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    元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」

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    101 = 55 :

    マミ「どうしたの?」

    まどか「あ、マミさん。スフレってどういう意味ですか?」

    マミ「え? すふれ?」

    さやか「この箱に書いてあるチーズスフレのスフレってどういう意味かって話です」

    マミ「……あぁ、そういうことね。えっと、確か」

    マミ「メレンゲに材料を混ぜてオーブンでふんわり焼いたお菓子とかのことよ」

    まどか「ふんわりですか?」

    マミ「ふんわりよ」

    さやか「じゃあさっきの私のニュアンスは間違ってないってこと?」

    まどか「え? うーん、どうだろう?」

    マミ「何の話?」

    さやか「スフレってこうすふれーみたいな感じかなって」

    マミ「……? ごめんなさい。なにを言ってるのかわからないわ」

    さやか「うーん。マミさんもわからないか……。近いと思うんだけどなー」


    マミ「美樹さんはなんの話をしているのかしら?」ボソボソ

    まどか「さやかちゃんって感覚で表現する時あるんでたまにこういうことがあるんですよ」ボソボソ

    まどか「普通の人にはわからない感性なんで、気にしないでください」ボソボソ

    マミ「わかったわ」ボソボソ


    さやか「すふれー。いや、すふぁれーか」


    マミ「これ食べていいの?」

    まどか「はい。みんなの分あるんで」

    102 = 55 :

    杏子「おはぎとあんころもちって具体的にどう違うんだ?」

    ほむら「急にどうしたの?」

    杏子「ちょっと気になった。おはぎはぼたもちだよな」

    ほむら(杏子だけに気になったのかしら)

    杏子「なんか失礼なこと考えてないか?」

    ほむら「なんのことかしら? ……そうね。おはぎとぼたもちは名称が違うだけで同じもののはずよ」

    ほむら「ぼたもちは牡丹が咲く彼岸頃に出されるようになったことから牡丹餅、ぼたもちになったって言われてるわね」

    杏子「あんころもちは?」

    ほむら「そうね……。こしあんかつぶあんかの違いじゃないかしら」

    杏子「なんかざっくりな説明すぎないか?」

    ほむら「私もあまり詳しくはないもの」

    杏子「こういう時は」

    ほむら「マミー。ちょっといいかしらー」

    103 = 55 :

    マミ「なにかしら?」

    ほむら「おはぎとあんころもちの違いを教えてほしいの」

    杏子「頼む」

    マミ「いいけど……」

    マミ(なんだかデジャブるわね……」


    マミ「もち米を混ぜて炊いて、米粒が残っているお餅がベースなのがおはぎよ。うるち米も使うわね」

    マミ「あんころもちはもち米のみを使った粒の残っていないお餅がベースでそれを餡の衣で包んだもののことよ」

    マミ「材料も微妙に違うわね」

    杏子「へー。おはぎとぼたもちは一緒なんだよね?」

    マミ「正確には違うわね」

    ほむら「そうなの?」

    マミ「えぇ、まぁその辺は長くなるからウィキで調べればいいわ。大体のことはわかるから」

    杏子「ん。わかった。さんきゅな」

    ほむら「悪いわね。勉強中に呼び出したりして」

    マミ「いいわよ。休憩中だったし。じゃあ用も済んだみたいだし戻るわね?」」

    ほむら「えぇ。後で、お茶を持っていくわね」

    マミ「ありがとう。……ちなみにお茶請けはなにかしら?」



    ほむら「ちまきよ」

    マミ「そ、そう」

    マミ(これだけ引っ張っておいて、ぼたもちかあんころもちじゃないんだ……)

    杏子(っていうかなんでこの時期にちまきなんだ?)

    104 = 55 :

    まどか「ついにあと三日で学校が始まるね」

    ほむら「今年は九月二日からね」

    まどか「宿題終わった?」

    ほむら「えぇ」

    まどか「私数学の課題でわからないところあったんだけど教えてもらっていい?」

    ほむら「任せて」

    まどか「ありがとう! えっとね……」

    さやか「……」

    まどか「さやかちゃん?」

    さやか「……」

    まどか「どうしたの? 土下座なんてして……」

    さやか「お願いします。宿題が終わらないんです。手伝って下さい」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    さやか「……」スッ

    まどか(あ、ケーキだ)

    ほむら(しかもこれ高いお店の……)

    さやか「……」

    まどか(買収か……)

    ほむら(必死ね……)

    105 = 55 :

    まどか「ほむらちゃん……」

    ほむら「はぁ……。手伝うから土下座はやめなさい。目に来るわ」

    さやか「まどか! ほむら!」

    ほむら「今回だけよ? 来年は一人でやるのよ?」

    さやか「うん! ありがとう!」

    ほむら「で、どれだけ余ってるの??」

    さやか「えっとねー、こんだけ」ドサッ

    ほむら「……」

    まどか「……」

    さやか「……」

    ほむら「……」

    まどか「……」

    さやか「……」


    さやか「ごめんなさい」

    106 = 55 :

    ほむら「結局、ほぼ全部じゃない」カキカキ

    まどか「やってあるのが音楽の課題だけっていうのがさやかちゃんらしいね」カキカキ

    さやか「いやー、えへへ」カキカキ

    ほむら「褒めてないわよ」カキカキ

    さやか「はい。すみません」カキカキ

    まどか「でも、あと三日で終わるかな?」カキカキ

    ほむら「まぁ、私達の答えがあるし、なんとかなるわ」カキカキ

    まどか「そうだね。……? ほむらちゃんそこ間違えてない?」カキカキ

    ほむら「ええ。わざとよ」カキカキ

    さやか「ちょっとほむら!」

    ほむら「落ち着きなさい。正答率をさやかに合わせているのよ。こうすれば怪しまれないでしょ?」カキカキ

    さやか「ほむら……。あんたいいやつだね」

    まどか(バカにされてるだけな気がするけど……)カキカキ

    107 = 55 :

    ほむら「でも、さすがに量が多いわね」カキカキ

    まどか「マミさんにも手伝ってもらう?」カキカキ

    さやか「あ、それは勘弁してほしいかも……」カキカキ

    まどか「どうして?」カキカキ

    さやか「だって、マミさんにこんなにギリギリまで宿題やってなかったなんて知られたら怒られそうだもん……」カキカキ

    ほむら「さやか……」カキカキ

    まどか「私が言うのもなんだけど、さやかちゃんダメな子だね」カキカキ

    ほむら「つまりあのケーキは口止め料も込みというわけね?」カキカキ

    さやか「たはは……」カキカキ

    まどか「私、いつもの喫茶店にあるジャンボデラックスパフェ食べたいな」カキカキ

    さやか「え!?」

    ほむら「あら、奇遇ね。私も気になっていたのよ」カキカキ

    さやか「え!!?」

    まどか「食べたいよねー」カキカキ

    ほむら「えぇ」カキカキ

    さやか「え、え?」

    まどか「あ、さやかちゃん。手、止まってるよ?」カキカキ

    ほむら「間に合わないわよ?」カキカキ

    さやか「え、あ、うん……」カキカキ

    108 :

    ドサッって、まさか一ページもしてないとか?
    俺の小学時代みたいだな

    109 = 55 :

    まどか「あれ、五十センチはあるらしいよ」カキカキ

    ほむら「凄まじいわね」カキカキ

    まどか「ねー」カキカキ

    さやか「……」カキカキ

    ほむら「でも、高いわよね。あれ」カキカキ

    まどか「そうだよねー」カキカキ

    さやか「……」カキカキ

    まどか「手が疲れるねー」カキカキ

    ほむら「そうね。なにか甘いものが食べたいわね」カキカキ

    さやか「……」カキカキ

    まどか「……」カキカキ

    ほむら「……」カキカキ

    さやか「……」カキカキ


    さやか「この宿題が終わったら奢らせてください」

    まどか「ほんと? なんだか申し訳ないなー」

    ほむら「悪いわね。催促したみたいで」


    さやか(くそう。言い返したいけどなにも言えない)

    110 = 55 :

    マミ「……」ペラ

    ほむら「zzz」

    マミ「……」ペラ

    ほむら「zzz」

    マミ「……!!?」

    ほむら「zzz」

    マミ「ふっざけんじゃないわよ!!!!」

    ほむら「!!!??」ビックゥ

    ほむら「え!? なに!? どうしたの!!?」

    マミ「これ! これ見て!!」

    ほむら「え? なんなの?」

    マミ「これ、このページのここ!」

    ほむら「……人物名を赤丸で囲ってるわね。……犯人はこいつ?」

    マミ「これ、ミステリー小説なのよ」

    ほむら「……あぁ、なるほど」

    111 = 55 :

    マミ「最悪だわ。やっぱり中古で買うべきじゃなかったわ」

    ほむら「盛大にネタバレされたわけね」

    マミ「しかもちょうど山場に差しかかるところでよ? 悪質だわ」

    ほむら「なんていうか、ご愁傷様」

    マミ「うー、イライラするわ」

    ほむら(どうしよう。かなりご立腹だわ)

    マミ「なんとか書いた奴を見つけ出せないかしら……」

    ほむら「えーっと……。機嫌を直して。今日はマミの好きな物を作るから」

    マミ「じゃあ、だし巻き卵とてんぷらで」

    ほむら(また、微妙に難しい料理を……)

    ほむら「わかったわ。だから機嫌を直して、ね?」

    マミ「……。ごめんなさい、気をつかわせてしまったわね」

    ほむら「いいのよ。そんなに気にするような仲でもないでしょ」

    マミ「……。そう、そうね」

    ほむら「じゃあ、さっそく支度にかかるから。楽しみにしてて」

    マミ「うん。ありがとう」



    マミ「気にするような仲じゃない、か」

    マミ「ふふ。なんだかあったかいな……」

    112 = 108 :

    QB「なんで人間は犯人を知りたがる癖に最後の辺りになるまで犯人を知りたがらないんだい? 途中でも良いから犯人が分かればそれで良いじゃないか」カキカキ

    113 = 55 :

    今日はここまででー。

    >>108安心しろ。俺の小学生時代もそうだった。
    むしろ小学生で宿題ちゃんと終わらせる人なんているの?

    >>96ふふふ。貴様のレスは俺が頂いた。ネタとしてな。

    >>97そこに気づくとはやはり、天才か……。

    っていうかやっべぇ、その辺の時代考証のこと全然考えてなかった……。
    まぁ、時代が合わないのはデビルガンダムのせいです。


    こんな感じでみんなのレスから、隙あらばネタとして拾うから、みんな隙を見せないように気を付けてねー。


    乙とかありがとうございー。
    テンション上がります。


    しかし、このSSの方向性をどうしようか。
    悩むな……。

    114 :

    (もっとまどほむが見たいな…)

    115 :


    今みたいな感じでだらだらと続けてほしい

    116 :

    あんこの出番少なくね?
    いや、出せとか言ってないよ?

    117 :

    >>79
    スケット団並みのグダグダ感ってこと

    118 :

    ※某アニメ観賞中

    まどか「……ほむらちゃんはチョココロネってどう食べる?」

    ほむら「私は頭からかしら」

    まどか「私と同じだね」

    ほむら「マミはイメージ的に、ちぎって食べる派っぽいわよね」

    まどか「そだね。上品な感じが似合うもん」

    ほむら「杏子は……」

    まどか「おしりからあーんって食べそうだね」

    ほむら「口に入りきらなくてもごもごさせながら食べてそうね」

    まどか「なんか可愛いねそれ。さやかちゃんは……」

    ほむら「さやかが食べてるところ見たことは?」

    まどか「うーん。記憶にはないかな」

    ほむら「まぁ、多分私達と同じタイプじゃないかしら」

    まどか「お上品なのはなんか違うし、かといっておしりからってのもないだろうしね」

    119 = 55 :

    さやか「おっじゃましまーす!」

    ほむら「ちょうどいいわ」

    まどか「ナイスだね」

    さやか「え? なに?」

    まどか「さやかちゃんはチョココロネってどう食べる?」

    さやか「チョココロネ?」

    ほむら「チョココロネ」

    さやか「うーん。こう、細い方からちぎって余ったチョコをつけながらかな」

    まどか「!!」

    ほむら「!?」

    さやか「え、なにこの空気」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    さやか「え、なにその裏切られたみたいな表情」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    さやか「おーい」


    ちなみに


    マミさん。

    まどかとほむらの予想通り。


    杏子ちゃん

    チョココロネ食べたことない。

    120 = 55 :

    まどか「杏子ちゃんってよく食べるのに太らないよね」

    ほむら「そうね。羨ましい限りだわ」

    マミ「ほんとうに。私なんてそのまま食べた分が直結するから……」

    さやか「やっぱり体質なんですかね」

    マミ「羨ましい……」

    ほむら「でも、なんだかんだでマミは体型を維持してるじゃない」

    マミ「ちょくちょくウォーキングをしてるから」

    まどか「いつの間に……」

    さやか「マミさんを見る限り効果はあるみたいですね」

    マミ「今のところは成功してるわね」

    ほむら「ランニングとかだとダメなの?」

    マミ「ランニングだと筋肉も同時についちゃうから」

    まどか「なるほど。でも、大変ですね受験勉強もあるのに」

    さやか「だいたい何分くらい歩くんですか?」

    マミ「そうね。一時間くらいかしら」

    まどか「一時間って結構歩いてますね」

    マミ「えぇ、でもこれ以上体重が増えるのは嫌だから……」

    121 = 55 :

    ほむら「これ以上? 増えたの?」

    マミ「お腹とかに影響はないみたいなんだけど……。その」

    まどか「??」

    ほむら「はっきりしないなんてマミらしくないわね。どうしたの?」

    さやか(あ、なるほど)

    マミ「えっと、その……。最近、またブラの方がきつくなって……」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    さやか(食べた分が直結する。ってそこにね)

    マミ「正直、これ以上大きくなっても困るし……。だからそれを防ぐ為にも、ね?」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    さやか(ね? じゃないですマミさん。それはこの二人には挑発です)

    まどか「そうですか」

    ほむら「それならマミに協力しないとダメね」

    まどか「そうだね。これからマミさんの分のおやつは私達が食べよう」

    ほむら「それがいいわ。そうしましょう」

    マミ「え? え?」

    さやか(面倒なやつらだなー)


    <ただいまー

    まどか「あ、杏子ちゃんだ」

    ほむら「仲間が帰ってきたわね。迎えにいかないと」

    122 = 55 :

    マミ「……私なにかマズイこといったかしら」

    さやか「いえなにも。ただの持たざる者の苦悩ってやつです」

    マミ「??」

    さやか「それよりマミさん。カップ数はどのくらいで」

    マミ「な、なんて質問するのよ……」

    さやか「まぁまぁ、女の子同士なわけですし、ここだけの話ってことで」

    マミ「……誰にも言わない?」

    さやか「誓って」

    マミ「……」ゴニョゴニョ

    さやか「……凄いですね」

    マミ「うぅ……///」

    さやか(私より2カップ上か……。これでも前より大きくなったのになー)

    123 = 55 :

    杏子「なぁさやか、ほむら達どうしたんだ? なんかマミに対して冷たいような」

    さやか「ほっといていいよ。ただの嫉妬だから。そのうち元通りになるよ」

    杏子「? まぁ、それならいいんだけどな」

    杏子「あ、そうだ。頼みがあるんだ」

    さやか「頼み? なに?」

    杏子「その、今度、下着買いに行くの付き合ってくれないか?」

    さやか「……」

    さやか「ちょっと失礼」グワ

    杏子「!!? な、なにすんだよ!!」

    さやか(この手に広がる確かな触感……。これは……)モミモミ

    さやか「杏子、大きくなったね」モミモミ

    杏子「手を離せ!! バカ!」 

    さやか「うんうんそっかそっか。杏子ちゃんも着実に大人になりつつあるんだね」

    さやか「よし、さやかちゃんに任せなさい! とびっきり可愛いブラを選んであげよう!」

    杏子「いや、そんな可愛いとかじゃなくて普通でいいんだけど」

    さやか「なに言ってんの。こういうおめでたい時はちゃんと選ばなきゃダメなの。私が奢ってあげるから」

    杏子「いやいや、それは悪いだろ」

    さやか「いいからいいから。明日でいいよね?」

    杏子「うーん。じゃあまぁお言葉に甘えることにするよ」

    さやか「うんうん。~♪」

    杏子(なんでこいつこんなに嬉しそうなんだ?)



    さやか(いやー、あれだね。まどか達ドンマイ!)

    124 = 55 :

    まどか「秋だねー」

    ほむら「最近涼しくなってきて過ごしやすいわ」

    さやか「私はもう少し夏を楽しみたかったけどねー」

    まどか「さやかちゃん、昔から夏になると元気になるよね」

    さやか「うん。こう、なんか、わーってなる」

    杏子「またすごい抽象的だな」

    まどか「私は暑いの苦手だから秋とか冬の方が好きかなー」

    ほむら「私もどっちかっていうとそうね」

    マミ「私も。部屋でこたつに入りながら、のんびりお茶を飲むのが好きだわ」

    杏子「あー、アタシは寒いの苦手だな」

    さやか「そうなの?」

    杏子「うん。暑いのもまぁキツイんだけどさ。寒いとホントに死にかけるし」

    まどか(死にかける?)

    さやか(なんで?)

    ほむら(……)

    125 = 55 :

    マミ「……野宿的な意味で?」

    杏子「うん」

    まどか(あぁ、なるほど……)

    さやか(苦労したんだね……)

    ほむら(杏子……)

    マミ(佐倉さん……)

    杏子「な、なんだよその憐れむような目は……」

    まどか「なんでもない。うん、なんでもないよ」ギュ

    さやか「そうだね、寒いのは辛いよね」ヨシヨシ

    ほむら「大丈夫よ。ここは暖かいから」ヨシヨシ

    マミ「えぇ、食べ物だっていっぱいあるから」ギュ

    杏子「ちょ、なんだよお前等、頭撫でんな、抱き着くなよ」

    126 = 55 :

    まどか「でも、寒さに凍えて震えてる杏子ちゃんは一度見てみたいかなって」

    ほむら「きっと凄く可愛いわね」

    マミ「餌付けしたいわ」

    さやか「あんたら……」

    杏子「?」

    127 = 55 :

    まどか「今日の晩御飯はなにかなって」

    ほむら「今日は秋刀魚よ」

    さやか「やった! 塩焼き?」

    マミ「もちろん」

    杏子「やっぱ秋は秋刀魚食わないとダメだよなー」



    ほむら「出来たわよ」

    さやか「待ってました!」

    まどか「これはなんていう料理?」

    マミ「秋刀魚の竜田揚げよ。おいしいわよ」

    杏子「もう食っていいか?」

    ほむら「いただきますしてからよ」


    マミ「それじゃあ」


    「「「「「いただきまーす」」」」」

    128 = 55 :

    まどか「大根おろし乗せてー」

    さやか「ポン酢トットット」

    マミ「しっかりご飯も炊き立てね」

    ほむら「秋刀魚を食べる時の礼儀ね」

    杏子「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」


    マミ「佐倉さん、落ち着いて食べなさい」

    さやか「気持ちはわかるけどね」

    杏子「ハフ?」

    129 :

    さやかも中2にしては充分胸でかいけどな、むしろまどか辺りが普通なんだよ
    ほむら? 頑張れ

    130 = 55 :

    今日はここまででー。


    >>114こいつ……。直接脳内に……!
    次回の投下分で見れるかもしれません。

    >>115このままの感じで続けようとは思ってるんだけど、落としどころをどうしようかと。
    このままじゃ終わりが見えない。

    >>116次回である意味活躍します。たぶん

    >>117意識してなかったけど、言われてみれば確かに。
    まぁでも、そんな雰囲気を出せたらいいなーとは思ってたからとりあえずはあれだね。うん。



    見てくれてる人ありがとうございます。
    なんかこう、内からばーって湧いてくるものがあります。

    次回はちょっとだけ投下量多いと思います。まぁベッドの上に寝転がりながら見てください。
    そして、そのまま寝落ちして翌日携帯の電池をゼロにしてあわててください。


    じゃあ、また。

    131 :

    あんこ出してくれてありがとうー乙

    133 :

    さやか「お酒を持ってきました」

    マミ「ダメよ」

    ほむら「二十歳になってからよ」

    さやか「そんなー。せっかく持ってきたのに」

    杏子「なんでまた急に」

    まどか「私お酒って飲んだことないや」

    マミ「没収ね」

    ほむら「まったく碌でもないこと考えるんだから」

    さやか「ちぇー」

    さやか(まぁいいや。後で……)

    杏子(嫌な予感がする)

    まどか「うぇひひ」

    134 = 55 :

    さやか「みなさん飲み物をどうぞー」

    杏子(絶対さっきの酒だ)

    まどか(展開を見守ろうかなって)

    マミ「あら、ありがとう」

    ほむら「……待ちなさい。それさっきのお酒でしょう?」

    杏子(ま、気づくよな)

    まどか(さやかちゃんに策はあるのかな?)

    マミ「そうなの?」

    ほむら「だって急に怪しすぎるでしょう。いつもお茶を入れる人は私かマミなわけだし」

    マミ「そういえばそうね」

    さやか「やっだなー。そんなわけないじゃん。これはいつも日頃家事をしてくださるほむら様とマミ様に対しての純粋な好意ですよ」

    ほむら「……」

    マミ「……」

    ほむマミ「怪しい」

    さやか「そんな! ひどい!」

    杏子(日頃の行いってやつだな)

    まどか(さやかちゃんじゃねー)

    135 = 55 :

    さやか「うぅ、ほむらはともかくマミさんにまで疑われるなんて……」

    マミ「だって……」

    ほむら「私はともかくってなによ」

    さやか「せっかくおいしいジュースの作り方勉強したのになー。マミさんとほむらに飲んでほしいから……」

    マミ「うっ……」

    杏子(マミが落ちそうだ)

    まどか(なんだかんだで甘いよね)

    ほむら「騙されてはダメよマミ。あれはさやかの罠よ」

    マミ「そ、そうよね」

    杏子(ほむらはさすがに手ごわいな)

    まどか(まぁ、簡単にはいかないよね)

    136 = 55 :

    さやか「ショックだなー、私ってこんなに信用なかったんだなー……」

    マミ「う、うぅ……」

    ほむら「マミ」

    マミ「でも……」

    杏子(マミはダメだな)

    まどか(後一押しかな)

    さやか「そうだよね、普段の私のことを考えたら信頼できるはずないよね。私ってホントバカ」

    さやか「仲間」

    さやか「だからってなんでも信じられるかって言ったらそうじゃないもんね」

    さやか「仲間」

    さやか「だからってね」

    マミ「!!」

    杏子(えらく仲間を強調するな)

    まどか(マミさんの様子が)

    マミ「飲むわ!!!」

    ほむら「マミ!?」

    杏子(はい落ちた)

    まどか(一名様ごあんなーい)


    さやか「……」ニヤ

    137 = 55 :

    マミ「美樹さん!」

    さやか「はい!」

    マミ「疑ってごめんなさい! 私、なんてひどいことを……」

    さやか「そんな! マミさんのせいじゃありませんよ。私の日頃の行動がいけなかったんです」

    マミ「いいえ、違うわ。あなたを信じきれなかった私がいけないの」

    マミ「仲間」

    マミ「なのに」

    杏子(マミの将来が心配だ)

    まどか(悪い人に騙されそう)

    ほむら「落ち着きなさいマミ! それは罠よ! 奸計よ!」

    杏子(さて、最後の砦は)

    まどか(どうなるかな)






    さやか「このジュース飲んだら胸大きくなるよ」ボソッ




    ほむら「飲むわ!!!!」










    杏子(砦脆すぎるだろ)

    まどか(もう一名様ごあんなーい)

    138 = 55 :

    ―しばらくして




    まどか「うぇひひひひひひ」←酔っぱらってる

    さやか「あはははははははwwwww」←酔っぱらってる

    マミ「うう……」←酔っぱらって泣いてる

    ほむら「……」←酔っぱらってる


    杏子「なんだこれ」←顔がほんのり赤い程度

    139 = 55 :

    マミ「うわーーーーん!!!!!」←泣き上戸

    杏子「」ビク

    さやか「あははははははwwww マミさんどうしたんですかww 急に泣いたりしてwwww」←笑い上戸

    マミ「私は! 最低よー!!!!!」

    さやか「なwんwでwでwすwかw」

    マミ「正義の魔法使いなんて名乗っていたけど!! 本当は違うのよー!!」

    さやか「マwジwでwwwwww」

    マミ「パパとママを助けられなかったから! その罪滅ぼしに人助けをしてただけなの!!」

    マミ「そんなことをしてもパパとママは戻ってこないってわかってたけど! でも、でも!!」

    マミ「そうすればいつかパパとママに褒めてもらえるんじゃないかって!! 誰かから褒めてもらえるんじゃないかって!!!!」

    マミ「本心から正義の為に戦ってたわけじゃないのよー!!!!」

    マミ「私は最低の偽善者よー!!!! うわーーーーーん!!!!!」

    さやか「ドwンwマwイwwww」

    マミ「うわーーーーーん!!!!!」


    杏子「どうしようこれ」

    140 = 55 :

    まどか「マミさん」

    マミ「鹿目さん……」

    まどか「マミさんは偽善者なんかじゃありませんよ」

    マミ「え……」

    まどか「だってマミさんは多くの人を救ってきたじゃないですか」

    まどか「それは誰にでもできることじゃありません」

    まどか「マミさんにしかできなかったことです」

    マミ「……」

    まどか「そして、その自分にしかできないことをやる人ってとっても少ないんですよ?」

    まどか「めんどくさかったり忙しかったりで、みんなそれから目を逸らしちゃうんです。見ないふり、するんです」

    まどか「でも、マミさんは違った」

    まどか「無視することもできたのに、自分にはプラスにはならないことなのに、マミさんは行動した」

    マミ「でも、それは褒めてほしくて……」

    まどか「いいじゃないですかそんなこと」

    マミ「……え」

    まどか「マミさんだって人間だもん。誰かに褒めてほしかったり甘えたかったりしますよ」

    まどか「それはなんにも悪いことじゃないんですよ」

    まどか「そんなことで、マミさんの正義は揺らぎません。偽物になんかなりません」

    マミ「鹿目さん……」

    まどか「マミさんのしてきた行いは正しい。他の誰かがそれを罵っても蔑んでも」

    まどか「マミさん自身がそれを信じられなくなっても」

    まどか「私は、マミさんの正義は正しいと信じ続けます」

    まどか「私はマミさんを信じ続けます」

    マミ「かなめしゃん」ボロボロ

    まどか「だから、ほら涙を拭いて」

    マミ「うん、うん」

    まどか「マミさんに涙は似合いませんよ」

    マミ「ありがとう、ありがとう……」ボロボロ







    まどか「といわけで、これ一気で」トクトクトク


    マミ「はい!!!!」


    杏子「まてーーーーーー!!!!」

    141 = 55 :

    さやか「マミさんのwwww ちょっといいとこみてみたいwwww」

    まどか「うぇひひひひ」パンパンパン

    さやか「wwwwww」パンパンパン

    まどさや「wwwwww」パンパンパン



    まどさや「はい、いっき、いっき、いっき、いっき、はーい、はーい、はーい、はーい!!」


    マミ「んぐんぐんぐんぐ」ゴクゴクゴクゴク




    杏子「飲むなーーーー!!!!!」

    142 = 55 :

    マミ「……ぷはー」


    まどか「かっこいーーー!!」

    さやか「にっぽんいちーー!!」


    マミ「……うわーーーーん!!!! 私は最低よーー!!」


    まどか「うぇひひひひひひ」←酔ったら腹黒い

    さやか「wwwwwwwww」



    杏子「あぁもうなんだよこれどうすりゃいいんだよ……」

    143 = 55 :

    マミ「さくらさーーーん!!」ガッバァ

    杏子「うわ!? な、なんだよ! って酒臭い!」

    マミ「わたし、さみしくてー!! しゃみしくてー!」

    杏子「なにがだよ!」

    マミ「いつもひとりでまじょたいじでひびはすぎちゃうし! だれにもそうだんなんてできないし!」

    マミ「さくらさんはわたしからはなれていっちゃうし! わたしさみしくてー!!」

    杏子「昔の話だろ!? あぁもう悪かったよ!! だから離せ!」

    マミ「はなしたらまたわたしをおいていくんでしょーー!!!!??」ギュー

    杏子「いかねーよ!! って力つえー!! ふりほどけねー!!」


    さやか「ひゅーひゅーwwww マミさん杏子を押し倒すとかやっるーwwww」

    杏子「助けろよ!!」

    144 = 55 :

    マミ「ひっく、えぐ……」

    杏子「……あー、もう……」

    マミ「ううぅう……」

    杏子「マミ」

    マミ「うぐ?」

    杏子「あの時は悪かったよ。お前の気持ちも考えずに勝手にお前の所から消えたりして」

    マミ「……」

    杏子「でも、もうあんなことはないから安心しろ」

    杏子「お前が嫌だって言ったって離れてやらねーから」

    杏子「だから、安心しろ」

    杏子「一人ぼっちは寂しいもんな」ナデナデ

    マミ「しゃくらしゃん……」


    さやか「いいぞーwwww 杏子ちゃんかっこいいーーwwww」

    杏子「うるっせえ!!」

    145 = 55 :

    マミ「うぅううう……」ヌギヌギ

    杏子「え、なんで脱いでんの?」

    マミ「ここ、あつい」←酔ったら脱ぐタイプ

    杏子「まてまてまて!!!! 脱ぐな!! まて!!」

    マミ「しゃくらしゃんもあついでしょ?」←しかも他人を巻き込むタイプ

    杏子「ちょ! やめろ!! 脱がすな!! 落ち着け!!」


    さやか「あらやだ急展開」

    杏子「助けろ! マジで!!」

    146 = 55 :

    マミ「だいじょうぶわたしにまかせて」

    杏子「任せられるか! 今のお前には一切任せられねーよ!!」

    マミ「はーいぬぎぬぎしましょうねー」

    杏子「さやかー!! 助けてさやかーー!!」


    さやか「ごくり」

    杏子「期待した目をしてんじゃねー!!」

    147 = 55 :

    マミ「……う」ピタ

    杏子「ん?」

    杏子(動きが止まった……?)

    マミ「……」

    杏子「どうした、マミ……」

    杏子「はっ!」



    その時、佐倉杏子は感じた。
    それは確かな感覚。魔法少女として多くの魔女と戦い過ごしてきた経験がそれを告げたのかもしれない。

    額に汗が一筋流れる。

    確実に、一歩ずつ迫りくる、それ。


    戦いの中で幾度となく思い知ってきた、それ。


    それの名は。


    ――危機。


    全生物が、平等に与えられた本能の最も重要な要素であり、生物が生物として生存する為に決して失ってはいけないもの。


    今、佐倉杏子は全身にそれを感じていた。



    杏子(こいつ――! 吐く!!)


    マミ「うぅう……」





    杏子「うっおおぉぉおおおぉおぉお!!!!」ガッバァ!

    マミ「きゃ」



    その時、佐倉杏子が繰り出した力は、彼女の人生の中で一番強い物だった。

    横綱の押し出しをゆうに上回る巴マミの力を遥かに凌駕する力を持って、
    マミの束縛から逃れた杏子は、マミを抱え、トイレに直行。

    そして、静寂の後、なにかが撒き散らされる音が聞こえ、水の流れる音が聞こえた。

    148 = 55 :

    杏子「……危なかった」

    さやか「おっつー。マミさんは?」

    杏子「思いっきり吐かせた後にうがいさせて、寝室に寝かせた」

    さやか「大変だったねー」

    杏子「お前……。実はあんま酔ってないだろ」

    さやか「あはは。まぁね」

    杏子「なら助けろよな」

    さやか「いやー、見てたら面白くてねー」

    杏子「はぁ……」

    さやか「ねぇねぇ、戻ってきたとこ悪いんだけどさ」

    杏子「なんだよ」

    さやか「あれ、止めるの手伝ってくれない?」

    杏子「ん?」

    149 = 55 :

    まどか「ほむらちゃんは猫さんだね。ほら鳴いて?」

    ほむら「にゃ、にゃぁ///」

    まどか「ふふふ。可愛いよほむらちゃん」

    ほむら「しかめ、さん……」←酔ったら素直になって甘えてくるタイプ



    杏子「なにあれ」

    さやか「いやー、なんかまどかとほむらって酔ったらああなるみたい」

    150 = 55 :

    まどか「鹿目さんじゃいや、まどかって呼んで?」

    ほむら「まど、か、さん……」



    杏子「なんかほむらのキャラおかしくないか?」

    さやか「なんか守ってあげたくなる小動物みたいなタイプになってるね」




    まどか「ねぇほむらちゃん、知ってる?」ノドナデナデ

    ほむら「ん……。なん、ですか?」

    まどか「猫さんってね、しっぽの先っぽを触られたら気持ちよくなるんだって」セナカナデナデ

    ほむら「あ……。きもち、よく……」

    まどか「そう。きもちよく……」



    杏子「おい。なんかヤバいぞ」

    さやか「だねー」


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