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    元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」

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    551 = 55 :

    さやか「あー……。ヤバい。これはヤバい……」

    ほむら(なにか面白い番組やってないかしら……」

    さやか「あぁ……。癒されるぅー……」

    ほむら(ダメね……。碌なのやってないわ)

    さやか「……ほむらぁ」

    ほむら「なに?」

    さやか「私ここの子になる」

    ほむら「全力で拒否するわ」

    552 = 55 :

    さやか「なんでさー。冷たいぞー」

    ほむら「ちょっと、こっちによらないで」

    さやか「えぇー……。ほむらちゃんのいけずー。そんなこと言わないでさぁー……」

    ほむら「ちょ、近い。近いから……」

    さやか「にひひ。口ではそう言ってても体は私を求めてるんだよね?」

    ほむら「何を言ってるのあなたは。んっ……。どこ触って……」

    さやか「大丈夫。さやかちゃんに全て任せなさい」

    ほむら「ええい! うっとうしい!」

    さやか「いたい!」バシーン!

    553 = 55 :

    ほむら「全く……。度が過ぎるわよ?」

    さやか「ちょっとしたお茶目なのに……」

    ほむら「なにがちょっとしたよ」

    さやか「ちぇー。まどかがやっても怒らないくせにー。贔屓だー」

    ほむら「そもそもまどかはこんなことしないわ」

    さやか「……まぁ確かに」

    ほむら「全く……。……ってちょっと」

    さやか「なに?」

    ほむら「籠にみかんが一つもないじゃない」

    さやか「……ないねー」

    ほむら「少なくとも十個はあったはずよ?」

    さやか「へー。どこいったんだろうね?」

    ほむら「あなたの目の前にある大量のそれはなにかしら?」

    さやか「ん? あぁー……。えっとねー」

    554 = 55 :







    さやか「みかんの皮、かな?」












    ほむら「覚悟はいいわね?」

    さやか「おーけーほむら。落ち着いて。アイアンクローはやめて。……ギブギブギブ!」


    555 = 55 :

    さやか「いやーゴメン。つい、ね?」

    ほむら「どうしてくれるのよ。買い置きはあれだけなのに……」

    さやか「止まらなくってさー。申し訳ない」

    ほむら「こたつにみかんが私のジャスティスなのに……。みかんのないこたつなんて、こたつであってこたつではないわ」

    さやか「そこまでいうか……」

    ほむら「寂しいわ……。空の籠が寂しいわ……。そこにあるべきものがないだけでここまで心が締め付けられるなんて……」

    さやか(ヤバい。ほむらのテンションがローに入った)

    ほむら「ただそこにいてくれるだけでいいのに……」

    さやか(まさかみかん一つでここまでになるとは……)



    <お邪魔しまーす


    さやか「あ! まどかだよ! ほら、ほむら。愛しのまどかちゃんがきたよ」

    ほむら「たとえまどかでも私のこの虚無感は埋められない……」

    さやか「え、まどかみかん以下なの」

    556 = 55 :

    まどか「外寒かったー……。ってええええぇええっぇ!?」

    まどか「そそそそそのほむらちゃん達が入ってるそれって! もしかして……」

    さやか「あ、そのくだり私がやったよ」

    まどか「じゃあいいや。おじゃましまーす」

    まどか「あぁ……。あったかい……」

    まどか「こたつはいいねぇ。リリンが生み出した文化の極みだね」

    まどか「ところで」

    ほむら「……」ズーン

    まどか「ほむらちゃんどうしたの?」

    さやか「いやー。ははは」

    557 = 55 :

    まどか「さやかちゃんが悪い」

    さやか「うん。反省してる」

    まどか「もー。ダメだよ? 私の分のみかんまで全部食べるなんて」

    さやか「って自分のことで怒ってんのかよ!」

    まどか「冗談冗談。でも、これはタイミングがよかったかな」ゴソゴソ

    さやか「なにが?」

    まどか「てぃひひ。じゃじゃーん」

    さやか「そ、それは……! 温州みかん!!」

    まどか「パパがねー。いつもお世話になってるから持っていきなさいって」

    さやか「まどかのパパナイス!」

    まどか「でしょー」

    558 = 55 :

    まどか「ほむらちゃんほむらちゃん」

    ほむら「? なにまどか。今の私は……」

    まどか「これなーんだ」

    ほむら「! そ、それは……! 温州みかん!!」

    まどか「一緒に食べよ?」

    ほむら「まどか……」

    ほむら(さすがはまどかだわ……。絶望の淵に沈む私をこうもあっさり救い出すなんて……)

    まどか「これおいしいよねー。普通のみかんより甘くて」ムキムキ

    さやか「ねー。あと、みかんならデコポンが好きかなー」ムキムキ

    ほむら「あれの旬は確か三月頃だからまだ待たないとダメね」ムキムキ

    さやか「どうでもいいけどムキムキって効果音、なんだか筋肉ムキムキ! って感じでヤだね」

    まどか「さやかちゃんがなにを言ってるのかわからないかな」

    559 = 55 :

    まどか「あー……。おいしー……」

    さやか「みかんの粒がとろける感じがたまんないよねー」

    ほむら「この深いコク……。いい仕事しているわ……」

    まどか「やっぱり冬はこたつにみかんだよね。ほっとする……」

    さやか「あぁー……。これはホントにマズイねー……」

    さやか「こたつなんて出されたらだらだらに拍車がかかるよ……」ゴロゴロ

    まどか「ねー。なんかもうなんにもしたくないやー……。ずっとこのままごろごろしたい」ゴロゴロ

    ほむら(マミがこのセリフを聞いたら怒るわね。きっと)

    560 = 55 :

    まどか「エイミーもふもふ」ダラダラ

    エイミー「にゃー」

    さやか「zzz」

    ほむら「見事にみんな堕落しきったわね。さすがはこたつ」

    まどか「ある意味本筋にそってるよね」

    ほむら「なんの話をしているのまどか」

    まどか「てぃひひ」

    561 = 55 :

    ほむら「……みかんがもうなくなったわ」

    まどか「ほんとだねー。一袋分じゃ足りなかったかな」

    さやか「zzz」

    ほむら「……みかん……」ショボーン

    まどか(ほむらちゃんがしょんぼりしてる……。まさかこんなにみかん好きだったなんて)

    まどか(うーん……。なんだか可哀想かな。買ってきてあげたほうがいいかなー……)

    まどか(うぅーん……。でも、この寒い中こたつから出て外には行きたくないし……。今日は風も強いし……)

    まどか(でもほむらちゃんにはいつもお世話になってるし……)

    まどか(ここは恩返しの意味も込めて……)チラ


    外<ビュオ――――!!!! 











    まどか(よし、諦めよう)

    562 = 55 :

    ほむら「切ない……。切ないわ……。どうしてあなた(みかん)はここにいないの……。あなたに会いたいわ……」

    まどか「うんうん。可哀想だね。よしよし」ナデナデ

    ほむら「うぅ、まどか……。ありがとう……」

    まどか「どういたしまして」ナデナデ

    さやか「zzz」



    <おーい! 手伝ってくれ!!


    ほむら「杏子?」

    まどか「杏子ちゃんだね」


    <ほむらー? いないのかー?


    ほむら「待って! すぐに行くわ!」

    まどか「なんだろ?」

    ほむら「わからないわ。行ってくるわね」

    まどか「うん」

    563 = 55 :

    ―玄関


    ほむら「どうしたの。今日は遅くなるんじゃ……ってなにこの段ボール」

    杏子「それが早く終わってさ。悪い。中に運ぶの手伝ってくれ。さすがに重いんだよ」

    ほむら「いいけど……。いくつあるの……」

    杏子「外にあるやつ含めたら10箱かな。ここまで持ってくるのに苦労したよ」

    ほむら「じゅ……。待ちなさい。もしかして全部私の家に置く気?」

    杏子「いや、さすがにそれは悪いからな。7箱くらいで」

    ほむら「それでも多いわよ」

    杏子「まぁいいじゃん。どうせすぐに片付くって」

    ほむら「はぁ……。いったいなんなのよこれ」

    杏子「なにって」

    564 = 55 :







    杏子「みかんだよ」




    ほむら「     !?     」









    565 = 55 :

    ほむら「みみみみかんですって!!?」

    杏子「うわ!? な、なんだよ急に大声だして」

    ほむら「そんなことはどうでもいいの! それよりこれがみかんって本当なの!?」

    杏子「いや、マジだけど……」

    杏子(なんだ……。ほむらのやつ、テンションおかしくないか?)

    ほむら「……」プルプル

    杏子「仕事仲間の親戚がみかんの果樹園やってるらしくてさ。毎年大量に送ってくるらしいんだけど、自分達だけじゃ処理できないからってくれたんだ」

    ほむら「……」プルプル

    杏子「あ、前にリンゴくれた人いただろ? その人なんだけどさ。その人、リンゴ果樹園やってる親戚もいるらしいんだよね」

    ほむら「……」プルプル

    杏子「でも、10箱は多いよなー……って、ほむら?」

    ほむら「……」プルプル

    杏子(なんか様子がおかしいな。震えてるぞ。西野カナかこいつは)

    ほむら「……」ピタッ

    杏子(お、止まった)

    566 = 55 :











    ほむら「やっと会えたわ……」ダキッ

    杏子「うおおおお!!?」










    567 = 55 :

    杏子「え!? なに!? どうした!? なんでアタシに抱き着いてんの!!?」

    ほむら「もう離さない……。あなたのことを……」

    杏子「え!!? なんで!? アタシなんかした!? ってか恥ずかしいから離せよ!」

    ほむら「かまわないわ。えぇ今なら、どんな服も脱ぎ捨てる」

    杏子「いつの時代もときめきはフレッーシュ!」












    杏子「なに言わせんだよ」

    ほむら「そういいつつもノリノリだったじゃない」

    568 = 55 :

    ほむら「でも、本当にでかしたわ杏子」

    杏子「まぁ、そんなに喜んでもらえたんなら嬉しいよ」

    ほむら「えぇ今年一番のファインプレーよ。さすがは杏子ね」

    杏子「いやー。そんなに褒められると照れるな。アタシは運んできただけなんだけどさ」

    ほむら「なにを言っているの。もっと自分を誇りに思いなさい。あなたのしたことは全人類から称えられてもおかしくないのよ」

    杏子「いや、それはおかしい」

    ほむら「あぁ、みかんがこんなにたくさん……。夢のようだわ……」

    杏子(えぇ……。たかがみかんでこんなに喜ぶのかよ……)

    ほむら「嬉しいわ……。ワルプルギスを倒してまどかの契約を阻止した時より嬉しいわ」

    杏子「おいこら、まどか泣くぞ」

    ほむら「さぁ、杏子! この宝の山を運びましょう! いいえ! あなたはここまで運んでくれたのだから後は私に任せなさい!」

    杏子「いや、いいよ……。結構な量だし。もともと貰ったのはアタシだし……。アタシも運ぶよ」

    ほむら「いいのよ! ここは私に任せて先に行きなさい!}

    杏子「なんだよその死亡フラグ」

    569 = 55 :

    ほむら「~♪」

    まどか「あ、おかえりー。ってなにその箱」

    ほむら「杏子様の素敵なプレゼントよ」

    まどか「杏子様って……」

    杏子「あぁー、こいつは放っておいてくれ」

    杏子「寒さにやられたんだ」

    まどか「暑さじゃなくて?」

    杏子「ああ」

    まどか「そっか。まぁこんなに寒いもんね。仕方ないかな」

    杏子「そうそう。仕方ない」

    ほむら「~♪」

    さやか「zzz」

    570 = 55 :

    杏子「あぁー……。こたつあったけー……」

    まどか「ねー。それにしてもこのみかんおいしいねー」

    ほむら「そうね。やっぱりみかんは神だわ」

    杏子「それは言い過ぎだろ。まぁでも、ほんとにうめーな」

    まどか「その親戚の人の果樹園って有名なところなのかな。この味はかなりの研究の上に出されてるものだと思うな」

    杏子「はは。なんだそれ。でもまぁ、有名なんじゃないか」

    まどか「へぇー。なんて名前の果樹園なのかな」

    杏子「確か土井果樹園だったかな」

    ほむら「土井果樹園ですって!?」

    まどか「!?」ビクッ

    さやか「ふえ!? なに!?」ビクッ

    杏子(またか……)

    571 = 55 :

    ほむら「まさかあの土井さんのみかんだったなんて……」ワナワナ

    まどか「ど、どうしたのほむらちゃん……」

    杏子「知り合いなのか?」

    ほむら「いいえ。でも話したことはあるわ」

    まどか「知り合いじゃないのに?」

    ほむら「えぇ……。土井さんの作るみかんが余りにも美味しかったから果樹園に直接ね……」

    杏子(土井さんも迷惑だったろうに……)

    ほむら「失礼ね。土井さんはみかんを食べてくれる人と話すのが楽しみの一つなのよ。だから迷惑なんかじゃないわ」

    杏子「心を読むな」

    さやか(話が全くわからない)

    572 = 55 :

    まどか「ねね。なんてお話ししたの?」

    ほむら「そうね……。あれは私が5歳の時だったわ……」

    さやか「あ、ここから回想入りまーす」

    杏子「どうしたんださやか?」

    さやか「いや、なんとなく」

    573 = 55 :

    ー 回想 ー


    ほむら(5歳)「……」ドキドキ

    <はい、土井果樹園です。

    ほむら(5歳)「! あ、あの! どいさんのみかんたべました! おいしかったです!」

    <あ、それはそれは。ありがとうございますー。喜んでもらえて嬉しいです。

    ほむら(5歳)「!!」パアアアアア

    ほむら(5歳)「は、はい! これからもおいしいみかんつくってください! おうえんしてます!」

    <はは。はい。ありがとう。こちらこそこれからもよろしくね。

    ほむら(5歳)「はい! あ、あの……。しつもんしてもいいですか?

    <えぇえぇ。もちろんです。

    ほむら(5歳)「ありがとうございます! あの、」

    574 = 55 :









    ほむら(5歳)「みかんになるにはどうしたらいいですか?」





    <!!?








    575 = 55 :

    杏子「はいストップ」

    ほむら「なによ。ここからがいいところなのに」

    杏子「なんだよ。みかんになるって。どういうことだよ」

    ほむら「わからないの?」

    杏子「いや、わかるやつの方がおかしい」

    ほむら「はぁ……。あなたはなんて愚かなの。佐倉杏子」ヤレヤレ

    杏子(うっわ。はらたつ)


    さやか「ほむらにもそんな可愛い時があったんだねー」

    まどか「ねー。みかんになりたいなんて可愛いねー」

    576 = 55 :

    ほむら「子供の頃の私は考えたわ」

    ほむら「みかんは素晴らしい。みかんは神だ。人は全てみかんに支配されるべきだと」

    杏子「あぶねー子供だな……」

    ほむら「でも悲しいことにみかんはみかん。食される側の存在」

    杏子「食いもんだからな」

    ほむら「じゃあどうすればいいのか。食される側に在るみかんをどうすれば、この星の支配者として君臨させられるか」

    杏子「すげーな。みかん一つでこんなに話が長くなるとはな」

    ほむら「そこで私は悟ったわ」




    ほむら「そうだみかんになろうと」

    杏子「はいストップ」

    577 :

    BGM:哀愁のこたつみかん

    578 = 55 :

    ほむら「なによ。なんの問題があるのよ」

    杏子「問題しかねーよ。なんでいきなりみかんになるなんて結論が出るんだよ」

    ほむら「某ブリーチでも言ってたじゃない。自分自身が斬月になることだって」

    杏子「いや、意味わからん」

    ほむら「つまり自分自身がみかんになることで、純粋なみかんとしての力を」

    杏子「いや、説明すんな。どうせ理解できないから」

    ほむら「全く、本当に仕方のない子ね。あなたは」ヤレヤレ

    杏子(うん。はらたつ)

    579 = 55 :

    まどか「あー、さやかちゃん私の剥いたみかん食べたー」

    さやか「いやー、人の剥いたみかんってなんでかおいしいよね」

    杏子「お前等二人でのほほんとすんなよ!」

    まどか「えーだって」

    さやか「っていうかあの話をまともに聞いてあげる杏子がおかしい」

    まどか「ねー」

    杏子「おいこら」

    さやか「杏子ちゃんってばなんだかんだで友達想いなんだから」

    まどか「甘やかすだけが友情じゃないよ?」

    杏子「はは。じゃあお前等みかん食べるの禁止」

    さやか「ええーー!!? 横暴だ! 理不尽だ!」

    まどか「友達なのにヒドいよ!」

    杏子「まどかは少し前の発言を見直そうな?」

    580 = 55 :

    杏子「ったく……。みかんの話だけでどんだけ尺稼ぐつもりだよ……」

    まどか「ねぇねぇ、ちなみに土井さんはなんて答えてくれたの?」

    ほむら「私の質問に対して?」

    まどか「うん」

    ほむら「しっかりお勉強をしてお友達をいっぱい作って元気に真っ直ぐ大きくなればいつか夢は叶うよって」

    さやか「なんという子供だましな」

    まどか「子供だと思って誤魔化してるよね」

    杏子「いい言葉だろ! お前等いい加減にしろよ!」

    581 = 55 :

    ほむら「えぇ……。いい言葉だわ……。ループ中もその言葉を励みに頑張ったわ……」

    ほむら「あの言葉がなければ今頃私は……」

    まどか「ほむらちゃん……」

    さやか「ほむら……」

    杏子「え、なんでお前等涙ぐんでるんだ? どこに感動する要素あった?」

    まどか「そっか……。ほむらちゃんにとって土井さんは恩人なんだね」

    杏子「え、なんで急に手の平返してんの?」

    ほむら「そうね。えぇ、そうだわ……」

    さやか「土井さんに感謝しなよ? 土井さんのおかげで今のあんたがあるんだからさ」

    杏子「いや、さやかも何言って……」

    ほむら「えぇ、これからは愛媛のある方角には足を向けて寝ないわ」

    杏子「いや、そこまでしなくても……」

    まどか「ううん、ほむらちゃんだけじゃない。私達も土井さんに感謝しないと」

    さやか「……。うん、そうだね」

    杏子「え?」

    まどか「だって、土井さんがいなかったらほむらちゃんは願いを果たせなかったんだし……。それってつまり……」

    さやか「私達も……」

    ほむら「まどか……。さやか……」

    杏子「あ、なるほどな。そういう感じか。よし、アタシ寝る」

    582 = 55 :

    まどか「ありがとう……。土井さん」

    さやか「サンキュー。土井さん」

    ほむら「感謝します。土井さん」





    こうして、ほむら達は自分達を悲劇の連鎖から救ってくれた土井さんに感謝するのであった。
    ありがとう土井さん。本当にありがとう。

    いつも冬場はあなたの蜜柑によって心も体も癒されています。
    デコポンってネーミング最高です。



    まどか「みんなも土井果樹園のみかん。食べようね!」

    杏子「どんなオチだよ」

    583 = 55 :

    ほむら「ちなみに土井さんへの電話はループ中もしていたわ」

    杏子「マジで!?」

    ほむら「えぇ、病院で目覚めた後、家に帰ってから毎回」

    杏子「毎回!?」

    ほむら「無事、病気は治りましたって」

    杏子「そんな裏話が……」

    584 = 55 :

    今日はここまででー。

    だから>>542は服着ろ。
    風邪ひくぞ!


    いやーかなり間があいたなー。
    おのれ卒論め……。


    卒論応援してくれてる人どうもアリアス!
    でもまだ終わってません!!

    明日ゼミで最後の定期報告です!



    もう何も怖くない!



    どうしよう……。


    あ、卒論の期限は1月の6日までで正直まだまだ日はあるんですけどね。
    担当の教授が冬休みに帰省するんでね。

    教授が帰る前にある程度終わらせないと意見も添削も無しで卒論出さないといけない羽目になるの。


    ファック!




    >>541なんという上手さ……。
    思わず専用フォルダを作ってしまった……。

    これは間違いなく一日に一回は見てにやにやしてしまう……。
    あとキュゥべぇその場所俺と変われ

    支援絵ありがとうございます!
    テンション激上がりです!

    なのでもう卒論とかほっといてss書きます!
    もう論文とにらめっこは嫌です!





    というわけでまた今週中に更新します。
    たぶん日曜くらいに……。


    >>577の言ってる曲が気になって聞いてみたら脳内から離れなくなった。










    585 = 55 :

    あ、なんか忘れてると思ったらマミさん出すの忘れ……。

    589 :


    相変わらずのグタグダっぷりで何よりw

    590 :

    乙乙
    みかん7箱はヤバい、2日に1箱ぐらいのペースで食わないと腐って家中がみかんの匂いに…

    591 :

    さやか「レバニラってあるじゃん」

    杏子「レバニラ?」

    さやか「そうそう」

    杏子「それがどうした?」

    さやか「いや、レバニラとニラレバってどっちが正しいのかなって」

    杏子「あぁ。なるほど。……どっちでもいいんじゃない?」ペラ

    さやか「そうだけどさ。そこはもうちょいのってくれてもいいんじゃない?」

    杏子「いま、漫画読むのに忙しい」ペラ

    さやか「……。きょーこー。きょうこちゃーん」

    杏子「うわ、なんだよ。ひっつくなよ。ウザい」

    さやか「かまえー。もっと私にかまうのだー」コチョコチョ

    杏子「ひゃひゃひゃww ちょw やめww」

    さやか「やまえてほしくば私にかまえー」コチョコチョ

    杏子「わかったww わかったからww もうやめてww」

    さやか「ふっ。勝った」

    杏子(くそう……)

    592 = 55 :

    さやか「で、さっきの続きなんだけどさ」

    杏子「レバニラかニラレバか、ね」

    さやか「そうそう」

    杏子「……レバニラじゃない? 普通はメインが先にくるだろ。よく聞くのもレバニラだしさ」

    さやか「じゃあなんでニラレバっていう呼び方もあるの?」

    杏子「そこまではしらねー。地域差とかじゃない?」

    さやか「杏子はどっち呼び?」

    杏子「レバニラ。さやかは?」

    さやか「レバニラ」

    杏子「じゃあもうニラレバのことは忘れよう。考えても答えは出ない」

    杏子「はい。解決」ペラ

    さやか「……」コチョコチョ

    杏子「わかったww わかったってwwww」

    593 = 55 :

    杏子「はぁ……。マジウザい……」

    さやか「親友ほっといて漫画を読むとか許しませーん」

    杏子(こいつ親友って言えば許されると思ってやがるな)

    杏子(……。くそう、せっかくの休みなのにさ……)

    杏子「……。っていうかこういうのはマミとかほむらに聞けよ」

    さやか「ほむらはまどかと出かけてるしなー。とりあえずマミさん呼ぼう」

    杏子「呼ぶの?」

    さやか「え、ダメ?」

    杏子「いや、アタシがっていうより。マミがさ。受験近いんじゃない?」

    さやか「あぁ、まぁでもマミさんなら余裕でしょ」

    杏子(こいつ……)

    594 = 55 :

    マミ「まぁ、大丈夫なんだけど……」

    さやか「マミさん、いらっしゃーい」

    マミ「お邪魔します」

    杏子「悪い。さやかのバカが」

    マミ「いいわよ。もう慣れたわ」

    さやか「酷い!」

    595 = 55 :

    マミ「レバニラかニラレバ?」

    さやか「そうです」

    マミ「どっちでもいいんじゃない?」

    さやか「もー、マミさんまでそんな薄情な……」

    マミ「だって、ねぇ?」

    杏子「なぁ」

    さやか「二人とも冷たいぞー」プンプン

    596 = 55 :


    さやか「まぁ、正直私もどっちでもいいとは思ってるんだけどね」

    マミ「おい」

    さやか「えへへ」

    杏子「笑ってもごまかされないぞ」

    マミ「全く」

    さやか「まぁまぁ、久しぶりにマミさんにも会いたかったですし」

    杏子「久しぶり?」

    マミ「昨日も会ったじゃない」

    さやか「あれ? そういえばそうですね……」

    杏子「……」

    マミ「……」

    さやか「……」

    597 = 55 :

    マミ「そ、それはそうと佐倉さん。みかんありがとう」

    杏子「あ、あぁ。ひと箱しか渡せなくて悪いな。ほぼほむらにとられてさ」

    マミ「十分よ。それに暁美さんの家にいけば食べられるわけだし」

    さやか「まぁそれも残り半分しかないわけだけど……」

    杏子「正直こんなにハイペースで消火するとは思わなかった」

    マミ「腐らせないように保存には気をつかったけど……。その心配は必要なさそうよね」

    杏子「ほむらを筆頭にみんなかなり食うからな」

    さやか「女の子の消火ペースじゃないよね」

    マミ(また太りそうだわ……)

    598 = 55 :

    杏子「でもまぁ、あれはほむらの家が悪いよな」

    さやか「そだね」

    マミ「暁美さんの家ってなぜだかダラけてしまうわよね」

    さやか「あ、マミさんでもそう感じます?」

    マミ「えぇ、あの空間はヤバいわね……」

    杏子「のわりにはマミは崩れないよな」

    マミ「私まで崩れたら止まらないでしょ?」

    さやか「ありがとうございます。マミさんのおかげで思う存分だらだらできます」

    マミ「どういたしまし、……。待ちなさい」

    さやか「えへへ」

    マミ「もう……」

    599 = 55 :

    さやか「でも、不思議だよねー」

    マミ「なにが?」

    さやか「なぜ、ほむらの家はあんなに人を堕落させるのか」

    杏子「酷い言いようだな」

    さやか「いや、いい意味でだよ?」

    マミ(さっきの言葉にいい意味なんてあるのかしら……)

    600 = 55 :

    杏子「まぁでも、同意見ではあるかな」

    マミ「一度家に上がってしまったら帰りたくなくなるわよね」

    さやか「帰らなくてもなんとかなりますもんね」

    杏子「アタシ等が生活する上で必要なものほむらの家に大体あるからな」

    マミ「そういえば着替えとか、いつの間にか歯ブラシとか日用品まで揃ってるはね」

    さやか「もはや自分家だね」


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