元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
まどか「暇だね」
ほむら「暇ね」
まどか「ところでほむらちゃんはいきなり後ろから押された時、どっちの足が先に出る?」
ほむら「唐突ね。えっと、どうかしら。意識したことはないわね」
まどか「じゃあさ、ちょっと確認するから立ってみて。ピーンって」
ほむら「わかったわ。これでいいかしら?」ピーン
まどか「いいよー。じゃあ、ほむらちゃんが油断した時にいきなり押すね? だから、油断して」
ほむら「え!? えっと……」
まどか「どうしたの?」
ほむら「油断ってどうすればいいのかしら?」
まどか「え? あぁ、そうだねー……」
ほむら「……」
まどか「あ、そういえば」
ほむら「どうしたの?」
まどか「私、ほむらちゃんのこと好き」
ほむら「え!? そそ、それってどういう」
まどか「はいドーン」
ほむら「きゃあ!?」
まどか「あ、ほむらちゃんは右足みたいだね」
ほむら「え? えっと、え?」
まどか「私と一緒だね」
ほむら「え? え、えぇ」
まどか「おそろいおそろい♪」
ほむら(さっきの言葉、詳しく聞いちゃ駄目かしら……)
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2 = 1 :
まどか「暇だねー」
ほむら「暇ね」
まどか「ほむらちゃんはカップアイスの蓋ってなめる?」
ほむら「はしたないと思いつつもついやっちゃうわね」
まどか「だよねー。なんでか知らないけどあの部分って美味しく感じちゃうよね」
ほむら「不思議な魅力があるわよね」
まどか「というわけでここに2つのカップアイスがあります」
ほむら「チョコとバニラね」
まどか「どっち食べる?」
ほむら「余ったほうでいいわよ」
まどか「うーん……」
ほむら「……」
まどか「チョコ、いやバニラも捨てがたいし……」
ほむら「……」
まどか「ここはやっぱり王道のバニラで、いやでも……」
ほむら「……」
まどか「うーん……」
ほむら「1つずつ半分に分けて食べるのはどうかしら?」
まどか「その手があった!」
ほむら「ふふ」
3 = 1 :
まどか「ねぇねぇほむらちゃん」エイ!
ほむら「なにかしら」ギョクロー!
まどか「ちょっと手加減とかはどうかなって」ファイヤー
ほむら「あら、自信があると言ったのはまどかよ?」
まどか「うん。ゴメン。ゴメンナサイ。調子に乗ってました」
ほむら「なら、私は4連鎖以上はさせないことにするわ」
まどか「やった! それなら勝てる!」
ほむら「……」ハトムギチャ!
まどか「……」ヤッタナー
ほむら「……」ハトムギチャ!
まどか「……」ヤッタナー
ほむら「……」ハトムギチャ!
まどか「……」ウワァー
ほむら「……」ハトムギチャ!
まどか「ほむらちゃんきらい」バタンキュー
ほむら(少しやりすぎたわ)ニホンノココロガワカランヤツヨノー
4 = 1 :
まどか「ねえほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「ウォーリーが見つからないんだけど、どこにいるかわかる?」
ほむら「ちょっと見せて。パソコンでもウォーリーを探せってできるのね」
ほむら「えっと……」
PC<ワアアアアアアアアアア!!!!!!
まどか「あはは。ひっかかったー。実はこれ絶叫系のフラッシュなんだー」
まどか「この前のおかえしだよー」
まどか「どう? 驚いた? ……ほむらちゃん?」
ほむら「」
まどか「……やりすぎた」
5 = 1 :
まどか「DVD借りてきたよ。なんとラピュタ!」
ほむら「ナイスよまどか!」
まどか「でしょ!」
ほむら「早速見ましょう!」
まどか「うん!」
TV<サンプンカンダケマッテヤル
まどか(そろそろだ……)ドキドキ
ほむら(……くる)ドキドキ
TV<バルス!
まどほむ「バルス!」
TV<メガ! メガアァアアァア!!
6 = 1 :
まどか「聞いてよほむらちゃん!」
ほむら「どうしたの?」
まどか「さやかちゃんが私のプリン食べたんだよ!」
さやか「ゴメンゴメン。ほむらのだと思ったからいいかなって」
ほむら「待ちなさい。全然よくないわよ」
さやか「てへ」
ほむら「可愛くないわよ」
まどか「私のプリン!」
さやか「まぁまぁ、お詫びと言っちゃなんだけどこれで許してもらえないかな」
まどか「ケーキ!」
ほむら「結構あるわね」
さやか「マミさんたちの分もあるからね。後、今日はほむらの家で晩御飯食べるつもりだからお礼の意味も込めて多めに」
ほむら「いいけど、一言連絡くらいほしかったわ。食材足りるかしら……」
さやか「足りそうになかったら買ってくるよ?」
ほむら「ありがとう。でもいいわ。なんとかなりそうだから」
まどか「ねね。ケーキ食べようよ」
ほむら「夕飯の後でね」
まどか「ええー」
ほむら「2つ食べていいわよ」
まどか「了解!」
さやか(なんかいつの間にか親友がダメな子になってる気がする)
7 = 1 :
まどか「暇だねほむらちゃん」
ほむら「暇ね」
さやか「なにか面白いのないの?」
ほむら「そうね……」
まどか「……手品やります!」
さやか「頑張れ!」
ほむら「期待してるわ」
まどか「この縦縞模様のハンカチがー」
さやか「ふむふむ」
ほむら「どうなるのかしら」
まどか「90度回転させると、なんと横縞になりましたー」
さやか「おおー」パチパチ
ほむら「凄いわ」パチパチ
まどか「どーもどーも」
さやか「暇だー」
まどか「暇だねー」
ほむら「暇ね」
8 = 1 :
まどか「ねえねえほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「エイミーの餌ってどこだっけ?」
ほむら「それなら台所の奥の棚にあるわよ」
まどか「わかったー」
まどか「はい、エイミーご飯だよー」
エイミー「にゃー」
まどか「ふふ。食べてる食べてる」
さやか「ところで私達のお昼は?」
ほむら「今日は暑いからざるうどんよ」
まどか「やった! 私二玉ね!」
さやか「ネギと生姜とすだちも忘れないで!」
ほむら「ぬかりはないわ」
さやか「さっすがほむら!」
まどか「お嫁にきて!」
ほむら「え!?」
まどか「楽しみだねー」
さやか「ねー」
ほむら「え? ……え?」
9 = 1 :
まどか「暇だねほむらちゃん」ゴロゴロ
ほむら「暇ね」ゴロゴロ
まどか「でも、なんでかなにもする気がおきないよ」ゴロゴロ
ほむら「奇遇ね。私もよ」ゴロゴロ
まどか「……あーうー」ゴロゴロ
ほむら「むーんー」ゴロゴロ
マミ「お邪魔するわね。ってなにこの状況」
まどか「あ、マミさん」
ほむら「いらっしゃい。歓迎するわ」
マミ「鹿目さんはどうしてソファーとテーブルの間に挟まっているの? それと暁美さん、私はこっちよ。壁に向かって話すのはやめなさい」
まどか「なんだか、ここ凄く落ち着くんですよね」
ほむら「私は今、壁さんと対話しているのよ」
マミ「もう、あなた達だれ過ぎよ。ちょっとみっともないわよ?」
まどか「気にしないでください。私はやっと自分の居場所を見つけたんです」
ほむら「壁さんは私の全てを受け入れてくれる」
10 = 1 :
マミ「まったくあなた達は……。ほら鹿目さんはせめてソファーに座りなさい」ダキアゲ
まどか「あぁー。私のベストプレイスがー」
マミ「文句いわないの。暁美さんもいつまでも隅で壁と向かい合ってないでこっちにくる」ダキアゲ
ほむら「あぁー。私のベストフレンドが離れていく……」
マミ「はいはい。ほらここに座って」
ほむら「座るのも面倒だわ」ダルーン
まどか「体力つかうよねー」ダルーン
マミ「本当にあなた達は……。まぁいいわ。ケーキ持ってきたわよ?」
まどか「やった! 食べましょう!」
ほむら「すぐに用意するわ!」
マミ「……はぁ。本当にこの子達は……」
まどか「マミさんはどれ食べます?」
ほむら「どうせならマミの淹れた紅茶が飲みたいわ」
マミ「私はどれでもいいわよ? ちょっと待ってて淹れてくるわ」
ほむら「ありがとう。セットはいつも通りの場所にあるわ」
マミ「わかったわ」
まどか「ケーキどれ食べようかなー」
ほむら「まどかの好きなのでいいわよ?」
まどか「私全部好きだよ?」
ほむら「奇遇ね。私もよ」
マミ「仕方のない子達ね……」
マミ(まぁでも、そんなところが好きなんだけどね)
マミ「さて、と。おいしい紅茶を淹れないとね。~♪」
11 = 1 :
まどか「ねえねえほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「ピザって十回言って」
ほむら「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
まどか「ここは?」
ほむら「肘」
まどか「正解」
12 = 1 :
まどか「そういえばほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「今は夏だね」
ほむら「そうね。毎日暑いわ」
まどか「夏と言えば海だね」
ほむら「そうね」
まどか「どうする?」
ほむら「うーん……」
ほむら「保留で」
まどか「了解」
13 = 1 :
まどか「ほむらちゃんはどっち派?」
ほむら「たけのこの里ね」
まどか「ついにほむらちゃんと決着をつける時が来たようだね」
ほむら「あなたとは争いたくはなかった。だけど、私にも譲れない物がある」
まどか「きのこの山のビスケットのさくさく感はたまんないよね。チョコだってたけのこより多いし」
ほむら「食感ならたけのこのほうが上よ。なにより売り上げはたけのこの方が勝っているわ」
さやか「はいはい。引き分けね」
まどか「さやかちゃんはどっち派?」
ほむら「たけのこよね」
さやか「私は別にどっちでもいいかな」
ほむら「じゃあさやかはたけのこ派ということで」
まどか「汚い。さすがたけのこ派汚い。ならマミさんはきのこ派ということで」
マミ「え? まぁいいわよ」
ほむら(くっ、2対2……)
まどか(この膠着状態を打ち破るにはどうすれば……)
14 = 1 :
杏子「邪魔するぞー」
ほむら「杏子!!」
まどか「杏子ちゃん!!」
杏子「なななんだよいきなり2人して! 近いって!」
まどか「杏子ちゃんはきのこ派!? たけのこ派!?」
ほむら「たけのこよね!? そうに決まってるわ!」
杏子「は? なんだこれ?」
さやか「平和なんだよ」
マミ「平和なのよ」
まどか「ねえどっちなの!?」
ほむら「自分に正直になりなさい杏子。そうすれば私達の勝利は間違いないわ」
杏子「うーん、っていうかアタシは別にどっちでもいいけど、強いて言うなら」
まどほむ「言うなら!?」
杏子「きこりの切り株かな」
まどか「」
ほむら「」
さやか「あー。あれ」
マミ「確かにあれもおいしいわよね」
杏子「それより、たいやき買ってきたから食べようぜ」
さやか「ゴチになりまーす」
マミ「お金は払ってるわよね?」
杏子「当然」
15 = 1 :
まどか「次こそは決着をつけるよ」
ほむら「負けないわ」
さやか「まどかとほむらも食べなよー」
マミ「おいしいわよ?」
杏子「熱い内に食った方がいいぞ」
まどか「わかったー」
ほむら「すぐにいくわ」
16 = 1 :
まどか「さてさてほむらちゃん」
ほむら「ダメよ」
まどか「いやいやでもね」
ほむら「ダメ」
まどか「そうは言ってもね」
ほむら「ダ・メ」
まどか「許して下さい。本当に無理なんです。一生のお願いです」
ほむら「さて行きましょうか」
まどか「ちょっと待って話を聞いてもう大丈夫だから痛くないから」
ほむら「保険証は……あるわね。ほら靴を履いて」
まどか「ほむらちゃん話を聞いて今日じゃなくていいと思うの日を改めてからでも遅くはないよ」
ほむら「マミ手伝って」
マミ「了解」
まどか「ちょっとマミさん、ダメですって。お姫様抱っこはさすがに恥ずかしいかなって」
杏子「おい、もうそろそろ予約の時間だぞ」
さやか「急がないと」
ほむら「そうね」
まどか「あーこれもう無理な感じかな。逃れられない運命ってやつかな」
ほむら「じゃあ行ってくるわね」
マミ「留守番よろしくね」
杏子「ん」
さやか「いってらー」
まどか「あー、そっか。うん。みんな結構薄情だよね」
杏子「そんなに怖いかねー。歯医者」
さやか「小さい頃から苦手だからね」
杏子「ふーん」
17 = 1 :
まどか「暇だねほむらちゃん」
ほむら「暇ね」
まどか「そういえばこの前ね」
ほむら「えぇ」
まどか「体重計にね、乗ったの……」
ほむら「その話は止めましょう」
まどか「……うん」
ほむら「……」プニ
まどか「……」プニ
18 = 1 :
まどか「暇だねほむらちゃん」
ほむら「暇ね」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……ふあぁ」
ほむら「……」
まどか「うー……んー」
ほむら「……zzz」
まどか「今は、2時かー」
ほむら「zzz」
まどか「なにしよう」
ほむら「zzz」
まどか「……」
ほむら「zzz」
まどか「zzz」
PM9:00
まどか「あぁ……」
ほむら「寝過ぎた……」
19 = 1 :
まどか「今は午前2時なわけだけど、寝れないねほむらちゃん」
ほむら「そうね、やっぱり昼間に寝過ぎたわ」
まどか「どうしようか」
ほむら「特にやることもやりたいこともないわね」
まどか「私もだよ」
ほむら「とりあえず杏子が買い置きしているお菓子を食べましょう」
まどか「いいの?」
ほむら「杏子は好きにしていいって言ってたわ」
まどか「じゃあ私おばあちゃんのぽたぽた焼きがいいな」
ほむら「はい、私はキャラメルコーンでももらおうかしら」
20 = 1 :
AM4:00
まどか「外が明るくなってきたね」
ほむら「そうね。やっぱり夏は日が昇るのが早いわ」
まどか「ところでほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「若干眠くなってきたかな」
ほむら「奇遇ね。私もよ」
まどか「でも今寝たら」
ほむら「確実に夕方頃に起きるわね」
まどか「無限ループに入るね」
ほむら「嫌なループだわ」
まどか「……」
ほむら「……」
21 = 1 :
まどか「1時間だけなら……」
ほむら「ダメよ、その考えは破滅を呼ぶわ」
まどか「ちょっと、ちょっと横になるだけ。目を瞑るだけ」
ほむら「いけないわまどか。考え直して。でも、私も正直限界が……」
まどか「そうだ、交代で1時間ごとに寝るっていうのはどうかな。1時間経ったら片方が起こす感じで」
ほむら「名案ね。じゃあまどかからどうぞ」
まどか「ほむらちゃんからでいいよ。辛そうだし」
ほむら「そう? じゃあお言葉に甘えて」
まどか「おやすみー」
ほむら「おやすみ。……zzz」
まどか「えへへ。寝てる寝てる」
ほむら「zzz」
まどか「さて1時間頑張ろうかな」
AM5:00
まどか「zzz」
ほむら「zzz」
22 = 1 :
AM9:00
まどか「ん。まだ食べる……zzz」
ほむら「違います。私は戦場ヶ原じゃありません……zzz」
PM2:00
まどか「これがお菓子の家……zzz」
ほむら「ネコ、耳モード……zzz」
PM5:00
まどか「あぁ、やってしまった……」
ほむら「私は後何回繰り返せばいいの……」
23 = 1 :
まどか「ねえねえほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「これをやる必要性を感じられないな」
ほむら「奇遇ね。私もそう思っていたところだわ」
さやか「ほら早く選んで」
マミ「私達はもう選んだわよ」
杏子「後はお前等だけだぞ」
まどか「……じゃあこれで」
ほむら「残ったこれで」
さやか「よし、ルールはわかってるよね?」
マミ「今、私達の目の前にはたこ焼きが5つ」
杏子「その内2つには大量のタバスコが入っている」
まどか「それを食べた人が外までいって人数分のアイスを買ってくる」
ほむら「鬼のようなゲームね」
さやか「じゃあ、みんな準備はいい?」
マミ「えぇ」
杏子「いつでもいいぞ」
まどか「お願い神様」
ほむら「せーので食べましょう」
「「「「「せーの」」」」」
24 = 1 :
さやか「……ん。セーフ」
マミ「私もよ」
杏子「うまい」
さやか「ということは」
マミ「そういうことね」
杏子「どんまい」
まどか「!!!!!????? !!!!??????」
ほむら「!!! ふぐ!!? み、みず!!!!」
マミ「はいお水」
まどか「!!!!!!」ゴクゴク
ほむら「!!!!!」ゴクゴク
さやか「あー、よかった」
杏子「2人ともマジ泣きだな」
マミ「目が真っ赤ね」
まどか「痛い!! なんか痛い!!!」
ほむら「心臓が! 心臓が痛いわ!!」
さやか「大丈夫? まぁでも」
マミ「アウトだったんだから」
杏子「アイス買ってこいよ?」
まどか「嘘でしょ!? 今すぐ!?」
ほむら「ちょっと待って! 少し休ませて!」
さやか「はいお金」
マミ「あなた達の分はおごるわ」
杏子「いってらー」
まどか「鬼! 鬼だよみんな!! いってきます!」
ほむら「この恨みは忘れないわよ! いってきます!!」
さやか「平和だねー」
マミ「平和ね」
杏子「腹減ったな」
25 = 1 :
まどか「海だねー」
ほむら「海ね」
まどか「広いねー」
ほむら「広いわ」
まどか「泳ぐ?」
ほむら「そうね、せっかく海にきたのだから」
まどか「じゃあ泳ごう」
ほむら「えぇ」
26 = 1 :
さやか「お邪魔しまーす。ってなにしてんのあんたら」
まどか「海だから泳いでるんだよ。さやかちゃんもどう?」
ほむら「気持ちいいわよ」
さやか(……。あぁ、なるほど。実際海水浴場に行くのは面倒だから妄想で行った気になってると)
さやか「……」
まどか「楽しいねー」
ほむら「楽しいわ」
さやか「……」
まどか「えーい」
ほむら「きゃ、やったわね、お返しよ」
まどか「きゃー、冷たーい」
さやか「よし混ざろう。さやかちゃん参上!」
まどか「あ、さやかちゃんだ。えーい」
ほむら「ちょうどいいわ。海の藻屑にしてあげる」
さやか「海で私に勝てるとでも? 戦慄のマーメイドと言われた私の力を見せてやるわー」
マミ「お邪魔します。ってなn」
以下ループ
27 = 1 :
まどか「体力作りをします!」
ほむら「唐突ね。どうしたのいきなり」
まどか「オリンピックを見てて、みんな凄いなーって」
ほむら「成程。感化されたわけね」
まどか「だから今からランニングをします!」
ほむら「頑張って」
まどか「ほむらちゃんもするんだよ?」
ほむら「……。まだ暑いからとりあえず涼しくなるまでイメージトレーニングで頑張るわ」
まどか「一理あるね。じゃあ私もそれで」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「今何キロ走った?」
ほむら「6キロかしら」
まどか「凄いね。私まだ3キロだよ」
ほむら「頑張りましょう」
まどか「うん」
ほむら「……」
まどか「……」
28 = 1 :
まどか「ねえねえほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「生ティラミスの生ってなに?」
ほむら「えーと、……魚で言ったら刺身的な感じかしら? ごめんなさい、よくわからないわ」
まどか「あーでも近いんじゃないかな」
ほむら「そうかしら」
まどか「うん。こう、なんか加工してるか加工してないかみたいな」
ほむら「ひと手間加えてるか加えてないかみたいな?」
まどか「うん。そんな感じ」
ほむら「じゃあそれで納得しときましょうか」
まどか「そうだね」
29 = 1 :
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「……」
まどか「あれ? あ、1日寝てた」
30 = 1 :
まどか「ねえねえほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「カイジの6巻ってどこにある?」
ほむら「どの6巻かしら」
まどか「黙示録」
ほむら「それなら寝室で杏子が読んでるはずよ」
まどか「わかったー」
31 = 1 :
まどか「杏子ちゃーん」
杏子「どうした?」
まどか「カイジ6巻かしてほしいなって」
杏子「どのシリーズだ?」
まどか「黙示録」
杏子「ん」
まどか「ありがと」
杏子「んー」ペラ
まどか「全巻こっちにあるの?」
杏子「黙示録と破戒録はなー」ペラ
まどか「じゃあ私もこっちで読も」
杏子「んー」ペラ
まどか「……」ペラ
杏子「……」ペラ
32 = 1 :
まどか「それが今日のお夜食?」
ほむら「そうよ」
さやか「お茶漬け? またなんか渋いね。好きだけどさ」
杏子「ま、たまにはこういうあっさりなのもいいよなー」
マミ「ただのお茶漬けじゃないわよ」
ほむら「鯛茶漬けよ」
まどか「おーちょっとリッチな感じ」
さやか「ゴマだれある?」
マミ「もちろん」
杏子「あられも?」
ほむら「当然」
まどか「錦糸卵は?」
ほむマミ「ぬかりはないわ」
さやか「切り身乗せてー」
マミ「錦糸卵をしいてー」
杏子「あられまぶして」
ほむら「焼き海苔をパラパラ―と」
まどか「最後にわさびを少し乗せて」
「「「「「いただきまーす」」」」」
33 = 1 :
まどか「……」
ほむら「あら、まどか」
まどか「あ、ほむらちゃん」
ほむら「部屋にいないと思ったらここにいたのね」
まどか「うん。今週号のジャンプ買いに」
ほむら「あら、それならさやかが買ってきてたわよ」
まどか「うそ!? もう買っちゃったよ……」
ほむら「そう、タイミングが悪かったわね」
まどか「うー。まあいいや。ところでほむらちゃんは?」
ほむら「麦茶が切れたから買いに」
まどか「あー、みんなかなり飲むもんね」
ほむら「まどかを筆頭にね」
まどか「てぃひひ」
34 = 1 :
杏子「ん? お前らいたのか」
まどか「あ、杏子ちゃん」
ほむら「あなたも買い物?」
杏子「ああ。ジャンプ買いに」
まどか「あぁ……」
ほむら「なんてことなの……」
杏子「な、なんだよ」
まどか「これ……」
杏子「ん? あぁ……」
ほむら「ちなみにさやかも買ってるわ」
杏子「なんてこった……」
まどか「1つの家にジャンプが3冊も……」
ほむら「どうしてこんなことに……」
杏子「……」
まどか「どうしたの?」
杏子「なんかマミも買ってきそうだから先に手を打っとく」メルメル
ほむら「賢明ね」
杏子「返信きた」
まどか「なんて?」
杏子「……ん」
FROM マミ
SUB \(^o^)/
TEXT
買ってしまったわ……。
習慣の理に導かれて……。
まどか「あぁ……」
ほむら「4冊目……」
杏子「なんて無駄な……」
35 = 1 :
まどか「川にきました」
ほむら「電車とバスを乗り継いでやっとついたわね」
さやか「結構遠かったね」
杏子「じゃあ早速泳ごうぜ」
マミ「そうね」
まどか「で、水着に着替えたわけだけど」
ほむら「……」
杏子「どうしたほむら?」
ほむら「なん、でもないわ」
まどか「うん。わかる。わかるよ」
マミ「どうしたの暁美さん。浮かない顔して」
ほむら「誰が浮かない胸よ!」
マミ「え?」
さやか「あー、まぁ確かに浮きそうだね。ぷかぷかと」
まどか「さやかちゃんもどっちかっていうとそっち側だよね」
さやか「羨ましい?」ニコ
まどか「妬ましい」ニコ
杏子「早く泳ごうぜ」
ほむら(どうして杏子は平気なの)
まどか(気にし過ぎなのかな)
さやか(杏子はやっぱり杏子だね)
マミ「??」
36 = 1 :
まどか「涼しくて気持ちいいね」
ほむら「ビニールボートの上ってゆりかごみたいね」
まどか「なんだか眠たくなってきたかな」
ほむら「私もよ」
まどか「ふあ……」
ほむら「……zzz」
マミ「あの子達、せっかく外にいるのにやってることが家と変わらないじゃない」
さやか「すっかり怠け癖がついたみたいですね」
杏子「おい、流されてないか?」
マミ「あら、ほんとね」
さやか「あー、離れてくね」
杏子「……」
さやか「……」
マミ「……」
37 = 1 :
杏子「おい! ヤバいって! どんどん流されてるぞ!」
マミ「止めないと!!」
さやか「ちょっとまどか! ほむら!!」
マミ「起きなさい! 流されてるわよ!!」
さやか「あーもう!! あいつらは!!」
杏子「くそ! 止めてくる!」
杏子「ぜー、ぜー……」
さやか「お疲れ、はい飲み物」
杏子「ああ、さんきゅ」
38 = 1 :
マミ「あなた達は! もっと気を付けなきゃ駄目じゃない!」
まどか「ごめんなさい……」
ほむら「返す言葉もないわ……」
マミ「全く、あまり心配かけさせないで」
まどか「申し訳ありません……」
ほむら「以後気をつけます……」
マミ「もう……。絶対よ?」
まどか「約束します」
ほむら「誓うわ。……さやかと杏子もごめんなさい」
まどか「ごめんね? 心配かけて……」
さやか「あーうん。反省してるならいいよ」
杏子「気をつけろよ」
ほむら「ありがとう」
さやか(ちょっと甘い気もするけど)
杏子(ま、いいたいことはマミが全部言ったしいいだろ)
39 = 1 :
さやか「さて、そろそろ帰ろっか」
まどか「そうだね」
杏子「結構遊んだな。……ん? おいさやか! 虻たかってるぞ!」
さやか「え? うわわ!!」
マミ「早く追い払って! 虻は危ないって……」
マミ「……」
まどか「……」
さやか「……」
杏子「……」
ほむら「……」
マミ「違うわよ? そういうんじゃないわよ?」
杏子「さすがマミだな」
さやか「こういう時でも抜け目ないですね」
まどか「持ってきますねー」
ほむら「隙あらば仕掛けるわね」
マミ「やめて、違うわ。そういうあれじゃないのよ」
さやか「さて、いい感じにマミさんが落としてくれたし帰ろう」
杏子「ああ、やっぱりマミは一味違うな」
まどか「頼りになるよね」
ほむら「シメはマミね」
マミ「……」
マミ「まぁ、正直流されるよりかはマシか……」
ほむら「でしょうね」
40 = 1 :
ほむら「1人ね……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……ほーむほーむほむ女の子~♪」
ほむら「時を」
ほむら「越えて」
まどか「……」
ほむら「やーってきた~♪」
まどか「……」
ほむら「ほーむほーむほ!!?」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「どの辺りから?」
まどか「越えて辺りから」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「今日はまどかの好きなものを作るわね」
まどか「わーい」
ほむら「……」
まどか「……言わないから」
ほむら「……ありがとう」
41 = 1 :
さやか「ほむらの家ですよ。はい。みんないます」
杏子「……」ペラ
まどか「あ、パラソルだ」
ほむら「なる?」
まどか「うん。自爆自爆……」ボボボボボボ
さやか「あー、えっと、杏子はそうみたいですよ」
杏子「……」ペラ
まどか「あ、トマト」
ほむら「ちょうどいいわね」
まどか「ちゅーするね」
ほむら「ええ」チュー
さやか「ちょっと待って下さい、いま聞きますね」
さやか「ほむらー、マミさんが今日泊まっていいかって」
ほむら「もちろんいいわよ」
まどか「ふわふわ浮かぶの楽しい」フワ…フワ…
さやか「オーケーみたいです。はい、わかりました。じゃあまた後で」
42 = 1 :
杏子「マミも泊まるって?」ペラ
さやか「うん。今からくるって。杏子も泊まるんでよかったよね?」
杏子「うん」ペラ
さやか「蒼天航路? なんの漫画?」
杏子「三国志系の」
さやか「ふーん。読んでいい?」
杏子「ああ」ペラ
さやか「……」ペラ
杏子「……」ペラ
まどか「次なにやる?」
ほむら「メタナイトで」
まどか「りょうかーい」
43 = 1 :
さやか「あづいー」
ほむら「いらっしゃい。汗すごいわよ」
さやか「外すっごい暑い」
ほむら「そうなの? ずっと家にいたからわからなかったわ」
さやか「うう、べたつく……。シャワー借りていい?」
ほむら「どうぞ。着替え出しとくわね」
さやか「悪いね。ありがと」
44 = 1 :
マミ「暑いわ……」
ほむら「おかえり。買い物ありがとう。さやかがきたわよ」
マミ「ただいま。美樹さんが? どこにいるの?」
ほむら「汗をかいたからシャワー浴びるって」
マミ「確かに外暑かったものね。私も美樹さんの後で借りていいかしら?」
ほむら「ええ」
マミ「ありがと」
45 = 1 :
さやか「さっぱりしたー! あ、マミさんいらっしゃい」
ほむら「マミはいま来たわけじゃないわよ」
マミ「お夕飯の買い物に少し出かけていたのよ」
さやか「じゃあおかえりなさいですね」
マミ「ええ、ただいま。さて、じゃあ借りるわね?」
ほむら「どうぞ」
さやか「マミさんもシャワーですか? 外暑かったですもんね」
マミ「ええ。熱中症になるかと思ったわ」
ほむら「着替えは後で置いておくわ」
マミ「ありがとう」
46 = 1 :
さやか「すずしくてきもちいー……」ダラダラ
ほむら「……」ペラ
さやか「あぁー……」ダラダラ
マミ「ふぅ……。さっぱりしたわ」
ほむら「買ってきてもらった飲み物なら、ぬるくなってたから冷凍庫で冷やしてるわよ」ペラ
マミ「さすが暁美さんね。助かるわ」
さやか「私もくださいー」ダラダラ
マミ「はい。暁美さんも」
さやか「ありがとうございますー」ダラダラ
ほむら「ありがとう」
47 = 1 :
さやか「あーもう外でたくないなー。今日泊まっていい?」
マミ「はぐれメタルが六匹も!」
ほむら「いいわよ」ペラ
さやか「やったー、あー……。眠くなってきた……」
マミ「せめて二匹は倒したいわね……。とりあえずドラゴラムで……」
ほむら「寝室なら空いてるわよ」ペラ
さやか「じゃあかりるねー……」
マミ「……」
ほむら「食事時に起こすわ」
さやか「どーもー……」
マミ「き、奇跡だわ……。暁美さん、見て見て」
ほむら「……。経験値がものすごいことになってるわね……」
マミ「まさか六匹全部倒せるとは夢にも思わなかったわ」
ほむら「ちょっと写真に撮りましょう」ピローン
マミ「ええ」ピローン
ほむら「一つ気になったのだけどゾーマは倒しに行かないの? レベルはもう十分よね」
マミ「レベル99まで上げたいのよ」
ほむら(そういうタイプか)
マミ「さて、引き続きメタル狩りね」
48 = 1 :
さやか「バケツに水いれてきたよ」
まどか「ありがと。じゃあ始めよっか」
杏子「ほむらはあれなにやってるんだ?」
さやか「なんか大量のロケット花火を並べてるね」
ほむら「……」ワクワク
さやか「あ、走り出した」
まどか「並べた花火に順番に火つけてるね」
杏子「花火、次々と飛んでくな。あいつすげえいい笑顔だな」
ほむら「うふふふふふふ」
バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ
さやか「えっとあれはなにしてるんだろうね」
まどか「楽しそうだね」
杏子「本人が満足してるんだ。誰にも迷惑はかかってないし放っておこうぜ」
ほむら「あははははははは」
バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ
49 = 1 :
杏子「……おいマミ! さすがにそれはヤバいって!」
マミ「うふふ。久しぶりだわこの感覚……」
杏子「落ち着けって! 打ち上げ構えんな!!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドーン!!
まどか「あ、きれい」
さやか「もう打ち上げ花火使ったんだ」
マミ「……。耳が痛いわ……」
杏子「バカ! 当たり前だ! 火傷してないだろうな」
マミ「ええ、その辺は気をつけてるわ」
杏子「なんでそこに気を回せるのにあんなことしたんだよ……」
マミ「なんだか懐かしくて」
杏子「いや、まあ怪我ないならいいんだけどさ」
マミ「ありがとう。……」
杏子「打ち上げに手を伸ばすな。またやるつもりだろ」
マミ「えへ」
ほむら「はっはっはっは……」
バシュ バシュ バシュ バシュ バシュ
杏子「ほむらはいつまでやってんだよ!」
50 = 1 :
まどか「線香花火ってなんか落ち着くよね」パチパチ
さやか「だね。どっちが長く持つか勝負しよっか」パチパチ
まどか「負けないよ」パチパチ
さやか「負けた方がジュースおごりで」パチパチ
まどか「うん。わかった」パチパチ
さやか「……」パチパチ
まどか「……」パチパチ
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