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    元スレ久「私は団体戦に出たいのよ!!」京太郎「俺には関係ない」

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    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ※京太郎は宮永姉妹と幼馴染

    ※京太郎は久や照と同年代

    ※京太郎が主人公っぽい

    ※照が咲ポジション。あとポンコツクールデレだと思う

    ※清澄高校が舞台。主な登場人物は京太郎、久、照(高校1年)

    ※咲ちゃん(中学2年)は出るけど、わかめ(中学3年)、和、優希(中学2年)、ムロマホ(中学1年)はでません

    全て問題ない人は読んでもオーケー。


    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1349954261

    2 :

    出てこないから関係ないんだけど、マホは小学生だな

    4 = 1 :

    俺と照は中学校が一緒で、中学一年の時、他人に対して無愛想で無関心な照の事を気にかけて積極的に関わっていくうちに、照が俺に懐くようになった。

    中学三年のある日、照の両親が別居する事となり、母親によって照が無理矢理東京に連れて行かれると、咲から聞いた俺は、宮永家から出て行こうとする照を引きとめた。
    照はその時、泣きながら俺にしがみついて東京に行きたくないと、告白してきた。
    俺は照の母親を説得し、照が長野に残れるように頼み込んだ。
    照の母親は俺の説得より、泣きながら俺の腕にしがみつく照を見て、あきらめたように溜息をついた。

    照の母「麻雀に強くなりたいなら、東京に行くべきよ」

    「東京に…京太郎はいないから…」グスグス

    俺は照の頭を撫でながら泣き止むのを待った。
    確かに俺と照は仲のいい友達だから、照がそう言ってくれるのは嬉しかった。
    そんな風に言うと、少し気の抜けたような、少し怒ったような顔で、何故か俺は「バカ」って言われた。

    なんで罵られたのか、意味がわからん。

    その後、俺の高校進路は実家から少し遠い工業高校にするつもりだったが、照が俺と一緒に清澄高校に行きたいと言ってきたので、進学先を家から近い清澄高校に変える事となった。
    少し勉強を頑張らないと入れなかったが、照がつきっきりで俺に勉強を教えてくれたから、俺も成績が上がり、浪人する事無く清澄高校に入学できる事となった。

    その時、宮永家で勉強の息抜きでやった麻雀は照と、照の妹の咲の二人が異常に強くて、俺と照の父親は常に最下位争いとハコ回避が日常となっていた。

    5 :

    期待していいのよね?
    読みやすいし

    6 = 1 :

    >>2
    すまない。てっきり原作は中三だと思ってた。

    7 = 1 :

    そして、俺と照は無事に清澄高校に入学して1ヶ月。
    学校が近いって素晴らしい。何気に重要なファクターだよな、通学距離って。

    「京太郎、待って」

    京太郎「相変わらず歩くのが遅いな、照は」

    「京太郎が速過ぎるんだ」ムスッ

    京太郎「だから遅刻しそうじゃない日はいっつも照に合わせてるだろ?」

    「むぅ。だけど、今日は絶対に速過ぎだと思う」

    京太郎「そりゃ、遅刻しそうだからな」

    「うそ!?それじゃ急がないと!!」

    京太郎「そうだな。照は走った方がいい」

    京太郎「俺は自分のペースで歩けば間に合うけど」

    「…じゃ、じゃあ、私も歩くペースをあげる!!」

    京太郎「走った方が確実だろ?」

    「は、走ったら、京太郎と一緒に登校できないし…」

    京太郎「じゃあ、照が走るのに俺が合わせてやるよ。そうすれば一緒に学校に行けるだろ?」

    「あ、ああ」////

    京太郎「ほらっ、手を握れ」

    「……」ギュッ

    京太郎「行こう」

    「…うん」////

    8 = 1 :

    俺と照が手を繋いで、走って、清澄高校の校門を駆け抜ける。
    今の時間は8時17分。
    ホームルーム開始が8時25分なので、照のペースにあわせて歩いてたら少し危なかった。

    俺と照は同じクラスだが、さすがに教室まで一緒に手を繋いで行く事はさすがにない。
    俺が照の手を放すと、照は少し自分の手を見つめ、少し何かを考えて、結局、片手で持ってた鞄を両腕で抱え込む。

    クラスに到着した俺と照。
    俺の席は窓際の後ろから二番目。照の席は廊下側の前から三番目。
    位置的には結構離れているが、俺が席に着くと照はトテトテとやってきて、俺の机の上に腰掛けて、ホームルームが始まるまで、少しの時間だが本を読み始める。
    俺は話題があれば照に話しかけるが、なければこのまま朝のホームルームが始まるまで、基本放置である。

    京太郎「そういえばもう1ヶ月は経つけど、照は部活どこに入るか決めたのか?」

    「うん。文芸部に入ろうかなって…」

    京太郎「麻雀部じゃなくてか?」

    「清澄高校は麻雀部がないから」

    京太郎「そうなのか。残念だったな、照」

    「別にどうでもいい。麻雀よりも京太郎と一緒にいる方が楽しい」ボソボソ

    京太郎「ん?何か言ったか」

    「べ、別に…」

    京太郎「そっか」

    京太郎「まあ、俺も照といる方が楽しいけどな」

    「……!!」////

    「聞こえてたの!?」

    京太郎「これだけ近けりゃ、聞こえるだろ」

    「…京太郎のバカ」

    京太郎「安心しろ。自覚はある」

    9 = 1 :

    朝のショートホームルームが始まり、俺と照は普通に授業を受けている。
    照からは勉強と麻雀を教わってるけど、勉強はなんとか身についてるが、麻雀の方はからっきしだ。
    役は覚えたが、点数計算がいまいちわからん。

    午前中の授業が終わり、昼休みになった。
    俺はいつものように照を連れて食堂に向かう。

    「京太郎。食堂ってことは…」

    京太郎「おう。今日もレディースランチ、頼むわ」

    「しょうがないな、京太郎は」

    京太郎「そもそもレディースランチが美味いのが悪いんだ。俺のせいじゃねぇ」

    「意味がわからないから」

    京太郎「照は昼飯、どうするんだ?」

    「私は家からお弁当を持ってきているから」

    京太郎「まさか照の手作り弁当!?」

    「…違う。作ったのは咲」

    京太郎「なんだ、いつもの咲ちゃん弁当か」

    「わ、私だってやれば出来る!!」

    京太郎「そーだな」

    「くっ…。その全く信用していない、気の抜けた返事が腹立つ」

    京太郎「じゃあ、今度、俺に弁当を作ってきてくれよ。そしたら信用するからさ」

    「わ、私が、京太郎に、お弁当を…作る!?」

    10 = 1 :

    何故か狼狽しまくった照はレディースランチではなく普通の日替わり定食を買って来て、自分の前に定食を置いて、何故かそのまま食べ始めた。

    京太郎「ちょ、俺のレディースランチは?」

    「…え?」

    「……」

    「…す、すまない」////

    京太郎「ま、まあ、気にするな。人間誰でも間違えるから」

    京太郎(何をどう間違えたら、こういう間違え方をするんだ?)

    11 = 1 :

    俺は隣の席に座ると、照が途中まで食べた日替わり定食を食べ始める。

    「…あ」

    京太郎「どうした?食べたいおかずがあるなら、咲ちゃん弁当のおかずとトレードだぞ?」モグモグ

    「……」

    「な、なんでもない」

    京太郎「…?そっか」モグモグ

    (私が使ってた箸で京太郎が定食を食べてる…)

    (…こ、これは、か、間接キスというやつじゃないか)////

    12 = 1 :

    俺は日替わり定食を食べながら、制服のポケットに忍ばせておいた携帯ゲーム機を取り出す。
    携帯ゲーム機の電源を入れて、テーブルの上において、左手だけでボタンを操作する。

    「京太郎。それは?」

    京太郎「ああ、麻雀ゲームだ。とりあえず照の親父さんと最下位争いするのはコリゴリだからな」

    京太郎「少しでも腕を上げて、毎回トップの照はともかく、せめて万年2位の咲ちゃんより上の順位に行く」

    「咲より上は無理だと思うよ。一応、京太郎相手だから、咲も空気読んで接待プレイしてるし」

    京太郎「咲ちゃんが接待プレイって…マジかよ」

    「多分、本気でやれば私と互角か、それ以上」

    京太郎「照以上って、俺、絶対勝てねぇじゃねぇか。凹むわー、マジで凹むわー」

    「まあ、私もさらに本気を出せば簡単にトップの座は渡さない」

    京太郎「ま、まあ、俺と照の親父さんが超弱いから仕方ないか」

    「それは否定しない」

    京太郎「そこは慰めるトコじゃね?」

    「…慰めてほしい?」

    京太郎「いや。そのうち、実力で照からトップを奪うから、いまはいいや」

    「京太郎。…待ってるから、頑張ってね」ニコッ

    京太郎「おう」

    13 = 1 :

    俺は昼飯を食べながら、携帯ゲーム、照との雑談をこなす。
    照はたまに『その場合は3索をきるべき』とか、『捨て牌を見れば4、7筒で受ける方がいい』とか、口を突っ込んでくるが、何故俺にはそうなるのかがわからない。
    だが照のアドバイスは的確で、ゲーム麻雀とはいえ、今日、初めてトップを取る事ができた。

    京太郎「さすが照」

    「まあ、ゲーム機だから難易度は緩いだろうし、大した事はない」

    京太郎「これを照のアドバイスなしで1位が取れるようになれば、俺も強くなったという証拠になるはず」

    京太郎「その時に改めて、宮永姉妹に麻雀勝負を申し込む事にしよう」

    「……」

    京太郎「どうした?」

    「…それまで、京太郎との麻雀はおあずけ?」

    京太郎「さすがに今の俺は弱いからな。せめて、照に認められるくらいの強さがないと、一緒に麻雀やってもつまんねぇだろ?」

    「京太郎と一緒なら…そんな事ない」

    「私も、咲も、京太郎とやる麻雀は楽しい」

    京太郎「接待プレイしてるのにか!?」

    「私にとって強い相手なら咲がいる。咲にとって強い相手なら私がいる」

    「でも、私も咲も気兼ねなく打てるのは父さんか京太郎しかいない」

    京太郎「そうか。それじゃあ、今週の日曜日にでもまた照の家に打ちに行くかな?」

    「そうしてくれると嬉しい。咲もきっと喜ぶ」

    14 = 1 :

    それにしても、照以上に気弱で内気な咲ちゃんが照以上の麻雀の打ち手だとは思わなかった。
    本気を出した咲ちゃんとか見たいような見たくないような。

    少しボーっとしながら、惰性で麻雀ゲームをやっているとふと背後に気配を感じた。
    照の気配じゃない。横にいるし。
    照もそれに気付いたのか、俺の背後に視線を送る。
    俺も照に続いて、首を傾けて視線だけを後ろに送る。

    そこには人懐っこい笑みを浮かべた茶髪の少女がいた。

    「あなたたち、ひょっとして麻雀が好き?」

    京太郎「…それなりかな?」

    「……」

    京太郎「ちなみに絶賛勉強中だ」ホレッ

    15 = 1 :

    俺の背後に立つ茶髪の少女。
    スカーフの色を見ると、俺や照と同じ1年生のようだ。
    少し緊張した表情で唇をパクパクさせている。何か喋ろうとしてるんだろう。
    俺と照は彼女の言葉を待った。
    彼女はなんとか声を絞り出す。

    「えーっと、私は1年の竹井久。…興味があるなら、麻雀部に入ってみない?」

    京太郎「俺は1年の須賀京太郎。こっちは同じクラスの…」

    「…宮永照だ」

    「よろしく」

    京太郎「照は部活に未所属だが、文芸部に入る予定だ」

    「…そ、そうなんだ」

    16 = 1 :

    竹井久と名乗った彼女は、照が文芸部に入るとわかった瞬間、あからさまに残念そうな顔をした。

    麻雀部?
    確か、照は清澄高校に麻雀部はないと言ってたよな。
    だったら、この竹井久が麻雀部を新しく創部、または復活させたって事か。
    まあ、どうでもいいんだが。

    確か高校生麻雀大会は個人戦と団体戦がある。
    多分、新しく動き始めた麻雀部で団体戦が足りなくてメンバー勧誘に来たんだろう。
    俺には目もくれてないし、きっと間違いない。

    まあ、すでにメンバーが3、4人くらいいて、頭数あわせ程度で、照が部活の掛け持ちでやっていいなら、俺もそれを止める理由は無い。
    そう思って、竹井久に声をかける。

    京太郎「竹井って言ったっけ?団体戦のメンバー、何人足りてないんだ?」

    「…よ、4人」

    京太郎「4人?」

    京太郎「団体戦って5人でやるんじゃなかったのか?」

    「そうよ。だから、4人足りないの」

    京太郎(麻雀部はこいつ以外、誰もいないってことか)

    「…京太郎」

    京太郎「ん?」

    「京太郎が麻雀部に入れって言うなら、私は入ってもいい」

    「ホント!?」

    17 = 1 :

    竹井が眼の色変えて、照の手を握ってくる。
    照は慌てて竹井の手を振り払い、俺の学生服の袖をギュッと摘んでくる。

    竹井はそれを見て、俺と照の仲を勘違いしたのだろう。
    『将を射んと欲すれば先ず馬を射よ』といった感じで、今度は照ではなく俺の手を握ってきた。

    「私、本当に困ってるの!!よかったら、須賀君、麻雀部に入らない!?」

    京太郎「俺が?」

    「…!!」ムッ

    京太郎「言っとくが俺は麻雀、弱いぞ」

    「いいの、いいの!!全然構わないわ」

    (須賀君が入部すれば、この子は間違いなく入部する!!私の目に狂いはないわ!!)

    京太郎「……」

    京太郎「なあ、竹井」

    「なぁに、須賀君?」

    京太郎「一つ聞いていいか?」

    「答えられる事ならね」

    京太郎「麻雀部で団体戦に出場したいんだよな?」

    「そうよ」

    京太郎「人数が揃ってないなら、個人戦に出ればいいんじゃないか?」

    「私は団体戦に出たいのよ!!」

    京太郎「いや、竹井の都合は知らんけど」

    「……」

    18 = 1 :

    京太郎「おっ。もうこんな時間か」

    京太郎「照。教室に戻るか」

    「……」コクッ

    「ま、待って。よかったら、須賀君だけでも入部してくれないかな?」

    京太郎「断る」

    「なんで!?」

    京太郎「頭数だけ揃えて、出場だけが目的の団体戦に出ようとしてる麻雀部に魅力を感じないからだ」

    「か、勝つ気はあるわ!!メンバーを揃えて、頑張って特訓して…」

    京太郎「だったら麻雀に興味のある部員が自然に入ってくるのを待ってろよ」

    「……」

    京太郎「だけど今はすでに5月の中旬」

    京太郎「麻雀に興味のある奴がいれば、竹井の麻雀部に入ってくれてるんだろうが、それがないって事はこの学校に麻雀部に入りたいって思ってる奴がいないって事だろ?」

    「しょうがないじゃない!!麻雀強い子はみんな風越か他の強豪校に行っちゃうんだから!!」

    京太郎「そういう事だ。俺が言いたいのは麻雀に興味がない奴らを無理矢理誘うなって事だ」

    「須賀君、ゲーム麻雀やってたじゃない…」

    京太郎「ゲームだろ、たかが」

    「……」

    京太郎「行くぞ、照」

    「……」コクッ

    19 = 1 :

    食堂を後にした俺と照。
    照は黙って、俺の後ろをついてくる。
    それはいつもどおりだが、今日は何故か照の様子が違った。

    「…京太郎」

    京太郎「ん?」

    「竹井さん、大丈夫かな?」

    京太郎「さあな」

    京太郎「……」

    京太郎「照は…」

    「なに、京太郎?」

    京太郎「…悪い。なんでもない」

    「……」

    「…京太郎が竹井さんの事、気にかけてるなら、麻雀部に入ってもいいよ」

    京太郎「…気にかけてないよ」

    「そう」

    20 :

    お前を見ているぞ

    21 = 1 :

    俺が竹井を気にかけてるんじゃない。
    照が竹井を気にかけてる。俺はそんな気がした。他人に対して、無愛想で無関心な照がだ。
    それは悪い事じゃない。いや、全然いい事だと思う。

    だけど…。

    「…京太郎?」

    京太郎「麻雀部に入るかどうかは照の好きにしろ」

    「……」

    京太郎「俺に言われたから、とか、そういうんじゃなくて、照の意思で決めるんだ」

    「……」

    「…わかった」

    22 = 1 :

    照は俺の目をしっかりと見据え、いつもの興味のなさそうな目ではなく、意思の感じられる強い目で、口を開いた。

    「私は麻雀部に入部する」

    京太郎「…そうか」

    「……」

    京太郎「……」

    「……」チラッ

    京太郎「…チッ」プイッ

    「……」ァゥァゥ

    京太郎「冗談だよ」ナデナデ

    「……」ホッ

    京太郎「照が入部するなら、俺も入部するよ。部活、決めてなくて暇だったし」

    「……」パアアァ

    京太郎「じゃあ、放課後に麻雀部の部室に行ってみるとするか」

    「ああ」コクッ

    23 = 1 :

    今日は短いですがここまでです。

    24 :



    大人びた京ちゃんかっこいいです
    残りのメンバー期待

    25 = 3 :

    乙でーす。

    26 :

    乙~
    まーた巡回するスレが増えたな(歓喜)

    28 :

    おつですよー

    30 :

    なるほどなるほど
    なかなかのなかなかだね
    でもこれ団体戦、出れるのかな?

    31 :

    おっつ乙

    32 :

    これは期待大ですわ

    33 :

    京照ktkr!

    34 :

    完全に和解してるならトラウマが無いし、この咲さんはすごく強いんだろうなw

    35 :

    期待してるで

    37 :

    照照の時代が来たか! 来たか!

    38 :

    乙乙乙

    39 :

    乙だよ

    40 :

    また新たなスレが誕生したか……乙ー

    41 :

    でも別に麻雀興味ない人無理矢理誘ってないよね…?
    実際麻雀のゲームやってたら興味あるのかと思って声かけるくらいはおかしい事じゃないし
    強制入部させようとした分けでも無いし

    42 :

    >>4
    >照「東京に…京太郎はいないから…」グスグス
    >
    >俺は照の頭を撫でながら泣き止むのを待った。
    >確かに俺と照は仲のいい友達だから、照がそう言ってくれるのは嬉しかった。


    ここまでくると鈍感とかじゃなくもっとおぞましい何かだと思うの

    44 :

    >>41 文芸部入るつもりのてるてる目当てが丸分かりだからじゃね?

    45 :

    まぁでも京ちゃんが入るならとか言い出したのは照だから無理矢理とかは筋違いだけどな
    追いすがってる訳でも無いし
    最後は京ちゃんだけでもいいから入って欲しかったんだし
    最初から京ちゃんが嫌って言ってるならまだしも

    46 :

    更新は月~金のみ。

    そして投下量も少ない。

    それが基本スタンス。

    47 = 1 :

    俺と照は放課後、入部届けを持って旧校舎にある麻雀部に訪れた。
    ノックをせずに扉を開けると、雀卓の椅子に座ってた竹井が丸めていた背中をビクリと伸ばし、こっちに振り返る。

    驚いたような顔で、俺と照の顔を交互に見てくる。

    「…ど、どうして?」

    京太郎「照が麻雀部に入りたいって言ったからな。俺はその付き添いだ」

    「入部届けは持ってきた。部長は竹井さんでいいのか?」

    「うん…。で、でも、本当に良かったの?」

    「かまわない」

    京太郎「それにしても汚い部室だな」

    「そ、掃除はしたんだけどね」

    京太郎「掃除してこれか」

    「何、その上から目線」ムッ

    京太郎「部室にあるのは全自動雀卓が一つに、本棚と…机、ホワイトボードか」

    「本も古くて傷んでる。それに巻数が揃ってないのもある」

    京太郎「その雀卓は動くのか?」

    「一応、私が初日に動くのは確認したわ」

    京太郎「竹井。雀卓の電源を入れてくれ」

    「ん」ポチッ

    48 = 1 :

    京太郎「……」ピッ

    ガーッガシャン

    京太郎「…くっ、これはひどい」

    「え?」

    「どうした?」ヒョコッ

    京太郎「え?ちょ、なんでわかんないの?」

    「何がよ…」

    「京太郎が何を言いたいか、私にもわからない」

    京太郎「指紋だらけじゃねぇか、この雀牌!!拭けよ、手入れしろよ、気になるだろ!!」

    「え?あ、そうね。言われてみれば、前の部員が使ってそのまんまっぽかったし、綺麗にした方がいいわよね」

    「あ、ああ、そうだな」

    京太郎「何年前の指紋だよ、全く」

    「えーっと、確か麻雀部が廃部になったのが去年だから、まだ一年も経ってないわよ」

    京太郎「勝ち誇るなよ」

    「半年くらい?」

    京太郎「いや、もう時間はどうでもいいから」

    49 = 1 :

    俺は竹井の対面側の椅子に座り、手入れ用の布巾で雀牌を一つずつ拭き始める。
    照は本棚から一冊の本を取り出し、俺の下家側の椅子に腰をかけて、本を読み始める。
    久は少し嬉しそうに照に視線を送るが、照は気付かない。

    まあ、待望の新入部員(団体戦メンバー)だから気持ちはわからんでもないが。

    そして、久は手持ち無沙汰なのか、俺の雀牌の手入れをずっと見てる。

    京太郎「……」キュキュ

    「……。手馴れてるわね」

    京太郎「一応、照ん家にある雀牌の手入れは最近だと何故か俺の仕事だしな。そりゃ、慣れて当然だろ」

    「…最下位の罰ゲームだから仕方がない」

    京太郎「ほほう。じゃあ、次から部室の雀牌掃除は麻雀で決めるか?」

    「私は問題ない」

    「まあ、私も別に構わないけど」

    京太郎「……」

    京太郎「あ、悪い。待った、今のなし」

    京太郎「よく考えたら、俺、麻雀弱いから、そのルールだと俺の仕事になっちまう」

    50 :

    すでに執事(下働き)根性が染みついてそうな……


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