元スレ吹雪「この鎮守府はおかしいです!!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
202 = 1 :
提督「……吹雪ちゃんの希望にもよるけど……やっぱりこんな所にいるんだし……ここでの生活を満喫してほしいよな……」
提督「でも吹雪ちゃんは立派な艦娘になりたいって感じだし……そこも大事だ……」
提督「となるとやっぱり両立だな……」カキカキカキ
提督「あの子は他とは違う子……だからこそ……って感じか」
提督「……よし、明日からちょっとアクション起こしてみるかな」パタン
『提督ノート 読んだら背負投げ』
提督「とりあえず今日は寝よう」
パチッ
203 = 1 :
朝
チュンチュン チュンチュン
吹雪「……んぅ…………」ゴロン
吹雪「…………うぅ…………ん……」ムクッ
吹雪「……」ポッケー
吹雪「ふぁ……んぅ」ゴシゴシ
数十分後
吹雪「よいしょ……」ガララッ
吹雪「いい天気……天気予報外れたんだ……」
吹雪「よし……今日は川まで行こうっと……久しぶりに普通にジョギングしようかな」
吹雪「いちに……さんし……ごぉろく……しちはち……」グィッグィッグィッ
吹雪「うん、行こう!」タッタッタッタッタ
オバチャン「おはよう、吹雪ちゃん」
吹雪「おはようございまーす!」
オバチャン「あら吹雪ちゃん、今日も元気ねぇ……今日も練習?」
吹雪「はい!あ、司令官に回覧板回すように言っておきますね……あの人すぐに忘れちゃうから……」
オバチャン「あら、また提督さんで止まってるのね?吹雪ちゃんももうちょっときつく言ってあげないとぉ」
吹雪「申し訳ないです……今日中に行き渡るようにするので!じゃあ」タッタッタッタ
オバチャン「あんなに若いのに軍人さんだなんて……世も末ねぇ……」
204 = 1 :
オバチャン「あら吹雪ちゃん、今日も元気ねぇ……今日も練習?」 ←これ、オバチャンBです どうでもいいけど
-----------------------------------------
前浜中学校前 川沿い
吹雪「いっちに、いっちに、いっちに……」タッタッタッタッタッタ
吹雪「……あ、立入禁止になってる……」
吹雪「そうだよね……小さいとはいえ深海棲艦の一種が出てきたんだし……」
吹雪「…………ん?あ……」
泥リ級『ヌガー!』プンスカプンスカ
吹雪「……リ級だ……そう言えばあいつ、足あったっけ」
吹雪「すっごく怒ってる……」
泥リ級『ガーーー!!』カチャコン パァン
吹雪「いたっ!?」ペチッ
泥リ級『ウガーー』パパパン!
吹雪「やめてっ!汚れるでしょ!もうっ!」ツマミアゲ
泥リ級『ガーー!!ヌガーー!!』ジタバタジタバタ
吹雪「あぁ……靴が泥だらけ……ふん!」ポイ!
泥リ級『アーーーーーー………………』チャポン
吹雪「……帰ろ……」トボトボ
205 = 1 :
吹雪「はぁ……只今戻りました……靴と足……洗わないと……」ヌギッ
提督「は?!出頭!?今からですか!?……いやでもこっちだって吹雪が……いや……そうは言っても……」
吹雪「……司令官?あ、電話中か……」チラッ
提督「ですから……川底棲艦については害なしと判断でき……まぁ……そうですけど……」オカエリノエシャク
吹雪「…………」ペコッ
提督「生態系の変化については現在水質調査委員会が調査中です……」チョットマッテネノハンドサイン
吹雪「……あ、はい……」ペコッ
提督「……しかし、吹雪の方は……えぇ……はい……ですが……彼女はまだ……」カキカキカキカキ
吹雪「……?」
提督【朝ごはん先食べといて】
提督「分かってます……横須賀ですか?呉ですか?」
吹雪「……」コクコク カキカキカキカキ
吹雪【シャワー浴びてもいいですか?】
提督「ラバウル!?何故……」カキカキカキカキ
提督【何かあったの?】
吹雪「……」ションボリガオ
吹雪【川底棲艦の新種に泥をひっかけられちゃって・・・(´・ω・`)】
提督「分かりました……交通費を?ありがとうございます……」カキカキカキカキ
提督【そっか・・・いいよ、入ってきて】
吹雪「……」ペコリ テテテー
提督「それともうひとつ質問が……」カキカキ
提督【ノシ】
206 = 1 :
数分後
吹雪「ふぅ……さっぱりした……司令官、何かあったんですか?」
提督「……川底棲艦のことを偉い人に報告したら緊急の会議が開かれるみたいでちょっと行かなきゃいけないらしいんだ」
吹雪「そうなんですか……まぁ……当然といえば当然かもしれませんけど……」
提督「まぁ……そうだけど……それにさっき新種が出たんだろ?そりゃ会議沙汰になるよなぁ……」
吹雪「えぇ、重巡リ級のような姿の川底棲艦です、執拗に泥を飛ばしてくる上に地上を自律歩行していました」
提督「それはちょっと実害ありって感じだな……泥はマズイだろ泥は」
吹雪「えぇ、泥はダメです、私のお気に入りの靴と靴下を台無しにされたんですからっ」ツン
提督「……怒ってる?」
吹雪「怒ってますっ」ツン
吹雪「……というか……何故ラバウルなんでしょうか……?たしかここからラバウルって……」
提督「飛行機が必要になるね……流石に海外旅行みたいにSSTOが必要になるワケじゃないけど……」
提督「主用の鎮守府は棲地対策やらなんやらで忙しいらしいから、深海棲艦から遠い基地に重鎮を数人集めるらしいよ」
吹雪「となると……泊まる期間は……」
提督「長くて数週間になるかもわからないなぁ……早かったら1週間以内に帰って来れると思うけど……」
吹雪「そうですか……」ショボン
207 = 1 :
吹雪「それで、出頭する日はいつになるんですか?」
提督「明後日関空に集合するから……まぁ出発は明日の昼だね、高速バスで名古屋駅まで行って、そっから新幹線で新大阪まで……」
吹雪「……新幹線かぁ……」
提督「乗った?ここに来るとき」
吹雪「えぇ、京都から名古屋まで……修学旅行生と間違えられちゃって……えへへ」
提督「普段着がそれだしねぇ、あのパーカーって運動着でしょ?」
吹雪「はい、支給された服がいつもの服と体操服とあのパーカーなんです」
提督「艦娘の服事情が非常に気になるな……向こう行ったら重ねて質問してみようか……」
吹雪「あの……司令官」
提督「ん?」
吹雪「食事とか……洗濯とか、私がやるので、安心して行ってくださいね?」
提督「…ちょっと心配なんだよなぁ……お金の無駄遣いとかは心配ないだろうけど……ご飯作れる?」
吹雪「大丈夫です。お手伝いとか、それなりにやりましたし……それに!司令官がお仕事に行くなら、私はこの家を守ります!」
提督「……うぅん……」
吹雪「それに、今は平和ですし……私、海に出てもあんまりやること無いし……今のうちに家事とか覚えときたいなぁ……なんて」
吹雪「司令官がこういう出張に出るのも、これから増えるだろうし…勉強できることは、ちゃんと勉強しておきたいんです!」
提督「……そっか、まぁ……家政婦雇うお金もないし……そうだな、吹雪ちゃんに任せるか」
吹雪「はい!ありがとうございます!」
提督「うん、じゃあ今のうちに洗濯のやり方とか、基本的な家事について教えといたほうがいいな」
吹雪「あ、その前に、」
提督「ん?」
吹雪「回覧板、ちゃんと回さないとダメですよ?」
提督「……あ、忘れてた……」
208 :
ようできた娘さんじゃ……
210 = 1 :
>>209
利根「海を超える海外旅行は深海棲艦の砲撃や艦載機の攻撃によって撃墜されるおそれがあるため、SSTOを使った人員輸送が主流である!
つまり富裕層しか行けないのということだな!ちなみに吾輩の水偵は8割型飛べないため未帰還機は少ないぞ!」
睦月「およ?でも何でわざわざ大気圏を越える必要があるんですか?」
利根「レ級の直上射程距離は成層圏まで到達すると言われておる……海上砲撃の命中率と射程距離を考えれば当然だろう
万に一つの可能性を考慮した設計が旅客輸送機の基本だ、客の安全は第一なのだからな……」
※ 独自設定です
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サーセーン アラヤダテイトクサンッタラ フブキチャンハドウ? ゲンキデスヨー
ガララッ
提督「ただーいまー」
吹雪「お帰りなさーい」シコーーシューーー
提督「あれ、何してんの?」
吹雪「連装砲の手入れです、砲身ってすぐに汚れが貯まるんですよ……」シャカシャカ シコーーー
提督「キャップでもかぶせればいいんじゃないの?」
吹雪「それも考えたんですけど……やっぱりいつでも臨戦状態に入れるようにしたくて……」フキフキ
提督「手伝おうか?魚雷とかしばらく使ってないだろ?」ヨッコイショ
吹雪「あ、ありがとうございます、扱いには気をつけてくださいね」
提督「任せてくれ、これでも養成学校は卒業してるんだ」フキフキ
提督「……」フキフキ
吹雪「……」シューー フキフキ
吹雪「あ、あの」
提督「ん?」
吹雪「え、えと…気をつけて行ってくださいね?ラバウルとはいえ、こことは違って平和とはいえないんですから……」
提督「あぁ、大丈夫だよ、用事が終わったらさっさと帰ってくるからさ」
吹雪「……本当ですね?」
提督「心配し過ぎだよ、大丈夫、定時連絡くらいはする」
吹雪「……」ギュッ
提督「……」ウーン
提督「まぁ、建造されて間もない艦娘を一人で生活させるのは、俺も嫌だよ」
吹雪「……」
提督「だからさ……すぐに帰るよ、会議が終わってすぐの飛行機に乗る、約束するよ」
吹雪「……本当?嘘じゃない?」
提督「あぁ、男の約束だ、必ず守る」
吹雪「……約束破ったら……怒ります」ギュウ
提督「怒られないようにするよ」
吹雪「……」ニコッ
提督「……戦場に行くみたいな気分だ…あはは…」
211 = 1 :
夜 風呂場
吹雪(明日の昼に司令官は出発するんだ……明日からはしばらく一人でこの家……鎮守府を運営しないと)
吹雪(洗濯のやり方やご飯の炊き方は教えてもらったから……あとは一人で書類を片付けられるか……だね)
吹雪(……うぅ……不安だなぁ……司令官、いつも部屋の中でうんうん唸ってるし……難しいんだろうなぁ……)
吹雪(でも……やるしかないよね……私だって艦娘だもん、私に関する資料なら私だってできる……!)
吹雪「よし、私だってやればできるんだから……がんばれる……」
提督「ちょっと失礼、代えのシャンプーここ置いとくねー」カララ
吹雪「ひぃやあああ!?勝手に入らないでくださいってば!!」バシャッ!!
提督「あぁ、大丈夫、見てないから」
吹雪「そういう問題じゃないんですよーー!!!もうーー!!!出ってってください!!」バシャッバシャッ
提督「分かった分かったから」カララッピシャッ
吹雪「…………」ボーゼン
吹雪「……あの癖、治らないかなぁ……」アハハ
212 = 1 :
とりあえず今日はこの辺で
アニメ版吹雪もゲームの吹雪も可愛い、これテストに出る
213 :
乙
このSSの吹雪も可愛い
214 :
提督、吹雪がいるのに性処理どうしてんだろうか
215 :
隠れてやるスリル
217 :
この鎮守府どこにあるんだろ?
なんかモデルになってる所がありそうだけど
218 :
艦娘増えるとしたら、出張帰りに連れてくる感じかな?
前浜市のアイドル那珂ちゃんや、夜戦しようとして近所迷惑だと怒られる川内がみたいです
220 :
俺としては暁とかうーちゃんとかが……あ、いや憲兵さん違うんです俺はロリコンじゃないんです駆逐艦を愛してるだけなんです
221 :
別に艦娘増やす必要ないと思うが
222 :
スレタイのセリフが使われるのはいつだろうか・・・
223 :
他の鎮守府に対してのセリフである可能性
224 :
川で発見ドロリっち
225 :
吹雪「このドロリっちはおかしいです!」ゴクゴク
226 :
リ級ちゃんかわいいよな
それが泥はいてくるだけですむとかやばくねまったなしじゃん
228 :
これ万一山奥で棲艦化したら奇襲に近い形で本土決戦突入するよね
侵入許してる段階で海軍の水際防衛が既に破綻してるって事になるからしゃれにならん事態な気がする
まあ吹雪ちゃんがかわいいからいいか
229 :
細かい設定の粗探しをするなんて野暮なもんよ
面白ければ良いじゃない
230 :
繁殖してるってことは川底のまま成熟するってことだから、育ったら深海になるわけでもなさそうだしな
問題になるのは増えすぎたときの環境への影響くらいなんじゃね
231 :
ブラックバスやブルーギルみたいなもんだよな
232 :
鮭のように川で生まれ、海に出て、さらに川に戻ってくるとなれば話は別だと思うんだ
…あれ?深海棲艦の発生源とかってまだ特定できてない理由ってまさか…
233 = 230 :
>>232
その場合川を遡上するのが成体の深海棲艦でないといけないからさすがにバレる
234 = 1 :
そろそろ始めますか?
235 :
かもん
236 = 1 :
E-1チャレンジ終わったら投下します
237 = 1 :
……よし……吹雪よ、チョコを渡すのはいいがボス前で逃げないで欲しい
238 = 1 :
爆雷もねぇ!ソナーもねぇ!資材もそんなに溜まってねぇ!!
おらこんなイベントいやだぁーー!!
---------------------------------
出発日 昼前
提督「じゃあ、俺はもう行くから……」
吹雪「はい、家のことは心配しないでくださいね?」
提督「うん、机の上に1万円置いてるから、食材とかはそれで買ってね?」
吹雪「はい、大切に使いますから安心してください!」
提督「よし、信じるよ……じゃあ……」トケイカクニン
吹雪「そろそろですね……司令官」スッ
提督「ん?竹皮?」
吹雪「お、お弁当……というか、おにぎりです……すみません、簡単なものしか作れなくて……」
提督「へぇ……吹雪ちゃんのお弁当か……ありがとう、あとで食べるよ」
吹雪「がんばってくださいね!」
提督「あぁ、行ってくるよ、出かけるときは鍵を忘れずにね?」
吹雪「はい、いってらっしゃい!」
ガララッ ガララッピシャッ
吹雪「……」
吹雪「……さて……どうしようかな……」
239 = 1 :
昼
吹雪「……ふんふん……ふーん……♪」フキフキ
吹雪「うん、綺麗になった…これで司令官が帰ってきても大丈夫……」
吹雪「そろそろ電車乗ったかな……?」チラッ
吹雪「…………心配だなぁ……」
吹雪「…………ダメ、こんな調子じゃダメだよね…私がちゃんとしないと鎮守府が運営できない…」ソワソワ
吹雪「うん……大丈夫……大丈夫」
チッチッチッチッチッ カチッカチッカチッカチッカチッ
吹雪「一人って……退屈だなぁ……」ボーッ
吹雪「あ、ソファ………ホコリついてる」スッ ポイッ
吹雪「…………はぁ」ポフッ ゴロン
吹雪「……何もすることがない……」
吹雪(暇だなぁ……今から練習しようかな……)
吹雪(でもいま練習に行ったら……ごはん作る時間が……)
吹雪「…………ちょっと休もう……初日だし……いいよね……」
吹雪「………………ハァ」
吹雪「………………うぅん……」ゴロッ
吹雪「んぅ…………」スヤスヤ
午後3時20分 ソファの上
吹雪「っん………………」ゴロッ
吹雪「…………」
吹雪「…………ん……」モゾモゾ
吹雪「……んぅ~……んっ」ゴロッ
吹雪「………………」スヤスヤ
午後6時
吹雪「…………はっ!?」ガバッ
吹雪「……」キョロキョロ
吹雪「……寝てた……!!」
240 :
とある夏休みの一日だろうか
241 :
あるある過ぎて困る
242 = 1 :
昼 名古屋駅→新大阪方面ホーム
提督「……」
提督(吹雪ちゃん……大丈夫かな……)
提督(……心配だ……)
提督(……今からでも連れて行ったほうがいいかな……いや、無理だな、間に合わない)
提督(……ここから関空か……間に合うかな……)
提督(にしても……電車遅いな……あ、来た)スマホイジリ
午後6時30分 提督の部屋
吹雪「うわぁぁ……これ今日提出しないといけないやつだよ……何で司令官何も手つけてないのぉ!」カキカキ
吹雪「えぇーっと……!これはこうなって……!」カキカキ
吹雪「艦隊の規模は1隻……!で、鎮守府は前浜町二丁目鎮守府……はいハンコっ!」ポン
吹雪「確かポストは……公園前!あぁでも速く送らないと……郵便局!!確か海岸にあった!!」タタタタター!!
吹雪「早いうちにやっとけばよかったよぉー!!!」ガララッ ガラララッピシャン タタタターー!!
同時刻 名神高速道路 高速タクシー
提督「ZZzzz……」
243 :
駄目提督だったか
244 = 1 :
午後7時
吹雪「只今戻りましたぁ」ガララ
吹雪「あぁー……疲れたぁ……」ドサァー
吹雪「一人暮らしってこんなに大変なんだ……」
吹雪「…………」グゥゥ
吹雪「おなかへった……ご飯作らないと」ムクッ
エット マズハテヲアラッテ…ウガイシテ…ガララララ ペッ
吹雪「お米を3合…で、糠が取れるまで…」シャァーー キュッ シャカシャカ ジャァー
吹雪「水は……確か目盛りに合わせて……この辺…もうちょっと……よしっ」ジャーキュッ ジャキュッ
吹雪「炊飯器に入れて、炊飯ボタンっ」ピッ
吹雪「……やってみたら結構簡単…………」
吹雪「…………で、おかずは……」
吹雪「あ、おうどん………そうだ、焼きうどんにしようかなっ」
トントントントン シュウウウウ ……ジャッジャッジャ…… ベニショウガヲ…ウン、コノクライカナ
吹雪「……ちょっと盛り付けが歪だけど、いい感じ、かな?」
吹雪「ソースものにご飯……確か、関西圏では当たり前なんだよね」
吹雪「まぁ、いいか、いただきます!」
チュルル
吹雪「うん、それなり……でも司令官は納得しないかなぁ……」
吹雪「あ、でもご飯は美味しい」
245 = 1 :
風呂場
吹雪「さて、お皿も洗ったし、お風呂入ろうかな……」
吹雪「先に洗濯機に水をためて……」ピッ ジャァァァァァァ
吹雪「洗剤を……一人分だし……このくらいかな」モソッ シャッ
吹雪「…………よし、溜まった、洗剤も溶けてるし……」ヌギッ プチッ ヌギッ ポイッ
吹雪「一日の疲れを癒やさないとね」カララッ
風呂桶「スッカラカーン」
吹雪「…………」
246 :
吹雪(下着)「…………」ズーン
吹雪「……そうだよね……お湯入れてばすろまん入れないと寒いだけだよね……」
吹雪「はぁぁー……なんでこう……うまくいかないのかな……」
吹雪「……」グスッ
prrrrrrrrr!
吹雪「あ、電話だ……」トテトテ
吹雪「はい……二丁目鎮守府です……」
提督『ふふ……吹雪ちゃん……?』
吹雪「ハッ……司令官!!」パァァ
提督『ゾンビみたいな声だったけど…』
吹雪「あ……コホン、大丈夫です!司令官は……?」
提督『こっちは大丈夫、集合には余裕で間に合うと思うよ』
吹雪「良かった……ハックシュン!」
提督『大丈夫?寒い?』
吹雪「だ、大丈夫です!私は大丈夫ですから!」
提督『そう……ならいいけど……』
吹雪「それより司令官っ!ひどいですよぉ、書類、何も手つけてなかったじゃないですか!」
提督『え?何の書類?』
吹雪「第五次MI作戦の不参加希望書!書いときましたからねっ」
提督『あーっ!そういえばそれ!そっか……忘れてた……ありがとー』
吹雪「…………あの、司令官」
提督『んー?』
吹雪「…………いいえ、やっぱり大丈夫です……私、一人でも大丈夫ですから、安心してくださいね」
提督『……うん、分かった、家のことは任せたよ』
吹雪「はい!お任せください!」
提督『うん、じゃあ、寒くないように、体暖かくして寝るんだよ、おやすみ』
吹雪「はい、おやすみなさ」
提督『あぁぁーー!そうだ!言うの忘れてた!!』
吹雪「?」
提督『おにぎり、メッチャクチャ美味しかった!今度作り方教えてよ!……いやーこういう大事なことに限って言うの忘れるんだ……』
吹雪「!…………はい!」
提督『うん、じゃあ、おやすみ、また明日電話するね』
吹雪「……おやすみなさい!」
ガチャッ
吹雪「………………えへ……明日から、がんばろ……」
247 :
新婚さんかな
248 = 1 :
提督「……ふぅ……」
提督「……」シャッ
提督「ネオン瞬く高級ホテル……民家住まいの軍人にはもったいないや……」テチョウヒラキ
提督「……明日はラバウル入りで提督や艦娘たちの顔合わせの会……明後日からは今後の方針会議……」
提督「…………心やすまる隙がないっていうか……何というか……」
提督「…………」
<キャッキャッ イナヅマーーーマチナサイッテバーー! ナーノデース!! オマエラウルサイッテイッテルダロウニ!
提督「……そんなに高級ホテルってわけでもないか……」
249 = 1 :
次の日 昼 ラバウル海軍基地
ブゥゥゥーンー……ピシュゥ ボォウ……ブゥウウーン
提督「やっとついた……いやぁ……ここがラバウル基地か……」
提督「まずは……ラバウルの提督に挨拶しないとな……えっと確か……」
提督「あったあった……中心施設……いやぁー大きい……」
妖精「こんにちはー」
提督「受付まであるんだ、前浜提督です」
妖精「前浜二丁目鎮守府の提督さんですねー?ラバウル基地へようこそー」
提督「うん、ありがとう」
カツッカツッカツッカツッ
提督執務室
提督「……ここ……かな……」
提督「…………」ゴクリッ
提督「身だしなみ……よし、チャックはしまってる……帽子に汚れは……」キュッ
提督「うん、大丈夫だ、必要な書類も昨日見たし……」
提督「……」コンコン
提督「エフン、前浜2丁目鎮守府提督、ただ今到着致しました」
??「どうぞ」
提督「失礼しま……って広っ……」
ラバウル海軍基地提督の秘書艦は誰?↓3
250 :
まるゆ
みんなの評価 : ★★
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