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    元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」

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    801 = 55 :

    ー翌日

    ―ほむホーム―



    杏子「っていうことがあった」

    ほむら「それはまぁ、なんというか」

    マミ「お疲れ様」

    杏子「正論なだけに言い返せないしさー」

    ほむら「確かに間違ってはないものね」

    マミ「ただ、美樹さんが言うと、ね」

    杏子「だよなー」

    802 = 55 :

    ほむら「で、肝心のさやかはまだ寝てるの?」

    杏子「あぁ、昨日徹夜で漫画読んでた。ちなみにまどかも一緒」

    マミ「はぁ……。あの子達、こんなことで受験大丈夫なのかしら」

    ほむら「まぁ、微妙なところね」

    杏子「そういうマミはどうだったんだ?」

    マミ「余裕よ」

    杏子「言い切ったな」

    ほむら「さすがね」

    803 = 55 :

    マミ「まぁ結果が出るまではわからないけどね。手ごたえはあったし、多分大丈夫よ」

    杏子「結果はいつわかるんだっけ?」

    マミ「えーっと、……。三日後ね」

    ほむら「じゃあその日はお祝いね」

    杏子「やった。うまいもんが食える」

    マミ「ふふ。これでもし、落ちてたらどうなるのかしらね」

    ほむら「その時は一晩さやかを貸すわ。存分に慰めてもらいなさい」

    マミ「そこは暁美さんが慰めてくれないのね……」

    ほむら「嫌よ。どう慰めていいのかわからないじゃない」

    杏子「冷てーやつ」

    ほむら「なんとでもいいなさい」

    804 = 55 :

    マミ「でも、高校か……」フゥ

    ほむら「? どうしたの? 溜め息なんてついて」

    杏子「なにか悩みでもあるのか?」

    マミ「……ううん。そんなんじゃないけど、ただ……」

    ほむ杏「ただ?」

    マミ「卒業、するんだなって思って」

    ほむら「……」

    杏子「……」

    805 = 55 :

    マミ「正直、前まではね。中学校を卒業することに関してはなにも感じてなかったの」

    マミ「前までは、私は魔法少女だし、どんな立場になってもただ魔女を狩る存在。だから学校になんて執着する必要はない。そう考えてたわ」

    マミ「でも、今はね……。まだ卒業したくないな。って思ってる」

    ほむら「マミ……」

    マミ「……。ふふ。あなた達のせいよ? 私がこんな気分になるのは」

    杏子「なんだよ、アタシ等のせいって」

    マミ「だって、私がいないとあなた達、ちゃんとできるのか心配なんだもの」

    ほむら「失礼ね。少なくとも私は大丈夫よ」

    杏子「おいこらほむら」

    806 = 55 :

    マミ「ふふ。でも暁美さんが一番心配なのよ?」

    ほむら「むっ」

    杏子「はは、だよなー」

    マミ「それに佐倉さんも一番心配」

    杏子「はぁ? なんだそれ」

    マミ「美樹さんも、鹿目さんも一番心配」

    ほむら「……」

    杏子「……」

    807 = 55 :

    マミ「私が、卒業しても、みんながしっかりできるか、心配で……」

    マミ「……それに、卒業したら、あなた達と、距離ができちゃうんじゃないかって……」

    マミ「だから、だから卒業、するのが……」

    さやか「とーう!!」ダーイブ

    マミ「きゃ!? み、美樹さん?」
     
    さやか「さやかちゃんでーす」

    まどか「私もいますよー」ダキッ

    マミ「ちょっと、どうしたの。2人して急に抱き着いてきて……」

    808 = 55 :

    さやか「えー、だってねー?」

    まどか「ねー?」

    マミ「?」

    さやか「目が覚めて―、なんかほむらがさやかちゃんに会いたがってる気がしたから家にきたらー」

    ほむら「別に会いたがってないわよ」

    まどか「私にはー?」

    ほむら「会いたかったわ」

    まどか「うぇひひ」

    さやか「そこ黙れ。……。まぁそんなわけでほむらの家にきてみたらー」

    809 = 55 :

    さやか「なんか、マミさんがバカみたいなこと言ってるじゃないですかー」

    マミ「な、なによバカなことって……。別に私は……」

    さやか「えー、言ったじゃないですかー。ねぇ杏子?」

    杏子「あぁ言ったな」

    マミ「佐倉さんまで……。ただ、私は卒業するのが寂しいって……」

    さやか「違いますよー。そこじゃなくて、」

    まどか「私達と距離が出来るんじゃないかーってとこだよね?」

    さやか「そうそうそこそこ」

    810 = 55 :

    マミ「……」

    さやか「ちょっとこの人なに言ってんの? って話だよねー」

    まどか「ねー」

    さやか「たかだか卒業したくらいで距離なんて出来るわけないのにねーって話だよねー」

    まどか「ねー、ひどいよねー」

    マミ「それは……」

    さやか「そりゃマミさんが私等のこと嫌になって離れていくってなったら話は別かもしれませんけどー」

    マミ「そんなこと!」

    さやか「まぁそれでもその場合は私等がマミさんが離れた分近づきますけどねー」

    マミ「!」

    まどか「それに、それ以上逃げられないように後ろに回り込むね」

    杏子「じゃあアタシは横な」

    ほむら「なら私も横ね。これで完全包囲だわ」

    マミ「……」

    811 = 55 :

    さやか「どうですか? これで距離なんて出来ないでしょう」フフン

    まどか「うぇっひっひ……。おとなしくした方が身の為ですよ」

    杏子「四面楚歌って知ってる? 学校で習ったよねぇ」

    ほむら「そういえば最近テストに出たわね」

    マミ「……」

    812 = 55 :

    さやか「マミさん?」

    杏子「急にだんまりになったな」

    ほむら「俯いてるわね」

    マミ「……ふぇ」

    まどか「!?」

    さやか「え!?」

    マミ「うええぇええぇえぇ……」ポロポロ

    杏子「お、おいなに泣いてんだよ」

    ほむら「ど、どうしたのよマミ、らしくないわよ」

    813 = 55 :

    マミ「だって、だって……。美樹さんが……」

    さやか「え、えぇ!? 私!?」

    杏子「おいさやか! 謝れ! 土下座しろ!」

    ほむら「なんて愚かなの美樹さやか! 謝りなさい!」

    まどか「さやかちゃん……。こんなのってないよ……。あんまりだよ……」

    さやか「え、ええ、と……」

    マミ「うえぇえん……」




    さやか「ご、ごめんなさーい!!」

    814 = 55 :

    杏子「ほら! マミ! さやかもこう言ってるし!」

    ほむら「綺麗な土下座よ! こんなに綺麗な土下座、滅多に見られないわよ!」

    まどか「だから泣き止んで下さい! 後でこのさやかちゃんの土下座写メ送りますから!」

    さやか「っておいまどか! それはやりすぎでしょ!?」

    815 = 55 :

    マミ「う、うぅ……」

    ほむら「ほーらほらマミの好きなケーキよー」

    杏子「紅茶もあるぞー。うまいぞー」

    まどか「猫もいますよー、可愛いですよー」

    エイミー「にゃー」

    さやか「だから泣き止んで下さいよー、ホント、この通り謝りますから!」

    マミ「う、ご、ごめんなさい……。違うのよ……」

    816 = 55 :

    マミ「別に、美樹さんが悪いってわけじゃなくて……」

    さやか「ほっ……」

    杏子「じゃあどうして急に泣き出したんだよ」

    ほむら「正直かなり焦ったわ……」

    まどか「年上の人に泣かれるとこんなに困るんだね」

    817 = 55 :

    マミ「えっと、その、嬉しくって……」

    杏子「嬉しいって……。それでなんで泣くんだよ」

    マミ「だって、卒業したらまた一人ぼっちになっちゃうんじゃないかって……」

    マミ「ううん。卒業したくらいであなた達が離れるなんて、そんなのありえないってわかってるけど……」

    マミ「やっぱり、私一人だけ別の学校に行くわけだし……、そうなったらやっぱり変わっちゃうのかなって、そう思ってたのに……」

    マミ「美樹さんが距離なんてできるわけないって言ってくれて、それにあなた達も私の傍にいてくれるって言ってくれるから……」

    マミ「だから、それが嬉しくて……。私はもう本当に一人ぼっちじゃないんだって思ったら嬉しくて……」

    マミ「……ふえええぇぇええぇ」ポロポロ

    杏子「ああああ! だから泣くなって!」

    818 = 55 :

    マミ「ううぅう……。だって、嬉しいんだもん……。しょうがないでしょー!」ポロポロ

    杏子「あぁはいはい。わかったわかった」ナデナデ

    ほむら「全くマミは相変わらず豆腐メンタルなんだから」

    さやか「それちょっと違くない?」

    まどか「うぇひひ」

    819 = 55 :

    マミ「うぅ……。落ち着いてきたわ……」

    杏子「あぁ、ほら顔が涙と鼻水でぐしゃぐしゃじゃねーか」

    ほむら「とりあえず鼻をかみなさい。はいちーんして」

    マミ「うぅ……」チーン

    まどか「はい、これタオルです」

    マミ「ありがとう……」

    さやか「これでいつものマミさんだ」

    820 = 55 :

    マミ「……。うぅ、恥ずかしいところを見られたわね……」

    杏子「まぁな」

    ほむら「ビックリしたわね」

    さやか「新鮮でしたよ?」

    まどか「マミさん可愛かったです」

    マミ「うぅ……。私のイメージが……」

    821 = 55 :

    さやか「まぁでもこれで私等の気持ちは伝わったと」

    杏子「伝わったか?」

    マミ「えぇ、それはもう……」

    ほむら「じゃあ、もう馬鹿なことは言わないことね」

    まどか「そうですよ、マミさんが卒業しても、マミさんが卒業……」

    まどか「マミさんが、卒業……?」

    さやか「え、マミさんが卒業?」

    まどさや「……」

    杏子「? どうした?」

    ほむら「震えてるわね」

    マミ「鹿目さん? 美樹さん?」







    まどさや「マミさん卒業しないでーー!!!!」ウワアアァーン!!

    マミ「え、えぇええぇえ!?」

    822 = 55 :

    まどか「マミさんが卒業するなんて嫌です!」

    さやか「どうして卒業なんてするんですか! ずっと中学生でもいいじゃないですか! サザエさん方式でいいじゃないですかー!」

    マミ「えぇ!? いやだって結構前からそんな話で進めてきたじゃない!」 

    まどか「ならせめて私達が卒業するまで待ってください! それから一緒に高校に入学しませんか!?」

    さやか「そうですよ! そしたら一緒の学年ですよ!? 完璧じゃないですか!」

    マミ「さすがにそれは嫌よ! 高校生で一年年上がいるのって結構浮くのよ!?」

    さやか「いいじゃないですか! マミさん浮くの得意だし!」

    マミ「どういう意味よ!」

    さやか「ほら、初登場で変身する時の謎ステップとか」

    まどか「一人だけ必殺技叫んだり」

    さやか「私あのステップは絶対しなきゃいけないものだと思ってたよ」

    まどか「私も。お約束だと思うよね」

    マミ「それについてはもう忘れてーー!!」



    杏子「こいつらなんの話してるんだ?」

    ほむら「さあ?」

    823 = 55 :

    さやか「うぅ、マミさんが卒業なんて……。時の流れは残酷だ……」

    杏子「お前さっきの言葉はなんだったんだよ」

    さやか「いや、マミさんが泣いてるからなんとかしなきゃって思って」

    ほむら「深く考えずに飛び込んできたわけね」

    さやか「うん」

    マミ(それに感動した私って……)

    824 = 55 :

    さやか「まぁなにはともあれマミさんが元気になってよかったよかった」

    まどか「うん、よかったよかった」

    杏子「元気に、なったのか?」

    マミ「え? そうね、うん、まぁ」

    ほむら「微妙そうじゃない」

    さやか「ですよねー」

    まどか「うぇひひ」

    杏子「こいつら……」

    さやか「だってさー」

    825 = 55 :

    マミ「ふふ、冗談よ。おかげさまで元気になったわ」

    さやか「え、マジ?」

    マミ「えぇ、マジよ」

    マミ「それに思いっきり泣けてスッキリしたわ」

    マミ「ありがとう、美樹さん。みんな」

    826 = 55 :

    さやか「……でっすよねー!」

    さやか「ほら、どうよ杏子ちゃん。マミさん元気になったって、どうよ杏子ちゃん?」

    杏子「うわ超ウゼェ……」

    さやか「ふふーん、なんとでもいえ」ドヤァ

    杏子「くっそ、たまに活躍するとすぐに調子にのりやがる……」

    ほむら「さやかが調子にのると碌な事がないわ」

    まどか「まったくさやかちゃんは……」

    さやか「待って、まどかはこっち側のはずだよね!?」

    827 = 55 :

    マミ「ふふ、あー、なんだか泣いたらお腹が減ったわね」

    マミ「そろそろご飯にしましょうか?」

    ほむら「そうね」

    杏子「やった! 今日はなに作るんだ?」

    マミ「そうねぇ。なにかリクエストはある?」

    さやか「すき焼き!」

    杏子「カレー!」

    まどか「シチュー!」

    ほむら「見事にバラバラね」

    マミ「よし、じゃあハンバーグにしましょう」

    さやか「なんで聞いたんですか!?」

    828 = 55 :

    マミ「じゃあ始めましょうか」

    ほむら「えぇ、すぐに作るから待ってて」

    杏子「りょうかーい」

    さやか「よし、まどか。ストツーしよ、私ガイルね」

    まどか「じゃあ私、ザンギエフ使おうかな」

    杏子(無理ゲーじゃねーか)

    829 = 55 :

    さやか「なぜだ……。なぜ勝てない……」

    まどか「うぇひひ」ユーウィン パーフェク!

    杏子「これでまどかの10勝0敗な」

    さやか「うわあ! 次! 次こそは!」

    まどか「うぇひひひ」

    杏子(なんでザンギで勝てるんだよ……)

    830 = 55 :

    さやか「……えい! えい!」

    まどか「無駄だよさやかちゃん」

    さやか「また吸われた!」

    まどか「うぇひひ。私の勝ちだね」

    さやか「もー! もう無理! あんたなんでこんなに強いのさ!」

    杏子「ボッコボコだったな」

    まどか「杏子ちゃんやる?」

    杏子「遠慮しとくよ。正直勝てる気がしない」

    まどか「うぇひひ」

    さやか「あー、もー……」ゴロン

    さやか「……」

    831 = 55 :

    さやか「ねぇまどか、杏子……」

    杏子「ん?」

    まどか「なーに?」ピコピコ

    さやか「マミさん、卒業しちゃうんだね……」

    杏子「……あぁ、そうだな」

    まどか「……だね」

    さやか「……寂しいね」

    杏子「……あぁ」

    まどか「……うん」

    さやか「……」

    杏子「……」

    まどか「……」

    832 = 55 :

    今日はここまででー。


    なんだかんだでこのスレももう800ですかー、早いもんですねー。



    >>793あー、そんな裏事情があったんですねー……。
    運営とか大変そうですもんねー……。



    本当にいつもタダで利用させてもらって頭が上がらないです。
    これからは運営様のいる方向に足を向けて寝ません。


    どこに住んでるのかわからないけど。





    コメントとかありがとうございます。
    皆さんのコメントでいつもご飯をおいしく食べられます。




    ではまたー






    833 :


    ストⅡって一番最初の奴か?
    だとしたら巧いってレベルじゃねぇぞ・・

    834 :

    さやかって溜め技使えなさそうだしなあ……

    835 :


    はじめてストIIに触ったときは
    波動拳もソニックブームも出せなかったなそういえば

    836 :

    おい


    おい


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