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    元スレ八幡「総武高校から来ました」こなた「ほうほう」

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    851 = 40 :

    みき「いい食べっぷりね たくさん召し上がれ」ニコニコ

    八幡「あ……すいません」

    ただお「遠慮することはない、いっぱい食べなさい」ニコニコ

    八幡「いや、そんな……」

    みき「食・べ・な・さ・い?」ゴゴゴゴゴ

    八幡(笑顔で謎のプレッシャーをかけられている件について)

    かがみ「私も食べようかしら」

    まつり「体重…」ボソッ

    かがみ「うぐぐ…あ、明日の朝ごはんを抜けば……」

    八幡「ダメだぞかがみ。朝はちゃんと食べないと、お兄ちゃんは許しませんよ」

    かがみ「だれがお兄ちゃんだっ」

    のり「冷蔵庫の中のプリン、食べなければいいんじゃない?」

    かがみ「それはいや!」

    八幡「即答かよ」

    852 = 40 :

    つかさ「お姉ちゃんの栗きんとん、とっても美味しいね」モグモグ

    かがみ「ありがと。つかさのも凄く美味しいわよ」パクパク

    八幡「そりゃお前。いくら上達したとはいえ、つかさと比べるのは失礼だぞ」ピッ

    かがみ「あんたは私に失礼だろっ」ヒュンッ

    八幡「甘い」サッ

    みき「え? きゃぁっ」ドンッ

    八幡「あ……すいませ」

    みき「…ぽっ」

    かがみ「……何でどさくさに紛れて人の母親を押し倒してるのカナァーー?」ユラ…

    八幡「故意じゃねぇよ事故ですよ。そもそもかがみが殴ろうとするから…」

    かがみ「言い訳無用!」ズブゥ

    八幡「目がァーーーッッ」

    853 = 40 :

    八幡「酷い目にあった」ボロ…

    かがみ「自業自得よ」フンス

    つかさ「あはは…」

    八幡「………1年って過ぎるの早いな」

    かがみ「急にどうしたんだヨ」

    つかさ「八幡くん、お父さんみたいだよ」

    八幡「いや、本当にいろんな事があった…と思ってな。」

    854 = 40 :

    かがみ「例えば?」

    八幡「俺の前で人が刺されたり、学校が変わったり、俺が刺されたり癌になったり」

    かがみ「厄年過ぎて同情するわ」ハァ

    八幡「…でも唯一、いいことはあったな」

    つかさ「いいこと?」

    八幡「お前達と会った事」キリッ

    かがみ「うわー…よくも真顔でそんな事言えるわね。目が腐ってる分 何か裏があるんじゃないか、って思うぞ」

    八幡「良いこと言ったつもりなんだ、これ以上いじめないでくれ。それにだな、泉やお前達と会う会わないは、俺の中では確実に人生の分岐点だったと思うわけよ」

    かがみ「んな大げさな」

    つかさ「そうかなぁ。私達も八幡くんと会ってからいろいろあったなぁ、って思うよ」

    かがみ「……まァ、そうね」

    855 = 40 :

    八幡「それに」

    かがみ「?」

    つかさ「それに?」

    八幡「……いや、なんでもないわ」

    つかさ「えぇーっ 気になるよー」

    八幡「なんでもないっての。次は8時から夕方までだよな、それまで外で時間潰してくるわ」スッ

    かがみ「あ、それならお菓子買って来てくれない?コンソメポンチが結構好きなのよ」

    八幡「……あんま食べると太るぞ」

    かがみ「う、うるさいわね。そんなに食べないわよっっ」

    つかさ「じゃあ私達は先に細かい準備をしとくね。行ってらっしゃい」

    八幡「行ってきます」

    かがみ「外寒いわよ、コレかしてあげるから巻いて行きなさい」

    八幡「………」

    856 = 40 :

    かがみ「?」

    八幡「いや、ほらアレだ」

    かがみ「なによ」

    八幡「アレだって、察してくれ」

    かがみ「まどろっこしいわね。何か問題でもあるのかよ」

    八幡「……健全な男の子としては女子からマフラー借りるってのは、ほら、意識しちまうっつーか」ポリポリ

    かがみ「なっ!い、いいから早く行けっっ!」

    八幡「ちょ、蹴るな」






    八幡(4時ちょい過ぎ…やっぱ冷えるな。借りてきてよかったわ)

    イラッシャイマセー

    八幡(ファンファグレープと……コンソメポンチは帰りでいいか。ちっとぶらぶらするし)

    アザッシター

    857 = 40 :

    prrrrrr

    八幡「はい?」

    こなた『はちまんあけおめー』

    八幡「泉か。ことよろ」

    こなた『ところでさ、なんでポチ袋っていうか分かる?』

    そう『こなたー たまにはお父さんを信用しようよー…』セメテ ミエナイトコロデ

    八幡「ポチ袋…?あぁ、お年玉もらったのか」

    こなた『みゆきさんに電話しても通じなくてさー。八幡はなんでポチ袋って言うのか分かる?』

    八幡「あー。たしか”これっぽち”とかと同じで、ぽちには『小さな点』とか『ほんの僅か』とかの意味があるみたいだな。多分そこから来てると思うぞ」

    こなた『へーよく知ってるね』

    八幡「何かの本で見かけたんだったな……なんだったか」

    こなた『今ねー、ゆーちゃん振袖ver.も遊びに来てるんだよー。見に来る?』

    八幡「行く」

    こなた『わぁ即答だ。待ってるねーん』

    858 = 40 :

    ピンポーン

    八幡「ちはーっス」

    ガチャ

    こなた「にゃにゃにゃ、にゃんぱすー」

    八幡「お前も振袖なの?なんていうか七五三だなハハハ」

    こなた「むぅ、喧嘩なら買うよー?」シュッシュッ

    八幡「オイオイ、そんな装備で大丈夫か?」

    こなた「己の無力さを知るがいい」グッ

    八幡「以前までの俺とは違う」スッ

    Fight !!

    こなた「しょう○ゅうけーーん!」ドゴォォ

    八幡「ぐっはぁぁぁ!!!」ズシャァァ

    K.O!Perfect!!

    こなた「まだまだだねぇ。出直すがヨロシ」

    八幡「我が生涯に、一片の悔い無し……」ガクッ

    859 = 40 :

    ゆたか「こなたお姉ちゃーん」

    八幡「ようゆたか」

    ゆたか「あっお兄ちゃん!あけましておめでとうございます」

    八幡「綺麗な振袖だな、似合ってるぞ」グッ

    ゆたか「えへへ、ありがとぉ」

    こなた「随分私とは扱いが違わないかねキミィ」

    八幡「気のせいだろ」

    860 = 40 :

    こなた「あー、そういえば店長が怒ってたよ八幡。なんでクリスマスイベで手伝いに来ないんだーって。至急ヘルプのメール出したのに応答が無いーって」

    八幡「その時俺シフトじゃねーし。俺、必要以上に働かねーし。そもそも働いたら負けだ、負けに負けを重ねるのはよくない」

    こなた「腐ってるなぁ。バレンタインイベには全員強制出勤らしいよ。来ないと切り取るってさ」

    八幡「……どの部位をですか」




    八幡「ほらゆたか、少ないけどお年玉」スッ

    ゆたか「えぇっ そんな、もらえないよぅ」

    こなた「ヘイユー、私にはー?」チョイチョイ

    八幡「俺は妹にお年玉をあげに来たんだっつの。そしてお気づきだろうか、俺は1500円まだ帰って来ていない事に」

    こなた「ゔっ」

    八幡「代わりに帳消しにしてやる、感謝奉って俺を拝め」

    こなた「八幡大明神様~」

    861 = 40 :

    そう「やぁ比企谷君。あけましておめでとう」

    八幡「おめでとうございます、この散らかり具合はどうしたんですか」

    そう「俺が昨日帰って来た時は既にこうだったんだ……」

    八幡「泉ですか、成る程」

    こなた「てへぺろ。こたつから動きたくなくてさー」

    八幡「ゆたかがかわいそうだろ!片付けなさい!」ビシィッ

    ゆたか「わ、私は特に迷惑してな……ひゃうっ!?」ゴチンッ

    八幡「言ったそばからゲームの配線で引っかかったな、大丈夫か?」

    ゆたか「う、うん。大丈夫だよ…」

    こなた「そのゲーム類はお父さんだよ」

    そう「うっ」

    八幡「……」

    862 = 40 :

    そう「いやぁ、面目ない」タハハ

    八幡(アマガミ+じゃねーか。娘達の前でやれるゲームじゃねぇだろコレ)

    こなた「ちなみに私がそちら側のゲームに入学したのは小学生のころです」ドヤァ

    八幡「なんつーか、すごいな」










    ……ガヤ

    ………キガヤ

    八幡「………ん?」

    ななこ「ゴルァ比企谷ィ!!!」ゴスッ

    八幡「ふぐぁっ!!?……せ、先生?」

    864 :

    これで平塚先生なら妄想まであった

    865 = 40 :

    ななこ「おう先生や。HRからお眠りとは良いご身分ですなぁ?」

    八幡「いや、今日は元日で……」

    ななこ「なにを言うとるんや、始業式当日でもお正月気分かぁ?」パキポキ

    八幡「す、すいませ…」

    ななこ「教育的指導ッッ!!」ドスッ

    八幡「ぐふっ………」ガクッ







    八幡「最近よく時間と記憶が飛ぶ件」

    こなた「私以上にだらけてるんじゃないのー?」

    八幡「それはないと断言したい」

    866 = 40 :

    こなた「お正月気分ってよく言うけど確かに不思議な気分があるよねー」

    みゆき「学校が始まった途端に空気が変わりますよね」

    かがみ「まァ確かにお正月は不思議な力が働くわよねー」

    八幡「例えば?」

    かがみ「三が日、家の手伝いがあんなに忙しかったにも関わらず………体重が増えた」シクシク

    こなた(あーお正月マジックですネ)

    八幡(寒いから脂肪を燃焼しにくいしな)

    867 = 40 :

    八幡「お正月を楽しむ、か。そういけば羽根つきやら百人一首、凧上げの絵とかよく見るけど実際そんなのやってるのは見かけないな」

    かがみ「今は電線とか交通とか危ないって言われてるし。私もTV見たり本読んだりしてたわ」

    八幡「俺的にかがみはそういう体使う遊びをすれば少しは痩せると思うんだが」

    かがみ「うるさいよっ」


    こなた「ウチお母さんいないからお雑煮とかほとんど食べたことないんだよねー」

    つかさ「そうなんだー」

    こなた「というかお餅自体あんま食べないかナ」

    かがみ「うわっ もったいないわねっ」

    八幡「そのこころは?」

    かがみ「お雑煮。おしるこ、きなこ餅、甘辛。からみ餅に磯辺焼き…美味しい食べ方いっぱいあるのに」

    八幡「そんなんだから太るんじゃないのかお前」

    かがみ「ぐ…っ」ガーン

    868 = 40 :

    つかさ「そういえば皆、初夢は見たー?」

    こなた「あー何か見ると縁起がいいってやつだっけ」

    つかさ「そうそう」

    かがみ「一富士二鷹三茄子って言われてるわね」

    みゆき「正式には加えて「四扇 五煙草 六座頭」というのもあるみたいですよ」

    こなた「へー、でもさ。そんなのが出てくる夢って普段から見ないよね。何、座頭って」

    かがみ「まァねぇ」

    八幡「それって一度に全部見ないといけないのか?無理だろソレ」

    みゆき「どれか一つでよかったと思いますけど…全部見れたらすごい福が来そうですね」

    つかさ「鷹なら2羽、茄子なら3つ見ないとダメだと思ってたよー」

    こなた「というかぶっちゃけさ、そもそも見た夢ってほとんど覚えてないもんだよネ」

    八幡「夢の大半は実際に寝てる時に見てたやつじゃない、ってのは聞いたことがあるな。起きた後に脳みそが勝手に作ったもんが多いとか」

    かがみ「へー」

    869 = 40 :

    八幡「みゆきさんはお正月はどんなモノ食べたんだ?」

    みゆき「私ですか?」

    こなた「みゆきさん家って洋風のお金持ちってイメージがあるからおせちとか食べなそうだよ。正月からフランス料理とかっ」

    八幡「どんな正月だ」

    みゆき「そんなことないですよ。おせち料理も食べましたし、うまく噛みきれなくて「どこまでもお餅がうにょーん」というのもやりましたよ?」

    つかさ「たまになるよねー」

    八幡「」ガンッ

    かがみ「どうした!?」

    八幡「………」ボソボソ

    かがみ「あ?………あんたらってホントに…」ハァ

    こなた「八幡どうしたの?」

    かがみ「『想像したらみゆきさんが萌え過ぎて死にそうになった』ってサ」

    こなた「あー」

    みゆき「???」

    870 = 40 :

    こなた「うん、気にしなくていいよー」

    みゆき「?…確かにウチは洋風ですが田舎の家は純和風なんですよ」

    こなた「へー」

    みゆき「田舎の神社に着物をきて初詣に行きましたし、百人一首や福笑いなどでも遊びましたよ」

    かがみ(私達よりはるかに日本人してるー!)


    こなた「百人一首ってさ、確か全部和歌でできてるんだよね?」

    みゆき「はい、上の句と下の句を取る遊びですねー」

    こなた「すごいね よくできるねー」

    みゆき「い いえっ、私なんてまだまだで…っ」

    こなた「いやというかさ。古典の勉強してるみたいで遊びって感じかしなくて、嫌」

    かがみ「そういう知的遊戯を面倒がるやつが日本をダメにしていくんだろうな」

    871 :

    時間と記憶が飛ぶか、ギャグに見せかけた脳腫瘍だな

    872 = 847 :

    時間の飛ばし方が好きだわ

    873 = 40 :

    ちょっと幼女デスワー

    874 = 40 :

    訂正:
    ちょっと用事デスワー

    875 :

    幼女なら仕方ないな
    よく愛でてくるんだぞ?

    876 :

    事案

    877 :

    この八幡の不幸度なら若年性アルツハイマーになっててもおかしくない気がする…。

    878 :

    まってる

    879 :

    八幡「そういえば来週辺りにここの受験があるな」

    こなた「小町ちゃんとゆーちゃんには頑張って欲しいねぇ」

    かがみ「そういえばその2人がウチでお揃いの御守りを買っていったわね」

    八幡「そうなのか?」

    かがみ「あんたも居ただろっ」

    つかさ「あのピンク色の鈴のやつだよね」

    こなた「えー 御守りって正直信憑性がなぁ」

    みゆき「私もここを受験する時に同じ御守りを買いましたよ。可愛らしくてまだ着けてます」ウフフ

    かがみ「大事にしてくれてるのね、何か嬉しいわ」

    こなた「気のせいかな。傷一つ、紐も汚れた様子がないんだけど」

    八幡「居るよな、物持ちが良過ぎて「え、それ新品だろ?」って言われるやつ」

    880 = 40 :




    八幡「じゃあな」

    かがみ「また明日ね」

    つかさ「またねー」

    こなた「気のせいかな、小町ちゃんの勉強してるであろう部屋から不吉なオーラが見える気がするよ」

    八幡「寄らば斬るって訴えかけてるな。俺たちが受験する時はあんな感じだったのかね」

    こなた「ゆーちゃんも大変みたいだよ。昨日の夜、すごい剣幕で「今話しかけないでっ!」って言われたもん」

    八幡「あのゆたかにすごい剣幕なんて想像ができんな。大丈夫か?本番当日にぶっ倒れたら洒落にならんぞ」

    こなた「うーん。ウチって意外と偏差値高めだったりするからねぇ、頑張ってるんでしょ」

    八幡「2人に差し入れでも持っていってやるかな」

    881 = 40 :

    コンコン

    ガチャ

    八幡「小町~、入るぞー」

    小町「……」カリカリカリカリカリカリカリカリ ピタッ

    八幡「……もしもし小町さん?」

    小町「………あ゛?」ギロッ

    八幡「お、おにぎりと飲み物持って来」

    小町「そこに置いといて」カリカリカリカリカリカリカリカリ

    八幡「あ、はい」コトッ

    小町「………」ブツブツ

    八幡「あんまり無茶はするなよー…?」




    八幡「すげぇ怖かった」

    こなた「うーん、じゃあ今度はゆーちゃんの部屋覗いて見る?」

    八幡「うい」

    882 = 40 :

    扉<♪♪♪~

    八幡「すげぇ可愛い歌が聴こえてくる。スピーカーで聴いてるのか」

    こなた「休憩してるみたいだよ」

    八幡「ふーん」

    ピッ

    こなた「何して」

    八幡「いや、ちょっとな」シーッ

    こなた「?」

    八幡「…………」

    こなた「………」

    八幡「よし、入るか」

    こなた「ん?うん」

    ガチャ

    こなた・八幡「「楽しそうに歌ってますネ?」」

    ゆたか「はうっ!」

    八幡「『冷たいパフェ 焼きたてクッキー 違う甘さで~♪(裏声』」

    ゆたか「恥ずかしいからぁー!」アセッ

    883 = 40 :

    八幡「で、勉強はどんな感じだ?」

    ゆたか「えへへ、ちょっと休憩~」

    八幡「理科か。化学式めんどくさいよな」

    ゆたか「H2So4ってなにかわかる?」

    八幡「硫酸」

    こなた「おぉ、即答だね」

    八幡「昔から数学とかの計算が苦手でな。暗記ができるやつは全部暗記した」

    こなた「えっ……八幡って意外と勉強できる感じの人?」

    八幡「俺は目が腐ってるだの友人がいないだのでマイナス点が多いだけで、基本的にスペックは高いんだよ」

    こなた「いろいろと致命傷があったような気がするよ」

    884 = 40 :

    ゆたか「ところでお兄ちゃん。私に何かご用?」

    八幡「そうそう、差し入れにおにぎりやら飲み物を持って来たんだが食べるか?」

    ゆたか「えっ いいの?」

    八幡「いっぱいお食べ、大きくはならなくていいから」

    ゆたか「なるもんっ 大きくなるもんっっ」プンスカ

    八幡「そうかー、頑張れ」ナデナデ

    ゆたか「子供扱いしないでよぅ」

    こなた「んじゃ、私たちは勉強のお邪魔になるから撤退するねーん」

    八幡「そうだな、さっさと戻」

    <ツーメタイパフェ ヤーキタテクッキー チガウアマサーデー

    八幡「スマン、電話だ」

    ゆたか「」

    885 = 40 :




    八幡「まだか……まだか…」ウロウロ

    こなた「やぁ八幡。入試休みなのに学校に来てるなんて驚き桃の木だよ」

    八幡「なんせ小町とゆたかが頑張ってるからな。昨日の夜から柊家の神社でお祈りして、昼飯を抜いてずっとここ(校門)で待機だ」

    こなた「兄の愛が重いねぇ。かくいう私もちょーっと心配になって見に来ました」

    八幡「時間的にそろそろ終わってもいい頃なんだが……」

    キーンコーンカーンコーン

    八幡「!」

    こなた「終わったカナー?」

    八幡「お、出て来たな」

    886 = 40 :

    小町「お兄ちゃーん」ゲッソリ

    ゆたか「…うーん、うーん」

    八幡「2人共大丈夫か?水飲むか?」

    小町「貰うー」グビグビ

    ゆたか「私はちょっといいかな…試験が終わった後から気分が悪くて……」

    八幡「俺のお祈りが足りなかったか…」

    ゆたか「それでね、トイレに行ったんだけど」

    『…大丈夫?保健室まで一緒に行こうか?』

    ゆたか「ってハンカチまで貸してくれたの。仲のいい友達ができそうで嬉しいんだー」ニコッ

    八幡「でもその人が落ちてたら意味無いな。男だったら落ちていい。むしろ落ちろ」

    887 = 40 :

    ゆたか「そんなことないよっ ああいう優しい人はきっと受かってるよっ」

    八幡「そうか?」

    ゆたか「ああいういい人はきっと頭もいいに決まってるよ」

    八幡「なんの根拠も無い反論をありがとう……」

    こなた「でもさ、ゆーちゃん」

    ゆたか「なに?」

    こなた「ゆーちゃんが落ちたらどうすんの?大丈夫だろうけど」

    ゆたか「そっちは確かに可能性が…」



    ゆたか「あ そうだ。合格発表の日なら合否に関係なく会えるかも」ゴソゴソ

    こなた「あぁ成る程」

    【合格発表方法: 合否問わず郵送にて通知】

    ゆたか「」

    こなた「……」ポンッ

    888 = 40 :

    小町「そういえば小町もいい人見かけたかも」

    八幡「なんだとぶっ殺してやる」

    小町「女の子だよー。眼鏡かけてて、髪の長い子だったなぁ」

    八幡「へぇ、泉みたいな感じか?」

    小町「その子は黒だったよ。終始、カップリングが云々とかウェヒヒとか笑ってたけど」

    こなた「なーんか腐った臭いがするナァ」

    小町「小町が試験の途中でシャー芯切れちゃって、絶対絶滅って時に」

    『こ、これ使ってくださいッス』

    小町「って、シャー芯をケースごとサッと渡してくれたんだよ」

    八幡「ゆたかの方もいい人だが入試中にシャー芯をケースごと貸すってのも相当いい奴だな」

    889 :

    こなた「今年の一年生はいい子が多そうでよかったね」

    八幡「実際本当にいい人なんてなかなかいないと思ってたけどな。俺の(入試の)時なんて10分近く手を挙げてても、監視の教師すら消しゴムを拾ってくれなくてシャーペンのケツを使うことになったな」

    こなた「いるいる、陰が薄い人」

    八幡「言われ慣れてるからノーダメですわー。ぼっちにその手の口撃は通用しない」

    890 = 40 :

    こなた「八幡はもうぼっちじゃないよ、私達が居るじゃん」

    八幡「その台詞すげー嬉しいから脳内HDに保存しとく。だが忘れるなかれ、体育の時間は殆どに男女別だと言うことを!!」ドドン

    こなた「ま、まさか…!」

    八幡「その通りだ。俺は体育の時間、最初の体操ではドロンしている。何故ならそのままだと体育教師と組まされるから!」

    こなた「あぁーなるほどね」

    小町「組むとなんかダメなの?」

    八幡「当たり前だ。一人なら無色透明でノーダメージだが先生と組まされると無職童貞くらいのダメージを受ける。ここ、全然違うから」

    小町「うわぁ」

    891 = 40 :

    ゆたか「???」

    八幡「なんでもない、ゆたかはこんな事覚えるんじゃないぞ?」

    ゆたか「う、うん…?」

    こなた「あ、話は変わるけど八幡の誕生日っていつ?」

    八幡「ん?8/8だな」

    八幡(誕生日、自分自身とトラウマが生まれた日だな。俺だけ呼ばれなかった誕生日会、俺のためかと思ったら同じ日に生まれた女子のために歌われてたバースデーソング。あと俺の名前が間違ってるバースデーケーキ。言っとくけど母親に名前間違えられるって相当傷つくんだぜ)

    八幡「ハッ!ゆたか、ゆたかの誕生日はいつだ!?」

    ゆたか「えっ?12/20だけど……」

    八幡「なん、だと……。ゆたか、入試が終わった打ち上げにプレゼント買いに行かないか?小町も来い、飯ぐらい奢ってやる」

    ゆたか「そ、そんな。悪いよう」

    小町「やっふー!こなたさんも行きましょー!」

    こなた「私は……んー、どしよっかナ」

    八幡「来たいなら来るか?ゲーセンにも行こうかと思ってるが」

    こなた「じゃー行こっかな、あ。今財布ないからね」

    八幡「………一つ貸しだからな」

    892 = 40 :

    「5900円になります」

    八幡「えっ」

    「5900円になります」

    八幡「」




    八幡「おかしい。何故夏に来た人数の時と4人で来た時の値段がほぼ一緒なんだ」

    こなた「いやぁ、昨日の夜と今朝、あと昼は何もたべてなくてさー。ネトゲし過ぎもかんがえものだよね」

    八幡「……なんか腑に落ちねぇ」

    小町「ごちそうさまでした~」

    ゆたか「ご、ごちそうさまですっ」

    八幡「まぁいい。去年の俺とは違う、小町&ゆたかとキャッキャウフフする為にのみ汗水垂らして働いた金がある!」

    893 = 40 :

    小町「ビバ、シスコン!」イェーイ

    ゆたか「きゃっきゃうふふ…?」

    八幡「泉、電車使って遠出するぞ。ゆたかにはイイものをプレゼントしたい」

    ゆたか「いいよってばっ お兄ちゃんと一緒に遊べるからそれでいいよぅ」

    八幡「くっ……なんていい子なんだ…っ。だからこそプレゼントは立派なものにしたい…っっ」シクシク

    小町「ちなみに小町の誕生日は?」

    八幡「3/3だな。スマホの暗証番号にしているから忘れるはずが無い」キリッ

    こなた「お兄ちゃんってすごいんだね、兄妹いないから分かんないや」

    八幡「千葉出身の兄妹に普通の兄妹はいないってどっかのシスコンが言ってた」

    小町「まぁ普通じゃないですよねー」テヘヘ

    894 = 40 :

    八幡「ということでやって来ました某ショッピングモール。ゆたか、好きなのを選びなさいホラ」ズイズイ

    ゆたか「でも…」

    八幡「そっか…嫌われてんのな……俺」シュン

    ゆたか「そ、そんなことないよっ ど…どれにしようかなぁっ」トテテテテ

    八幡「本当にええ子や…小町、お前も今のうちに選んどけ」ウルウル

    小町「お兄ちゃんのシスコンぷりも拍車がかかって来たねぇ。私はまだいいかな、特にこれと言って欲しいものはないし」

    こなた「八幡八幡、私アレが欲しいんだけど」

    八幡「お前に買うとは言ってないが」

    こなた「お願い。買ってよ、お兄ちゃんっ」

    八幡「なん……っ」

    895 = 40 :

    こなた「レアフィギュアゲットだぜ!」

    八幡「あれ……?俺は一体何を…」

    小町「お兄ちゃんてば…」ハァ

    ゆたか「……」チラッ チラッ

    八幡「ゆたか、さっきから何見てんの」

    ゆたか「な、なんでもないっれふ!」

    八幡「………あのクマ欲しいの?」

    ゆたか「そんなこと……ない」

    八幡(13500円+税……てかデカい。俺と同じくらいあるんじゃねあのテディベア)

    八幡「すんません、コレください」

    ゆたか「お兄ちゃん?!」

    「14580円になります」





    八幡「流石にもてないよな、泉ん家まで持ってやるよ」ヨイショ

    ゆたか「……大事にするっ」

    八幡「間違っても捨てないでくれよな」

    ゆたか「うんっ!」ニコッ

    896 :

    八幡が子煩悩な父になってるwwww

    897 = 40 :

    小町「あ、ちょっとだけあのお店行っていい?」チョイチョイ

    八幡「服屋?珍しいな」

    小町「ちょっとねー」

    八幡「少し寄り道するけど、いいか?」

    こなた「もちもーち」グッ

    ゆたか「大丈夫だよ」



    ラッシャイマセー

    八幡(なにこのオシャレ空間。未知との遭遇なうってツイートしとくか、フォロワーいないけど)スッ

    こなた「コスプレじゃなくて普通の服もいいもんだねぇ、久しぶりに服屋とか来たよ」

    八幡「そういえばお前って似たような私服ばっかり着てるよな。他にはねーの?」

    こなた「あるにはあるけど……お父さんが買ってくるのが女子力高すぎて着こなせる気がしないんだよネ」

    八幡「そんなもんか?」

    こなた「そんなもんだよ」

    898 = 40 :

    「合計31500円になります」

    八幡「」

    八幡「……」ゴシゴシ

    八幡「……」チラッ

    【\ 31500-】

    八幡「」


    アザッシター


    八幡「何を買ったらあんな値段になるわけよ?今日だけで諭吉さん5人近く飛んでるんだけど」ゲッソリ

    小町「ゆたかちゃんに合う服一式とアクセサリー類だね、小町がコーディネートしたんだよ~」

    ゆたか「お兄ちゃんごめんなさいっ」ペコペコ

    八幡「いや謝る必要は無いんだけど…無いんだけど……」

    こなた「サラッと私までお兄ちゃんにヘアゴム買って貰っちゃったよ」

    八幡「やめろ、お前これから俺に『お兄ちゃん』って呼ぶの禁止」

    こなた「お兄ちゃん、似合う?」

    八幡「バッチリ」グッ

    899 = 40 :

    小町「じゃ、お店の試着室で着替えさせてくるねーん」

    ゆたか「えぇっ、い、今着るの?」

    小町「早くはやくー」

    ゆたか「わわーっ!?」



    八幡「……ふぅ」

    こなた「八幡、いつもその可愛いリストバンド付けてるよね。……Lucky☆Star?」

    八幡「いいだろ。やらんぞ」

    こなた「さすがに取らないよ」

    八幡「今の家に引っ越す前に買ったんだがな、付け心地が結構いいんだわ」

    こなた「へぇー」

    900 = 40 :

    八幡「……そうだ、黒井先生にもなんか買って行ってやるか」

    こなた「ほぇ?なんで?」

    八幡「確か誕生日が2/8とか言ってたからな。教師に媚売って悪い事は無い」キリッ

    こなた「だったら慎重に選ばないとね。野球関連なら喜ぶんじゃない?」

    八幡「そういえばそうだな。どこファンだっけ?」

    こなた「たしか、ロッテ」

    八幡「千葉ロッテか。いいセンスしてやがるぜ先生」


    ユキノン、アレミヨウヨー

    モットハナレテホシイノダケレド

    八幡「!?」

    八幡(い、今の声はまさか……いやそんな馬鹿な。いかに東京の中心とはいえこんな偶然があるわけがない、あってたまるか……そうだ、夢だ夢だ夢だ夢だ。ど、どうしたら……ヒィッ、こ、こっちに来る…っ!)

    こなた「……八幡?何でそんなに震えてるの?」

    八幡「あ、あぁ!?いや、なんでもないぞ!ちょっとそこのコンビニでトイレ借りてくるわ!!」ダッ

    こなた「……?」


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