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元スレ瑞鶴「目標、母港執務室の提督……と翔鶴姉ぇ!」
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提督「これまでは瑞鶴に存在を知られただけでなあなあで濁してきたが、事ここに至っては話すより他がなくなった。かと言って、瑞鶴が悪いというわけでもない。そこは安心してくれ」
瑞鶴「……つまり、本当なら知っちゃいけないはずなのに、私が知っちゃったからって……こと?」
提督「端的に言えばそうなる。でもそれについて瑞鶴を責めることはしないさ。完全の俺の落ち度だ」
瑞鶴「あの、なんか危ないことだったら瑞鶴もう詮索しないけど……」
提督「悔恨は残さない方がいい。それにやっぱりあいつらの事を知りたいんだろう? だから他言無用でその真実を明かそうと思ってな。ここにいる皆には、今回のような事があった場合には打ち明けることを同意してもらっている」
鳳翔「はい」
神通「……はい」
吹雪「はいっ」
翔鶴「はい」
瑞鶴「(ゴクッ……)」
提督「さきに結論だけ言うと、所属しているのは空母・駆逐艦がそれぞれ三名だ」
提督「名前はそれぞれ――――雲龍、天城、葛城、冬月、夏月、花月と言う。伝え聞く限り、瑞鶴なら知らない名前じゃあ無いはずだ」
……
…………
………………
提督『あれは、翔鶴がこの鎮守府に来てまだすぐの頃』
提督『練度の低かった翔鶴の訓練目的で、今ここにいるメンバーである鳳翔、神通、吹雪、そして翔鶴の四人で鎮守府近海へ出たんだ』
提督『俺は母船から指示を出して、翔鶴たちがそれに沿って訓練をするという単純なものだったんだが――』
・・-・・・・-・・・・-・・
提督「よしっ。訓練一旦やめ。合流してくれ」
翔鶴「はぁっ、はぁっ……!」
提督「お疲れさま翔鶴。どうだ、うちの主力航空隊は」
翔鶴「さ、さすがは鳳翔さんですね……。数は少ないものの、一機一機の練度がとても高く、避けるのに精一杯で反撃ができませんでした」
提督「避けたと言っても、甘く見積もって爆弾命中が6、魚雷が4って所か……良くて大破、或いは」
翔鶴「撃沈、ですか……」
提督「練度の差が大きいのもそうだが、何より翔鶴の場合は回避の際どうしても動きが単調になるな。それだと相手に当ててくれと言ってるようなものだし、次の動きを簡単に見破られるぞ」
翔鶴「は、はい!」
鳳翔「例えば、右・左と転舵を繰り返すだけよりも、その中に右・左と見せかけた右やその逆を入れるだけでも有効ですよ」
翔鶴「な、なるほど……?」
鳳翔「一番有効なのは対空戦の前に如何に直掩隊で阻止するか、なんですけれどね」
提督「じゃあ、一旦休憩の後に今度は相互連携射撃訓練をしよう。護衛の駆逐艦や巡洋艦と対空砲の網を作って、効率よく撃破する訓練だ」
翔鶴「はい!」
鳳翔「ふふっ。頑張りましょうね――あら?」
提督『一休みしてから次の訓練を行おうとしたちょうどその時、念のためにと付近を哨戒させていた偵察機から鳳翔に連絡が入ったんだ』
提督『いくら近海と言っても、深海棲艦が現れないとも限らないからな』
提督『それはそれである程度織り込み済みだったんだが……』
鳳翔「どうしました……えぇっ?! それで、数は……えぇ……うん……ありがとう。 提督、敵です」
翔鶴「?!」
吹雪「っ」
神通「………………」ピクッ
提督「発見されたか。それで、数は?」
鳳翔「そ、それが……空母ヲ級及び駆逐ニ級と見られる艦影各3。そのいずれも改装型の恐れが強く、更に黄色乃至青色のオーラを纏っているとの事です!」
提督「空母だとぉ?! そんな、この近海ではこれまで確認されなかったはずだ。何故こんな所に……いやそれよりも改にオーラ付きだと? マズイな……」
鳳翔「意見具申。現状の戦力では圧倒的に不利です。直ちに後退して扶桑さんたちと合流すべきです」
提督「当然だ。ただちに訓練を中断して引き返す。神通、吹雪! 敵襲だ、ここは一旦戻るぞ!」
吹雪「は、はい!」
鳳翔「て、提督! 敵は艦載機を発艦させているそうです。それを最期に偵察機からの連絡が……途絶えました」
提督「くそっ何もかもが後手か。て言うかいつの間に見つかっていたのか……? こうなりゃぶっつけ本番だ。二人とも、ただちに直掩機をあげろ。翔鶴の方が数は多いから中高度で待機。鳳翔隊は雷撃阻止で低空待機せよ。急ぐんだ」
翔鶴・鳳翔『はい!』
提督「直掩機を上げたら続いて攻撃機をだせ。敵の位置がわからんがどうせもうすぐ見えるだろう。無理に沈めることを考えるな。損害を与えて追い払えればそれでいい」
提督「神通と吹雪は、翔鶴・鳳翔の間で左右に展開。輪形陣には程遠いがどちらにも対応できるように見張りを厳とせよ」
神通「了解!」
提督「それと神通! 敵艦が見えても絶対に一人で突っ込むなよ。今は夜じゃないし逃げるのが最優先だ」
神通「それは……私の性格からすると約束できるかわかりませんね」
提督『もちろんあれは神通なりの、場の緊張をほぐすための冗談だというのは分かってた』
提督『普段は少々頼りなさ気だけど、いざ戦闘となると性格が反転したかのように勇猛果敢になるからなあ』
提督『傍らでは翔鶴と鳳翔による航空機の発艦が行われていたが、ここでもやはり練度の差が顕著にでていた』
提督『時よりモタつく翔鶴と、一度に小隊ごと発艦させる鳳翔。準備が整った頃には、すでに空の彼方にはゴマ粒のような大群が見えてたんだ』
提督『空母三隻からなる攻撃機の大群……とまあとにかく、圧倒的な劣勢下で俺達は戦闘を始めたわけだが……』
鳳翔「じ、上空直掩機、全滅?! 敵は戦闘機のみの制空戦闘を行っています!」
翔鶴「攻撃機、大半が撃ち落とされて損害が与えられません!」
提督「くそっ! なぶり殺しにでもするつもりか……?!」
提督『飛んできた攻撃機は全てが戦闘機だった。多勢に無勢で瞬く間にエアカバーを潰されて、俺達の上にはヤツらの飛行機が取り巻くように飛んでいた』
提督『ご丁寧に、対空砲が届かないギリギリの辺りでな』
提督『その間に距離を詰めてきたヤツらの姿がはっきりと目に入ってきたよ』
提督『空母と駆逐艦だけといえば聞こえはいいが、鳳翔の話通り全員が黄色以上のオーラ持ち』
提督『こっちはいくら練度が高くても軽巡と軽空母、そして駆逐艦がそれぞれ1』
提督『唯一の正規空母は練成中、そして航空隊は壊滅状態と……まあとっくに詰んでいたわけだ』
提督「……これまで、か」
提督『この時、誰もが自分の天命を悟ったんだと思う』
提督『だからこそ皆は、いつもと変わらぬ様子で俺に問いかけてきた』
神通「――――提督、提督はどうかお逃げください。殿はこの神通が努めます」
吹雪「私も残ります。一人でも多く道連れにしてやるんだから!」
提督「神通、吹雪……し、しかし」
鳳翔「そうですね。旧式空母といえど武装はあります。提督が逃げ果せるまでの時間稼ぎくらいはできましょう」
翔鶴「私も……不本意ですが敵の攻撃を引きつけるのは得意ですので」
提督「鳳翔、翔鶴まで……!」
鳳翔「提督、指揮官は簡単に命を捨ててはなりません。提督までいなくなったら扶桑さんたちが悲しんでしまいます。一時の感情で判断を誤りませんようお願い致します」
提督「……くそっ!」
提督『鉢巻を締め直す神通、砲や魚雷の確認をする吹雪、そしてわずかに残った矢束を手に持つ鳳翔と翔鶴』
提督『こんな状況下なのに、彼女たちはとても落ち着いていた。まるで魂に刻まれた記憶にならっているかのように』
提督『為す術ももうない……今は手を止めているが、いつ相手が攻撃にきりかえてくるかもわからない』
提督『指揮官として下策中の下策――自らは逃げ、皆に相打ち狙いの突撃を命じるべきか本気で決断しかねていた時だった』
鳳翔「?! ヲ級の一隻がこちらに向かってきます!」
提督「なんだと?」
提督『見れば、青いオーラを纏ったヤツ一人だけが護衛も付けずにこちらに向かってきたんだ』
提督『余裕の現れか、それとも何か意図があるのか……これまでとは全く違う行動に戸惑いを隠せなかったよ』
神通「ッ。提督!」
提督「まだ征くな、神通!」
神通「しかし……!」
提督「よく見ろ。なんだか様子が……おかしいぞ」
吹雪「あ、あれ、あの空母……」
神通「? ……こ、これは!」
提督「総員。行動に移るのはまだ待て。いいか、待つんだぞ」
空母ヲ級「………………」フラリ……フラリ……
提督『近づいてきたヲ級は……満身創痍の状態だったんだ』
提督『先の攻撃で被害を与えたという報告は受けてないから、おそらく元からそうだったのかもしれない』
提督『撃ち落とされた鳳翔の偵察機が報告しなかったのは、特徴的なあの帽子が傘となって上空からでは判別できなかったのだろうな。或いは、伝える前に落とされたのか』
提督『そして、警戒をしたままの神通や吹雪の横を通りぬけ向かった先は、なんと鳳翔のところだったんだ』
提督『もちろん鳳翔も最初は警戒して二三歩後ずさった。だけど、ヲ級が引き止めるかのように手を伸ばした所で……倒れた』
鳳翔「え……?」
提督「鳳翔! 様子を見てくれ。俺もそっちに行く」
神通「て、提督?! 何をなさるおつもりですか!」
提督「なさるも何も俺たちを殺るならとっくにやってるだろう。もしも相手の罠だったら褒め称えながら死んでやるさ」
神通「……もぅ!」
提督『俺の行動に神通は納得がいってないようだったけどな。ラッタルから救命用の小型ボートに乗り換えて倒れているヲ級の下へ行ったんだ』
提督『この時ばかりは、艤装によって身体一つで海に浮くことが出来る艦娘が羨ましく思ったものだよ』
提督「どんな様子だ?」
鳳翔「深海棲艦の事は詳しく解りかねますが……状態を見るにいつ沈んでもおかしくないかと」
提督「どこでこんな傷を……それに、こんな状態になってまでここまでやってきた理由は何なんだろうか。さっぱりわからないな」
鳳翔「あの、どうしますか?」
提督「……さすがに判断がつかないよ」
鳳翔「そう、ですよね」
提督『なんせかんせ前代未聞の事態だ。ただ交戦し沈めるだけだった存在が目的や意志があるかのように近づいてきたんだからな』
提督『血迷いと思われたかもしれないけれど、俺はヲ級を母船に収容することにしたんだ。同時に、戦闘態勢を取ってた全員も同じく引き上げさせた』
提督『当たり前だけど賛成はされなかったよ。吹雪もこの時ばかりは声を荒らげていたっけな。最終的には提督命令でしぶしぶ従って貰う形に……』
提督『初めて触れた敵の肌は……ひんやりとしていたけれど、人間や艦娘のそれと全く同じだったよ。最も頭の帽子みたいなのはヌメヌメしてたけどな』
提督『あと、残った敵についてはなんというか……もう吹っ切れてたんだよな。戦闘には負けたようなものだから煮るなり焼くなり好きにしろ! って』
提督『ただ、向こうも戦いを継続する意志がなかったのか、あれだけ上を飛び回ってた敵機がいつの間にかいなくなってたなんて、この時気づかなかったよ』
吹雪「し、信じられません。今まで戦ってきた敵が、こんな近くで倒れているなんて」
翔鶴「私たちはどうしたらいいんでしょう……?」
神通「……死んでいるんですか?」
提督「いや、まだ息はあるようだ。かすかに胸が上下してる」
神通「………………」
提督『生死だけ確認すると神通はまた警戒に戻ってしまった。残った敵も母船の直ぐ側まで来てたから当然といえば当然だよな』
提督『ただ、ヲ級がこちらにいるからか、向こうも何もしてこなかった。まるで主に仕える従者のようにこちらを見据えたまま佇んでいたんだ』
提督『俺達に深海棲艦をどうにかする術はない。それは母船に乗っている妖精さんに見せても同じこと。どうしたものかと、ただ時間だけが過ぎていく。青かった空も、いつしかオレンジ色へと変わっていた』
空母ヲ級「……ヲ……ヲ」
提督「意識が戻ったか?!」
神吹翔鳳『ッ?!』
提督『意識を取り戻したヲ級に皆が駆け寄った。次の反応を警戒していると、なんと弱々しいながらも人語を介してきたんだ』
空母ヲ級「……ホウ、ショウ……」
鳳翔「えっ?! わ、私の名前……?」
提督「なぜ深海棲艦が鳳翔の名前を」
空母ヲ級「ホウショウ……マタ、アエタ……」
提督「また会えただと? 以前会ったことあるのか?」
鳳翔「私に深海棲艦の知り合いはおりませんが……」
空母ヲ級「……オマエ、ハ……?」
提督「お、俺か? 俺はその、提督だ。ここにいる皆の指揮をとっている」
空母ヲ級「テイトク……タタカウ……シキ、スル」
提督「あぁそうだ」
空母ヲ級「オマエ……タタカイ、デキナイ……コウカイ……スル?」
提督「なんだって? 戦い? 後悔?」
空母ヲ級「ワレラ、タタカウ……デキナイ……クヤシイ、キオク」
提督「……戦えないのが悔しい? それに記憶って、どういうことだ」
空母ヲ級「ホウショウモ……タタカウ、デキナイ……クレ、モエル……」
鳳翔「私が戦う……くれ……呉?」
空母ヲ級「ワレ、ウンリュウ……ウミノムコウ……シズンダ」
提督「……うんりゅう? なんだそれは」
空母ヲ級「アマギ、カツラギ……イモウトタチ……タタカエナイ……クレ、モエタ……」
鳳翔「ッ?!」
提督『ヲ級が名前みたいなものを呟いた途端、突然横にいた鳳翔が飛び跳ねるように後ずさったんだよな。その顔はまさに、お化けでも見たんじゃないかってぐらい驚愕一色に染まっていたんだ』
空母ヲ級「フユツキ……ナツヅキ……ハナヅキ……タタカイ……ムネン……アル」
鳳翔「まさか……まさかまさかまさか、この子たちは―――ッ?!」
提督「ど、どうしたんだ鳳翔?!」
鳳翔「呟いた名前は六隻……そしてここに集まっているのも、六隻……っ! まさか、あなたたち―――」
空母ヲ級「ミンナ、タタカウ……ノゾム……ナカマ、マモル……」
提督『その瞬間に、鳳翔はヲ級を抱きかかえると、ぎゅっと抱きしめたんだ。両目からは、溢れんばかりの涙を零しつつ』
鳳翔「あなたたち……っ……そんな、そんな姿になってまで……戦いたかったっていうの?!」
提督『鳳翔だから知っていること。鳳翔だからこそ知り得たこと。生き残ってしまった者だけがわかること』
提督『それは艦娘にとっての過去。魂に刻み込まれた戦争<<タタカイ>>の記憶』
乙です
マル五計画とマル急計画の艦か。
雲龍以外はいつ実装されますかねー
マル五計画とマル急計画の艦か。
雲龍以外はいつ実装されますかねー
乙
続きが気になってしまう 遠征部隊イレギュラーな存在だったのか
続きが気になってしまう 遠征部隊イレギュラーな存在だったのか
再開ー
ある所に、雲龍型と呼ばれる空母が誕生したそうな。15人ものたくさんの姉妹が生まれるはずだったが、3人目以降は事情により途中放棄だったり中止にされたとか
無事に生まれた三姉妹は名を与えられ、戦うためのフネとしてその時を待ったそうだ
新たな機動部隊を担う中核的な存在として――――だけど……その時は遂にやって来なかったのだ
長女雲龍は、生まれてから半年も経たずして、空母としての役目を果たすことなく輸送任務中に命を落とし……次女の天城と三女の葛城は、もはや動くことすらままならず、ただひたすら敵の攻撃に晒された。そのすぐ側には同じく攻撃に晒された鳳翔と龍鳳―――大鯨がいたという
せっかく空母に生まれたのに。先に逝ってしまった先達たちや、生まれることなく放棄されてしまった妹たちの分まで頑張ろうとしていたのに
現実は載せる飛行機もなく、組める艦隊もなく、動く燃料もない――戦争と、劣勢という存在が、彼女たちから全てを奪っていってしまったのだった
ある所に、雲龍型と呼ばれる空母が誕生したそうな。15人ものたくさんの姉妹が生まれるはずだったが、3人目以降は事情により途中放棄だったり中止にされたとか
無事に生まれた三姉妹は名を与えられ、戦うためのフネとしてその時を待ったそうだ
新たな機動部隊を担う中核的な存在として――――だけど……その時は遂にやって来なかったのだ
長女雲龍は、生まれてから半年も経たずして、空母としての役目を果たすことなく輸送任務中に命を落とし……次女の天城と三女の葛城は、もはや動くことすらままならず、ただひたすら敵の攻撃に晒された。そのすぐ側には同じく攻撃に晒された鳳翔と龍鳳―――大鯨がいたという
せっかく空母に生まれたのに。先に逝ってしまった先達たちや、生まれることなく放棄されてしまった妹たちの分まで頑張ろうとしていたのに
現実は載せる飛行機もなく、組める艦隊もなく、動く燃料もない――戦争と、劣勢という存在が、彼女たちから全てを奪っていってしまったのだった
またある所に、秋月型と呼ばれる駆逐艦が誕生したそうな。
空母を護るための存在として生まれ、たくさんの作戦に参加し、そして各地で散っていった小さな勇者たち
そんな偉大なる姉よりもずっと後に生まれた冬月、夏月、花月も、今は亡き姉たちの勇姿に憧れて意気込んでいたそうな。
でも、現実はどこまでも彼女たちに厳しかった
あまりにも遅すぎた誕生……。もはや護るための空母は既になく、艦隊としての行動をまともにとることなく戦いは終わり……
冬月に至っては参加した作戦で多くの味方を失った。護るべき象徴も失った。何もかも失った
戦い沈むはフネの名誉。だけど戦わずに負けるのは無様以外の何物でもない。
なによりも、こんな状態で生き残っては散っていった先達たちに顔向けできない
どうしてだろう。どうしてこんな事になってしまったのだろう? 自分たちの何が悪かったのだろう?
ただ自分たちは、戦い、護りたかっただけなのに……
……そんな彼女たちの無念や後悔。尊んで丁寧に弔うべき想いを、深海と言う名の重く冷たい闇が喰らってしまったのだ
提督『そして、彼女たちは深海棲艦へと身をやつす。戦いたいという欲求は、かつて護ると誓ったはずだった味方へと向けられることになる――はずだった』
空母ヲ級「ワレラ、タタカイ……ノゾム……ダケド……ワレラ、バケモノ……ナカマノ……テキ」
鳳翔「そんなことない! どんなに姿形が変わっても、忘れるわけないから。私は、覚えているから……っ!」
空母ヲ級「ワレラ……イッショ……?」
鳳翔「一緒です! 今までも、これからも、ずっと一緒です」
空母ヲ級「……ヨカッタ……」キラキラ……
鳳翔「?!」
提督「な、なんだ?」
神通「提督! 残りのヲ級達も……!」
翔鶴「これは……」
吹雪「か、身体が光ってる」
鳳翔「…………ッ!!」
提督『何かを察したらしい鳳翔が、覆いかぶさるようにしてヲ級を抱きしめた』
提督『艦娘は、戦意が高揚するとキラキラ状態になるという。しかし目の前のそれは違って見えた』
提督『言うならばまるで、身体が天に溶けていくような、そんな……』
提督『そんな時、ヲ級が首をこちらに向けたんだ。向けた拍子に頭の帽子がゴロンと外れて、光の粒となって消えていった』
空母ヲ級「テイトク……メイレイ、ホシイ」
提督「め、命令だと?」
空母ヲ級「ワレラ……タタカウ……コンドコソ、ナカマ……マモル」
提督「わ、わかった! 元気になったらいくらでも命令を出してやる。嫌というくらい戦わせてやる!」
空母ヲ級「……やく、そく……」
提督『その瞬間、眩しさが増したと思ったら光の粒がいよいよ空に向かって舞い出したんだ』
提督『浄化――そんな言葉が頭をよぎったよ。深海棲艦は恨みや憎しみ、後悔を糧に生まれると伝え聞くが、それらが浄化された時はきっとこうなるんじゃないかと……』
提督『俺を含めて、その場にいる誰もが目の前の深海棲艦たちが消えてしまうものだと思っていた。だけど、本当の驚きはここからだった』
鳳翔「ッ。て、提督! この子、身体が……」
提督「嘘だろ…。なんだこれは……何が起きてるっていうんだ」
提督『光の粒が天に溶けていく中で、ヲ級の禍々しいくらいに白い肌は徐々に肌色を模し、透き通るような銀髪は色濃く染まっていったのだ』
提督『ここ甲板でも、そして残ったヲ級たちがいた海上でも同じような光景が広がる。深海棲艦が、人へ――艦娘へと蘇ろうとしていた』
提督『まさに前代未聞。こんなこと、目の前で起こってなければ何を言われようが絶対に信じることはできない』
提督『俺達は、ただ呆然と"六人の艦娘"が生まれる瞬間を見ていた。言葉なんて、出るはずもないだろう?』
・・-・・・・-・・・・-・・
提督「――これが、事の顛末。第三艦隊の真実だ」
瑞鶴「う……グスッ……」ポロポロ
翔鶴「瑞鶴は、あの子たちのことを知っているんでしょう? 私は、その時にはもう……」
瑞鶴「わ、わたしも……少ししか、会ったことないし…っ…一緒に、戦ったことも、ないけど……」ポロポロ
瑞鶴「あの子達は……瑞鶴たちの、妹みたいなものだよ……!」グスッ……
提督「何もかもが前例のないことで、全ての深海棲艦が同様になるとも確証はない。故にあいつらの存在は隠し通さなきゃいけないんだ。あいつらのためにも」
翔鶴「深海棲艦は我々の敵。そんな当たり前すぎる常識の中で、艦娘に"戻った"なんて事実が世間に知れたらあの子達がどうなるか……」
提督「どんな騒動になるかわからないっていうのもあるんだが、実はもう一つあるんだよ」
瑞鶴「グスッ……も、もう一つ?」
提督「あぁ。深海棲艦の名残、みたいなのがあるんだ。髪の先端はグラデーションが掛かったように銀色や白になってるし、目の方も……片目だけがその時纏っていたオーラと同じ色をしてる。ヲ級――雲龍たちだけでなく、ヒト型を成してなかった駆逐艦までもだ」
鳳翔「他にも個人差はあるけれど、腕や足の一部に深海棲艦と同じ肌の色が残っているの。妖精さんたちが診てみてもこれらはどうしようもないみたいで……」
瑞鶴「そっか……でも、それでもみんなと会えないのはかわいそうじゃない? せめてこの鎮守府の中だけでも……」
提督「もちろん俺だってそうしたい。でもな、噂なんて何処から出てくるかわからないんだ。一度漏れたら、絶対に隠し切れない。最悪、この鎮守府そのものが危険になってしまう。人間からも、深海棲艦からもだ」
瑞鶴「それは、わかるけど……」
提督「……あと、これは彼女たちたっての願いでもあるんだ」
瑞鶴「そうなの?」
提督「全部ではないが、深海棲艦だった時の記憶が残っているらしいんだ。幸いにしてこっち側の戦力を沈めたことはないらしいが……仲間と思っていた味方から攻撃を受け、同じ深海棲艦からも攻撃を受けていたそうだ」
翔鶴「自分たちはこんな姿だから皆の前に出られない。だけどみんなを助けることはできるから、今はかつて出来なかった事をやらせてほしいって」
鳳翔「戦いが終わったら、今までの戦果をみんなに自慢するんだって言っていましたね」
提督「事実上うちの戦果と家計の大黒柱だからなあ。俺も頭上がらないよ」
瑞鶴「じゃ、じゃあ私たちがあんまり大きな遠征に行かないのは……」
提督「鉢合わせたら困るしな。あとこんな場所が幸いして戦闘も少ない。近場で訓練するくらいだったら調整もできる」
瑞鶴「……なんか、ホントに他所に言えないようなことだね」
提督「だから言っただろう? 下手に嗅ぎ回られたら困るって」
瑞鶴「わかった。じゃあ……私はどうすればいいんだろう。今までどおりでいいのかな?」
提督「そうしてくれ。今までどおりが一番の解決策だ」
瑞鶴「うん。……義妹達のお願いだもんね。お義姉ちゃんが守らないで誰が守るっていうのよ」
……かつて、我らは仲間を守りきれなかった。戦うことが出来なかった。
……でも、だからこそ、今度こそ、絶対に――――――
乙です
ところで雲龍達の遠征で得た資材ってどうやって受け取っているんだ?
それとも自分達で使用しているのかな?
ところで雲龍達の遠征で得た資材ってどうやって受け取っているんだ?
それとも自分達で使用しているのかな?
>>825
わかりました。楽しみにしてます
わかりました。楽しみにしてます
・・-・・アッタカモシレナイ史実<カコ>、アルガママノ未来<コノサキ>・・・
雲龍「瑞鶴姉、烈風ってどうすればうまく飛ばせるの?」トバナイワ
瑞鶴「えぇっ。アンタまだ飛ばせないの? 天城や葛城はちゃんと飛ばせてるってのに」
雲龍「そうは言うけれど、難しいモノは難しいのよね」
天城「雲龍ねぇは何事も大雑把すぎ。これだから火力バカは……」フーヤレヤレ
葛城「でも、確かに烈風は難しいよね。もっと重い流星はボクには遠い未来だなあ」
瑞鶴「アンタ達ねえ。そんなんじゃいつまで経っても栄誉ある一航戦はお預けよ! もっと訓練しなさい訓練を」
鳳翔「瑞鶴さんはこう言ってますが、実は瑞鶴さんも昔彗星や天山を上手く飛ばせなかったのよ?」
瑞鶴「ちょっ?!」
雲龍「なるほど。やっぱり誰でも未熟な頃はある、と」
瑞鶴「私のことはいいの! 今ちゃんと飛ばせるんだから」
天城「それは飛ばせなかったら困ります」
鳳翔「もう何年も前になりますね……翔鶴さんと二人、揃って加賀さんたちにたっぷり絞られていたのは」
葛城「加賀さんと言うのは、あの南雲部隊の……」
鳳翔「ええ。戦闘に対してとても真面目で厳しい方でしたけれど、今の瑞鶴さんを見てわかるように、しっかりと導いてくれたわ」
雲龍「さすがは伝説の一航戦。参考にすべき人たちね」
瑞鶴「ちょちょっと、伝説ってなによ伝説って! 私だって教えるくらいちゃんとできるもん。いい、よぉく見てなさい三人とも。烈風ってのは、こうやって飛ばすの――ッ!!」
………………
…………
……
・・-・・・・-・・・・-・・
雲龍「――さテ。みんな、行くわヨ」
天城「ああ、征こウ雲龍」
葛城「今度は何処にいコうか」ミナミデモイク?
雲龍「ピンポンダッシュはそろそろ飽きたシ……」
天城「だからアレはピンポンダッシュではないト何度……」
雲龍「なら、火事場泥棒?」
天城「……こノ火力馬鹿め」
葛城「あはハはは――――あ、景雲改が遊弋中の機動部隊発見ダって!」
雲龍「なら、次の標的は決まりネ。せっかくだから噴式震電と橘花改を試そうかしラ」
天城「やれやれ……毎度ノ事ながら唐突に決まるナ」
葛城「まあいいじゃナいさ。戦えるのは楽シいよ」
冬月「護衛ならお任せくださイ!」
夏月「……敵機、狩ル」フンスッ
花月「ヨークタウンはよーくたーンと狙うんですヨ。なンてね!」
雲龍「よし、じゃあ第三艦隊第一航空戦隊、出撃すル!」
この子たちに、幸多からんことを……
以上を持って遠征艦隊完結です
それでもって、ある意味イチバン書きたかった事も達成
スレの残りも少なくなってきたし、またのんびり日常編へ……
よろしければまたお付き合いください
次スレはどうするかなぁ
それでもって、ある意味イチバン書きたかった事も達成
スレの残りも少なくなってきたし、またのんびり日常編へ……
よろしければまたお付き合いください
次スレはどうするかなぁ
噴式震電とはまたまたけったいな物を……
さぞかし扱い辛いだろうに
というかこの部隊は新兵装の実験もやってるのかな?
さぞかし扱い辛いだろうに
というかこの部隊は新兵装の実験もやってるのかな?
秋水は陸軍の奴やしあきつ丸じゃない?と言っても4分しか飛べないが・・・
・・-・・センパイトコウハイ・・・
提督「……雲龍たちに会ってみたいって?」
瑞鶴「うん。この間本当のことを教えてもらって、確かに秘密にはするけれど……でも、やっぱり一度は会ってみたいなって」
提督「うーむ」ドウシタモノカ
瑞鶴「……だめ?」
提督「まあ、知っている者の中で瑞鶴だけ顔も分からないっていうのは酷か。それこそ、また探りを入れられても困るわけだし」
瑞鶴「い、いいのっ?」
提督「なあ翔鶴、たしか第三艦隊はいま整備中だったな」
翔鶴「はい。少し疲れたから休憩と言っていました」
提督「それじゃあ、アイスの差し入れついでに顔でも見に行こうか」
―鎮守府隠し通路―
瑞鶴「建物からこんな所に続く道があったなんて……」トコトコ
提督「鍵を持った者しか通れないからまずバレる心配もない。それに、締め忘れ防止に建物側からは鍵をささないとノブが回らないようになってるんだ」
瑞鶴「また一つここの秘密を知った気分かなぁ」
提督「そんな秘密なんてコレくらいなものさ」
瑞鶴「そう言えば、雲龍たちって普段装備とかどうしてるの? やっぱり夜間に?」
提督「第三艦隊については、整備・補給などを含め全てみんなとは別の場所で行ってる。これも遭遇を避けるためだ」
瑞鶴「そのためにわざわざ作ったの?」
提督「元々あった洞窟を大改装しただけだよ。その辺りはこのドア含めて妖精さんの協力が大きい」
瑞鶴「じゃあ妖精さんは知ってるんだ」
提督「もちろん。運び込んだ際に徹底的に検査したから」
瑞鶴「なるほど」ナットク
提督「このドアの向こうが彼女たちの生活スペースだ。と言っても、普段はいないことの方が多いがね」
knock knock
??『――はーイ?』
提督「ああ俺だ。今入っても大丈夫か?」
??『提督? ええ、どうゾー』
瑞鶴「………………」ゴクッ
ガチャッ
提督「お休みのところすまないな」
??「いいエ。それで、何かご用ですカ?」
提督「日頃の労いでアイスの差し入れをな。みんなで食べてくれ」
??「アイスっ? ありがとウ!」
ミンナ ヨロコブワ
瑞鶴「(わぁ。すごい大人びてる人……それに髪の毛も翔鶴姉ぇと同じ銀色だ)」
??「提督。ありがとうございまス」
提督「このくらいなんもなんも。あぁそれと、実は会わせたい艦娘がいてな」
瑞鶴「あ……えっと、瑞鶴、です」コソッ
雲龍「え、瑞鶴姉っ? 久しぶリ! 私、雲龍ヨ」
瑞鶴「う、うん。久しぶりね。この姿では初めましてだけど」
瑞鶴「(それに、本当に片目だけ蒼いのね……深海棲艦の名残、か)」
雲龍「そう言えバ……。それじゃあ改めテ、雲龍型航空母艦の長女、雲龍でス。妹の天城と葛城、そして冬月型の三人ともども、よろしク」
瑞鶴「他の子達はどうしたの?」
雲龍「妹達はまだドックで、先にあがった冬月たちは奥でお昼寝中ネ」
瑞鶴「そっか。それにしても……」ペターン
雲龍「???」ドタプーン
瑞鶴「(私より後に生まれたのに、いったい何が違いに出たんだろう……くっ)」
雲龍「でも提督。どうして急に瑞鶴姉ヲ?」
提督「んー、まあ端的に言えば気づかれてしまったから、だな」
雲龍「やっぱり夜中とて出歩くのは危ないカ……そう言えば鳳翔が言ってたわネ。瑞鶴姉に見つかりかけたっテ」
瑞鶴「えっ……それじゃあこの間私が夜中に見たのって鳳翔さんじゃなかったの?」
雲龍「夜の一人歩きは危ないヨって驚かせようと思ってたんだけド……あとで鳳翔に怒られてしまったワ」
瑞鶴「うわぁ……なんともまあ」
提督「あんまり危ないことはしないでくれよ」
雲龍「妹達にも気をつけるよう言っておくワ。特に冬月達は遊ぶのが好きだかラ」
瑞鶴「駆逐艦が元気いっぱいなのは変わらないんだね……」
実際はこうだったのです
本日は以上です
よろしければまたお付き合いください
残り少なくなってきましたが、こんなネタで一つ……と言うがありましたらお寄せください
在籍する艦娘でやれそうでしたら使わせていただきます
(第三艦隊は対象外となります)
あ、鶴姉妹見た目チェンジネタはしばしお待ちを
よろしければまたお付き合いください
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在籍する艦娘でやれそうでしたら使わせていただきます
(第三艦隊は対象外となります)
あ、鶴姉妹見た目チェンジネタはしばしお待ちを
・・-・・翔鶴ト瑞鶴10・・・
瑞鶴「あぁー今日も疲れたー!」バターン
翔鶴「瑞鶴。ちゃんと髪の毛乾かして梳いておかないと明日大変よ」
瑞鶴「それは分かってるんだけどー。この布団の魔力には抗えないぃぃ」ゴロゴロ
翔鶴「はしたないわよ。ほらもう裾がめくれてる」
瑞鶴「どうせ誰も見てないから平気平気ー」ゴロゴロゴロ
翔鶴「もう……」スッスッ
瑞鶴「翔鶴姉ぇは面倒だと思ったこと無いの?」
翔鶴「まぁ面倒だと思うこともあるけれど……」
瑞鶴「ど?」
翔鶴「やっぱり次の日慌てることを考えると、ね。秘書艦としてみっともない格好は出来ないわ」
瑞鶴「……やっぱり提督さん?」イヒヒ
翔鶴「提督は関係ありませんっ」
瑞鶴「顔赤いよー?」
翔鶴「お、お風呂あがりだからまだ暑いの!」
瑞鶴「そういうことにしておきまーす」ニコニコ
瑞鶴「ねえねぇ翔鶴姉ぇ、私の髪も梳かしてー」
翔鶴「……もう。しょうがないんだから」
瑞鶴「えへへ。ありがとっ」
翔鶴「ほら、こっちいらっしゃい」
瑞鶴「おねがいしまーす」
翔鶴「瑞鶴も私と同じで髪の毛長いから、お手入れしないとすぐボサボサになっちゃうわよ?」スッスッ
瑞鶴「でも、自分でやるよりも誰かにやってもらった方が気持ちよくない?」
翔鶴「私は自分でした方がいいけれど……」スッスッ
瑞鶴「そうかなあ。たまに提督さんにも梳いてもらうけど上手だよ。みんなが頼むのも分かる気がする」
翔鶴「提督も甘いんだから……」
瑞鶴「翔鶴姉ぇもやってもらってるでしょ?」
翔鶴「……まあ、うん」
瑞鶴「毎日梳いてもらえば?」
翔鶴「そんなことできるわけないでしょう」
瑞鶴「提督さんならやってくれると思うけどなあ。特に翔鶴姉ぇの頼みなら」
翔鶴「う……」←ちょっと期待した
瑞鶴「あ、そうだ。髪の毛といえばさあ」
翔鶴「えっ、あ、な何?」
瑞鶴「ちょっとやってみたいことができたんだけど――――」
提督なら誰でも梳いてくれます
本日は以上です
お寄せいただいたネタはありがたく使わせていただきます
お楽しみにどうぞ
よろしければまたお付き合いください
……E-1クリアして以来艦これ起動してないなあ
飛鷹失って穴が開いとります
お寄せいただいたネタはありがたく使わせていただきます
お楽しみにどうぞ
よろしければまたお付き合いください
……E-1クリアして以来艦これ起動してないなあ
飛鷹失って穴が開いとります
乙です
鶴姉妹メインはここくらいなもんだからできれば次スレもあったらいいな
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