元スレ八幡「総武高校から来ました」こなた「ほうほう」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
キーンコーンカーンコーン
ななこ「ほなHR始めるでー。とっとと座りやー」
こなた「…zzZ」
つかさ「こなちゃん、起きてー」ユサユサ
こなた「…zzZ」
つかさ「こなちゃーん!」ユッサユッサ
ななこ「起きんかいダァホ!!」ポカッ
こなた「ぅあいたっ!?ぼ、暴力はんたーい…」ピクピク
ななこ「教育的指導や。高翌良、号令」
みゆき「起立、きをつけ、礼」
「「「「おはようございまーす」」」」
ななこ「今日は転校生が来とる。しっかり歓迎するよーに!」ビシイッ
「「「「おおっ!!」」」」
ななこ「野郎共は残念、転校生は男や!」
「「えー」」
ななこ「そこそこ悪く無いビジュアルやから女子は歓迎せーよー?」
「「おぉぉぉぉ!」」
(えぇぇぇ何でハードルあげんだよあの先生。引くぞ?教室の奴等が)
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2 = 1 :
キーンコーンカーンコーン
ななこ「ほなHR始めるでー。とっとと座りやー」
こなた「…zzZ」
つかさ「こなちゃん、起きてー」ユサユサ
こなた「…zzZ」
つかさ「こなちゃーん!」ユッサユッサ
ななこ「起きんかいダァホ!!」ポカッ
こなた「ぅあいたっ!?ぼ、暴力はんたーい…」ピクピク
ななこ「教育的指導や。高翌良、号令」
みゆき「起立、きをつけ、礼」
「「「「おはようございまーす」」」」
ななこ「今日は転校生が来とる。しっかり歓迎するよーに!」ビシイッ
「「「「おおっ!!」」」」
ななこ「野郎共は残念、転校生は男や!」
「「えー」」
ななこ「そこそこ悪く無いビジュアルやから女子は歓迎せーよー?」
「「おぉぉぉぉ!」」
(えぇぇぇ何でハードルあげんだよあの先生。引くぞ?教室の奴等が)
3 = 1 :
初っ端のミスは無かった事にしてくれさい
4 = 1 :
高翌翌翌良→高翌良
5 = 1 :
高翌良
7 = 1 :
ななこ「入れや転校生」
「あ、ハイ」ガラッ
こなた(おぉー程々に目が腐ってるねぇ)キラーン
つかさ(仲良くなれるかなぁ)ソワソワ
みゆき(仲良くしていただけますでしょうか)ワクワク
(何か視線を感じる……って転校して来た初日だから当たり前だな。どうせすぐ気にならなくなるか)
八幡「えー千葉市立総武高校から来ました、比企谷八幡です。よろしくお願いします」
ななこ「ほなお楽しみの質問タイムや!制限時間は5分!」
八幡(うげぇ…)
こなた「ほいほーい!」
ななこ「はい泉!」
こなた「二次嫁は誰ですかっ!」
八幡「………は?」
8 = 1 :
成る程sagaれすか
9 = 1 :
こなた「だーかーらー、二・次・ヨ・メ!二次元の嫁だよキミィ」チッチッチ
八幡(え?こいつ割と重度のオタクなの?やだ質問が怖い)
八幡「えーっと……いない、です」
こなた「明日来るまでに嫁を迎えておくように!以上!」ガタッ
八幡「……えーっと」
ななこ「つ、次は誰やー?」
つかさ「あ、はーい」
ななこ「おう柊!珍しいなぁ惚れたか!」
つかさ「ち、違いますよぅ!違うからね!?」アセアセ
八幡「お、おう」
八幡(パッと見、由比ヶ浜から余計なものを取り除いた感じ……いかんいかん、あいつらの事は忘れなければやってらんねぇ)
つかさ「えっと、八幡君の好きなお料理はなんですかぁ?」
八幡「お、り、料理やら家事全ぷァんならそこそこでき、ます、はい」
八幡(あまりの出来事にちょっとキョドったじゃねぇか……初めて言われたがまぁ悪くない。うん、八幡君いい響き)
10 :
いいぞ。
12 = 1 :
つかさ「わー、すごいね!」
ななこ「比企谷かみっかみやな、柊に惚れたんか?」ケラケラ
八幡「ちょっ、やめてくださいよ……というかさっきからそっちに持って行きますけど先生にそういうお話でも来てるんですか?」
「「「「!」」」」ザワッ
ななこ「」
八幡「…え、何この空気」
ななこ「……ふえっ」グスッ
八幡「え」
ななこ「……ウチかてなぁ、ウチかて好きで独身やないんや。好きで親からのお見合い電話を察して居留守してるんやないんや」シクシク
こなた「初っ端で地雷を踏み抜いたよキミィ」
八幡「マジか」
八幡(平塚先生と色んな意味で同じタイプだったか……)
ななこ「しくしく…」
八幡「だ、大丈夫です先生!」
ななこ「……え?」
八幡「いかにタバコくさくて明らかに洗濯とアイロンをし忘れた家庭力皆無な女の人でも、需要はあります。多分」グッ
ななこ「HRは終了ぉ!1限目は自習!後は好きにしたらええ!!」ダッ
こなた「トドメをありがとうございましたー」
13 = 1 :
八幡(あれから質問攻めのもみくちゃにされた。やはりこういう空気は苦手だ。早く総武の時みたいにぼっちを極められるよう善処するのが今後の課題である……と)
八幡「自販機はどこだ…?やけにだだっ広いなこの学こ」ドンッ
「え、ちょ、きゃっ」バシャッ
八幡「おっ、と」
「ちょっと、ちゃんと前見て歩きなさいよ!もう…ジュース零しちゃったじゃないの」
八幡「あ、すんません。弁償します、はい」
「い、いいわよ別にそこまでしなくても…」
八幡「どのジュースだ?これか?」
「……その隣よ」
八幡「あぁコレな……はい、悪かった。…………えー何お前、パシられてんの?そんなにジュース抱えて」
「違うわ!ジャンケンで負けたんだっつの!!」
八幡「あーはいはい、じゃあ俺はこれで」ガコン
「……アンタ見ない顔ね、1年生?」
八幡「2年。今日転校してきた」
14 = 1 :
「あー、アンタが転校生ね。なるほどなるほど、つかさが言ってたのがアンタか」
八幡「つかさ?…………ん?」
「……覚えてないの?」
八幡「転校初日なんだよ!最初っから人の名前なんざ覚えられるかっての」
「柊つかさよ柊つかさ。こーんなリボン付けてる子」
八幡「あー…」
つかさ『えっと、八幡君の好きなお料理はなんですかぁ?』
八幡「あー思い出したわ」
「私、つかさの姉。柊かがみ」
八幡「確かに似てるな…吊り目以外」
かがみ「吊り目で悪かったな」
八幡「……ん?姉?年上…ですか?」
かがみ「私達は双子なのよ、私は双子の姉の柊かがみ」
八幡「じゃあ俺はこれで」
かがみ「ちょっち待てーーい!」
15 :
らき☆すた絵のハチマンか…
いいな
16 = 1 :
八幡「……なんだよ」
かがみ「両手いっぱいにジュースを持って困っている美少女がいるのにそのまま行く気?」ジトー
八幡「……じゃあ俺はこれで」
かがみ「待てって言ってるだろっ……手伝いなさいよ。いや、手伝…え?」
八幡「…めんどくさ」ボソッ
かがみ「あァん?」ギロッ
八幡(怖ぇぇよ八幡泣いちゃうぞお前)
かがみ「たっだいまー♪」
つかさ「お帰りお姉ちゃ……八幡君?」
八幡「屋上まで全部持たせる奴があるか……」ゼー、ゼー
かがみ「男ならシャキッとしなさい!」
八幡「うへぇ…」
17 = 1 :
つかさ「ごめんね八幡君」オドオド
八幡「お、おぉ……できればジュースを取ってくれ」
こなた「私はこれー」
八幡「………?」
こなた「ちょっ、まさか忘れたかいー?1番最初に質問したのにー!」
八幡「あぁ、あのちみっ子か」
こなた「ちみっ子言うなー!貧乳はステータスだ!希少価値だーーーっ!!」
八幡「そっちの話じゃねぇだろ」
みゆき「すいません比企谷さん、このジュースいただきますね」
八幡「俺が買ったわけじゃないけど、………………?(誰?)」
みゆき「………」ウルッ
八幡「………」ドキッ
みゆき「………」シクシク
八幡「………」アタフタ
こなた「おやおやぁ?まーた女泣かせですかヒギシャヤ君」ニヤニヤ
八幡「人を容疑者みたいな名前で呼ぶな、僕の名前は比企谷だ」キリッ
こなた「ほう」キュピーン
八幡「あ」ハッ
18 :
いいね
19 = 1 :
こなた「へぇへぇほうほう。やっぱりこっち側だったかー。その頭に付いてるアホ毛で薄々感じてたよふっふっふ」
八幡「バカお前、これは自前だっての。それにまだ深くは入りこんでねぇ、二次嫁もいねーよ」
こなた「彼女は蟹。おっきい妹は蜂、小さいのは、不死鳥。愛してるのは猫。では本命は?」
つかさ「…?」
かがみ「……!」ハッ
八幡「蝸牛」
こなた「成仏……したね」
八幡「俺達が道に迷った時にまた現れてくれ…………ハメたなお前」
こなた「そこまで言えたら立派なオタクだよ、いい加減認めたまへ~」
八幡「嘘だッ!嘘だァーーーッ!!」
つかさ「つまりアレか?アンタもこなた側って事か?」ジトー
八幡「違う…俺は、俺は…」
こなた「せーの」
八幡・かがみ「「でもそんなんじゃダーメ」」
八幡「ん?」
かがみ「うっ」ドキッ
20 = 1 :
八幡「……」
かがみ「な、なんだよっ」
八幡「この世界は征服されたがっている」
かがみ「我らがズヴィズダーの光を、遍く世界に‼︎」ドドーン
八幡「…」
かがみ「違っ、これは、その!」
八幡「…」フッ
かがみ「鼻で笑ったな⁉︎鼻で笑ったなァ~~っ!!?」
八幡「じゃあ俺はおいとまするわ」
かがみ「おいっ!こっち向けコラ!!」
つかさ「え~?一緒に食べないのー?」
八幡「……そういうのは苦手なんだよ、じゃあな」
つかさ「一緒に食べると美味しいのに…」
こなた「うーん、困ったちゃんだねぇ」
みゆき「結局、覚えてもらえませんでした……」シクシク
21 :
平和そうでなにより
22 = 1 :
八幡(さてさて…この学校においての俺のベストプレイスはどこにあるーんーだー♪)
八幡「言ったそばから使われてない教室み見っけた、ここにするか」
八幡(~~室みたいなのも下がってないからマジで使われてない教室みたいだな)
八幡「……んむ、小町も料理が上達したなぁ。お兄ちゃんは嬉しいぞ」モグモグ
ななこ「妹がおるんか?」
八幡「えぇ、今日は小町が作るーとか言ってたんで作らせてみたんですけどね。美味いわ文句無しに」
ななこ「ほー。その卵焼き1つもろてえーか?」
八幡「1つだけですからね」
ななこ「おう。……んー、美味いな!」
八幡「でしょう先生?………先生?」
ななこ「よっ、不良生徒」モグモグ
八幡「」
八幡「だれが不良ですか。真面目に授業も受けますよ」
ななこ「敏感な乙女教師の心を弄ぶような生徒は不良生徒認定や」
八幡「乙女って歳か…」ボソ
ななこ「内申からマイナス2点」ギロッ
23 :
ガハマさんの登場はありますか?
24 = 1 :
八幡「すいませんでしたなんでもするので許してください」ドゲザ
ななこ「ほーう?」キラーン
八幡「あ、結婚とかは無しな方向で」
ななこ「減点キック!!」シュッ
八幡「ドゥハッ!?……キックって言ったのにボディブロー…だと…」ガクッ
ななこ「比企谷、前の学校で『奉仕部』とかいうのをやっていたらしいなぁ」
八幡「な、なんで先生が知ってんですか……」
ななこ「静ちゃんとメル友なんや、パーティで知り合うてな」フフン
八幡「あぁ、婚活パーティか」ボソ
ななこ「フン!」
八幡「ぐっ!?……た、体罰もいいとこだぜ………」
ななこ「内点からごっそり引かれたく無かったら……奉仕部をこの学校にも作りぃ」
八幡「………奉仕部、ですか」
ななこ「おう」
八幡「………………」ギロッ
ななこ「……な、なんや?そんな怖い目で睨めつけんでぇな、怖いわ」
八幡「………俺が転校した理由を知った上で、奉仕部をやらせようとしてるんですか?」
25 = 1 :
ななこ「転校した理由……親御さんからは仕事の都合って聞かされとるけど、違うんか?」
八幡「……いえ、それならいいんです。内申点の為に奉仕部やらせてもらいます」
ななこ「おう、きばりや」
こなた「話は聞かせてもらったァーッ!」ガラッ
八幡「ぅわっ、ビックリした」
つかさ「あっ…ご、ごめんね八幡君。立ち聞きみたいな事しちゃって……」
八幡「……柊妹」
かがみ「じゃあ私は柊姉になるのかよっ」
八幡「……かがみん」
かがみ「うっ、鳥肌が…」ゾワッ
八幡「かがみんなう!かがみんなう!かがみんかがみんかがみんなう!」ワッショイワッショイ
かがみ「やめんか!!」
八幡「痛ッ?!」ゴスッ
26 = 23 :
かがみん!かがみん!かがみん!かがみん!
27 = 1 :
こなた「……無理にテンションおかしくしなくていいよ比企谷君。わけありなんでしょ?」
八幡「……」
こなた「深くは聞かないよ、人それぞれデリケートな所はあるからねぇ。その代わり我々暇人もその奉仕部とやらに入部させてもらおうじゃあないかーっ!」ドドン
かがみ「え……こなた本当にやるの?」
こなた「あたぼうよっ!勿論かがみんもね」
かがみ「え゛」
こなた「かがみんなう!……いいセンスしてるよ比企谷君」グッ
八幡「へへっ」グッ
こなた「てことで先生、私たち4人もその奉仕部ってのに入らせて欲しいんですけど」
ななこ「大歓迎や!人数も欲しかったしなぁ!!」
八幡「待て待てお前等、奉仕部って何か分かってんのか?」
こなた「えっちな事する部活?」キョトン
つかさ「えっ」///
かがみ「なっ」///
みゆき「あわわ…」///
八幡「待て待て誤解だ誤解!簡単に言えば、生徒の問題を解決する手助けをする部活……か?」
28 = 1 :
つかさ「うーん…困っている人達を助けてあげる部活なのかなぁ?」
八幡「ちょっと違う。困ってる奴が、自分で解決できるようにサポートする部活だ」
つかさ「へぇー、凄いねぇ」
八幡「……本当に分かってるか?」
つかさ「えへへ…ちょっとだけ」
みゆき「こっちでどうにかするんじゃなくて、相手が自分の力でなんとかできるようにしてさしあげる部活。魚を捕ってやるのではなく、魚の捕り方を教えるのと同じですね」
八幡「まさにその通り。………」
こなた「…みゆきさんだよ」ボソッ
八幡「………みゆきさん(よりによって下の名前かよ)」
みゆき「…!」パァァ
かがみ「それって面白いのかしら…」
八幡「暇な時は超暇。暇も暇。本読んでくっちゃべって帰るだけだ」
こなた「いいねェいいねェ、最ッ高だねェ!愉快で素敵な部活じゃあないかー!」
29 = 1 :
八幡「基本的には平塚先生が困ってた生徒を連れてくる方式でした。なので面倒なのは連れて来ないでください」
かがみ「斜に構えすぎだろっ!」
こなた「じゃあ早速部活動しようよ比企谷君」
八幡「ん?」
こなた「ご飯代を使ってしまって、帰りに買う予定だった限定版フィギュアが買えません。どうしたらいいでしょうか」
八幡「……誰かに借りる?」
こなた「1000円貸してください比企谷八幡大明神様仏様っ!」
八幡「………」
こなた「限定版なんだよぉ!数が限られてるんだよおぉ!クレジットカード止められちゃったんだよぉぉぉぉ」ガクッ
八幡「………」
八幡(えぇぇぇぇぇぇ……出会って数時間の奴に金を貸せと?)
こなた「お願いしますっ!」
八幡「…………」
こなた「……へ、へへへ、旦那ぁ。こうなりゃあっしが身体を買ってもらうって形でもいいんですぜ…なぁにたったの1000円、1000円ですぜ……?」スカートチラッ
八幡「やめろ、お前みたいな(ちみっ子)のがやると洒落にならん。社会的に俺が抹殺されてしまうだろうが」
こなた「1000円~!」ジタバタ
八幡「わかった!貸す!貸すから!!」
30 :
ヒッキー総武で二人になにやったんだよ
31 :
そりゃあ、ナニだよ
32 :
らきすたとか懐いな
33 = 1 :
こなた「イヤッフー!比企谷君大好きー!」
八幡(俺が言うのもアレだがこいつの将来が心配だ……)
かがみ「悪いわね、こいつの我儘に付き合ってもらっちゃって……実は私もこいつにお金を貸せる程余裕が無かったのよ」
八幡「いや、いい、別に。返してくれるんならそれでいいさ」
ななこ「じゃあ手続き云々あるからウチは先に行くわ。午後の授業もがんばるんやでー」
こなた「じゃあ私達もそろそろ行こうかねぇ」
八幡「ん?」
こなた「どったの比企谷君」
八幡「………さっきまで昼休みじゃなかったか」
こなた「頭でもぶつけたのかい?どれどれちょっと見せたまへ」
八幡「あ?おいなにす」
こなた「うーんうん、別に悪い所はないよ?」ナデナデ
八幡「……」
34 = 1 :
こなた「……」ナデナデ
八幡「……」
こなた「……」ニヤッ
八幡「!」ハッ
こなた「よーしよしよし甘えん坊さんだねぇもう」ニヤニヤ
八幡「や、やめろ……しかも教室のど真ん中だろうが…!!」
八幡(女子に撫でられるとか初体験だったからつい流れに身を任せてしまったッッ!八幡一生の不覚だッッッ!!!)
クスクス…
ナデラレテルー
コナチャンスゴーイ
こなた「教室じゃなければいいのかそうかそうかー」
八幡「バッ、おま、……俺はもう帰る!」
こなた「まだ終礼終わってないよはちまーん」
八幡「くそっ、早くしろよ!」
ななこ「遅くて悪かったのぉ…!」ニッコリ
八幡「ギャアー(ホラー映画風)」
35 = 1 :
みゆき「姿勢、礼」
「「「「さよならーっ!」」」」
八幡(マズイな…このままだとぼっち街道から外れてしまう。これ以上の不要な接触は避けるべしと先人は言った)
こなた「ヘイそこな八幡」
八幡「またな」キリッ
こなた「まぁまぁ待たれい。リアルJKと一緒に帰るチャンスだよ?CGゲトしないの?」ガッシリ
八幡「お前はどちらかというとJSだろ、危ない橋を渡っちまうぞ俺が」ダラダラ
八幡(裾を握る力強ッ!)
こなた「失礼な!まぁ確かに身長も体重も小学校の頃から殆ど変わってないけどねー」ドヤァ
八幡「お前は小萌先生か何かなのか」
こなた「じゃあ皆と一緒に帰ろうよ。青春だ、さぁ青春だ!」
八幡「待て、人の話を……引っ張、何でお前はそんなに力が強いんだよ!!!!!」
36 = 1 :
八幡「そんなこんなでこの始末である」
かがみ「何を一人で解説してるのよ」
八幡「別に、なんでもねぇよ」
かがみ「そう」
つかさ「はちま…比企谷君、クレープ買って行かない?」
八幡「……買い食いは校則違反って生徒手帳に書い」
こなた「八幡の!ちょっと良いとこ見てみたい!ヘイ!」ドンドンドンドン
八幡「お前実は俺のことお財布だと思って近づいて来たんじゃないだろうな」
八幡(俗世の友人関係なんて所詮そんなもんだ。金持ちやらちょっとした人気者に付き添っていれば、そのお零れを貰えると思って友達のフリをしてたりするもんだ)
こなた「まぁまぁ、今度は私が何か奢るからっ」
八幡「お前はサラッと俺の野口さんを無かった事にするんじゃない」
こなた「分かってるよーぅ」
37 = 1 :
つかさ「はち…比企谷君、無理言っちゃってごめんなさい…」
八幡「柊妹は気にする必要は無い。どうせ乗りかかった船だ、クレープ屋の店員も代金の為に笑顔が硬くなってきてやがるからさっさと払ってくる。今回だけ奢ってやるからオドオドすんなよ」ポンポン
つかさ「あぅ……う、うん…えへへ」
こなた「つかさ大丈夫?撫でられた頭に比企谷菌とかついてない?」
八幡「お前は仲良くしたいのかしたくないのかどっちなんだ」
こなた「冗談じゃよー。ささ、とっとと買うてまいれー」
八幡「畜生請求書押し付けてやるからな!」
かがみ「………」
こなた「んー?かがみんも頭が寂しいの?」
かがみ「んなわけあるかっ」
こなた「よーしよしよしよし」
かがみ「ぐぁぁぁ私より小さいくせに髪をくしゃくしゃにするなーーーっ!!」
40 :
こなた「そうだ」ペロペロ
八幡「あん?」
こなた「これあげるよはちまーん」ムシャムシャ
八幡「どうでもいいけど食い終わってから喋れよ」
こなた「ふぁーい…ごくっ。ふぅ。はい、これあげる」スッ
八幡「?」
みゆき「これは…泉さんがバイトしているお店の割引券ですか?」
こなた「いかにもたこにも」
八幡「俺にどうしろと」
こなた「割引券とタダ券も入ってるから、私のバイト先来て欲しいなーって」
八幡「そのこころは?」
こなた「ご主人様を1人連れて来たら時給がup」
八幡「……」グッ
こなた「あーーん!破こうとしないでぇぇぇ」
41 = 40 :
八幡「一応きくけど」
42 = 40 :
こなた「なぁに?」
八幡「ご主人様ってのは……何だ」
こなた「そりゃ勿論、そういうお店ですよぉご主人様」ニコッ
八幡「……」グッ
こなた「だから破こうとしないでーぇ!」
43 = 40 :
鶏はコレでおなしゃす
ちょいと飯れす
44 :
おう、ワイが代わりに飯食っとくから続きはよ
45 = 38 :
何もかも上手い事回ってるな
こなたさんのコミュ力ぱねぇ
46 = 40 :
八幡「そもそもだが、俺達あって1日と経ってないぞ?打ち解けすぎだろお前等。逆に怖いわ」
八幡(総武でもいなかったぞお前等みたいなのは!)
こなた「んー。逆にさ、打ち解けすぎるのは悪い事かなぁ?」
八幡「……だって他人同士だぞ?考えてる事も分からないのに疑心暗鬼にならないはずが無いだろ」
八幡(所詮は他人同士の集まりだ。学校だけじゃない、世間の至る所がそうだ。大学にしろ会社にしろ、お互いを探り合い、疑り合って、偽りの笑顔と言葉で自分個人を守る。そんな奴等の集まりだ)
八幡「だから俺は…」
こなた「…」
八幡(そんな現実が嫌で、背を向けた。『専業主夫』になることで絶対安全な場所、誰も疑わなくて済む、自分の家に身を置いていたかった)
八幡(戦う事すら怖れて)
八幡「……」
みゆき「……戦う事は、偉いことじゃありませんよ比企谷さん」
47 = 40 :
八幡「!?」
みゆき「逃げたって良いんです。逃げたって先に進めますから」
こなた「あー!私が言おうとしてたのにー!」
つかさ「うぅぅ、私の出番も無いよぅ」
かがみ「……全部みゆきに持ってかれたわね」
みゆき「えっへん。たまには私だって前に出ますからねっ」
八幡「え、あ…?お前等…」
こなた「ハイすとーっぷ!シット!続きは私のお店に来てからにしてよねー」
八幡「行くのは決定事項なのかよ……」
八幡「じゃあ俺ん家、ここだから」
こなた「あいあーい。また明日ねーん」
かがみ「明日は土曜日よ」
こなた「だから私のお店!ねっ!」
つかさ「ここがは、比企谷君のお家なんだねぇ。えへへ、得しちゃったかも」
八幡(やめろよそういうちょっと期待しちゃう台詞。俺勘違いしちゃうだろうが!)
みゆき「では、明日の朝。ここで待ち合わせにしましょうか」
48 = 40 :
八幡「は?」
こなた「おぉぉぉみゆきさん今回は一段とアグレッシヴだねぇいいよぉいいよぉ!!」
みゆき「えっへん」タユン
八幡「」ジー<⚫︎><⚫︎>
みゆき「…?比企谷さん?」
八幡「お、おうなんでもないぞ」アセッ
かがみ「……えっち」ジトー
八幡「うっ、うるせぇな。俺だって男の子なの!!」
みゆき「?」
八幡「……これは狙ってるのか?」
こなた「みゆきさんは素でこうなんだよー。男子なら絶対ほっとかないよね!」
八幡「……もうなんかよくわからん」
つかさ「じゃあh、比企谷君!」
八幡「もう八幡でいいっての。さっきから気になって仕方が無い……てか学校では八幡君って呼んでただろ」
つかさ「…!八幡君!」パァァ
八幡(戸塚と同じ匂いを感じる)
こなた「フラグ建て乙」
八幡「わけわかめだぜ」
49 = 40 :
「あ、お兄ちゃーん」
八幡「ん?小町、今帰りか?どうだった転校初日は」
小町「うーん、まぁぼちぼちかなぁ。やけに男子が話しかけて来たけど」
八幡「ちょっと金属バット買ってくるわ。ちょっとだけ(言い寄る)虫共を潰してくるだけだから」
小町「こらこらこらこら!……まったくもー。おや?そちらは?」
こなた「?」
小町「」
小町「お兄ちゃん…シスコンだけじゃなくてロリコンだったなんて……っ!」ウルッ
こなた「初対面で失礼だなこのおにゃのこは……まぁ慣れたけどさぁ」
八幡「こいつら皆同じクラスの連中だ。そこのツンデレツインテール以外は」
かがみ「誰がツンデレツインテールだっ!」ガー‼︎
八幡「そうだって泉が」
こなた「てへっ☆」
かがみ「フンッ!」ポカッ
こなた「あいたぁー!?」ズキズキ
50 :
小町「そんな…ッ、お兄ちゃんがお友達を、しかも女の人を、それも複数人家に連れて来るなんてっっ!そんな悪い男に育てた覚えはないよお兄ちゃん!!」
八幡「だぁらっしゃい!」ビシィッ
小町「あたーーっ!?」ジンジン
八幡「俺はお前に育てられた覚えもなければ悪い男に育った覚えもない」
こなた「いやー意外と悪い男かもよー」
八幡「…」スッ
こなた「じゃーまた明日ねーん!!」イソイソ
八幡「おう。……おう?」
こなた「んー?なに?寂しくなったのかね少年よ」
八幡「俺ん家の真横にある家に入ろうとしてんだからそらビビるわ」
こなた「だってここウチだし、ほら泉」
八幡「」
こなた「月曜日から一緒に登校しようねーん♪じゃあノシ~」ウインク
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