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    元スレ提督「鎮守府に温泉が湧いた」

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    351 :

    大和さん自演連投やめてくださいよ

    352 = 348 :

    ありゃ連投になったすまん

    353 :

    ??「こんな風にはなりたくないもんやな」

    354 :

    ??「本当ですね、今の時代は控えめが正義ですよ」

    355 = 354 :


    ~ 2F 温泉エリア 薬湯 ~


    利根「ぬ、ぬぅ…コレは効くのぉぉぉ」

    筑摩「姉さん、ここは温度も熱いですからあまり無理をしないほうがいいですよ?」

    利根「なっ、何を言うか!熱いお湯に浸かってこその温泉じゃぞ!?我輩はそこまで熱いのは苦手ではない」

    筑摩「もうっ、そんな事言ってますけどもう顔が真っ赤じゃないですか」

    利根「ま、真っ赤なのは血行が良くなったからじゃろ、まだまだ体はあったまっておらぬぞ」

    筑摩「姉さん、とりあえず一度上がりましょう。ほら、立ってください」

    利根「ま、まだ大丈夫じゃといっておるじゃろ…!?」グラッ

    筑摩「危ないっ」ガシッ!

    利根「お、おかしいのう…何故か立ち眩みが」

    筑摩「やっぱりのぼせてるじゃないですか!!とりあえず寝れるところまで行ってそこで休みましょう!いいですね」

    利根「くぅ、なんとも情けない…」

    356 = 354 :


     ~ ~ ~

    筑摩「はい、お水を持ってきましたらコレを飲んで落ち着いてください」

    利根「う、うむ…すまん筑摩」ゴクゴク

    筑摩「全く、無理に熱いお風呂に長いこと浸かるからですよ」

    利根「無理じゃないぞ!ただ…」

    筑摩「ただ?」

    利根「筑摩が入っていたから我輩が先にあがるなんて出来なくて…」

    筑摩「もうっ、なんでそんな所で意地を張るんですか」

    利根「あ、姉の意地じゃ!?悪いか!!」

    筑摩「悪いです!!」ビシッ!!

    利根「!?」ビクッ!

    筑摩「つまらない意地のために自分の体を偽らないでください!!姉さんに何かあったら、あったら…!!」ウルウル

    利根「…すまなかったな、筑摩」

    筑摩「…いいですよ、ただ次はありませんからね。

    利根「…うむ、肝に銘じておくぞ」

    筑摩「それより姉さん。まだ少しのぼせているみたいですがお水のおかわりはどうしますか?」

    利根「…頼む」

    筑摩「はい、かしこまりました」

    357 :

    この利根姐さん残念可愛いwwwwwwww

    358 = 354 :


     ~ ~ ~

    加賀「…ほ、ほら、あなたも利根さんみたいに無理してるんじゃないの?早くあがったほうがいいと思うけど?」

    瑞鶴「だ、大丈夫ですよ。それより加賀さんこそあがったほうがいいんじゃないですか?だいぶ長い時間はいってるみたいですけど」

    加賀「さ、些細な時間よ。問題ないわ///」

    瑞鶴「わ、私も問題ないです///」

    二人「「ぐぬぬぬぬ…///」」


    赤城「全く、二人ともお互いに意地を張っちゃって」

    翔鶴「瑞鶴も加賀さんが絡むとこうなっちゃうんですよね」

    筑摩「あらあら、お二方も大変そうですね」

    赤城「筑摩さんですか、ええ、全くです」ハァッ

    翔鶴「ところで利根さんの様子はどうですか?だいぶ辛そうでしたけど」

    筑摩「心配してくださってありがとうございます。大丈夫ですよ。軽くのぼせただけでしたから」

    359 = 354 :


    赤城「しかし、利根さんといいあの二人といいなんでいつも意地をはって無理をするんでしょうかね」

    筑摩「そうですね、こういうと利根姉さんに怒られそうですが…子供っぽいところが残ってるからじゃないですか?」

    翔鶴「子供っぽいところですか…ふふっ、本当にそうですね」

    筑摩「まあ、その子供っぽいところが利根姉さんらしいんですけど」

    赤城「今の話をあの二人にも聞かせてあげたいです…って」

    加賀「///」ブシュー!

    瑞鶴「///」ブシュー!

    赤城「加賀っ!!あー、これは完全にのぼせてますね」

    翔鶴「瑞鶴まで…ほらっ、しっかりして!!」ガシッ

    筑摩「よろしければ運ぶのを手伝いましょうか?」

    赤城「すいません。ではお願いできますか?」グイーッ

    筑摩「はい、お任せください。それじゃあ姉さんが休んでるところまで行きましょうか」

    翔鶴「ええ、そうしてくれると助かります」

    加賀「///」ス、スイマセン

    瑞鶴「///」ゴメンナサーイ

    赤城「…はぁっ、二人ともまだまだ子供ですね」

    360 :

    赤城さんが加賀さんを呼び捨てって珍しいな

    361 = 354 :


    ~ 少し前 鎮守府執務室 ~


    提督「……ふぅ、で、この書類は完成っと、で、次のこれはあの資料を参考にして…」カキカキ

    提督「………あー、やっと半分完成ー!!」

    提督「やれやれ、二人でやっていたから久しぶりに一人でやるとなるとなかなか骨だな」

    提督「まっ、この調子なら夕食までには間に合うだろ。それなら少し休憩を挟むかな」コンコン

    雲龍「お疲れ様です提督。差し入れを持ってきました」ガチャッ!

    提督「雲龍?お前温泉のほうはどうしたんだ?」

    雲龍「いえ、これから入りますがその前に面白いものが売っていたので提督に差し入れをと思いまして」

    提督「ありがとう。ちょうど一息つこうと思っていたところだったんだ」

    雲龍「それは良かったです。それで、これが差し入れなんですが」スッ

    提督「おおっ、饅頭か」

    雲龍「はい、カンコレ特製温泉饅頭だそうです」

    362 = 354 :


    提督「…うんっ!餡子の甘さがまた疲れには堪らないな…うまいっ!」モグモグ

    雲龍「それは良かったです。聞いた話ですが生地にあそこの源泉を練りこんで作ったものらしいですよ」

    提督「なるほどなー、あー饅頭とお茶が進む進む」ムシャムシャモグモグ

    提督「…にしても、これどうしたんだ?確か間宮さんたちは夕食の準備で…その、忙しそうだったんだが」

    雲龍「…何でそんなに歯切れが悪いんですか?」

    提督「いや、その…まあ、色々とあってだな」

    雲龍「色々ですか…それで、このお饅頭ですが妖精さんたちが移動販売していましてそれを買ったんです」

    提督「…本当になにやってるんだよ」

    雲龍「みなさん結構買っていましたよ?おやつ用にとかにですが」

    提督「いや、そっちじゃなくて妖精さんに対して言いたいんだが…まあいいや」

    363 = 354 :


    提督「順調、とまでは行かないかもしれないが大方問題ないよ。だから雲龍も安心して温泉に入ってきなって」

    雲龍「し、しかし…」

    提督「…雲龍は差し入れと言ってくれたけど、本当ははじめから手伝うつもりで来てくれたんだろ?」

    雲龍「…さすが提督、私の意図などばれてましたか」

    提督「それぐらいわかるさ、ただここで雲龍に手伝ってもらうと後で加賀や他の子たちが負い目を感じる事にもなりかねん」

    提督「今回の事にしても俺が言い出したんだ、だからこそ俺がちゃんと責任を取らないとな。…分かってくれるか?雲龍」

    雲龍「……提督は、本当に優しいですね」

    提督「おだてても何も出せないぞ?」

    雲龍「本心ですよ。では私はこれで失礼します…けど、くれぐれも無理はしないでくださいね、提督」

    提督「分かってるって、それじゃあ、楽しんできてくれよ」

    雲龍「ええ、それでは」ガチャッ


    提督「…ふーっ、さて、休憩も出来たことだしこっちもラストスパートと行きますか!」

    364 = 354 :

    今日はここまでです

    しかしここ最近深夜投下になってしまい申しわけございません
    どうも確認しながら投下してるとこんな時間になってしまいまして。まあその割には間違えまくってますが
    まだまだこんな流れがダラダラと続くと思いますが、どうかご了承ください

    それでは、また

    365 :

    乙~
    提督がんばれ

    368 :

    駆逐艦だらけの水着大会にポロリはないのですか?

    369 :

    乙です
    熱い湯での我慢比べって大体二人ともノックアウトがお約束だよな

    372 :

    373 :

    374 :



    ~ 2F 温泉エリア 檜風呂 ~


    綾波「はぁ…檜のお風呂は癒されますねぇ~」

    「ですね、こう疲れが取れていくような気がします」

    敷波「いや、確かに体が癒されていくのは分かるけどさ、私たちは下のプールに行かなくて良かったの?」

    「いいんじゃないの?みんながみんなプールに行ったら混み合うけだしあえて外れてみるって言うのも」

    「へー、さすがへそ曲がりの曙ちゃんが言うと深みが違いますなぁ~」

    「誰がへそ曲がりよ!!」

    「けど、出来ることならかにさんも一緒に連れてきたかったなー」

    敷波「それは駄目だって。最悪温泉で茹でガニになっちゃうよ」

    「うーん、妖精さんにかにさん専用のお風呂を頼んだら作ってくれないかな?」

    「あまりにも限定的過ぎでしょ」

    375 = 374 :


    「それにしてもコレだけ長く浸かってるると結構肌とかがつるつるになった気がしますねぇ」スッ

    「ひゃっ!?」ビクッ!

    「そこ、ナチュラルにセクハラしない」

    「アハハ、だけど本当に肌とかはつるつるになった気がするよ、温泉の効果かな?」

    敷波「色々な効能があるって言ってたしね」

    綾波「へぇ、それはとっても素敵ですね」

    敷波「………」ムニュッ!

    綾波「ひやぁっ!にゃにひぅるんへしゅはぁ」ムニッ

    敷波「うわぁ、いつも以上につるつるしてるなって思ったら、綾波のほっぺたが完全にもち肌だよこれ」ムニムニー

    「へぇ、どれどれ…うわっ、すっごい気持ちいー」フニー

    「えっ、そんなに!?って普段の倍以上にモチモチだ」ムニー

    「そ、それじゃあ私も…」プニー

    綾波「み、みにゃひゃんやめひぇふふぁふぁいー!!」ムキューーー!!!

    「なによこのカオスな状況は」

    376 = 374 :


    ビスマルク「ふふっ、向こうはなにやらとっても楽しそうね」

    Z1「楽しそうというか、綾波ちゃんがいじられてるというか」

    Z3「なんにしても珍しい光景というのは確かね」

    ビスマルク「それにしても、不思議なものね」

    ビスマルク「私たちは深海棲艦と戦うためにドイツから渡ってきたはずのに、偶然とはいえまさかこうして日本の温泉を堪能できる日が来るなんて」

    Z1「なんていうか…想定外だったかな。もちろんいい意味でだけど」

    Z3「深海棲艦との戦闘はあるけど、ここでは無理な規模での作戦というのもないしね」

    ビスマルク「…これも提督の才能なのかしら」

    Z1「…ねぇ、みんなは提督のことどう思ってる?あっ、もちろん提督としてだけど」

    Z3「いい提督だと思うよ、私たちが早くなじめるように色々としてくれたし」

    ビスマルク「端的に言えば甘ちゃんね」

    Z1「…へぇ、またズバリ言うね」

    377 = 374 :


    ビスマルク「だってそうでしょ。常日頃から作戦は遂行させる、けど犠牲は出さないって言ってるのだから」

    ビスマルク「確かにそれでも作戦を遂行させてく腕は確かよ。ただそのために多くの資材が溶けているのも事実。多少の犠牲を出しつつも最低限の資材で作戦を遂行させるのが本来の提督はずよ」

    Z3「確かにそうだね。だけど…それがビスマルクの本心じゃないよね」

    ビスマルク「…まあ今言ったのはあくまで理想よ。それに、もしそんな提督だとしたらここまで必死に戦ってないわよ」

    ビスマルク「馬鹿な話しだけど、兵器ではなく個人としてみてくれたのは提督が初めてだったからその…とっても嬉しかった」

    ビスマルク「だからまぁ、甘ちゃんな提督だけどだからこそ支えていかなきゃって気にはさせられるわ」

    Z3「へぇ~随分提督にぞっこんなんだね」

    ビスマルク「なっ!そ、そんなんじゃないんだからっ!!カァー!」

    Z1「はぁっ、あの着任直後の凛々しかったビスマルクはもういないんだね」

    Z3「これも提督に毒された結果か、悲しいね」

    ビスマルク「ちっ、ちがーーーう!!!」ウガー!!!

    378 = 374 :


    ~ 2F 温泉エリア 五右衛門風呂 ~


    龍驤「あかぁぁん、このままじゃウチ、釜茹でにされてまうでぇ~」グデー

    鳳翔「はいはい、遊ぶのはそれぐらいにしておきましょうね」

    瑞鳳「それにしても、五右衛門風呂って実際に入れるんだね。どうも五右衛門風呂って聞くと石川五右衛門しか思いつかなくて」

    飛鷹「まあ名前の由来はそれだからね~」

    鳳翔「他にも有名なのは東海道中膝栗毛でしょうか?もっとも、あちらは失敗談ですけど」

    千代田「へー、鳳翔さんって物知りー」

    祥鳳「それにしても本当におっきい釜ですね、この人数で入っても余裕があるなんて」

    千代田「けどこういうお風呂も変わっていて楽しいかも」

    鳳翔「これも一つの日本文化、というものですね」

    379 = 374 :


    祥鳳「ところで、あの二人はまだサウナに?」

    飛鷹「いい加減出てきたらーっていっても聞かなくてね」

    千代田「差し入れにお水を持っていったから飲んでくれるといいんだけど」

    龍驤「飲むかな~?だってあの二人がサウナにいるのも晩酌のためなんやろ、だったら少しでも喉をからっからにしておきたいんやないか?」

    瑞鳳「け、けど流石に限界がきたら飲むんじゃないかな?」

    龍驤「甘い。酒飲みはうまい酒を飲むためなら無茶なこともやる人種やで」

    祥鳳「それはいくらなんでも、と言い切れないところがなんともまた…」

    鳳翔「……お二方の介抱の準備をしておいたほうがいいかもしれませんね?」

    千代田「本当に申し訳ございません」ペコッ

    飛鷹「ご迷惑お掛けいたします」ペコリ

    380 = 374 :


    扶桑「はぁ…本当にひどい目にあったわ」ボロッ

    日向「それはまぁ…ご愁傷様」

    山城「全く、偶然とはいえいきなりボートの空気が抜ける、普通」ボロッ

    伊勢「うーん「なんていうかさ、芸人だったら美味しかったんじゃないの?それ」

    山城「誰が芸人よっ!?」

    伊勢「だってさー、そんなハプニング狙って起こせるもんじゃないでしょ」

    日向「まあそうだな、逆に確信犯だとしたらドン引きだか」

    扶桑「流石にないわよ。偶然…だと思いたいけど」

    山城「それにしてもみんなに怪我がなかったのが幸いでしたね、姉さま」

    日向「それで怪我までしていたらそれこ大惨事だろ」

    381 = 374 :


    伊勢「けどいいなー、昔の艦隊編成でボートスライダーを駆け抜けるなんて」チラッチラッ

    日向「やらんぞ」

    伊勢「ひどっ!?まだ何も言ってないのに!!」

    日向「言わなくても顔に書いてある」

    伊勢「だけどさー、またあの北号作戦のみんなでやってみたいと思わないの?」

    日向「…まあやってみたい、という気持ちは確かにある」

    山城「あら、日向にしては素直な反応ね」

    日向「お前達は普段私をどんな目で見ているんだ」

    伊勢「だったら今から行こうよ!!ちょっとみんな呼んでくるかs」

    日向「ただいざやったとしたら伊勢が引っ掻き回して大惨事になる未来しか見えないから断る」

    伊勢「      」チーン

    扶桑「…とことん信頼されてないのね、伊勢って」

    山城「普段が普段ですから、いえ戦闘に関して言えば真面目ですが」

    382 = 374 :

    今日はここまでです

    ところで質問なんですがコテハン?というのをつける人が多いみたいなんですが、ここもつけたほうがいいでしょうか?
    特にいままで気にもせず投下していたんですがふと気になりまして

    それでは、また

    383 :

    コテハン付けなくてもトリップだけで良いと思うがな

    384 :

    乙ー

    コテハンもだけど酉付けた方が>>1だと分かりやすいで

    詳しくはコレ見て↓
    ■ SS速報VIPに初めて来た方へ
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414585497/

    385 :

    成りすまされるから酉付けた方がいいよ

    386 :


    コテハンというよりトリップじゃないかな
    詳しくは下記スレの>>6を参考にして、つけるかどうか決めると良いかも

    ■ SS速報VIPに初めて来た方へ
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414585497/

    388 :

    乙乙。
    なりすましとか気になるならコテか鳥付ければいいんでない?

    389 :



    コテだけだと余計になりすましがやりやすくなるから、酉かコテ+酉の方がいい

    390 :

    あっ、4コマの伊勢だ

    391 :

    乙です。
    酉付けるならなるべく一般的な単語は避けた方が無難ですよ、初めての方のスレでも言われてますが、偶にその酉が既に使われている事がありますから。
    それと必ずどこかにメモか単語登録で残しておく方がいいです、忘れると面倒ですから。
    必要ないかもですが一応酉付ける時の注意点です。

    392 :

    >>362>>363の間抜けてない?

    393 :


    扶桑姉妹と伊勢姉妹の妬みの無い絡みが見れて良かった
    やっぱり時代は航空戦艦ですよ

    394 :

    もう少し口調を調べて書いてほしい…

    395 :

    仲の良い航空戦艦ズはいいねぇ

    396 :

    テスト

    397 = 396 :


    ~ 2F 温泉エリア 打たせ湯 ~


    大淀「………ふぅ」ダァァァァァァ

    明石「おーよどちゃーんー!!」ギュッ!!

    大淀「きゃっ!?って明石!?」

    明石「えー、なにその反応?せっかく声をかけたのにー」

    大淀「打たせ湯でリラックスしてるときにいきなり飛びつかれればそんな反応にもなります」

    明石「もう、なんていうか硬いなー」

    大淀「あなたが砕けすぎてるんですよ。その前になんですか大淀ちゃんって」

    明石「えっ、ただ単に呼びやすかったから。それとも大淀っちのほうが良かった?」

    大淀「いや、普通に呼んで下さいよ」

    明石「まあまあ細かいことは気にしないの。それよりさ、今回の件は本当にありがとー」

    大淀「今回の件?何のことですか」

    明石「大本営への報告の件。聞いた話だとだいぶ無理な交渉したんでしょ」

    398 = 396 :


    大淀「…どこからその情報を」

    明石「妖精さんたちから。にしても骨が折れたでしょ。最悪軍のほうで接収されるかもしれなかったのを強引にこっちに権利を持ってきたって話しだけど…どうやら本当みたいね」

    大淀「…まあ、みんなのためでしたから」

    大淀「それにせっかくの提督の好意がこんな下らない事で消されてしまってはたまったもんじゃありませんからね」

    明石「もー、大淀ちゃんたら縁の下の力持ちなんだからー」

    大淀「別にそんなつもりじゃ…ってどこ触ってるんですか!?」ムニッ!

    明石「えーっと、感謝の気持ちも込めて明石特別マッサージをとしてあげようかなーって思って」ワキワキ

    大淀「間に合ってます!間に合ってますから!!」

    明石「まあまあ、そんな遠慮なさらずにっと」

    大淀「いや、遠慮じゃなくって、本当に…きゃぁぁ!!」ムニィッ!

    明石「ありゃ、こりゃ随分体中のあちこちがこってるねー、これは本格的にやらなくちゃ」ゴキゴキッ!!

    大淀「いや、本当にいいって…ってはぁぁぁ~」グニャァァァ

    明石「はーい、らくーにしていていいからね」グキグキ

    399 = 396 :


    あきつ丸「……むぅ、なにやら随分と騒がしいでありますね」ダダダァァァァァ

    鈴谷「ってあきつん、打たせ湯を頭から浴びてなにやってんの?頭が痛かったりするの」

    熊野「いえ、いくら頭が痛くても打たせ湯を頭から浴びても回復はしないですわ」

    最上「いや、そんなに真面目に答えなくてもいいと思うけど」

    三隈「それにしても本当ににどうしたのですか?」

    あきつ丸「……猛省中です」

    熊野「猛省?」

    あきつ丸「はい、深海棲艦との戦闘も終わっていないというのにこうして娯楽にうつつを抜かしている自分自身を戒めるためにこうして頭から打たれて猛省しているのであります」

    三隈「成程、道理で頭に直接当たるような位置でお湯をかぶってるんですね」

    熊野「けどそれでしたら真水でやったほうがよろしいのでは?下にあるかどうか分かりませんが」

    あきつ丸「…下にはなかったのであります」

    三隈「あっ、探しにはいったんですね」

    最上「そういえば下にはそれっぽいのはなかったかな、遊べそうな場所はたくさんあったけど」

    400 = 396 :


    あきつ丸「……ということなので、自分にはかまわないでほしいのであります」

    熊野「まあ、そういうのなら私たちは邪魔をしないほうが」

    鈴谷「ていっ!」ピシャッ!

    あきつ丸「冷たっ!って何をするのでありますか!!」

    熊野「本当ですわ鈴谷、あなたは急に何を」

    鈴谷「はいはい、あきつんは猛省中でしょ~?だったら集中しないと」ピチャピチャ

    あきつ丸「くっ!?」

    鈴谷「私はあきつんのためを思ってやってあげてるんだよ?あきつんに集中力を高めてもらいたいと思ってね~」ピチャピチャピチャ

    三隈「も、物はいいようと言いますが…」

    熊野「屁理屈もいいところですわね」

    最上「………ていっ!」ピチャッ

    あきつ丸「っ!!」

    三隈「ってもがみんもなに同調してやっているんですか!?」


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