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    元スレまどか「のんびりだらだらのほほんと」

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    151 = 55 :

    まどか「ほむらちゃんには、しっぽはないみたいだね」オシリナデナデ

    ほむら「あ、は、い」

    まどか「猫さんなのにね?」オシリサスサス

    ほむら「ごめん、なさい」

    まどか「ねぇ、教えて?」

    ほむら「なにを、ですか?」

    まどか「ほむらちゃんがきもちよくなる」


    まどか「と、こ、ろ」←酔ったら一番厄介なタイプ

    ほむら「私のきもちよく……」




    杏子「よし、止めよう」

    さやか「やばいねー

    152 = 55 :

    まどか「ねぇどこ? 教えてくれたら、私が」

    ほむら「まどかさんが……?」

    まどか「気持ちよくしてあげるから……」

    ほむら「きもちよく……」

    まどか「なりたいでしょ? きもちよく、ね」

    ほむら「なり、たい……」

    まどか「じゃあほら、ちゃんと自分の口で、いって? どこがいいのか」

    ほむら「わた、しの……」

    まどか「うんうん」

    ほむら「きもちよくなるところは……」

    まどか「うんうん」

    杏子「はい、そこまで」

    さやか「しゅーりょー」

    153 = 55 :

    まどか「あーん。ほむらちゃーん」

    杏子「はいはい、黙れ」

    まどか「もー……。杏子ちゃんやきもち?」

    杏子「は?」

    まどか「ふふふ。そっかそっかー……」

    杏子「え?」

    まどか「うん、わかった」

    杏子「え、なにが?」

    まどか「大丈夫だよ。ちゃんと杏子ちゃんにもしてあげるから」ウナジナデナデ

    杏子「ひゃん! え、ちょまどか?」

    まどか「私に全部任せて?」

    杏子「え、ちょ、こわ……」

    まどか「ふふふふふふふふふ」

    154 = 55 :

    その時、佐倉杏子は恐怖した。

    これは彼女が初めて味わう恐怖であった。
    魔女との戦いにおいて、常に狩る側の立場であった彼女は今日初めて思い知った。



    これが狩られる側が抱く感情か、と。


    以前、さやかに向けて言い放った言葉を思い出す。

    弱肉強食。

    弱い者は強い者に喰われる。


    今、まさに自分は喰われようとしている。


    抗い様のない強者によって。


    目尻に涙が浮かぶ。


    嫌だ、喰われたくない。

    アタシはまだいきたくない。


    それだけが頭を支配する。


    しかし、無力な自分にはなにもできない。
    今、目の前にいるモノには自分の力では絶対に勝てない。

    いや、そもそも勝ち負け等といったものは自分には与えられていない。


    絶望。

    心中に広がる暗い感情。
    それだけが与えられている。

    こわいこわいこわい。
    いやだいやだいやだ。


    たすけて、だれかたすけて。



    そうだ、助けてもらえばいい。


    絶望の淵に沈もうとしていた彼女はそう考える。


    今、ここにはあいつがいる。

    あいつなら、きっとアタシを目の前にいる、コレから救ってくれる。


    そして、最後の希望を抱き、祈りを、願いを、杏子は叫んだ。




    杏子「さやかー!! 助けてさやかー!!!!」


    さやか「wwwwwwwwwwww」



    希望は悪魔だった。

    155 = 55 :

    まどか「大丈夫だよ杏子ちゃん」

    まどか「あなたは、私が、受け止めてあげるから」

    まどか「あなたの、祈りを、絶望で、終わらせたり、しない」


    杏子「ひい!!」

    杏子(絶望が! 絶望が迫ってくる!!)


    さやか「はーい、ここまでねー」ペシン

    まどか「ああーん」

    156 = 55 :

    杏子「こわかった、ほんとうにこわかった……」


    まどか「さやかちゃんも寂しいの?」

    さやか「はいはい、さみしいさみしい」

    まどか「うふふ、じゃあ、私が……」

    さやか「はいはい、また今度ねー」

    まどか「ふふふ、聞いて、ほむらちゃんわね、喉と背中が弱いみたいなの。でね杏子ちゃんはうなじでね」

    さやか「そっかー、そりゃ凄い」

    まどか「ふふふ、なんで私はお布団でグルグル巻きにされてるのかなって」

    さやか「危険だからねー。寝室にはマミさんが寝てるし、今のあんたをそこで寝かせるわけにはいかないからねー」

    まどか「ふふふふふふ、マミさんはきっとふとももとかが弱いよきっと、やさーしく撫でてあげたらきっとうふふふふふふふ」

    さやか「はいはい、あんたの無駄な特技はできればもう発揮しないでねー」

    まどか「ふふふふふふふふ。これはちょっとキツく縛りすぎじゃないかなって」

    さやか「しっかり縛っておかないと危ないでしょ。ここにはかよわい女の子が四人もいるんだから」

    まどか「ふふふふふふふふふふ、大丈夫四人くらい私が全部受け止めてあげるから。うふふふふふふふふ」

    さやか「よっし、これで後は転がしておいて……」

    まどか「ふふふふふふふふふ。動けないよ、全然動けないよこれ。こんなのぜったいおかしいよ」

    157 = 55 :

    さやか「あ、水飲ませないとね、はいまどかあーん」

    まどか「あーん」

    さやか「ストローくわえてー」

    まどか「あむ」

    さやか「のんでー」

    まどか「んぐんぐ」ゴクゴク

    さやか「はい、いい子だねー。トイレいきたくなったら言ってね?」

    まどか「うん」

    さやか「じゃあ寝ろ」

    まどか「りょうかーい。……zzz」


    さやか「封印完了、っと」

    158 = 55 :

    杏子「それ、もう大丈夫? 動かない?」







    さやか「だいじょう、ってとおっ! 怖がり過ぎでしょ。もう危険は去ったからこっちおいで」






    杏子「やだ、それこわい。超こわい」






    さやか「こりゃ重症だね」

    159 = 55 :

    ほむら「……」

    さやか「ほむらももう寝よっか」

    ほむら「は、はいさやかさん! ごめんなさい!」

    さやか「おっと、これはやりずらいぞ」

    ほむら「あ、あの。私、場所をとったら迷惑ですし、外で寝ます!」

    さやか「こらこらこら。待ちなって」

    ほむら「はい! 待ちます!」

    さやか「えーっと、とりあえず寝室で寝よーね? 外は危ないから」

    ほむら「す、すいません! 危ないですよね……。目の前でいきなり爆発とか……」

    さやか「うん。なんの話かサッパリだ」

    ほむら「ごめんなさいごめんなさい!! 以後気をつけますから! だから私を信じて!」

    さやか「いや、ほむらのことは信じてるよ。大切な友達、っていうか親友だと思ってるし」

    ほむら「!!」パァァ

    ほむら「さやかさん!!」ガッバァ

    さやか「おっとっと」

    ほむら「ありがとうございます! 私! 嬉しいです!!」

    さやか「あぁうん。どういたしまして」

    ほむら「ありがとうございます! ありがとうございます!!」ギュー

    さやか「……。杏子ー、たすけてー」

    160 = 55 :

    杏子「やっと片付いたな」

    さやか「苦労したね」


    ほむら「zzz」

    マミ「zzz」


    杏子「マミ、脱いでやがる……」

    さやか「ほむらも服はだけまくってるねー」

    杏子「あーもうめんどくさい。ほっとこう」

    さやか(明日の朝、修羅場だなー)

    161 = 55 :

    まどか「zzz」


    さやか「まどかも寝てるね。じゃあ私等も寝よっか」








    杏子「そうだな」









    さやか「だから遠いって」








    杏子「だってそれ危ないんだぞ!!」







    さやか「私がいるから大丈夫だって」







    杏子「……」







    さやか「ほら、こっちおいで」


    杏子「……」

    162 = 55 :

    さやか「いやー、でもみんな変わるもんだねー」

    杏子「こいつらとは一生酒のまねー」

    さやか「はは、さすがにそれは無理でしょー」

    杏子「なんでだよ」

    さやか「だってさ、私達の付き合いってきっと一生もんだよ。なら、こういう機会も何百回もあるでしょ」

    杏子「……何百は言い過ぎじゃないか?」

    さやか「そうかな?」

    杏子「そうだ」

    さやか「私はそうは思わないけどなー」

    杏子「そうか?」

    さやか「そうだよ」

    163 = 55 :

    杏子「一個、聞いていいか?」

    さやか「なに?」

    杏子「なんで、急に酒なんか飲もうって言いだしたんだ?」

    さやか「飲みたかったから!!」

    杏子「……。それだけじゃないだろ?」

    さやか「あはは、鋭いねー、杏子ちゃんは」

    杏子「茶化すなよ」

    さやか「……。うーんとね、まぁ私等って、ちょっと特殊じゃん?」

    杏子「……」

    さやか「出会い方と言い、付き合い方と言い、さ」

    杏子「まぁな」

    さやか「まぁ、普通の女の子みたいな友達のなり方じゃなかったでしょ。私と杏子なんて最初は殺しあってたし」

    杏子「昔の話だろ」

    さやか「昔の話だよ。でも、私達の昔だ。で、今日みたいな日も昔になってくわけだ」

    杏子「……」

    164 = 55 :

    さやか「みんなさ、昔を引きずってるところがあるんだよね」

    杏子「……」

    さやか「特に、マミさんとほむらと、杏子」

    杏子「……」

    さやか「昔のことは消せないよ。他の人には隠せても、自分にだけは残り続ける」

    さやか「一生残り続けるんだ」

    杏子「そう、だな」

    さやか「悔しいけどさ、私にはみんなの昔を知ることができてもそれを理解できることは無理なんだ」

    さやか「だって私はマミさんやほむらや杏子じゃないんだし」

    杏子「当然だな。他人はしょせん他人だ」

    さやか「うん。でもさ、知ることは出来るんだ」

    さやか「みんなのことを知ることは出来るんだよね」

    杏子「……」

    165 = 55 :

    さやか「だからさー。知りたいなって、一生付き合ってくことになる悪友っていうの? その悪友のことをもっと知りたいなーってね」

    杏子「それが酒を飲もうっていったわけか?」

    さやか「そ、みんなさー。こんだけ一緒にいるのにそれぞれ一歩引いたところあるじゃん?」

    杏子「さやかも含めてか?」

    さやか「まぁ、うん。あ、まどかは違うけどね」

    杏子「そうなのか?」

    さやか「うん。天然なのかな? あの子は完全に素でみんなと接してるね」

    杏子「すげーな」

    さやか「……うん。凄い。昔はあんな子じゃなかったのになー」

    杏子「へぇ、そうなんだ」

    さやか「うん。どっちかっていうと壁を作る部類だったよ」

    杏子「まどかが?」

    さやか「うん。自分に自信がなかったからかな。だから、人に対して遠慮してるところがあったな」

    166 = 55 :

    さやか「たぶん、あの一ヶ月で一番変わったのはまどかだね」

    杏子「へー……。まどかがねー……」チラ



    まどか「てぃひひひひひ……zzz」



    杏子(いや、ねーだろ)


    さやか「だから、お酒を飲んで理性を飛ばして、本音みたいなのを聞いちゃおうかってね」

    杏子「……。成程な、だからお前は完全に酔ってなかったってわけか」

    さやか「うん」

    杏子「でもさ、それじゃお前だけが本音を知ることになるんじゃないのか」

    さやか「杏子も知ってるじゃん」

    杏子「いや、そうだけど」

    さやか「はは、わかってる。うん、フェアじゃないよね」

    杏子「……」

    さやか「だけど、いきなり壁を取っ払おうってのは無理があるよねーってさ」

    杏子「……」

    さやか「特に、マミさんとほむらはそういうの気にしそうというか苦手そうだし」

    杏子「まぁ、アタシ等の保護者みたいなとこもあるしな」

    さやか「そそ、責任感強いからさ、自分がしっかりしなきゃって弱みを見せようとしないじゃん」

    杏子「周りからは強がってるのバレバレなのにな」

    さやか「そ、だからとりあえず周りから埋めて徐々に行こうかなって」

    杏子「だから記憶を消すぐらい酒を飲ませたのか?」

    さやか「あはは、当たり。まぁほむらはなんにもしなくても潰れてたけど」

    167 = 55 :

    さやか「まぁ、要約すると、みんなせっかく普通の女の子になったんだから変な壁を作らずにもっと仲良くしましょうってこと」

    杏子「なーるほどな。さやかはさやかなりに色々考えてたわけだ」

    さやか「えらい?」

    杏子「考えはえらいけど、やり方が酷い」

    さやか「あー、正直、こんなにみんな変わるとは思ってなかった」

    杏子「違う意味で壁が出来たよ。特にまどか」

    さやか「あはは、ごめんごめん」

    杏子「まぁ、いいけどな」

    さやか「うん」

    168 = 55 :

    さやか「杏子」

    杏子「んー」

    さやか「私はあんたのことももっと知りたいって思ってるからね」

    杏子「ばーか、わかってるよ」

    169 = 55 :

    さやか「なら本音、ちゃんといいなさいよ」

    杏子「そのうちな。本音を言い合うだけが、友達じゃないだろ?」

    さやか「そだね」

    杏子「お前だって、いいたいことがあるなら言えよ」

    さやか「当然。私を誰だと思ってるの? さやかちゃんだよ?」

    杏子「バカの、な」

    さやか「ひど」

    170 = 55 :

    さやか「あー、やっぱり私も酔ってるのかな、随分恥ずかしい話をしたね」

    杏子「こりゃ黒歴史確定だな」

    さやか「うっわー、消せないかなこれ」

    杏子「無理だろ。だってこれも、アタシ達の昔になるんだ」

    さやか「うっわー……。どうしよう……」

    杏子「安心しろ、大人になった時の最高の話しのネタになる」

    さやか「うわー!! やめて!!! 恥ずかしすぎる!!」

    杏子「いいだろ? 酒が進むぞー。きっと」

    さやか「……もうみんなでお酒飲まないんじゃないのー?」

    杏子「ばーか、これから一生の付き合いになるんだ。なら、こういう機会も何百回もあるだろ」

    さやか「そうかな?」

    杏子「そうだ」

    さやか「ま、お酒は二十歳になってからだけどね」

    杏子「お前が言うな」



    さやか「ははは」

    杏子「はは」

    171 = 55 :

    さやか「よっし! 寝よう!! 正直もう眠い!!!」

    杏子「そうだな、色々疲れたしな」

    さやか「正直杏子まで潰れてたらって思うとぞっとするわ」

    杏子「感謝しろよ?」

    さやか「うん、ホントありがとう」

    杏子「んー」

    172 = 55 :

    さやか「じゃ、お休みー」

    杏子「あぁお休み」


    さやか「……ありがとう」

    杏子「こっちこそ」



    さやか「……zzz」

    杏子「……zzz」

    173 = 55 :

    まどか「……」

    まどか「てぃひひ」


    まどか「みんなでのんびりだらだらのほほんと」





    まどか「こんな生活がいつまでも続いたら、それはとっても嬉しいなって」


    まどか「思ってしまうのでした」












    まどか「……トイレいきたい」

    174 = 55 :

    今日はここまででー。

    少し長くなりすぎたような……。


    まぁみなさんもお酒を飲むときは気をつけましょう。
    酔った勢いは怖いです。痛い目にあいます。


    見てくれてる人ありがとうございます。
    頑張ろうという気持ちになります。

    176 :


    最後のレスで最終回かと思ってびびったwww

    177 :

    ほむら「しかめ、さん……」
    ほむらちゃんって実はバカ…

    178 :

    まどかはアレ素かw

    179 :

    >しかめさん
    あーあ…やっちまったな

    180 :

    おつ
    だらだら飲みながら見てる

    181 :

    さやかちゃん完全勝利!

    182 :

    杏子「栗拾ってきた」

    ほむら「また、すごい量ね」

    まどか「これ全部杏子ちゃんが一人で?」

    杏子「うん」

    さやか「うわー、すごいイガイガ」ツンツン

    マミ「痛そうね」

    杏子「これでなんか作ってくれ」

    さやか「虫とか大丈夫なの?」

    杏子「ちゃんとしたとこで取ってきたから大丈夫だ」

    ほむら「圧力鍋あったかしら」

    マミ「この前私が持ってきたはずよ。ほらパスタを作る為に」

    ほむら「あ、そういえばそうね」




    ※おばあちゃんが言ってました。

    栗の殻とか渋皮とか簡単に剥く為に圧力鍋に水を適量いれて10分から15分程、加熱します。
    そうすると、簡単に剥けます。


    ちなみに家は渋皮ごと食べます。
    栄養あるんだよ。


    栗の皮剥きの詳しい方法を知りたい人はネットで検索してみてください。
    山のように出てきます。

    183 = 55 :

    マミ「なにかリクエストはある?」

    まどか「栗ごはん!」

    杏子「栗きんとん」

    さやか「モンブラン!」


    ほむら「杏子のチョイス、渋いわね」

    マミ「さすがに栗きんとんは少し時間がかかるわね……。甘露煮から作らないと」

    ほむら「今日じゃなくてもいいかしら?」

    杏子「もちろん」

    マミ「じゃあ買い物に行きましょうか、ベーキングパウダーがないわ」

    ほむら「この前のシフォンケーキで全部使ってしまったものね」


    まどか「買い物なら私が行きましょうか?」

    さやか「あ、なら私も行く」

    マミ「そう? ならお願いしようかしら」

    ほむら「悪いわね」

    さやか「いやー、なにもしないわけにはいかないでしょ」

    まどか「栗は杏子ちゃんが取ってきてくれたしねー。それくらいは」

    184 = 55 :

    マミ「じゃあ、鹿目さん達が買い物に出かけてる今の内に、下ごしらえしちゃいましょうか」

    ほむら「そうね」


    杏子「アタシ眠いから寝室で寝てていいか?」

    マミ「いいわよ。朝早かったの?」

    杏子「うん」

    ほむら「ありがとう。わざわざ早起きしてとってきてくれたのね」

    杏子「アタシが食いたかったからな」

    マミ「出来たら起こすからギリギリまで寝てていいわよ」

    杏子「んー」


    マミ「ふふ、アタシがーなんて言って」

    ほむら「この量を見たらどう考えても私達に食べさせたかったのがバレバレじゃない」

    マミ「素直じゃないわね、ほんと」

    ほむら「そうね」

    マミ「さて、お返しに出来ることは」

    ほむら「腕によりをかけて料理を作ることね」

    マミ「頑張りましょう」

    ほむら「ええ」

    185 = 55 :

    まどか「ただいまー」

    さやか「帰ったよー」


    マミ「お帰りなさい」

    ほむら「お疲れ」

    まどか「はい、材料」

    マミ「ありがとう、まだまだかかるからこれでも食べといて」

    さやか「なんですかこれ?」

    ほむら「栗のチップスよ」

    まどか「へー、あ、おいしい」

    さやか「どれどれ、あ、ほんとだ」





    殻と皮をとって薄くスライスした栗をさっと揚げて塩を振るだけ。



    カロリーが気になる人は薄くスライスした栗を平皿に乗せてレンジで10分程チンして作る栗せんもおすすめ。
    こまめにレンジを開けて混ぜてカリカリにした後、塩を振るだけで完成。

    油を使わないからこっちのほうが楽です。




    お酒のつまみにちょうどいいよ。

    186 = 55 :

    マミ「できたわよー」

    ほむら「お皿の準備してもらえる?」

    まどか「了解!」

    さやか「任せて!」


    ―寝室

    マミ「佐倉さん出来たわよ」

    杏子「ん、んん……」

    マミ「起きた?」

    杏子「うん」

    187 = 55 :

    まどか「杏子ちゃんおっはよー」

    さやか「寝癖ついてるよ」

    杏子「んんー」

    さやか「直してあげるからこっちきな」

    杏子「んー」

    ほむら「さて、と。これで用意できたわね」

    マミ「そうね」



    メニュー。

    栗ごはん。栗のから揚げ。蒸し栗。
    デザートにモンブラン。

    188 = 55 :

    まどか「では、栗を採ってきてくれた杏子ちゃんと」

    さやか「料理をしてくれたマミさんとほむら」

    マミ「買い物に行ってくれた鹿目さんと美樹さん」

    ほむら「大地の恵みに感謝して」

    杏子「いただきます」アム


    さやか「杏子フライング!」

    まどか「ズルいよ!」

    マミ「はいはい喧嘩しないの」

    ほむら「たくさんあるんだから」

    杏子「あむあむ」

    189 = 55 :

    まどか「東京スカイツリーに行ってきました」

    ほむら「どうだった?」

    まどか「上に上がるまでに三千円とられました」

    ほむら「……まぁ、しょうがないわね」

    まどか「これお土産」

    ほむら「ありがとう。東京スカイツリーの実?」

    まどか「なんでもスカイツリーのイルミネーションをゼリーにに重ねたみたいだよ」

    ほむら「なんだか無理矢理ね」

    まどか「私も思った」

    ほむら「さっそくいただくわね」

    まどか「あ、私も一つもらってもいい?」

    ほむら「もちろん」

    まどか「じゃあピーチもらおうかな」

    ほむら「私はメロンを」


    まどほむ「いただきます」


    まどか「……」モグモグ

    ほむら「……」モグモグ


    まどか(あっまい。ものすごくあまい)

    ほむら(あまいわ。ものすごくあまいわ)

    190 = 55 :

    まどか「秋だねー」

    ほむら「秋だね」

    まどか「秋と言えばなんでしょう」

    ほむら「うーん。やっぱり紅葉を楽しむとかかしら」

    まどか「熊野古道とかいきたいよね」

    ほむら「そうね」

    まどか「鳥羽でおいしい料理とか食べて温泉に入ったりね」

    ほむら「もはや中学生の発想じゃないわね」

    まどか「てぃひひ」

    ほむら「でも、そうね一度みんなで旅行にはいってみたわね」

    まどか「ねー」

    ほむら「いつか、必ず行きましょう」

    まどか「うん。約束だよ?」

    ほむら「えぇ約束」

    191 = 55 :

    杏子「……」ペラ

    まどか「あれ、それドラゴンボール?」

    杏子「ああ。全巻大人買いした」ペラ

    まどか「へー、読んでいい?」

    杏子「んー」ペラ

    まどか「……」ペラ

    杏子「……」ペラ


    ――それから数時間後


    杏子「……」ペラ

    まどか「……」ペラ

    さやか「……」ペラ

    マミ「……」ペラ

    ほむら(完全体に、完全体になりさえすれば……)ペラ


    さやか「五巻って誰か見てる?」

    マミ「ここにあるわ。はい」ペラ

    さやか「ありがとうございます」


    杏子「……」ペラ

    まどか「……」ペラ

    さやか「……」ペラ

    マミ「……」ペラ

    ほむら(笑えよ、ベジータ)ペラ

    192 = 55 :

    まどか「そういえば、この前お酒飲んだ時にほむらちゃんに名前間違えられた」

    ほむら「え?」

    まどか「しかめさんって」

    ほむら「嘘でしょ? 言ってないと思うけど……」

    まどか「言ってたよ」

    さやか(言ってたねー)

    杏子(言ってたな)

    まどか「ちょっと傷ついたかなって」

    ほむら「待って、覚えがないわ」

    まどか「……」

    ほむら「……」

    まどか「……」

    ほむら「……」




    ほむら「ごめんなさい」

    まどか「アイス一ヶ月分で」

    193 = 55 :

    今日はここまででー。



    全く友達の名前を間違えるとか酷い話ですね。
    ありえないですよね。





    ……ごめんなさい。普通に打ち間違えました。



    ちょっと反省の意味を込めてテキーラ、ショットでいってきます。



    見てくれてる人ありがとうございます。
    舞い上がるほどうれしいです。

    195 :

    秋刀魚や梨もいいけど栗もいいね
    おつほむ

    196 :

    麻雀中


    ほむら「……」タン

    マミ「……」タン

    杏子「……」タン

    さやか「……」タン

    まどか「……」ジー

    ほむら「……リーチ」タン

    マミ「……」タン

    杏子「安牌ねー……」タン

    さやか(三、六かな)タン

    まどか(なんとなくルールわかってきたかも)

    ほむら「……」タン

    マミ(……九萬……。これは、通らないかな)

    マミ(降りるしかないわね)タン

    杏子「……」タン

    さやか(マミさん降りたかな。杏子は全ツッパみたいだし……)

    さやか(まぁ、成り行きに任せよう)

    まどか(同じ牌をいっぱい揃えたら強いのかな)

    197 = 55 :

    ほむら「……」タン

    マミ「……」タン

    杏子「……」タン

    さやか(あ、杏子、三はマズイよーな……)

    ほむら「ロン」

    杏子「うえ!?」

    ほむら「メンタンピンドラ1、……裏ドラ1で満貫ね」

    杏子「あー……。やっぱキツイか……。はい8000」

    ほむら「ありがとう」

    マミ(三六待ちだったのね。降りなくてもよかったかしら)

    さやか(もうちょい回せたらテンパイだったんだけどな)

    まどか(メンタンピンってなんだろう……)

    198 = 55 :

    オーラス


    マミ「暁美さん強いわね」タン

    杏子「ポーカーフェイスだし、なに考えてるのかわかんねー」タン

    さやか「杏子はもうちょい逃げるってことも考えないと」タン

    ほむら「さやかも冷静よね。もっと猪突猛進なのかと思ってたわ」タン

    まどか「これで最後?」

    マミ「いま一位は暁美さんで、親が私だから、私以外が上がれば終わりよ」タン

    杏子「マミとほむらの点差がだいたい一万二千だからマミが跳満以上で上がればマミの逆転勝ちで終わりだけどな」タン

    さやか「まぁその跳満が難しいけどね」タン

    ほむら「そんな真似させないわ」

    まどか「ふーん」

    まどか(よくわかんないや)

    199 = 55 :

    マミ(ま、とりあえず速さよね)タン

    杏子(アタシはどう頑張っても一位は無理だしなー。いけて二位か……)タン

    さやか(今のところは二位だけど……。マミさんとはそんなに点差はないしな……。どうしよう)タン

    ほむら(……。手が重いわね。速攻は無理ね)タン

    まどか(ちょっとやってみたいかなって)

    マミ(暁美さんが四萬を出せば、鳴いて仕掛けられるんだけど……)タン

    杏子(やたらドラが重なるな。でもテンパイが遠い)タン

    さやか(一位は諦めよう。二位狙いで)タン

    ほむら(……。さやかか杏子に上がらせて終わらせましょう……)タン

    さやか「ポン」

    ほむら「はい」

    さやか「うん」タン

    さやか(とりあえずテンパイかな)

    ほむら(あそこを今、鳴くってことははったかしら……)タン

    マミ(マズイわね……。美樹さんはったかしら)タン

    杏子(うえー、さやかのやつマジかよ……。でも、降りたところでな……)タン

    さやか(こい、②、⑤)タン

    ほむら(……、ピンズっぽいわね。さすがに大きい手はないでしょうし……。ドラが一萬だから……)

    まどか(ポンっていったらもらえるのかな?)

    200 = 55 :

    ほむら(これでどう?)タン

    マミ(暁美さん……。美樹さんに上がらせて終わらせるつもりね……。⑥ピンなんて危ないところを……)

    ほむら(違ったか……)

    マミ(うーん。これはマズイわ。こうなったら暁美さんから萬子はでないでしょうし……)タン

    杏子(ヤバい、アタシ空気だ)タン

    さやか(こいこい②、⑤)タン

    ほむら(……マミがテンパる前に終わらせたいのだけど……)タン

    マミ(あら、四きたわね。ならシャボになってる八か5を鳴いて……)タン

    杏子(どうしよう……)タン

    マミ「ポン」

    杏子「ん」

    マミ「えぇ」

    マミ(張ったわ。待ちは4、7)タン

    杏子(マミもかよ……。ヤバいなー)タン

    さやか(マミさん張ったかな。たぶん索子かな)タン

    ほむら(索子ね)タン

    マミ(さすがに待ちの色はバレてそうね。でも、暁美さんはともかく佐倉さんと美樹さんからは出るでしょうね)タン

    杏子(お、手が進んだ。でもやっとリャンシャンテンか)タン

    さやか(……)タン

    ほむら(②きたわね。……。多分これね、ありがたく思いなさい美樹さやか)タン

    さやか「あ、ロン」

    マミ「あー……」

    杏子(四位か……)

    さやか「タンヤオ、赤1で2000ね」

    ほむら「はい」

    まどか(さやかちゃんほむらちゃんに勝つなんてなんてすごいなー)


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