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    元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」

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    251 :


    QBの扱いが家畜以下なのは基本だな

    253 :

    QBやっと出番かと思ったらこの扱いwww
    まあ自業自得だが

    254 :

    QBはよくてペットだよな

    255 :

    隣の無職30歳のお兄さん

    256 :

    待ち遠しい…

    258 :

    9月30日 十五夜



    まどか「綺麗だねー」

    ほむら「そうね」

    さやか「見事に満月だね」

    マミ「中秋の名月にふさわしいわね」

    杏子「月見団子食っていいか?」

    ほむら「まだダメよ」

    杏子「ちぇー」

    259 = 55 :

    マミ「でも、晴れてよかったわね」

    ほむら「この時期は気候が不安定だから心配だったものね」

    さやか「台風きてたもんね」

    まどか「風と雨すごかったよねー」

    杏子「過ぎ去ってみれば雲一つなくなってたけどな」

    マミ「台風の後ってすっきりした天気になるから」

    さやか「おかげで絶好の御月見日和になったわけだ」

    まどか「虫の声も聞こえて風流だねー」

    ほむら「えぇ……。秋特有の澄んだ匂いもするし、落ち着くわね……」

    さやか「気温もちょうどいいしねー」

    マミ「御月見って色んな感覚を満足させてくれるわよね」

    ほむら「えぇ……。たまにはこういうのもいいわね」

    まどか「だね」

    さやか「うんうん」


    杏子「……」グゥー


    まどか「……」

    マミ「……」

    ほむら「……」

    さやか「……」

    杏子「……///」

    260 = 55 :

    マミ「えっと、じゃあ食感とお腹も満足させましょうか」

    ほむら「え、えぇ、そうね」

    まどか「うぇひひ」

    さやか「まったく、杏子は風情がないなー」

    杏子「しょうがねーだろ。仕事終わってからなにも食ってないんだから」

    261 = 55 :

    マミ「月見蕎麦できたわよ」

    杏子「待ってました!」

    まどか「月を見ながら食べるってなんか新鮮だね」

    さやか「こういうのってありそうでないもんね」

    ほむら「はい、キュゥべぇも」

    QB「うん、ありがとう」

    マミ「疲れたでしょう?」

    QB「いや、大丈夫だよ。ただ、どうして」

    QB「僕達がお餅をつかなきゃいけないんだい?」

    まどか「え、だって……」

    さやか「月といえば」

    ほむら「うさぎの餅つきでしょう?」

    QB「いや、正直、わけが」

    QB「わからないよ」

    杏子「なんかキュゥべぇが二匹いたらめんどいな」ズルズル

    QB「よんどいてそれは」

    QB「酷いんじゃないかな」

    マミ「どうして一つの台詞を二人で話すの?」

    QB「それは」

    QB「気分さ」

    ほむら(正直うっとうしいわ……)

    262 = 55 :

    QB「で、一体には帰ってもらったわけだけど。どうして月といえばうさぎなのさ」

    さやか「ほら、月を見たらあの模様がうさぎが餅つきしてるみたいに見えるでしょ?」

    マミ「それが理由よ」

    QB「ただの目の錯覚じゃないか。大体あの模様はクレーターだよ」

    マミ「まぁそうなんだけど……」

    さやか「人間にはそう見えたってこと。まったくここにも風情がわからんやつがいたか」

    杏子「む」

    QB「やれやれ、君達人間は本当にわけがわからないことが好きなんだね」

    ほむら「人間なんてそんなものよ」

    まどか「そうそう」


    マミ「キュゥべぇはあの月を見てなにか思わないの?」

    QB「……。別に。ただの衛星だとしか」

    マミ「そう……」

    QB「ねぇ、マミ。君達はどうして月の満ち欠けにいちいち有難がってお供えをしたり祝ったりするんだい?」

    マミ「え? そうねぇ……」

    263 = 55 :

    マミ「まぁ、豊作を願う意味とか感謝の意味とかもあるんだろうけど……」

    QB「けど?」

    マミ「やっぱり一番の理由は」チラ


    さやか「あ、杏子が団子食べてる!」

    杏子「んぐんぐ」

    ほむら「もう……。しょうがないわね……」

    まどか「ほん、もぐとに、んぐ杏子ちゃんもぐは、しょうがんぐんぐないね」

    さやか「まどか……」

    ほむら「この子達は……」


    マミ「ふふふ」

    QB「マミ? 一番の理由って?」

    マミ「え? あぁごめんなさい。えっと一番の理由ね……」

    QB「うん」


    マミ「そうね、こうやって好きな人達と一緒にいたいからじゃないかしら?」

    QB「?? どういう意味だい?」

    マミ「ふふふ、キュゥべぇにもそのうちわかるわよ」

    QB「??」

    264 = 55 :

    さやか「マミさーん、御団子食べちゃいましょう」

    ほむら「早くしないとなくなるわよ?」

    杏子「んぐんぐ」

    まどか「もぐもぐ」


    マミ「わかったわ。さ、キュゥべぇも」

    QB「……うん」


    QB(……、一緒にいたいから、ね……)

    QB(……)

    QB「わけがわからないよ……」


    マミ「え? なにか言った?」

    QB「別に、なんでもないよ」

    マミ「……そう」ニコニコ

    QB「なんで笑ってるのさ」

    マミ「別に、なんでもないわよ?」

    QB「……やれやれ」

    265 = 55 :

    10月3日


    まどか「……」ソワソワ

    ほむら「……」ペラ

    さやか「ね、ほむら。データ全部埋まってるんだけどさ、どれ消していい?」

    ほむら「……三つ目ならいいわよ」

    さやか「おっけー」

    まどか「……」ソワソワ

    さやか「ふんふーん♪」OKデスカ?

    ほむら「……名前は全部おまかせから選ぶのね」

    さやか「え? 普通そうじゃないの?」

    ほむら「マミは全部真剣に考えてたわ」

    さやか「あー、そういうとこ凝りそうだもんね」

    まどか「……ごほんごほん」チラ

    さやか「おー懐かしい」

    ほむら「このオープニングには毎回ワクワクさせられるわね」

    まどか「……えっほんおっほん!」

    266 = 55 :

    さやか「なに、まどか。風邪?」

    ほむら「咳が酷いわね」

    まどか「え、いやそんなことはないよ」

    さやか「そう?」

    ほむら「調子が悪いなら帰って休んだ方が……」

    まどか「え!? い、いいよ。大丈夫だよ」

    さやか「でも、最近急に寒くなってきたからねー」

    ほむら「季節の変わり目は体調を崩しやすいし……」

    まどか「大丈夫大丈夫! だって」

    まどか「10月」

    まどか「に入ったばっかりだよ? 風邪なんてひいてられないよ」

    ほむら「そう?」

    さやか「まぁ、まどかがそういうなら」

    まどか「え、あ、うん」

    まどか「……」

    267 = 55 :

    さやか「ボロのバットゲットー」

    ほむら「家にあるのがボロのバットってなんだか物悲しいわね」

    さやか「まぁ、そうだけど……。思い出の詰まったバットだって思えばよくない?」

    ほむら「例えば?」

    さやか「ほら、えーと」

    まどか「誕生日」

    まどか「に初めて買って貰った大切なバットとか?」

    さやか「うん、そんな感じ」

    ほむら「そうね、そういう背景を考えれば微笑ましいわね」

    さやか「まぁ、ふつうのバット買ったら速攻売るけどね」

    ほむら「……台無しね」

    さやか「ほむらだって売るでしょ?」

    ほむら「……まぁ」

    まどか「ダメだよさやかちゃん!」

    さやか「え?」

    まどか「誕生日」

    まどか「に買って貰った大切なバットだよ!?」

    まどか「そんなに簡単に売っちゃダメだよ!!」

    まどか「誕生日!」

    まどか「に買って貰ったんだよ! 大体売っても2$だよ!?」

    268 = 55 :

    さやか「え、あ、うん。でもアイテム欄埋まるの嫌だし」

    ほむら「エスカルゴ運送に預けるのもね」

    さやか「いつまでも思い出に縛られてたらフランクさんは倒せないんだよ」

    ほむら「シャーク団さえ倒せないわね」

    さやか「ホッピングのやつウザいよね」

    ほむら「ある程度レベルが上がればカモだけど」

    まどか「……」

    269 = 55 :

    まどか「……」

    まどか(おかしい、こんなの絶対おかしいよ)

    まどか(あれ? みんな今日が何の日かわかってないのかな?)

    まどか(10月3日だよ?)

    まどか(私の誕生日だよ?)

    まどか(なのになんでこんないつも通りの日常を送ってるのかな?)

    まどか(おかしいな。私、今日が楽しみすぎて昨日とか寝れなかったのに……)

    まどか(みんなが忘れちゃいけないと思って10日前からカレンダーの日付を丸で囲んだのに)

    まどか(赤ペンで囲んだのに……)

    まどか(でもみんな一切そんな話題出さないし……)

    まどか(さっきからアピールしても全然効果ないし……)

    まどか(なんでだろう……)

    まどか(あれかな、一人だけ誕生日が決まってるからそれを恨まれてるのかな)

    まどか(でも、その辺は仕方のないことだって受け入れてくれてると思ってたのに……)

    まどか(……)

    まどか(やっぱりあれかな。一人だけ誕生日を祝われるのとかはちょっと都合がよすぎるのかな)

    まどか(そうだよね、うん、そんなのずるいよね)

    まどか(でも、やっぱり、みんなにおめでとうって言われたいかなーって……)

    まどか「……」

    270 = 55 :

    さやか「……」ピコピコ

    ほむら「……」ペラ

    まどか「……」ウーン


    さやか(ふふふ、悩んでるねー)

    さやか(たぶん、私達が誕生日忘れてるんじゃないかーって考えてるな)

    さやか(忘れるわけないのにねー。特に私とか付き合い長いのに)

    さやか(っていうか去年もプレゼントあげたのに)

    さやか(まぁいいや。とりあえず作戦は成功みたいだね)

    さやか(名付けて)


    さやか(まどかの誕生日を突然祝っちゃおう大作戦がね)

    271 = 55 :

    9月26日

    ――マミホーム


    さやか「というわけで、まどかの誕生日まで後一週間なわけですけど」

    マミ「プレゼントなににしようかしら。鹿目さんの欲しい物とかわかる?」

    杏子「アタシはwii uでも買うかな」

    マミ「なかなか高価なプレゼントね……」

    ほむら「働いてる人は違うわね」

    杏子「金にモノを言わせるのがアタシの主義だ」

    マミ「佐倉さんがいつの間にか嫌な大人に……」

    杏子「いいじゃん、wiiならお前等も遊べるだろ?」

    ほむら「さすがね、杏子。そこまで考えていたなんて」

    マミ「佐倉さん大好きよ」

    杏子「都合のいい奴等め……」

    272 = 55 :

    さやか「私の話を聞いて下さい」

    マミ「え?」

    杏子「なんだよ」

    ほむら「さやかはプレゼント決めたの?」

    さやか「私はまどかの聞きたがってたアーティストのアルバムを……。ってプレゼントの話は今はいいの!」

    ほむら「どうしたの急に大声をあげて……」

    杏子「うるせーぞ。マミの家は壁が薄いんだぞ」

    マミ「薄くないわよ! 失礼な」

    さやか「あの、話を聞いて……」

    273 = 55 :

    さやか「で、普通にお祝いするだけじゃ面白くないからビックリさせようってわけです」

    ほむら「ビックリって言われても……」

    マミ「どんな風に?」

    ほむら「自分の誕生日に気づいてないまどかを私達が祝って驚かせるなんて方法は無理だし……」

    杏子「まどかの奴、家中のカレンダーにペンで丸書いてるもんな」

    マミ「あれは相当楽しみにしてるわね」

    ほむら「あれだけ祝ってもらおうって待ちかまえてる人を驚かすのって難しいわよね」

    マミ「最近の鹿目さんずっと浮かれてるものね

    杏子「これで誕生パーティしなかったらどうなるんだろうな」

    ほむら「……驚くでしょうね」

    マミ「……っていうか傷つくでしょうね」

    さやか「それだよ! それ!」

    マミ「え?」

    ほむら「まさか」

    杏子「パーティーしないのか?」

    マミ「それはダメよ。鹿目さんが可哀想だわ」

    ほむら「まどかを傷つけることは許さないわよ」

    杏子「さやか……。いくらなんでもそれは酷いだろ……」

    さやか「いやいや! 違うって!」

    274 = 55 :

    さやか「つまり私が言いたいのはね……」

    ほむら「……あぁ、成程ね」

    マミ「まぁこれなら」

    杏子「ビックリはするか」

    ほむら「少し可哀想な気もするけど……」

    マミ「ねぇ」

    さやか「ほむらとマミさんはまどかに甘すぎます」

    杏子「いや、でも普通に祝うのとあんまり変わらない気もするけどな」

    さやか「いいの。やるの」

    ほむら(さやかがやりたいだけな気がしてきたわね……)

    マミ(美樹さんがやりたいだけね)

    杏子(まぁ付き合ってやるか)

    さやか「じゃあみんなの担当だけどね」

    ――――――
    ――――
    ――

    275 = 55 :

    現在

    ―ほむホーム


    さやか(ふっふっふ、作戦の内容はこう)


    誕生日に浮かれるまどか
         ↓
    でも、それに対して何の反応も示さない私達
         ↓
    まどか誕生日を忘れられてると勘違い←今ここ
         ↓
    頃合いを見て杏子がまどかを外に連れ出す
         ↓
    まどかが出かけている内にパーティーの準備
         ↓
    まどか、杏子と帰宅
         ↓
      感動のフィナーレ


    さやか(うん、完璧)

    さやか(さて、っと。そろそろかな)

    276 = 55 :

    まどか「あれ? 杏子ちゃんからメールだ」

    さやか(きた!)

    さやか「杏子から? なんて?」

    まどか「なんか私に用事みたい。行ってくるね」

    さやか「いってらー」

    ほむら「いってっらっしゃい」


    さやか「……」

    ほむら「……」

    さやか「行ったね」

    ほむら「えぇ。はぁ、まどかの元気のない姿を見るのは辛かったわ……」

    さやか「まぁまぁ、もう少しで満面の笑みを見られるから。じゃあマミさんに連絡しますかね」メルメル

    ほむら「私は飾り付けするわね」

    さやか「りょうかーい」

    277 = 55 :

    マミ「さて、と。料理を始めましょうか」

    ほむら「手伝うわ」

    マミ「ありがとう。って言っても後は簡単な物しか残ってないけどね」

    ほむら「ケーキとか、時間のかかりそうなものはあらかじめ作ってあるものね」

    さやか「さすが! 用意いいねー」

    ほむら「さやかの計画は色々と細かいところを省きすぎなのよ」

    マミ「佐倉さんに鹿目さんを任せるって言っても、もって二時間ってところでしょうしね」

    ほむら「それだけの時間で1から全部なんて無理に決まってるわ」

    マミ「美樹さんったら大まかな計画だけ立てて、その後はなにも考えてなかったものね」

    ほむら「全く……。さやかは無計画過ぎるのよ」

    さやか「あれ? いつの間にかお説教が始まってるよ?」

    278 = 55 :

    さやか「まぁそのことはもういいじゃん! 時間もないんだし、さっさと準備しよ」

    ほむら「……そうね。杏子から後1時間で帰るって連絡もあったし……」

    マミ「1時間あれば大丈夫そうね」

    さやか「じゃあ、頑張ろー!」

    「「「おー」」」


    ――1時間後


    杏子「悪いな、手伝わせて。すっかり辺りも暗いし」

    まどか「いいよー、楽しかったし」

    杏子「でも、結局あれなんだったんだろうな」

    まどか「ね、なんか途中から変形したし」

    杏子「驚いたよな。浮いたしな」

    まどか「まさか飛ぶなんて思わなかったもんね」

    杏子「まぁ、世の中にはよくわかんないものもあるってことだな」

    まどか「不思議がいっぱいだねー」

    杏子「さて、っと……」

    まどか「? どうしたの? 玄関の前で深呼吸して」

    杏子「ん? ちょっとな。帰ったぞー」ガチャ

    まどか「ただいまー」

    279 = 55 :

    まどか「? なんか真っ暗だね」

    杏子「あぁ、そうだな」

    まどか「みんな寝ちゃったとか?」

    杏子「さて、どうだろうな」

    まどか「えっと、電気電気……」

    まどか「あ、あった……」カチ




    パーン! パーン! パーン!


    まどか「ひゅえ!!? な、なに!?」


    さやか「まどか!」

    マミ「14歳の」

    ほむら「誕生日」

    杏子「おめでとう」


    まどか「え? え?」


    さやか「ささ、ここ座って」

    ほむら「上座よ」

    まどか「え? あ、うん。ありがとう」

    杏子「飾り付け気合入ってんな。……ただクリスマスツリーはないだろ」

    マミ「美樹さんがどうせならって……。私と暁美さんは反対したんだけど……」

    さやか「だってキラキラしてていいじゃないですか」

    杏子「なんだよその理由……」

    280 = 55 :

    まどか「えっと、ゴメン。これはなにかなって……」

    さやか「え? パーティーだよパーティー」

    マミ「鹿目さんのね」

    ほむら「今日誕生日でしょ?」

    まどか「え? そ、そうだけど……」

    まどか「でも、みんな私の誕生日覚えて……」

    杏子「いや、そりゃあんだけアピールされたら誰でもわかるだろ」

    まどか「え、でも。みんなそんな素振り……」

    さやか「まぁ、それはね、まどかをビックリさせてやろうかなーって」

    ほむら「知らないフリしてたのよ」

    マミ「ごめんなさい……。不安だった?」

    杏子「まぁ、許してくれ」

    まどか「あ、え。知らないフリ……」

    さやか「うん。ビックリした?」

    まどか「え? うん。ビックリしたかな……」

    281 = 55 :

    まどか「……」

    ほむら「まどか?」

    マミ「どうしたの? 俯いて……」

    杏子「腹でも痛いのか?」

    まどか「ううん、別に、そうじゃなくて……」

    まどか「じゃ、なくて……」

    ほむら「?」

    マミ「?」

    杏子「?」

    さやか「へへへ」ニヤニヤ

    282 = 55 :

    まどか「う゛ー……」ポロポロ

    マミ「え!? 鹿目さん泣いてる!?」

    ほむら「え!?」

    杏子「おいおい、なんでだよ」

    さやか「ねぇねぇまどか、ビックリした? ビックリした??」

    まどか「ビックリ、したよ、したに決まってるよ!」ポロポロ

    さやか「だよねー」

    まどか「もー! さやかちゃんでしょ! こんなこと企んだの!」ポロポロ

    さやか「あったりー」

    まどか「酷いよ! ビックリしたんだから! それにすっごく怖かったもん!」

    さやか「だよねー。まどかこういうの気にするもんねー」

    まどか「もー!!」

    283 = 55 :

    さやか「なに? 私のサプライズ嬉しくなかった?」

    まどか「う゛ー!! 嬉しいよ! 嬉しいに決まってるもん!!」

    さやか「へっへーん」

    まどか「さやかちゃんのバカー!!」


    ほむら「なにかしらあれ」

    マミ「まぁ、とにかく鹿目さんは喜んでくれてる。でいいのよね?」

    杏子「まさか泣くとはな」

    ほむら「ビックリしたわ……」

    マミ「やらかしちゃったかと思ったわ……」

    杏子(さやかはまどかが泣くのまで計算済みってわけか?」



    さやか「やーい。まどかの泣き虫ー」

    まどか「バカバカ! さやかちゃんのバカ!」


    杏子(……あいつ、まどかをからかいたい為だけにこんなことしたんじゃねーだろーな……)


    さやか「はいはい。私ってホントバカ」ケラケラ

    まどか「もーーーー!!!!!」

    284 = 55 :

    ほむら「落ち着いた?」

    まどか「うん。ごめん。なんか……」

    マミ「いいのよ。喜んでくれたのなら」

    杏子「じゃあはじめよーぜ」

    さやか「ろうそくに火つけるね」

    ほむら「電気消すわよ?」

    マミ「お願い」

    ほむら「……」カチ



    まどか「わあー……」

    マミ「ろうそくの火が揺れて綺麗ね……」

    さやか「ほら、まどかふーってやって」

    まどか「うん。……フー」

    ほむら「消えたわね」

    さやか「じゃあおめでとうの意味も込めて歌いますか」

    マミ「そうね」





    さやか「Happy birthday to you」

    ほむら「Happy birthday to you」

    杏子「Happy birthday dear まどか」

    マミ「Happy birthday to you」


    「「「「誕生日おめでとうー!!」」」」


    まどか「うぇひひ/// みんなありがとう///」

    285 = 55 :

    杏子「さてと。食おうぜ」

    さやか「いきなりだね」

    杏子「いいだろ」

    マミ「佐倉さんったら……」

    ほむら「まどかは何か食べたいものはある?」

    まどか「え? じゃあフライドチキンが欲しいかなって」

    ほむら「待ってて、取ってって、杏子」

    杏子「残念だったな。早い者勝ちだ」

    マミ「佐倉さん、今日の主役は鹿目さんよ」

    杏子「聞こえねーな」

    ほむら「全く……」

    286 = 55 :

    まどか「うぇひひ」

    さやか「どう? 楽しい?」

    まどか「さやかちゃん……。うん、楽しい」

    さやか「そっか。そりゃよかった」

    まどか「ねぇさやかちゃん」

    さやか「ん?」

    まどか「私、ほんとにビックリしたんだよ?」

    さやか「うん、知ってる」

    まどか「みんなが私の誕生日忘れてるんじゃって思ったらすっごく悲しかったし」

    さやか「それも知ってる」

    まどか「でも、悲しいのも嬉しかったんだ」

    さやか「……」

    まどか「私はみんなが大好きだから、悲しいんだって考えたら、なんだかすっごく嬉しかった」

    さやか「そっか」

    まどか「だから、ありがとう」

    さやか「うん、どういたしまして」

    まどか「……。うぇひひ」

    さやか「……。へへへ」

    まどか「さやかちゃんのばーか」

    さやか「なんだとー、まどかの泣き虫ー」


    杏子「おい、なんだか二人でけなし合いながら笑ってるぞ」

    マミ「気味が悪いわね」

    ほむら「どうしたのかしら……」



    まどか「うぇひひひひ」

    さやか「へへへへへへ」


    ほむマミ「怖い」

    287 = 55 :

    今日はここまででー。


    疲れた……。一時間くらい前に
    あれ、今日まどかの誕生日じゃん。って気づいて急いで書いたけど、なんとか今日中に間に合ってよかった……。


    というわけで、

    Happy birthdayまどかさん。

    の回でした。



    乙とかコメントくれた人ありがとうございます。
    ハッスルします。

    ただ、>>255見て思ったのが30歳はお兄さんじゃないよなーってね。。。
    おっさんだよなーってね。


    じゃあまた来週ー。







    288 :

    おつん
    まどっち誕生日おめでとう!
    間に合ってよかった

    289 :

    乙乙
    まどかおめでとう

    290 :

    そろそろかな…

    291 :

    まどか「Gが出ました」

    ほむら「まどかは頼りになるわ」

    まどか「待って、ナチュラルに私に押し付けないで」

    ほむら「嫌よ、Gは嫌よ」

    まどか「私も嫌だよ、マミさん」

    マミ「あーあー聞こえなーい」

    まどか「マミさん……」

    ほむら「どうしてこんな時に限ってさやかと杏子がいないのよ!」

    まどか「こんな時に一番頼りになるのにね」

    マミ「……ねえ知ってる?」

    ほむら「どうしたの?」

    マミ「Gって飛ぶのよ。上から下に」

    まどか「!」

    マミ「今、奴は私達の目の前の壁にいるわ」

    ほむら「そして、ちょうどマミの頭一つ分上にいるわね」

    マミ「……」

    まどか「……」

    ほむら「……

    G「」ブーン

    キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
    トンダ! コッチキタ!!
    マドカー! マドカー!

    アア! マミサンノカラダニ!!
    Gガカラダニツイタッテイウナラシヌシカナイジャナイ!!
    オチツキナサイマミ!!
    ホウチョウハアブナイヨ!!

    292 = 55 :

    杏子「かえったぞー」

    さやか「ただいまー」


    杏子「……なんだこれ」

    さやか「……部屋めちゃくちゃじゃん」

    ほむら「お、お帰りなさい」

    まどか「お、遅かったね……」

    マミ「つ、疲れたでしょう。お茶にする?」

    杏子「いや、とりあえずなにがあったのか知りたいんだけど」

    さやか「うわー、クッションズタズタ。中の綿飛び散ってるよ」

    まどか「あ、あははちょっとはしゃぎすぎちゃって」

    ほむら「若気の至りよ」

    マミ「気にしないで」

    杏子「はしゃいでって……。まぁいいや、とりあえず片づけるか」

    さやか「そだね」

    まどか「ごめんね、帰ってきたばっかりで」

    ほむら「ごめんなさい……。私の家なのに……」

    マミ「疲れてるところをごめんなさい……」

    杏子「気にすんなよ。アタシ等もしょっちゅう入り浸ってるわけだし」

    さやか「なんかここも自分の家みたいなもんだからね」

    ほむら「そう、ありがとう」

    杏子「じゃ、ちゃちゃっと片づけて飯にしようぜ。腹減った」

    さやか「ゴミ袋取ってくるね」

    まどか「私は散らばってる雑誌集めるね」

    杏子「じゃあマミは飯作ってくれよ。そんなに人数いらねーし」

    マミ「わかったわ。ごめんなさいね?」

    杏子「うまいの頼むなー」

    マミ「任せて」

    さやか「じゃあ片づけますかー」

    まどか「おー」

    293 = 55 :

    TV<消しゴムの角使ったくらいで怒るなよ

    まどか「……ふふ」

    ほむら「ふふふ」

    TV<消しゴムの 角ってww

    まどか「ふふふ」

    ほむら「ふっ、ふふ……」

    TV<けっwけっwけっwけしものの……消しゴムの 角ってww

    まどか「くくくw」

    ほむら「何回言うのよww」 


    マミ「お邪魔します。なに見てるの?」

    まどか「こんにちは。ガキの使いの罰ゲーム回です。ふふふww」

    ほむら「いらっしゃい。笑ってはいけない温泉旅館ね。消しゴムはもういいわよww」

    マミ「……あぁ罰が吹き矢のやつね。また古いわね」

    まどか「マミさんも一緒に見ましょうよ」

    ほむら「飲み物持ってくるわね」

    マミ「ありがとう」

    294 = 55 :

    まどか「……」

    ほむら「……」

    マミ「……」

    TV<いくのいけへんの?

    まどか「……ww」

    ほむら「ふふ……」

    マミ「くっw」

    TV<すっごい楽しみにしてたんや俺

    まどか「あははwww」

    ほむら「なにをよww」

    マミ「っていうかこの服装はなによww」

    295 = 55 :

    ほむら「……」

    TV<豆乳を飲むと胸が大きくなるといわれています。

    ほむら「……」

    TV<イソフラボンがいいんですかねー

    ほむら「……」

    TV<一ヶ月豆乳を飲み続けた某中学校教諭Kさん(独身)に効果の程を聞いたところ

    ほむら「……」

    TV<なんと御覧の通りの効果が!

    ほむら「!!」

    TV<胸が小さくてお悩みのあなた! 豆乳を飲んで、理想のバストを手に入れてみませんか?

    ほむら「……」ガタッ

    296 = 55 :

    ―数時間後

    さやか「あー喉乾いた……」

    さやか「なにか飲み物は、っと……」

    さやか「……」

    さやか「なにこれ」


    まどか「どうしたの?」

    さやか「これ見て。冷蔵庫の中」

    まどか「?」

    まどか「……」

    まどか「なにこれ」

    まどか「なんで冷蔵庫の中が豆乳で埋め尽くされてるの……」

    さやか「私が聞きたいよ……」

    297 = 55 :

    さやか「ちょっとほむら!」

    ほむら「なに?」

    さやか「あれなに!」

    ほむら「あれって?」

    さやか「冷蔵庫!」

    ほむら「冷蔵庫だけじゃわからないわ」

    さやか「あーもう! 豆乳だよ! 豆乳!」

    さやか「なんで冷蔵庫の中が豆乳でいっぱいなのよ!」

    ほむら「買ったからよ」

    さやか「いや、買ったからって……」

    ほむら「いいでしょ? 別に」

    さやか「いや、いいでしょって……。えー……」

    ほむら「豆乳は体にいいのよ。あなたも飲みなさ……」

    ほむら「……」ジー

    さやか「え、なに」

    ほむら「やっぱりさやかには必要ないわね」

    さやか「は?」

    ほむら「気にしないで」

    さやか「気にしないでって……」


    さやか(なんか納得いかん)

    298 = 55 :

    さやか「うーん……」

    さやか「ほむらめ……。いったい何を考えて……」


    マミ「ねぇ美樹さん」

    さやか「あ、マミさん。どうしたんですか?」

    マミ「冷蔵庫に大量にあった豆乳。あれなに?」

    さやか「私にもわかりません」

    マミ「そう……」

    さやか「? どうかしたんですか?」

    マミ「えっと……。実は飲もうとしたら暁美さんに怒られたのよ……」

    さやか「え」

    マミ「凄い形相で」


    ほむら『巴マミ! あなたはどこまで貪欲なの!!』


    マミ「って」

    さやか「えぇ……」

    マミ「私、なにか悪いことしたかしら?」

    さやか「いや、そんなはずは……。ん?」

    マミ「? どうかしたの?」

    さやか「んー……」

    マミ「?」

    さやか「あ、なんかわかったかも」

    マミ「え?」

    299 = 55 :

    ―寝室

    さやか「杏子ー、きょーこちゃーん」ユサユサ

    杏子「んぁ? なんだよ……。寝てたのに……」

    さやか「ちょっとさ、ほむらに豆乳頂戴って言ってきて」

    杏子「とーにゅー? なんで」

    さやか「いいからいいから」

    杏子「はぁ……。わかったよ……」

    300 = 55 :

    ―リビング

    杏子「なぁほむら」

    ほむら「なに?」

    杏子「冷蔵庫にある豆乳、もらっていいか?」

    ほむら「……」ジー

    ほむら「いいわよ」

    杏子(なんだ今の間は?)

    杏子「ん。さんきゅ」

    ほむら「ええ。頑張りましょう」

    杏子「は? あ、あぁ……」

    杏子(なにを頑張るんだ?)


    さやか「あー、やっぱり……」

    マミ「どうして佐倉さんは許可をもらえたのかしら……」

    さやか「それはですね……」


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