

    うむ、今日はここまでじゃ
    深雪って可愛いよね、アニメでも出ないかな

    297 :

    おつかわいい

    298 :

    なんだかドラマチック
    乙です。

    299 :

    おつつつ

    300 :

    吹雪がめっさ可愛い
    そのうち提督をお父さん!って呼びそう


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