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    元スレ久「須賀君、悩みとかない?」 京太郎「はい?」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★
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    151 :

    あれ龍門渕編……
    3

    152 = 1 :

    龍門渕編、アイツはもう消した

    >>150
    【安価】次のお悩み相談相手:南浦数江

    153 = 1 :

    【安価】南浦数江の悩み
    ↓1

    ※極端なエロ、グロ。著しく道徳に反する悩み
    要するに流石にこれは洒落にならないと判断したものは再安価

    154 = 151 :

    魔法少女になりたい

    155 :

    推敲せずに書き込むと名前を間違う、あると思います

    >>154
    南浦数絵の悩み:魔法少女になりたい

    156 = 1 :

    っていうか魔法……少女……?

    コンマ判定:どのタイプの魔法少女なんですかね
    1~33 SG的な何か
    34~66 魔砲的な何か
    67~00 プリキュア的な何か

    ↓1

    157 :

    ほい

    158 = 1 :

    >>157
    【74】プリキュア的な何か
    ……あれ……キュアスッガ爆誕?

    社畜の宿命的な何かのせいで2,3日空く可能性濃厚
    龍門渕は後回しになりました
    寝ますー

    159 :

    おつやすみー

    161 :


     「ほっ、ほっ、ほっ、ほっ」

     そろそろ日の出となるような時刻、断続的な呼気を吐く音が響く。


     須賀京太郎の朝は早い、日課としているトレーニングをこなす為だ。

     腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回。

     そして――今まさに行っている――ランニングを10km。

     これらを毎日……やる。

     クールダウンのストレッチも忘れずに。

     もちろん一日三食はきちんと摂る。朝食はバナナとアミノ酸飲料でも良い。


     発端は、以前部活動で皆の荷物――結構な量であった――を持った際に

     平静を装ってみたものの、内心で体力不足を痛感した為である。

     ……実際は足が生まれたての小鹿のように震えていたので、誤魔化せていなかったかもしれない。


     同じような事があれば、格好が付かない。

     自分で変われるというのが、人間の強さだ。

     意地があるんだよ、男の子にはな!

     なんていう事を思ったりして……

     結果、そうだ、筋トレ、しよう。となり、自分へ一般的な筋力鍛錬のメニューを課した次第である。
     

     そういえば、この事が咲にバレた際に

     『一撃必殺するヒーローでも目指してるの?』

     『もし京ちゃんがハゲても、私は見捨てないから安心して』

     『……でも服装はちゃんと考えてね、ダサいのは嫌だよ』 

     との言葉を頂いた。

     一体どういう意味だろう……

     というか、ハゲる予定など両親の遺伝的には無いはずだ。失敬な。

     たまに思うが、あいつは俺のことをどういう目で見ているのか。

     一度、本気で話し合う必要がある気がする。

    162 :

    来たか

    163 = 1 :


     一通りのメニューをこなし、家の玄関を開けるとカピーが出迎えてくれた。

     ちょっと眠たげ瞳の大きな齧歯類、共に暮らしてきた、もはや友人であり家族と言える存在。

     カピバラカワイイヤッター。


    京太郎「カピーただいま」

    カピー「朝から暑苦しいぞ、主人」


     声をかけると嬉しいのか、キュルキュルと応えてくれる。ういやつめ。

     カピーの頭を一撫でし、ぬるめのシャワーで汗を流そうと風呂場へ。

     上着を脱いだ時、ふと鏡に写った自分の上半身が目に入る。

     ……うん、これは良い感じに引き締まってきてるのではないだろうか。

     もし誰かに見られても恥ずかしくないな……特に見せる予定はないけど。


     ――いや、和とそういう関係になれば、そうとも言えない。

     ゴッドモザイク無しの状況で、あれこれしちゃったりして――


     ……まあ、不毛な妄想はやめよう。

     この前の胸に視線事件もあったことだし、なんか虚しくなってきた。

     ・
     ・
     ・

     そうこうした後、朝食を済ませ一息ついた時、携帯の着信音が鳴った。

     表示された名前は部長。

     居留守でも使うか?と一瞬思ったが、素直にとる。

    164 = 1 :


    『須賀君、やっはろー!』

    京太郎「……おはようございます、部長」


     無駄にハイテンション、何か良い事でもあったんだろうか。

     先日、こちらの財布が被った損害は記憶に新しい。

     それを思い出すと自然とこちらはローテンションになるというのに。

     ……役得と言えば役得だったけれども。


    『なんだかそっけないわね……』

    『美人の先輩のモーニングコールよ、嬉しくならない?』

    京太郎「残念ながら、随分前に起きてました」


    京太郎「……急にどうしたんですか? こんな朝から、今日は部活も休みですし」

    『今日から連休じゃない? 須賀君は暇してるかなーと』

    京太郎「今日は特に用事がないので、暇と言えば暇ですね」

    京太郎「家でごろごろしてようかな、なんて思ってましたけど……」

    『今日『は』って事は別の日はあるのかしら……』


     確かに明日はあるにはある。

     この前の喫茶店に行く約束を咲としたのだ。

     そうだ、ついでにご機嫌取りをした後だし、家で麻雀でも教えてもらおう。


    『まあ、それより……駄目よ、須賀君。休みに、家で一人ごろごろしようなんて』

    『死んで腐った魚のような濁った目をするようになって、ボッチ街道へまっしぐらよ?』

    『もしくは金髪と目付きが仇になって、友達が出来なくなったり』


     なんだろう、その無駄に誰かの心を抉りそうな例え方。

     俺の青春は間違っているとは思っていないし、特に友達は少なくはない。

     どうでもいいけど、ガハマさんはなんだか不憫可愛いと思う。


    京太郎「で、その心は」

    『私と出掛けましょう』

    京太郎「いきなりですね……まさかまた、俺を財布にするつもりなんじゃ」

    『もう、そこまで鬼じゃないわ……良ければ長野にまで足を伸ばさない?』

    京太郎「はあ……分かりました、付き合います」

    『さっすが、須賀君、話がわかるー、9時に駅前で待ち合わせでいい?』

    京太郎「了解しました」

     
     というわけで、出掛けることになったのである、まる。

    165 :

    一瞬何言ってんだと思ったが長野市のことか

    166 = 1 :

    ■□■


    「色々キンクリして着いたわ、長野駅」

    京太郎「一体その間に何があったんですかね……?」

    「それは……電車の中で仲睦まじく恋人繋ぎで肩を寄せ合う二人とか」

    京太郎「いや、そんなの無かったですよね」

    「私がポッキーを咥えて、須賀君に食べさせようとしてみたり」

    京太郎「それはポッキーの日が近かったので、部長の誕生日で使おうとした没ネタです」

    「触れ合いそうな二人の口唇……そして高鳴る二人の鼓動」

    「須賀君は衝動を抑えられなくなり発作的に私を……」


    「……どう? 想像したら萌えた? ちょっと、やってみたくなった?」

    京太郎「ノーコメントで」

    京太郎「あとこのスレ的にはそういうのはありえない」


    「とりあえず、どうしましょうか」

    京太郎「特に考えてなかったんですね」

    京太郎「うーん……映画でも見ます?」

    「暗がりで襲うの?」

    京太郎「今日のキャラ付けはその路線なんですか?」


    京太郎「いや、まあ見たい映画があるんですよ」

    「あら、どんな映画?」

    京太郎「恥ずかしながら、あるアニメの劇場版です」

    京太郎「部長も見てましたよね、青い子のストラップ付けてましたし」

    「ああ、あれね」

    京太郎「ちなみに俺は断然黄色い子派です」

    「これは胸部的な意味でのチョイスね、間違いないわ……」


    京太郎「まあ、内容が完全新作なので是非見たいというか……」

    「よし、じゃあそうしましょう」

    「……その前にお昼前だし食事しない?」

    京太郎「ですね、モスにでも行きましょうか」

    167 :

    わけがわからないよ キュップイ

    168 = 1 :



    京太郎・久・数絵「あ」

    169 = 1 :


    モス◯ーガー店内


    「こんなところで会うなんて奇遇ね」

    数絵「本当ですね」

    数絵「……お二人はもしかして……デート?」

    「そうなの、実は私達付き合ってて――」

    京太郎「だから、なんでそういう嘘を言うんですかね……」

    京太郎「南浦さん、信じちゃ駄目ですよ」


    「あら、おかえりなさい」

    京太郎「さば味噌とオニポテ、アイスウーロンは南浦さんでしたよね」

    数絵「ええ、わざわざありがとう」

    京太郎「まあ、一緒に映画を見ようかなと」

    「そうそう、あの魔法少女もののやつ」

    数絵「あ、私も実はそれを見に来たんですよ」

    数絵「本当、奇遇ですね」

    京太郎「食べたら一緒に行きます?」

    数絵「……お邪魔では?」

    「女心のわからない須賀君に言っても無駄よ」

    数絵「あ、そうなんですか?」

    京太郎「なんだか酷い言われよう」




    「ああ、そうだ食べながらで良いんだけど……はいこれ」

    京太郎「なんですか、そのチラシみたいなのは……いきなり取り出して」

    数絵「なになに……『お悩み相談承ります』?」

    「久さんのお悩み相談室のチラシよ」

    京太郎「なにその無駄に洗練された、無駄の無い、無駄な行為」

    数絵「芸が細かいですね」

    170 :

    付き合ってはないけどデートやろ?

    171 = 1 :


    「無駄とか言っちゃ駄目、宣伝は必要だわ」

    京太郎「何で必要なのか意味がわからないです」

    京太郎「商売にでもするつもりなんですか……」

    数絵「あ、清澄高校奉仕部と書いてある」

    京太郎「ちょっと待った、そんな部は無いはずなんですが、それは」

    「私が申請しておいたわよ」

    「部長は私で副部長は須賀君、ちなみに部員随時募集中!」

    京太郎「えっ、俺含まれてる?」

    「当たり前じゃない、私と貴方の仲でしょ?」

    数絵「須賀君も大変ね……」


    「前振りが長くなちゃったけど……」

    「南浦さん、悩みはない?」

    京太郎「無いなら無いとはっきり言ってやって下さい、相手にすると調子に乗るので」

    「須賀君が冷たい……」

    「キスやらなんやら済ませた仲なのに……」

    「釣った魚には餌をあげないタイプなのね、酷い……」

    数絵「ええっ!」

    京太郎「だから嘘を言わないで下さい! 人聞きの悪い!」

    「間接的には嘘ではないわ」

    172 = 167 :

    釣った魚に餌をやらないのはどっちかというと部長の方では……

    173 :


    数絵「……実は……その」

    「その反応はあるのね」


    数絵「……笑いません?」

    「笑わないわよ」

    「あ、須賀君が邪魔なら席を外させるけれど」

    数絵「大丈夫です……」


    「えっと…………になりたいんです」

    京太郎「え? なんだって」

    「前にラノベ主人公を見習ってと言ったけど、ここで難聴を発揮しなくていいのよ?」



    数絵「魔法少女になりたいんです!」



    「……」

    京太郎「……」

    数絵「……」



    「……ある意味、今までで一番飛び抜けた悩みね、びっくりしちゃった」

    京太郎「かわいい悩みだと思います」

    数絵「うう……言わなきゃ良かったわ……」

    京太郎「でも、ちょっと分かりますよ、俺も小さい頃は戦隊物に憧れたりしましたし」


    「どうしようかしら……」

    「須賀君、貴方の方がこういうのに得意なんじゃない?」

    数絵「そうなの?」

    京太郎「……一応聞きますけど、どういう意味ですか?」

    174 :

    ボクと契約して魔法少女になってよ!

    175 :

    今ならこの洗剤もつけちゃうよ!

    176 :

    マスコットにスッガがオススメだよ!

    177 :

    カピーの立場がないな

    178 :

    よし、ここにSSS(シャープシュータースミレ)さんをお呼びしてこよう(錯乱)

    179 = 1 :


    「だって……」

    「魔法少女っていえば女の子とはいえ、いわゆるヒーロー物の枠でしょ?」

    京太郎「あっ、すっごい嫌な予感」


    「……貴方の場合、変身してみたり、破ァッ! とかしてみたり、面白いし大人気!」

    京太郎「超えちゃいけないラインを考えろよ」

    「中の人的に言えば、南浦さんは既に魔法少女なんだけどね」

    「大いなる希望の力! とか、夢見る乙女の底力、受けてみなさい! とか」

    数絵「……言ってる事の意味が良く分からないです」


    「そういえば、変身といえばライダーよね」

    「魔法少女の一部ジャンルで考えれば、悲しみを背負うって意味では似たような物だし」

    京太郎「ちょっと、ちょっと、ちょっと、この話続けるんですか!?」

    「あ、そういえば私は5― 京太郎「言わせねーよ」

    「須賀君はデ― 京太郎「だから言わせないって、しかも確定してない!」


    京太郎「うーん、でもこの悩みなかなか難しいですね……」

    数絵「現実離れしてるのは分かってるわ……」

    京太郎「まあ、前に部長が言ってた通り、打ち明けるだけでも心が軽くなるかもしれないですし……」

    「須賀君、甘い」

    「こういうのは解決策を示してこそ一流よ」

    京太郎「前は解決策を示さなかったような……」

    京太郎「って、スマホをいじって何してるんですか?」

    数絵「?」

    「ずばり解決策はこれよ!」

    180 = 176 :

    部長がこういう可愛さ出してるのがすごく新鮮に思えるww

    181 :

    京ちゃんは契約結ぶ側じゃないですかね、中の人的に

    182 = 1 :


    京太郎「これは……」

    「名付けて、魔法少女になりたいならコスプレすればいいじゃない作戦!」

    数絵「コ、コスプレ……」

    京太郎「その発想はなかった」

    「変身願望は、ある意味間違いなく満たせれるわ」


    「恥ずかしがっちゃ駄目よ、南浦さん」

    「この画像の人だって、ふりふりの服を着て、弓っぽい何かを持って決めポーズなんかしてるけど」

    「すっごい良い笑顔でしょ? きっと楽しいわ」

    数絵「キュアバイオレットって書いてますね」

    京太郎「……」


    京太郎「……部長」

    「ん?」


    京太郎「目線は入ってますけど……」

    京太郎「この画像の人どこかで見たことあるような気がするのは、気のせいですかね?」

    京太郎「どこだったかな……最近見たような」

    「あー、確かに……」


    京太郎「……」

    「……」

    数絵「……これ、もしかして白糸台の人じゃ……」


    京太郎・久「あ」

    183 :

    SSSSS(そこまでにしとけよシャープシュータースミレ)

    184 = 176 :

    ここの菫さんも残念なのか

    185 = 1 :


    ちなみに、あまり意味がある話ではないが――

    後日、悩み相談を機にコスプレする事にはまってしまった南浦数絵と

    弘世す……じゃなかった、キュアバイオレットが友人になったりならなかったり。

    その結果、色々とあってキュアスッガが爆誕したりするらしいけれども、それはきっと語られることのない物語。


                                        【Yes!お悩み相談5!編】 ――カンッ

    186 = 174 :

    そこは気付かない振りをしてやるのが情けってもんだろうよ……!

    187 = 1 :

    深夜テンションって怖い、いいんですかねこれ

    安価【お悩み相談相手】

    1 龍門渕編
    2 東横桃子
    3 宮永照

    ↓1

    190 = 1 :

    >>188
    1 龍門渕編

    【安価】お悩み相談をする人

    ※龍門渕関係者
    ※無効の場合↓に1個ズレ

    ↓1

    ↓2

    193 :

    194 = 1 :

    >>191 ハギヨシさん
    >>192 純ニキ

    【安価】透華の悩み
    ↓1

    【安価】ハギヨシの悩み
    ↓2

    【安価】純ニキの悩み
    ↓3

    ※極端なエロ、グロ。著しく道徳に反する悩み
    要するに流石にこれは洒落にならないと判断したものは再安価

    195 :

    最近衣がぼんやりしてることが多い

    196 = 174 :

    婚期を逃しそう

    197 = 193 :

    男とよく間違えられ、ジャニ○ズにスカウトされた

    198 = 1 :

    透華の悩み:最近衣がぼんやりしてることが多い
    ハギヨシの悩み:婚期を逃しそう
    純ニキの悩み:男とよく間違えられ、ジャニ○ズにスカウトされた

    ハギヨシさんが婚期……だ……と

    【安価】ころたんのぼんやりしてる理由

    ↓1

    199 :

    自分の今の体で実際の出産が可能かどうか思いを馳せてた

    200 :

    誰の子を産むんですかねえ(ゲス顔)


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