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    元スレ久「須賀君、悩みとかない?」 京太郎「はい?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    351 = 1 :

    すいませんちょい中断

    354 :

    やっぱり京咲がナンバーワン!

    355 = 349 :

    ワールドイズマインな京咲か、いいなそれww

    356 = 1 :


    京太郎「はい、はい……申し訳ありませんでした、お姫様」

    「京ちゃん、私の話ちゃんと聞いてる? そうやってすぐ茶化すんだから」

    京太郎「……まあ、胸がもっと育ったら考えてやらんこともない」


     言ってから気付く。紳士目指す者にはあるまじき失言だ。

     いつもおもちを前にしたら、頭の螺子が緩んでるだろ、との指摘は無しにして頂きたい。

     キャラ付けって大事だよね。

     須賀京太郎は女性陣からの視線を感じた。


    「むっ」

     目が据わった。

     ……やばい明らかにやりすぎた。


    「須賀君……さいてーですね」

     やたら冷たく、ぽつりと。


    優希「それは流石にちょっと……どうかと思う」

     いつもの語尾も使わず、まじツコッミ。


    「すがくんさいてー」

     便乗して、棒読みで。にまにまと楽しそうだ。


    まこ「はあ……」

     やれやれといった風情で溜息が一つ。

     
    マホ「えっと、えっと……大丈夫です! マホはそんな須賀先輩でも応援します!」

     謎の励まし。天使だ。

     本当に、全く、関係無いけれど滝壺も天使だと思う。


     ……我が軍の味方はマホだけだ。

     発端は自業自得ではあるが、須賀京太郎は戦況の不利を悟る。故に。


    京太郎「あー……ちょっとジュース買ってきます」

     三十六計逃げるに如かず。

     彼はそう告げると部室を抜けだそうする。


    マホ「あっ、マホも買いに行きます」

     そんな夢乃マホの言葉を背に受けながら。

    357 :

    ■□■


    京太郎「♪~貴方が望むのなら、この身など、いつでも差し出していい。降り注ぐ、火の粉の盾になろう」

    京太郎「ただそこに一握り、残った僕の想いを、すくい上げて、心の隅において~♪」


     ラ、ラ、ラ、と続けて歌を口ずさみながら自販機に硬貨を投入し、

     迷わずドクペのボタンを押し込んだ。


     ……そういやこれを部の皆の前で初めて飲んだ時、奇異の目で見られたな。

     直接的に言えば、頭おかしいなんじゃないの君、って感じで。

     部長なんて直球で、『本当に飲む人いるんだ……都市伝説だと思ってたわ』、とか言ってきた。


     ドクペは今も販売されている炭酸飲料で、最も歴史が古い知的飲料であるというのに……

     飲む人がいないなら世に流通している訳がない、はい論破。

     そして、マヨラーにドクペを馬鹿にする資格は無いはず。


    マホ「……昔の歌ですか? マホは知らないです」

    京太郎「ん、ああ、結構昔のだな。ちょっと物悲しい曲だけど……好きなんだ、これ」


     まあ、歌詞の解釈次第だけどなと、言葉を続け、ドクペを掴む。

     ……あー、ペットボトルの方も置いてくれないかな。

     と、大多数の人にとって愚にもつかぬこと思う。


    マホ「えっと……何にしようかな」


     財布から小銭を取り出し、自販機に入れようとする彼女を、片手で塞ぐ形で制止する。

     そして、もう一方の手に握っていた五百円硬貨を自販機に投入し、


    京太郎「これ位は先輩風吹かせても、罰は当たらないからな」

     と言ってみる。

     ……ちょっと格好付けすぎかと思わないでもない。

     彼女はちょっと小首を傾げ、良いんですか、と返した。


    京太郎「ま、さっき庇ってくれたお礼だとでも思って……ドクペとか美味いぞ?」

    マホ「あはは、それはちょっと……マホはこれにします」

    京太郎「……なんで皆これの美味さが理解できないんだ」

    358 = 1 :

    訂正
    × 直接的に言えば、頭おかしいなんじゃないの君、って感じで。
    ◯ 直接的に言えば、頭おかしいんじゃないの君、って感じで。

    消し忘れ……

    359 = 1 :

    訂正
    × 彼女はちょっと小首を傾げ、良いんですか、と返した。
    ◯ 彼女は小首を傾げ、良いんですか、と返した。

    360 = 1 :

    ちょ、ちょいセーブで
    明日には、終わらせる予定で……
    申し訳ない

    363 :

    ドクペうまいんだけどなぁ…
    味はウメミンツ(駄菓子)に近いけど

    364 :

    ドクペはフレーバーが多すぎて何を飲んでるのか判らなくなる、美味いとか不味いとかの次元じゃねえ
    好きな人はまる人には天上の美味かも知れんが、合わん人にはどうやってもだめだろうな

    365 :

    ドクペは350がちょうどいい
    コーラは最初の一口でいい

    ドクペの勝ちだな

    366 :

    うまいけど飲んだあと吐きそうになる

    367 :


    ドクペは数年前に最初飲んだときクソマズいと思った
    この間間違って買ってもったいないからと飲んだらそこまでマズくもないと思った

    368 :

    つまり大人の味ってことかい?

    369 :

    大人=味覚が鈍ることとは違うのだよボウヤ

    370 :

    一般的に味覚が鋭い若いうちだと感じるフレーバーが多すぎて味が喧嘩するみたいな感じか
    つまりドクペを美味しく感じるということは味覚が鈍くなって……?

    371 :

    天使を語ってはならない。天使を描いてはならない。天使を書いてはならない。
    天使を彫ってはならない。天使を歌ってはならない。天使の名を呼んではならない。

    373 :

    杏仁豆腐っぽいよね

    374 :

    湿布臭い

    375 :

    >>346
    どこまでもすれ違う京咲しか思い浮かばないんですが
    ぶっちゃけ、某スレイヤーの京ちゃんと、某京綾スレの咲ちゃんが思い浮かんで仕方ない

    376 :

    「彼らはね、咲のSSが好きなのではないのよ」

    「自分の姿を須賀くんに重ね、咲キャラたちと絡みたいだけなの」

    初美「そうなんですかー?」

    「そうよ。須賀くんはかわいそうだわ。京豚の、自己投影の犠牲になってしまったせいでいろいろな人に嫌われてし亦野だから・・・」

    「京太郎SSの『京太郎』を、『俺』に置き換えて御覧なさい」

    「ほとんどのSSで、違和感なく話が進むはずよ」

    初美「うわー・・・ほんとうなのですよー」

    「こういったスレにはね、ただちにふんふむを召還しなくてはならないの」

    「『悪』をのさばらせてはいけないのよ」

    377 = 1 :


     購入した缶を持って歩く。

     そろそろ肌寒くなってきたなと、頭の片隅によぎった。

     冬の足音が聞こえてくる季節である。

     
     ……十月もあと一週間も経たず終わりか。

     明日は咲の誕生日だなあ。一年経つのも早いもんだ。

     去年を思い出しながら、今年のそれに思いを馳せる。

     今年は部の皆もいるし賑やかになりそうだ、皆はどんな贈り物をするつもりだろうか、とか。


     ふと、夢乃マホがあったか~い炭酸飲料――これ本当に美味しいのだろうか――の缶を、

     自身の左右の頬に、かわるがわる押し当てたりしている事に気付く。

     須賀京太郎は、彼女のどこか愛嬌のある仕草に、少女らしい可憐な印象を覚えた。


     彼女は、そんな彼の視線に気付き、まじまじと見られていた事が面映かったのだろう、

     誤魔化すように、えへへ、と顔を綻ばす。

     旧校舎に入り、階段の前へ差し掛かった頃、夢乃マホが口を開いた。 


    マホ「そういえば、マホ、今日はまだチョンボしてないんですよー」

    京太郎「おお、それは偉いな」


     言葉を返し、宮永咲や片岡優希にするように、

     彼女の頭にぽんと手を置き、
     

    マホ「あぅ……」


     撫でる。

     ……しまった。無自覚に手が伸びた。

     気の置けない仲とは言い難い相手にする事ではない。

     どうもマホ相手だと、咲や優希にする様に接してしまう。

    378 = 371 :

    ふんふむは、常に正しい道を示している。


    導きに背いてはならない。立ち止まってもいけない。


    進め。


    執行しろ。


    ふんふむを信じろ。


    ふんふむを信じるものは、必ず終わりの日に救われる。




    ─── 咲「清澄高校諜報部」 了

    379 = 1 :


    京太郎「あっ、と、すまん。無遠慮だった」

    マホ「い、いえ……問題ないです……」


      彼女の、頬を少し紅に染めた、微笑みが一つ。


    マホ「……マホは兄弟がいないから、間違ってるかもしれませんけど……須賀先輩はお兄ちゃんみたいですね」


     ――お兄ちゃん。

     なんたる破壊力……例えるならば、どこぞの悪石の巫女の四喜和並の火力。

     その手の嗜好を持っていたら危なかった。一発で撃沈されるところだ。


    京太郎「ははっ、じゃあ、マホは妹だな」


     平静を装い、そう言って、階段に足を踏み出し、進む。

     互いに意図したわけではないだろうが、二人の間に降りる無言の幕。

     階段を昇る二人分の足音が淡々と響く。


     連れ立って部室に戻る途中、旧校舎の最上階への階段を踏み出す前、

     くい、と制服の袖を引かれた。

     振り向くと、視線を床に落とした夢乃マホ。


    マホ「マホ……須賀先輩に聞いて欲しい事があるんです」

    京太郎「うん? いきなりどうした?」

    マホ「悩みの相談を受けてるって、竹井先輩から聞きました」

    京太郎「あー、あれか。まあ……なし崩しでやってるな」

    マホ「部室だと言い出しにくくって……」


     なるほど、と一つ頷き。それならばと、階段を昇ろうとするのとやめ、

     奉仕部――竹井久が申請し奪取した部室。議会長権限の乱用と言ってはいけない――へ向かった。

    380 = 1 :


     夕日に染まる室内で相対する。


    マホ「須賀先輩、恥ずかしいけど……聞いてくれますか?」


     夢乃マホから、上目使いで、そんな言葉が告げられた。

     そして、須賀京太郎の片手を彼女は両手で包むように握る。

     お互いの体温が混じり合う。それは彼女の決意の現れに思えた。


     その時、須賀京太郎に舞い降りる天啓――


     ――年頃の女の子の悩み相談と言えば恋愛事(京太郎偏見)

     ――夕日の色に染まる、マホの潤んだ上目使い(京太郎主観)

     ――先輩を前で言葉に詰まる、繊細な乙女心(京太郎妄想)

     
     ――この勝負、運否天賦じゃない……じゃなくって。

     ……動揺のあまり二度ネタを使っている。


     これは、あれか、中二でも恋がしたい、とかそういう……

     男子学生の憧れである、夕暮れの教室で美少女からの告白、とかいうシチュエーションなのだろうか。


     ……確かにマホは可愛い。天使と言っても良いかもしれない。

     染谷先輩曰く、彼女が『roof-top』でバイトをした際、大人気だったというのも頷ける。

     故に、もしそうだとしたら、男冥利に尽きる――

     ――だが、中学生だ。色々とまずい気が。


     どうでもいいが、天使を語ってはならない、天使を描いてはならない、

     天使を書いてはならない、云々のフレーズが頭の片隅に浮かび、

     そういや、これDODの天使の教会であったなあ、と全く関係ない事を思う。


    マホ「先輩……マホ……」


     ……いや、待て、これは何かの勘違いだ。

     クールになれ須賀京太郎、以前、和の一件で学んだはず。


    マホ「すき――」


     ――えっ、マジ? SHOW TIME なの?

     それとも、真剣で私に恋しなさい、なの?

     どうすれば良い……受け入れた場合、『生命礼賛信仰(ロリコン)』、との謗りを被る事は免れない。

     いや、だが、しかし――


     夢乃マホの赤い口唇から毀れる言葉を聴きながら、千々に乱れる、無駄に高速思考の中、

     何故か、突然……『めっ』、と言いながら、人差し指を立てている幼馴染の姿が脳裏によぎった。

    381 = 1 :


    マホ「――るが欲しいんです!」


     夢乃マホの言葉が室内に鳴り渡る。


    京太郎「――」

    マホ「……」


    京太郎「――アルェ?」

    マホ「?」


     二人で首を傾げあう間の抜けた絵面で、頭の中で状況を整理する。

     ……いや、整理する程でもないけど。言葉の通りだろう。

     っていうかスキルって何だ……うん、とりあえずそれは置いておこう。


     須賀京太郎はある疑問を、


    京太郎「……マホさん、何故、そんなに思わせぶりなんでしょうか?」


     素直に口にした。何故か敬語で。


    マホ「えっと……竹井先輩がこんな感じで言えば、須賀先輩は無碍にしないって」

    京太郎「」


     ……燃えたよ、燃え尽きた……真っ白にな――

     ――な感じで、灰になりかける。


    マホ「?」


     崩れ落ちそうになるのを四肢に力を入れ耐えた。

     次の瞬間、須賀京太郎の脳内で再生される、ちっちっちと、指を振りながら、

     『須賀君、まだまだ功夫が足りてないわねー』、との竹井久の声。


     ……あ、あ、あ、あの女、絶対、いつか、ギャフンと言わせてやる!


     せめてロッカーでして、とか鳴かせてやろうか、などと些か不穏な衝動すら込み上げてきたり。

     いつかって今さと、ならないのが悲しいところである。

    382 = 1 :


     ――まあ、須賀京太郎が仕返しを考えるのは自由ではある。

     しかし、実行に移せれるかどうかは、また別だ。

     過去に竹井久が述べた『トムとジェリー』との例えは、ある意味で的を得た事実で……

     竹井久の悪戯にさほど尾を引かず、須賀京太郎はこんな関係も悪くはないと、

     内心偶に思ってたりするので、これはこれで凸凹コンビなのだろう。

     実は彼はマゾなのかもしれない。SとMは惹かれ合うのだ。磁石もそうであるし――


     謎印(ハテナマーク)を浮かべたままの夢乃マホと、

     片手で片目を覆い、口角を上げ、昏い笑みを浮かべる須賀京太郎。

     今にもフハハハ、とか高笑いを始めそうな勢いだ。

     ぶっちゃけ、ギアスも持ってないのにそのポーズは似合っていない。


     そんな、混沌とした空間は――


    「優しく開けてね」

    「話は聞かせてもらった!」


     ――扉を豪快に開け放って現れた、長髪のクールな美人さんに破られた。

     ……あれは――キュア・バイオレット! じゃなかった、白糸台の部長さん。


    「……」


     弘世菫の隣で、ポッキーをぽりぽりと齧りながら。

     ……咲のお姉さんじゃないか。というか、何故二人は清澄に。


    「やっはろー、須賀君」


     二人の背後からひょこっと、手を振りながら。

     ……復讐対象発見。いつか絶対泣かす。


    「そういう事なら『SSS』の異名を持つ、私に任せてくれ」

    「あと、悩み相談は私がいないと始まらないわ……はい、皆、着席ー」


     あー、やたら長い前振りだったなあ……そして、説明無くキャラ展開して大丈夫なんだろうか。

     とか須賀京太郎は思いつつ、とりあえず手近な竹井久の隣の椅子に腰を下ろした。

    383 = 1 :

    一旦風呂QK

    384 :

    唐突に現れる菫さん

    385 :


    京太郎「……何故お二人がここに?」

    「うん? ああ、照が週末に一人帰郷すると言い出してな」

    「帰ってこれなくなると困ると思って、私がついて来たわけだ」

    「菫は過保護だと思う」

    「目的地と真逆に向かう方向音痴には妥当な処置だな」

    「大体……駅について清澄に向かうのすら、私が口を挟まなければ迷ってただろう?」

    「……地球の回転が私には合わないだけ」

    「意味がわからん……まあ、私も長野に用事があったから気にするな」

    京太郎「つまり『御都合主義(デウス・エクス・マキナ)』と」

    「須賀君、それを言ったらお終いよ」


    「まあ、というわけで、今回はゲストを迎えて送る――」

    「竹井久と」

    「弘世菫の」

    久・菫「お悩み相談室ー!」

    京太郎「二人ともテンション高いですね……というか俺、帰っていいですか?」

    「随分いきなりね」

    マホ「はわわ」

    「……」


    「須賀君、もしかして拗ねてる?」

    京太郎「いえ、別に。マホに余計な事を吹き込んでとか、欠片も思ってません」

    「拗ねてるじゃない。埋め合わせするから、ね?」

    京太郎「もう騙されませんから」

    「意固地になっちゃって……えいっ」

    京太郎「い、いきなり何を!」

    「序盤にしたじゃない? 当ててんのよ」

    京太郎「そ、そういうので誤魔化そうとするのはどうかと……」

    「嬉しいくせに」

    マホ「マホ、知ってます! こういうの色仕掛けって言うんですよね」

    京太郎「ほら、悪影響を与えるので人前はやめて下さい」

    「ふーん、人前じゃなければいいんだ」

    386 = 1 :


    「こほん」

    「イチャつくのは構わないが……悩み相談をするんだろう?」

    「ん……ええ、そうね。とりあえず須賀君は放っておきましょう」

    「それで……あー」

    マホ「あっ、夢乃マホといいます。はじめましてっ」

    「ああ、私は弘世菫だ。よろしく頼む……」

    「ちなみに、そこでお菓子を食べてるのが宮永照」

    「……よろしく」

    マホ「はいっ、宮永先輩のお姉さんですね。マホ知ってます! よろしくお願いします」


    京太郎「あの……あー……宮永さん」

    「?」

    京太郎「弘世さんは見た目に反して、いつもあんなノリなんでしょうか?」

    「……菫は時々頭が悪くなる、我慢して欲しい」

    「おい」

    「須賀君も時々頭が悪くなるから、人の事は言えないと思うけど」

    京太郎「部長に言われたくないです」

    「それと……咲から君の事は聞いてる。照でいい」

    京太郎「あっ、はい。IHでちらっと会った気はしますけど……」

    京太郎「よろしくお願いします、照さん」

    「うん……よろしく、京ちゃん」

    京太郎「えっ」

    「?」

    京太郎「えっと……まあ……いいです」

    「……ポッキー食べる?」

    京太郎「あ、頂きます」

    387 :

    京ちゃん呼びのてるてる好きだわー

    388 :

    >>387
    全面同意

    389 = 1 :


    「さて、夢乃さんはスキルが欲しいと言っていたが……」

    「どういうスキルなのかが問題よね」

    「マホちゃん……麻雀での技みたいなやつかしら?」

    マホ「えっと、そういうのじゃなくてですね」

    京太郎「えっ違うの!?」

    マホ「はいっ。マホ、ヒーローが使う必殺技みたいなのが欲しいです」


    京太郎「えっ」

    「なるほど」

    「ああ、ファイナルディメンションキックとか?」

    京太郎「二人の反応はおかしいと思うんですが、何故納得するのか……」

    京太郎「照さんもそう思いますよね?」

    「……ごめん、聞いてなかった」

    京太郎「あっはい。お菓子食べるの邪魔してすいません」


    「さて、どうしようかしら……岩でも割って特訓する?」

    「ふむ、そうだな……麻雀の技を応用するのはどうだろう?」

    京太郎「この人達は何を言っているのだろう」

    「……知らないのか?」

    「麻雀でスキルを使える者は須らくその技を物理的に応用できる場合が多い」

    「その逆もまた然りだ」

    京太郎「ちょっと待って下さい。頭が痛くなってきた」

    390 = 1 :

    ああ……消し忘れとか訂正

    ×菫「麻雀でスキルを使える者は須らくその技を物理的に応用できる場合が多い」
    ×菫「その逆もまた然りだ」

    ◯菫「麻雀でスキルを使える者はその技を物理的に応用できる場合が多い」
    ◯菫「ちなみに、その逆もまた然りだ」

    391 = 1 :


    「例えば、私なら物理的に超精密射撃を行う事が可能であるし……」

    京太郎「え、いや本気で?」

    「本気だ」

    京太郎「やっぱり麻雀(物理)なんですか」


    「そこの照ならば……」

    「伊達英二ばりのハートブレイクショットを打つ事が可能だ」

    京太郎「などと意味不明な供述をしており」


    「……菫」

    「ん、なんだ?」

    「私はそんなこと出来ない」

    「えっ」

    「自分の非常識さを私に当て嵌めないで欲しい」

    「」


    「い、いやだってな、臨海の辻垣内も出来てたからお前も出来るとばかり」

    「以前に腕に竜巻を纏って見えたのは幻覚だったのかしら……」


    「と、とにかく……応用できる者もいるということだ」

    「マホちゃんはコピー能力だから応用できたら色々できそうよね」

    マホ「ふぇ、そうなんですかっ」

    「そうだな、魔法少女的な技とかどうだろう?」

    「夢乃さんは……名前からしてキュア・ドリームだなっ。その線でいこう」

    京太郎「南浦さんとある意味被るんですが、それは」


    「……彼女を知っているのか?」

    京太郎「ええ、まあ」

    「いや、私の長野の用事は彼女に会うことでな……」

    「知っているなら話が早い、人数的に足りてないし……君もどうだろう、魔法少女?」

    京太郎「えっ」

    「大丈夫、最近は男の娘の魔法少女もいることだし」

    京太郎「それ、すっごいレアケースですよね」

    「細かいことは気にするな」


    「こうして魔法少女(コスプレ)は増えていくのね」

    京太郎「しみじみと言ってないで止めて下さい!」

    392 :

    まさかてるてるに常識を諭されることになろうとは……

    393 :

    ??「ぼくと契約して魔法少女になってよ!」

    394 = 1 :


    「今回も無事悩み解決ね」

    京太郎「いや解決したんですか、これ」

    「大丈夫、彼女はきっと立派な魔法少女になる」

    京太郎「貴方は趣味仲間増やしたいだけですよね」

    マホ「須賀先輩……マホ、魔法少女になってみせます!」

    京太郎「マホはマホで何か感化されてるし……」

    「……」


    「私も悩みがある」

    「そうなのか?」

    「そう……美味しいお菓子を作りたいけど、なかなか上手く行かない」

    「ああ、なるほど自給自足とかそういう」

    「菫は私に偏見を持ち過ぎだと思う」


    「私の将来の夢はパティシエ」

    「初耳なんだが、そして麻雀はいいのか」

    「麻雀は趣味でいい……あとお嫁さん」

    「少女か」

    「コスプレが趣味の菫に言われたくない」


    「そういう悩みなら須賀君がいいわね」

    「お菓子作りとかハギヨシさんに教えてもらってたような」

    京太郎「また、いい加減に俺に振る」


    「……そうなの?」

    京太郎「あー、まあ、多少は」

    「……」

    「……不束者ですが、よろしくお願いします」

    京太郎「ああ、そんなに深々と頭を下げられても……しかもなんか微妙に違うし、それ」

    395 :

    よっしゃ!京照やんけ!

    396 = 1 :


     ちなみに、本編とは関係ないが――

     今回の宮永照の帰郷は、妹の誕生日を祝う為だったりする。

     バースデーケーキを作りたいと言い出す彼女をサポートする為に、須賀京太郎は、

     急遽ハギヨシさんの手を借りたりする事になるのだが、それはもしかしたら別の機会に。

     また、ついでに何やかんやあって大惨事宮永家麻雀大戦が起き、

     クウガvsアナザーアギト(超強化)ばりの闘牌に須賀京太郎は巻き込まれることになるが、

     そっちは確実に描写されることのない物語。


                             【ぎゅわんぶらあ麻雀(物理)派編】―― カンッ

    397 = 1 :

    睡魔っょぃ、投げ出しそうになった

    安価【お悩み相談相手】

    1 鶴賀の面子
    2 ともきー&一ちゃん
    3 弘世菫

    ↓1

    400 = 1 :

    >>398
    3 弘世菫


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