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    元スレ八幡「総武高校から来ました」こなた「ほうほう」

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    451 :

    やりたいようにやればいいよ

    452 :



    ガチャ

    小町「ただいまー」

    八幡「おう、おかえり」

    小町「えっ、お兄ちゃん早くない?ただいまー!」ギュッ

    八幡「元気だけど早退して来た。そして暑苦しいから離れろください。とっとと手と足洗ってうがいして来ないと飯食わせねーぞ」

    小町「はーい」





    小町「いただきまーす」

    八幡「おう」

    小町「あれ?お兄ちゃんは食べないの?」

    八幡「俺は……あー、いいや。それより親父達が旅行から帰って来るのっていつだったっけか?」

    小町「3日後…?だね」

    八幡「そかそか」

    453 = 40 :

    小町「なにー?親の肌が恋しいのー?」

    八幡「いや別に?俺には小町がいるから寂しくないし」

    小町「……そんなストレートに言われると流石に照れるよ。そう言うなら小町だってお兄ちゃんがいないと寂しいのにさ」

    八幡「まぁ、よっぽどの事が無い限りお前を1人にはしねーよ。嫁にもやらん!」

    小町「でたシスコン……でもそれを聞いて安心したかも」

    八幡「何が?」

    小町「お兄ちゃんが『嫁にはやらん!』って言うのが嫌いじゃないよ。こっちに来たばかりの時には小町に対して後ろめたい気持ちがあったのかな?『嫁に出しても平気』なんて、さ。ちょっと寂しかったもん」

    八幡「……」

    小町「小町に対してだけなのかもしれない。それでも。少しずつだけど元に戻って来てくれてるみたいで、凄く、ホッとした」

    八幡「小町……」

    小町「あははは、こんな事言うのって何か照れくさいねっ!」

    八幡「やっぱり小町は最高だぜ!」ガバッ

    小町「わわっ!?お兄ちゃ、ご飯が零れっ」

    八幡「………絶対、妹に寂しい思いはさせないからな」ギュッ

    小町「……お兄ちゃん…?」

    454 = 40 :

    八幡「あー、いい匂い」クンカクンカスーハスーハー

    小町「匂いをかぐな!シスコンを通り越しそうな域だよそれっ!」ジタバタ

    八幡「悪い悪いつい癖でな」

    小町「お兄ちゃんにそんな癖は存在しないよ。小町はお兄ちゃんの癖を全て把握してる…!」ゴゴゴゴゴ

    八幡「なん、だと…!?」

    小町「例えば、お兄ちゃんはシスコン!」ビシッ

    八幡「性”癖”じゃねぇか!」

    小町「それも重度のね!でも小町的にはポイント高いよ~?」

    八幡「へーへーさいですかー」

    小町「捻デレだなぁ」

    455 = 40 :

    ピンポーン

    八幡「ん?客か?」

    小町「お兄ちゃん出動~」

    八幡「うーい」

    ピンポーン

    ガチャ

    八幡「へーい。どちら様ですかっと」

    「あ、あれっ?お姉ちゃん?」

    八幡「えっ………いや、俺どちらかといえばお兄ちゃんなんだけど」

    「あのっ、あれっ、はぅぅぅ」

    456 :

    小町「どったのお兄ちゃん」

    八幡「いや、そのだな…見ず知らずの子が訪ねて来たんだが……」

    「あ、あのっ。お姉ちゃんを知りませんか…?」

    小町「……あれ?ゆたかちゃん?」

    「え……、小町ちゃん?」

    八幡「なんだ、知り合いか?」

    小町「うん、同じクラスの子だよー。ねー」

    ゆたか「こ、こんにちはっ!小早川ゆたかといいますっ!」

    八幡「へー………え?同じクラス?」

    小町「うん」

    八幡「…………」ジー

    ゆたか「???」アセアセ

    八幡「あぁ、小町と同じって事は中3なのか」

    ゆたか「……あぁ、やっぱりそういう反応ですよね…」シクシク

    457 = 40 :

    小町「こらお兄ちゃん。ゆたかちゃんを泣かせちゃダメでしょ!」

    八幡「あー……すまん」

    ゆたか「小町ちゃんの……お兄さんですか?」

    八幡「おう、こんな妹だけどよろしくやってくれ」

    ゆたか「こ、こちらこしょ!よろしくおにぇがいします!!」

    八幡「」

    ゆたか「い、今のは違うんです!その、違うんです!」

    小町「ね、可愛いでしょ?」

    八幡「なんだこの町は。狙ったようにステータスが高い奴多すぎないか」

    458 = 40 :

    ゆたか「すてー…たす?よくわからないけど、小町ちゃんのお兄さんは難しい言葉を知ってるんですねっ」

    八幡(やめろ……そんな純粋な眼差しを俺に向けるんじゃあない!やめてくれ!!うわあぁぁぁっっ!!!)

    小町(お兄ちゃんの目の腐りが…!)

    ゆたか「?」

    八幡「ハッ、危なかった……」

    小町「ところでゆたかちゃんや。どうしたの?まさかわざわざウチを調べて来たわけでもないでしょ?」

    ゆたか「あっ、うん。実はお姉ちゃんのお家を探してるの。この辺って聞いてたんだけど……」

    小町「ゆたかちゃんお姉ちゃんいるの?」

    ゆたか「うん。もう結婚して旦那さんもいるけど、警察官なんだよ~」

    小町「へぇー、かっこいいお姉さんだね!」

    ゆたか「うんっ、ゆいお姉ちゃんは私の自慢のお姉ちゃんなの」

    八幡「ゆい……?」ピクッ

    459 = 40 :

    小町「なんでそこで反応してんのさ」

    八幡「いや、どっかで聞いたと思ってな。……結婚して旦那持ち、警察官、名前がゆい………なんだっけ?」

    ゆたか「お姉ちゃんを知ってるんですか?」

    八幡「待て、ここまで出かかってる……えー…………………………………」



    『どもっ!警察でっす!』ビシットナー!



    八幡「あっ」

    小町「?」

    八幡「ほら、この前ウチに来た交通安全課の婦警」

    小町「あぁ!成実……ゆいさんだっけ」

    460 = 40 :

    ゆたか「わぁ、やっぱりお姉ちゃんの事を知ってるんですね!」

    小町「世の中って案外狭いものだね」

    八幡「つか、あの人の家がここら辺にあるのか?毎夜爆走音とか聞こえそうで怖いんだけど」

    ゆたか「あ、違うんです!私が今探してるお姉ちゃんは従姉妹のお姉ちゃんで……」

    八幡「あぁアレか。じゃあ探してるのは泉ん家か、泉こなた」

    ゆたか「そうです。小町ちゃんのお兄さんはこなたお姉ちゃんも知ってるんですね」

    八幡「あー……まぁな。ちなみに泉の家は隣だぞ。ほら、その家」

    ゆたか「ありがとうございましたっ、そ、それではーーー!!」ピューッ


    八幡「……あの姉からあの妹が生まれるとはにわかに考え難いな」

    小町「あっ、ゆたかちゃんバック忘れてる」

    八幡「小町よろし」

    小町「じゃ、届けて来てねー。ゆたかちゃんが困ってるかもしれないから~」

    461 = 40 :

    八幡「八幡使いの荒い妹だな……」ヨッコイショ

    小町「よろよろー」

    八幡(………泉は帰って来てませんように)





    ゆたか「……」グスン

    八幡(えーーーー……)

    ゆたか「あっ、小町ちゃんのお兄さん…」

    八幡「……そんなとこで座り込んでなにやってんの?腹でも痛いのか?」

    ゆたか「誰もいないみたいで……」シクシク

    八幡「……バック、忘れてたぞ」

    ゆたか「え……わっ!本当だ…えへへ、ありがとうございます」

    八幡(つかさと似たもんを持ってんな)

    ゆたか「…」クゥゥゥ~

    ゆたか「あ……」カァァ

    八幡「………誰か帰って来るまでウチ来い。茶やら飯くらい出してやるから」ハァ

    ゆたか「……でも」

    八幡「早く来ないと置いてくぞ」

    ゆたか「うー……、すいません、お言葉に甘えさせていただきます…」トテトテ

    462 = 40 :

    八幡「うむ。好意は素直に受け取っとけ」

    ゆたか「ありがとうございまあうっ!」ドテッ

    八幡「!?」

    ゆたか「……なんで何も無いところでぇ……」グスン

    八幡(………みゆきさんに会わせたらとんでもない事になりそうだ)

    八幡「立てるか?」

    ゆたか「大丈夫でぁいたっ!」

    八幡「足捻っちまったか。……ほれ、背中」

    ゆたか「そ、そんなっ。そこまでしていただくわけにはっっ」

    八幡「いいから早くしてくれ。ケガが悪化したらどうすんの」

    ゆたか「だ、だって…」

    八幡「俺が勝手に心配して勝手に背中かそうとしてるだけだから気にすんな。……それとも『子供みたいに』前で抱っこするか?」ニヤニヤ

    ゆたか「子供じゃありません!……し、失礼します………。重くないですか…?」

    八幡「軽すぎてビビる。ちゃんと食ってるか?」

    463 :

    どうした八幡
    相手が見た目幼いからって前抱きなんていうだいしゅきほーるどみたいな行動を口だけとはいえ誘えるなんて…!

    464 = 40 :

    ゆたか(背中大きいなぁ……)

    ゆたか「食べてもあまり変化がなくて……」シクシク

    八幡「小町と同じ歳なのになぁ。ここまで差がでるもんか?」ボソッ

    ゆたか「むっ、聞こえましたよ。それは失礼です!」

    八幡「悪い悪い……小町にもこれくらいの時があったなぁ……。よくおんぶしてやってたわ」ホロリ

    ゆたか「……遠回しに失礼かもです」

    八幡「いやな、妹とか持つと兄貴はふと昔に思いを馳せたりするわけよ」

    ゆたか「そうなんですか?」

    八幡「あぁ。お兄ちゃんお兄ちゃんって言っていつも後ろからついて来てた頃が懐かしいぜ……もう1人妹が居てもいいかもしれねぇな。最近小町分が足りない」

    ゆたか「……」

    ピンポーン

    八幡「小町~開けてくりゃれー」

    ゆたか「………お兄ちゃん」ボソッ

    八幡「!?」

    465 = 40 :

    ガチャ

    小町「はいはーい…ってあれ?お兄ちゃん達なにやってんの?」

    八幡「………いや……なんでもない」

    ゆたか「………」カァァ

    小町「ところでなんでゆたかちゃんを背負ってるの?私もやりたーい!」

    八幡「………あ、いや。こいつ足挫いたみたいだから、湿布かなんかやっててくれ。俺はちっと顔洗ってクトゥルフ」

    小町「なにそれ。まいいや、ゆたかちゃん大丈夫?」

    ゆたか「…………う、うん」




    バシャバシャ

    八幡「……この町は色んな意味で危ないかもしれねぇ…」

    バシャバシャ

    八幡「ぶっ!ぶぉぶぁぼぼばばっべびびぼばふぃふぃふぁぁばびばん!(くっ、こんな事があっていいのか比企谷八幡!)」

    八幡(リアル女子に深く関わっても良いことなんて無い!中学時代を思い出せ!)

    466 :

    >八幡「……あの姉からあの妹が生まれるとはにわかに考え難いな」

    八幡はやく入院した方がいい

    467 = 40 :

    ゆたか「……あの、ね。小町ちゃん」

    小町「んー?あ、湿布はるから脚をちょっと上げてね」シュルシュル

    ゆたか「小町ちゃんのお兄さんって、普段はどんな人なのかなぁ……って」

    小町「」

    小町「……え?」

    ゆたか「ちょっと怖いけど、実は優しい人だよね。小町ちゃんのお兄さ、お兄ちゃん」キラキラ

    小町(ゆたかちゃんに何したのお兄ちゃん!?)

    ゆたか「……えへへっ」






    こなた「……バイト遅くなりそうだけど大丈夫かねー。お父さん1人だとゆーちゃんの身が危険なんだけどなぁ」



    そう「仕事の飲み会か…たまには行ってみるか。ゆーちゃんのことはこなたに任せよう」

    468 = 40 :

    >>466
    「あの姉からのあの妹が」
    という風で解釈すません
    ちっとチョロって来ましたので一旦離席。
    それもこれもゆーちゃんが可愛いのが原因であり……うっ、頭が…

    469 :

    お兄ちゃんスキル発動したならまあ

    470 = 40 :

    頭を冷やしてからまた来ます(夕方頃)

    471 = 449 :

    八幡は年下とか妹属性を持った相手には弱い(甘い)しな

    472 = 438 :

    千葉と違って埼玉はギスギスしてなくていいな

    473 :

    ヒッキー病気になっちゃったからバイトの件は無しになったのかな

    474 :

    >>471
    何気にルミルミやけーちゃんに対する気遣いぶりはちょっと突出してるよな
    ゆきのんやガハマさんですら八幡からアプローチされるのは稀なのに
    さらっと隣に座って作業手伝ったりさらっと隣にしゃがみこんでコミュとったり

    475 = 40 :

    TV『夜9時のニュースをお送りします』

    ゆたか「………」

    小町「……お隣さん遅いね」

    八幡「2人共アイス食うか?」

    小町「小町はホーガンダッツ!」ガッ

    八幡「なんだとラス1は俺のもんだ!」ガシッ

    小町「味は?」

    八幡「………イチゴはいらねぇ」

    小町「にゅふふ~ん。ゆたかちゃん食べる?」

    ゆたか「私は……いいや、ごめんね小町ちゃん」エヘヘ

    八幡「遠慮すんなよ、ルリルリ君食うか?」

    ゆたか「い、いただきますっ!」ガシッ

    八幡「お、おう。焦らんでもアイスは逃げないぞ?」

    八幡(そんなにルリルリ君好きなのか)

    小町(とか思ってるんだろうなぁ。ポイント低いよお兄ちゃん)

    476 = 40 :

    ゆたか「……あの、小町ちゃんのお兄さん」

    八幡「あ、そういえば………小早川さんは」

    ゆたか「ゆたか、でいいですよ」

    八幡「……ゆたかさんは」

    ゆたか「ゆたか、でいいですっ」ズイッ

    八幡(やっぱりみゆきさんとつかさ側の人間か………)

    八幡「ゆたかさん」

    ゆたか「ゆたか……」シュン

    八幡「………会って数時間でソレはちょっと俺としてもなんというかだな」

    八幡(あれ俺ってこの町に来てから物事が数時間単位で発展しまくってる気がするけど大丈夫か?リア充になれるなら望ましいけど俺にそんなエンディングは無いよ?)

    ゆたか「……」ムムム

    八幡「………ゆたか」

    ゆたか「…!」パァァ

    八幡「さん」

    ゆたか「……」シュン

    小町「ゆたかちゃんで遊ばないの!……つかささんはサラッと呼べる癖に年下の女の子には耐性が無いんだねお兄ちゃん」

    八幡「ちげーし。そもそも他人に対しての耐性が突出し過ぎて接し方がわかんねーんだし」

    477 = 40 :

    小町「ものは言いようだねぇ」

    八幡「うっせ」

    小町「そんなお兄ちゃんとゆたかちゃんに朗報です」

    ゆたか「ふぇっ?」

    八幡「あん?」




    小町「お兄ちゃんは先刻『もう1人妹が居てもいい』とかほざきやがったそうでやがりますね?あァ?」




    八幡「……こっ小町さん?口調が変わっておいでよ?」

    小町「黙れこのゴミぃちゃんが。そこになおりやがれ」

    八幡「は、はいっ!」

    小町「いいですかゴミぃちゃん。原則として比企谷八幡という個人の妹は比企谷小町ただ1人しか存在が許されません。なぜなら小町がそう決めたからです」

    478 = 40 :

    八幡「なんてこった」

    小町「つまり小町の目が黒いうちは……いや、黒くなくなってもこの『実妹』という立ち位置は誰にも渡しません」

    八幡「あれお前ってもしかしてブラコン?」

    小町「そうだけど?」サラッ

    八幡「えぇぇ」

    小町「なので『妹がもう1人欲しい』なんて簡単に寝言であってもほざかないでください。言ったら食いちぎります」

    八幡「どの部位をですか……」ブルブル

    小町「被告人は無駄な発言を控えてください」

    八幡「はい」

    小町「さて、朗報というのはですね。さっきも言ったように小町はブラコンであることと……きゃっ、言っちゃったっ」キャピッ

    八幡「うぜぇ……」

    小町「ア?」

    八幡「いえなんでも」

    小町「『実妹』がダメなだけであって『義妹』という枠については、小町の審査の下、許可します」ドドン

    479 = 40 :

    八幡「どこがどう朗報であってどう俺達に利益をもたらすのか一から説明してくれ」

    ゆたか「???」

    小町「鈍いなぁゴミぃちゃん。今回ばかりは小町の気まぐれと偏見の下、背中を押してあげたい子がいるんですよぉ」

    八幡「さいでっか」

    小町「てことでゆたかちゃん。キミを比企谷八幡の『義妹』に任命します」ドドン

    八幡「」

    ゆたか「えぇぇぇぇーーーっ!?」

    八幡「お、おい小町?お前はナニヲイッテンノ?」

    小町「だぁらっしゃい!まぁ、細かい事はいいからいいから」

    八幡「ふざけんな。ゆたか……さんも迷惑するだろうが!それに俺の妹は小町だけで充分だっての」

    小町「それはそれで嬉しいけどー。お兄ちゃんの周囲に発展が無い事に業を煮やした小町ちゃんはダークホースを投げ込みたいわけでありますよ」

    八幡「わけわかめだぜ。ゆたか……さんも迷惑だろ?」

    480 = 40 :

    ゆたか「義理の妹……かぁ」

    八幡「えぇ何その反応。この際本音を零すけどこれ以上俺に女子を近づけないで欲しいんだけど。また痛い目を見るのは嫌なんですが」

    小町「この町なら大丈夫!……よっぽどの事が無い限りは」ボソッ

    八幡「不安がエンドレス」

    小町「小町が本から得た知識を照合してみるとですね、ゆたかちゃんは『歩く燃え要素』に該当すると思われます。そんな人物を放っておいていいと思っておるのですかっっっ!!」

    八幡「燃えじゃなくて。萌え、な」

    小町「燃え、でしょ?ファイアー」

    八幡「ちげーよ。くさかんむりに明けるで、萌え。………どこをどう見たら歩く萌え要素なんか…」

    小町「数学力皆無のお兄ちゃんでも足し算くらいはできるよね?暗算してね?」

    481 = 40 :

    八幡「舐めてんのかかかって来いや」

    小町「えーっと、まずは病弱プラス」

    八幡「おう」

    小町「妹という属性プラス純粋プラス可愛い。イコール?」

    八幡「……あ、歩く萌え要素や…!」ドドーン

    ゆたか「?????」

    小町「でしょう?引越しの時にお兄ちゃんの本棚から拝借したまんまの『もえ☆診断ドリル』っていう本がそう言ってたもん」

    八幡「お前が盗んでたのか返せ」

    小町「やだ。小町もオタクになるもんね」

    八幡「やめろ…!それだけはやめろ!!お前はそのままでいてくれ、頼むから堕天するんじゃあない!」

    小町「えぇぇー」

    482 = 40 :

    八幡「お前の言いたい事は多分わかった」

    小町「いや分かってないと思う」

    八幡「確かに俺はこの町に来てから物事がヒョイヒョイ進んでいる。ものの数時間でお金を取られたりこんな状況になったり」

    小町「うむ」

    八幡「だけどな、俺はそれが普通だとは思っちゃいない。よく考えろ、俺はボッチだ。ボッチには他人に触れず触れられずの掟がだな」

    小町「もういいよ黙って」

    八幡「酷い」

    483 = 40 :

    小町「気づいてないかもだけど、実はお兄ちゃんってボッチじゃないよ」

    八幡「いや、俺はボッチだ。俺がそう信じるかぎり」

    小町「うざ…」

    八幡「小町やめてそれはやめて。ウザいって結構傷付くんだね、よく分かったからもう言わないからやめて」

    小町(……まぁいいや。そのうち自分で気付くよね)

    小町「流石に戸籍が云々って訳じゃないよ?ただ感覚としてお兄ちゃんの『義妹』になるってだけ」

    八幡「だろうな。いや、賛成はしないけど」

    小町「なんで?ゆたかちゃん嫌い?」

    ゆたか「!?」ウルッ

    八幡「違ぇーよ!だから泣くな?な?」

    ゆたか「はい……」

    小町「およ?お隣さん帰って来てるみたいだよ、ゆたかちゃん」

    484 = 40 :

    ゆたか「えっ、あ、お邪魔しましたっ!!」

    小町「考えといてね~」

    ゆたか「……………ぅん」ボソッ

    小町(イエス!)グッ

    ガチャ バタン

    八幡「余計な事してくれたなオイ」

    小町「小町は余計な事なんてなに一つしてませんよーだ」

    八幡「……はぁ。もう9時だし、もう寝るか勉強しなさい。仮にも受験生だろ」

    小町「じゃあ寝るー。おやすみー」トタタタタ

    八幡「寝るのかよ、おやすみ」

    485 :

    ゆたかー

    486 = 40 :






    八幡「さて、と」

    prrrrrr

    八幡「……もしもし、親父?ちょっと話があるんだけど」


    八幡「あー…ちょっと病院行ってさ」


    八幡「えー………俺、胃の癌みたい」


    八幡「そんで手術とかの話をさ、今時間いい?」



    487 = 40 :

    ここで止めます。
    またアスタ来ま。

    488 :

    乙…
    重苦しい展開になりそうだが、俺はどんな結末になっても受け入れる準備は出来てる。
    だから頑張って完結させて欲しい。

    489 :

    一戸建てに住んでるのは読んでて想像できたが家族全員で越して来てたのか
    てことは引っ越しの原因は通り魔だの奉仕部だの関係なくたんに家庭の事情だったんかい

    490 :

    >>489
    噂が学校内に留まらず近隣に及んで住めなくなった可能性もある

    学校外で通り魔事件の話題が出た時に総武の学生が八幡の事を言わない訳が無いし

    491 :

    いちいち考察しなくていいよ

    492 :

    ゆたかわいい

    493 :

    ゆーちゃんはどうしても海馬がはっちゃけてるやつ思い出す

    494 :

    ギリギリ明日ということで(切迫

    495 :

    いつやるの?

    497 = 40 :

    風呂ってましたスマソ

    498 :

    ハハハッかまわんよ

    499 = 40 :

    小町「おっはろー!」

    八幡「回避っ!」

    ズドゥン‼︎

    小町「……ちっ、しくじったか」

    八幡「おまっ、バールとかどっか持ち出してきたんだよ!寝起きのお兄ちゃんを[ピーーー]きなの!?俺そんなに嫌われてたの!?」

    小町「小町のモノにならないくらいなら一緒に逝くのもありかなーって」

    八幡「むしろ逆かよ!……とんだモーニングだぜ…」

    小町「朝ごはんはできてるよー」

    500 = 40 :

    小町「おっはろー!」

    八幡「回避っ!」

    ズドゥン‼︎

    小町「……ちっ、しくじったか」

    八幡「おまっ、バールとかどっか持ち出してきたんだよ!寝起きのお兄ちゃんを[ピーーー]きなの!?俺そんなに嫌われてたの!?」

    小町「小町のモノにならないくらいなら一緒に逝くのもありかなーって」

    八幡「むしろ逆かよ!……とんだモーニングだぜ…」

    小町「朝ごはんはできてるよー」


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