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元スレ瑞鶴「目標、母港執務室の提督……と翔鶴姉ぇ!」
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瑞鶴はより甘えん坊にしたくなる
翔鶴さんは妹依存が薄くなる
……これもきっと仕様ですゴメンナサイ
よろしければまたお付き合いください
翔鶴さんは妹依存が薄くなる
……これもきっと仕様ですゴメンナサイ
よろしければまたお付き合いください
おつおつ
潜水派遣はクリアしたけど空母強襲の遠征はまだnewのマークがついたままだわ…ww
潜水派遣はクリアしたけど空母強襲の遠征はまだnewのマークがついたままだわ…ww
・・-・・翔鶴ト提督3・・・
提督「なあ翔鶴、機嫌を直してくれよ」
翔鶴「なんの事だかわかりません」プイッ
提督「そろそろお茶の時間にしようと思うんだが……」
翔鶴「たまにはご自身でお淹れになったらいかがでしょうか」ツーン
提督「参ったな。俺は、翔鶴が淹れてくれたお茶がどうしても飲みたいんだよ」
翔鶴「う……」チラッ
提督「ダメかな」
翔鶴「……提督は、瑞鶴に少し甘すぎではありませんか?」チラリ
提督「そうか?」
翔鶴「……私だって、構ってくれないと不貞腐れるぞぉー……」ボソボソ
提督「………………」
ナデナデ
翔鶴「あっ……!」
提督「なんだか久しぶりに翔鶴の本音を聞けた気がするよ」ナデナデ
翔鶴「べ、別にそんなことは」
提督「翔鶴も、瑞鶴みたいにもっと言いたいことは言っていいんだぞ」
翔鶴「で、でも。私は瑞鶴の姉ですし」ヒショカンダシ
提督「二人は見た目こそ違うけどとても良く似てる。双子と言ってもいいくらいだ。でも、姉と妹だと感じる部分はやっぱりあるんだよ」
翔鶴「………………」
提督「なんて言うのかな。末っ子とお姉ちゃんの違い、かな? 瑞鶴は無意識だろうけど甘えたがりで、翔鶴はお姉ちゃんだから我慢しなきゃいけない、みたいな」
提督「末っ子は上の人達に甘えたがるもの。でも、お姉ちゃんだって甘えたっていいんだよ」ナデナデ
翔鶴「………………」
提督「どうかな」
翔鶴「じゃ、じゃあ……」
提督「?」
翔鶴「も、もっと……頭、撫でてください」
提督「おうともさ」ナデナデ
翔鶴「あと……ぎゅって抱きしめてくれなきゃ……ヤダ」
提督「はいはい」ギュウッ
翔鶴「はいは一回でいいです」
提督「はい」ニコニコ
翔鶴さんだって甘えたいのです
明日は趣向を変えて扶桑姉妹がメイン回です
MMDの姉妹見てたら書き進めていた 反省はしていない
よろしければまたお付き合いください
美人っていうのは、扶桑姉妹のためにある言葉だと思うんだ
MMDの姉妹見てたら書き進めていた 反省はしていない
よろしければまたお付き合いください
美人っていうのは、扶桑姉妹のためにある言葉だと思うんだ
その後物陰からつぶやく「翔鶴ねぇ…うぅ…」という声が聞こえたり聞こえなかったり
ちょっと独自解釈を多めに含む部分があるのでご注意ください
--------------------------------------------------------
・・-・・ワレラ戦艦ニアラズ・・・
瑞鶴「ねえ提督さん。どうしてここには戦艦が扶桑さんと山城さんしかいないの?」
提督「うん? それは単純に他の艦娘がまだこの鎮守府に来てないってだけだが」
瑞鶴「んーでもさ。建造とか全然やってないよね」
提督「戦艦は作るのにも維持するのにもたくさん資源を食うんだよ」
瑞鶴「それは分かるけどさ―」
提督「あとは……そうだな。約束したからってのもあるかな」
瑞鶴「やくそく?」
提督「ああ。誰にも負けないくらい立派な戦果をあげさせてやるってな」
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・・-・・ワレラ戦艦ニアラズ・・・
瑞鶴「ねえ提督さん。どうしてここには戦艦が扶桑さんと山城さんしかいないの?」
提督「うん? それは単純に他の艦娘がまだこの鎮守府に来てないってだけだが」
瑞鶴「んーでもさ。建造とか全然やってないよね」
提督「戦艦は作るのにも維持するのにもたくさん資源を食うんだよ」
瑞鶴「それは分かるけどさ―」
提督「あとは……そうだな。約束したからってのもあるかな」
瑞鶴「やくそく?」
提督「ああ。誰にも負けないくらい立派な戦果をあげさせてやるってな」
・・-・・・・-・・・・-・・
提督『扶桑型の廃棄ですって?』
上司『ああ。あちこちに不備を抱えすぎていてな。改修のたびにドック入りを余儀なくされる。とても運用どころじゃない』
提督『ですが、改修したからには問題は是正されるのでは』
上司『そう思うだろう? 実際は新たな問題が出てくるの繰り返しだ……このままでは対地任務ならともかく、対艦となるととても戦闘どころではない。割に合わないのだよ』
提督『しかし、それは彼女たちにとってあまりにも……』
上司『では、無理やり出撃させて死場を用意するかね? それならばいっそ彼女達を解体し資源を再利用した方がはるかに"役に立つ"。と言うのが上の意向だ』
提督『………………』
上司『君の言いたいことはわかる。しかし我々は慈善団体ではないし、働けない船を置いておくほど平和な時勢でもないのだ。それは前線に出ている君ならわかるだろう』
提督『……では、うちに下さい』
上司『はぁ?』
提督『うちの艦隊は現在戦艦が一隻もいません。更には母港にも大幅な余裕があります』
上司『し、しかしだな……。話を聞いていたのかね? あの船は誰がどう扱おうと欠陥を抱えているんだぞ?』
提督『もちろん理解しています。……どうせ私の所はトップにそっぽを向かれた窓際です。欠陥戦艦の一隻や二隻いても問題はないでしょう?』
上司『……私は君のことは誰よりも評価しているんだがなあ』
提督『ありがとうございます。では、こうしましょう。上層部の手を煩わせるのもあれなので、処置については私に一任させるというのは』
上司『………………』
提督『上は余計な手間を省くことが出来て幸せ。私も戦艦を入手できて幸せ。どうです、双方に悪い点なんてないでしょう?』
上司『本気かね?』
提督『ええ、それはもう。運用についても一案ありましてね……上手くいったら報告書を持ってきますよ』
上司『……わかった。裏で手配しておくから好きにしたまえ。ただし、毎度のことながら表立った支援はできないし万一の責任は一切負わないからな』
提督『はっ!』
扶桑『――はぁ。空はあんなに青いのに。私の心は雨模様』
山城『姉さま……私たちは』
扶桑『いいの。私達は"不幸型"。向こう側でも言われていたことでしょう? 何も変わらないわ』
山城『で、でも……!』
扶桑『そうね。本音を言わせてもらえるなら、やっぱり征くなら今度こそ敵と刺し違えたい。例え負けることになっても主砲を撃ち交わしてみたい』
扶桑『そして次生まれてくるときは……貝になりたいわぁ。そうしたら、誰にも迷惑をかけることがないもの』
山城『姉さま……!!』
扶桑『……今日も、本当にいい天気ね。恨めしいくらいの、いい天気』
提督『……あー、取り込み中のところ済まないんだが、いいかな』
山城『ッ!!』
扶桑『……いよいよ、なんですね?』
提督『何がいよいよかはあえて聞きはしないが、とりあえずこれを渡しに来たんだ』
扶桑『手紙……いえ、辞令ですか?』
提督『そして読んでもらう前に問いたい。扶桑、山城。君たちは戦いたいか?』
扶桑『えっ……?』
山城『ちょっとあなた! 急に何なんですか。あなたまで私と扶桑姉さまのことを馬鹿にしに来たんですか!?
私の事はともかく、扶桑姉さまを侮辱することは許しませんよ!』
提督『質問をしているのは私の方なんだがなぁ。で、どうなんだ。やる気はあるか?』
山城『だ、だから……!』
扶桑『山城、落ち着きなさい』
山城『姉さま!』
扶桑『……妹の非礼をお詫びいたします』
提督『いや、気にしないでくれ。急にこんな話題を、しかも初対面の人間がしたんだ。無理もない』
扶桑『ありがとうございます。改めて、質問への回答ですが……正直に申し上げまして半々です』
提督『半々?』
扶桑『はい。私達は戦艦。敵と対峙し砲を撃ちあって勝利する。これは魂に刻まれた欲求でもあります』
扶桑『しかし私達は欠陥品。存在自体が多くの方に迷惑をかけるならば、武人として潔く身を引くことも辞しません』
扶桑『この二つの思いが……心の中を埋め尽くしています』
提督『……では質問を変えようか。もし、君たちが欠陥品でなくなったらどうかな。元気で万全であれば、敵と戦うことに躊躇は?』
山城『そんなの、あるわけないじゃないですか! この身体が人並であれば、私も、扶桑姉さまも、誰にも負ける気はありません!』
扶桑『山城……』
山城『私たちだって、本当は戦いたいんです。扶桑型戦艦此処にありと胸を張って生きたいんです! いつまでもドックにいてばかりの虚弱無駄飯喰らい扱いだなんて、もうたくさん……!!』ポロポロ
扶桑『山城……!』ギュウッ
提督『――わかった。君たちの覚悟はしかと聞かせてもらった。その思いに嘘偽りがないというのであれば、渡した辞令を読んでほしい』
扶桑『…………これは?』
提督『本日を以って、扶桑・山城の両名は我が鎮守府へ転属。私の指揮下に入ってもらう』
扶桑・山城『?!』
提督『同時にドックでの大改装を受けてもらうぞ。その結果ちょっと戦艦としての本来の尊厳はなくなってしまうかもしれないが……望み通り、戦場に出してやる』
提督『そして、誰にも負けないくらい―――扶桑型戦艦此処にありと誇れる立派な戦果をあげさせてやる!』
・・-・・・・-・・・・-・・
提督「――まあ、そういう事があったんだよ」
瑞鶴「ふぅーん。なんか提督さん、カッコつけすぎじゃない?」ハナシ モッテル?
提督「そんな事はないと思うが」モッテナイ!
瑞鶴「ま、だからこそ今の扶桑さんと山城さんがいるのかもね。あんな元気な二人、見たことないもん」
提督「確か今日は二人を中心とした艦隊で演習に出てたはずだ。今頃派手にやってるんじゃないかな」
瑞鶴「……そうだっけ?」アレ?
提督「おいおいしっかりしてくれよ。翔鶴が出撃するから代わりに秘書艦やりたいって言ったのは瑞鶴だろう」
瑞鶴「あ、あははーははっ。あ、提督さんいっぱい話して喉乾いたよね?! 瑞鶴お茶いれてくる―!」ピューン
提督「やれやれ……。さて、あの二人は頑張ってるかな?」
偵察妖精『演習艦隊発見! 戦艦ニ・巡洋艦ニ・駆逐艦ニ。駆逐艦を先頭に複縦陣で航行中!』
扶桑「来たわね。山城」
山城「はい。扶桑姉さま」
扶桑「……やっぱり、まだ慣れないわね。この甲板は」
山城「砲火力も三分の二になりましたからね。身体が軽くなったのは嬉しいけれど……」
扶桑「でも、不幸じゃないわ。不幸とはもう……」
偵察妖精『演習艦、こちらに気づきました!』
扶桑「っ。まだ距離は十二分にあります。体勢を整えられる前にこちらから先にしかけます。山城!」
山城「水攻晴嵐、全機発艦! 相手に空母はいません。全弾命中を心得なさい!」
グオォォォォォォーン!! ズンッ……ズンッ……
偵察妖精『駆逐及び戦艦一に撃沈判定! 更に戦艦一にも中破判定出ました!』
扶桑「還ってきたら十分に労いましょう。続いて砲門を開きます。照準は中破戦艦。駆逐隊のみなさんも、射程に入り次第砲雷撃戦を開始してください」
偵察妖精『戦艦の発砲煙を確認! 彼我の距離、二○! 照準修正一番、着弾一〇〇下げ! 二番、着弾ニ〇〇上げ!』
扶桑「行きますよ。山城」
山城「はい、扶桑姉さま!」
扶桑「(――サヨウナラ、不幸型の私。私はもう不幸とは言わないわ。山城のためにも、あの人のためにも、絶対に……!)」
扶桑・山城「全砲門、撃ぇ!!!」
・・-・・・・-・・・・-・・
上司『扶桑型戦艦は廃艦?』
提督『はい。確かに扶桑・山城の両戦艦は廃艦となりました。書類上からも抹消して頂いて結構です』
上司『そうか……結局潰したというわけか。で、その反対側に持ってるのは何だね?』
提督『おっと。これはこれは。実は今回新しい艦種を実装しましてね。登録の手続きをと』
上司『……これは屁理屈か天の邪鬼というのではないかね?』
提督『まあまあ。少なくとも上層部の言っていた"戦艦"ではありませんから』
その書類には、廃艦となったはずの戦艦扶桑・山城の名前が記されていた。
ただし頭にはもう二文字。"航空"と付いている。
――航空戦艦。
史実では伊勢型のみが試みられた低速戦艦の新たなる可能性。
己の主砲射程をはるかに上回る距離からの水上機による先制航空攻撃。
攻撃後の弾着観測を担うことによっての砲撃命中率向上と合わせた航砲立体攻撃である。
大改装に合わせて問題とされていた不備は妖精たちの手により徹底的に改修された。
最も、その改装に伴って膨大な資源を消費し、しばし鎮守府が機能不全に陥ったと言うのは余談であり蛇足であろう。
もはや、彼女たちを虚弱・ドック暮らしの無駄飯喰らいなどと蔑む者はいない。
何故ならば、大海原を翔けるその姿は、今までとまるで違うのだから。
晴嵐作れないジャンとか、伊401は? などなどあると思いますが、仕様ということで一つ
扶桑姉妹への愛で納得いただければ幸いです
続きというよりは、今現在の扶桑さんを一本夜に投下します
扶桑姉妹への愛で納得いただければ幸いです
続きというよりは、今現在の扶桑さんを一本夜に投下します
・・-・・扶桑ト提督1・・・
扶桑「提督、只今帰還いたしました……」ボロボロ
提督「おかえり扶桑。出撃任務ご苦労様。ずいぶんと派手にやられたようだな」
扶桑「えぇ……敵の攻撃が私に集中したもので」ワタシダケ タイハデス
提督「戦果はどうだった?」
扶桑「海域の制圧はほぼ完了しました。散発的な襲撃は続くと思いますが、輸送船団の航行も可能かと」
提督「うん。これで資源の問題が少しでも良くなるといいが……まあ、それはいい」
扶桑「?」
提督「その状態の扶桑に問うことではないかもしれないが、どうだ? 戦うということは」
扶桑「……正直に申し上げますと、攻撃を受ければ痛いですし、被害が自分や山城に集中して落ち込むことも多々あります」
扶桑「でも、やっぱり私は今の方が幸せです。生きること、戦えることが素晴らしいと実感しています」
提督「そうか。俺は、約束を守れてるかな?」
扶桑「はい。山城共々、提督には御恩と感謝の念に堪えません」
提督「ただ力を貸しただけだよ」
扶桑「それでも、です」
提督「……わかった。これからもどうか力を貸してほしい。それと、入渠も忘れずにな」
扶桑「はい。……例えこの身が朽ち果てようと、我が命、常に提督と共に」
瑞鶴「………………」←何人も割り込めぬ雰囲気にどうしようと戸惑っている人
山城「………………」←愛しの姉さまを独占され嫉妬しつつも、嬉しそうな姉を前にビミョウな心境の人
加古「………………」←早く執務室のソファーかベッドで寝たいなあと半ば夢うつつな人
私たちは、空気が読める艦娘です たぶん きっと Maybe...
山城さんに『私の出番は?』と踏んづけられたので投下
・・-・・山城ト提督1・・・
瑞鶴「さーて、今日のお茶はなにかなー?」
翔鶴「もう瑞鶴ったら。本当に執務室をなんだと思っているの?」
瑞鶴「えへへー。そこは気にちゃダメだよ翔鶴姉ぇ」
翔鶴「まったくもぅ……あら?」ナカカラ コエガ
『―――――!』
『――――――』
瑞鶴「あれ、誰か来てるのかな?」
翔鶴「そう、みたいね」
ガチャッ
山城「――だからぁ。ちゃんと聞いてるんですか提督!」
提督「あ、あぁ……もちろんだとも」
山城「せっかく私が今日の姉さまの麗しさを伝えてるって言うのに。愛が足りないわよ愛が」
提督「だからちゃんと聞いて……」
山城「いいえ! この際だから言わせてもらうけど提督はもうちょっと姉さまに気をかけるべきなの。姉さまを蔑ろにするなんて極刑ものよ」
ぎゃーぎゃー
瑞鶴「ど、どうしたんだろう?」
翔鶴「さ、さぁ……」
・・-・・山城ト提督1・・・
瑞鶴「さーて、今日のお茶はなにかなー?」
翔鶴「もう瑞鶴ったら。本当に執務室をなんだと思っているの?」
瑞鶴「えへへー。そこは気にちゃダメだよ翔鶴姉ぇ」
翔鶴「まったくもぅ……あら?」ナカカラ コエガ
『―――――!』
『――――――』
瑞鶴「あれ、誰か来てるのかな?」
翔鶴「そう、みたいね」
ガチャッ
山城「――だからぁ。ちゃんと聞いてるんですか提督!」
提督「あ、あぁ……もちろんだとも」
山城「せっかく私が今日の姉さまの麗しさを伝えてるって言うのに。愛が足りないわよ愛が」
提督「だからちゃんと聞いて……」
山城「いいえ! この際だから言わせてもらうけど提督はもうちょっと姉さまに気をかけるべきなの。姉さまを蔑ろにするなんて極刑ものよ」
ぎゃーぎゃー
瑞鶴「ど、どうしたんだろう?」
翔鶴「さ、さぁ……」
提督「決してそんな事はないのだが……あ、あぁ翔鶴に瑞鶴! ちょうどいい所に来てくれた!」
瑞鶴「提督さんと山城さん、どうかしたの?」
山城「提督が扶桑姉さまを気にかけないなんて無礼千万なことをしているからお説教しているの」
翔鶴「まぁ」
提督「いや、だからそんな事はしてないって」
山城「いいえ。してました!」
瑞鶴「はーいはいはい。二人とも抑えて、抑えて。ね? それで、そもそもなにが原因なの?」
翔鶴「確かに原因がわからなければなんとも……」
山城「翔鶴ならわかってくれるわよね?! あの扶桑姉さまが無傷で戦場から還ってきたのよ! これはとんでもない事だわ!」
瑞鶴「…………は?」エ、ナニ?
翔鶴「えっと」アー……
山城「確かに私たち扶桑型は航空戦艦になって、不幸だった過去とは決別したわ。でも、戦場に出れば相手あってのもの。被弾することもままあります」
山城「そんな中で! 扶桑姉さまが無傷で! しかも! 敵戦艦を撃沈したのよ! 功績を褒め称えるとともに宴の一つや二つ催すべきなの」ワカル?!
瑞鶴「あーうん……言いたいことはわかったよ……?」
翔鶴「あはは……」
山城「それを提督ったら、よくやってくれた。ゆっくり休んで疲れを取ってくれ。って。さらりと流し過ぎじゃないかしら」
提督「わ、わかったよ。じゃあ今晩でも扶桑と二人話でも……」
山城「いいえ。扶桑姉さまと二人きりになど私がさせません。って言うか提督、私も無傷だったんですけど?」ホメタタエナサイヨ
提督「」
山城「わ・た・し・も、無傷だったんですけれど??」チャントミテル?
瑞鶴「……ねえ、翔鶴姉ぇ」
翔鶴「な、なに?」
瑞鶴「これってつまりあれかな。嬉しかったの……かな?」
翔鶴「そう、かも」
瑞鶴「どう見ても怒ってるって言うより喜んでるみたいな?」
山城「不幸じゃなくなった私と扶桑姉さまを褒め称えなさいよー」ニコニコ
素直じゃない山城さんはとっても可愛らしいと思います
扶桑姉妹に「幸せです」って言ってもらえるのはなんか一番心にくる感じがするんだよなー
・・-・・鎮守府ノ母・・・
鳳翔「さぁみなさん。参りますよ」
駆逐艦's『はーい!』
瑞鶴「あれ、鳳翔さんだ。何やってるんだろう」
翔鶴「これから近海での練成航海よ。鳳翔さんは駆逐艦の皆の引率なの」
瑞鶴「あーなんだか分かるかも。ついつい頼りたくなるんだよねえ」
翔鶴「鎮守府での食事も頼りっぱなしだし……本当に頭が上がらないわ」
瑞鶴「私もそれなりにはできるつもりだけど、絶対に敵わないと思う」
瑞鶴「(鳳翔さん。ほんわかとした笑顔と女神のような包容力でみんなの人気者。お母さんみたいな人)」
瑞鶴「(提督さんとの付き合いも長く、この鎮守府では翔鶴姉ぇが来るまで一人で航空戦力を担っていたとか)」
瑞鶴「(今では直接戦闘よりも後方支援が主な仕事。あとは、食事や生活面かな)」
瑞鶴「(鳳翔さんのお陰でみんなが元気でいられると言っても過言じゃあないかもね)」
鳳翔「このまま隊列を崩さず、複縦陣で進みますよ。前後の間隔に気をつけてくださいね」
駆逐艦's『はい!』
・・-・・・・-・・・・-・・
瑞鶴「……あ、なんだか甘ーいいい匂いがする。それに食堂が賑やかだなぁ」
ワイワイ
瑞鶴「?」ヒョコッ
白露「ほーしょーさん、あたし一番おっきいのがいいなー!」
夕立「白露ばっかりずるいっぽい! 夕立もおっきいのがいいっぽい」
川内「ホットケーキと!」
那珂「聞いて!!」
神通「あ、あのっ……」オドオド
鳳翔「ふふふっ。みんなちゃんと大きなホットケーキですよ」
深雪「鳳翔さん! クリームとシロップは好きにかけてもいい?!」
鳳翔「あまりたくさんかけ過ぎてはいけませんよ」
村雨「はいはーい。それじゃあこの村雨さんが、間宮さんで買ったとっておきのアイスクリーム(大)も進呈しちゃいまーす」
わあぁぁぁぁぁぁ!!
鳳翔「あらあら。あまり食べ過ぎたらお夕飯が食べられなくなっちゃうから気をつけるんですよ」
はーいッ!!
瑞鶴「うっはー。みんな元気だなあ」イイナー
鳳翔「あら? 瑞鶴さんもいかがですか」タクサンツクリマシタノデ
瑞鶴「うんっ。いつもいつもありがとう鳳翔さん」
鳳翔「いえいえそんな。私では皆さんのようにお役に立てないので、こんな形でしかお手伝いできませんけど……」
瑞鶴「そんなことないよ! 鳳翔さんが美味しいご飯を作ってくれるからみんな頑張れるんだもん。感謝してもしきれないよ」
鳳翔「あらあら。うふふっ。私でも皆さんのお役に立てるのなら、嬉しいですね」
瑞鶴「あれ、鳳翔さん。そっちのお皿のは?」
鳳翔「これは提督と翔鶴さんの分です。これから持って行こうとしてたんですよ」
瑞鶴「あ、じゃあ私が持って行くよ。ちょうど翔鶴姉ぇに用事あるから」
鳳翔「まぁ。ではお願いできますか?」
瑞鶴「うんっ」
瑞鶴「(鳳翔さんの周りには、いつも必ず人が集まる。特に駆逐艦の子たちには本当にお母さんみたいな人なんだろうなあ)」
瑞鶴「(提督さんにも同じような感じだし。……あっちは、お父さん?)」
鳳翔さんは女神
そういやこの鎮守府って赤城・加賀の一航戦はいないんだな(今、レス検索して気づいたけど)
・・-・・鳳翔ト提督1・・・
瑞鶴「(……ん? あそこにいるのは――)」
鳳翔「はい、提督」ドウゾ
提督「ああ。ありがとう鳳翔」
鳳翔「今日は良い月が出ています。それに風も」
提督「月を見ながらちびりと酒を飲むのもまた一興、かな。ほら、鳳翔も」
鳳翔「ありがとうございます。では一献」
提督「わざわざ月がよく見える所を探して縁側を拵えた甲斐があるってもんだ。酒が美味すぎる」
鳳翔「まあ、そんな理由だったんですか?」クスクス
提督「皆の前での建前は、鳳翔たちが洗濯物を干しやすいように、だったかな」
鳳翔「うふふっ」
提督「……これで後はススキの穂と団子があれば、気分は立派な十五夜ってところか」
鳳翔「ふふっ、そうですね。……ふぅ。お酒もたまにはいいものですね。疲れを忘れそうです」
提督「鳳翔には手間ばかりかけさせてしまうな。申し訳ない」
鳳翔「いいえ。全く苦ではありませんよ。むしろ私のような旧式艦では戦場でお役に立てませんから。適材適所でしょう」
提督「鳳翔が旧式なら、俺なんかとっくに廃艦処分だな」
鳳翔「またご冗談を。謙遜のし過ぎはいけませんよ」サ、モウヒトツドウゾ
提督「いやはや。本当に鳳翔には敵わないな」
鳳翔「……提督。私は私の出来る事を精一杯頑張ります。ですから、これからもお側に居させてくださいね」
提督「もちろん。こちらこそ頼りにしているよ。鳳翔」
瑞鶴「(……邪魔しないでおこうっと)」ソーット……
この雰囲気だけは壊しちゃいけないと察した瑞鶴でした
本日は以上です
また平日が始まるのでペース落ちますが……
よろしければまたお付き合いください
また平日が始まるのでペース落ちますが……
よろしければまたお付き合いください
おつ~
無理にいろんな娘出さなくても主の好きなようにやってええんやで
無理にいろんな娘出さなくても主の好きなようにやってええんやで
【悲報】翔鶴の誕生日(?)をすっぽかした結果…………
・・-・・誕生日1・・・
翔鶴「提督は立派な方です」ニコニコ
翔鶴「常に私たちを導いてくれます」ニコニ
翔鶴「そんな提督に私たちは感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません」ニコ
翔鶴「だから……」ニ
翔鶴「私の誕生日を忘れたなんてこと、ありませんよね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督「」←簀巻き宙吊り
翔鶴「6月1日……昨日ですよ?」
提督「言い訳というか、純粋な疑問を言わせてくれ」
翔鶴「許可します」
提督「そもそもの誕生日なら起工日たる12月12日なんじゃないのか?」
提督「いや、それとも竣工日の8月8日なのか?」
翔鶴「………………」
提督「翔鶴?」
翔鶴「……全部祝ってくれてもいいじゃないですか」プクー
ちなみに沈没は6月19日
・・-・・誕生日1・・・
翔鶴「提督は立派な方です」ニコニコ
翔鶴「常に私たちを導いてくれます」ニコニ
翔鶴「そんな提督に私たちは感謝と尊敬の念を抱かずにはいられません」ニコ
翔鶴「だから……」ニ
翔鶴「私の誕生日を忘れたなんてこと、ありませんよね?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
提督「」←簀巻き宙吊り
翔鶴「6月1日……昨日ですよ?」
提督「言い訳というか、純粋な疑問を言わせてくれ」
翔鶴「許可します」
提督「そもそもの誕生日なら起工日たる12月12日なんじゃないのか?」
提督「いや、それとも竣工日の8月8日なのか?」
翔鶴「………………」
提督「翔鶴?」
翔鶴「……全部祝ってくれてもいいじゃないですか」プクー
ちなみに沈没は6月19日
・・-・・誕生日2・・・
鳳翔「そうですねぇ。人によって解釈が変わってしまうので決定的なことは言えないのですが……」←ほろ酔いLv.5
鳳翔「起工日というのは人間で言うと受s 提督「これ以上はいけない!」
鳳翔「進水日が誕生日で、竣工日が一人前になった日、でしょうかね?」
鳳翔「あ、それとも竣工日というのは処j 提督「鳳翔ー!!」
鳳翔「あらあらぁ? 私、なにか変なことを口にしてしまいましたか?」ウフフ
提督「いかん。つい鳳翔に酒を飲ませすぎてしまった……」
鳳翔「ちなみに提督、私の誕生日などはもちろんご存知ですよね?」ジー
提督「も、もちろんだとも」ウン
鳳翔「ふふふっ」ニコニコ
このお話はフィクションです
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