元スレ提督「鎮守府に温泉が湧いた」
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101 :
妙高姉妹と空母酒飲み連中は、宴会をどうするか考えてそう。
卓球は木曾と天竜がはまっているな。
103 = 102 :
~ 五日後 ~
加賀「あら、今日は温泉のほうが静かですね」
提督「そうだな。まあ連日あんだけカンカンとやっていたんだ。妖精さんたちだって休みだが必要だろ」
加賀「そうですね、それにしても毎日毎日良くやってくれてます」
提督「資源の事はこの際置いといて、こっちが無茶な注文したのにキチンと答えてくれてるしな。あとで何か差し入れを持っていこうか」
加賀「いいと思いますよ。妖精さんたちも甘いものは好きですから」コンコン
提督「ん?どうぞー」ガチャッ
妖精A「まいどー」
妖精B「お邪魔します」
妖精C「朝早くから…失礼」
104 = 102 :
提督「ああ、妖精さんたちでしたか。ちょうど今話をしていた所なんですよ」
妖精B「あら、私たちの話しですか?」
提督「ええ、連日の作業で疲れてるでしょうからなにか甘いものでも差し入れをしようかと思いまして」
妖精C「それは僥倖!…しかし、それももう不要…」
提督「えっ?だって妖精さんたちのたまの休みでしょうしいいんじゃないですか」
妖精C「違う、根本的な所から既に違う…!!」
提督「…つまり?」
妖精A「まー平たくいうとな、ウチラは温泉施設のほうが完成したんでその報告に来たわけや」
加賀「はい?…失礼ですが冗談ですか」
妖精B「いえいえ、冗談抜きに完成したんです。まあまだ周囲の覆いのほうは撤去していませんがこの後すぐに撤去しますよ」
提督「いやいやいやいや!!まだ一週間も経ってませんよ!!なのにどうやったらそんな早く建築できるんですか!?」
妖精C「手抜きをすれば、このぐらいの短縮は朝飯前…!」
提督「おい馬鹿やめろ」
105 :
ダメじゃねーか
106 = 102 :
妖精C「冗談は置いといて…安全面は心配無用。妖精一同が保障する…!!」
妖精A「まー工法についてはトップシークレットで事で、ただちゃーんとできてるか安心して―な」
提督「うーん、まあ、妖精さんだから、でいいか」
加賀「提督もずいぶんあっさりと納得しますね」
提督「…深く考えたら負けだと思ってな、色々と」
妖精B「というわけでしてまずは提督さんたちに施設の紹介も兼ねて案内をしたいんですが、お時間大丈夫でしょうか?」
加賀「時間についてはそこまで急ぎの書類もないですから大丈夫かと」
提督「そうだな、それじゃあ案内をお願いしていいかい?」
妖精「分かりました!!それではこちらへ」
提督「けど施設案内なんてそこまでちょっと大げさすぎないか?」
加賀「いいじゃないですか。せっかく妖精さんたちが案内してくれるって言ってるんですし」
妖精C「ククク…、その余裕、いつまで持つかな?」
加賀「…?」
妖精A「まあ着いてみてのお楽しみやでー」
提督「???」
107 = 102 :
~ ~ ~
ゴゴゴゴゴ…
提督「 」( ゚д゚)ポカーン
加賀「 」( ゚д゚)ポカーン
妖精C「ククク、予想通り…まさに予想通りの反応!!」
妖精A「つーわけで、これが提督の依頼で完成させた温泉施設、いや、スパリゾートといったほうがええかな?」
妖精B「まああくまで私たちのつけた名称ですけど…」
妖精s「「「スパリゾート カンコレです!!」」」
※大体鎮守府と同じぐらいの大きさです
提督「いやいやいや、なにこれ?ホテルやん!っていうか温泉ちゃうやん!?こんなんウチ依頼してへんって!?」
加賀「て、提督。理解不能すぎて口調が滅茶苦茶ですよ、まずは落ち着きましょう、で、質問はそれからにしましょう」
108 = 102 :
提督「………はぁ、すまない。俺としたことが取り乱したな。しかし、これが…本当に温泉ですか?」
妖精B「はい、言いましたよね。資源に見合うものを作り上げると」
妖精A「いやー、自分で言うのもなんやけどウチラもめっちゃ頑張ったと思うわ」
提督「ここまで来ると頑張っただけではすまないと思うんですが」
加賀「これだけの大きさ…本当に資源に見合ってるんですか?」
妖精B「もちろんです!!さあさあ、外観だけで驚いていたら中に入ったら倒れちゃいますよ」
提督「これ以上まだ何かあんの!?」
妖精C「もちろん、むしろ…ここからが本番!!」
加賀「…なんでしょう、楽しみなはずなのに何故か怖いと思ってしまうんですが」
提督「奇遇だな、俺もだわ」
109 = 102 :
~ ロビー ~
妖精A「はい、まずは中央ロビーやな。大人数でも行動できるように広めに作ってあるで」
提督「このロビーの広さだけでも鎮守府が負けてる件について」
加賀「というかやはりというか…階段があるのですね」
妖精B「?階段がそんなに不思議ですか?」
加賀「こちらとしては平屋作りのものを想定していましたので…まあ、霧島さんたちの報告でそうかもしれないとは思っていましたが」
提督「…まあいい、で、メインの温泉は?」
妖精B「せっかちですねー、、それじゃあ二階に上がりましょうか」
提督「二階にあるんだ、温泉」
加賀「…ちなみに、一階にもなにか施設があるみたいですがあれは一体…」
妖精A「あ、それは温泉の後に説明するからちょっち待っててー」
加賀「は、はぁ…」
110 = 102 :
~ 2F 更衣室 ~
妖精A「どうや!!これだけの大きさならみーんないっぺんに着替えられるやろ」
提督「ま、まあ着替えられるんじゃないですか?いや、たぶんそれ以上かと」
妖精C「ちなみに、最大収容人数は300人まで…!」
加賀「ええ、今の人数からいっても確実に余りますね」
妖精B「もちろん広々とした洗面台やお手洗い、ドライヤーなどの小物も完備!!湯上りに嬉しい牛乳の自動販売機も設置しています!」
提督「なんだよその無駄なこだわりは」
妖精C「風呂上りの牛乳…これは鉄板!!」
加賀「まあ否定はしませんけど」
提督「もうここ旅館でもやったほうがいいんじゃないか?」
加賀「流石に軍施設ですから旅館はちょっと…」
妖精A「はいはい、ボケはそこまでにしておいて次いくでー」
111 = 102 :
~ 2F 大浴場 ~
妖精B「はい、ここがメインスペースの浴場になります」
提督「…浴場って、一つだけじゃないのか?」
妖精C「そんな無芸な事、我々が許すわけない…それこそ作った、膨大な種類を」
妖精A「えーっと、メインの大浴場やろ?で泡風呂、打たせ湯、高温、水風呂、露天風呂に和風に決めた檜風呂、えーっと後は」
加賀「いえ、もういいです。かなりの数があるのは分かりましたので」
妖精A「サウナももちろん完備してあるでー」
提督「この風呂巡りだけで確実に一日潰せるな」
加賀「ですね…あら、あそこの階段は?」
妖精B「あれですか?下のプールエリアへの階段になります」
提督「………プーーーール!?」
112 = 102 :
~ 1F プールエリア ~
提督「マジだ、マジでプールがあるわ…」
妖精B「温泉だけだと飽きる子達もいるかと思いまして作っちゃいました」
妖精A「ちなみに温泉を使った温水プールやから冬でもあったかや!」
加賀「温泉って一体…」
妖精B「流れるプールに流されるもよし、普通のプールで水遊びをするもよし、スリルを求めてウォータースライダーに挑戦するもよし、波の出るプールではしゃぐもよし!なんでもこいです!」
提督「むしろこれ以上求めたら罰が当たるわ」
妖精C「ちなみに、浮き輪類も置いてあるので使用は自由」
妖精C「しかし、その中でも自分のお勧めはこれ、アヒル隊長の空気人形…!!」ガァガァ
提督「なんでそんなもんまで作っちゃったんだよ、しかも音も出てるし」ガァ?
妖精C「ノリ…全てノリでやった。後悔はしていない!!」ガァァッ!
提督「まあここまで自由にやったら後悔しないだろーな」
113 = 102 :
~ 2F 各施設 ~
妖精B「というわけで今のがメインの温泉の紹介でしたが、ご満足いただけましたでしょうか?」
提督「満足どころかおなか一杯です」
加賀「わたしもです。というより驚き疲れました」ハァッ
妖精C「疲れ…そんな疲れを癒す施設も、我々はもちろん完備している…!!」
妖精A「てなわけで最初はここやな、リラクゼーションルームや」ガラッ
加賀「……色々とおかしいですね、ここ」
提督「…あれ、ここ、漫画喫茶かなにか?」
妖精B「肉体的に疲れたあとはここ。マッサージチェアで体を揉み解しながら寝るもよし、漫画本を読みならがリラックスするもよし、皆さんに快適な時間を約束します」
妖精C「飲食は基本自由、しかし…本を汚すのはご法度!!」
妖精B「みんなの施設はみんなでで綺麗に使うようにしましょう」
提督「…初雪とかをここに放り込んだら絶対出てこないな」
114 = 102 :
妖精A「温泉といえばやっぱり卓球!そしてゲーセンという人にはこっちやな、アミューズメントパークや」ジャジャーン!
妖精B「卓球台はもちろん、最新のゲーム筐体や昔なつかしのレトロゲーム、更にはボーリング場までなんでもあります!」
妖精C「もちろん、大人向けのスマートボールやビリヤード台、ダーツやポーカー台や全自動麻雀卓も完備…抜かりはない!!」
妖精A「歌好きのためのカラオケもあるでー」
加賀「まるでラウン○ワンですね」
提督「さっきから思ってたんだけど誰がこんなもん作ったんだよ」
家具職人妖精「わ た し で す」
提督「あなたですか!?」
家具職人妖精「いやー、なんか一つ作るととことん作りたくなっちゃいまして」
加賀「職人魂に火が付いたわけですね」
提督「というかゲーセンの筐体って家具で片付けていいのか…?」
115 = 102 :
~ 1F 大宴会場 ~
妖精A「温泉に入っていっぱい遊んで…となったら、最後はやっぱり宴会やね」
妖精B「そんな時に困らないために、一階には大宴会場を用意しました」
妖精B「大人数でも安心な広さの広間でどんな宴会でも思いのまま、思う存分楽しめます」
妖精B「さらに横には大規模な厨房も完備してあります!様々な調理器具を備えて受けてありますので思う存分腕が揮えますよ」
妖精C「但し…材料、職人は各自で用意するように…!!」
提督「そこまで用意されていたら逆に怖いわ」
加賀「こ、これで…全部の施設をめぐれたんでしょうか?」
妖精B「そうですね。なにかリクエストがあれば今からでも増設しましょうか?」
提督「いやいや、もう十分ですよ…正直舐めてました。すいません」
妖精「フフ…これが妖精達の真の実力…!!舐めては困る」
116 = 102 :
加賀「ところで一つだけ気になったんですが…」
妖精A「ん?なんや?」
加賀「いえ、提督専用でしょうけど男湯がないような気がしまして」
妖精s「「「………」」」ポクポクポク
妖精s「「「あっ!」」」チーン!
提督「って忘れてたんかい!!」
妖精B「ま、まあ提督なら水着を着て入れば大丈夫じゃないですか…たぶん」
妖精「むしろ、そこからお約束展開になる可能性が…」
提督「あるわけないだろーが」
加賀「まあ作ってしまったものは仕方がないですし、妖精さんが言ったみたいに水着を着て入浴すればいいのでは?」
提督「あのな、っていうかお前達は気にしないのか?」
加賀「別に、提督ですし」キッパリ
提督「悲しくなるから少しは気にしてくれよ…」
117 = 102 :
今日はここまでです
なんともつたない表現になってしまいましたが、平たく言えばラウ○ドワン+温泉とでも思っていただければ大体あってます
構造に無理があるかもしれませんが、まあ妖精さんの力ということで
それでは、また
118 :
乙
混浴ラブコメ展開期待
119 :
乙
これは、風呂に入ってる間に提督の服が行方不明になるフラグですね
120 :
乙
海軍用の保養地として開放すれば援助出たりしないかな
他の鎮守府との交流もできるし
121 :
鎮守府から人が居なくなりますね…
125 :
乙
> 鳥海「湯量についてですが、そこまで大量には出ていませんが妖精さんの話では源泉が尽きることはないだろう、との事です」
これで大量じゃないのか…
126 :
宿泊施設がないから鎮守府でお泊まりして
旅館で遊ぶって感じだな。
深海との戦争終わったら旅館やろーぜ
127 :
むしろ深海側に「一緒に温泉入らない?」って言って和平を結ぼう
128 :
他の鎮守府から療養に来た連中や視察に来た人らが
ここに居ついたまま帰ってこないのでは
129 :
敵情視察と言う名のスパリゾートツアーチケットが深海鎮守府で争奪戦になっている模様
130 :
乙です。
ここは男らしく、あえてドラム缶風呂を追加してもらうべきだろう。
三つ程。
131 :
維持費半端なさそう
132 :
乙です
これ一般開放していいレベルだぞwww
133 :
最新ゲームからレトロゲーって…基盤とかどうしたんだよ…筐体だってかなりするんだぞ
うちの鎮守府にも作って下さい、オナシャス
何でもしますから
134 :
資材あれだけ注ぎ込んでドラム缶風呂どころか男風呂すら
用意されてなかったのはひでぇwwwwwwww
135 :
千と千尋の神隠しみたいにボロボロの姫級がいきなりやってきて温泉浸かったら艦娘に戻ったとか
136 :
よ・・・妖精の本気恐るべし・・・(震え声)
そーいやどっかに一晩で基地作った妖精がいたな・・・・
137 :
ヲとかレとか北方とか離島とか言う「自称艦娘」が温泉に来るんですね。
…本当に来たらどないしょう(あわわわ)
138 :
沖夕(オキユウ)とか礫夕(レキユウ)とかか
139 :
>>133
中古の筐体とか処分に困ってるとこからなら安く引き取れると思うけど
俺が居た会社も古いアストロとか処分したがってたし
140 :
追いついた乙
ラウンドワンにスパリゾート併設とかゲーセン通いしてる連中喜びそうだけどメンテとかどうすんだろ
現実のラウンコみたいなクソメンテじゃなきゃいいけど
141 = 119 :
>>140
施設全体が入渠棟みたいなものだから時間が経つと治るんだよきっと
142 :
温泉のお湯を霧吹きでシュッと一吹きすればあら不思議
143 = 102 :
失礼いたします
こんな時間になってしまいましたが投下しても大丈夫でしょうか?
それとも明日にでも回したほうがいいでしょうか?ご意見お願いします
144 :
安価とらないなら問題ないと思いますよ
楽しみに待ってます
145 :
どどんまい^^
気にすることなく投下してください^^
146 :
待ってたよ
>>1が夜更かししても大丈夫なら投下してくだちい
147 :
むしろやってください、お願いします
148 :
加賀「しかし、これだけ大規模な施設になると点検等がかなり大変なのでは?それに機材のメンテなどは私たちでは出来ませんよ」
提督「確かに、夕張や明石あたりならやれるかも知れないが流石に二人だけに任せるのなぁ」
妖精A「なんやそんなことか、それなら心配いらへんよ」
妖精B「点検等は私たちが定期的に行いますので安心してください」
提督「それはありがたい。しかしそこまで妖精さんたちに負担をかけるのは…」
妖精C「大丈夫…その分の対価は定期的に徴収する…主に大型k」ムグッ
妖精B「しっ!」
提督「今のものすごく不穏な台詞が聞こえた気がしたんだが」
妖精A「き、気のせいやって!!アハハハハ」
加賀「…まあ、あまり触れないようにしましょう。その点を差し引いても定期的に点検してくれえるのは魅力的ですし」
149 = 148 :
提督「そうそう、ついでに気になったんだがここの電力等はどうなってるんだ?鎮守府から引いてるようにも見えないんだが」
加賀「そうですね。流石に妖精さんたちでも電力を作り出すことは」
妖精A「ん?出来るよ?」
提督「…あなた達はド○えもんか何かですか?」
妖精B「いえいえ、流石に電気自体を作り出すことは出来ませんが、その辺のエネルギーは温泉から出る蒸気や熱、その他なんやかんやでまかなってますので」
妖精C「なんやかんや。細かい説明を省くのには正に万能の言葉…なんやかんや!!」
加賀「そのフレーズ気に入ったんですね」
提督「っていうかそうなるとここ問題点なにもねーじゃねーか、いっそここに執務室移すか」
加賀「いえ、流石にそれは鎮守府としての体面がたたなくなりますので…」
妖精B「まあ気に入ってくれたのなら職人冥利に尽きますね」
150 = 148 :
妖精A「じゃあウチラは表の基礎を撤去してくるんで、後はご自由に使ってーな」
妖精C「どうか…心ゆくまで楽しんで…!!」
妖精B「それじゃあ失礼しまーす」トテテテテー
加賀「行ってしまいましたね。さて、私たちはどうしますか?」
提督「うーん………」ブツブツ
加賀「…提督?」
提督「加賀、遠征組の帰投時間は?」
加賀「えっと…あと一時間程度で全艦隊帰投しますね、その後またローテーション後に再度同じ遠征に出発する予定になっていますが」
加賀「あとはオリョール組がその前に帰還する予定です、ただまだ今日のノルマを達成するのに休憩をはさんで後五回ほど出撃をすることになると思います」
提督「ありがとう。そうか…つまり、後一時間程度待てば全員揃うわけだな」
加賀「まあ、そうなりますが…提督、一体何を考えているのですか?」
みんなの評価 : ☆
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