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元スレ女騎士「女魔法使いが結婚、ですか」
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魔法使い「……先を越されちゃったわね」
戦士「なあ、あいつに話があったんだろ? 何でこんな所にコソコソ隠れてんだよ」
魔法使い「…………ばか」
僧侶「戦士さん……」
武闘家「……うむ。流石の俺も、どうかと思うぞ戦士よ」
戦士「何なんだよお前ら……」
戦士「なあ、あいつに話があったんだろ? 何でこんな所にコソコソ隠れてんだよ」
魔法使い「…………ばか」
僧侶「戦士さん……」
武闘家「……うむ。流石の俺も、どうかと思うぞ戦士よ」
戦士「何なんだよお前ら……」
呪術師「…………」
呪術師「魔王様は、勇者どもの手により滅ぼされた」
呪術師「だが、それはあくまで肉体の話だ」
呪術師「魔王様の強靭な魂は、千々にちぎれながらも、まだ生きていた」
呪術師「それを時間をかけて集め、修復。人間どもの魂を贄にさらに回復に向かいつつある」
呪術師「だが、それでも足りなかった」
呪術師「核となるものが無かったのだ」
呪術師「それを補うため、大陸の無色の、大量のエネルギーを求めて彼奴らの都に攻め入ったが」
呪術師「本来必要であった核を手に入れられたのなら、正規の手段で復活に臨んだ方が良い」
呪術師「魔王様は、勇者どもの手により滅ぼされた」
呪術師「だが、それはあくまで肉体の話だ」
呪術師「魔王様の強靭な魂は、千々にちぎれながらも、まだ生きていた」
呪術師「それを時間をかけて集め、修復。人間どもの魂を贄にさらに回復に向かいつつある」
呪術師「だが、それでも足りなかった」
呪術師「核となるものが無かったのだ」
呪術師「それを補うため、大陸の無色の、大量のエネルギーを求めて彼奴らの都に攻め入ったが」
呪術師「本来必要であった核を手に入れられたのなら、正規の手段で復活に臨んだ方が良い」
呪術師「……女神に選ばれし勇者の魂、不足ない」
呪術師「懸念していた、器の問題も解決だ。不良品のスペアはすべて廃棄しよう」
呪術師「……色の問題で候補から外してはいたが、まさか自ら黒に染まってくれようとはな」
呪術師「女神の、聖剣の力の残滓で徐々に浄化されつつあった色も、もはや固定化した」
呪術師「まだ無意識ながらも抗っているようだが、それも時間の問題よ」
呪術師「魔王様。もう暫し、お待ちください……必ずやこの手で……」
呪術師「懸念していた、器の問題も解決だ。不良品のスペアはすべて廃棄しよう」
呪術師「……色の問題で候補から外してはいたが、まさか自ら黒に染まってくれようとはな」
呪術師「女神の、聖剣の力の残滓で徐々に浄化されつつあった色も、もはや固定化した」
呪術師「まだ無意識ながらも抗っているようだが、それも時間の問題よ」
呪術師「魔王様。もう暫し、お待ちください……必ずやこの手で……」
数日後
魔法使い「魔王城には、向かわないわよ」
女騎士「えぇっ!?」
魔法使い「魔王城には、向かわないわよ」
女騎士「えぇっ!?」
女騎士「そんな、魔法使いさん……勇者さまを見捨てるんですかっ!?」
魔法使い「そ、そんなわけないでしょう。……そんな顔しないでよ」
魔法使い「正確には、前回の魔王城には向かわない、ということよ」
魔法使い「そ、そんなわけないでしょう。……そんな顔しないでよ」
魔法使い「正確には、前回の魔王城には向かわない、ということよ」
魔法使い「あれからすぐに、前回の魔王城を監視している王都の偵察隊から連絡があったわ。前回の魔王城は、先日の一件でも特に動きが無かったみたい」
武闘家「あれだけの規模の侵攻作戦だったというのに、動きが無いというのもおかしな話だな」
魔法使い「そ。つまり、呪術師たち魔王軍残党はそこを根城にはしていない。きっとどこかに拠点を移したのよ」
盗賊「そりゃあ、そうだよな。ゴロツキだって警備隊にカチコミ入れられたアジトをそのまま使い続けるわけがねえ。負けたってんなら尚更だ」
魔法使い「察しがいいじゃない。なに、経験者?」
盗賊「そいつぁ言わねえ約束ですよ」
武闘家「あれだけの規模の侵攻作戦だったというのに、動きが無いというのもおかしな話だな」
魔法使い「そ。つまり、呪術師たち魔王軍残党はそこを根城にはしていない。きっとどこかに拠点を移したのよ」
盗賊「そりゃあ、そうだよな。ゴロツキだって警備隊にカチコミ入れられたアジトをそのまま使い続けるわけがねえ。負けたってんなら尚更だ」
魔法使い「察しがいいじゃない。なに、経験者?」
盗賊「そいつぁ言わねえ約束ですよ」
女騎士「そんな……じゃあ、手がかりは」
魔法使い「今のところ、無いわね」
戦士「だがよ、このまま黙ってまた奴らが仕掛けてくるのを待てってのかよ。俺はそんなのゴメンだぜ」
魔法使い「わたしは、わたしなりの方法で調べてみるつもりよ。幸い、王都にはそれなりの魔術設備も整ってるみたいだしね」
武闘家「ふむ。残念だが、その点において我々が魔法使いに協力できることは無さそうだ。魔法使いとは別口で、足を使って調べる必要もあるだろう」
魔法使い「今のところ、無いわね」
戦士「だがよ、このまま黙ってまた奴らが仕掛けてくるのを待てってのかよ。俺はそんなのゴメンだぜ」
魔法使い「わたしは、わたしなりの方法で調べてみるつもりよ。幸い、王都にはそれなりの魔術設備も整ってるみたいだしね」
武闘家「ふむ。残念だが、その点において我々が魔法使いに協力できることは無さそうだ。魔法使いとは別口で、足を使って調べる必要もあるだろう」
僧侶「ただいま戻りました」
女騎士「あっ、僧侶さん。おかえりなさい」
武闘家「……僧侶。あまり無理をするな。顔色も良くないぞ」
僧侶「……そうも言っていられません。襲撃の件から、まだ日も経っていません……王都内の被害が少ないとは言え、王都の兵士さんたちの心身に刻まれた傷痕はとても大きいみたいです」
女騎士「わたしもお手伝いに行ったのですが……」
僧侶「あ、あはは……お、お気持ちは嬉しかったんですよ? ただ……」
女騎士「うぅ」
盗賊(僧侶の姐さん、顔が引きつってるぞ。何をやらかしたってんだ)
魔法使い(想像はつくわね)
女騎士「あっ、僧侶さん。おかえりなさい」
武闘家「……僧侶。あまり無理をするな。顔色も良くないぞ」
僧侶「……そうも言っていられません。襲撃の件から、まだ日も経っていません……王都内の被害が少ないとは言え、王都の兵士さんたちの心身に刻まれた傷痕はとても大きいみたいです」
女騎士「わたしもお手伝いに行ったのですが……」
僧侶「あ、あはは……お、お気持ちは嬉しかったんですよ? ただ……」
女騎士「うぅ」
盗賊(僧侶の姐さん、顔が引きつってるぞ。何をやらかしたってんだ)
魔法使い(想像はつくわね)
>>414
あなたが神か よろしくお願いします
あなたが神か よろしくお願いします
女騎士「わたしは……魔法使いさんはああ言いましたけど、前回の魔王城を調べてみる価値はあると思います。もしかしたら何か痕跡が残されているかもしれません」
武闘家「俺は、これまで僧侶と旅をして回った地域で怪しい所がないか調べてみることにしよう。……僧侶、行けるか」
僧侶「ええ。おおよその引き継ぎは済ませてきました。私がいなくても、兵士の皆さんについては心配いらないでしょう」
戦士「…………じゃあ、俺も」
武闘家「戦士。お前は魔法使いとともに王都に残れ」
戦士「あぁ?」
武闘家「俺は、これまで僧侶と旅をして回った地域で怪しい所がないか調べてみることにしよう。……僧侶、行けるか」
僧侶「ええ。おおよその引き継ぎは済ませてきました。私がいなくても、兵士の皆さんについては心配いらないでしょう」
戦士「…………じゃあ、俺も」
武闘家「戦士。お前は魔法使いとともに王都に残れ」
戦士「あぁ?」
戦士「俺はさっきジッとしてらんねえって……」
武闘家「はぁ。如何にも魔法使いが心配と言った風な顔で何を言うか」
戦士「なっ」
魔法使い「あら」
武闘家「それに、先の件で王都周辺の魔物も殺気立っている。騎士団も疲弊している今、王都の防衛力も心許ないが、お前がいるとなれば話は別だ」
僧侶「また魔王軍が仕掛けて来ないとも限らないですしね。魔法使いさんと戦士さんがいるならば安心です」
戦士「……チッ」
武闘家「はぁ。如何にも魔法使いが心配と言った風な顔で何を言うか」
戦士「なっ」
魔法使い「あら」
武闘家「それに、先の件で王都周辺の魔物も殺気立っている。騎士団も疲弊している今、王都の防衛力も心許ないが、お前がいるとなれば話は別だ」
僧侶「また魔王軍が仕掛けて来ないとも限らないですしね。魔法使いさんと戦士さんがいるならば安心です」
戦士「……チッ」
盗賊「じゃ、俺も単独で情報収集に動かせてもらいますよっと。ぼちぼち顔も効く方なんでね。情報網は企業秘密ってことで」
魔法使い「あら、意外ね」
盗賊「なんだよ」
魔法使い「あなたはてっきり、女騎士についていくものだと思っていたわ」
盗賊「……なに変なこと勘ぐってやがる」
魔法使い「べつに?」
魔法使い「あら、意外ね」
盗賊「なんだよ」
魔法使い「あなたはてっきり、女騎士についていくものだと思っていたわ」
盗賊「……なに変なこと勘ぐってやがる」
魔法使い「べつに?」
盗賊「俺ァ、皆さんと違ってこっちの方はからっきしなんでね。女騎士に付いてったって何の役にも立ちゃしないだろう。言いたかないが、ただの足手まといだ」
魔法使い「少しは考えたのね」
盗賊「あんた、いちいちうるさいな」
魔法使い「少しは考えたのね」
盗賊「あんた、いちいちうるさいな」
他愛ないアヘ顔Wピースもの(大好物)だとスレ開いて7日目か 触手姦も蟲姦もなし どうしてこうなった
みんな頑張って すまん寝る
みんな頑張って すまん寝る
魔法使い「じゃあ、皆にこれを渡しておくわ」
女騎士「わぁ、きれいな石ですね」
僧侶「これは……?」
魔法使い「通信用の魔石よ。簡単なことしか伝えられないけれど、これで遠くにいてもある程度のことは伝えられる。貴重な物だから無くさないでね」
武闘家「ふむ。我々のうち誰かが手掛かりを掴み次第、これを使って連絡ができるわけか」
魔法使い「ここに居る誰かが手掛かりを掴んでくれるって、わたしは信じているわ」
魔法使い「必ず、また会いましょう。きっとその時が決戦の時よ」
女騎士「わぁ、きれいな石ですね」
僧侶「これは……?」
魔法使い「通信用の魔石よ。簡単なことしか伝えられないけれど、これで遠くにいてもある程度のことは伝えられる。貴重な物だから無くさないでね」
武闘家「ふむ。我々のうち誰かが手掛かりを掴み次第、これを使って連絡ができるわけか」
魔法使い「ここに居る誰かが手掛かりを掴んでくれるって、わたしは信じているわ」
魔法使い「必ず、また会いましょう。きっとその時が決戦の時よ」
パカラッパカラッヒヒーン!
女騎士「王都を出発して数日、もう半分以上の距離は走ったでしょうか」
女騎士「……川があります。少し休憩していきましょう」
馬刺し「ヒヒーン」
焼き鳥「キィ」
女騎士「王都を出発して数日、もう半分以上の距離は走ったでしょうか」
女騎士「……川があります。少し休憩していきましょう」
馬刺し「ヒヒーン」
焼き鳥「キィ」
女騎士「こうしてお前たちと一緒に野を駆けるのも、なんだか久しぶりな気がしますね」
馬刺し「ブルルッ」
焼き鳥「キィ、キィ」
女騎士「そう言えば……以前勇者さまたちと旅をしていたときも、決戦前は王都からこの道を行ったのでした」
女騎士「もう随分前のことのように思えます」
女騎士「魔王城……まさか、またこの道を行くことになるだなんて思いもしませんでした」
女騎士「何か痕跡が残っていると良いのですが」
女騎士「……いいえ。見つけないといけませんね、必ず」
女騎士「勇者さま……どうかご無事で……」
馬刺し「ブルルッ」
焼き鳥「キィ、キィ」
女騎士「そう言えば……以前勇者さまたちと旅をしていたときも、決戦前は王都からこの道を行ったのでした」
女騎士「もう随分前のことのように思えます」
女騎士「魔王城……まさか、またこの道を行くことになるだなんて思いもしませんでした」
女騎士「何か痕跡が残っていると良いのですが」
女騎士「……いいえ。見つけないといけませんね、必ず」
女騎士「勇者さま……どうかご無事で……」
女騎士「…………」
女騎士「……………………」
キョロキョロ
女騎士「誰も、いないですよね」
女騎士「ここ数日、走りっぱなしでしたし。ここは良い感じに茂みと岩があって人目にもつきませんし」
女騎士「少しくらい、いいですよね?」
女騎士「水浴びをしていきましょう」
女騎士「馬刺し、焼き鳥。荷を頼みましたよ」
馬刺し「ヒヒーン」
焼き鳥「キィ」
女騎士「……………………」
キョロキョロ
女騎士「誰も、いないですよね」
女騎士「ここ数日、走りっぱなしでしたし。ここは良い感じに茂みと岩があって人目にもつきませんし」
女騎士「少しくらい、いいですよね?」
女騎士「水浴びをしていきましょう」
女騎士「馬刺し、焼き鳥。荷を頼みましたよ」
馬刺し「ヒヒーン」
焼き鳥「キィ」
パシャパシャ
女騎士「ふぅ……すっきりしました」
女騎士「……あまり荷から目を離してもいけませんね。僧侶さんや魔法使いさんにも言われていますし、早めに戻るとしましょう」
「ヒヒーン!」
女騎士「! 馬刺しの鳴き声……?」
焼き鳥「キィ、キィ!」バサバサッ
女騎士「や、焼き鳥まで……何かあったのですかっ」
女騎士「ふぅ……すっきりしました」
女騎士「……あまり荷から目を離してもいけませんね。僧侶さんや魔法使いさんにも言われていますし、早めに戻るとしましょう」
「ヒヒーン!」
女騎士「! 馬刺しの鳴き声……?」
焼き鳥「キィ、キィ!」バサバサッ
女騎士「や、焼き鳥まで……何かあったのですかっ」
馬刺し「ヒヒーン!」
??「わっ、わっ……なんだよこの馬! 馬のくせにっ!」
女騎士「馬刺しっ!」
タタッ
??「ほら、お前が暴れるせいで……!」
女騎士「! あ、あなたは……」
??「!!」
女騎士「子ど、も…………?」
子供「……………………」
??「わっ、わっ……なんだよこの馬! 馬のくせにっ!」
女騎士「馬刺しっ!」
タタッ
??「ほら、お前が暴れるせいで……!」
女騎士「! あ、あなたは……」
??「!!」
女騎士「子ど、も…………?」
子供「……………………」
女騎士「どうして、こんな子供がひとりでこんな所に……」
子供「…………」
子供「……………………」
バタン
女騎士「た、倒れちゃいましたっ」
女騎士「……顔が真っ赤です……いったいどうして」
女騎士「熱でもあるのでしょうか……!」
女騎士「あっ」
馬刺し「ブルルッ」
焼き鳥「キィ、キィ」
子供「…………」
子供「……………………」
バタン
女騎士「た、倒れちゃいましたっ」
女騎士「……顔が真っ赤です……いったいどうして」
女騎士「熱でもあるのでしょうか……!」
女騎士「あっ」
馬刺し「ブルルッ」
焼き鳥「キィ、キィ」
子供「…………うぅん……」
女騎士「あっ、気がつきましたか」
子供「!」
女騎士「急に倒れてしまって、びっくりしましたよ。大丈夫ですか?」
子供「あ、あんたは……」
子供「変質者の姉ちゃん」
女騎士「!?」
女騎士「あっ、気がつきましたか」
子供「!」
女騎士「急に倒れてしまって、びっくりしましたよ。大丈夫ですか?」
子供「あ、あんたは……」
子供「変質者の姉ちゃん」
女騎士「!?」
このまとめる能力の無さと中断癖やはりあなたブサメンオークの人では?
あまりの態度の悪さにVIPを追い出された
あまりの態度の悪さにVIPを追い出された
女騎士「わ、わたしは女騎士と言います。……こほん、先ほどのことは忘れてください」
子供「わ、わかったよ……変質者の女騎士さん」
女騎士「もっと他に言い方があるでしょうっ!」
子供「わ、わかったよ……変質者の女騎士さん」
女騎士「もっと他に言い方があるでしょうっ!」
女騎士「改めて聞きますが、あなたのような子供がなぜこんな所にいるのですか?」
子供「……村が魔物に襲われて、無くなった」
女騎士「!」
子供「食べ物探して歩いてたら、ちょうどあんたがそこに荷物を置いてくのが見えたんだ。それで、食い物だけでも盗って行こうとしたんだけど」
馬刺し「ブルルッ」
女騎士「なるほど」
子供「……村が魔物に襲われて、無くなった」
女騎士「!」
子供「食べ物探して歩いてたら、ちょうどあんたがそこに荷物を置いてくのが見えたんだ。それで、食い物だけでも盗って行こうとしたんだけど」
馬刺し「ブルルッ」
女騎士「なるほど」
女騎士(このまま、この子を見捨てていくことなんてできませんね……)
女騎士「……わたしがこれから向かう場所の近くに町があります。わたしにもやることがあるので、ずっとというわけには行きませんが、途中まで一緒に行きませんか?」
子供「…………」
女騎士「はい。……その町は、かつての魔王城の近くにある町。今は穏やかなはずですが、かつての戦乱の名残で、孤児院等の施設もあるはずです」
女騎士「あなたの身を落ち着ける場所もあるでしょう。どうですか?」
子供「……いいの?」
女騎士「もちろんです」
女騎士「……わたしがこれから向かう場所の近くに町があります。わたしにもやることがあるので、ずっとというわけには行きませんが、途中まで一緒に行きませんか?」
子供「…………」
女騎士「はい。……その町は、かつての魔王城の近くにある町。今は穏やかなはずですが、かつての戦乱の名残で、孤児院等の施設もあるはずです」
女騎士「あなたの身を落ち着ける場所もあるでしょう。どうですか?」
子供「……いいの?」
女騎士「もちろんです」
パカラッパカラッパカラッ……
女騎士「町に着きました」
馬刺し「ヒヒーン!」
子供「……すごい。おれの村より大きいし、人もたくさんだ……!」
女騎士(そういえば、王都の偵察隊もこの辺りを拠点にしていると聞きました)
女騎士(この子の身の置き場と合わせて、少し聞き込みをしてみましょう)
女騎士「町に着きました」
馬刺し「ヒヒーン!」
子供「……すごい。おれの村より大きいし、人もたくさんだ……!」
女騎士(そういえば、王都の偵察隊もこの辺りを拠点にしていると聞きました)
女騎士(この子の身の置き場と合わせて、少し聞き込みをしてみましょう)
町人「王都の偵察隊? ああ、それならこの町に宿を取っているよ。日中は魔王城の方に行っているんじゃないか?」
女騎士「この町を拠点にしているのですね」
町人「この間、酒場で話してるのをチラリと聞いたが何かきになることがあるとか言ってたなあ」
女騎士「!」
町人「いやいや、そんな魔物が出たとかって話じゃない。最近は王都で大変なことがあったって聞くが、ここら辺はまだ平和な方さ」
町人「俺も横から聞いた程度だからなんとも言えないな。気になるなら直接聞きに行ってみたらどうだ?」
女騎士「この町を拠点にしているのですね」
町人「この間、酒場で話してるのをチラリと聞いたが何かきになることがあるとか言ってたなあ」
女騎士「!」
町人「いやいや、そんな魔物が出たとかって話じゃない。最近は王都で大変なことがあったって聞くが、ここら辺はまだ平和な方さ」
町人「俺も横から聞いた程度だからなんとも言えないな。気になるなら直接聞きに行ってみたらどうだ?」
女騎士「情報、ありがとうございます。……あの、もう一つお聞きしたいのですが。この町にある孤児院について」
町人「ああ、それなら……」
女騎士「よかった……どうにか、あなたの身を落ち着けることができそうですね」
子供「……うん」
女騎士「こほん。もう怒ってはいませんが、あの時のように盗みなどはしてはいけませんよ?」
子供「……うん」
女騎士「あと、好き嫌いも直すように。道中の食事でもお野菜を避けていたのはわかりましたよ」
子供「う……がんばるよ」
町人「ああ、それなら……」
女騎士「よかった……どうにか、あなたの身を落ち着けることができそうですね」
子供「……うん」
女騎士「こほん。もう怒ってはいませんが、あの時のように盗みなどはしてはいけませんよ?」
子供「……うん」
女騎士「あと、好き嫌いも直すように。道中の食事でもお野菜を避けていたのはわかりましたよ」
子供「う……がんばるよ」
女騎士「それでは、わたしはこの辺りで」
子供「……ねえ、女騎士さん」
女騎士「?」
子供「あのさ……また、会えるかな。ここに、来てくれる……?」
女騎士「……ええ。きっと、また会えます」
子供「そっか……へへっ、おれも……がんばるよ」
女騎士「そろそろ。行きますね。お達者で!」
パカラッパカラッ…
子供「…………」
子供「女騎士さーーーん! 女騎士さんも元気でねーーー!」
子供「もうハダカで動き回っちゃダメだよーーー!」
女騎士「ぶっ」
子供「……ねえ、女騎士さん」
女騎士「?」
子供「あのさ……また、会えるかな。ここに、来てくれる……?」
女騎士「……ええ。きっと、また会えます」
子供「そっか……へへっ、おれも……がんばるよ」
女騎士「そろそろ。行きますね。お達者で!」
パカラッパカラッ…
子供「…………」
子供「女騎士さーーーん! 女騎士さんも元気でねーーー!」
子供「もうハダカで動き回っちゃダメだよーーー!」
女騎士「ぶっ」
ブサメンオークってのは読んだことないんだけどそんなに似てるんだろうか
中断癖とまとまりの無さについては申し訳ないと思ってるけど
中断癖とまとまりの無さについては申し訳ないと思ってるけど
魔王城 付近
女騎士「……! あれは」
女騎士「野営ですね。人がいます。向かってみましょう」
パカラッパカラッ
馬刺し「ヒヒーン!」
偵察隊員A「……ん?」
偵察隊員B「あっ、あなたは!」
偵察隊員C「女騎士様!」
女騎士「……! あれは」
女騎士「野営ですね。人がいます。向かってみましょう」
パカラッパカラッ
馬刺し「ヒヒーン!」
偵察隊員A「……ん?」
偵察隊員B「あっ、あなたは!」
偵察隊員C「女騎士様!」
女騎士「王都の偵察隊のみなさんですね。お疲れ様です」
偵察隊員A「はっ……先日は王都で大変だったと聞き及んでおります」
偵察隊員B「我々など、この今や平和な地で偵察を行なっているだけですので……」
女騎士「そんなことはありません。みなさんがこうしてここを見張って、安全を伝えてくれるだけで民は安心して眠ることができているのです。とても大事なお仕事だと思いますよ」
偵察隊員A「女騎士様……」
偵察隊員A「はっ……先日は王都で大変だったと聞き及んでおります」
偵察隊員B「我々など、この今や平和な地で偵察を行なっているだけですので……」
女騎士「そんなことはありません。みなさんがこうしてここを見張って、安全を伝えてくれるだけで民は安心して眠ることができているのです。とても大事なお仕事だと思いますよ」
偵察隊員A「女騎士様……」
女騎士「わたしは今、王都を襲撃した魔王軍の残党を追っています」
女騎士「見立てでは、ここの魔王城とは別の拠点へ移ったと思われているのですが……」
隊員「ええ。私達も交代で目を離さないようにこうして魔王城を見張っているのですが、ここ数日……いえ、ほぼ毎日ですが、魔王軍残党……特に、王都を襲うような軍勢が出入りしたなどということはありませんね」
女騎士「やはりそうですか……でも、少しでも何か手がかりが残っていないかを調べたいのです。些細なことでも構いません。教えていただけないですか?」
女騎士「見立てでは、ここの魔王城とは別の拠点へ移ったと思われているのですが……」
隊員「ええ。私達も交代で目を離さないようにこうして魔王城を見張っているのですが、ここ数日……いえ、ほぼ毎日ですが、魔王軍残党……特に、王都を襲うような軍勢が出入りしたなどということはありませんね」
女騎士「やはりそうですか……でも、少しでも何か手がかりが残っていないかを調べたいのです。些細なことでも構いません。教えていただけないですか?」
隊員A「そういえば……」
女騎士「! 何かあったのですか?」
隊員A「えぇ。大したことではないのですが……先日……ちょうど、王都襲撃の報から数日後に、飛行型の魔物……中級悪魔でしょうか。それらが何匹か魔王城から出て行ったという目撃がありました」
女騎士「魔王城から……」
女騎士「! 何かあったのですか?」
隊員A「えぇ。大したことではないのですが……先日……ちょうど、王都襲撃の報から数日後に、飛行型の魔物……中級悪魔でしょうか。それらが何匹か魔王城から出て行ったという目撃がありました」
女騎士「魔王城から……」
隊員A「ええ。あの魔王城、はぐれの魔物等がたまに寝床として使用することがあってですね。それが増えすぎた場合は軍を呼んだりして定期的に駆除しているのです」
隊員B「中級悪魔クラスなんて見たことがなかったですね。あそこに寄り付くのは低級の獣系ばかりなので」
隊員A「おまけに、そいつらが入城したところを見た者が誰もいないのです。中級悪魔なんて珍しいので、返って見逃すことなんて無いと思うのですが……」
隊員B「王都襲撃後のことですので、奴らがその件に関与していたとは思えないのですが」
女騎士「……なるほど」
隊員B「中級悪魔クラスなんて見たことがなかったですね。あそこに寄り付くのは低級の獣系ばかりなので」
隊員A「おまけに、そいつらが入城したところを見た者が誰もいないのです。中級悪魔なんて珍しいので、返って見逃すことなんて無いと思うのですが……」
隊員B「王都襲撃後のことですので、奴らがその件に関与していたとは思えないのですが」
女騎士「……なるほど」
女騎士「やはり、一度向かってみるべきですね。情報、ありがとうございます」
隊員「いえ、我々の仕事が少しでもお役に立てたのなら幸いです」
隊員「ここらはまだ平和ですが、最近の情勢を聞いて皆不安がっています。ましてや王都の襲撃……それも二度。そして、陛下の訃報……」
女騎士「…………」
隊員「あなた方、かつての英雄にばかり頼ってばかりで申し訳ない……ですが、何卒よろしくお願いします。我々にできることならば何だって協力します」
隊員「いえ、我々の仕事が少しでもお役に立てたのなら幸いです」
隊員「ここらはまだ平和ですが、最近の情勢を聞いて皆不安がっています。ましてや王都の襲撃……それも二度。そして、陛下の訃報……」
女騎士「…………」
隊員「あなた方、かつての英雄にばかり頼ってばかりで申し訳ない……ですが、何卒よろしくお願いします。我々にできることならば何だって協力します」
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